月に舞う桜
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2011年07月31日(日) |
去年と比較しちゃうから |
25日(月)〜27日(水)は、SV研修というものに行ってきた。
※SV=スーパーバイザーで、おおざっぱに言うとオペレーターの指導や支援を行ったり、オペレーターでは対応が困難なときに応対を引き継いでお客様対応する人のことです。
去年はインストラクター研修というものに参加したのだけど、そのときと今回のSV研修は内容がほぼ同じだった。
がっかりだよ!
そもそも、実際にインストラクター業務をしてるから去年の研修はモチベーションがあったけれど、「私はSVじゃないし、今後もできればSVにはなりたくない」という思いがあるから、今年の研修はいまいちやる気が出なかった。
まあ、この「やる気の無さ」は、私自身の問題だ。 で、研修内容がほとんど同じと来れば、さらにテンションが下がる。
その上、去年の講師のほうが、教え方が格段にうまい。 話が分かりやすく、頷けるところが多かった。 ワークシートを作成しているときも、ひとりひとりの席を見て回って、質問しやすい空気を作ってくれたし、質問すれば的確なアドバイスをくれた。 それに、去年はものすごく内容が濃くて、脳の、いつもは使わないような箇所をフル回転させなきゃいけなかった。だから、かなり大変だったけれど、その分、充実感があった。
今年は、やってることはだいたい去年と同じなんだけど、何となく空気が緩いと言うか、「楽だなー。でも何か物足りない」って感じ。 講師はいろんな興味深い話をしてくれたけど、前置きが長いから本題の論点がぼやける。 ワークシート作成中、あまり見て回ってくれない。それで、グループ発表のあとにダメ出しするのは良いが、もっとズバッと簡潔に言ってくれないと分からない。しかも、ダメ出しがグループ全体に対してなので、私個人の改善点を明確にするための助言も欲しかった。
去年の先生もダメ出しはしたけど分かりやすかったし、その前に、こまめにアドバイスをくれるから、試行錯誤しながら頑張って書き上げて、「自分なりに良いものができた」という達成感があった。納得しながら進めることができた。
今年の先生は、去年の先生の上司なんだけどねえ。 まっ、必ずしも上司の方が出来が良いってわけじゃないことくらい、うちの職場にいればよーく分かるけどね。
今回のSV研修だって学ぶところもたくさんあったけれど、期待外れの感は否めない。
去年の研修が良かったものだから、期待しすぎちゃったんだろうなあ。 今年も先生も、全体的な印象は決して悪くないのに、去年の先生のきめ細かさと比較されちゃったもんだから、かわいそうかも。
去年の研修に出てなくて、まっさらな気持ちで今年の研修に参加してれば、もっと充実感があったのかもしれない。
2011年07月29日(金) |
さかのぼって、日々の証を<3> |
相変わらず曜日感覚がおかしい。 金土が休みで日曜出勤というサイクルに、なかなか慣れないなあ。
■7月15日(金)鉄板焼き「知喜多」 会社の同僚女性たちと「知喜多」(チキタと読む)という鉄板焼き屋さんに行った。 皆でここに行こうと決めたのは確か6月初め頃で、それから皆でずっと楽しみにしていた。どのコースにしようか、とか、オマール海老はどれくらいの大きさなんだろう、とか、毎日お昼休みに盛り上がったものである。
シェフが目の前でお肉や野菜や魚介を焼いてくれるので、その様子を眺めるのも楽しかった。
前菜(野菜と魚介のサラダ)↓
野菜、サーモン、タコ、白身魚などがたっぷりで、結構なボリュームがあった。
アラカルトで頼んだオマール海老↓
今回の食事会の一番の目的は、このオマール海老だった。 写真は半身。2人で1尾にしたのは正解だった。半身でもかなり食べ応えがあったもの。身がギュッと詰まっていて、ミソもたっぷり。 焼くのかと思っていたけれど、ボイルしただけだった。 添えてあるマヨネーズ(タルタル?)をつけてもおいしい。つけなくてもおいしい。
魚介の盛り合わせ↓
エビ、イカ、サーモン、貝、ホタテを目の前の鉄板で焼いてくれる。 素材はどれもしっかりしていて新鮮。 中でも私が気に入ったのは、サーモンだ。マヨネーズ(タルタル?)との相性抜群で、口の中でとろけるとろける!
野菜焼き↓
玉ねぎ、インゲン、サツマイモ。 焼いた玉ねぎの甘いことと言ったら! 焼き玉ねぎだけムシャムシャ食べていたいくらい。
フィレ肉↓
野菜焼きのお皿にフィレ肉ステーキを置いてくれた。 お好みで、おろしポン酢か練りがらしをつけても良い。 肉がね、柔らかいんだよね! やっぱ、ふだん家で買うような肉とは違うよねー。 おろしポン酢をつけて食べるのが気に入ったけど、最後の一切れは、お肉だけを堪能したくて何もつけずに食べた。そんな感じの肉ですよ!
ガーリックライス、お味噌汁、お新香↓
オマール海老だの、その他の魚介だの、お肉だの、野菜だの、素材の良い食材をさんざん食べておいて言うのもなんだけど、今回のメニューで一番気に入ったのはガーリックライスかもしれない。 まあ、一番というのは大げさかもしれないけれど、それくらいおいしかったのだ。 ご飯にはくず肉も混ざっている。 上に乗っているのはパリパリおこげ。鉄板の上でご飯を薄くのばし、コテでジューと押しつける。そうすると、見事な薄さの香ばしいパリパリおこげが出来上がる。その様子をじーっと見つめながら、私たちは「おおーっ!」と歓声を上げた。 もちもちのご飯に、パリパリおこげ。ほどよいガーリックの風味。何とも言えない美味である。
あとは、アラカルトで牛タンを一皿頼み、一切れずつ食べた。皆で一皿にして良かったよ。オマール海老やフィレ肉でお腹いっぱいになったから。
コースの締めであるデザートは、残念ながら写真撮るのを忘れてしまった。バニラアイスに、砕いたナッツとキャラメルソースがかかっていたと思う。そんなに甘ったるくなくて、さっぱりと美味しかった。
私たちを担当してくれたシェフによると、鉄板焼き屋さんとお好み焼き屋さんでは、鉄板が少し違うらしい。厚みが違うそうな。 ときどきまかないでお好み焼きを作るけれど、お店の鉄板ではそれほどおいしく作れない、と言っていた。 鉄板一枚でも、いろいろあるんだなあ。奥が深い。
たまにはこんな贅沢も良いものです。
2011年07月24日(日) |
さかのぼって、日々の証を<2> |
以前はここの日記を先に書いて、それをmixiに転載していたんだけど、いつの頃からか、mixiで先に書いたものをこちらへ転載している。 最近では、ここへの転載が面倒になりつつある。転載を忘れて、翌日に慌てて行うことも、ある。 このエンピツ日記やサイトも私にとって重要な「場所」なんだけど、だんだん影が薄くなってきて、mixiの比重が大きくなっている。
さて……。
■7月2日(土) 産業カウンセラー資格更新研修
産業カウンセラーは5年ごとの資格更新制度を設けていて、5年の間に数々の講習に参加して規定のポイントを取得しないと資格を更新できない。 私は来年4月が資格更新なのだけど、まだポイントが足りないので、救済研修(これに1回参加するだけで、ずいぶんポイントが稼げる!)に行ってきた。
講師が、自分の経験をたくさん語ってくれた。 カウンセラーになる上での原体験、人との出会い、自分の指針となった言葉、自分が乗り越えてきたこと、経験から生まれた想いの数々……etc. とても穏やかな口調で、語りかけてくれた。
大変な道のりを越えてこられたようだ。 だけど私は、その経験や苦労そのものではなく、そこから先生が本当に多くの大切なことを学んで自分のものにしてこられたことに、感銘を受けた。
何を経験するかは、人生においてもちろん重要だ。 けれど、もっと大事なことは、経験をどう生かし、そこから何を学ぶか、なのだと思う。 もし私が今回の先生と同じような経験を得たとしても、先生と同じように、出会った一つ一つの言葉を大切にし、経験のすべてを自分の糧とし、多くをきちんと学びとることができるだろうか。
人は、何を経験しても、その気がなければ身にならない。 自分が意識を高く持たなければ、どんな経験も「些細な出来事」として流れて行ってしまう。
2011年07月23日(土) |
さかのぼって、日々の証を<1> |
7月に入ってから、日々の記録としての普通の日記を一度も書いていない。 毎日些細な出来事は積み重なり、書き残しておきたいと思うようなこともちょこちょこあるのだけど、いかんせん暑くて書く意欲が失せていた。
だけど、突然TAIJIが亡くなって、やはり自分が生きてきた証は書き記しておきたいと思った。それが、他人にとっては取るに足りない出来事でも。
7月から9月の間、うちの会社は金曜日と土曜日が休みになり、日曜日は出勤となった。節電対策である。 休業日が変わったせいで、曜日感覚がおかしい。 今日は土曜日で、休みで……明日は日曜だけど、仕事だなあ。うん、これで間違いない。
■7月初旬 ToshIのDVD 6月の最終木曜日だったかな、会社から帰ると、待ちに待ったToshIのDVDが届いていた。 1月に行われたディナーショーのDVDである。それと、去年2月の赤坂BLITZライブのDVDも付いている。
2週間かけて、週末に堪能した。 ディナーショーのDVDがメインのボックスなのだけど、私はどちらかと言うと赤坂BLITZの方を楽しみにしていた。あの最高に素晴らしくて温かかったライブがDVD化されることを、ずっと待ち望んでいたんだもの。 あのライブは、何度見ても本当に感動的だ。セットリストもステージでの会話も全部覚えてるけど、何度見ても飽きない。泣けてくる。 まるで、オチが分かってるのにいつ観ても笑えるドリフみたいだ……って、それは違うか。
もちろんディナーショーの方も良かった。 ToshIの曲だけじゃなく、いろんな人の曲を聴くことができて、お腹いっぱいだ。そういうところが、ディナーショーならでは。
ToshIは、他人の持ち歌でも、ずっと前から自分の持ち歌だったみたいに歌いこなす。本当に歌がうまいんだなあと思う。 他のヴォーカリストだと、歌のうまい人でも、他人の曲を歌わせると「やっぱりオリジナルの方が良いなあ」と思うことが多い。 だけど、ToshIの場合は全く違和感がない。それってYOSHIKIが作った曲だからなのかなあとも思ったけれど、赤坂BLITZのときのSUGIZOやHEATHの曲も違和感がなかったから、やはりToshIの力量なんだろう。
「愛する人よ」なんて、ToshIが歌うのを聴いていると、初めからToshIに提供するために作られたように思えてしまう。元は、ToshIとは正反対の、低音が魅力の歌手(ごめんなさい、名前を度忘れしました…千の風の人です)に提供した曲なのに。 あとはglobeの曲も良かったな。 北野井子に提供したI believeは、知っているつもりでいたけど、聴いてみたらちっとも知らなかった。
ディナーショーでのトークは、相変わらず「すみれ組の漫才」が炸裂していて笑わせてくれる。 ヘタなお笑い芸人より、よっぽど面白い。
私がXJAPANにのめり込んだのは94年のことで、すでにバンドにTAIJIはいなかった。 ベーシストと言えば、HEATHだ。
だから、他のファンの人たちには申し訳ないけれど、私はTAIJIに全くと言っていいほど思い入れがなかった。 初期のXを作って来たことは間違いないし、多くの人に影響を与え愛されていることも知っている。アーティストとしての存在感も分かる。 でも、それらは頭で理解していたことであって、私の感情的な部分ではTAIJIに対する想いというものがなかった。
去年の日産スタジアムのときだって、ゲスト出演を「なんで今さら!?」と思って、最初は嫌だったくらいだ。 (2日間ライブに参戦する過程でモヤモヤは溶けていったけれど)
今回、ICUに入っていることをネットニュースで見たときでさえ、「こういうことでいちいちXの名前が出てくるのは嫌だな。ホント勘弁してほしい」と思ってしまった。 心配はしたけれど、冷やかな気持ちもあった。
だから、私は、TAIJIのことで自分がこんなに呆然としたり、力が抜けたり、他の全てがどうでも良くなるとは思いもしなかった。
TAIJIの訃報をネットで見た瞬間、今までの冷やかな気持ちは吹っ飛んだ。
私は何で泣いてるんだろう。 何でこんなに悲しいんだろう。
TAIJIを想っているんだろうか。 それとも、YOSHIKIをはじめとする残された人たちを想って、泣いているんだろうか。
分からない。 でも、人の死をめぐる感情は理屈じゃないから、理由なんてなくて、ただ「悲しい」という事実が存在するだけだ。
私の好きなマンガに「聖☆おにいさん」というのがある。 そのマンガの6巻で、「若くして亡くなったカリスマミュージシャンは、弁財天が天界の自分のバンドに入れるためにスカウトしたのだ」というようなことをブッダが言っている。カート・コバーンやジミヘンは、弁財天にスカウトされたから亡くなってしまったのだ、と。
こんな話、もしかすると不快に思う人もいるのかもしれない。 だけど私は、TAIJIの訃報を知ったとき、一番にこのエピソードを思い出した。それで、救われた気がした。 近しい人を亡くしたとき、「神様に特別愛されたから、天に呼ばれたんだ」と言って、生き残った自分たちを慰めることがある。それと、同じだ。 宗教は、まぎれもなく、生きている人たちのためのもの。愛する人を失っても、それでもどうにか生き続けられるように、支えとなってくれるものだ。無宗教の私がこんなことを言うのはおかしいかもしれないけれど。
「聖☆おにいさん」は、仏典でもなければ聖書でもない。でも、こんなふうに少しでも人の心を救う力があるなら、立派に仏典や聖書の役割を果たしているのだと思う。
弁財天が下界のカリスマミュージシャンをスカウトするのは、天界で大規模な音楽フェスを開催するためらしい。
hideだけじゃ飽き足らずTAIJIも呼ぶって、どんだけでっかいフェスなんだよ! っつーか、弁財天よ、あんた、TAIJIのことちゃんと扱えるの!?
今朝起きたときからミスチルのALIVEという曲が頭の中を回っていたから、いま、繰り返し聴いている。
Mr.Children「ALIVE」の歌詞↓ http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=59738
生きていなくちゃ。
私は、音楽の力を頑なに信じている。 上のミスチルのALIVEの歌詞を、おまじないみたいに頭の中で繰り返している。きちんと生きていけるように。 Xの曲だって、そう。ずっと私を支え、生かし続けてきた。
だけど、結局、音楽を愛したTAIJIのことさえ、音楽は救えなかった。 それが、悔しい。
TAIJI、私はXの(XJAPANじゃなくてね)アルバム「BLUE BLOOD」を聴いて、一瞬で虜になったんだよ。 私だってさ、ずっと、あなたのベースが奏でる音を聴いてきたんだね。
YOSHIKIとお酒を酌み交わせる関係になって、XJAPANのライブにもゲスト出演してくれてさ、あなたが初期を作ったXがXJAPANになって世界に羽ばたいているのを、どんなふうに見てくれていたの? ToshIが本当の意味で帰って来て、去年のライブであなたの名前を叫んだとき、どう感じていたの?
これから、だったんじゃないの?
でも、その瞬間、あなたにとっては「ここまで」だったんだろうね。 それを他人がとやかく言うものじゃ、ない。
それは、分かっている。 分かっているけれど、悲しい。
台風が近付いている。 hideが迎えに来るからだろうか。 hide、怒ってるんだよ。だから、強力な台風が来るんだ。
TAIJI、あんたのせいだよ。 どうしてくれるのよ。 YOSHIKIのことはどうするのよ。ToshIのことはどうするのよ。 みんな、悲しくて、悔しくて、やりきれないんだよ。 最後までXに迷惑かけて、何やってんのよ。
だけど、一番迷惑かけられたのはサイパンだ。 外国人が飛行機内で暴れて、捕まえたら自殺図られて死んでしまうなんて、最悪だ。
ごめんなさい、サイパンの人たち。 でも、どうか、水に流してほしい。
ねえTAIJI、これで苦しみから解放されたね。 もう、病気とも闘わなくていいんだよ。
2011年07月17日(日) |
Life is NOT easy. But... |
みんな、生きていて下さい。
朝目覚めて、ご飯食べて、仕事して、遊んで、飲んで、泣いて、笑って、愛して、またご飯食べて、排泄して、眠って…そうやって繰り返して、生きていて下さい……いや、生きていきましょう。
"Life is NOT easy"と、YOSHIKIはつぶやいた。 うん、そうだね。そのとおりだ。そんなこと、身に染みて痛いほど分かってる。
でも、私はそれでも、"But..."と続けたい。
Life is NOT easy. But...
ただ、何と続ければいいのか分からない。
私は、Butの続きを探している。
いまは、YOSHIKIのことが心配だ。
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