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2009年11月30日(月)

傷は絶対消毒するな

少し前に『傷は絶対消毒するな』という本を読んだ。
キズドライとかいう薬もあったし(この間見たらまだある)、傷って消毒して乾かすもんだと思っていたが、
それはあかんのだという。

消毒してもしなくても化膿とは関係なし。
消毒すると菌は殺せなくても、確実に皮膚組織を殺す。
乾かしたら皮膚の再生の芽は死んでしまう。

という。

水で洗って、あとは兎に角乾燥しないように、皮膚から染み出た浸潤液をそのまま傷口にためておくように、
(かつ周囲の正常な皮膚にはつかないように)しろと。

それ用のバンドエイドもあるし、被覆材みたいなのもあるし、
何も無い状態ならば、水で洗ってラップで蓋しておけと。

ふうむ・・・・と納得しつつ読むも、パラダイムシフトしにくく、それはそれ、これはこれで、消毒液から離れられるかはちょいと疑問だった。

が、今回、その本を回覧した人が期せずして人体実証してくれた!
転んで出来た顔の傷。顔は傷が残ってはいかんと、本にあるとおり、洗って、バンドエイドがなかったので、
ロクシタンのシアバターをぬりぬりしてラップで固定しておいたら・・・・。

本当にかさぶたも出来ずに数日で綺麗に!

そして、肩だからいいやと放置しておいた傷(顔より軽症)は、かさぶたが出来てがさがさ。

本当だったんだ・・・。
傷は消毒しない!
乾燥させない!
それで治るんだ。

今までの"染みる〜!"は何だったんだ?
でも冷静に考えてみれば、染みて泡がぶくぶく言うのを「あー菌が死んでる」と教わり、自分もそう思ってきたが、
菌が死んでるんだったら、どーして自分が痛いのか?
むしろ、痛みは引かないとおかしい。

あー自分でもの考えないって怖い。
鵜呑みちゃんではあかんです。

本によると、あれは自分の細胞(たんぱく質)が壊れていく痛みだったそうだ。
自分で自分殺して、そりゃー痛いです。

パラダイムシフト完了です!
もう、傷は残さん!

心にもねw。
水で洗って、乾燥しないように、潤いを!
そして何より、自分の中の再生の強さを信じる。


2009年11月29日(日)

無事開幕したとのこと

今年のHedwig(という言い方だと来年も再来年もあるようだ。あってもWELCOME。
いっそ毎年クリスマスにやらないか?!)は無事大阪で開幕した様子。
よりCUTEだとか。くそ、三十路過ぎたおっさんが。

無事開幕。
客入りも上々。
出来も上々。
本人も上機嫌(らしく見えたらしい)。

と聞き、ほっとするのはこれまた母性でしょうかね。

彼のFANになって色々知ったことのうちの一つが、"他の人にとって案外日本は狭いようだ"
舞台を見に長距離列車に乗るという選択肢がまずなかったもので、そういう発想自体が非常に新鮮だった。
少々気持ち惹かれる演目があったとしても、
「池袋かよ?!遠いな。(埼玉エリアという、テリトリを超える意識がある。)新宿とか赤坂・渋谷ならまだしも。」
みたいな気持ちだったが、新幹線とか高速バスという人もいたのだ。
(考えれば当然なのだが)

都内のどっかで遠いとか行っててはいかんのか・・・・。と目からうろこだった。
(でもお台場は遠いな・・・でもこんな機会じゃなかったら絶対行かないところだから、ぜいぜい観覧車見て来よう。、
行ったことないので。ひきこもりですから)

あ、あと役者の人って旅多いなということも知った。
演歌歌手とかは地方巡業多いという意識はあった。
けれど、役者も地方公演のみならず、各地でロケをし、日本を股に駆けての移動をしているのだ、と彼を機に知った。

北にスキーに行く
西には修学旅行で行った

程度の移動しかないため、どうにも大分とプラハ、どっちが近いと聞かれると、
そりゃ大分なんだけど心情的にはプラハであったりするほど、日本の移動にはうとい。
(大阪も行ったことないのよねー。)

でもAngryInchは行ったのか。
そして大盛況だったのか。何よりだ。


彼岸島のHPで石黒英雄のインタビューを見る。
しっかり彼の演技を見たことがないのだが、役に入っている静止画より、インタビュー映像のほうが魅力的だった。
動画向きなのか、今まで役に恵まれていないのか、どちらなんでしょうね。
ま、今回がっつり見るのでそこでわかるでしょう。

日経エンタのむかいりのインタといい、今回の石黒英雄といい、
後輩に嬉々として話題にされるって、案外弄りやすいキャラなのでしょうか。

むかいりのインタビューの時は、何が嬉しかったといって、
名前を出したエピソードがそのまま記事にされてるってこと。

つまりは、「誰それ?」な人ではないという扱いなんだー世間的に と思ったため。
FANやってるとどーも客観的な軸がなくなるから、世間的な認識がわからなくなる。

火と汐の宣伝も始まったらしいが。。。
さぁどこでGET出来るか。あんまり見ないからなぁ。朝の番組とかベタ撮りしてみる?


2009年11月25日(水)

BUAISO揮発

すっごく眠いし良く寝られる。
時々夜起きる。

人が死ぬ夢を続けてみる。
叔母とかリリー・フランキーとか。

で、夢の中で「リリー・フランキーって土佐の絵師役だよなぁ。あ、でももう撮ってるだろうから大丈夫か」
というお前が心配しなくてもな、心配をしていた。

何故?リリー・フランキー???


冷えがきつくて、それでどうも今一つ具合がよろしくないようだ。
梅醤番茶とブラックジンガー(玄米粉の黒焦げコーヒー?)を飲むようにしたら、ちょいといいみたい。
馬鹿にしたもんでもないな。


BUAISOは揮発した様子。
24日の午前中の日比谷駅でGETしたものの、もう一冊人用にと思ったら、夜には跡形も無く。
本日は大手町、日比谷、新宿3丁目のどこにも影も形もなかった。
発行日にしてないってどーよ。
もう何回か配本あるのかな?

インタビューは相変わらずの一本線。
伊達に固定宮に星が集まってるだけのことはある。
太陽と月が蠍と水瓶だもんな。一度ポリシー確立したら、しばしそのまんまです。

しかし、今回のヘドウィグ宣伝は何時もに増して充実感と自信が溢れているようにも見える。
自信のないものは出さないだろうから、常に「来いやぁー」という姿勢は仄見えるものの、
今回は"どっから何で攻め込まれても、傷一つつけられやしねーよ"的な、そう!それだ!

舞台の彼は無敵だが、より装甲が薄く軽く、それでいて装備と強度がパワーUPしたような。
ザクとは違うのだよ。ザクとはー! (これは違う。けどそんな感じ)

TVnaviの対談はまぁあれだ。
感想を言う余地もないという。ただ良いものを読んだと思う。大切にしまう。


2009年11月24日(火)

12/31の編成

12/31もスイートJAMやるんだー。
確か今年の初回って1/1じゃなかったっけ?

大晦日も元旦も淡々と定時にやるって渋いねー。
あ。トラベリックスもやるんだ。ちょうど10時までだ。いい編成ですw。

見てて恥ずかしくなる紅白は論外なので、おおよそ音楽(CD)で過ごすことが多いんだけど、
何かちらちら見られるものが流れているのも嬉しい。

紅白はもうかなり前(多分10数年前)から恥ずかしくて見ていられなくて。
そういや、去年だったかオトトシだったか、初登場の紅白の歌手の名前見て、
「全然知らない」と切って捨てたのを別名"アッコのいいなり"とかいう番組で見たけど、
あんたの芸能コメンテーター以外の活動の方がよっぽど知らないと思ったものでした。

小林幸子が衣装だけで選ばれることにも云々言っていたが、
同民族束ねてるんだか、どんな後ろがついてるんだかしらんが、
毎年歌手活動に実績がないのに選ばれてることをちっとも卑下しないと堂々とした態度が素晴らしい。

オードリーの声(@LSOH)は素晴らしかったんだけどね。
だったら、その道で精進すれば良いものを。
人の振舞いにけちつけて糊口をしのぐ必要があるとも思えない以上、
粗悪な趣味は神から授かった運と才能の浪費にしか見えず、色んな意味で失礼に思う。

色んな意味とは自分自身でもあり。
1席を彼女と争って負けたことで落ちていった誰かの夢に対してとか。そのようなもの。


2009年11月23日(月)

愛されるより愛したい

例えば、ちょいと風邪気味?と思い、早寝をする。
12時とか1時とかに。

という時間に寝ると、なぜか必ず目が覚める時間がある。
それが2時半。

近くで火事とか(※)、おそらくは車の盗難防止ブザーとか。
その他ただなんとなくとか。

(※ 火事はそんなに近くはなく、かつ全焼でもなかったが尋常でなく焦げ臭かった。
ベランダに出たら周囲一体煙まみれ。
ほんまもんと言ったらあれだが、延焼するような火事だったら以下ほどのものかと、初めて火事の怖さを体感した)


何だかは判らないがふっと目が覚めて、そして2時間ほど寝られない。

先日そこでふとTVをつけたら、NHKで熱中時間"鉄分補給スペシャル(再放送)"をやっていた。
何が楽しくてというところはもちろん理解の範囲外ではあるが、心にLOVEをもって生きている人の笑顔はキラキラしていた。

ジムの休憩所で今日延々不満ループしている人を見たから余計思う。

対象が何であれ、"愛する"ことって幸せなんだと。
"愛される">"愛する"と思われがちだが、私は"愛する"方が心は穏やかでいられるような気がする。
自己完結だからな。(って身もふたもないことを・・・)

"愛される"は揺らぎやすいから。
オプションと思ったほうがいい。
スタバで、いつもはカフェラテだけど、今日はキャラメルラテにしちゃおみたいな。

貰う愛はめっけもんみたいなつもりで。
で、自分だけの愛を育み愛で育て、それで自分を綺麗にくるめたら、まずはそっから、なような気がする。

鉄の道に生きた80代熱中人の2名を見ていてそう思った。


今年の私の愛はなんだったろう?
あの2時間半かもしれない。
赤坂で『RENT』を見た。あの2時間半。
このためにこれを見るために、こうして日々を過ごしてきた、そう思ってもいいくらい、至福の時間であった。
あーして、こーなって、あーなって(何度も書いたから書かないけどw)・・・・
『RENT』を見ることが出来た。その連なりに感謝。



2009年11月19日(木)

『人見知り芸人』アメトーク!

ことごとくわかるー!
録画しておけば良かったくらい。

アンタッチャブルの人見知り改善アドバイスの
「嫌われたらどーしよう。と思ってるでしょ。
と言うことは今自分は嫌われてないと思ってる!それがそもそもごーまんなんです。
もう嫌われてるんだから。
そこからどうにかプラスに持っていく努力をするんですよ。」

ってさらりと深いなぁ・・・と心に響くものはありつつも
やっぱり「積んでるエンジンが違う」という方が正しいような気がするのは逃げなのでしょうか。

って、"人見知り"でお笑いっつーのが、どうにも繋がらない。
あえて何故そんな職業を?!

と突っ込みをいれ、

いやいや、
人見知りのコンサルも、傍から見たら同じくらい不自然なのだろうと、思ったことでした。




2009年11月17日(火)

妖艶な「雅」にL5Y再々演

キム・テギュン監督のインタビューを見る。(@彼岸島公式)

妖艶な「雅」って(笑)。

わざわざ形容詞をつけるところに笑う。
あんまり期待の敷居上げさせないでくれ。(既にやばいくらい高いんだから)

監督のコメントを聞く。
やっぱここでも"任される"人なのだなぁ。童顔なのに(一言多い)

磐音さまについても基本お任せのようだし。
スズカツはむろん。
TTBの時も演出家が共演者に「思ったことはなんでもやってみて。あとは彼が何とかしてくれるから」と言っていたし。
松岡充さんも「全部受けてくれる」と言い。

っつーか。
23歳のBOYS TIMEにして。
年上の共演者に「困ったら、耕史くんのところに行く」と言わせるって。

どれだけ頼りがいがあるんだか。
お仕事のお顔はプロ中のプロなんだろう。(ってこのコメントもどっかで言われてたな)


と思っている間に。
L5Y!再々演とな!

これ好き。なんたってピアノとあと曲!がいいやね。
女優業に軸をおいた相手役は初めてでは?
風のハルカが好きだったので、楽しみ。

中島哲也監督っぽい色調のフライヤーからも、新しい方向性が感じられてわくわくも高まる。


でも、どっか自分に引き寄せて考えてしまう。
もちろん女優としてガンガン伸びていく根性と野望を持っている人と自分は全然違う!と思っても。

彼女の気持ち、今ではなくて、お仕事を受ける時の気持ちとか覚悟ってどんなもんだったんだろうと。

再々演で相手役って限りなく怖い。
だって、比べられまくりだよ。
しかも、相手は3回目。
客のみならず「前の人だったら、もうちょっと気がきいた演技したんだけどなー」とか相手役に思われてそうな気がして、うっっ、想像しただけで胃が痛い。(想像しなくていいから。全然いいから)

その上。
相手役が彼ですよ。
演技力に定評があり、歌唱力抜群。ダンスもキレキレ。マイムも声色もOKの芸達者。
あれこれ気が回り、人間関係も抜群という("あのSMAPを手なずけた"、もしくは"男もおとす共演者キラー"とまで言われている)彼ですよ。

その彼と2人だ・け・で舞台にいる。

しかも2人で1つの空間を作り上げる(普通の舞台のように)ならば、助けても貰えるだろう。
引き上げてもらえる、かもしれない。

けれど、この舞台は。
同じ空間に互いに自分の風呂敷広げあってるようで、陣地取りにも近い。

舞台はごまかしが効かないとは良く言うが、この舞台その中でも残酷なくらい"さらしもん"になる。


あー。だめだ。全然無理。無理。
辛すぎる。

とか、思うが。
そんな弱いやつぁ、端から女優なぞ生業にせんだろうな。

何はともあれ。

村川絵梨!期待しているぞ!
君の爆発しないと、山本さんが舞台のバランスを考えて、演技を抑えるかもしれんからな。
(って結局そこかい!)


2009年11月16日(月)

主に「じ、十万円っ!」の話

じ、十万円!

ディスポーザーが壊れた。
何のことはない。聞いたら「寿命です」とのこと。
「ほぼ5年と考えていただければ」

って、おい!
5年ごとに10万円払えってか?!
そんなこと最初の説明では聞いてないYO!

もういらない。ディスポーザー要らない!
というわけにはいかないんだって。
個々ディスポーザー設置を前提とした集合住宅だから。

鳥の骨もダメです。
鳥の皮もダメです。
かにもダメです。
はいはい。それらはやらないようにしてきました。

バナナのへたもだめだし、オリーブの種もダメ。
桃の種ももちろんアボカドの種もディスポーザーしないようにしてきた。

って、じゃあ!何ならいいんだよっ!

絶対アメリカのディスポーザーとか頑丈だと思うな。
フライドチキンの骨が砕けないディスポーザーなんて不良品だ!

あー落ち込む。


そんな時には・・・
丸太型プロジェクターライト!!(ドラえもんの声で)

どうせ見に行くし、チケット屋で買っても50円安いくらいだろうと
彼岸島の前売り券 買ってしまった。

丸太型プロジェクターライト 予想以上に面白い。
このままだと、1.9(イク)までに電池が尽きるかも。(←ばか)

そんな日々ですが、
本日評価者というかそんな方とのお話で、「優しく見える」と言われました。
うっそーん。
そう?そうなの?とっつき悪く見えるタイプかとー。
どっちかっつーと、冷たい印象かとー。

未だに、自分がどう見られてるのか今一つというか、全くつかめないのでした。
きっと、そのまま一生終わるのでしょう。


2009年11月15日(日)

修理!修理!修理!

ディスポーザーが壊れた!
水がだだ漏れ。

ディスポーザーのみならず、流し台自体が使えない。
サービスセンターにTELするも、夜間・土日は対応なしとのこと。

柿の種(お菓子じゃなくて、ホントの)を入れたから、
「それが原因で亀裂が入るか破損するかしたんじゃないか」って、言われたんだけど、
そんな包丁でも切れるもので壊れるの?
納得いかない。

けど、そこで言い合ってもしょうがない。
とにかく、急ぎ修理を頼んだ。

重なる時は重なるもので、現在修理中のものは
・イヤホン(SHUREの。左側音がぶつぶつ切れる)
・赤いサンダル(色がほつれてきた)
・GUCCIのバッグ(これは修理というより、リメイク。肩紐を短くする)

で、今度はディスポーザー・・・とな。落ち込む。

何なんだろうか。

今日は、セレブな奥様から服を貰う夢を見た。

何となくそんな気がするだけだが、どんな方向かもわからんが、"建て直し""仕切りなおし"な時期ではあるようだ。

こういう時期はとにかく身奇麗に。
ごみは捨てて。
そして叶ってしまっては困ることは口に出さず。

HEDWIGまで、あとおよそ2週間かぁ。
焼却炉と同一視するなとも思うが、浄化というか、ちりあくたを燃やしてくれる空間なんだよね、
あの舞台って。

およそあと2週間。
でも、まずは自分で。最大限にクレンジング。REBOOT。
そして最後の一押しを、あの場に託す。最後のJUMPの瞬間を。

そう考えたら、元気出てきた。
大丈夫。再生の前には破壊だから。でもそぎ落としたところに本物があるから。



2009年11月11日(水)

本日の新聞から

森繁が亡くなったNEWSを知り「ようやくか。良かった。」と思う。

最近は弔辞役ばかりになっていた。
奥様と息子さんのお葬式は見るも気の毒だった。

祖母のことを思い出す。
亡くなる前「お迎えが早く来ないかねぇ」と事あるごとに言っていた。
身体の具合も悪く、同居している息子夫婦とも多少のいざこざもあり、辛かったのだろうと思う。
それは皆知っていた。

言われたほうは「そうだ。その通りだ。」と思いつつも、そうも言えない。
何だかんだと言いつつも、自殺でもされたら寝覚めが悪いから、との思いが
核にあったことは否めない。

だから、祖父にお参りするたびに祈っていた。
「おじいちゃん。おばあちゃんを迎えに来て上げてね。」と。

生きてることだけが善であり勝利であるとはとても思えない。
潮時を見て綺麗に退場したいとは思うが、ほぼ叶わないのが、人間の業もしくは修行というものなのか。

寿命の残りが判ると良いのにね。
地球滅亡まであと○○日!みたいな。
今度は2012年か。
滅亡ネタが品を変えつつも、廃れないのはそんな欲求もあるかも知れない。
リセット願望(=現状への不満)が一番%を占めているとは思うが。


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朝日新聞の夕刊。NEXT STAGE 山本さんのインタを読んだ。
"戦い続けてきました"の一言にぐっと来た。

その一言の裏を思う。
言葉が重い。



2009年11月09日(月)

主に『最後の忠臣蔵』の話

旅行中のことで、書き忘れが一つ。
肩こりのこと。

精一杯軽くしているとはいえ、ガイドブックやら折り畳み傘の入ったバッグを持って、
一日中歩くわけだから、旅行の際は3日目位から、肩は触れると痛いくらい張っていた。

今回はそれはなし。
腕の重さ、肩の重さを筋肉で支えるのではなく、肋骨から背骨に流し、内股を通して土踏まずから地面にアースするパスを覚えたからではないかと。
ロルフィングの成果。と思うようにしている。


話は変わる。
『最後の忠臣蔵』
本屋で見かけたので、立ち読み。分量的には可能な長さ。

これをどう映画にするか。
膨らませ甲斐はあるかと。漫画原作と違って、なぞれば出来るというものでもない。
脚本家と監督の腕の次第でしょうなぁ。

しかし暗い話だが。
あのオチ以外に持って行き様はないが、字で書くならともかく、映像であれでENDは救いが無さ過ぎる。
そこを若い世代が継ぐ・・・という方向に持っていくのだろうか?

読んでいて、あー修一郎さんはマリウスなんだ。と思った。


Def LepardのCDを聞いている。
鳥肌立ちそうに好き。
ため息出そうに好き。
音の中に入りたいくらい好き。


2009年11月05日(木)

ほぼスイスとチェコ旅行の備忘メモ(追記その3 最後のつもり)

いやぁ。松岡さん好き!

そして、感性のどっかが完全に男性と言われる自分としては、ひざを叩いて同意!

自分が見たいっていったDVDを止めもしないで、席外すとか人と話すとかは完璧NG。
ちらちら動かれると、見るの見ないの。好きなのなんなの。どっち!と思う。


====旅行の備忘録==============================================
[◆Praha 総括]

遠めに見ると綺麗かなーとは思うが、世界で一番美しいとかその美しさに息を呑むということはまるで無かった。
感性が鈍磨しているのだろうか。
"良く見るヨーロッパの風景。ドイツタイプ。" さしたる感慨もなし。
古いというより、ぼろい・暗い・すすけてる。との感想。

別にいやじゃないけど。
むしろ好きだけど。

建物よりも空気感のが好き。
街や人や空気の野太さが、あったかいシチューのように思い出すと、ほっこりくつろぐ。

日本人はよく、過敏(過剰に敏感)と評される。
人の感情にも時代の流れにも即座に反応し、対応する。
いわば知覚過敏か神経症のように。

その間逆のベクトルとの印象。

ロシアの農奴の理想形はイワンの馬鹿と聞いたことがある。
あらゆる外界の刺激に鈍感で何も見ず、知恵も働かさず、愚鈍に日常を守り、目の前のことをひたむきにこなす、要するに鈍感なヤツこそ、あるべき形であると。

ロシアよりも多少の洗練は感じられたが(ってロシア行った事ないがな)、
やっぱりどっしりとした安定感、揺ぎ無さ、悪く言うと鈍さを感じた。

不機嫌面であっても、ぶちギレの秒読みしているかのようなピリピリした不穏さはない。

大木に身体を預けるような、暖かさとくつろぎがあった。
一ヶ月くらい、ただ何となく過ごしてみたい。



2009年11月04日(水)

「唐招提寺」SP 「最後の忠臣蔵」

色々、ネタがあるので思いついた順に書く。

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昨日のTBS「唐招提寺」SPについて。
★----------------------------------★

早送りととばしとばしで、大よそ見た。感想を思いついた順に。

・たぬき かわいいー。

・短い登場シーンながらも、きっちりキャラを作ってるのは流石、山本さん。
お育ちの良い、良すぎるくらいのたおやかなご子息ぶりでございました。

さすが、お坊ちゃまをやらせたら右に出るものなし。
加えて泣かせたら最高。(って何のことやら)

父親もさぞ愛おしかろう。
"「よしおが言うから」と寺の建立に助成した冷酷な政治家の父"との仮説を後押ししている、との印象。

"ぶつ切りの再現ドラマ"とは言え、手を抜かない仕事ぶり堪能いたしました。
馬に乗せられて遠流への後ろ姿、背中で語る切なさは彼ならではだなーとほれぼれ。

・そう"ぶつ切りの再現ドラマ"でしかなかった。
獅童はあんなもんのために頭丸めさせられたのか? 気の毒になる。

・役者達は良かったと思う。
(マサトはもう演技はやめたほうがいい。何であんなの使うの?
裏に何かついているのかもしれない。知れないが、本人。断れよ。みっともない)

・ドキュメンタリーシーンも映像としては許容するとして、ドラマも含めて編集が能無し。

ドラマはドラマ。ドキュメンタリーはドキュメンタリーで分けて欲しかった。
情感がブツ切れ。

あと、鴟尾のキャラクターによる、友達口調の解説にいらいらさせられた。
作り手の「僕達は理解力があるから、読めばすぐわかるけど、判らない人もいるかもでしょう?
判りやすくして、あ・げ・な・い・と。」の意図はともかく、
その意図を、キャラクターと友達口調でしか実現できない芸の無さ。
何でPay貰ってるのかと問いたい。

老人に赤ちゃん言葉で話すのと同じ。
理解を求めるなら、伝え方で工夫すべき。幼稚に振舞ってすませるのは安易だし、馬鹿にしている。

・マサトもいらないが、関口宏もいらない。
ぼくは何でもしってるけどね、というコメントが大嫌いで、彼の顔を見ると即座に画面を消すか、音量をOFFにする。
経費削減を言うなら、まず、こいつらを切れ。

・確か、NHKでも同時代を描いたドラマの予定があったはず。
中国文化の影響が濃かった天平時代を取り上げるって、やっぱり、対米盲従の時代の終焉かしら。
今年の9月くらいから、日本も米国覇権から、多極化の波に乗ることにしたとの説もあり、
この特番もその潮流の一滴かもしれない。
今後、天平・飛鳥・奈良時代がメディアでどう取り上げられていくかが一つの指標にはなる。

・獅童はRed Cliffで中国の将校役だったが、今回は中国の僧。
中国顔なのかしら?

玉鉄は映画で"赤いハゲタカ"こんどは『わが家の歴史』で"赤い引き上げ"という。
"赤い"感じなのかなぁ。


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最後の忠臣蔵!
★----------------------------------★
いきなりのニュースに驚く。

先日の情熱大陸「古田新太」で、
"スーパーサブの脇役は時として主役を張る役者よりも忙しい"とナレをつけられていた。

確かに。
去年の秋冬も、八兵衛2つに遠き落日に彼岸島が被って、どんなんだかーと思っていたが、
今年も、磐音様にわが家の歴史があり、HEDWIGと思っていたら、忠臣蔵までもか。

何か凄いことに。

パンドラと同じく、第一回っつーのもいいよね。
失敗が許されない状況で選ばれるって信頼なんだろうなと思う。

御身大切に。がんばった甲斐のある良い作品になるといいなと思う。

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その他はつらつらと。

『WITH』の山本さんのインタビュー立ち読み。

"裏切られるのは辛いですけど、それでも人生は素敵だと思うようにしています。"

インタヴュアーGJ。

"思います"でなく、"思うようにしています"と、ちゃんとまとめたことに拍手。
全然違うもんね。
このネガティブを抱えて意思的な所がつぼ。

この1ページのために『WITH』を買ってしまおうかと思ったのだけれども、やっぱりだめだ!

こんな"くっせぇー"雑誌(ひどい言い草)買って、くっせぇーが移ったらたまらない。
お金の問題じゃなく、この雑誌をレジ持って行くのはイヤだし、家に入れるのはもっとイヤ。

欲しければ、後日図書館でコピーを取る事にした。


紅白の司会のニュースで思い出したけど、先日TV朝日のドラマCF見て、仲間由紀恵の目袋と皺に驚いた。
急に老けたな。
髪型・メイクが変わらないから、目立つんだろう。
浅野温子と同じようなもの。

旅行ネタは文は書いたけど、UPは後日。



2009年11月03日(火)

ほぼスイスとチェコ旅行の備忘メモ(追記その2)

マイケルの映画が好評だと聞き、「良いインディアンは死んだインディアンだけ」という言葉を思い出すのは、
ひねくれているのでしょうか。
マリリン・モンローの人気が日本で高まったのも死後だというし。
さすが仏教国というべきか、とは橋本治のコメント。(注:マリリン・モンローに対してのこと)

仏教って言えば、今日のドラマどんなもんだったんでしょうかね。
ちらちらは見たけど。

====旅行の備忘録==============================================
[◆スイス 総括]

"塀の無い刑務所"とはシンガポールの異名だが、"国民総軍隊"がスイスのイメージ。(自分だけか?)
統制主義的で自堕落を許さず異物は排除、徹底的に文武両道を旨とし、清く正しく美しく。
ご清潔でご立派で、表面温和だが裏で何考えてるかわからない。
男性優先。そりゃ兵力だからな。(女性参政権は日本よりおそく、地域によっては1990年代まで無かったという)
スイス人腹黒しの噂も聞いていた。

そんな印象であり、別段行きたい国ではなかった。
チェコに行くのに安い航空券を探していて、SwissAirが引っかかり、どうせ飛行機が止まるならば、
ほぼ通り過ぎたことしかない(ジュネーブに一泊)スイスという国を見てみよう。
折角行くならば山が見えないと。10月なら黄葉⇒Engadin地方は黄葉が綺麗。じゃあそこだ。
とそんな経緯で行くことになった。

印象は大して変わらないが、わかったこともある。
スイスの山は岩だ。

日本の国土も山がほどんどと言われているが、そんなもんじゃない。
まず岩で出来ている。さらに人が上れる角度じゃない。おまけに高い。しかも寒い。
あれじゃあ碌な作物が育つまい。つか、牧草ですら生えるのか?とも思う。

さらに、四方を天然の城壁、海で囲まれている日本と異なり、
西に絶対王政のフランス、南に衰えたとはいえローマ帝国の流れを汲むイタリア(っつー国家は当時ないにしても)、東にハプスブルク、北にゲルマン魂。

この環境の中、独立を守るには、あーだこーだと小うるさい奴を切り捨てて一意統制の体制を作り上げるのは
ある意味当然。
腹黒くなければとっくの昔に消されている。

しかも日本の南部はまだ温暖。放っておけば勝手に二毛作になる。
Engadin地方の名物料理なんて笑えるぜ。

ビュンドナー・フライシュ=干し肉
ビュンドナー・ゲルシュテンズッペ=干した野菜(にんじんとか)や大麦を入れたクリームスープ
結局保存食じゃん。
風土の厳しさが容易に想像できる。

さらには険峻な山で各盆地は分断されている。
行き来もままならない密閉された環境で一生を過ごすには、表面的になあなあで取り繕い、裏でねちっこく抱え込む気質が生まれるのは当然。

自然を尊敬するものでも調和ではなく、支配すべきものとの認識には共感しないし、力ずくの征服はどうかとも思うが、どんな山奥でもアスファルトで固められた散歩道はお散歩好きにはたまらない。
管理も異物排除も規律遵守も、旅行者には安全と予定の保証となる。
この国に生まれたいとも暮らしたいとも思わないが、旅行者には手頃な良い国だ。

ホテル代の高さにはひっくり返りそうだが、(日本人に言われたくないだろうなぁ)
スーパーで買い物をする気なら、美味しいもの(パンとかサラダとかハムとかチーズとかジュースとかヨーグルトとかビールとかワインとか)が安く買えるようにも思う。

また行ってみたい見たい。

次行ったらねー、絶対Churに泊まるんだ!
そしてビュンドナー・フライシュとエンガディナー・ヌストルテをいやっって言うほど食べてやる。
あとねあとね。夏のArosaでハイキングもしたいねー。

[◆スイス 総括]


2009年11月02日(月)

ほぼスイスとチェコ旅行の備忘メモ(追記その1)

いきなり、寒くなる。
10月で25度はいい加減暑いとは思っていたが、今日は唐突に北風。

でも、既に寒波は経験済。大丈夫です。
むしろどんどん寒くなっていただきたい。

とは?
はい。要するに雪が降ってくれないと。
北海道のスキーの予約を入れてしまったので。

夏のバカンスでぼけぼけしているのに、次は冬ですか。
遊ぶことしか考えてないなぁと、我ながら思うが、楽しんで日々を過ごすほうが良いだろう。

サホロにした。
トマムも空いていて好きなんだけど、何といっても食事がまずい。
あの食事さえ何とかなればなぁ。トマムにするんだけど。ゲレンデ俺のもの状態だし。
贅沢は言わない。ガストか和民、大戸屋、いや日高屋でもいい。
そのレベルの店があれば文句は言わない。が、それがない。
直近で行った時には、朝食と昼食で持ってきたパンとスナック菓子で数日を過ごし、飢え死にしそうになりましたよ。

ゲレンデは良いんだけどね・・・。

ということでサホロ。
去年、ちょっとしか食べられなかったおそば(美味しさに気付いたのが最終日だったもんで)を、
がっつり食べるぞーと一年間思い続けてきたのだ。

あとねー。札幌でSOZOにまた行きたい。
去年美味しかったから!

食事は万全。
ということで、後は雪。景気良くどさっと。そしてぐっと冷え込んで頂きたい!


====旅行の備忘録==============================================
[◆後悔ではなく、追記の後日談]
買ってきたMoserのショットグラス。2個セットで、
1組はロイヤルブルーとラベンダー。
もう1組は黄色とオレンジ。

帰国早々無事確認のため開けてみる。時刻は昼間。およそ午後1:00。
やっぱ綺麗だよねー。いいよねーとひとしきり見て大切にしまう。
その日の晩、再び箱を開けてみる。

なんじゃこりゃー!!!

ラベンダー色がPale Blueに変わっている。
Grayがかってさえいる。少なくとも紫の持つ赤みはない。

何が起こったのかわからない。
日中開けていなければ、あのMoserのねーちゃん、おぼこい顔してすり替えやがっ
たなと冤罪をかけるところだった。

ひょっとしてライトの所為かもと仮説が出る。
電球色とはいえ、リビングは節約&暑さ対策のため蛍光灯なのだ。

蛍光灯以外の場所に持っていく。
ラベンダー色になった。

おお。そういうものであったか。まるでアレキサンドライトだ。
(後日Moserを売ってる店に行ったところ、色には全て名前がついていることがわかった。
このラベンダー色の名前はアレキサンドライト。
色が変わるということがわかって付けている名前だ)

他の色もそこまであからさまではないが、蛍光灯とそれ以外では色は変わる。
そういうものか。
冬だけでもリビングを白熱灯にしようかね。LEDだとどうなんだろう?
[◆後悔ではなく、追記の後日談]



2009年11月01日(日)

『アルビン号の深海探検』『This is it』

旅行の備忘録は一旦お休み。書いた文はあるけどUPは明日以降で。

本日は『アルビン号の深海探検』『This is it』の感想を。
『This is it』は2週間限定のため、『アルビン号の深海探検』は早く見に行かないと終わってしまいそうだから(爆)とっとと行ってきた。(『This is it』は結局延長されるみたいね)

まず、『アルビン号の深海探検』から。
行こうか行くまいか迷ったのだが、3D映画は子供時代以来。
現在の3Dに興味もあったので行ってみる。
もちろんトリガーはナレーターなわけだが。

見終わった後の率直な感想としては、"失敗するプロジェクトの好例"もしくは"ソファーベッドだね。これは"
二兎を追うものっつーか、誰を相手に何を作るかを明確にせず、何となく進めた結果、どっちにしても中途半端と言うものが出来ているかと。

音楽とナレーション(山本耕史さん)声質は癒し系。
じゃあ環境ビデオののりかとも思いきや、台本は教育テレビ。
情報量が無駄に多い。子供達向けなのかしら?なら、音楽とナレの人選誤ってる。

しかも、教育テレビのりと考えると、未来に希望を持たせる情緒的なENDDINGに、
道徳臭までついてきて、いやらしくも感じる。

個々のパーツは悪くない。
見たことのない、先々もリアルで見ることはおそらくないであろう深海の映像。
3Dはめがね掛けて最初見た時(遅れて入ったので始まっていた)、
「うわーっ」と声を上げそうになったほど立体感があって、ど迫力だった。
マリンスノーは自分に降り注いでいるかのよう。

音楽もサントラ欲しいくらい。
山本さんの声は好き。(っつーかそれ目的で言ってる)

けど、素材が良くても、何を作りたいかをわかっていないシェフの手にかかってはどんな料理にもならない。
そういうことだ。

=============================
逆に、何をどうしたいかが完璧にわかっていたのが、マイケル・ジャクソン。

ステージの全て、曲構成だけでなく、
ブレスの位置からあらゆる楽器の音の大きさ、ダンサーの振りまで、全てがマイケルの脳内では既に完成形があるようだった。

大勢のスタッフはあくまでそれを実現させるためのツールでしかない。
そこまで完璧に彼一人でショーを作っているとは思っていなかったのでびっくりした。

身体もきっちり作ってあった。
50代の彼がおそらく彼の年齢の半分ほどのダンサーと踊り、しかも彼らよりキレキレってすごい。
ショーで使う映像も豪華。(いくら掛かったんだか)

あーコンサート見たかった。完成形が見たかった。
(現地で見られる由もない。もちろんDVD鑑賞のことです。)

彼はOff The Wallの頃が一番好き。
凄く楽しそうだから。
その溢れる才能を携えてずっと歩いていけたら、こんなふうにはならなかったように思う。

こんなふうとはスーパースター・尋常ならざる浪費・話題の私生活・繰り返す整形・突然の死 全てだ。

彼はある時から、高速の歩く歩道に乗せられて、歩くのの何倍もの速さで進みすぎた。
インディアンは移動の時、早く進みすぎると、何日かに一度休むという。
身体の移動に魂が追いつかないから、だという。

彼も多分、流れの速さに魂がどこかで追いつかなくなってしまったんだよ。
その流れを時代って言うんだろうけれども。

リハーサル中にThe Jacksonsに感謝の言葉を述べるシーンがあった。
けれど、子供については、母親の次には血縁でないダイアナ・ロスを頼った。

ステージメンバーには黒人も多かった。
特に音周りでは。でも、子供達の遺伝子にはマイケルはおろか黒人の要素が見えない。
彼は自分のその才能を残したい、もしくは、残す価値のあるものとは思わなかったのだろうか?
彼は自分の身体を愛していなかったのだろうか?

彼のコンサートに限らずステージは生もの。
録画して見ることは出来ても、ステージそのものはその場限り。

文章は残る。
絵も残る。

歌もダンスも残る・・・と言いたいが、文章や絵とは再現性が異なる。
基本的には身体あってのもの。

朝読んだ新聞の書評の一節を思い出した。
世界には快適な排泄環境に恵まれていない人が29億ほどいるのだと。

排泄し、どんなにメンテナンスしても劣化する、この身体という不自由な入れ物。
でも、それがないと歌も歌えない。ダンスも踊れない。

彼にとって身体は不自由な枷だったのか、愛すべき乗り物だったのか。
マイケル・ジャクソンの身体が消滅した現在、映画を見ながらそんなことを考えていた。

今日11月1日は健さんの一周忌だね。
身体はないけど、思いを継ぐものがいれば、魂は残る。残っているのを感じるもの。


alain

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