月に舞う桜
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大学時代の友達と、某ホテルの中華レストランでやっている3月限定の春ランチを食べに行った。 入口でコートを預かってくれるようなお店にはめったに行かないので、「お荷物をお預かりいたします」と丁寧に言われて、ちょっと良い気分。
メニュー↓ 1.ふかひれサラダのオリエンタル風 2.香り豊かな胡椒の若葉とホタテ貝の炒め 3.鰆の桜のチップ燻し焼き 4.豚挽き肉湯葉包みの黒酢煮 5.蛤、白木くらげ、冬瓜入りすましスープ 6.春の竹の子と鶏肉のご飯 7.くずきり豆腐
2は、ホタテがとても大きくて食べ応えがあった。 3と6は、中華と言うよりは和のテイスト。 本当は湯葉は苦手なんだけど、4は黒酢味のおかげでおいしく食べられた。 5はシナモンの香りがし、7は杏仁豆腐より弾力のある豆腐だった。 どれもおいしかったけれど、私は特に4をもう少し食べたかったな。1人分がちょっぴりだったので。と言っても、デザートまで食べ終わったときはかなり満腹だったのだけど。 あと、工芸茶(ガラスのコップの中で花が開いていくお茶)を頼んだ。私が頼んだお茶は黄色い花、友達のは赤い花だった。 紅茶に似た香りがして、飲みやすい味だった。昔は中国茶の香りがあまり好きではなかったけれど、最近は飲めるようになった。
久しぶりに贅沢な時間を過ごしたなあ。
上司に説教した。
うちの職場は、1ヶ月の中で忙しい(=お客様からのお問い合わせが多い)時期がだいたい決まっている。 うちのセンターの人間であれば、スケジュール表を見れば繁忙期は誰でも容易に予想できる。 今月は、ちょうど今日くらいからそろそろ忙しくなるかな、という感じ。
4月から受付システムや業務フローが大きく変わる予定で、来週からプレ体制に入る。 そのための勉強会を、なんと今日と明日で行うと言うのだ。 受付業務終了後ではなく、受付時間中にオペレーターを数人ずつ呼んで、複数回実施すると言う。その間はオペレーターが減るから、当然もっと忙しくなる。 体制が変わるから勉強会が必要であることはずっと前から分かっていることだし、今週後半から忙しくなるのもスケジュールを見れば明らか。 なのに、勉強会をなぜ、そんなに忙しくなかった週の前半にやらないの? と疑問だった。
で、今日。私は午後から呼ばれた。 終わって戻ると、手薄になったせいで受付状況が悲惨なものだった。お客様を何人も、何分も待たせている。 本来、私は午前だけオペレーターをやって午後は新人育成チームの仕事をしているのだけど、あまりに忙しいので電話に出てくれと言われた。
受付しながら、だんだんバカバカしくなってきた。 オペレーターがフル稼働していて、それでも忙しいなら仕方ない。だけど、今日のは明らかに上司の計画性の無さのせいだ。 きちんと計画を立てて取り組めば、閑散時に勉強会を開いて、繁忙期に備えることができたはず。 そんな見通しも立てられない上司のせいで、ぐったりしながら電話に出ないといけないなんて、ほんとバカみたい。
「呆れて物も言えない」を通り越して、呆れ過ぎて何か一言言ってやらないと気が済まなかった。 だから帰りに、勉強会で質問し忘れたことを訊くついでに言ってやった。
「それと、これはすごく簡単なことなんですけど、スケジュールを見れば今日あたりから忙しくなるのは誰でも分かりますよね。 月曜とかはまだ、そんなに忙しくなかったですよね。 それなのに、何でその頃に勉強会をやらなかったんですか。 もっと計画的にやって頂かないと、困るんです。オペレーターは大変なんですよ。○○さん(上司)に電話に出て頂きたいくらいですよ。 今日のこと(応答率の悪さ)は人災だと思って下さいね」
私のこの言葉を受け、ごちゃごちゃ言い訳をするオジサン。 他のセンターとすり合わせをしないといけなかったから、しょうがない……とか何とか。 この「しょうがない」って一言で、私、完全にキレまして。 だって、それなら、他センターとの話し合いをもっと早くすればよかったんじゃない? 体制変更の話って、もう随分前から出てるんですけど? それに、勉強会の内容の半分は、他センターは関係ないと思うんですけど? そういう内容だけでも先にやっておけば、今日まとめて長々と説明しなくても済んだし、こんな状況にならなかったんですけど?
……ってことを全部言うのは面倒なので、 「でも、それってオペレーターには全然関係ないことですよね。それに、(お待たせしてしまった)お客様にはもっと関係ないですよね」 と言った。 しかし、結局オジサンは最後まで「しょうがない」を繰り返していた。
全然しょうがなくないんだよ、バカが! 計画性の無さは、今に始まったことじゃない。私が入社したときから、ずっと同じ。 なんで、改善しようとしないの? なんでこんなに学習能力も無いの? なんでそんなに危機意識が低いの? で、なんでこんな説教を私にさせるの? こいつの上の奴は、なんで誰も何も言わないの? そんなんで応答率がどうのこうの言うのって、お門違いじゃない?
私らオペレーターは、管理能力の無いてめーらのケツを拭くためにいるわけじゃねーんだよ!!
でも、私がいくら言ったところで、聞き流されてるんだろうな。 あー、バカバカしい。
■ショックだったこと 昨日、母が私の頭に白髪を見つけた。それも、2本も。 抜いて見せてもらったら、長くて太い明らかな白髪……。 前にも白髪を見つけたことはあったけど、そのときは一度に1本だけだったし細くて少し茶色がかっていたから、「たまにこういう髪の毛もあるよねー」くらいで、それほどショックじゃなかった。 でも、昨日の白髪はそれとは違う。 「私、100%れっきとした白髪です!」と自己主張している感じだった。 母に「うちは早白髪家系だから、弓月も危ないよ」と言われた。 私、一応まだ20代なんですが……。
■楽しみなこと この春、「トリック」のスペシャルドラマが放送されるそうな。 映画第3弾も公開されるし、矢部警部主演のスピンオフドラマもあるし、今年はトリック満載だなー。 楽しみが増えました。 秋には岡田くんの映画「SP」も公開されるはずだしね。
2010年03月14日(日) |
ファシリテーション力 |
産業カウンセラー関係の勉強会に行って来た。 こういう勉強会に参加するのは、本当に久しぶり。3年……4年ぶりくらいかなあ。 朝は寒かったけれど、帰り(3時頃)はいい陽気で気持ち良かった。 平日は昼間に外へ出ないから分からないけれど、実はいつも昼間はこんな感じで、結構春に近付いてきているのかしら?
今日は「ファシリテーション力をつける」というテーマで、仕事に役立ちそうだったので行ってみることにした。 ミーティングや研修や講座でファシリテーターを務めるとき、どうすればうまくファシリテーションできるか、つまり、どうすればその集まりを本当に意義あるものにできるか、という勉強会だった。 今の私は、カウンセリングそのものには前ほど興味がない。どうやってカウンセリングするかよりも、「産業カウンセラーの勉強で身につけたことを、どうやって今の仕事に活かしていくか」の方に興味がある。 だから、カウンセリング講座によくある王道の話(傾聴とかカウンセリング理論とか)よりも、今日のような講座がありがたいのだ。
こういう勉強会は、1ヶ月とか2ヶ月前に申込む。 そのときはやる気満々なのだけど、月日が経っていざ勉強会という頃には、やる気が失せていることが多い。 今回も、そうだった。 昨日の夜は、「あー、明日めんどくさいな〜。貴重な休みなのにぃ。行きたくないなー」とぶつぶつ言っていた。 でも、行って良かった。すごく、ためになった。 私が具体的に考えているのは、4月からの新人研修をどうすればうまく進められるかということなのだけど、「話し合う」ことより「教えること」が主となる新人研修は、ファシリテーションとは少し話がずれるのかな、と思っていた。 だけど、「知識や技術を教える研修でも、ファシリテーション力は必要だ」という話があって、私も実践できそうな内容をたくさん聴くことができた。
一番大事なのは、メンバーを信じて、メンバーに任せること、だそうです。 そして、メンバー全員が共有すべきゴールイメージというのは、「いくら売り上げた」という数字ではなくて、絵に表せるビジョンなのだそうです。 例えば、「コールを何件取るか」ではなく、「コールを取った結果、お客様にお礼を言われて笑顔になる自分」とか、「上司に褒められている光景」とか、そういうことなんだと思います。
この季節になると花粉症疑惑が勃発して、でも頑なに「私は花粉症じゃない!」と否定し続けて、早数年……。 そして、今年も。
朝、左の瞼が赤くなっている。腫れていると言うほどじゃないけど、赤い。 トイレに入ると、くしゃみ連発。そして鼻水。 でも、そういうのは朝だけで、日中は花粉症を思わせる症状は全く出ない。 だから、今年も「私は花粉症じゃない!」と否定している。
そうして疑惑の季節は過ぎ、そのうち終わりを告げる。
3月なのに、なんでこんなに寒いんだ! いいかげんにしろ! 風が冷たすぎるんじゃ、ボケ!!
……って毒づきながら会社に行かないと、気持ちが萎えそうになるくらい寒いんです。
自分が「できる」と言ったから、何が何でもやらなくちゃ。 何が何でもやるからには、完璧に。
じゃなきゃ、私のプライドが許さない。
2010年03月06日(土) |
渡りに船……だったんだけど |
去年、新人研修のトレーナーチームに参加してみて、一度きちんとコーチングの勉強をしたいと思った。 そしたら、今年初めに募集があった会社の通信講座にコーチング入門の講座があったので、迷うことなく申し込んだ。
そのときは、やる気満々だった。
が、教材が届く頃には早くもやる気が下降し始めていて、いま、テキストはきれいに本棚に収まっている。
血迷ったなぁ。 でも、頑張って勉強しなくちゃ。 いつも、血迷ったなぁとあとから思うけど、こうやって血迷うことで、自分を高める機会を作ることができているんだ。
コンビニのホワイトデーコーナーにあったホテルオークラのクッキーを買ってしまった。 味と量のわりに高い……。別にまずくはないんだけどね。ブランド代かぁ。でも、紙袋がしっかりしていてお洒落なので、良しとしよう。
私さー、思うんだけど、ここ最近まともに恋愛してないのって、XやToshIにばっかり心が向いて忙しいからじゃないのかしら。 ToshIの離婚が決まってからは、妄想癖が激しくなっちゃって、「もしToshIと付き合ったら……」なんて考える始末だし。
「何て呼べばいいんだろう。『出山さん』かな、『としくん』かな、『としみつくん』かな」とか、 「ちょっと良いレストランにも行きたいけど、こういう事情だし、ねだれないよね。かと言って、私が奢るのも何か失礼だし……」とか、 「ToshIの前で他のメンバーを呼び捨てしないようにしなくちゃ」とか、 「友達と気軽に恋バナできないよなぁ。一番仲の良い親友1人、2人になら話してもいいかなあ」とか、 そんなことを考えてみるわけです。
で、暇だったので母にこの妄想話をしたら、母が父に「お父さん、弓月がToshIと結婚するって言い出したら、どうする?」と訊いた(余計なことを!)。 父は「絶対ダメ!」と答えた。 そりゃ、そうだ。一回り以上年上、バツ1、自己破産経歴ありじゃ、普通は反対するわなあ。 家族まで巻き込む、私の妄想。 でも、大丈夫よ。結婚はおろか、付き合うなんてこともあるわけないし。
ま、付き合うならToshIくんより岡田くんが良いんだけど。
涙もろくなった、と思う。 なぜなのか、いつ頃からなのかは分からない。 テレビ番組に出ていてすぐ泣く芸能人は、嫌いだ。 でも、自分自身は、ドラマや映画の何気ないシーンで目頭が熱くなってしまう。 私がテレビに出る職業だったら、私に「この人、別に大して感動するシーンじゃなくてもすぐ泣くから、嫌い」って言われるタイプになりそうだ。 この前なんて、「ちびまるこちゃん」で泣いた。
だけど、泣いた方が良いのであろう場面で、泣けない。 それはたぶん、愛情が欠如しているからで。 当たり前だけど、愛情を向けている人に対する想いは、熱い。 そうでない人への感情の温度が、自分でも驚くほど低い。低すぎる。愛すべき人を愛せないときは、特に。 その温度の低さは罪悪感を伴うから、冷たい感情を知られないように、笑う。
答えは明らかにイエス。でも、イエスとは答えられないことも、明らか。世の中には、そんな問いがある。そんな問いは、口に出さないでくれ。 私は、ノーと言うしかないじゃないか。
ToshIのライブが行われたのは、水曜日のこと。 体はすごく疲れているはずなのに、そのあとの木曜日と金曜日は気力が充実していて、ばりばり仕事をこなすことができた。 あのライブの力、ToshIの力、Xの力ってすごいんだなあと改めて思った。
ライブの翌朝、同僚がテレビの芸能ニュースでライブの様子を観たらしく、「昨日どこに行ってたか、分かっちゃった」と話しかけてきた。 同僚は、「実は私、ずっと心配してたんだよ。こうなって、本当に良かったねえ」とも言ってくれた。 同僚の心配がToshIの自己破産や離婚のことなのか、それとももっと前からの……12年前からの一連の騒動のことなのかは分からない。 どちらにしても、私はとても嬉しかった。 ファンではないのに陰ながら心配してくれていたことに対しても、もちろん感謝した。けれど、それ以上に、騒動中は私にあれこれ聞かず、こうやって大団円になってからその気持ちを話してくれたことを、本当に温かく感じた。
みんな、見えないところでも、たくさんの人に支えられている。 ToshIも私も。
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