あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


胸に抱く、汚れた水。
2008年03月30日(日)


何かが、胸の中にある。
澱んだ水のように。

癒されない、何か。

きっと。
あの人の話を聞いたからだ。



あたしが、此処にいるために、
こんなに苦しむのは、おかしいって。
手段は幾らでもあるって。

分かってる。
知ってる。
でも見ない振りをしていた。

動かない、ことと、動けない、ことは、違う。
あたしを愛する、ことと、あたしを我慢させる、ことは、違う。



責めたくない。
でも、責めずにはいられない。



あたしはいつまで待てばいい?
本当に、あたしのそばにきてくれるの?
その日を待って、息を殺していることが、
あたしにとって良いことなの?







解放されたい、と思うのは、
薄紅色の桜が咲いたせい、なのかもしれない。

咲いて、散りたい。











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プリマヴェーラ。
2008年03月24日(月)

春、だからなのか。
それとも、一つの山を越えたのか。


あなたに、会いたいと思う。
切羽詰まった焦燥ではなく、
ほんのりと、灯りがともるように。

あなたに会いたくなる。
そんな瞬間がある。





きっと、一番の理由は、
華が「夏になったら引っ越そう」って言ってくれたから。
大きめの部屋を借りて、
華の持っているたくさんの本を、少しずつでも運ぶんだって。

あたしの目の前に、ようやく現実が見えてきた。

一緒に暮らせる日が、来るのだという、実感。



そう思ったら、あたしの焦燥は、
不安の裏返しなのだと、気付いた。






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一方的に頼るだけの存在にならないようにしたいけど、
嬉しかった。

目に見える未来は、あたしに、
もう少し我慢しておけるだけの、強さをくれる。




あなたに会わなくちゃ。
2008年03月16日(日)


早く、早くあなたに会わなくちゃ。


下降していく一方の情熱を。
鎮火していくばかりの恋情を。
穏やかに、緩やかに消えていこうとしている愛を。


押し止めるために。



あなたに会って、抱きしめなくちゃ。
その声で、その言葉を聞かなくちゃ。


現実が遠ざかりそうになる、予感。






沈黙が安堵にすら思える部屋で。
ときおり、切ない恋愛のメロディが響く。

もう返す言葉も億劫で。
あたしは、あなたを繋ぐ機械までも放り出す。



あなたに会わなくちゃ。
あなたを抱きしめなくちゃ。
あなたの温度を感じなくちゃ。


早く、早く、一刻も早く。
あなたを忘れないように。





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早く、取り戻さなきゃ。
あたしの情熱は凍えて、死んでしまう。




気付いているけれど。
2008年03月14日(金)


きっと、あたしと華は、うまくいかない。
うまくいかせようと努力すれば出来るけれど、
好きなだけでは、うまくいかない。


性格の違いだとか、
好みだとか、
神経質になるポイントが違ってたりとか。


そりゃ、もちろん育った環境も何もかも違うから、
噛み合わないのは仕方ない。
でも、致命的に噛み合わない時、
あたしはいろんなことを諦めて、黙る。





気遣いというの?
どうしたら相手が喜ぶかってことを、
あの子は気付かない。

あたしは意図して、あの子の嫌なことをしたりもするけど、
それは本当に、意図してやってることだから。
性格悪いのね。

でも、あの子は気付かずにそれをやる。
何度、嫌だと繰り返しても、忘れる。





あたしは諦めて、黙る。

うまくいきっこない。
距離がある今でも、こんなにも、分からない。




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それは、つまり人を愛する感性の違い、なのかな。

それとも、やっぱりあたしたちは、合わないの、だろうか。




生きてます。
2008年03月06日(木)

帰省とかいろいろ。
人生についてもいろいろ。
お財布の中身についてもいろいろ。


そんなものがのし掛かって、ちょっと息も絶え絶えになっていた。
その上、風邪をひいてしまって、ダウン。





でも、ようやく少し浮上、かな。
がんばって生きてます。





そう言えば、先週ぐらい?

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