INDEX
prevnext
2009年09月30日(水)

藤原刷雄

11月3日の唐招提寺なんとかスペシャルの中でやる何とかというドラマで、山本さんが演じる人物の名前。
ふじわらのよしおと読むらしい。
聞いたこともなかった。
(地名人名の当時の読み方ってどうしてわかるんだ?奈良時代じゃひらがなないよねぇ。
漢字を使って他の書き方をしていた人がいた、のかしら?)

改めてInternetは行動様式を根本から変えたツールだと感嘆。
調べたい言葉を打ち込んで、Enterキーを押すと答えが出てくるなんて、まるでサイバーSFの世界。
(この連想は、先日、ふと思い出してワンゼロ(By 佐藤史生)を読んだため)

ホンの十数年前には電車に乗ってでっかい図書館に行って分厚い人名事典だかを引っ張り出して、
もしくは書架から出してもらってようやくわかることが、クリック一発だもんなー。凄い世界だ。。。。


話を元に戻す。

藤原刷雄

よしおくんかぁ。へぇ藤原仲麻呂の六男とな。その名前はなんとなく聞いたことがある。
ふむふむ・・・とwikiを読む。
こんな機会でもなければ、一生読めなかった名前だ。人生先のことはわからんものだ。

放送予定は11月3日。山本さん、今年はテレビの露出が多い。
ざっくりだけど山本さんの活動を年間スケジュールで図示化しているのだが(ま、職業病のようなもの)
2005年のTV露出は、龍太と本怖SPだけだもの。

スケジュール表上は仕事のジャンル別に色分け表示していて、テレビドラマはNavyとしている。
ぱっと見の印象で言うと、Navyの分量は年々多くなり、今年は一気に増加。
営業力が有るとも、強化しているとも思えないから、引き合いが増えたのだろうと推測している。


ところで、『火と汐』はどこに行ったのだぁ?
役柄は推測するに若手刑事で萌え要素は低そうだが、寺尾聡さんと一緒に作る空気間には興味ある。

後わかっているのは『我が家の歴史』に登場するらしい、ということ。
こちらの役柄は何だろう?わくわくしながら待ってるのって楽しいなぁ。

JINでは医者コスと江戸時代にもちょいと顔を出すらしいね。
主人公の現代での状況の説明用、及び、主人公にタイムスリップを実感させる用のキャラなのではないか?と推測。
漫画のJINは前に読んだことがある。基本面白いんだけど、最近はちょっと間延びしている印象。
ドラマとしてはどーでしょう?
一話以降失速しそうな感じまんまんなんだけど、私の予想って大方あたらないから何とも言えない。
(そんな私でもこち亀はだめでしょう!と思っていたのに、どんな脳が長寿番組をぶち上げられるのだろう。)

とか、テレビドラマ話題を嬉々として書きつつなんだけど、
やっぱり舞台の彼が最高だ!


2009年09月29日(火)

『南極料理人』を見た

自分基準で5つ星の4.5。
−0.5は単なる好み。

きちんと出来てた映画らしい映画だった。
かつ、芸術映画は苦手な自分でも楽しめるシンプルで判りやすいエンターテイメント。

大人の男の可愛げ全開っつーんですか?
リアリティがあるような、ファンタジックなような、愛おしい後味でございました。

啓蒙への情熱やてらいの無い応援歌がはばを聞かす中、掌でくるむように"愛でる"映画が有ることが嬉しい。

集客も上々というし。
日本のエンタ界、力の入れ所を誤ってないか?

スポンサー押し、事務所押しすぎて、コンテンツとして面白いものを作ること二の次にして、結局自滅してないか?
わかりやすさを求めすぎでないか?
見る人の感性見くびってないか?

とも思いつつ、そうでもないかもとも思う。
『南極料理人』のような映画は特定範囲でのヒットであって、マスで受け入れられるものではないのだよ。とか。
要するにオタク文化圏では受けるが、ヤンキー文化圏には今一つというような。
日本のヒットはヤンキー文化圏取り込まないと無理だそうだからな。

じゃあ、村上春樹はどうなんだ?とも思うが。
そもそも書籍のヒットの単位が小さいということなのだろう。

音楽も映像も、書籍の後を追うようにパイは縮小している気がするけどな・・・。

最後に。
私は、一歩後ろに下がって眺めてる堺さんが好きなんだなぁ、と再認識した。
一回目しか見てないけど官僚たちの夏の堺さんは好みに合わず、それも有って初回で視聴を終了した。

おまけで。
見終わったら絶対にラーメンが食べたくなると聞いていたので、あらかじめ食べてから入場した。
ラーメンは第二旭で食べる。昔風の正統派ラーメンを求めてまた行ってしまった。

地味ぃな味なんだけど、華やかな味が多い昨今、シンプルさがかえって希少。


2009年09月27日(日)

こげ茶色のワンピース

ソニアのショッピングマニュアルの2冊目を買おうかと逡巡中。
あーカワイイなぁー。手触り良さそうだなぁ。愛と尊敬があふれてるなぁ。が値段もそれ相応・・・。

この場合、"高い"とは表現しづらい。
手間隙考えると真っ当な価格であったりするから。
払う額として大きいことは確かなのだが、創作の過程や込められた思いの歴史も知らずして、値札に"高っ"と反応するのも品が無い気はする。(が、どう言おうとそんな払えないという事実に変わりなし)

2冊目も欲しいねー。
(ソニアパークのことを"不機嫌なおでこさん"と呼んでいたのは内緒だ。だっていつも眉ひそめた写真なんだもの)

とか思いつつ、実際に買ったのは地元のお店で20%OFFのワンピースだったりする。
値引き後で4000円。アクリル100%。中国製。
思いっきり安物ですがな。笑えるなぁ。

でも、コクーンシルエットが可愛いんだ。
色はこげ茶でおそろいのスカーフ付き。
こういうの着た事無かったから新鮮な感じ。

黒のスキニーにも合うし、この間買った紫のレギンスでも、緩めのデニムをロールアップして合わせても良いかも!
パンプスでタイトにもいけるし、大き目のころんとしたサボでも、ストンとしたブーツでも良いね。
去年買ったブーツがカーキだからばっちし。
とするとタイツ何色だろう?黒じゃつまらんし、茶でも良いけど無難か?紫は持ってるからそれ合うな。
思い切ってマスタードとかどうだろう?

何て、あれこれ考えるのが楽しい。



2009年09月26日(土)

消費者としてのスキルと責任と

先日伊勢丹でTory Burchがばか売れしているのを目撃。
ホントに不景気なのかぁと思うと同時に、
名前知らんがおかまキャラのファッションコメンテーター(ピーコじゃないよ)が唐突に心に舞い降りてしまった。

「ちょっとあんた それおブスコーデよっ!」

バレエシューズは一般人には無理だってば。
(10代が萌え脚で履くのはJapanese Kawaiiとして許す。が、萌え脚ウリはがんばっても20代前半までだ!)
4万近く出すならもう少し使いようがあるだろうよ。
と心の中で何様コメントが流れる。

あれは細くてながーい脚が上に伸びてるから綺麗なんであってさー(以下自粛)
脚は上手く隠くして気合で履く、としても、全体のバランスとしてげんこつのよーな小顔が必要かと。
叩いて伸ばしたさつま揚げのよーな平たいお顔では・・・(以下自粛。って自粛になってない)

モノとしてかっこいいとか、憧れとか、わからんでもないが、
自分に合う合わない基準軸っつーのが意外とねーんだなぁと思ったものでした。

って、あれこれ思うのはさー。
健康エコナ関連の聴聞会みたいなの?のニュースをたまたま見ちゃって、すっげー感じ悪かったので多分その流れ。(ニュース番組、つか、TVはほぼ見ないんだけど、つけたらたまたまやってたんだよ。って何で言い訳してるんだ?多分TVを見るってことが恥ずかしいという意識が少なからずあるんだろうな)

「メーカーの売らんかなの姿勢がいけない」
「企業としての社会的責任が・・・」

とか言ってて、おいおいおっさん、いい年して100%被害者面かよ!とむかついた。

別に花王の味方するわけじゃないし、
情報開示の必要性とか、メーカー製造責任とか、行政の監督責任とか、主張は理解の範囲内に収まってる。

でも、企業って収益上げなきゃ成り立たないんだから、"売らんかな"の姿勢ってそりゃ当たり前だろ。
企業としての社会的責任と同じくらい、消費者の社会的責任ってあるんじゃないだろうか?

パトロンって言うほど大仰なもんじゃないにしても、
ちゃんとした製品をそれなりの値段で買うってことは、それ社会的責任じゃないんだろうか。
そうすりゃ、"売らんかな"と"品質や安全"が自然と共存出来る。

大体エコナなんてさ、何年も前からやばいって言われてたじゃねーか。
「将来ガンになるかも知れない?そんなことより今この脂肪を減らすほうが優先!」という覚悟で食べてるのかと思っていた。タバコみたいにさ。

つか、エコナが怪しいとか知らなくてもさー、トクホがついた時点で自分は買わないね。
どんだけやばい筋なんだろ、としか思えん。


2009年09月24日(木)

ダウナーの理由を考える

気持ちはやや持ち直したものの基本ダウナー。
のらないというのではなく、昔のいやぁな思い出、それも、幼少期の記憶ばかりが鮮明に、映像で見える。
原因は何だろう?

以下、仮説。
左股関節周り(要するに左のケツ)の全く動きがない筋肉群がようやく緩み始めた故ではなかろうか?


マッサージをすると押される場所により、昔の記憶の絵が見える、と話には聞いたことがある。

また、心のストレスを体に振り替えて、心の負荷を軽減するとの話はマッサージ屋で聞いたことがある。

かつ、昔の日本人はそのことを普通に知っていたらしい。
その証拠に日本語には、直接解釈すると体の状態を表す言葉なのに、心の状態を表す言葉が多い。
例えば、肩身が狭い、借金で首が回らない、胸襟を開く。胸が詰まる思い、腹に据えかねる。肩ひじ張って生きる。など。
という話はロルフィングの本で読んだ。

ロルフィングのセッション4でBODYの深層の筋肉のセッションの後、
「深いところの筋肉を動かしたので、昔のイヤな記憶が出てきて混乱する可能性もある。
一過性のものだから安心していいし、辛かったら打つ手もあるから連絡をくれ」と言われたっけな。

などなど。
傍証は色々と挙げられる。


そうかも知れないし、全然違うかもしれない。

とにかく、昔の、子供の頃の、イヤぁな思い出ばっかりリアルに蘇って来て、まいってしまう。
当時は整理できていなかったり、もしくは、勇気がなくて飲み込んだ言葉が、もう、溢れ出てくる。

色んな人の首ねっこをつかんで、「あなたはこんなことをした。あんなことも言った。」と延々言ってやりたい。
ごめんなさいって言って欲しい。
いや、むしろ殴りたい。蹴倒したい。

って、思いつつ。
おいおい何言ってんのとも、もちろん思う。

何年前の話だか。
今更蒸し返しても覚えてないだろうし、覚えてないことを言い募って、謝ってもらっても本気で気が晴れるかというと、それはない。
じゃあ何が出来るのか。
何がしたいのか。

タイムマシンでその場に行って暴れる、という手もあるかもしれん。
でも、有り得ない以前に、それで丸く収まるかというと、そういうものでもない。

その場を何とかしたかった、ではなく、その場を"自分で"ちゃんと始末したかった、けど、出来なかった、が気持ちの引っかかりである以上、ゴジラが当たるを幸いなぎ倒しても、嬉しくはない。

今日読んでた本で、どんな流れで出てきた言葉かは忘れたけど(今日読んだ本の内容すら覚えていない体たらく)
"「大変だったね」と声をかけてあげる"
という一節が出てきて、今も心に残っている。

それが良いのかも知れない。つか、それしか出来ない気がする。
思い出したことに。
「そうかー大変だったね」と共感して、そして、手放す。

うん。書いていて改めて思った。そうしていくしかない。

多分。


とか、色々うつうつなので、綺麗なものが欲しいなぁと、まずは『ソニアパークのお買い物マニュアル』とか買ってしまった。
前々から欲しかった本だった。気晴らし買いです。(無駄遣いとも言う)


2009年09月23日(水)

最低限のTaskはこなしたと思う

何で?と問われるとそこは自分でも突き詰めたくないんだけど、気持ちは完全にダウナー。

でも2日働けばまたお休みです。
2日はかなり気合いれてぱしっと行きたいとこなので、気持ちアゲないと。
お金貰ってるんだしね。

でも、それなりにtaskはこなしたかな。
チェコのホテルも予約した。2回Cancelして、430⇒330ユーロまで下げた。
ちなみに同じホテル。
BookingCom⇒Hotelのサイトで直接予約⇒HotelのサイトのSpecialOfferと2回Cancel3回予約。
笑いもんだ。きっと。
予約入れる前にきっちり調べとけよ(一回で済んだのによ)って感じだけど、ま、結果よしということで。

成田EXの予約も済み。
プリンタも購入しセッティングも済み。
DVDの整理&HDDの整理も済み。

最低限のことは済ませたから、一先ず合格点でしょう。

加えて、どうでもいい事だが、おはぎで傘男もやっつけた。(彼岸島公式HPの話)

秋服の購入はギャルソンでモスグリーンのセーターのみ。
スカートも欲しいんだけどな。SALEを待つか・・・?
忘れてた。
マウジーで白&銀のラメラメなギャルっぽいカットソーも買ったんだっけ。

濃いパープルのタートルも見てて欲しくなってしまった。これはRalphの。

明日は何着て行こうかなぁ。ってその前に早く寝ろ。と書く午前2時40分。
朝起きるの7時半ですがな。
おそらく、これから部屋片付けて、本読んで・・・。
また寝る間がない。

そうそう、見たい見たいと思っていた南極料理人も見た。
感想は後日。


2009年09月18日(金)

母性の皮をまとった父性

先日、StackしたProjectに関わることになった。
Stackの原因はProjectManagerと現場の意思疎通が出来ていなかったため。

立ち振る舞いが難しい。

まず、ProjectManagerがいる以上、私から指示は出してはいかん。
また、成果物の製造責任や権利関係については契約条項がない。
そのためブツを残すと万が一の時の火種になるのでそれはやってはいかん。
でも、Stack状態は解消したい。
加えて、MotivationUPのため、現場とプロマネの両方の不満もこの際吐き出してすっきりしてもらう必要がある。
要するにちょっとした心のケアも必要。

つまり、LeaderShipは取らないが、Initiativeは取る。
基本的に聞き役だが、有効性のあるアドバイスをして作業の道筋はつける。

難しい。

具体的なTODOはまだいい。
迷ったのはキャラの作り方。
どんな顔でどんな声でどんな姿勢でどんな早さで話すかということ。

(私はこのTaskは自分のキャパを超えていると思った時、誰かになってことを済ます。
例えばプレゼンとか。自分より人になって話したほうが楽だから。)

イメージは、一度丸ごと全部受け入れて、やわらかくかつ論理的なOUTPUTを出す人。
誰で行くか?と考えて、結局出てこなかった。

プレゼン講習の時は、Trialの課題に合わせて、松下ゆきとか深津絵里とか観月ありさ・・・とか適当に選んでいたのだが、今回のような"包容力&論理性。で前に出ない指導力"のRoleModelが思い当たらない。


考えた。
言わずもがなだが、以下、人物名は、もちろんその人そのもののキャラではなく、役もしくは芸能人として露出する用に作ったイメージに対するもの。

篠原涼子?先陣型であって、導く・・・という感じがしない。
松下ゆきとか深津絵里とか観月ありさ いずれも同じ。

もう少し年齢層あげて見るか。
黒木瞳?人の話を聞かないでしょう。
高畑あつこ?論理的な結論が期待出来ない。
もたいまさこ?耳は貸してくれそう。でも伝わってるかどうか不安。
戸田恵子?先頭で旗ふるには使えるキャラだが今回は無用。

ヅカ出身でまやみきとかあまみんとか?
やっぱり先頭を走ってくイメージ。LeaderShipは取っちゃだめなんだ、今回は。

鈴木きょうかは癒し系だけど包み込むというより寂しそうだし、桃井さんは人のことに関心なさそう。
松雪やすこも中谷美紀も我が道邁進してて話しかける余地はない。
常盤貴子は励ましてはくれそうだし、頼りがいはあるが、背中叩かれて終わりという気がする。

ぐっと上がって八千草薫?受け入れてはくれるが、繰り返すがそれとなく仕切りたいのよ。


と考えて気づいた。
先頭を走ってく「あたしの背中を見ろ!」タイプのリーダーキャラはいる。
が、一度おおらかに受け入れて、癒して、知恵を与えて、「大丈夫!いけるから!」とそっと背中を押してくれる。
あったかい裏番タイプの女性ROLE MODELって日本ではまだメジャーじゃないんだー。

じゃあ、男性ではどうだろう?
佐藤浩市?自我が強すぎる。
中井貴一?頼りがいにかける。
堤真一?自己愛が強すぎる。
寺尾聡?まぁわかる。が、自分が演じるには枯れすぎてて不自然。
渡辺謙?そんなに熱量ないから無理。
武田鉄矢?石坂浩二?説教もうんちくも無用。
大杉漣?悪くはない。独特の臭みはあるが。
イチロー?いやいや。だからあったかく受け入れるのが基本姿勢なんだってば。

組!で考えてみると
慎吾ちゃんは自閉してるし、総司は天才だから論外。
ぐっさんは身内以外に興味ないし、コバさんではInitiativeが弱い。
へーすけは将来的にはいい線行く可能性を秘めているが、まだ重みがない。
オダギリには論理的説得力に欠け、太郎くんは押し引きのタイミングと加減調節に難がある。
堺雅人だと自分ループに入りそう。
と考えると、山本耕史さん。案外いけそうなことに驚く。

要するに。
今回求めているキャラって、父性を内包した母性なんだ。
と、考えると、ちょいとショックでもある。
そうか・・・自分母性に惹かれていたか。

と、そこらへんまで考えて、当日は終了。
一応キャラは山本さんと置いたが、"簡潔かつ明晰な説明力"という点でいま一つ乗り切れず、消化不良であった。


他に無いか・・・と考え続けた。

思い浮かんだのは、まず、スズカツの演出。
基本"愛情を持ってを見てる。それだけ"と漏れ聞くが、今回自分が似たような場に置かれて、初めて、いかに見守ることが大変かを知った。
身を乗り出して、手ずから作りこんだほうがどれだけ楽か。

基本、ALL許容で受け入れつつ、が、そのうちでしっかり観察し、流れにひずみが出来ていたら、気づかなければならない。
かつ、それを矯正するのではなく、自然によどみが取れるように誘導しなければならない。
改めてじっくり考えると、スズカツはかなり忍耐力とスキルのいることをやっていたのだと感心した。
今更だが。演出過程に思いをはせながら、もう一度『ドリアン・グレイの肖像』見たいな。

ROLEMODELに話を戻す。
次に思い浮かんだのは、イタリアのマダム。中でもミラノの(注:行ったことありません。あくまでイメージよイメージ)
太陽のような明るさとマンマの大らかさを持ち、かつ、シャープな知性がある。みたいな。
で、じゃあ漠然としているが、今後は"ミラノマダム"で行くしかないか・・・と思っていたところ、この人だ!と思う人を見つけた。


自分でも意外なことに。それは古田新太。

包容力、観察眼、論理性、言語力、存在感、全てOK。

そうか、イケ麺で伊達にオカマ社長やってるわけじゃない。
確かに彼は母性の皮をまとった父性なんだ。

よし、このTaskでは古田新太キャラでいくぞっ!ってまじ?


2009年09月16日(水)

『文』 by 堺雅人さん

よく言えばサービス精神旺盛、常にパワー全開。
悪く取ると、余白の無さ。

これが私の思う西の文化のイメージ。(のうちの1つ)
舞台ワークで言うとこの前書いた綾戸智恵とかコロッケとか。
感心はするし、楽しくないわけでないが、全力過ぎて見てて疲れる。

堺雅人さんには今まで九州を感じたことは無かったが、
この度エッセイ集『文』を読んで、おお堺さんもやはり九州人だったか!と認識を新たにした。

思わず魍魎のハコ(by京極夏彦)を連想してしまったよ。
要するにみっしり。

まるで隙間がない。
連載の時は雑誌の1ページだもんで気がつかなかったが、こうして本にまとまると、その密度の濃さがあらわに出る。
本の形の容器に比重の重い水銀がずっしり詰まった感じ。

小さいのに重い。
短文なのに読後に疲労感が残る。

面白いんだけどね。

他の感想としては。
すごく朗読したくなる。
他の人の本でそんなこと思ったこと無かったのに。

まさに、「声に出して読みたい日本語」
きっと推敲の最終段階で堺さんの脳内で堺さんの音声で一度読み上げられてるんじゃないかな。

声に出して読んでみた。
非常に歯切れが良くて、音としての通りが気持ちよい。
かつ、息継ぎのタイミングが絶妙。
そして、頭にちっちゃな堺さんの絵がちらちら浮かぶ。
もちろん、シーンは舞台の上。本(見た目台本)を片手にあちこち動きながら朗読中。

さすが舞台役者っ!と思ったものでした。


2009年09月15日(火)

12年に一度の耕耘機

一般にその人の太陽星座に木星が入ると幸運な一年です、とも言われている。
今年は木星が水瓶座にある。水瓶座は12年に一度の幸運期じゃん!

が、石井ゆかりさんに言わせれば幸運期というより「耕耘機」。
口を開けてりゃ棚ボタな年ではなく、言わば・・・

『その人という畑が勢い良く耕され、隠れていた可能性が全て掘り起こされます。
土に空気が入り、肥やしを入れ、新しい種が撒かれます。
その年が幸運なのではなく、その先12年の幸運をスタートさせる年なのです。
ですから、その年自体は嵐のような一年と感じられることの方が多いのです。』

だそうだ。

何か判る気がする。残り3ヶ月になって、確かにそうだったと思ってる。
新しい種は"俯瞰視点"。

振り返れば、まず年明け2月。
ロルフィングのセッションで四方からの立ち姿(しかもセパレーツ水着だ!)を取られ、
(つか、取っていただき?)自分の姿勢の余りの不自然さに愕然とする。

8月。おれってアスペルガー?と気づく。

時を同じくして、プレゼン講習。自分の話姿や声をビデオで見る、及び、他者から感想を貰う機会を得る。
顔の動きが歪んでる!ことにも、そうかもとは思ってはいたが、今回歴然と突きつけられた。

今年も含めたここ何年かの経過が浮かぶ。
そうか、総ざらえなんだね。終わりであり、始まりだ。

道程を思い出した順に。
1999年。WEBにあれこれ吐き出し始めた年。
次に2002年秋。
嵐のような片付け衝動に翻弄されて、手荷物の全てを総ざらえし、食生活を見直し。
我流ではあるが体の建て直しを始める。
2005年 お引越し。
2006年 フィットネスクラブに入り、体と意を結ぶパスを通し始める。

要するに、最初はゴミだし。
気持ちのたな卸しと整理整頓。それが済んだら物理的な整理。

次に建て直し。
自分で自分チェック(2002〜2006)→他人が自分チェック(2006〜2009)→自分が他人目線で自分チェック(2009〜) とSTEPを踏んでいる。
最初っから"自分が他人目線で自分チェック"はムリだし、いきなり"他人が自分チェック"だと、自分はまず歯向かって言うこと聞かなかっただろう。

旨いこと工程作ったなぁと関心仕切り。


2009年09月13日(日)

2009Hedwig

"そう、まさにヘドウィグはあなたなのです"
2009Hedwigのコピー。

自分には「ヘドウィグはあなたなのです」より「ドリアンはあなたなのです」の方がしっくりくる。

"ヘドウィグはあなたなのです"
"そういうところが 無い とも言い切れない"

"ドリアンはあなたなのです"
"表に出さないようにして来たのに、なんでばれちゃったんだろう・・・"

"バジルはあなたなのです"
"・・・"(落ち込む)

"シビルはあなたなのです"
可能性として皆無だが、万が一言われたら新鮮。

"ヘンリーはあなたなのです"
"だろうね"(お前の言うことは普通すぎてつまらんよ)


Hedwigのチケットは無事確保。
12月までは生きてないと。

ドリアンは無事終了とのこと。
良かった。



2009年09月11日(金)

スイートJAM MAGIC! そして 顔筋ストレッチに励む

JAMを見るとおおよそ何の期待もしていなかった人、もしくは、むしろ好きではない人に
ほぼ落ちてしまう。

コロッケ。むしろ嫌いでした。
私はニュースも含めほぼTVは見ない。
世間の様子伺いに時折スイッチを入れて、秒単位でチャンネル切り替えて、ま、そんな感じかと切ることがほとんど。

そんなザッピング視聴での印象は、
"勢いTOO MUCHなカリカチュアライズで押し切る"人。
わかりやすいのかも知れんがやりすぎと。

食わず嫌いというか。
何かをジャッジするのに門前でというのは、いかんなと思った。
怖がりなもんで、異物は受け入れるのを避けてしまう。

大丈夫だから。
これからはちゃんと一度飲み込んでから、嫌いなら嫌いとジャッジしようと、改めて思った。

予想を超える研究肌と、"失礼なんです"と言い切りつつやり切る腹の据わりっぷりに惚れた。

TOO MUCHとの印象には変わりないが。
綾戸知恵と同類というか。隙間があるのが申し訳なく、どこもかしこもぱつぱつに
サービスを詰め込んでる感じ。好みの問題だが、疲れてしまうのだ。
それは文化圏の違いというものかもしれん。コロッケは西の人、しかも九州の人だ。
白熊にパンダの色合いを期待してもそれは求める側が間違ってる。

さすがに舞台は見に行こうとまでは思わない。が、あのダンサーとのコラボには興味はある。

後、アスリートな顔の筋肉に驚き。
柔らかく、かつ、自由自在でパワフル。

かく、ありたい。とは思わん。
オリンピックの選手の身体を求めるくらい非現実的。
でも、方向性としてはそっちだ。


芸能人が若い理由の一つが、きちんと顔の筋肉を使えてるからではないかと思う。
この間のプレゼン講習で、自分が話しているビデオをを見て、気になった最大のこと。

顔の右側の動きが悪い。
(気になって、講習の後半ずっと右半分をマッサージしていた。← 講習の目的を誤ってる)
左側の筋肉を使って引っ張るように動かしている印象。
このままいったら、麻生太郎の歳には麻生になっちまうぞ!と冷や汗がどっと出た。

改めて考えると、麻生とまでは行かなくとも、顔の動きが非対称な一般人はいなくはない。
が、顔が非対称に動く芸能人はいない。そっか。ちゃんと矯正しているんだ。と思った。

そして、はい。お決まりの手順。
現象の観察⇒原因の仮定⇒対応の開始。

顔の右側を触ってみる。外側から内側から。
動きが鈍い。明らかに。
しかも固い!ほほの肉が分厚い!
筋肉名は全然わからないけれど、明らかに使っていないパスがある!
要するに。顔が凝ってるのか・・・。

お尻が凝っている自覚症状も無かったが、顔はさらに無かったよ。

さて対応開始。
揉み解し。
ただし顔の筋肉は骨とつながっていないので、あんまり乱暴にかつ熱心にやると。
筋肉の結合自体を崩してしまう危険がある。そのためやんわりと。

顔の筋肉を意識して使い、動かし。

そうこうして一週間。
顔の筋肉が筋肉痛・・・・(だから、無駄なところだけ努力家)

身体が地続きなのも再発見。
顔の筋肉を動かすと胸モトまで動く。っつーことは顔の運動するとデコルテの運動にまでなる。

それに左右均等の顔の方が感じいいもんね。

それにしてもなぜ右側が動かないんだ?
右側って左脳だよね?使ってないのか?



2009年09月08日(火)

『RENT』の感想 再び書こうとするも・・・

去る8月20日に見に行った『RENT』について、舞い上がった気持ちがようやく落ちてきたので少し書いて見る。

夢のような時間だった。
との基本軸には変化なし。

アンソニーとアダムが出てきて、『RENT』が始まって。
あぁ本当にこの時が来たんだ、そして今自分は観客席にちゃんと居るんだ。
現実に彼らが視界に入て、『RENT』の舞台を作っているということが、感動だった。

その後は結構泣いてた。ずっとじゃないけど。間歇的に。しかも表情はゆるがず。
表情を素通りして心と涙の直接繋がって、意味不明の涙がつらつらと出ていた。

ストーリーで泣くとか、
アンソニー&アダムだ。きゃー!というのでもなく。

感情ではなく、表現が難しいのだが、
心が揺れて、揺れたことで心から零れた水が目から溢れる状態。



あ、やっぱだめだ。
これ以上は書けん。
ただただ、見ることが出来てよかった。

子供の頃から土方が好きで、大河で山本耕史さんを知り、彼のRENTへの思いを知り、
彼がそれだけ思い入れるものはどんなもんだろう?と映画を見、作品自体に惹かれた。
その後、映画版のサントラ、初演BW版CDを買い、2007年の来日公演を見、TTBを見・・・。

縁としか表現する言葉が見つからない。
1つでも途切れていたら、ここまでこれなかった。

どこの誰に何を言ってよいものやら、だが、とにかく全てに感謝する。
中でも山本さんとジョナサンには最大限のThankYouを。

『Will I』の時は流石に気持ちから泣けた。
あぁこの曲を好きだった人がいたね、と。
自分が明日目覚めるか?という状況になった時、この歌は脳内でどう鳴るのだろうか?と。


2009年09月07日(月)

終わりの始まりか 始まりの終わりか

ペニンシュラホテルにXO醤を取りにいく。
8月中旬に無くなったので買いに行ったら、新聞で紹介されて人気沸騰とかで、お取り置き予約になってしまっていたのだ。

うーむ。人のことはいえんが一瓶5800円のみそが品切れかぁ。
新聞のコラムだけで58だすかぁ。ホントに不景気か?

噂は聞いていたけど、中々踏み出せなかったもの。
結局某所から貰ったんだが。
使い出すと、実はコスパは悪くない。(あれ?これ前にも同じことを書いたような)
普通のもやし炒めにちびっと入れるだけでプロの味になる。
冷奴にトッピングするだけで、どこぞの付き出しになる。

話は変わる。
資生堂のメンズキャラ4人のCFを見た。
確かに今若手イケメンっつたらこのメンツかもと思った。
春馬・小栗・妻夫木・瑛太
足すなら、たけるっちとか松ケンとか? むかいり・しろたんはまだ弱いか?
それか水嶋ヒロか、松田弟とか?

○ャニーズが混じっていないことに違和感がない。
SMA/TOKIO/kinkiの全盛期はこうじゃなかった。
趨勢に翳りが出てきているのは確か。
(混ぜるなら誰だろう?まつじゅんなら不自然さはない。山Pはうーん何か色が違う感じ。
かつーんは誰が来てもランクが違う印象。嵐のまつじゅん以外ではニノは方向性が違うし、他のメンツを並び入れるのもなんか変)

はかばかしくない新規開発への焦りなのか、○ャニーさんの後顧の憂いを消したいのか、
最近の○ャニーズむりくりと抱き合わせは露骨だ。

SMAは今まで抱き合わせ販売はしていなかったのに。
今回はいずれのドラマにも後輩を押し込んでいる。

それはまだしも、夏の火10のむりくりはあまりにも無理やり過ぎないか。
タマは何だったんだろうとか思ってしまう。
実弾(つまりお金)、見返り(他のタレントのBOOKING)、それとも?(想像力が貧困なんで出てこない)と
邪推の余地がありすぎてつまらん。

でも、セット販売なぞ、どこの事務所でもやっている。
○ャニーズだと目立つだけだ。

○ャニがはびこってると無意識につぶやきつつ、
でも、○ャニという人はいないのだ。どこにマネージメントを委託しているかの話であって、その人じゃない。
先入観や色眼鏡で見るのはどうかと省みて反省するとことはある。
一属性だけで人を見て、その人本人を全然見てないねって。

イノッチが前にエッセイで、○ャニでいることで確かに仕事で恵まれていることは否定しないと書いていた。
でも、だからと行って待ってればなんでも与えられるわけではない、ということも(ここらへん記憶が曖昧)

努力家だな。真面目で真剣で凄い人だな、とは思う。イノッチも好きだ。
けれど、同じ努力をしていても何にもふってこない人がほとんどなのだよとも思う。

可虐心の捌け口にしたいだけなのだろうが
○ャニーズ帝国の終焉。見たいねぇ。

人の不幸せを見たいとか
虫の手足を引きちぎる行為とか、
それは人間の本質なのか、生育の過程で生じた歪みの発露であり、本来的に備わるものではないのか?

そこが未だに判断できない。


2009年09月06日(日)

派遣のオスカル

善は急げ。
とは違う気もするが、髪切りに青山へ。

こざっぱりしていい感じ。となるとお洋服も欲しいですねぇ・・・。
9月の連休に買い出しに出るか。

『覇権の、いや違う、変換の最初にこの漢字がでるのもどうかと思うが、もとい。
派遣のオスカル』見ました。

REN様。
渋くて素敵でございました。

が、ファッションと言い、台詞といい、REN様だけでなく、ドラマ全体の作りとして、
あえて笑いを狙っているのか、真顔なのかわからないところが微妙。

ビジネスの席で身内をおじいちゃんと呼ぶ3代目は、それだけでだめでしょう。
「いっちょうやるか」って時代劇ですか。
あの千鳥格子はどんなもんでしょう。
随分お手軽な説得で転ぶなぁ・・・などなど。

来週も出るそうですね。
ザッピング視聴はするつもり。

全体を見られないのは、田中れなの外見(内面知らないから当たり前)が好みじゃないから。
まず、顔が場末のキャバクラくさくていや。おでこの皺も貧乏くさい。
あの喉を絞った発声に肌がざわつく。
などなど。

文字にすると、改めてひどい事いいやがると思う。
でも、芸能人に限らず、脚本家でも監督でも、音楽家でも画家でも作家でも、人前に出るって事は、
好き勝手にあれこれ言われるって事とも思う。

けれど、それは普通の生活だって同じだ。
こいつ太ったなとか
歩き方がブサイク〜とか
気はいいんだけど、ものの食べ方がだらしないとか

街で視界に入った人、友人知人、親戚、家族。 人が人を見たら何かは思う。
「ネガティブな感想は一度も持ったことありません。」
そんなやついねーよ。

って、気にしだすと、ひきこもりとか視線恐怖症って極めて真っ当な反応だ。

とはいえ、そうも言ってられない場合、どうするか。
1.鈍感でそもそも自分があれこれ評定されていることに気付いてすらいない
2.気がついてそれをエネルギー(取り込むにしてもはじくにしても)にする
3.一挙手一投足を評価されているのを知りつつ、気にしない

今のところ、私は3を選択。
誰に何を思われても、それは私を傷つけない。
物理的な力でないもの、視線や言葉は私を傷つけない。心が傷つく?それは幻想だ。

という解釈を選択中のため。


2009年09月03日(木)

秋 なのだろうか?

このまま秋。なのかなぁ。
朝起きて朝から全開に暑いと、命をカンナでけずられてる気がするのだが、
涼しいとそれはそれで寂しい。

夏も終わったし。
そろそろ髪の毛も切ろうか。(夏は襟足出したいのでまとめてる)
秋服も欲しいなぁ。

一つ買うと弾みがつくのか、あーやっぱりおもちゃじゃなくてちゃんとしたバッグ欲しいなぁ・・・。
いやいやいやいや。いかんいかんいかんいかん。
秋のバカンスにつぎ込んで、まじ、ど貧民なのに。
1月には冬のバカンス(=北海道でSKI)もあるのに。(って自分で決めてるだけ)

今の悩みは1月の休みをどう切り出すか・・・。だ。
10月は夏のバカンスであって、冬のバカンスとは別だ!と何とか上手く話を持っていくしかない。

あ、バッグって言えば、Cherのキャンパスバッグの氾濫。あれ何?
以前付録であったとき一瞬買おうかと思ったが、買わなくて良かった。
今更恥ずかしくて持てねーよ。
この展開は一体何なんだ?急に現金でも必要になったんだろうか?

Cath Kidstonも多いね〜。
珍しい頃はカントリーで可愛いとも思ったが、インテリアなら大丈夫だが、最早バッグは無理。


2009年09月02日(水)

高機能自閉症のプレゼン巧者

ここ数日。気持ちが大波に洗われた小船のように揺れまくっていた。

突端は。
とある文庫本だった。
『アスペルガー症候群』=高機能自閉症の妻との暮らしを書いたノンフィクションエッセイ。
(題名は『僕の妻はエイリアン −高機能自閉症との不思議な結婚生活−』)

購入して、読んで、呆然とし、読んで、ほっとし、読んで、気持ちが抜け、読んで、
もう気持ちの整理が混乱しすぎて何を考えているのだかわからなくなってしまった。

私は自分のことを、
"人嫌いで理屈屋、他愛ない世間話が苦手で、
空気が読むのも不得手なので、人といるとそれだけで神経が疲れる人"と思ってはいたが・・・、

自分『アスペルガー症候群』なのか?そうなのか?

空気読めない
非言語的表現がわからない 
というコミュニケーション障害という点以外に当てはまるところが多すぎる。

・聞いた音を言語化し、さらにそれを理解するという回路が弱い。
(学生の頃ほぼ授業を聞いたことがない。聞いても、というより聞いたらわからないから、授業中は話を聞かずに専ら教科書を読んでいた)
・言葉が良く聞き取れないのに加え、いきなり会話モードに入れないため電話が苦手。基本的に出ない。
・痛みに対する鈍感さ(たしかに靴擦れ出来ても平気な顔しているため、ありえないとは言われる)
・癒し専用のタオルケットを持ってる
・幼児期の記憶が鮮明で映像的
・基本、布団を頭までかぶる
・熱があってもわからない
・食べることを忘れる
・人の顔が覚えることが致命的にだめ。(そのくせTVに出る芸能人の顔は覚えられる)
・視線を感じることが出来ない。
・五感過敏。
・視覚情報が多すぎると疲れるのでサングラスで制限。(中学生の頃ほぼ前が見えないほど目深に帽子を被っていた)
・人と視線を合わせられない(日頃は努力しているがかなり苦手)

本の主人公である『アスペルガー症候群』の妻の振る舞いが資質が好みが悉く自分であった。

一応、数字も多少扱えて、複数のこともある程度こなせる(正確には同時でなくシングルタスクを短く切り替えてるだけ)ため、辛うじて社会生活を送ってはいるが、もう半歩踏み出せば立派な障害保有者だったのだなぁ・・、今更気付いてもなぁ・・・。

母。お宅の娘は自閉症の一種だったよ。
脳の作りやはたらきが普通とちと違うそうだよ。そして、それは治るものではないのだとさ。
ま、多く見積もると6%程度の比率ではいるそうだけどから、そう珍しくもないんだけどね。


と、脱力した気持ちで週末を過ごしていた。
週末にはもう一つ気が重くなる要因もあった。

週明けに必須研修があったのだ。それも「プレゼンテーション技法」
人前で話すことが苦手です、という人はいる。
が、それは数人から数十人の前で何かを発表することが苦手という意味だ。
私の場合、文字通りの人前、一対一だろうが仕事の話じゃなかろうが、とにかく人が前にいるだけで苦手。
話をする以前に、すると思うだけで緊張する。

そもそも人とさしでコミュニケーションが取れない人間に「プレゼン」教えてどーすんねん!
それに私『アスペルガー症候群』(高機能自閉症)だしぃ、と思いつつ出ないわけにはいかない。

プレゼン演習。ビデオ録画つき、講評付き。

気が進まないながらも研修に参加し、さらなる大波が気持ちを揺らされることになる。

第一回目のプレゼン講評。
手は震えるし視線は泳ぐ。内容は支離滅裂。デリバリはで早口でぐだぐだ・・・と
どーせそう書いてあるんだろと、他受講者の講評を見て腰を抜かすほど驚いた。

声のトーンが良い。
落ち着いている。

えぇっ!誰それ。


さらに講習は進む。演習を繰り返す。
何だかわからんが、どんどん上手くなっていってしまっているようだ。
周囲のコメントが褒め言葉だらけになっていく。

・アナウンサーのように流麗で、かえって心地よく聞き流されてしまいそう
・笑顔がほっとする
・アイコンタクトで訴えかけてくる力がある(だから人と目を合わせるのだめなんだってば!)
・声が通る(うそ・・・)

そして最後。再びビデオ録画。

研修担当には言われる。
「たまに居るんですよね。プロのアナウンサーレベルの人が。もしくはかつてナレーターをやったことがあるという人。」
その他講評
・素晴らしい
・アイコンタクトがきちっと取れている
・伝わりやすい
・抑揚やジェスチャーが効果的
・最早、指摘点はない

何が起こっているのか事態が把握できない。
魂を抜かれたように呆然として帰宅。

自分。何なんだ?
コミュニケーション力ないんだよね?
自閉症、かつ、プレゼン上手、わけがわからない。
自閉症って考えすぎ?。いや、偶然にしては症状が一致しすぎてる。



数時間考えて、気持ちが落ち着いて、何となく判ってきた。
矛盾はしていない。

多分。
多分なんだけど、ある種の『アスペルガー型』の人はプレゼンが上手くなる可能性は高い。
それも人の数倍の早さで。

発達障害とは、脳の構造が人と異なるために子供時代に無自覚に身につけられる、相手の気持ちを察する、場を読む、場に合わせるなどの社会的能力が身につけられないことであるらしい。
それ故に、後年意識的に一つ一つ身に着けて能力の不備を補っている。
だから、人との何気ない世間話の声の高さ、音質、言葉の早さ、笑顔一つ、間一つ、無意識じゃない。
全て学んだこと。
心理学の本、演出家の書いた表現の本、ロルフィング、周りの人の観察、テレビドラマなどなどから、腕を上げるときはこう、哀しい共感はこの表情でと、全て意識的に理解して実践している。
私の場合、全ての振る舞いが自覚的。いわば演技。

なので、かえってプレゼン講習などで、お手本見せられて「こうです!」と言われると、
すぐ真似られるのだろう。

うん。わかった。
と、何らかの論理展開がオチないと気が治まらないところも『アスペルガー型』の人であるらしい。


alain

My追加