気ままに開発日記...増田雄二

 

 

パターの原点 - 2005年09月28日(水)

原点に戻ってみようと久々にL字パターを削ってみました。やはりL字パターのような曲面の集合体は仕上げがいがあります。特にネック周りの見え方やブレードへのつながりは仕上げかたによってストロークのイメージが変わるのでついやる気になります。今回は私の好みでヒール側ののすわり重視。つかまえに行ってもひっかからないイメージ。削っていて感じたのは数年前にくらべてよりスクエアに好みが変わっていたこと。打感もソリッドで軟鉄特有の重厚なやわらかさ、重めのヘッドに太目のグリップ、全長も最近の例にもれず短めのセッティングで決まり。こんなパターをもう一度使いこなしてみたいと思うほど満足な仕上がりです。
やっぱり手の込んだパターは、最近のパターには無い味わいがありますね。



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パターの開発 - 2005年09月16日(金)

ユーティリティに続いてスプーンとクリークの開発も終わり生産の準備も整いました。打ちやすさにとことんこだわったモデルです。近々発売できると思います。とにかく今秋は新機種の発売が続くので気を抜く暇がありません
 
実はすこし前からパターについて考えていることがあるのです。何かというと最近ただやさしさだけが追求されている気がするのです。うちでもB-46というオートマチックなやさしいパターがあるのですが技術レベルを引き上げるにはやはりピン型とかL字のような敏感なタッチを必要とするものが必要だと思うのです。ショットと同じようにフィーリングを生かしてボールをコントロールするということで自然と感性が高まり、ショットとの流れが作られていくと思うのです。向上心のある人や将来プロで活躍したい夢を持つジュニアなど、その場で結果を出さなきゃいけないトーナメントプロとは違うチョイスが必要だと思います。そんな考えから現在パターの開発に入っているのです。




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やっと完成 - 2005年09月13日(火)

いよいよもうすぐユーティリティの発売です。
実は予想外に苦労しました。ユーティリティの性格上構えて安心できる大きさ。形状から感じられるやさしさ。ひろいやすく感じるすわりのよさ。でもやさしいだけではだめ打感にこだわり強い球が打てる。セッティングすればプロでも使えるレベルのポテンシャルを持たせる。わかりやすくいえば球は浮くが左にはいかないといったイメージです。
まずフェアウェイウッドが苦手な人でも使えるように専用シャフトを開発。ミートの確立を高めインパクトから押し込んで球を浮かせる。メモライズの特性が活きました。ヘッドは例にもれず自然なターンを実現するセンターバランス。ヘッドが長く細いだけに形状が決まってからバランスを取るのに相当時間がかりました。ソール形状は接地面積を減らし抜けを重視。センター後方には抵抗を減らすためのみぞもつけました。打感もいいですよ。予定よりかなり遅れてやっと完成です。



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こんにちは - 2005年09月07日(水)

こんにちは 増田雄二です。
みなさまには日頃からマスダゴルフをごひいきいただき誠にありがとうございます。この場をお借りしまして心から御礼申し上げます。

この度みなさんの要望にお答えして開発日記のコーナーを設けることになりました。毎日とはいきませんが、日常のクラブ開発の話やクラブとスイングとの関連性など大好きなスポーツ(特に野球)などの話をまじえながら自由気ままに書かせていただければとおもいます。今後ともみなさんからいただくあたたかい応援の言葉をエネルギー源にいつも新鮮なアイデアで商品開発に取り組んでいきたいと思います。



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