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2007年03月26日(月)

落ち込んだ勢いで、原美術館の感想など

DVD整理の最中に、『ラジかるっ』の録画を消してしまったみたい・・・・。
山本さんの"美味しい顔ってどんな顔〜"がぁー。消えた。

深海に埋めてくれーという心境。
落ち込む。

はぁ・・・・。憂鬱。

キレついでに、勢いで原美術館の『アドリアナ ヴァレジョン』展に行った感想を、
123 だぁー!と書いてみた。

あぁでもまだ落ち込んでるの。



2007年03月24日(土)

近況とハーモニーベル再開

21日(水)の祝日に続けて、木曜日/金曜日とプロジェクトで休みを取ることになり。
自分はそんなに働いていたわけではないから、金曜日は別件で出社しようか
なぁんて殊勝なことも考えていたのだが。

・・・あっさり低きに流れた。

木曜日は午後から食器を見に青山に。Peopletreeで夏物のお買い物をし。
金曜日は御殿山の某サロンに行き、原美術館に行き、品川駅のエキナカで食事の後、
青山に髪を切りに行き。

なんかまとまった休みのわりには、代わり映えしないというか。
思い切って日帰りで会津とか行ってみた方が気分変わったかもしれない。

何ていっても、咳が止まらなかったんで。
予定も入れづらく。

まぁ過ぎてしまったものはしょうがない。

咳はもうすっかりOK。
ただ、後遺症であばらが痛い。ただ今湿布中。


サロンには初めて行った。
行きたいなーとは思っていたのだけど、地図を見る限り迷いそうな場所で、
平日だと夜になっちゃうし、夜道で迷うのって心細いので、
かといって土日にそれだけのために品川御殿山に行くっていうのも疲れそうだしー。

と、タイミングを計っていたのだ。
今回はいい機会でした。

というのも、前に行っていたハーモニーベル屋さんが、違うセラピー屋さんになってしまったので、
セッション続けるならば、他を探さなければと思っていたのだ。

平日の帰りに寄れるところが便利なので、探したのだけれど、都合の良い場所になくて、
ならばと、そのサロンに行ってみた。メンバーだしね。
今出社している場所からならタクシー使えばそんなに時間も掛からなさそうなので。

久々のベルは今いち浸れないまでも、浅い眠りが断髪的に続く感じ。
空気の流れというか気の流れは今までのように感じた。
ただうつぶせの時の渦の流れの入り方は今までより弱かったように思う。

今回からの新しい感触もあった。
表皮の上で流れを感じるというのでも、身体の有機物がうごめくというのでもなく、
細胞がぷるぷる揺れるというのでもなく、細胞間を風が抜けて行くという、今までにない感触もあった。

レベル3のセッションだったので、その所為か、ないしはヒッポウさんに寄るのかの判断は付かないのだけれど。

レベル3のセッションって確か7回とかだったので、月1とか2,3週間おきとかで、
とりあえず終えるまでは通ってみようと思う。

効くとか画期的に何かが変わるというものではないんだけど、その時気持ちが良いのと、
後、人に「何か、最近佇まいに余裕が感じられる」か言われたことって効果?!とか思っちゃったこととか。

それから。
ぶっちゃけ、もう何でも良いんだ。
何か良い方向に、自分が、変われるというほど大仰でなくとも、感じの良い人になりたいし、
自分がそこにいることが楽って思いたいし、肯定したいし、そのために何かちょっとでも良いことあるなら。

それがなんであってもいいの。
理屈もいらない。
効果が、いや、効果じゃなくて安堵かも、いや依存かもしれないけど、
何か、気持ちの中で抱えて握れるものが欲しいなって。



2007年03月21日(水)

海王星と土星の180度と今回の『華麗〜』の木村くんなど

『華麗なる一族』の最終回番宣のスマステにて。
「初めて、ばっくれたいと思った。」と木村くんが語っていた。

軽くデジャヴー。

2004年大河ドラマ『新選組!』の時の局長と同じことを、言っている。

『辞めたいと思った。ドラマだけ辞めるわけにはいかないから、SMAPごと辞めてやろうかと』
と、2004年の年末トーク番組で、慎吾ちゃんは言っていた。


「全ては海王星の故でございます。」と言い切るのもださいが。
でも、興味深くはある。

慎吾ちゃんの場合は、n太陽にt海王星が合。n太陽は水瓶座11度。
2002年から水瓶座の慎吾ちゃんの太陽の上を行ったり来たりで、抜けたのは2003年末。
行って戻ってを繰り返して、最後のダメ押し期間がちょうど2003年10月〜12月。
撮影開始が9月で、そこからほぼ年末までの期間だ。
彼が一番辛くて、ぐだぐだだったと言っている時期だ。

そもそも慎吾ちゃんのn太陽はなかなかに辛い。
天王星・海王星・冥王星という、無意識野に鼻面取られてきりきり舞いなのに、
土星が蓋だけはきっちり閉めるという、ストレスのたまりそうな配置。

予定調和でなく、人の念のばしばし飛び交う芸能人で良かったねとしか言いようのない太陽だ。
エネルギーは常に現実化を求めるから、周りが温和な環境だと、自分が破綻しかねない。
不安定で不調和な世界で生きたほうが、自分の人格は安定するタイプ。

そこに、人の無意識を取り込みやすく、自分の中の見ないで置いたものが溶け出すという海王星が
来てしまうと、まぁ影響受けそうなタイプではある。


木村くんの太陽も、ちょっとくせがある。
蠍座21度。ノーアスペクト。

自分の中の生き方とか、表現とかが、イマイチ他人とかみ合わない。
かつ、サビアンから見るに、障害を熱意で乗り越えるタイプ。
反抗的な要素もあり、ようするに自己表現に多少不器用。

かつ、ノーアスペクトでからまわりタイプ。
自分の内から目標とか意思が湧きでにくいところがある。
その分、集合無意識を吸い取って体現するというスター性には長けている。
上手いこと周りが、こまめに意義とかハードルとか目標を作って上げると伸びるタイプだ。

n太陽にt海王星がスクエア。しかもt海王星、t土星がオポ。
自分の否定ないしは再構築を迫られたっつー感じかな。


ツボどころなのはさ。
慎吾ちゃんと木村くんが"ばっくれたい"と思うくらいの辛い現場の両方に、なぜか山本耕史さんがいたこと。
木村くんじゃないけど、「前世でなにかあった?」としかいえない。



で、改めて思うのだけど。
海王星の影響かぶると感想って"ばっくれたいー!"なのか、分かる良く分かるぞ。

でも、彼らはばっくれずにここにいる。
だから、私も追い出されるまでは、ばっくれないことにする。

他にも、数多く居るであろう、今現在、海王星土星オポの影響を受けている人。
私が言ってあげる。

がんばれ!



2007年03月19日(月)

引き続き、海王星と土星のオポについて

海王星と土星のオポ(180度のことね)について。

こちらのサイトを見ていて。
合が1989年・・・。
その時は読み流していたけど、しばらくして、「ん?????」と。

調べてみて、やっぱり。
ベルリンの壁崩壊の年じゃんか!

1989年には3月6月11月といったりきたりで3回、合があるんだけど。
ハンガリー経由大移動から壁崩壊までがすっぽり入る。

壁が絶対に崩れないと思っていた体制が、ずるずると溶解した時。
海王星と土星が合って、嵌りすぎ。

そして、オポの今に極東のこの地でヘドウィグが上演中というのも、いいなー。

合って、土星の現すシビアな現実と海王星の理想が渾然一体でぐちゃぐちゃっていう状況なんだけど。
今回は180度なので対峙。

私は壁だ!とまず冒頭で打ち立てるヘドそのものだなぁ。なんてね。


それから、会場も読み甲斐ありまくり。
新宿FACE。

皇居を中心に東京にホロスコープをかぶせると、新宿は水瓶座に入る。
(ここら辺のことは、『運命を導く東京星図』by松村潔 の本で仕入れた知識)

コマ劇場はちょうど15度にあたるとあり、新宿FACEも多分そんなところではないかと。
15度近辺は対極のつまりこの場合、水瓶座の対極にある獅子座の影響が侵入してくる度数。
現在の海王星と土星のオポは水瓶と獅子で起こっている。

だから新宿FACEなんだよ。
渋谷でも世田谷でもなく。
新宿。それも獅子座とのパスが開く15度近辺。


人間の感情は複雑で、利害調整や陰謀や。
気候変動も虫歯もはげも風邪も、全く原因も対策もつかめないのに。

でも、時にスーパーコンピュータでも組み上げられまいと思うような精緻な構造が垣間見えることがある。
思い込みだ。
偶然だ。
当てはまる事象だけを取り上げてる。

自分でもそう思う。
そんな突っ込みは自分で100万回入れてる。

でも、全否定は出来ない。
一部を対象に呼ぶとシンクロニシティとなる。
世界が一つの波動で揺れるという捕らえ方もある。

細い小さなクリスタルのブロックで組み上げられた高い高い塔が見える。
世界って一部が全部で、全部が一部なんじゃないだろうか。という気もする。

海王星と土星ネタはまだ続きます。
次回は華麗ネタで。

華麗と言えば、木村くんのクランクアップ映像ついに見れなかったー!
富良野の雪の中で白いコートの山本さんを見たかったよー!!(号泣)



2007年03月18日(日)

土星と海王星の180度

咳き込み続けて一週間。
さすがに疲れた。

でも医者にはいってない。(人に聞かれたら「いってまーす。」と言っているけど。)
どーしようもない時に咳止めを飲む以外の対応もとらず。

医者を信じていないというのも理由の一つである。
風邪って薬で治すもんじゃなく、身体の治癒力でなんとかするしかないものだとも思っている。

それやこれやもあるけど、それ以上に。
不思議なほどに治してやろうという気持ちにならない。
もちろん咳が止まらなくて、夜寝られなかったり、肺がかゆかったり、苦しいのだけど。

でも、排除する気持ちにならなくて。


理由がわかった。
っつーか、無意識にはもちろんわかってはいたのだけど。

つまりこれは感染症的な風邪じゃなく。
ストレスを身体の症状で発散しているんだ。
だから、安易に身体の症状を抑えてしまうと、逆流して気持ちに負荷が返ってきてしまう。
それを避けたいのだ。
咳で喉が痛いとか、肺が痒いとか、肋骨が痛いとか、そういう症状で発散してるほうが、自分が楽だからだ。
(ごめんね。身体)


って、意識野で気づいたのは金曜日。
何の気なしに見ていたWEBで第5チャクラのことが載っていて。
ここに問題のある人が最近多いと言うことが書いてあった。

第5っつーと。
喉じゃん。

第5チャクラのバランスが崩れている時の症状って
『話すことが怖くなってしまったり、沈黙を恐れたり、反対に意味のないことをべらべら話し出したり』
要するに、自分の思いを伝えることが出来ない状態。

うーむ。
これって、今まさに私の抱えている問題。
だから喉なのか。


そしてもう一つ。
今、ホロスコープでは海王星と土星が水瓶と獅子座で180度を取っている。
これは現在のホロスコープでの話しなので、誰の図でも同じ。

土星の意味は現実とか壁とか。海王星は理想とか曖昧とか境界線のない漠然としたもの。
つまり、土星と海王星のアスペクトは"壁の崩壊"なんだ。

お!これってヘドウィグのテーマと同じだ・・・・。
まさにシンクロニシティ。

この海王星と土星のアスペクトの働きは、人によって異なる。
感受点とどう絡むかとか、土星海王星がどのハウスに入るか、それによって影響の大きさとか出る場面とかは異なる。


私の場合、n太陽にt海王星がどんぴしゃで合なので。
予想外に激しいです。

コミュニケーションは私の抱える最大の問題。
今までのらりくらりとやり過ごせてこれたのが、いきなり待ったなしになっている。

土星と海王星は逆行もありなので、2月末にきっちり180度とった後、
6月末にもまたダメ押し。
(土星と海王星の180度について詳しく知りたい方はご参考までにこちらを。)

って知った時。まだ続くのかきついなぁと思うと同時に。
6月末かよ!早ッという気持ちもわいている。

何ていうか。ラストチャンスという気もする。
自分的には、ここで何とかしておかないとこの先どーにもならないという。



2007年03月12日(月)

咳が、咳がと、とまらない

咳が、咳がと、とまらない。

まず寝られない。

朝。眠い。
休むわけにも・・・な日だったので、行く。
が、席にいても傍迷惑なので、自社OFFICEに出社。
打ち合わせには出るも、声がほとんど出ないので、代読を依頼。

食事もつらい。
咳で食べ物を噴出しそうになる。

胸と腹の筋肉も痛んできた。
前に肋骨にひびでも入ったかと思うくらい痛くなって、レントゲン撮ったこともあった。
ただの筋肉痛だったんだけど。

自分の日記を咳で検索掛けた。
大体1年に一回のペースで咳に取り付かれているみたい。
でも、特に季節感はない。
花粉症の一種か?との懸念もあったけど、それはないみたい。

という使い方も出来るので、やっぱり日記って面白いな。


今日のSMAP*SMAP。
すべリアン・ハスキーの山本さんは可愛かったです。
撮影は去年の8月末だったとか。

あやうくお蔵入りだったってこと?
それとも、そんな時間軸なんだろうか?
分厚くて茶色い前髪が、今見ると新鮮。

万俵家の写真で1/4球見た時はすごい衝撃だったのにな。
まさに、
the strangest things seem suddenly routineな気分。

ちょっと違う?
でもこの一節がふっと浮かんだので。(ヘドウィグのWIG IN THE BOXの歌詞の一部)




2007年03月11日(日)

ストレスを身体に振り返る & 『華麗〜』の感想をちょっと

先週の月曜日。
顎下腺が腫れ、風邪だと真っ先にここに出るのだが、
休めそうな日が月曜日だけだったため、早めに休んでおくかと休んで家でごろごろしていた。

で、火曜日から。
運悪く、説明会的打ち合わせが連日。喉が痛い中話しまくること4日間。

土曜日。完璧に声が嗄れた。
本日日曜日。やや復活するも。今度は咳。

完璧にこじらせた。きついなー。
熱もここんとこ37度から下がらないし。

うーん。困った。
やっぱり気持ちのよれって身体に出るよなー。
っつーか。

はい。自分ではわかっております。
"出てる"じゃなくて、"出してます"。

前にある人に波動カウンセリングっていうのをやってもらった時に言われたんだけど。
私はある意味すごくかしこいのだと。
心のストレスをためないように、身体に振り替えて表に出してしまうのだと。

それわかる!
気持ちに澱をためるより、熱を出してしまったほうが自分も楽。
しかも、いやらしいけど。
声ががらがらとか見た目明らかに熱っぽいって、人に同情も買いやすいけど、
全部自分の中に押し隠して丈夫そうだと、周りは何にもしてくれない。

甘えなんですよ。
あらゆる症状は表現で、周りにそれを受け取ってくれる人がいるから出している。
もちろん全ての病気がそうだと言っている訳じゃないけど。
感染症とかもあるし。

でも、結構そういうのってあると思う。



さて、『華麗なる一族』9話見ました。
山本さんの丁寧な無言演技。今回は法廷シーンで堪能いたしました。
酔っ払い演技ももちろん秀逸だけど、一瞬の表情で役の気持ちを表現する力には毎度感嘆だ。
心中想いが錯綜している顔、心が晴れたて光を見た顔。

この人は本当に演じるために生まれてきた人なのだなぁと思う。




2007年03月08日(木)

ヘドウィグ感想 その4。

ヘドウィグ感想 その4。
今回は演者の話。

3/1のソワレの最前列のチケットを持っていたのだけれど。
行きたいという人がいたので、まぁ私は計2回見るからいいやということで、譲ってしまった。(贈呈)

その人の感想。開口一番。
「脚が綺麗!!!まっすぐ!!」

ってそこかい!
歌とか舞台の感想ではなく、脚から入るかぁー。

「TTBも見たでしょ。TVドラマも見てるでしょ。"それボク"も見たのだから、その位わかるでしょーよ」と
言ったのだが、"あんなにモデルみたいに綺麗"だとは思わなかったそうだ。

確かに。
この舞台の大きな要素として山本耕史さんの体がある。
手足が長く背が高く胸板があつく肌は白く滑らかで、とにかく綺麗。

WIGを取った後の2曲の神々しさはこの体ならではだ。
が、デメリットもある。

綺麗過ぎる。
うらぶれたうらぶれた感が出ない。
けなげで可愛くはある。切なくもあるけど、惨めな感じはしない。

物体として綺麗というのに加えて、勢いに乗っているオーラが体から立ち上っていて、
若い男に捨てられた年上女(しかも元男)という気がしないんだもん。
いくらだって次の相手が見つけられそうというか、まず、誰もがよってくだろうというほどに魅力的。

メリットとデメリットは表裏一体っつーのは、まさにこのことだ。
10年後の再演とかだと、ここらへんもうちょっとバランスいいかもしれない・・・。
・・・・って一瞬思ったのだけど。

多分Tommyって10代とか20代の設定だよね。
今リアル山本さんは30なんだから、年齢からいったら10ほど若い彼氏に振られた中年男。
別に不自然というわけではない。

持ち味なのか、演技力の伸びが待たれるところなのか。
切なさとか可愛らしさを演じたら絶妙なのだけど。
情けなくもどこか滑稽な泣き笑いを演じるには、身体も心も背骨がまっすぐに過ぎるような気がする。

これが『その年々で表現できることがある。若くて美しいことだけが価値じゃない。』
というオーラの泉で美輪さんが言っていたことかしら。

HEDWIG AND THE ANGRY INCHの感想は随時続きます。


2007年03月07日(水)

ヘドウィグ 感想 その3。

ヘドウィグ感想 その3。
っつーか、その1とその2では英語歌詞についてしか書いてない。

理屈はともかく、劇から受け取った感想を消える前にちゃんと書き付けておかないと。
まずは体感の話。

この舞台は波でした。
山本さんのやったこの前の舞台『Tick,Tick・・・BOOM! 』とは全然違う。


TTBは爆風だった。
作品のもつ熱と身を焼きそうな焦燥が、舞台の上でバンバンと炸裂していて、
もちろん好きな舞台だし、面白くもあり、けど、凄く消耗する舞台だった。

爆風が熱線が細胞に擦り傷をつけながら、体を抜けていく。

心が傷つくという意味ではなく。
何ていうのかな。
パワーって良くも悪くも何かを動かす。
何かが動けばそこに摩擦が起きる。

その摩擦の擦過傷で細胞が痛い。痛む。消耗する。憔悴する。そんな感じ。
2日間で計3回見たのだけれど、その週は両方とも週末までほとんど死人だった。


HEDWIGはねー。
見終わった後、凄く体が軽い。
舞台から押し寄せてくるものはもちろんあるのだけれど、ヘドウィグのそれは暴力的ともいえる熱風ではない。
言うなればたぷたぷとした柔らかい水。
大きく包み込むように押し寄せて、しばらくゆったりと体を浸して、静かに引いていく。
その水はキンキンに冷えた純水ではなく。
不純物とか有機物を多く含んだ、生命を抱え込んだ生暖かくて柔らかい水。

寄せてはかえし、寄せてはかえし。
体を揺らせて去っていく。
ハードロックな曲もあるのに、なぜかすごくリラックス出来るのだ。
見終わった後は、沐浴を終えたようにすっきりとした気分。

心に情熱の火がとか、パワーを貰ったのとも違う。
でも視界がすっきりと明るく広がって、背中を伸ばして歩ける。


不思議な舞台だった。
舞台としてどっちが好き?というと両方好きだけど、どっち?と言ったらTTBの方が好き。
でも、ヘドウィグ観劇後のあの感覚は捨てがたいな・・・・。


以後、感想ぽつぽつと続きます。
TOKYO TOUR FINALまでには書ききりたい。

『居眠り磐音』は一巻詠み終わりました。
かぁーいー感じ。どう映像になるのか。楽しみだー。

近況としては。
喉が痛くて、この一週間ずっとハスキーVOICE。
今日は打ち合わせが長引いて、ヨガクラスに参加できなかったので、落ち込んでいる。
先週末に梅を見に行ったのだけど、既に半ば散っていて残念だった。
そんな感じ。


2007年03月06日(火)

三谷さんにありがとうって言いたい。

思い出すのは2004年の土スタ。三谷さんがゲストの回。
山本さんと堺さんがVTRで出ていて、山本さんから三谷さんへのコメント。
「こんな素敵な男たちに合わせてくれて、ありがとうございます。」

本当に。
山本さんと言葉に乗せる思いは違うけど。
同じ言葉を三谷さんに言いたい。

ありがとうって。

組!を作ってくれてありがとう。
山本耕史さんを土方に推してくれてありがとう。(きっと簡単じゃなかったと思う。)

今、色々大変で。
まぁ自分の性質上この課題はカルマちっくなところもあるから、
ある意味ゲームでクリア目指すみたいに俯瞰で楽しんでいるところもあるのだけれども。
それでも落ち込むこともある。

そんな時でも・・・。

PCを見て、
「山本さんが木曜時代劇『居眠り磐音 江戸双紙 陽炎の辻』に出る!」と知るや
財布を引っつかんで家を飛び出し、本屋にターボエンジン全開で駆け込み、
居眠り磐音シリーズ20冊を棚からかっさらって大人買い! コンマ一秒でPCの前に舞い戻る!!!

というのはもちろん嘘だけど。
脳内イメージ。あくまでも。

あ、でも仕事の帰りに1巻は買っちゃった。(イメージとそう乖離がない気がする。)

大して華やかでも大きくもない芸能ニュース一つでこんなにも心が浮き立つ。
そして、うきゃうきゃ舞い踊りをしながらも、心に浮かぶ感情は単なる"LOVE"だけじゃない。
いうなれば"安堵"。

生活にきゃぴきゃぴとした"LOVE"を振りまく存在がいてくれること、そんな自分の運命に対する安堵。
だって、今、組!から派生した"LOVE"がなければ、本当に真っ暗!だもん。
欝に嵌っていたこと間違いなし。


辛さだけじゃこいつよれるだろうと思って、神様が振らせてくれた綺麗な幸せの雨粒なのかなぁと。

4月にはHEDツアーFINALですよ!
7月には磐音だそうだし。
9月にはLast Five Yearsだ!

大新社のCMも心のささえ。
心の中で何度もリピしている。
『諦めるな。絶対に絶対に諦めるな。』

もしくはヘドの言葉。
『笑っているのはね、笑ってないと泣いちゃうから。』

そして土方の遺志『生きろ!』




2007年03月02日(金)

TVnaviの山本耕史さんと木村拓哉くんの対談。

TVnaviの山本耕史さんと木村拓哉くんの対談の感想。

山本さんと木村くん。
って、年齢的にバランスの悪い呼び方なのだけど。
人の呼び方には歴史があるから、いきなり治せるもない。
ま、呼び名のことはいいや。

かなり期待できる内容だと聞きつけ、発売日にそれも日付が変わった深夜に。
コンビニに走りました。(←ばか)

読んでの感想は、もう『びっくり!』。
それは木村くんのクランクアップに山本さんが花束渡しに駆けつけたとか、そういうことではなく。
(『全くおぬしは・・・』と私も思うが。びっくりはしない。)

木村くんに! びっくりした!!
今回は山本さんそっちのけで、完全に木村くんに意識がFOCUSしてしまった。
山本さんWatcherより、SMAP Watcherの方が嵌り度はともかく年季は入っている。
それなりに公開情報は押さえてきたつもり。
この対談はかなり新鮮だった。


まず、写真。
UPの写真。

この可愛い笑顔は何なんだ!
"木村拓哉"としての笑顔には見慣れているけど、こんな無防備な笑顔は見たことがない!

TVnaviのカメラマンの中川文雄さんの力量でもあるのだろうけれど。
(彼は一瞬の零れ落ちそうな表情を撮るのが凄く上手いと思う。)
それにしたって、この表情は奇跡だ。


SMAPはまず素は見せないもの。
山本さんと慎吾ちゃんの対談の時にも感じたけど、今回の木村くんとの対談でも思ったのは。
SMAPでいることの大変さ。

彼らの意識は"見られる"ということから離れることが最早出来なくなっている様だ。
常に無意識に周囲の目に対して反応しようとする。
それは最早一種の病気、追跡恐怖/視線恐怖に近いものじゃないかと思う。

山本さんと木村くんの対談で。
山本さんは木村くんにだけ話しかけているけど、木村くんには対スタッフコメントが数箇所ある。

それは山本さんと慎吾ちゃんとの対談でも感じた。
慎吾ちゃんの場合はコメントより写真でより明確。
「はい、目線こっち下さい。」というポーズ決めの写真でないところで、
過剰なまでに、"陽気で楽しい"慎吾ちゃんを作っているところが、痛々しかった。

SMAPでいるって、そりゃいいこともあるだろうけれど。
本当に大変なんだろうな。

常に注目のまと、で一挙手一投足を何人もの人が注視する中で24時間。
仕事の時だけでなく、プライベートでどこに行っても視線がつきまとい、
一つの瑣末なコメントが本来の意図でないところで増幅してしまう怖さの中で
発言して、笑って、歌って、演じて、暮らして、そうして、もう、20年近く過ごしてきた。
その日々の積み重ねを、感じた。

今回の木村くんの笑顔は、分厚く塗り固めてきた"木村拓哉"の重い岩戸が一瞬開いて、
中がちらっと見えた瞬間のような気がして。

こんな顔して笑える相手が出来て良かった・・・ってそう思った。


それからコメントについても。
とにかくびっくり。

弱みを見せるくらいなら舌噛んで死んじゃうみたいな負けず嫌いの木村くんから、
こんなに何回も"大変"と聞く日がくるとは!

◇すごい原作のドラマ化でプレッシャーをかんじていた
◇現場の雰囲気になれて自分がうまく鉄平としてまわり始めるまでが大変だった。
◇「すごい」現場にいるためのチューニングは本当、大変だった。
なかなかチューニングが合わなくて・・・・

さらには、
『スケジュールの紙を見て、俺の出番の時に銀ぺいのところにもマルがついていると
「ああ、よしよしよし」って。』

"よし"が3回ですか。(笑)
嬉しさが出てます。出すぎてます。
中学校の始業式で新しいクラスメイトに友達探すみたいなこと、木村くんやりましたか!

・・・きっと、それだけ心細くもあったんだろうな。



TVで流れる現場中継では、現場は常にわーっと盛り上がっている。
撮影レポでは関係者みな和気藹々で、もちろん和の中心には木村くんがいる。
そりゃ、常にそんなにお仕事の場は楽しいばかりじゃないことはわかってはいたけれど。
彼なら自然になんとかしちゃうんだろうなって、思っていた部分もあった。

木村くんでも大変なんだ。
そして楽でいられる相手がいるとほっとしたりするんだ。
なんて可愛い。。。


そして最後のびっくり

『何か確実に自分が二番でその二番が自分の中でオッケー、そういさせてくれる存在』
これを読んだ時には、めまいがするほどのには驚愕を覚えた。

あの木村くんが!
勝たなきゃ意味がない!とばかりに一撃必殺、何事にも腰だめで突っ込んでいくようなあの木村くんが、
"二番"と言っている!!

しかも、"いさせてくれる"って言葉。
"いさせてくれる"。これは許可を意味する表現。
意味が深そうだ。

深追いしようと思えば、邪推は色々出来るが、やめておこう。
正解なんてきっと彼本人にもないだろうから。

ただただ、単純に。
良かったね。って思う。

まず、木村くんに。それから山本さんに。
良かったねって。


2007年03月01日(木)

『ヘドウィグ アンド アングリーインチ』 感想その2

『HEDWIG AND THE ANGRY INCH』。
全曲英語で歌われていることについての感想の続き。
この前書いた時は、舞台の感想を外れて、演出家コメントに対する感想に流れて終わってしまったから。

英語歌詞で歌うことについては、私は演出としてそういう選択肢も"あり"だと思う。

言葉が無理なくリズムにのっているが故に、ハーモニーとして綺麗だったし、
山本耕史さん、中村中さんの歌の上手さも遺憾なく発揮できた。
ただ、話の中身が伝わり難くなってしまったのは事実。

字幕をつけろという話もあるみたいだけど。
LED背景にだーだー字幕が流れるのもどうかと思うし。(というか私はいやだ)

せめて歌中のモノローグだけでも日本語にしてくれればなとは思う。
あと、時折日本語混ぜてみるとか。(DefTechか、MONKEY MAJIK程度に)

そして、英語で歌うことについて、賛否とか改善案とかは良く聞くけど、
"これ"については聞いたり読んだりとかが見事に一回もなく、かなり意外だったことが一つ・・・・。


端的な感想として、"全曲英語で歌うって凄くない?!"


プロの役者さんだから。
山本さんだから。
なんか当然のように流されているけど、そう?
尊敬しちゃうけどな。


だって歌詞全部覚えるんだよ。
それも、サビだけとか、一部早口部分は鼻歌でごまかしつつ、フンフン歌うのとはわけが違う。
丸覚えしなきゃならない。

私は今、4月のFINALに向けて、歌詞COMPLETEを目指していて。
(← この情熱はどこから)
で改めてその大変さが身にしみてる。

まず、歌詞覚えるのが予想以上に大変。
『TTB』や『RENT』に比べて比喩や思想表現が多いので、単語も聞きなれないものが多いし、文章も繋がりにくい。
次にそれをリズムに乗せて発音することの困難たるや。
ずっとガンガン歌っているわけでもなく(もちろんだ。一日中歌っているわけにはいかん)
主に脳内イメージトレーニングなんだけど、それでも言葉がリズムが早くなると口が回らない。
ただ今、口のまわりが微妙に筋肉痛。

最後に、一番大変なのは。
音が英語の音にすること。これはもー。ありえない。めちゃくちゃ大変。
音程がとかじゃなく、RとLとかTHとかの話でもなくて。
何ていうのかな。
音の周波数(?)が、日本語になっちゃう。

Origin Of Loveの"お"の音が、頭でイメージしているのは英語の"お"の音。
でも、自分の口からは日本語の"お"が出てしまう。
違うのよー!そうじゃないのよー!!
脳内イメージと体から出る音が違いすぎて、哀しくなってしまう。

多少は改善もしてきてるけど。
難しいよー。(私だけなのかなぁ・・・・)


そんなあれこれを全部クリアして、かつ、舞台の上で、演じながら、その人として歌う。
それをやってのけちゃう。
しかも、ステージを見ている人にその大変さが全く伝わらないくらいに、やってのけちゃう。

フィギュアスケートでの上手い人のジャンプ、例えば、浅田真央のダブルアクセルって見てて凄く簡単そうに見える。
見てると自分でも出来そうな気さえする。
それと同じ感じようなもんじゃないかしら。

要するに。
『凄い』と。『尊敬に値する』と。『好きだ』と。

ヘドウィグの感想は、これからも気の向くままにぽつぽつ書くつもり。


alain

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