きなこ日記
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晴れて気持ちがいいお天気です。こんな日に外で遊べない子供たちがかわいそうです。
図書館戦争シリーズの第4作目「革命」を読み終えました。何度読んでもおもしろいし、身につまされる部分もある作品だと思います。巻末の対談で、児玉清さんのお名前があることが切ないです。有意義で読み応えのある対談でした。本文中でも触れられていますが、何かを損なおうという悪意よりも怖い善意が存在すると言うこと、それはあらがいがたい力を持っていて、我と我が身をしっかりと持っていないと辛くなってしまうと言うこと…。 新聞投書などで、福島の子供たちが可哀想だと書いてくる方がいますが、その気持ちは、当事者からすると(というか私からすると)、居心地の悪いものです。大変ねー、可哀想ねー、と本人の意識しない立場として、こっちは安全な地域にいるのよ、と見おろしている気配があるのです。これもまたあらがいがたく反論しにくい善意というものではないかと感じるのです。
ここ数日、涼しくて過ごしやすいですね。助かります。
土日、親類の葬儀のため東京まで行って参りました。初めて、マイカーで!一家総出で行くことになりましたので、電車の乗り換えや駅で階段やエスカレーターで歩くのがいやだという年寄りの意見のために…。 震災で、最寄りの高速道路が不通のため、2時間かけて一般道を中通りまで移動して、東北自動車道へ。途中、計画的避難区域に指定されている地域を通らないと、中通りまで移動できませんので、やむなく通過いたしましたが、人気のない村落や、植えっぱなしで後始末も許されない畑のネギやアスパラなどの様子を見ると、悲しく情けない気持ちになりました。いったいいつ、帰村が許されるのか、村の方々のお気持ちを思うと、涙がこぼれます。
昨日の帰り道は、高速道路ではものすごい土砂降りで前が白くなって走りにくく、怖い思いをしました。一般道に降りてからは、雨は弱まったのですが、もう日が暮れて気温が下がったためにもやが発生して見通しが悪く、私などはとうてい法定速度以上のスピードは出せませんでした。梅雨時のお出かけはくれぐれも安全運転で。
蒸し暑くて溶け落ちそうです…。
そんな中、花粉症のような症状が出始めてしまいました! 鼻水が出て、口の中がかゆくて、くしゃみを連発。 いったい何がアレルゲンなのか見当もつかないし、 調べるのも怖い…。 市販薬を飲んで様子見をしておりますが、この先どうなるのか〜。
娘まんぼうの小学校で、放射能・放射線についての講演会があり、 いろいろと基本的な情報を頭に入れてきました。 現在、計測されている値では、心配はいらない、ということでした。 最後は、誰の発信したどういう情報を信じるのかは 自分しだいなわけで。 昨日の夕方のニュース番組で、文科省の人が生出演で いろいろな質問に答えていましたが、アナウンサーが けんか腰な感じだったのが、気になったな−。 もう少し冷静になろうよ、って思うんだけど。
こんなにも読むものがない時代があっただろうか、というほど家に本がない。いや、既読本はあるのだが未読本がないのだ…。改めて分かる図書館のありがたさ…。
そんななかで、「眉輪」という作品を読み返しています。古代日本を舞台にした愛憎劇なのですが、文体が独特で、古事記や日本書紀をよんでいるような気分になります。この本は、装丁が気に入って、値段も張りましたが思わずジャケ買いをしたものです。本体の表装は深緑の布張りで、白地に銀の細かい摺箔の箱入りなのです。大事にしまっておいたのですが、箱に茶色のシミが出てしまってがっかりしております。
さてそろそろ「炎の蜃気楼」の再読にかかろうかと思っています。ラストがあれなだけに辛いんですよね…。ラストが辛くて読み返せない本というのは他に2作品あって、一つは「天の華地の風」、もう一つは「イズァローン伝説」。「炎〜」と「イズ〜」はラストの雰囲気が似てるのでなおのこと。
家にある本を読み尽くし、図書館も再開されないために、雑誌も小説も手元になかったので、コンビニによってやたら分厚いコミック雑誌を買ってみた。1000ページ超!と表紙にあったから、しばらくは暇つぶしになるだろうと思ったのだが…。 この雑誌の対象年齢を見誤ってしまったのか、ものすごくつまらなかった…。笑えもしなければ泣けもしない。なるほど、と思える中身もない…。金返せー! 近年これほどやっちまった買い物もない…。今の少女漫画ってこんなに詰まらないのか、たまたま私が買ったこの雑誌がつまらないのか、これをおもしろいと思えないのは年齢のせいか…? はあー 図書館〜 蔵書整理と補修のボランティアとかあったら行くから−! 早く再開してくれー!
2011年06月09日(木) |
伊達征士様お誕生日 並びに ご報告 |
伊達征士様のお誕生日ですね! おめでたいことですね! 今日はカボチャを炊いて、個人的にケーキを食べようと思います!
さて、多方面からご心配をいただきましたが、氷上は生きてます。地震が起きたとき、海のそばにおりましたが、津波がくる前に移動しておりましたので、無事でした。あの大震災から今日までのことは、順を追ってサイト内にアップして参りますので、お読みいただければ幸いです。 また、日記も、これまで通り(つまり飛び飛びに・苦笑)書いて参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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