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■ 一人ぼっちの夢
一人ぼっちの夢を見た。 とても、悲しい夢だった。
私は一人、教室のドアの前に立ちつくす。 教室に、入れない。 教室のドアの前に立つと、 なぜだろう、一歩も前に進めない。 みんなの輪に、入れない。
中に入ることをあきらめて、 私は教室から遠ざかった。 どうしても前に進めない。 後ろには、歩けるのに。
一人さみしく廊下を歩く。 すれ違う人たちが、笑顔で通りすぎてゆく。 楽しそうな笑い声が、私の心に鋭く響く。 なんて、残酷な光景。 私には、どこにも安らげる場所がない。
校舎の果て。 静かで誰もいない場所。 そこに私は、わずかながらの安堵を感じた。
窓から遠くの空眺め、一人傷心の思いに耽る。 空は、憎いほどに青く、そして美しく晴れていた。
誰にも心開けない。 深い悲しみに、涙流れた。
2006年07月27日(木)
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