気ままに開発日記...増田雄二

 

 

精悍なパター - 2005年10月19日(水)

前回まで何度か言ったようにある程度結果が素直にでるようなパターの必要性を感じています。くわしくいえばアイアンのようにシャフトの軸線上から離れた重心の位置を正確にコントロールすると言うことだと思います。1球1球よりストロークに集中すようになるので技術UPにつながります。今回はついつい極端なL字でトライしましたが予想を上回る結果でした。もともと若干押し出しぐせがあったのですがウィングさんにチェックしてもらってよりしっかりゆるまずボールをつかまえられるようになりました。当初の予定は極端に好みがわかれるL字ではなくピンタイプでトライするつもりでしたのでつぎはいよいよピンタイプで市販を前提に開発にはいります。シンプルかつ精悍なものにしたいですね。



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楽しいラウンド! - 2005年10月18日(火)

先週の某誌でのラウンドでL字パター使ってみました。
前半はスリーパット1回といまひとつでしたが後半なんと4バーディ、予想以上どころかいうことなし。むずかしいパターをつかいこなせた気分でいつもと違った満足感! 今回3ラウンド目のV-rodアイアンが我ながら非常に使いやすくかなりの確立でピンそばにアシストしてくれたこともバーディにつながる大きな要因となりました。天気も良くてたいへん楽しいラウンドが出来ました。
というのも実は好スコアで楽しくラウンド出来た最大の理由はゴルフ場(茨城県イーグルポイントC.C)が最高だったことでしょう。バーディがいっぱいとれた原因はまずキャディさんが完璧にグリーンを読んでくれたこと、それとグリーン、コース共トーナメント並みにすばらしく管理されていること。当然ながら集中力が高まりまさにプロ気分。ラウンド前の練習場はなんとコースボールを芝から打てるし、落ち際まで完璧に見える広さ。しかも無料。最高です。アイアンショットの練習も最適ですがドライバーがティーアップして完璧に調整できる。普通のゴルフ場だとウォーミングアップは出来ても調整は出来ないからほんとうにありがたい。ラウンド後平山支配人と会合の場があったのですがどこよりもいいゴルフ場にしたいという熱い情熱をもっておられるすばらしい方でした。どこよりもいいクラブを造りたいと思う情熱はわたしたちも同じです。たいへん勉強になりました。また行きます。ありがとうございました。



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ドラコンねらい? - 2005年10月17日(月)

別に飛ばしがすべてと考えているわけではないのですが最近みんなで開発の合間を見つけては飛ぶクラブ(飛ぶかもしれない)を造ろうと(これも開発?)スペックなど無視してチャレンジ?しています。
私の場合はクラブの重さやしなりを感じて(利用して)打つタイプなので今回試しに思い切って重いクラブを造っています。46インチ、シャフト重量80g弱、フレックスX、ロフト8,5°ヘッド重量約200g、グリップ57g、総重量340g弱、バランスD7です。通常だととても振り切れる重さではないのですが日頃学生たちと一緒に硬式用バット(900g以上)を振ってるおかげか結構振れる。ヘッドスピードを測っても予想に反して50M/Sそこそこは出る。ヘッドスピードが速いだけでは飛ばないことはわかっているのでこの重さでドカーンと振ればもしかして以外に飛ばせるかもしれない。このスペックだとボールの方が軽くてフェースにのっからないかもしれないが。とりあえず試してみよう。



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L字パターの威力 - 2005年10月13日(木)

実は前回のウィングさんたちとのラウンドで全ホールL字パターを使いました。どちらかと言うとコレクション的に削ったつもりでしたが最近のパターに無い圧倒的な存在感を感じ使うことに。ラウンドの内容はすでに「ウィングのつぶやき」に書いてある通りなのですがパッティングには苦しみました。苦しむのは最初から覚悟はしていたのですがL字をひさしぶりに使うことによって忘れていた何かを思い出したり逆に新しい何かを感じられればいいかなと思って使ってみたのですがこれがまた難しいけどおもしろい。少しでもどこかがゆるんだら全くいうことを聞かない。芯は外すしすっぽ抜ける。最近いかにいいかげんなストロークをしていたかを思い知らされました。逆にきっちり打てたときは最高。距離感や打感も良く最近のボールとの愛称も全く問題ない。単純に左右にストロークするのではなく、パッティングと言えどもしっかりと体と同調させて重心をコントロールすることによってボールをつかまえなければならないのだ。井上透さんの言う「へそで打つ」感覚が必要。間違いなくショットと連動した動きだ。試合は別としてもときどきチェックする意味でも使ってみる必要性を感じました。今週末の某誌のラウンドでも結果はともかく使ってみよう。



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少数精鋭 - 2005年10月12日(水)

ひさびさの更新です。今日はすこし横道にそれてしまいますが、先日NHKのプロジェクトXで 「不屈の町工場〜走れ魂のバイク」が放送されました。時は1978年第1回鈴鹿8時間耐久レースで当時、世界で無敵戦艦とよばれた大手メーカー率いるレーシングマシーン [RCB] にかたや数人規模の町工場(今では世界的に有名なチューンナップメーカー)が造った市販車ベース [GS1000] で戦いを挑みなんと奇跡の優勝を遂げるという感動の内容でした。少数精鋭で拘りのクラブ造りをテーマにしている私どもにとってたいへん興味深く力を与えてくれた番組でした。時代は変わりゴルフ市場でも大手メーカー各社がしのぎをけずっています。そんな今こそ私どものような小さいメーカーだからこそ出来る、また小さいメーカーにしか出来ない自由な発想、コストを度外視したものづくりに初心に返って取り組まなければと改めて感じさせられました。


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