月に舞う桜
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★合計18冊 30. 中野幸次『ソクラテス』 31. マーガレット・アトウッド『侍女の物語』 32. 真梨幸子『坂の上の赤い屋根』 33. 中野幸次『プラトン』 34. 葉真中顕『ロスト・ケア』 35. 中島京子『小さいおうち』 36. マーガレット・アトウッド『誓願』 37. 岩田靖夫『ギリシア哲学入門』 38. 立山龍彦『新版 自己決定権と死ぬ権利』 39. 染井為人『滅茶苦茶』 40. 湊かなえ『Nのために』 41. 後藤周『それは丘の上から始まった 1923年 横浜の朝鮮人・中国人虐殺』 42. 貴戸理恵『「コミュ障」の社会学』 43. 芥川龍之介『河童・或阿呆の一生』 44. 東野圭吾『レイクサイド』 45. 岩田靖夫『ギリシア思想入門』 46. 田中拓道『リベラルとは何か 17世紀の自由主義から現代日本まで』 47. 中島京子『やさしい猫』
※数字は1月からの通し番号
初めてマーガレット・アトウッドを読んだ。『侍女の物語』も『誓願』も、とても良かった。前者は静、後者は動という印象。世界は、それぞれの国は、社会は、簡単にディストピアになる。簡単と言っても、ある日突然そうなるのではなく(そう見えたとしても)、ある程度の期間の積み重ねなのだ。 それから、西洋哲学を学び直そうと思い、ギリシア哲学の解説書から読んでいる。ソクラテスは鬱陶しい奴だ。処刑されるほどのことではないが、あれではたしかに嫌われるだろう。
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