ギクの日記
ぼちぼち書いております
2009年06月21日(日)  父の日

定額給付金が入り、競馬1点買いにつぎ込み倍プッシュという
ささやかな計画を描いていたが中止した。

今日は父の日だったからだ。

すっかり忘れていた。
というよりかは頭の片隅にすら置いていなかった。

そんな親不孝ものの息子はリビングでのんびりとくつろいでいた。
いや、正確にいうと前日にフットサルをし
そのあと朝3時半まで飲み続けていたため、ぐったりしていた。

そんな、無様な息子に父はこういった。
「父の日のプレゼントは?」
『笑顔』 なんて反射的に父がよく使う手を思いついたが
『あぁ〜そういえばそんな日があったなぁー』 僕は筋肉痛の足をもむみながら言った。
「プラズマテレビにしようかと思ったけど、ドライヤーで勘弁してやる」
『お前はなにを言っているんだ』 とは口にしなかったが
一応、無言の抵抗は試みた。
「ボーナスは入ったんだろ」
『まぁ〜そうだけど・・・』 だんだんと追い詰められているのがわかる。
お金がないといういいわけができないからだ。
「給付金も入ったろ」 とどめの一発。
どうやら父がドライヤーを底に落として壊したらしく
そのつけをなぜか父の日をいいことに息子に買わせようとしていた。

そんなわけで、かわいそうな息子はドライヤーを買いに電気ショップへ。
筋肉痛とアルコールの影響で、限界の限界まで来ている。
絶不調な体にムチを打ちながら懸命に歩く。
ふと、思うのは人間って二足歩行に向いていないんじゃないか。
こう動物みたいに四足で歩いたほうが楽で実は速いじゃないか。
アルコールが抜けていないせいか、そんなくだらないこと思いつく。
実行に移すほど酔ってはいなかった。

途中でトマトジュースを買って飲む。
二日酔いの次の日はだいたいトマトジュースを飲む、これが結構効いたりする。

そんなこんなで、なんとか無事にドライヤーを購入。
せっかく入った定額給付金はもうない。
なんてことはない、ってこともない、やっぱりない。

う〜〜ん、まだ酔ってるなぁ〜〜。


2009年06月15日(月)  定額給付金

みなさんはもう定額給付金は貰いましたか?

もしかして、使っちゃいましたか?

僕はまだ貰ってなくて、そろそろ銀行に振り込んであるはずなんでけど
先週見たところでは、まだ入っていませんでした。残念。

といっても、これといって今欲しいものがあるわけではないので
一万二千円をどうしようか使い道に迷っています。
律儀に貯金というもの選択肢の一つではあるのですが、
せっかく政府が景気回復を願って、お金をばら撒いているんですから
使ってあげなくちゃ可愛そうだ。

そう思い、あれこれ探していたらいいものを見つけた。

『景気をつかもう商品券』

なにその胡散臭い商品券名は・・・。
“景気をつかもう”ってところが益々怪しい。
みたいな声も聞こえてきたので説明しますと。

日本マクドナルドは、定額給付金の一万二千円で
二万円相当のマクドナルド商品券と引き換えられる「商品券」を全国各店で販売。


だそうです。
めっちゃくちゃ〜お得じゃん、差額にして8千円ジャン。
これは買いでしょう。
ニ万円相当だから、一回500円だとして考えると、40食分もあるじゃん。
ヤリーー、これは思わぬ収穫だ、にしししし。

よし!これで定額給付金の使い道は決まった。
小さくガッツポーズ。


しかし、それは一瞬のぬか喜びであった。


そう僕はある一点を見逃していたのだ。


有効期限は11月14日


なんだよ、有効期限って・・・。
そんな頻繁にマクドナルドいかないよ。
有効期限まであと五ヶ月しか残されてない。
つまり、一ヶ月あたり8回はマクドナルドに通わなくてはならなくなる。
一週間に2回・・・そんな行かないよ。
去年だって片手で数えられるぐらいしかマクドナルドに行ってないし。

ダメだ、景気をつかもう商品券は却下だ。


ヤバイ、このままじゃ。
このままじゃ・・・。

競馬1点、12000円買いとかやっちゃいそう。

それはそれで話としては面白いけど。


2009年06月13日(土)  運命は変えられない

乗員乗客228人を乗せたエールフランス機が
乱気流に巻き込まれ墜落した事故はまだ記憶に新しい。

その墜落したエールフランス機に乗り遅れて
命拾いした女性がいた。

なんという強運の持ち主。
こういうのを本当の九死に一生というんだろう。
きっと天国の神さま的ポジションの人がいて
「君はまだ死んではならない存在だ」 とか言って助けてくれるのかな。

でも、こういう場合に限って様々な要素が絡んでくるんですよね。

○ たまたま目覚まし時計が作動しなくて寝坊してしまい、事故を免れた。
○ 奥さんが「今日ぐらいゆっくりしていけば」といって、事故を免れた。
○ 道中、困っている人を見かけ助けていて、事故を免れた。

命拾いした女性も似たような偶然が重なり合って助かったんだろう。
日頃の良き行いが通じて作用し助かるんだ。

しかし、奇跡的に乗り遅れて助かった女性が翌日、交通事故に遭い死亡。

非常識ながらそのニュースを見て、コーヒーを吹いてしまった。
パソコンの画面がちょっと濡れた。

あぁーーー。

あぁーーーそういうこともあるんだ。

どんなに頑張っても、出会うべくして出会うように
運命は変えられない。

きっと何度過去に戻っても、もう一度昨日をやり直しても
事故を阻止したとしても、結局その人は死ぬ。


運命というのは時に残酷なものですね。




『 追記 』
そういえば、昔そんなような内容の小説を読んだのを思い出した。

『7回死んだ男』 西澤 保彦氏

この小説のラストはどうだったか忘れてしまったが
画期的だったのだけは覚えている。


2009年06月02日(火)  キャッシュカード

季節はすっかり六月。
先月は五月病の影響をもろに受け日記を書くことができませんでしたが
ようやく五月も通り過ぎ再開。

先々週ぐらいから、銀行のキャッシュカードに1センチほどの切れ目が入っているのに気づいた。
それでも、ほんの少しの切れ目だったので
ATMはなんら問題なく読み取ってくれて特に支障はなかった。

しかし、それはあくまで時間の問題だった。
おととい、ついにポッキリ折れしまったのだ。

破損した部分を接着剤でくっつけるというなんとも
無謀中の無謀な案が浮上したが、すぐさま 「素直に銀行に行く」 に下方修正。

というわけで、近くの銀行に行ってきました。

機械から番号の書かれた紙を受け取り順番待ち
番号が呼ばれ、窓口の人に事情を説明。
『すいません、キャシューカードが破損してしまったんですけど』
窓口の人に折れたカードを手渡す。
「それなら再発行ですね、何か身分の証明できるものはありますか?」
そういいながら、パソコンを操作し何かを入力している。
『身分を証明するものっと』
え〜と、免許書はこの財布に入ってないし、健康保険書も家だし
印鑑証明なんて財布に入ってるわけないし・・・。
ぶつぶつ言いながら、おもむろに取り出したのは 「歯医者の診察券」
『これならあるんですけど、一縷の望みをかけて診察券を見せた』
「・・・。」
窓口の人は何もいわずに微笑んでくれた。
えぇ〜、そんなんじゃダメなことぐらい重々承知ですよ。
『身分を証明するものは、家に帰ればあるので折り返しまた来ます』
そういって頭を下げた。

仕方が無いので急いで家に帰って免許書を持って再び銀行に向かった。

機械から番号の書かれた紙を受け取り順番待ち
番号が呼ばれ、窓口に免許書を提示した。

「えぇ〜、あと印鑑をお持ちでしょうか?」
『ハンコですか、いえ持ってません、ハンコも必要なのですか』
「え〜そうです」
歯医者の診察券ならあるんですけどね、とは言えず。
『ハンコも家に帰ればあるので、また折り返し来ます』
そういって僕は再び頭を下げた。

仕方が無いので急いで家に帰ってハンコを持って再び銀行に向かった。

機械から番号の書かれた紙を受け取り順番待ち
番号が呼ばれ、窓口にハンコを提示した。

「えぇ〜と、この印鑑ではなく、こちらの口座に登録されている印鑑ではないと」
『え?』 僕が聞き返した。
「ですから」 といいながら、パソコン画面をこちらに向けて
銀行に登録した型のハンコを見せてくれた。
当然、見せられても、これがどの部屋のどこにあって
どのハンコなのか皆目検討もつかない。
ってか・・・そういう重要なことは、もっと早く言えよな。
『また、来ます』
隠しきれない怒りに頬を紅潮させながらも、僕は深々と頭下げた。

仕方が無いので急いで家に帰って、先ほど見た口座に登録されているハンコを探す。
いくつかハンコは見つかったが、どのハンコだったかまったく思い出せなかった。
とりあえず、家にあるすべてのハンコを持ち出し再び銀行に向かった。

機械から番号の書かれた紙を強引に引っ張り順番待ち
番号が呼ばれ、窓口の机にありったけのハンコをばら撒いた。
もしこの中で、登録されているハンコがなかったら
ムフフ、これから不幸なドラマが始まりますよ〜。
なんてくだらない台詞を思いつきながらも
内心はなかったらどうしようとドキドキしながら待つ。

窓口の人がパソコンとハンコを見比べ、3本目にしてついにピッタリあった。
僕は小さくガッツポーズ。
「それでは、再発行料に千円かかります」 窓口の人は無表情で言った。
なんだろう・・・このステップ感は・・・。
自分としてはちょっとした感動だったのに。
「おめでとう、あたなはよくやったわ」 みたいなことを言われると思っていたのに。
この感動をこの人と今なら分かち合えるはずなのに。
なんだろうこの温度差。
元はといえば、この人がもっと早くから必要なものを言ってくれないから
家に帰って、銀行へ、家に帰って、また銀行へ、の繰り返しだったんだぞ。
まったく悪びれた様子もなく淡々と説明し始めやがって。

まぁいいけどさ・・・。

というわけで無事、再発行できそうです。
あとは、再発行まで一週間ぐらいかかるそうなので
それまで、お金を下ろせないってことぐらい。


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