酒場と野球と男と女
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2006年12月07日(木) |
高校野球、語るよ、恭平君、の巻。 |
ちょっと前になりますが、駒大苫小牧高の野球部寮のゴミ捨て場から、
大量の煙草の吸殻。それにより、選手の集団喫煙が発覚し、高野連から、
またまた(3度目の)ヤキを入れられた事件。
このブログ上3月5日付けにも書きましたが、まぁ、こういった高校には、
そういう体質が綿々と続いて居る訳なんでしょうな、実際。
今、コミックモーニングで連載中の田中誠(競輪漫画「ギャンブルレーサー」作
者)作の「実録 関東昭和高校野球軍」。
めちゃ面白おかしく、誇張的ですけど、
いわゆる野球専門高校つうのは、こんなもんでしょう、
的なところ、多々ありますな。
組織そのものが軍隊的、上意下達、絶対服従。
じゃぁなきゃ、あっちゃこっちゃ興味津々の汗臭い栗の花臭い奴等を、
野球一本にできやせんですよ。それはそれで、納得ですな。
で、まぁ本題。
あの早実ハンカチ高校、1年生野球部員窃盗発覚の事件。
窃盗そのものは、8月下旬に起きたものの、
学校側は国体出場辞退を恐れ、報告は、先月下旬。
それも外部から都高野連へのタレこみが先にあり、
確認を求められ、ようやく認めたという閉鎖的非教育的なもの。
集団ではないにしろ、窃盗は紛うことなく、刑事罰に値する罪。
それを自己利益(国体出場、学校イメージ)のため、
隠蔽し、挙句、問われれば渋々認め、内容に関しては、
「教育的配慮のため、一切公表しません」の一点張り。
何も、生徒の実名発表を求めているのではなく、
何故、隠蔽したのか、誰が報告を止めたのか、
せめて何を窃盗したのか位は、公表してもいいのではないか。
昨年、修徳高校が集団窃盗で、無期対外試合禁止を食らった時は、
窃盗物が、野球用品ということもあってか、
こと細かに、バット何本バッテ何個とマスコミ報道しておったものを。
この夏の甲子園、大功労者「名門早実ハンカチ高校」今上様ともなると、
どんな不祥事も「教育的配慮」の御旗で、通ってしまうもんなんですなぁ。
単数複数の違いがあれ、同じ窃盗で、
片や「無期対外試合禁止」(これで、実際甲子園出場対象大会を2度失った)、
片や、野球部長へ厳重注意(報告遅れとして)のみ、監督、チーム、お咎めなし。
これって、どうよ。
別に、どうでもいいが、あまりにもバランスを欠いてはいませんか?
その不祥事チョイと発覚から、3日後。
東京6大学の試合を、ハンカチ人気目当てか、
日本テレビで放映することが、報じられた。
早実ユニフォーム姿の斉藤投手、デカデカ扱いで。
何だかなぁ、の、高校野球事情でした。
(倉敷のサイト名恭平君こと、後輩O部の要請による高校野球編、でした)
よう、O部、こんなもんでよかかね?
そうサイト名で、思い出したわい。
先日つうか、もう3週間くらい前、酔っ払ってた時、面白半分に、
無料出会い系サイトにログインしたとですよ。
まぁ、お試し期間無料だし(パケット代はかかるが)、暇な時のゲームと思い、
書き込んだとですよ。
サイト名:シュウ。年:43才。キャラ:お笑い系。エッチ度:90点。
アピール:渋谷で会社経営。呑みとか割り切りとか、気楽な関係希望。
まぁ、こんなもんでしょう。で、それに対してのお誘いメールが、凄い凄い!
何年か前にもあったが、今のは、なかなかソソるといか、エグイというか。
特選お誘いメールは、次回発表いたしたいと、思うよう。
では、今宵バラサ!(byシュウ)
*今回採用したサイト名は、特定の人をイメージしたものでは、ありません。
例えば、○○院○氏とか。
2006年12月06日(水) |
ほっとしたい12月、いかがおすごしでしょうか、の巻。 |
「いつも(つい)見てますよ」
という温かいメールを、以前うちで勤めていたMチャンから頂いた。
そうすかぁ、こんないい加減ブログ、何気にまだ見てもらってましたか。
嬉しい限りですなぁ。グスっ。
Mチャンの旦那さん、Mケンさんも、新しく制作(番組?)会社で、
頑張ってるとのこと。「ゆるゆる」(byMチャン)と、いイ感じであれば、
と、願ってまっせ。
12月、暖冬かな?と思いきや、今夜は結構冷え込んでおります。
こんな時期、冷えた身心を暖めてくれるのは、熱燗と古くからの友人との会話。
この間、以前一緒に仕事をさせて頂いた、グラフィックデザイナーのT井さんと、
渋谷で呑んだ。数年ぶりの出会いに、語りきれず、中目黒に河岸替え。
イベント会社社長(&最近もう1社社長)お馴染みKーチャンも合流してくれて、
楽しくかつ建設的な飲み会で、ほっとするようなひと時でもあった。
「大変なこともお互い色々あるけど、こうやって笑って呑めるっていいよね」
T井さんが、珍しくちょっとデレっとして、ぽろっと出たセリフ。
不覚にも、目頭が熱くなった。
T井さん。デザイナーとしての腕は一級であるにも関わらず、
昨今の急速なデジタル化に戸惑い、一抹の疑いを感じ、そのわずかな躊躇が、
彼から本流の仕事を遠ざけた。
当初から、業務としての広告デザインと割り切れば、マックモニターの中で、
チャカチャカすることは、いささかの疑念もなかったであろう。
ただ、グラフィックデザイナーとしての矜持が、トンボも引いたことのない
者と同じ土俵に上がるのは、どうしても許せなかったのであろうか。
今、藤沢周平原作「武士の一分」が映画公開中である。
映画はまだ観てはいないが、原作は、以前読んだ。
一分、矜持。
二本差しで背筋を伸ばし、颯爽と立つ浪人姿のT井さんが、今思い浮かんだ……。
閑話休題。先週、ウチの顧問税理士G先生と久しぶりにお会いした。
電話では、何度か連絡していたが、ご無沙汰モードが続いていた。
今回、今度出来た新会社の税務関係を、お願いにあがった。
実は、G先生もここのところ大変な状況があり、
「まぁ、普通の人なら、破産してますねぇ」
と、さらっと仰ったが、確かに以前お会いしたしたときより、やや疲弊度高し、
といったカンジ。眉間の皺の刻み、頬のこけ…。
「でもね、しかし、逃げたらだめです。逃げると、全てを失います。
お金だけじゃない、信用、人。お金なんて、またチャンスはありますよ。
ただ、人の信用だけは、一度逃げると、絶対戻ってはきません」
当たり前のことなんだが、当たり前のことだけに、重い。
「会社は潰してもまた、作ればいい。そこに留まって、作ればいいんです。
ただ、逃げなければいいんです」
私に強く言い聞かせてくれるG先生の顔が、田舎の親戚の叔父さんの顔とだぶった。
「……、ええか、男はのぅ、辛いとき苦しい時こそ笑え。笑うて笑うて、
何が可笑しいか可笑しゅうないか、分らんようになるまで笑うての。
すりゃぁ、ええようにいくけんの。泣いても逃げても、おえん(訳:ダメだ)。
笑えぇよ。笑えば、すむことよ……」
遠い記憶の中で、炬燵をはさんで叔父がいる。徳利がある。
父は、腕を枕に寝息を立てている。台所で、祖母と母が並んで洗い物を……。
丁度、今頃の時期だったか。
G先生の麹町のオフィスを辞去したとき、木枯らしに思わず襟を立てた。
炬燵、欲しいなぁ……。
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