fleur bleue
sora



 生まれてきてごめんなさい

私は臆病で、弱い人間。
たった一人の人さえも、守れなかった。

何もできない。
何も思わない。
何も感じない。

いったい、何のために生きているんだろう。
時々、生きていることの意味を、深く考える。
そしてやってくる混乱。
激しく、深い混乱。

生まれてきて、ごめんなさい。
何度もそう叫んだ。
暗闇の中、何度もそう叫んだ。

2006年02月28日(火)



 膨らむ不安

初めて病院に行きました。

待合室には、私と同じように、心に病を抱える人たちが、所狭しとひしめきあっていました。

皆の目は虚ろで、場の空気は限りなく重く、一人一人が、不安そうな空気を醸し出していました。

一時間ほど待った後、名前を呼ばれて、診察を受けました。

医師の先生は、とても優しそうな人でした。

でも、初対面で心を開くことはできませんでした。

一人でいるときの不安な顔を決して見せることなく、気がつけば診察は終わっていました。

正直、救いの実感は何もなくて、手元にわずかな薬が残っているだけでした。

2006年02月25日(土)



 無限回廊

果てしなく続く道。
無限に続く回廊。
丘の上にそびえ建つ塔。
何人をも寄せつけない。

螺旋上に続く回廊の壁は、
冷たく、厚く、一切の感情を持たない。

扉は堅く閉ざされ、
逃げることは、かなわない。

そこから抜け出すためには、
頂上まで登りつめるしかない。

よろめきながら、
ふらつきながら、
時に倒れ、
地面に伏す。

あまりのつらさに、
幻覚を見る。

それでも前に進んでいる。
転んでも、
這っても、
必死に前に進んでいる。

登りつめたその先には、
いったい、何があるのだろう。
今はまだ、わからない。

2006年02月24日(金)



 感情を失った大人

かつて持ち合わせていた激しい感情は、
今は見るかげもない。

時折感じていた激しい怒りは、
私を奮い立たせ、
力を与えてくれた。

いつも感じていた強い憧れは、
心を揺り動かして、
希望という名の未来を描いていた。

いつからこうなってしまったの?
わからない。

気がつけば、
何も感じない人間になっていた。
感情を忘れた大人になっていた。

世界に起こる様々な出来事は、
私の前では立ち止まってはくれない。

ただ足早に、
通り過ぎるだけ。

瞬く間に、
消えゆくだけ。

私が心を開けるのは、
世界中の、
優しい無関心。

2006年02月21日(火)



 ずれる焦点

朝起きた時から、
強い鬱の感情に支配される。
眩しいほどの朝の光が、
私をより憂欝な気持ちにさせる。

いつもと変わらない景色。
いつもと変わらない日常。
いつもと変わらない人たち。
そこには絶望しか感じない。

そして、つらい時にこそ、
現実を感じてしまう。

一点をみつめて立っていると、
しだいに焦点がずれて、
頭の中がぐるぐると回り始める。
吐き気さえ感じる。

悪い夢であってほしい。
その願いは、
決して叶えられることはない。

そこにあるのは、
紛れもない現実。

今日からまた、
憂欝な日々が始まる。

2006年02月20日(月)



 日曜日

今日は一人。

誰もいない部屋の中、
思いっきり泣いてみた。

泣いて泣いて、
泣き疲れるまで泣いてみたら、
少しだけ気持ちが楽になれた。

久しぶりに音楽を聴いてみた。
目を閉じて、
耳の上からヘッドホンを強く押しあてて。
音楽が、私の中に深く入ってきて、
すぅっと広がっていった。
歌の中の世界に、詞に入った。
そこには、忘れかけていた憧れがあった。

静かに洗濯物をたたんだ。
ひとつひとつ、
ていねいにたたんだ。
不思議と心が安らいだ。

そして夜。
またしても、言い様のない不安に襲われた。
明日が怖い。
明日が怖い。

でもね、気持ちだけなんだ。
必要なのは。
それさえあればなんでもできるよ。
強くならなきゃ。
明日のために。
そんなことを、自分に言い聞かせてみた。

そんなことを思った、冬の風吹く、日曜日。

2006年02月19日(日)



 狂いそうになる。

気が狂ってしまいそう。

どんなに願っても、
決して受け入れられることのない思い。

地べたをはいつくばっても、
苦しさにのたうちまわっても、
決して許されることはない。

それは、
果てることなく続いていく。

この地獄は、
いったいいつまで続くの?

もう一度、
笑顔になれる日は来るの?

ああ、
すべてを忘れて、
楽になりたい。

たとえこの世の光を、
永久に見失ってしまうとしても。

2006年02月17日(金)



 夢から覚めたくない。

ずっと眠っていました。

夢の中には、
探し求めた希望があって、
やすらぎがあって、
懐かしさがありました。

あたたかくて、
優しい世界でした。

現実から逃れたい。
その思いこそが、
夢を希望に満ちた、
光の世界へと導くのでしょうか。

このまま、
夢から覚めたくない。

その思いは、
日に日に強くなっていきます。

どうすれば夢から覚めずにいられるのでしょう。
そんな思いが、
現実の世界の中にも手を伸ばしはじめてきました。

限りなく、
危険な思い。

2006年02月16日(木)



 剥き出しの神経

些細な音が、私の神経を蝕む。
脳内に、響き渡る不快感。

いてもたってもいられなくなる。

お願い。その音を止めて!!
そう叫びたくても、怖くて声が出ない。
ただじっと耐えるだけ。
その音が止むのを、ずっと待ってる。
耳を塞ぐこともできずに、耐えるだけ。

そうしてストレスを抱え込んで、
それは確実に膨らんでいっている。
いつか爆発してしまいそう。

2006年02月15日(水)



 震え

ありがとう。

君の言葉が、
心の中にすっと入ってきて、
すぐに溶けて広がって、
楽な気持ちになれたんだ・・・。

でもね、
薬が切れるとすぐに、
震えが止まらなくなるんだ・・・。

足が震える。
肩が震える。
心が震える。
震えが止まらない。

怖い。怖い。
怖くてしかたないよ・・・。

助けて・・・。

2006年02月14日(火)



 危険な思い。

消えてしまいたい。

何もかも捨てて、
あなたのもとへ、
飛んでゆきたい。

2006年02月13日(月)



 緑に囲まれて

緑に包まれた病院。

救いを求めてかけた電話のコール音は、
何度も虚しく響くだけ。
今日はお休みみたいです。

公園のベンチに座り、
晴れた空を見上げて、
感傷に浸っていました。

流れる雲を眺めては、
過ごした日々の思い出に、
涙があふれてきました。

薬もなく、救いもない。
前みたいに笑えるようになる日は、
まだ遠いみたいです。

2006年02月11日(土)



 共依存

君の優しさに、
甘えてばかりいる。

君の迷いや悩みや不安を、
すべて受けとめる。

励まし、励まされ、支え合う関係。

でもそれが本当はよくないのかもしれない。
そう思うようになってきた。

いっそすべてを失って、
本当に一人きりになったほうが、
強くれるのかもしれない。

でも失うのは怖い。
何よりも怖い。

いったい、いったいどうしたらいいの?

2006年02月10日(金)



 明日が怖い

不安が止まらない。

時は刻々と流れていくのに、思考が前に進まない。

どうしよう。

どうしよう。

どうしよう。

明日が怖い。

明日が怖い。

明日が怖くてたまらない。

2006年02月09日(木)



 空(そら)の日

穏やかに、過ごしたい。

波風立てずに、過ごしたい。

最近にしてはめずらしく、
嵐はなく、雨もなく、
曇りもない空の日でした。

こんな日が、ずっと続けばいいのに。

2006年02月08日(水)



 澄んだ瞳の奥に

薄暗がりの店の中、
あなたは何度も静かに頷いた。

うつむいたまま、何度も静かに頷いた。

あなたの瞳は澄んでいた。
純粋で、傷つきやすい者だけが持つ、
虚ろな輝きだった。

その先には、
何が映っているの?

こういうことにでもならなければ、
あなたに会うことはなかったでしょう。

あなたが、そばにいる。
ただそれだけで、私の心は救われた。

ありがとう。
そばにいてくれて、ありがとう。

2006年02月07日(火)



 錯覚

病院の予約をしようと思います。

実は、病院に行くのは初めてなんです。
当然カウンセリングを受けたことはないし、
薬を飲んだこともありません。

病院に行けば症状が劇的に良くなる。
そんな錯覚を抱いています。

もはやそこにしか救いを求められないところまで
きてしまいました。

2006年02月06日(月)



 カミングアウト

忘れられない一日になりました。

いちばん身近にいる人に、
今の心境を告げてしまいました。
ギリギリのところでずっとこらえてきましたが、
ついに限界を感じてしまいました。
一人で抱え込むのはもう無理だと思いました。

それでも現実の生活を続けなければなりません。
今度病院に行ってみようと思います。
薬でも何でもいい。
ラクな気持ちになれるなら。

このままでは気がおかしくなってしまいそうです。

2006年02月05日(日)



 ささやかな願い

小さな幸せ、
つなぎ合わせて生きていきたいな。

富や名誉、
権力とか、
そんなものは、
いらないから。

心が豊であるならば、
他には何もいらないから。

愛する人が、
そばにいる。

小さな命を、
守りたい。

それこそが、
私の願う幸せのかたち。

そんなのって、
綺麗事でしかないのかな?

2006年02月04日(土)



 戦意喪失

争いは、醜い。
心の底からそう思った。

傷つけたくない。
傷つけられたくない。

でも、生きていくためには、闘うことが必要なんだね。
戦意を持てない、かわすこともできない私は、
取り残されるしかないんだね。

つらくて、つらくて、涙が止まらない。

2006年02月03日(金)



 心を痛めた日

どうしてうまくできなかったんだろう。
こうなることはわかってたのに。

どうして言えなかったんだろう。
たったそれだけのことなのに。

みんなの優しさが、余計につらかった。
その場にいるのが、すごくつらかった。

泣きだしそうになる気持ちを必死にこらえて、
精一杯の笑顔ふりまいた。

ああ、目が回る。

2006年02月02日(木)



 依存関係

頼り、頼られる。
励まし、励まされる。
共に悩み、共に苦しむ。

私は、気づいてしまいました。
あなたなしでは生きていけないことに。
あなたに深く依存している。

それは時として、危険な関係。
あなたと共に堕ちてゆく。

それでもいい。

あなたによりかかりたい。
あなたによりかかられていたい。

2006年02月01日(水)
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