酒場と野球と男と女
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5月28日早朝、このブログの2月22日付けで記した、
大恩ある取引先のH社長が、亡くなられた。
2月21日に入院先に見舞いに伺った時は、顔色もよく、
「早く、新宿のお店にも行かないとね」と仰っていたのだが。
H社長は、私の社会人1年生からのクライアントだった。
私が会社を辞め、様々曲折ある時も、常に変わらずお付き合いを続けて下さった。
「あなたがどんな所へ行っても、広告は、あなたのいる所でお願いしますから」
冥利に尽きる言葉だった。
昨年、身体の不調もあり、会社を縮小せざる負えなくなり、
23年間毎月頂いていた雑誌広告を休止することになった。
「本当に、あなたには申し訳ないことをしてしまう事になりました」
電話の向こうで、詫びるH社長のか細い声が、今も耳に残る。
こちらがどんなミスをしても、決して声を荒げず、淡々と、
「これからは気を付けてくださいな」
と、いつも通りのポーカーフェイスで、赦して頂いた。
しかし、その静かな口調は、どんな怒号の叱責より何倍もこたえた。
いつでも動じず、飄々と、達観した仙人のようでもあり、
また人間味溢れる厚い人情と、こうと決めたら決して曲げない一途さがあった。
お酒の席では、駄洒落を言い、口元をふっと緩める。
酔いが進むと、フランク永井の「君恋し」をバリトンの美声で唄う。
そう、どんなにくだけた席になっても、私は、背筋を伸ばして社長に対していた。
正直、気を抜く事はできなかった。
「あなたの良いところは、今も変わらず、同じ眼でお付き合いできる所です」
「いえ、ありがとうございます」
「しかし、それは、時に良くないところでもありますねぇ」
何もかも見透かされているようだった。
私にとっては、大袈裟ではなく人生の師匠であり、
到底その域には辿り着けない、雲の上の人でもあった。
しかし、もう会うことは叶わない。
私の大切な磁石が、なくなった。
2006年05月27日(土) |
40代後半夫婦赤裸々に語る、と言うほどのものではないですが、の巻 |
朝からの雨模様。長男坊の高校体育祭、中止順延。
昨夜は、新宿の店「ジャンクション」で呑む予定が、
知人夫妻から「ちょっと大切な相談があるんだけど」と連絡あり、
カミさん連れて、地元で夫婦2組呑むことに。
知人は、T澤さん夫妻。旦那は、Mもるちゃん、以前このブログでも登場。
富山出身の気の良い職人。純朴さを武器に母性本能をくりくりしちゃう。
「あらぁ、この人、やっぱり私がいないとダメかも」
と、知らずうちに思わせてしまうタイプ。
同性のオトコにとっては、結構「こいつめ!」と睨まれやすいパターンだけど、
ナチュラルにいい人だから、そんなでもない。何か、ややこしいぞ。
奥様のJんちゃん。五反田生まれの、バリバリお江戸娘。
五反田駅前で、趣味の雑貨屋(クリスマスグッズからペットものまで多種多様)
を経営。うちのカミサンが、部長(パートだけど)として、お手伝いしとります。
奔放だけど繊細、大胆なのに緻密。
ふり幅の大きさは、器の大きさ。Jんちゃんキャラは、社交的で面倒見よし。
「友達が3人しかいない、トホホ」(本人談)な旦那Mもるちゃんの、
交際範囲の狭さを見事カバー。
まあ、つまり、お似合いの夫婦、ちゅうことですな。
何はともあれ、乾杯〜。
新鮮透明コリコリウマフムのヤリイカ、贅沢豊満アワビに、美乳白ミル貝、
官能的で卑猥な熟女赤貝なんつうのを肴にキュ!極楽ぅぅ〜!
極楽といえばさ、この前千葉での交通事故、ホント極楽を見たね、とJんちゃん。
標識激突車体大破意識昏倒九死一生。
大事故だったが、T澤夫婦とも奇跡的にさしたる傷もなかった。
これは同乗してた愛犬リキの運が強かったのかなぁ。
そうかもね、などととりとめもなく宴は続く。
結局、「大切な相談」というのは、共通のある友人夫婦の話。
「ヤバイみたい」
「奥さんが、旦那にいい加減愛想尽かしてて」
「熟年離婚ちょい手前」
「何とかできないものかね」
「コドモも可哀想だし」
「力になれないもんかなぁ」
「んんんん、夫婦間のことだかんねぇ」
「溜まりに溜まった末の心情だろうしなぁ」
「奥さん、今までよくガマンしてたよぉ」
「昨日今日の話でもないんだろうなぁ」
「それよりMもるちゃんは、大丈夫?」
「ウチは全然”無問題”だよ」
「何が”モウマンタイ”だか、この前行ったスナックの」
「シッ!」
「ピーナの女のコから”モウヘンタイ”とか言われてたじゃん」
「いつ行ったの?そんなとこ!」
「いや別に普通にしどろもどろあたふた」
「何キョドってんの、エッ!どこの店!!!」
とんだとばっちり、トンでトンで回って回ってこちらにくる前にお開きしましょ。
ご馳走さまでした〜〜〜〜〜〜。
本日の金相場:2,385円(買値何度も言いますが2,570円)
”モウタイヘン”、グスっ!
2006年05月26日(金) |
ちょっと、時事ネタ語っちゃうよん、大学5年もいって、何故か5月卒だかんね、の巻 |
さあ、尻に火が点いたところで、さくさくイッてみますかぁ。
今朝の新聞(朝日)は、「三重の社会保険局長更迭」が一面でごわした。
ここんとこ、またもや社会保険庁が、やいやいやっております。
納付率上げるため、勝手に「こいつ、払えない人にしちゃえ」とした訳です。
日本全国あっちこっちで、本人知らぬ間に、
「この人は、保険料も払えないどうしようもない奴だかんね、放っとこ」
と、社会保険庁から、お墨付きを貰ってたんですなぁ。
本人にとっては、まぁ知らないうちとはいえ、「払わなくていい」となったん
だから、「まぁいいか」つうことだし、社保庁にとっては、「払うべき人」から
「払わなくていい人」に変わったおかげで、納付率の分母が少なくなり、
必然的に率が上がる。万歳万歳。
さすが、民間出身小泉肝いり長官村瀬清司だべ、やることが違う。
誰ぇも困ってないじゃん。ナイスじゃん。
と、なるところですが、まぁこの『本人無断』つうのが、ミソで、
「こんな制度もありまっせ、これすりゃ払わんですむんでっせ」
と、ひとこと言えばいいものを、仕事増やしたくなかったのか、
徴収者の意地で、「払わなくてもいい」など自ら口にしたくなかったのか。
まあ、何にしても気になるのは、ココ。
「放っとこ」「放っとかない」のラインは何の基準で引いたのか。
リスト見ながら、「コイツ、ダメな奴だな」「コイツ、ビミョウ〜」
「コイツ、見てみ、無職47才コドモ3人女房青森出身、どうする?放っとく?
だな、うん、ハイ、払わなくていい人、決定!良かったな、感謝しろよ(笑)」
なんつうのが、全国津々浦々社会保険事務所で、日常的にあったことでしょう。
ノルマ契約厳しさ高じて勝手に保険料払ってくれちゃてる「損保ジャパン」出身
村瀬長官、さすがです。
次は、損保ジャパン同様、
「年金(保険金)なんか払わんかんね、絶対、払うとオレら組織ヤバくなるもん」
なんつう事を、やってのけるんでしょうか。
さすが、村瀬クン。顔は声帯模写の桜井長一郎似だけに、−−−−−。
ん〜〜〜、オチが、浮かばん。まぁ、いいか。
金相場:買値2,570。現在値2,390。ヤバっ!!
2006年05月24日(水) |
これからは、ほぼ毎日更新しますんで、お許しを。しょうがねぇな、許すよ、このブログ面白いからの巻 |
いやぁ、三年寝太郎です。三年もないですね、1ヶ月弱。
何度も訪問してくれた貴女、貴方、アナタ。パケット代返還したいんですが、
出来ませんので、沖縄の基地返しますから、3兆円下さい。
おっと、ハナッから、キツイ。キャラ変わったか、寝てるうちに。
いやぁ、実は、大方の予想どうり、プログ書き、飽きちゃいましてね。
あらら、ホント、見も蓋もない、直情まっすぐで、申し訳ない。
3ヶ月、ほぼ毎日に近く更新していましたがね、そんなねぇ、いつもいつも
美味いタンメン出来ないッスよ。別に美味くなくてもいいんですがね。
そんなんで、5月病(仮)してましたわい。
野球も交流戦始まってるし、新宿の店も、早10ヶ月。
来月は、夏の高校野球地方予選。甲子園への戦いの火蓋が!
いつまでも嘘寝しててもね、つうことで、寝床を畳みましたぞい、皆の衆。
さぁ、放流だ、放出だ、寝たネタ床から、大量放出〜〜〜〜〜〜〜!!
濃い〜〜の1発、どっぴゅ〜〜〜〜ん!!!
1発目「商品先物市場参入話」。
オヤジ、このたび遂に、商品先物、イッちゃいました。
サイケンだぁカブシキだぁ、何ぼのもんじゃい。
男は、ハイリスクハイリターンじゃあ!安定なんかクソ喰らえ。
ゼニは天から降ってくるもんじゃあ、イッタらんかい。
と、勢いだけの小心者が、参入した「玉」は、「金」。
先物市場では、買う種目の事を「玉=ぎょく」と言います。
勉強してます。どうよ。
ついでに、買い付けることを、「玉を建てる」と云うんだぜい、イェイ〜。
で、建てたのが金の玉、「金玉建てた」。これぞ、男の勝負。
イベント会社社長、恵比寿のエセジュリーKoちゃん紹介のI橋さん。
猛虎命の、先物取引会社のご担当者です。
野球大好きの人で、初対面から、肝心の先物話より、
バース、真弓で盛り上がりましたわい。
まぁ、一度やってみますか、メイドの土産に、ご主人様からです、どふっ。
いや、キショいから。
おっ、キショいだって、ナウいね、この、ジジイ!
ま、そういう訳で、参入しましたぜ旦那、魑魅魍魎の先物市場。
鬼が出るか蛇がでるか、悪魔が待つか魔女が潜むか、って悪者ばっかじゃん!!
幸(不幸)、ご期待!!
買値2,570エン。5/24現在2,438エン。ありゃりゃ。
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