あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


もらい風邪
2008年01月31日(木)


キスをして、腕を回して、
足を絡めて、抱き合って、
あなたの顎に、あたしのおでこ。
あたしの腰に、あなたの肘。



寒いから、寒いから、
そうやって、抱き合って過ごして、




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当然の結果だね。




感度の話。
2008年01月25日(金)

ちょっと前、喧嘩をしかけていた時。
というよりも、あたしが不満を抱えていた時。



華の指があたしの身体の中を掻き回すと、
いつも痛みが伴っていた。
爪が引っかかるから、という理由でゴムを使っていても、
いつも痛みがあった。

前はそんな場所、痛むこともなかったのに。

どうしたんだろう、と不思議に思っていた。





それが。
華があたしに約束をしてくれてたから、
今日も風邪っぴきの華は、あたしを抱いた。


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これって気持ちの違い?
やっぱり女の感度って言うのは、感情に比例するものらしい。




恋愛は人生において…
2008年01月23日(水)


恋愛は必要不可欠なのか。
あたしはイエスと答えるけれど。

恋をしなきゃ生きていけないのではなくて、
鏡のように向き合える相手が欲しい、ってことかな。
ジリジリするような焦りはもう嫌だし、
現状が、たぶん一番の幸せなのかな、と思った。



周りの話を聞いて、だけれど。



華はあたしを甘やかす。
生きていく上で、甘えを許してくれる。
面倒くさがりのあたしは、ほっとけば食事すら忘れるし、
睡眠だって、ついうっかり忘れる。
まるで母親のように叱ってくる華の存在は、
時として鬱陶しくも感じたりするけど、
きっとあたしにとっては必要なことなんだ。
生きていく上で、あたしはあんまりにも考え無しだから。



人生において、というと大きなことに思えるけれど、
結局、自分にとって必要なんだよね。

苦言も諫言も、耳を塞がずに聞きます。



まあ、そんなことを改めて考えてみて、
明日の仕事を乗り切れば、華と一緒のお休みだとか、
そろそろ新品のオモチャも使えるかな、とかウキウキしたり。
単純なのね。

昨日まで、あんなに茫然としていたのに。
考えることすら億劫で、面倒で、何もかも投げ出したかったのに、
華の手が、あたしを宥めてくれたから。



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約束、してね。
2008年01月22日(火)

話し合い、をしました。



既にメールでも華の気持ちは知っていた。
華はあたしの望みを受け入れてくれる、って。
あたしが離れていくことは許せない、って。

ただし、売り言葉に買い言葉として、

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正直、ショックだったねぇ。
それがどうしても引っかかってしまって、
あたしは不貞寝で話し合いを延ばす。



結局は、あたしの欲求に答えてくれることになった。
あたしは科せられた一言がどうしても重くて、
それと同じくして、もう一つの条件を付けた。


あたしがあなたに抱かれるたびにその一言を思い出すように、
あなたにも同等のものをあげよう。
あなたはいつもそれを思い出して、怯えていればいい。
そうして、

お願いだから、
泣きながらパニックになってしまったぐらいの、あたしの、
あたしの苦しみを忘れないで。

その代わりに、あたしは時間も感情もあなたにあげよう。
あなたが自由になれる日まで、待つことにしよう。
あなたが「唯一」だと信じて疑わないこの恋を、
あたしはずっと叶え続けよう。





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積年の夢、です。




あたしは病気、だ。
2008年01月21日(月)


精神病とかそういうのではないけれど。
むしろ病名があったらいいぐらいだけど。
あれ、病名はあるのかな。でもそんなことどうでもいい。



同性を愛する、欲情する相手として選ぶ時点で、
いわゆるマイノリティですら、今は割と一般とされている。
精神病としても認識されるぐらい。

だってカムアウトした相手のほとんどは、
「性同一性障害?」と聞いてくるぐらいだもの。

いや、あたし、普通に職場でもスカート履いてるし、髪も長いけど。

だから主に質問は、あたしではなく、
会ったこともない華に向けられている。
あたしは慣れてしまったもので、笑顔で首を振って返す。



まあ、その辺りはいいとして、だ。
目下のあたしの病気は、不安病でしょう。

性欲が強いとは自覚してたけど、これはちょっと違う、と最近気付いた。
欲求がないわけでもないけれど、
華に言ったら嫉妬されるだろうけれど、
あたしは昔から、初めて男を受け入れた時から、ずっと。
ずっと、自分の中の喪失感に喘いでいた。





どうして女なんかに生まれたんだろう。
どうして女の身体には埋められない穴があるんだろう。
これはあたしだけなのか。
あたしだけの悩みなのか。

少なくとも、あたしの周りでは、いない。




喪失感に喘いで、苦しくて喚いて、
あたしはそれを華にぶつけた。
いっそのこと、浮気でもしてしまえたら楽なのかもしれないけれど。





初めて。
ここにきて、初めて、帰ろうかと思い浮かんだ。



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明日が話し合い。




「本気の恋がしたい」
2008年01月18日(金)



あたしはしてますけど。



つい最近、職場で聞いた台詞。しかも二人から。
一人は一つ上のオネーサン。
もう一人はちょっととぼけた学生バイトの男の子。

いっそ二人でどうぞ? と思うけど、
……組み合わせ的に無理だよね。



さて、本気の恋とはなんでしょう。
あたしはしている、と書いたけど、
それがどんなものであるかは、正直説明ができない。
いわばこれは、パラドクスのようなものでしか理解できない。

本気の恋がどんなものか、それは落ちてないから見えるもの。

少し語りが入るなァ。

本気の恋の真っ最中の人には、それどころじゃないだろうし。
何よりも、その形を説明することはできないと思う。
自分の感情をきちんと言葉にするのは、とてもとても難しいもの。



ただ。
あたしの主観ですが。
相手は同性ですが。
それでも恋ですが。

本気と言われるものは、人生そのもののような気がする、のですよ。
つまりは時間をかけるもの。
一夜の恋とかでも、本気は本気だろうけど、
一番根性がいるのは、継続していくことだから。

喧嘩三昧のあたしが言う台詞じゃないなァ……ははは。

継続してます、うちは。
今のところ、二年と五ヶ月。日付はぴったりなので、まるまるそれだけ。

遠距離であったり。
その距離を埋めるために、無謀な挑戦もしたし。
修羅場もあったし。
一度、別れて。やり直して。
でもやっぱり喧嘩しながら、一緒に生きてる。



本気っていうのは、生活する中に持ち込む、っていう覚悟もいるのね。
あたしはそれを華から教わった。




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でもまぁ、26歳だからこそ、なのかも。
学生さんの恋愛とは、やっぱり違うからね。
時間の作り方も、取り組み方も、スタンスも。


結局は何のことだと言いますと。
惚気だったりする、これが結論。


あたしはあの子が大好きなのです。




延長すべきか、打ち切るか。
2008年01月17日(木)

仕事の話、ですが。
ちょっとだけ迷ってます。いや、しがない派遣なのだけれど。
人手もないし、あんまり好きな場所じゃないけど、
でも苦手な派遣さんはもうすぐ辞めるっぽいし……。

とまあ、言い訳がましく並べてみても、
結局は「残ってよ」と望まれるのが嬉しい、に尽きる。
誰かに認められるのは、嬉しい。
でもそれが、本当の意味での戦力かどうかは微妙だけれど。

もう少しあるので、華とも相談。
あたしが体調を崩して心配をかけるのは華だからね。

一人前の年齢なのに、情けないなぁ。




もう少しだけ、考えよう。





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気が弱いんじゃなくて、愛情だと思いたい。




感情教育。
2008年01月13日(日)

愛しい、とそれだけを感じられたら、
あたしはもう少しまともな人間になれると思う。

撫でてくれる手とか。
笑った顔とか。
ちょっと目を細めた、困った時の表情とか。
あたしを呼ぶ時の唇の動きとか。

そう言うものだけを愛していられたら、いいのに。

あたしは。




あたしは。




はぁ。
心が狭いのです。
イライラしているのを、自分で分かっていて、
ここは止めるべきだって気付くのに、
それをコントロールできなくて。
分かってる。
悪いのは、きっとあたしだ。



喧嘩したわけでもないのに、
沈んでいくものがある。



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抱き合って眠るベッドは温かいのに。
どこか擦れ違ってしまうのは、あたしのポジションが悪い。



見えない不幸が、少し痛い。
まだ、教育途中。




セックスの重要性について
2008年01月11日(金)

なんとゆーか、それに関して喧嘩をしました。



あたしが悪いんだけど。
あたしの病気が悪いんだけど。
悪いんだけど……。

このまま、年と共に低下してくれないかなぁ、と思ったり。
セックス無しでも生きていけるようになれたらなぁ、と思ったり。

事実、ここ数日は「したい!」という衝動もなくて。
いや、あったけど、スルーできる感じだったし。

そうしたら、平和なのになぁ、って。



喧嘩のたびに「別れる?」って聞くあたしは。
酷いやつだなぁ、と思うのです。






無欲になりたい。
自分に関して。
周りに関して。
心がもっと穏やかであればいい。
自分に対して。
あなたに対して。

だって喧嘩の翌日は、こんなにも頭が痛い。






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そもそもの価値観の違いだね、きっと。

今は、少し、怖いかも。




なんにもない
2008年01月08日(火)

日常がおとなしい。
良いこと、なんですけどね。



昨日から、華と一緒に寝てる。
蜜月リターン。
というか、まあ、少しだけ夜の時間が空くようになったから。
期間限定。今度は短い。

だからといって、濃厚な夜の生活があるわけでもない。
お互い、仕事がありますからねぇ。
貪り合ってるだけで生きていけたら幸せ。
でも、人としてダメだから。



冬には嬉しい、華の体温。
汗ばむほどの毛布の隙間で、くっついたまま。
夜中に寝苦しくて離れたりはするけど。
体温だけは、確かにあるから、嬉しい。






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気をつけなきゃ。




華が帰って、きた。
2008年01月05日(土)

バイクでお迎えに行ったら、
アレルギーで片眼が腫れてるとかで元気が無くて。

まあ、でも、ね。
おかえりなさい、なのですよ。





で、何でか二人乗りをしながら、おかしな話をしてた。
会話の発端を覚えてないんだけど、
妙な方向に……。あれ、なんでだろ。



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どこをどう突っ込めと……?
ごめんなさい、あたしにしては珍しく、軽く引いた。
いいんだけど、趣味だからいいんだけど。

リアルにお付き合いはできませんよ?



そんな話を聞いて、思い出したことが一つ。


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ああ、ソレがツボなのね。
…………もう何も言うまい。




理由知らず。
2008年01月03日(木)

元気がない、のです。

生理のせいか。
寒波のせいか。
仕事場のせいか。
それとも華が遠く離れているせいか。

たぶん、全部だ。



ままならないことが多いのを、新年早々、実感するなんて。

幸先、悪い、ですね。




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早く治ればいい。




新年、ですね。
2008年01月01日(火)

華とのんびり過ごしました。寝正月。
昨夜、日付が変わる少し前にファミレスで待ち合わせて、たらたらと年越しをし。
その後、華がドライブを希望したので、メットを取りにマンションに戻り。
それから小さいけれど、ふるーい神社に行ってきた。
縁結びで有名な神社なんだけどね。
真面目にお願いしてるあたしの横で、華と言えば、

「いちごは何をお願いしたの?」
「言わない方が叶いそうだから、言わない。華は?」
「いちごの顔見てて、願い事するの忘れてた」
「アホ」

……本末転倒というか。
このひとは病気だ。





そして、朝になって改めて会って。
花咲蟹とか、北海道のぷりぷりコーンとか、そういうの食べて。
京風雑煮を作って食べて。
女の子の日で調子の悪いあたしと、華とで、寝て過ごした。

昨日のうちに、年納めセックスはしたし、
今朝も今朝で姫始めをしたし。
というか、姫始めの直後に月のものが来たというミラクル。


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そこは喜ぶところじゃありません。



明後日から華は帰省する。
明後日の仕事明けのまま、直行でバスに乗るというので、
明日の朝にちょこっと会ってから、5日まで会えない。

久し振りに、会えない日々。



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