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2009年12月27日(日)

飽和

アウトレットパークなるところに始めて行った。
何ていうかもう・・・・。

そんなにものを作ってどーする?!という気持ち。

職がない人が居るというのに。
連日深夜まで残業という人がごろごろと居る。

そんなにも一生懸命作ったものが余っている。

雑誌が売れず、TVの視聴率も伸び悩みと言われておるが、その作り手に問いたい。

自分達の生活に雑誌を読む暇があるのか?
21時代のドラマを家に帰ってみる暇あるのか?

回り続ける歯車をもう止めよう。
働く時間を短くして、暇な時間で畑でも作るとか、何となく散歩するとか。

旅行時期の一時期集中が軽くなれば、もっと宿泊も安くなる筈。
一年に一度のイベントでなければ、過剰な料理の需要も減り、
日常から離れたバカンスを淡々と過ごせるようにもなるのでは?

地方の雇用にもなる。

なんつーか。
もう、豊かな恐慌って感じと思った。

もう、びっくりしたなぁという叩き売りっぷり。
で、何も買わなかったかっつーと買ったんですけどねw。



2009年12月23日(水)

『火と汐』見ました

山本さん演じる東刑事は真っ直ぐで初々しい刑事ちゃん。
実年齢より役設定は若いか?推定20代後半。
(30代であの変化球のなさじゃ、キャラ設定が"使えないバカ"になってしまう。)

ま、寺尾聰も定年前の設定っぽかったし、っつーことは50代後半?
およそ実年齢ー5という演技で揃えているのかも知れない。

寺尾聰演じる熊代刑事の飄々とした円熟と、
東刑事の生硬な向上心の交差は前評判通り鮮やかで、
寺尾さんの言うとおりこれは確かに続編が欲しくなる。

放映前のインタビューで山本さんとの共演に手ごたえを覚え、
彼を高く評価するコメントを残しており、ふさわしい表現が見つからないのだが・・・、
率直に嬉しかった。

嬉しかったことは、
番宣コメントや、その他媒体への宣材写真がほぼツーショだったことかな。
予想外に扱いが大きくて驚いた。


ストーリー自体については、
粗筋のような原作を良く膨らませてここまで持って来たと感心した。

刑事の交差するキャリア
親しい仲に縺れる共依存
裏に潜む押さえがたい毒

おおよそ原作を改悪したり、端折ったり(それしか選択肢がない場合もあるが)が多い中、
原作に無いものを付け加えて作品としてBrush UPさせた稀有な例じゃなかろうか。

女友達間の微妙な勝ち負け意識や意地や意地悪が、肌感覚で描かれていて、
脚本家は女ではなかろうか?と思っていたら、やはり女性。
そうだろう、そうだろう。

評判も宜しそうで良かった。

後は・・・
純粋にただ「かわいーー!」かった。
好物というわけではないが、こういうのもたまには良いかな。

余計なことをせず、ただ「ひたむきにそこにいる若手」を演じ、かつ、
"そのまんまじゃん"と技術の影を感じさせないって、案外高度な技なのではないかとも思う。
職人魂を感じた。
さすが、"オーラを畳める男"

しかし、今回はとみに肌の綺麗さが目立ったな。


2009年12月20日(日)

心に小さな磐音さまを

明日は朝イチからちょいと分岐点。
プレゼンっつーわけではないけれど、道なきところに道を作るための、第一段階。
まずは方角と大雑把な完成形を共有することが目的。

以前は、こう言おうとか説得しようとか自分の考えをアピールしようとか、
自分を実力を一毛の漏れも無く、どころか実力以上に有能であることを見せようとか思っていたなぁ
と昔を思い返していた。

前夜の今。
思うことは。
「『本当はどうしたかったの?』を見つけてあげること」by 松任谷正隆@スイートJAM
そして、心にはちっちゃな磐音さまを。

心ってどこ?
と思った時に、ころころ変わる心、揺れる気持ちは胸にあるように思うけど、
受け入れる核は仙骨の内側にまぁるく有るような気がする。
それが心(しん)なのかも知れない。

そう、ロルフィング関連の本で読んだんだけど。
ころころ変わるから心。
でも揺るがないから心(=芯)

って言うんだって。面白いね。

ということで、ココ大切なのでREPEAT。
心(=しん)にはちっちゃな磐音さまを持って相対する。
静けさを、人を思う気持ちを。

何回目だか判らないけれど、やっぱり山本さんの磐音さまを見ることが出来て良かったよ。
ストーリーやカメラワークやナレも含む演出には多々不満もあったけれど、でも合えて良かったよ。
ありがとうって素直に思う。




2009年12月18日(金)

雅様ーーーーーーーーーっ

YahooにSANSPOに(新聞も買っちまったぜ(汗))Oriconに。
動画も見ちゃったよ。
映画見るまで見ないで取っておけ!とも思ったけど、「おあずけ!」出来るはずも無く。
あ"−見ましたよ。何度も何度も見ましたさ。

「ぞくぞくするよ」
それはこっちの台詞よーっ!!と。

うーん。困った。
期待の敷居が高くなりすぎるとー。

日テレNEWS24のサイトにはこんな絶賛まで!
「山本耕史がすごい、素晴らしい演技、原作を完ぺきに再現している」いう称賛の声が日に日に高まっているという。

あーもうっ!あおるなあおるな。


ときゃいきゃいしつつ、ステラのインタを読み、
その「しーーーーーーーーん」とした静寂に恥じ入る。

喧騒と流行と思惑と功利と野心と世間には常に風が舞っている。それは誰の周りにも。
うぉんうぉんという、もしくは虫の羽音のようにぶんぶんと、そんな風の音に合わせつつも、
気持ちの奥には常にしんとした静寂を。

明るくリズミカルに。
でも心の奥に"しーん"と静けさを保つ。それはまさに"芯"ということで(笑)。

磐音さまには私も色々なことを教えていただきました。
前にも同じことを書いた気がするが、感謝とともに見送りたい。




2009年12月15日(火)

『陽炎の辻』ファイナル 他

別にそう忙しいわけではないが。

なぜか仕事が4つ重なり、あっちとこっちとあれとそれ。と言う状況。

こんな時は気の玉がぐーっと競りあがって、喉もと過ぎて、頭まで上がってきてしまう。
上からぐっと押さえて押さえて、気持ちの重心は常に低く、とイメージする。
と何か、穏やかでいられる。
それでいて、実はそのほうがすばやく動くことが出来る。

力を抜いたほうが強い。古武術の真髄。
玲圓先生=榎木孝明の本で読んだ。

玲圓先生と、言えば『陽炎の辻』14日は忘年会だったそうな。
同日の会見記事もWEB各所で読んだ。

3年間かぁ、お疲れ様でした。
やはり、一旦ここで一区切りなよう。いつか何らかの形でという芽はあるにしても。

うん。何か潮時な気はする。
2・3と骨格自体がぐらぐらしていくのが歯がゆかったし、
原作自体も最近物語の吸引力が薄いというか支点がぼーっとしている印象。

お疲れ様でした。
と感謝と共に見送りたい。
正月時代劇、FINALEは満開の拍手で見送れるといいな。

現在、HDDには火と汐/磐音さまプレマップ/彼岸島宣伝 が続けて入っていて、
流し見するのが幸せ。


『オリガ・モリソヴナの反語法』のこと。
書くの忘れてた。最後まで読んだ。
愛を持って見守りつつ、個人のテリトリーを尊重した距離感が大人な印象。
緊張感があって憧れる。

物語展開自体も起伏に富み引き付けられた。
現代と過去を行きつ戻りつする時間軸のずれがリズム感を産み、
さらに、各登場人物がもっさりしておらず、言葉が振舞いがぴちぴちと跳ねていて、元気が出る。

素敵な本でした。

3冊で500円コーナーの一冊なのが申し訳ないくらい。
勢いでまた買ってしまい、彼女のエッセイを一気に3冊読んだ。
エッセイも素敵。

十年以上前なのに、今の話?と思えるのは日本が停滞しているのか、
もしくは視点が日本に埋没していないが故に、時代の一歩先を見ることが出来た人なのか?

3:7のような印象である。


2009年12月13日(日)

『まさに私はヘドウィグでない』件

なぁんで"自分はヘドウィグだー"と思えないのかを、薄くでも一週間ずっと考えてきた。

結論。
自分は全然カタワレを求めていないからなんでしょうね。
満ち足りてるっつーか。
欠落とか欠乏感を最早感じていない。

既にYou're whole (from "Midnight radio")

鈍磨しているのか、自己欺瞞なのか、客観的事実(そんなもんがあるのか?)か否かはさておき。


と思ったところで、思い出した。

そういや、"良くも悪くも完結していて、他人が入り込める余地がない"
と言われたなぁー。
生来の情報収集癖と屁理屈がさらに完結を助長した。

言うなれば、
ある種の貝が、自分の殻の中の異物をくるんでくるんで真円の真珠にしてしまうように、
そんな綺麗なものっつーことではなく、おそらく自分の中のトゲであったり傷であったりしたものを、
もうくるんでくるんで丸くてカワイイものにしてしまったのだ。

それはごまかしであるのかもしれんが、
もう、その真珠を手のひらで転がしてめでるか、繋げてネックレスにしちまうか、その段階まで来てしまった。
欠落も欠乏も向こう傷も追い傷も、既に弄ぶおもちゃであって、痛いものではない。


「ずっと一人だったね、と言われる」
と土スタで山本さんが言っていたこと。別れ際に言われるそうだ。

聞いた時あぁこれは判る 同じこと言われてきた と思った。
でも、結果は同じであっても過程はきっと全然違う。

彼の場合、きっと間口は全方向に開かれていて、一番奥の扉、奥の奥が開かないのかも知れない。

私の場合は、きっと最初の扉がないのだろうね。
オリハルコンでコーティングされているに違いない。

だから、手遊びとしてしか、人の心を触れない。
優しかったり、可愛かったり、親切だったり、愛想良かったり。
んなもんは簡単なことなんですよ。
これだけ、HowToが流布していればね。心がなければなおさらのこと。

ってとこまで考えてさてどうしようかと。

うん。でも今悪い状態ではないのよ。
"楽しそう"って言われるし。
例えば電車の中、街歩き、すれ違うだけであっても不機嫌な人より、Happyな人の方が気分良い。

自己充足していれば、口先手先だけってあっても、人に感じ良くするのも簡単。
ま、いっかぁー。(深く考えないのも完結に至る大きな要素である)

ということで、HedwigでないWholeな私は、Henry(@ドリアングレイの肖像)のようにおもちゃを壊す誘惑に退けつつ、"この愛を分けてあげる"(Hedwig2009の千秋楽アンコールの山本さんのMessage)方向性で動くことにする。

つもりだが、平家のみならず望月は欠けるものであり、何時まで続くやら。



2009年12月10日(木)

財力も才能です

『オリガ・モリソヴナの反語法』を読んでいる。

まだ読みかけなんだけど、文中で、某バレリーナを明らかにそれとわかる仮名で出した上、
"凡庸な才能"と斬って捨ててあって、「おぉ言うねえ」と思った。
(しかもストーリー上さしたる必要性も無く)

父親がバレエ団にスタジオ立ててやった見返りにプリンシパルになったんだ、と。

実際に彼女の舞台を見る機会も無く、先日引退してしまったので、もう機会はないため、
力量についてはしらん。見たところでわかったとも思えん。

ただ、海外のコンクールでの受賞暦もなく、海外バレエ団への所属経歴もないのに、
妙に大物扱いされていることに違和感はなくはなかったので、そういうわけか・・・と腑に落ちた。

けれど、憤りはない。
バレリーナにとって容姿も才能であるならば、財力もまた才能なのだろうと思う。
自分が役を奪われる立場だったら、もちろん不条理だ!と不満で暴発しそうになるだろうが。

けれど、傍から見たら、プロorセミプロになる程度までバレエを習い続けること、
いや、そもそも子供時代にバレエを習って何年かでも続けられること、
それだけで充分"お金持ち"であり、その中でのすったもんだは、要するに、コップの中の嵐というか、
坊ちゃん嬢ちゃんのままごと、という気がして、好きにして、としか思えん。

それに彼女の身体は鍛錬の跡を感じさせる。
下手の横好きなのかもしれないが、でもただ金で役買って安穏としていたわけではないだろう。

世の中そういうもんじゃね?いいんじゃね?
との感想。


そうそう、『彼岸島』裏予告見れました!
あの絵の本を買う気にはなれず(結構ネカフェで読んだ)、思い当たる4桁を片っ端から入れていったら、すぐHIT!
貧乏人は知恵で立ち回るということでしょうかね。

雅様。
えろい。

楽しみ。いやぁこのどすけべ野郎!


2009年12月09日(水)

girlyな気分

あーもう12月も中旬かぁ。
1月になるとすぐSALEだなぁ。

今年は黒い靴は買い確定。

今の靴が革が割れてて、靴下の色が見えるんで、黒タイツしかはけない。
底も張替え、内側も張替え、ずいぶん手入れして履いたから、そろそろお別れの時期でしょう。

既に候補は4点ほど選択済。
買おうかと思ったんだけど、SALEに出るんじゃないかと色気を出してみた。
1万とか1.5とか下がんないかな・・・・。
賭けだけど、待ってみる。

後は今年は特にないかも。
スカートもパンツもジャケットも、なんだか食指が動かない。(←悪いことじゃない)

って、昨日giltでガリアーノ買いそうになったけど・・・。

でも折角都内に住んでて、フットワークも取れる状態にあるなら、
やっぱ服は自分で触ってから買いたいねと思い、取りやめた。


最近気持ちがガールズ方向に走ってる。
CuteなHedwigに煽られたかしら

ジェルネイルでもしてみるかと、色々調べてみたけれど、痛む人だと時折爪の休息も必要らしい。
続ける気なら毎月1万の出費は覚悟だし、やっぱ痛いな・・・。

質の良いベースコートでも買って、伝統的なネイルで行ってみますかね。
って、その前に爪切り止めろ!っていつも思うんだけどね・・・せっかちなもので、ついばちばち切っちゃうんだよな。
でも今度こそ!


2009年12月07日(月)

後日談

11センチヒールでとび跳ねて、腕振りまくったもんで、翌日が心配でしたが、
多少腰が重い程度で無傷。

おっ、なかなか。
伊達に身体メンテナンスに金と知識と手数を掛けてるだけあるね。
まだまだいけるぜ。

Hedwig2009千秋楽につき、色々と書き漏らしたことは6日付けに追記済。

完成度の高い作品を、熱をこめて作り上げた彼らに感謝。
無事日程を終えられたことに安堵。
この作品を見るに至った縁の連なりに感謝。

後はその思いを大切に日々を過ごす。


あ、そうそう予告あるかなーと月ゴー張っていたら予告来た。火と汐
今回はでこ刑事(でか)ではないのか・・・


2009年12月06日(日)

Hedwig and the angry inch @Zepp Tokyo 12/06(日)...加筆

順を追って。

行きのゆりかもめにて、ぽかぽかと暖かい陽気に上着を脱ぐ。
ならZepp内のロッカーではなく、VinusFort内のロッカーに手荷物と上着つっこめるなと思う。
当日の陽気と混み具合を判断条件に何パターンかの選択肢は準備済だい!

話はそれるけど。
昔、占い師に心配性と言われたことがあった。

そうでもないと思うけど。基本深く考えないし。
全然将来のこと建設的に考えないし。
かなり場当たり的な人間という自己認識。

が!AllStandingの場に行くのに、しかもコートの季節のこの時期に。
荷物と上着をどーするかを何も考えずに現場に行くとの行動パターンは自分にはない。
つか、ありえない。

公演中バックを肩から提げ、コートを両腕で抱え、しかも厚手のセーターを着込んだまま、
という人を少なからず見た。
・・・・うーん・・・。

当日のシミュレーションとかしないのか?
やっぱり自分は心配性なのか?
自分把握は自分基準だから、そこいらわかんないのよね。

本筋に戻る。

前回、かぶりつきに近い状態で見たので、今回は俯瞰を狙った。
出入り口より後方の中央部の手すり(と呼ぶのか?)をKeep。時間は13時15分。後は待つのみ。

エリア的にそんなに混んでいなかった。
・・・・ため、心置きなく踊りまくり跳ねまくってしまった。
(やりすぎかーとも思いつつ踊り好きなもので・・・あー周囲引いたかなぁ・・・
隣は間違いなく引いてたよな・・・ぶつからないようにだけは注意したんだけどね。
まぁ、落ち込まずに気持ち切り替えていこう! 楽しかったんだからいいや)

11センチヒールでJUMP!JUMP!JUMP!
はい。確かに腰にくるねーこれは。

帰宅後、お風呂に入ったら、足指が両足つった。しかも揉んでも揉んでも戻らない!
足裏の筋肉が相当疲れたらしい。(←馬鹿)
(まぁ前日ジムでZUMBAで腰振って、さらに、ファイトアタックビート(つまりパンチとキック)
で暴れたというのもある)

2時間たっぷり運動しました。(汗)
いやぁ楽しかった。


さて、舞台のこと。箇条書きで。

・最終日ということで、ALLStangingでもあり、もう開始前からお祭り状態。

・暑かった。そういや、一人倒れてた人見たけど。
床に顔があったんでびっくりした。意識はあったようだけど。
係員が介助して運び出していたようだが、ちと距離があったので見えなかった。大丈夫だっただろうか。

・コス多し。なぜか和服もいる。(出勤前か?)
・ゴス系、ロック系、モード系。かっこいいカワイイ、気合入ってる、は見てて楽しい。

・その一方。もう少し何とかならんかね。な格好の人もいる。
この服が馬鹿安のご時勢、パジャマにしてもどーかと思う衿の伸びたTシャツ着て来くる奴。
視界に入ってくれるな。
ウニクロでSANWAでシマムラで千円札一枚で綺麗な色のTくらい買えるだろうよ。
(そういうご時勢が良いと思っているわけではないが)

かっこよくなくともコスでなくとも、普通に綺麗なかっこ、
オペラでもあるまいし、普通のお出かけにみすぼらしくない程度の服を何故着れない?!

舞台に限らずホテル・レストラン・SHOPetcに行くのに、その場の雰囲気に合わせた服装をするのは、
作品を商品をその場の雰囲気を、作り上げた彼らの努力に対する一番簡単な敬意の表現方法と思う。

正直ダサいの見ると気持ちがなえる。
(年齢の問題ではない。人は死ななきゃ誰でも年をとる。
時間を経ているほど、容姿・立ち振る舞い・歩き方・服装・雰囲気は自分が作り上げたものになる。
言い訳の余地などあるもんか)

ふぅ。話を戻す。


・「フィルコリンズに歌わせようと、事務所と交渉中」の後の「ほんとよ」の柔らかさに落ちた。
今回のHedwigは登場時から、もう何だか凄く大きな包容力があった。

「あんたたちくらいまとめて面倒見ちゃうわよ!どんと来なさいよ!的な」
懐の深さっつーんですかね。

それが「ほんとよ」でふっと笑うところで、

"儚い嘘"って言ってるほうも聞いてるほうももう判ってるんだけどさ、夢見させてよ

ってな、心弱さと一抹の甘えがあって、なんかこの笑顔に金曜日に見たときもそうだったけど、
今回ももうそこで、待ち構えていたわけでなく、でも同じところで、ぐんっ!と心が揺れた。
もう、可愛くてっ。

Hedwig自体の存在が緩いというかゆったりと構えていて、安心して寄りかかれそうなクッションみたいだった。だからこそ、時折零れる可愛らしさが切ない。一層可愛らしい。

・HeadのWigを取った後の男前度が上がったような気がする。
それは覚悟の太さであるように思った。

・やっぱりMidNightRadioは良い。
金曜日に思った「今年のHedwigの印象を一言で言うと"コクーン"」との言に変更はなし。
でも千秋楽はもう最後の力を余すところ無く、人間として使ってはいけないところまで、
使い切ったような半端無いPOWERを感じた。渾身のMidNightRadioだった。

振り絞るような力強さ。吹き上げる生命力。
マグマのような赤い盛り上がり。なのにエネルギーが一度彼から外に出ると、
何故か白・・・なのが面白いね。

赤い血液が白い乳になるようなものかもしれない。

ただ、コクーンの種が放射される・・・というスピード感を持った志向性はなく・・・、
そうだ、あれだ。マリンスノー。
白くてキラキラとしたマリンスノーが天井から降り注いでいた。

種は人に当たるとふわっと広がって乳白色のシャボン玉のように人を包む。
光は身体にゆっくりと染み入る。細胞が伸びをする・・・・。
暖かく、優しく、許される感じ。

本来の生き生きとした生命感のまま伸び伸びとそこにいて良いのだと。
誰かの基準や、相対評価ではなく、自分の命を生きれば良いのだと。
そんな愛で包まれていた。

登場時から前半の姉御的な佇まいと表現は違っても根は一緒なんだろうが、
今回のHedwigは以前より母性が強くなってるのかもしれん。

・アンコールはSugarDaddyとAngryInchと。ダブルアンコールで、無常の幸せだ!OriginOfLove。
もう言葉は全然正確覚えていないけど、アンコール時のメッセージ。

「よろいをはいで、人を愛して見てください」
の後に「裏切られてみてください」と続けたところに、
山本耕史さんの一貫した人間性への期待の地平を見る。

「よーするに期待値が低いということ?」と言えばそれまでなのだが、そういうことではなく(そうでもあるとも思うけど)
低く持ちつつも、それでも尚人を愛し信じる強さが、彼の一筋縄ではいかない面白さでもあり、
さらには、憧れの強さでもある。

・同じくアンコールの言葉。「この愛を広めてください」(多分表現は全然違う。もう自分脳細胞死んでる)
この舞台で受け取った愛を。
自分を愛し、周りの人を愛し、まだ合ったこともない、合うこともないかもしれない、世界の何処かの誰かを愛して生きる。

あぁこれはつまりSEASONS OF LOVEのShare love, Give love,Spread loveだーと。
聞いて真っ先に思った。『RENT』の命は繋がってるよ。と。
『Hedwig And The Angry Inch』にしても『RENT』にしても。
偏屈で身勝手で非情な自分ではありますが、彼の彼らの舞台に掛けた思いを無駄には出来ない・・・。
Share love, Give love,Spread love
心の陣地の1%でも愛を持って過ごそう。

・あ、そーいや歌が上手い!とかHedwigを自分のものにしている!とか書いてなかったね。
他の人の感想読んで気付いた。
最早意識野に上がってすらこないもので。
でも、凄さは充分に承知。他の人の歌をよそで聞く度、承知度は更に上がってる。

・と非常に堪能した舞台でありました。
でも、神様が降りてきたーという感じは今回は無かった。
出来が悪かったというのではなく、もちろんパフォーマンスは最高だったんだけど、
いつも降りてくるもんじゃないしね。
2007のTourFinal、2008の中野サンプラザ。
あの時のあそこには確かに神様を感じた。
でも、それはこちらの状態によるかも知れず、さらには何がどうあれ、神様は人智の及ぶ範囲ではないので、
だからどうだという話にはならん。ただそう感じたというだけ。

観客も含め、むくむくとわきあがるPOWERは一番強く感じた。
地と人が強くて、天が霞んでしまったということかも知れぬ。

・最後に。
やはり「まさにヘドウィグはあなたなのです」よりも「まさにヘンリーはあなたなのです」の方がしっくりくるなぁ・・・・
と思う自分は、頑固なのか感受性が鈍いのかどちらなのでしょうね。



2009年12月05日(土)

Hedwig and the angry inch @Zepp Tokyo 12/4(金)

堪能いたしました。。。。

今回は席が凄かった。何がって周りが。
コスと絶唱の間に落ち込んだ感じ(ちびなもので)

面白かったです。あげあげな雰囲気を楽しめました。
結構前のほうだったので、周りが全然見えず、後ろはどーだったのかしらん?と思っていたら、
1階はほぼ埋まっていたらしく安堵。(なぜお前が安堵する)

土曜日の2回は2階にも人がいたらしく、ディカウントもしないなか上々かと。
さらに安堵(だからなぜお前が)

退場の時、後ろの方のカップルがぼーっと座ったままで、
「・・・凄かったね」
「うん。めちゃ凄かった・・・」
とつぶやいていたのが、密かに嬉しかった。

さて、見た感想は。
月蠍なもんで(あ、つまりホロスコープ上月が蠍にあるということね)
気持ちが動いた点について秘密主義。

なので、感想は表層的に。

・山本さんの声が太くなったような気がする。
・でもラス前のTommyVerの時は、息継ぎが辛そうだった。
でも歌声の伸びにそれを感じさせないのは、流石意地っ張り。いや流石プロと言うべきか。
・タクちゃんのロックなコーラスは最高だ!
・衣装が変わったとは聞いていたが、前より好き!
・全体的にPOPで、かつキレが良く、曲のみならず構成全体のリズムが更に良くなったと思う。
・っつーか、もうOrigin Of Loveが染みて染みて。この瞬間にこの思いのまま消えたいくらいの状態。
・でもMidnight Radioはやっぱいい。
・前は浄化と思ったが、正も濁も吸い込んで昇華させるホワイトホールのような舞台と思ったが、
今回の印象はコクーン。

何ていうのかな。

そのままでOK。
何も吸い込まず何も除かず。そのままで。

変化しないというのではなく。
放射される白い光(やっぱり白なんだよね、ヘドウィグって)に個々人がくるむ。
繭のように。

で呼吸と共に身体は繭の光と同化する。
細胞だか分子だか原子だかが、うーーーんって伸びをするように、自由になる。
ストレスやら自縄自縛やらでコチコチに縮こまっていたり、捻じ曲がっていた細胞が本来の命を取り戻す。

そんなコクーンの種が放射状に飛び散ったそんな舞台だったように思った。

さぁてと。
明日。日曜日のもチケット買ってしまった・・・。
ちびとしては厚底は必須。金曜日は9センチヒールのブーツでしたが、今回は同じというのも芸がないし、
9センチのハイヒールは流石に3時間程度立ちっぱで跳ねるのはちときつい。しかも人の足踏んだら悪い。

ということでウエッジソールサンダルの11センチヒールにいたしました。
今回はサンダル基軸でコーディネート思案中・・・・・・



2009年12月03日(木)

これもまたCHANGE?!

人に「嵐はSMAPを超えたの?」と聞かれたので
「正月のテレビ雑誌の表紙が全部嵐になってたら、そういう合意が出来てるということでは?」と答えた。

残念という気はあまりしない。
もうSMAPを国民的アイドルから開放してあげてもいいという気がするのみ。

正月のテレビ雑誌の表紙なんて、ここ10数年(?)SMAPじゃないか。
もう四捨五入で40。そろそろいいやろ。
CHANGEといい、政権交代といい、今年はそういう年なのか?

さぁ。
明日はヘドウィグです。
何着ていこう。

そりゃ網目の大きい網タイツ!

も考えたんだけど、それほど見て嬉しい脚でもないので、ハートマーク柄のタイツにいたしました。
テーマは愛!!ということで。

ボタンに合うジャケットを作った人の話じゃないが、タイツから明日のコーディネートを思案中。


2009年12月02日(水)

始まった!

いよいよZeppTOKYOでも幕が開いたhedwig!
やっぱり、カワイイらしい。
わくわくするね〜。

金曜日の大阪の後、土日と金比羅歌舞伎をやるところでロケだったらしいが、
っつーことは、そのロケって夏前から決まっていたってことかしら?

大阪で一日。
それも週末とはいえ平日というのは、何か中途半端だなぁという気は発表時からしていて。
何の根拠も無いが、ロケ日程は既に決まっていて、かつ、『忠臣蔵』『わが家』『磐音』
がある中で、その日しか取れなかった?のかもしれないと勝手な憶測。

オーラスまで無事に盛り上がれますように。

最近丸の内仲通を通るとエシレの行列がすごい。
クロワッサンを求めてのことらしい。
寒い中開店前からは並べないなー。

でも、ケーキは買ってみたい。
美味しいバタークリームって極旨と聞いているので。絶対買うぞ!(いつか)


alain

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