月に舞う桜
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2010年05月28日(金) |
5/24の週の振り返り |
2週間以上も日記をさぼってしまったので、ここらでまとめて振り返ることにする。 日付は5/28(金)にしているけれど、実際書いているのは6/7(月)である。
5/24の週。
とある上司、通称ドドリア。 (いや、通称ではないな。陰で私たちが呼んでいるだけだ。ドラゴンボールのドドリアさんに似ているもので) 彼が話し始めると、私は反射的にイラっとするか眠くなってしまう。そう、まさしく反射的に。話の内容にかかわらず。これはもう生理現象ですらある。パブロフだ。わんわん。眠気を誘う声だし、話が長いわりに中身が薄いと言うか要領を得ないし。 で、月曜日にちょっとした説明会があり、ドドリアが説明役だった。 最初、イラっとした。最後に設けられるであろう質問時間に嫌みたっぷりな質問を浴びせてやろうかと考えていた。 が、待てど暮らせど説明が終わらない。そのうち、眠くなった。もうどうでもいいから早く終わってくれと願った。 30分くらいだと思っていたのに、終わってみれば優に1時間が過ぎていた。説明会がこんなに長引いた上に私が嫌みな質問をしたら、どうせそれに対する回答も無駄に長いんだろうから、みんなに迷惑だ。何より、私自身が早く帰りたい。眠過ぎて、嫌みを言う気力もない。 そうか、これは、延々とよく分からない話をして私たちの戦意を喪失させる、というドドリアの戦術なのだな。
火曜日は久しぶりに有休を取った。 ドドリアにエネルギーを吸い取られたから、ではない。前から休みを申請していたのだ。新人研修で忙しくて、しばらく有休を取れずにいたから、ここらでゆっくりさせてもらおうかと。 発売されたばかりの「聖☆お兄さん」5巻を読み、あとはいろいろと調べ物をしていたらあっと言う間に1日が終わってしまった。 夜になって、あれもしたかったこれもしたかったと時間の使い方を後悔するのだ。でも、平日に休むって良いよね。「ふっふっふ、私以外のみんなは馬車馬のように働くがよい!」って上から目線な心持ちになりながら、ちょっとした優越感。
そうそう、この週から半日だけオペレーターに戻った。約2ヶ月ぶりの電話応対だった。 勘が鈍って足元がフワフワした感じで、月曜日の1件目は緊張した。そのぶん、新鮮な気持ちで臨めるのが良い点ではあるけれど。 しばらくは「半日オペレーター」を続けることになる。午後は研修担当としてのお仕事。こういう仕事のやり方だと、メリハリがついて良いかも。
2010年05月22日(土) |
本当の出会いと、神サマの粋な計らい |
いやー、昨日はびっくりした。 すぐ近くにXファンがいたのだ。 知り合って2ヶ月弱も経つのに、昨日まではお互いXファンだなんてことをまったく知らずに過ごしてきた。 これまでも話す機会は多かったのに、何やってたんだか。
私たち、今までどうして気付かなかったんだろうね?
何て笑い合いながら、X話に花を咲かせた。 知り合っただけじゃ、本当に出会ったことにはならないのかもしれない。 やっと、彼女と本当の出会いを果たした気がする。
でも、たぶん昨日が出会いのタイミングだったんだ。 なぜなら、彼女は私がトレーナーとして仕事を教えていた新入社員さん。そして、新人研修は昨日で終了。 Xファンだってことを研修中に知ってしまったら、私は自分の立場も仕事も忘れて、彼女と盛り上がってしまったことだろう。 神サマはそれを分かっていて、研修中はXファンと気付かないように取り計らってくれたんだろう。 で、研修が終わった途端に解禁、と。
来週から、X話でギャーギャー騒いで周囲の迷惑にならないよう、気をつけたいと思います。 なんと言っても、会社は仕事をする場所なので。 ええ、分かっておりますとも。分かってますってば!!
2010年05月19日(水) |
愛じゃなくて恋でもなくて |
「愛情」って言葉があるけれど、「愛」と「情」は似て非なるものなのです。 「恋」と「情」も違うのです。
ずっと一緒にいれば情が移るのは当たり前の話で、だけどその感情を愛だの恋だのと勘違いしてはいけないのです。
私はもう大人だから、そこら辺は心得ている、つもり。
だけど、私のことをよく分かってくれている人が、「本当に勘違い?」と言う。「いろいろ理由つけてるだけじゃない?」と言う。
ここまで大人になってしまうと、何をするにも責任が付きまとう。 だから、自分の感情よりも先に、現実的な問題を考えてしまうんだ。
あれは約束したことになるのかな? それとも約束なんかじゃないのかな? でもどうせ、約束ごっこしたことさえ、その日まで覚えてないかもしれないね。
頼りたくなるのも甘えたくなるのも、ちょっと疲れたからでしょう。
2010年05月17日(月) |
なんかもうむり、って思ったけど |
誰にでも、絶対に言われたくない言葉や、そんなに親しくもない他人に土足で踏み込まれたくない大切な大切なもの、というのがあるはずだ。 先週金曜日、ある人が私の侵されたくない領域にどかどか入り込み、言ってはいけない言葉を発してしまった。 たった一言で、「苦手」や「嫌い」を一気に飛び越えて「許せない」になってしまう私は、やはり人間が小さいんだろうと思ったけれど、どうにも無理だった。 とても大切なものを、冒涜されたから。
その相手は、仕事でどうしても関わらなければならない人で、もっと言えば、私が仕事を教えている人で、だから「こいつ、絶対許さねー!」と思うと同時に「こりゃ困った」となったのだった。 個人的な好き嫌いの感情は、仕事に持ち込むべきではない。持ち込む人が多々いる職場なので、なおさら自戒を込めてそう思うし、私はできる限り持ち込んでいないつもりだ。 だけど、あまりにも許せなくて、家に帰っても思い出すと子供みたいにわーわー泣けてくるくらい悔しかったので、これから仕事していく上で自分を律することができるだろうか? と心配になった。 私が仕事中も嫌いオーラを発して相手が不快な気分になるのは、私としてはまったく構わないんだけど(むしろ不快にさせてみたい)、周囲の人に対して申し訳なさすぎるので、自分の心を凍らせてでも踏ん張らなきゃいけない。
あーどうしよ、と悶々としながら週末を過ごし、そして今日。 私、頑張った! 見事に大人の対応をした(と思う)。 ちゃんと他の人と分け隔てなく優しく教えることができたし、注意するときも口調がきつくならなかった。 何より、大人の対応を心掛けて実践しても自分自身にあまり負担がかかっていなかったから、安心した。
そうそう、昨日は久しぶりに20年来の親友2人とみなとみらいに出かけて、ご飯を食べた。 気の置けない彼女たちとおしゃべりして、気分が晴れたのかもしれないな。 「新人が私の逆鱗に触れた事件」については、人に話すために思い出すだけでまた泣いてしまいそうだから話さなかったけれど、どうでもいい話をたくさんしてたら、いろんな肩書きを全部はぎ取って素の私に戻れる場所がちゃんとあるんだって実感できて、気持ちが落ち着いた。
後ろからハグされるのが好きです(正面からハグも好きだけど)。
で、「後ろからハグ」を連想させるような距離感にも、胸キュンしちゃうのです。 例えば、パソコン使ってて分からないことがあって男性に聞いたとき、横からじゃなく真後ろから画面を覗き込まれた上に、背後から手が伸びてきてマウス操作される、とか。
↑これって、「後ろからハグ」のポジショニングに近いわけですよ。
あ、もちろん誰でもいいわけじゃないし、タバコ臭い人は絶対嫌だけど。
……私、日記になにをアホなこと書いてるんだろ。
2010年05月05日(水) |
最終日はパスタランチ |
外は暑い! 眩しい!
今日は、去年会社を退職した同期の女性とランチした。 会うのは約1年ぶりだったけど、変わらず元気そうで良かった。 会社を辞めてもお付き合いを続けてもらえるのは、ありがたいものです、本当に。
5連休はあっと言う間に終わってしまって、悲しい限り。 でも、冷凍庫に入っているハーゲンダッツのドルチェと、7月のToshIのFCミーティングと、8月のXのライブを楽しみに、明日からまた頑張ろうっと。
昨日はひとりでぶらりと買い物へ出かけた。 地下鉄を降りた駅前の広場では、フリーマーケット、焼きそばの屋台、風に泳ぐ鯉のぼり一家。そして、家族連れ。ビバ、GW! ってな光景。
ショッピングセンターをぐるっと見て回って、ローラアシュレイのバッグを衝動買いした。 地は薄いピンク、ふちと持ち手は茶色の、やや横に長めのバッグ。 レスポも候補に挙がっていたのだが、ローラアシュレイと同じ金額出しても、レスポじゃミニバッグしか買えない。 レスポは柄から言って気軽に使いたいけど、気軽に使うバッグにそんなに払う気はないし、好み度もあんまり高くないし。と言うわけで、今回はパス。
長い時間ぐるぐる回っていたものだからお腹が空いちゃって、入ろうと思っていたサイゼリアもうどん屋も列ができていたので、一人なのに仕方なく南国酒家に入ってしまった。 私の中で決めているランチの相場を越えとるがな! でも、お腹が空きすぎて、ほかの店の列に並ぶ気にはなれなかった。背に腹は代えられぬ。
で、今日は……通信講座で勉強しているコーチングのレポート書かなきゃなあ。 マリオの攻略サイトでスターコインの取り方を調べてる場合じゃないんだけど。
5月2日。hideの13回忌。 あの日から、干支が一回りした。 20世紀が21世紀になり、高校生だった私は大学生を経て社会人、今や新入社員のトレーナーときたもんだ。 hide、12年って、なんて早いんだろうね。今の音楽シーンは、名前もよく知らない人たちが多いよ。 それでも、色褪せないもの、確かなものがちゃんとあるよ。ToshIが、長い旅から帰って来たよ。きっと、心配してたでしょう?
今日は、携帯でRusty Nailを聴きながら目覚めた。 5月2日の朝は、毎年ちょっと自分を悔やむ。今朝もそうだった。私はhideに、何もしてあげられなかった。何もしてあげられないまま、行かせてしまった。 亡くなる人には、どうやっても追いつけない。それが悔しい。 でも、年を追うごとに、後悔は小さくなっている気がするんだ。どうやっても取り返しのつかないことはあるけれど、私は今を生きている。きちんと生きている自負があるから、悔やむ気持ちが小さくなっていくのだと思う。
8時52分。 Rocket Diveを流して、静かに目を閉じ頭を下げた。
今日も穏やかで良いお天気。 朝ご飯を食べたあと少しテレビを観て、それから去年の誕生日に同僚からもらったhideのライブDVDを観た。 hideは画面の中でたくさん笑っていた。そして、ステージの上を軽やかに走って行った。 本当は、そのあとhide memorial summitかPV集か「白い夜」を観るつもりだった。だけど、ものすごく久しぶりにサイトを更新したくなって、hideのトリビュートアルバムを聴きながら、詩を書き、ページを作成した。
私は5月2日になると、みんな幸せでいてほしいと自然に願っている。 私の友人、家族、Xのメンバー、私が関わってきた人たちみんな、幸せでいてほしい。 例えば会社のろくでもない上司たちだって、家に帰れば誰かの大切な夫であり、父親なのだ。だからやっぱり、彼らも幸せであれと思う。普段は心底腹が立って「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ!」とか思っても、今日は穏やかに幸せを祈ることができる。 hideを想って、hideに背を押されて、やさしい気持ちになる。 みんな、生きていて下さい。そして、幸せでいて下さい。
私も、きちんと生きよう。 呼吸するだけじゃなく、毎朝きちんと起きて、働いて、ご飯食べて、遊んで、笑って泣いて、愛して、きちんと眠るんだ。
今年は、ピンクの薔薇とかすみ草の花束を買った。 私の部屋に飾って、それをミニチュアhideちゃんが眺めている。
写真上左:花束 写真上右:薔薇を見つめるhide 写真下:薔薇とhideの位置関係
本物のhideも、窓の外から見てくれているかな。 これからの一年も、これからの干支一巡りも、また頑張っていくから、どうか見守っていてね。
2010年05月01日(土) |
our pink spider |
毎日忙しく突っ走っていたら、あっと言う間に5月になった。 家の前の景色は、すっかり黄緑色だ。 今年の4月は、寒くて天気も悪かったなあ。 やっと春らしい陽気になって、今日は良い天気。外にいたら暑いくらい。テレビ番組の天気予報コーナーでは「紫外線対策をしっかりと」と言っている。そうね、ちょっとそこまで行くだけでも、がっつり日焼け止めを塗って出ないと。
2,3週間前だったかな、今年の5月2日はどんなふうに過ごそうかと考えて、とりあえずhide-cityを覗いた。 献花式の案内ページには、「献花会場入口は階段になっております。お手伝いのご必要な方のお客様はお近くのスタッフまでお声をおかけください」と書かれている。 そのたった一行の案内文に込められた細やかな気遣いが、ひどく嬉しかった。スタッフの「(hideを愛する人は)誰でも来て下さい」という気持ちが表れているように思えた。 そもそも、「会場に階段がある」という情報だけでも、車椅子ユーザーにとっては大変ありがたい。そういう一番大事な情報を得られずに、目的地へ着いてから「こんなはずじゃなかった!」となることも多いので(まあ、目的地がお寺なら、階段があるものと思っていくけれど)。バリアフリーに越したことはないけれど、バリアがあるならあるで、前もって分かっていればその心づもりで行けるのだ。 結局、献花式には行かないことに決めたけれど、サイトを覗いてみて良かった。あったかい気持ちをもらえたから。
明日は何も予定を入れずに、ライブDVDでも観ながら、ときどき窓の外の空を見上げながら、hideを想っていよう。
明日、献花式やお墓参りに行かれる方は、お気をつけて行って来て下さい。たぶん明日も日中は暑いと思われます。長い列に並んでいる間、くれぐれも体調を崩されませんように。 皆が、それぞれの場所で、our pink spiderを想って、ちょっと涙ぐみつつも笑顔でいられますように。
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