竜也語り

2004年09月29日(水) 悪運の強い女

というのは私のことなのだが、よく人にこう言われる。今日夜自転車で近くのコンビニへちょこっと買い物に行った。雨が降っていたので片手に傘を差しながら出掛けた。歩いても5分位の所にあるのだが、すぐ自転車に乗ってしまう。母の「雨が降っているから歩いていけ」という言葉も上の空だ。
交差点がある。青だったのでそのまま渡った。反対側から車が右折してきた。当然止まるものだと思ったら全然その気配がない。「ウソーっ!」と思って交差点の真中で自転車を止めた。やっと向こうも気がついたらしく急ブレーキをかけた。自転車の前輪の先端が車体の先端に軽く接触した。あと1秒ずれて…足にでも接触したら死にやしないが大ケガをしたことだろう。ケガなどしたら仕事に支障をきたす。何年か前に階段を踏み外し足の甲にヒビが入ったことがあるが、ただテーピングだけで済んだのに、あの通勤の大変だったこと!それ以来ケガをしないように注意をしているのだ。
運転手はおっさんだった。恐らく気もそぞろで運転していたのに違いないのだ。車の中で頭を下げまくっていた。私もヒヤッとしたが、おっさんはもっと肝を潰したことだろう。

自転車の接触事故もどきは今日で2回目。以前も曲がり角で接触したことがある。この時も全然大事に至らなかったのだが母の目の前で起こったことなので、母の動転ぶりは凄まじかった。かえってこっちの方が大変な騒ぎだった。

これも以前、会社の側の横断歩道でのこと。横断歩道を渡っていたら、結構離れた所でバイクが横転した。しかしそのバイクが物凄い勢いで私の方に滑ってきたのだ。足元に風を感じるくらい私の足のすぐ側をかすめていった。これもあと10cm先を歩いてそのバイクが当たっていたら、死にやしないが大ケガをしていたことだろう(汗)。歩道を歩いていた人達が固まっていた。

全然違う話なのだが、何でこんなことをしたのか…会社内部のマル秘書類を取引き先にFaxしそうになったことがある。実際Fax送信ボタンを押してしまったのだが、たまたま先方のFaxが通話中でメモリー状態になっていた。気が付いた時、血の気がひいたと言うよりはドキ〜っと身体中の血液が逆流したようでカーっと身体が熱くなった。そして口の中の唾液がさーっと乾いた(苦笑)。メモリーを解除をしている手が震えていたのは言うまでもない。もしあの時順調にFaxが先方に流れてしまったら…始末書を書くぐらいでは済まされなかっただろう。ぞ〜っとする…。

こんなわけで私はいくつかの災難をぎりぎりの所で逃れてきた。決して強運の持ち主ではないのだが、悪運は強い。しかし運は尽きるものだ。これも「気をつけろよ!」と言うお告げだと思っている。また明日から気を引き締めていくぞ!




2004年09月26日(日) まぁ、仙台だからね。

昨日の「黎明前」で竜也くんが東北の寒さにビビっていたが、私も同じような経験がある。
私が勤めているのは鉄鋼関係の会社であるが、この「鉄屋」という業界はまだまだ男尊女卑の思想が残っているところもある。もううちのような商社になればそんなこともないのだが、現場、特に年配の職人さんの間でこの傾向が強い。女性がいかにもキャリアウーマンという体でパンツスーツなどで現場を颯爽と歩いていようものなら、ちくりちくりと皮肉を言われる。現場の職人というのは一度心が通じてしまえばとても頼りになる人達なのだが、反対に一度へそを曲げられると非常に扱いにくい。何と言っても実際にものを作れるのは職人さんなのだから、こちらはもうお手上げ状態だ。
関係会社の中には職人さんが立ち上げた会社もある。そんなところに出向く時は服装から気を遣うものだ。

さて3年位前の冬の話。珍しく仙台へ出張することになった。実はこの出張、後輩の女の子の初めての出張ということで、心細がる彼女の私はただのお供であった。
「何もしなくていいからさぁ。まぁ美味いもんでも食べてきなよ〜。」上司のこんな言葉に絆され、私はちょっとした旅行気分になっていた。
主役はそのお嬢であったので、その出張に関することは全て彼女に決めてもらった。話が服装のことになった。うちの会社には制服がないので冬は大抵パンツスーツである。その日の気分でスカートのスーツを着ることもあるが、そんな時はタイツにロングブーツと足元は暖かくするようにしている。
「あそこの社長さんは結構年配の人ですよね。スカートの方がいいと思っているんですけど…。」
お嬢のその言葉を聞いて、なかなか気が付くではないかと感心し快く承諾した。仕事用のスーツのスカートは大抵短い。当然ブーツを履いていこうと決めていたら、
「ブーツですか…。少し…。肌に近い色のストッキングに普通の革靴の方がいいと思うんですけど…。」
お嬢が難色を示した。真冬にそれ?と少しひるんだが、お嬢に任せると決めたのだからそれに従おうと思い直した。それに東北と言っても地方都市の仙台。何も北海道や八甲田山に登るわけでもないのだから大丈夫だろうと…。
「まぁ、仙台だからね。」

出張の日。普段より薄着という形になった服装ではやはり寒く感じた。そして上野駅で待ち合わせしていたお嬢のコートの下は何と薄い生地のリクルートスーツ(笑)。「わぁ〜、寒そう…」と同情したが、彼女はまだ若いし、それに「まぁ、仙台だからね。」

東北新幹線であっという間に仙台駅に着いた。車窓から見る仙台の空は、雪は降っていなかったが、どんより…雲が低く垂れ込めていた。そしてホームに降り立った途端、その想像以上の寒さに驚いた!ひゅ〜っと足元から襲ってくる寒さに歯がガチガチ鳴って止めようにも止まらないのだ。そのまま2人で歯をガチガチ鳴らしながら乗り換えの電車に乗った。電車の中なら暖房が…と期待していたが、たまたま暖房機能が壊れていたのか何だが知らないが、ちっとも暖かくない。反対にどこからかヒュワ〜っと風が入って来るのだ。いくらロングコートを着ているとは言え足は無防備で、その内足のつま先が寒さの余り痛くなってきた。電車の中で寒さで足のつま先が痛くなったのは初めてのような気がした。
「あつこさ〜ん…寒いよぉ〜…」とお嬢が歯を鳴らしながら泣きそうな声を出した。心の中では「情けない声を出すんでないよ。余計寒くなるではないか!私の方が年がイッテんだから、体感温度は貴方よりずっと寒いんだからね!」と思ったが、「寒い寒いと言うから寒いの。寒くない、寒くない…」と変な精神論を持ち出した。まぁそれも虚しく電車の音にかき消されのだが…。
その内耐えきれなくなり、私達は靴を脱いで電車の椅子の上に正座した。その方が足が暖かいのだ。そこに乗り合わせていた乗客達は怪訝そうな顔をしていたが、そんなことは知ったこっちゃなかった。兎に角この歯の鳴りを止めてよ〜(泣)

何とか目的の会社に辿り着いた。さすがに暖房がよく効いている。応接室に通され、ソファに座っている私達に問題の社長が一言。
「あんた達、まぁ〜そんなに足出して〜。寒いだろうに…。」
…何だよ…と力が抜けた。
「まぁ、仙台ですから。」とこの時は言えなかった。

仙台は間違いなく東北だった。遅くなったら泊ってもいいことになっていたが、私達は夕方さっさと帰って来た。
お嬢は風邪をひいて会社を何日か休んだが、私は頑丈にできているので元気に出社した。
もちろんパンツスーツを着てね。



2004年09月23日(木) 結婚相手に望むこと

ちょっと前の新聞の別紙に「30代女性・結婚相手に望むことランキング」なるものがあった。面白そうなので読んでみた。
第1位 「信頼できる。誠実である。」
第2位 「価値観や相性が合う。」
第3位 「自分への愛情が深い。」
まぁ皆さん無難に答えていらっしゃると思った。バブル期の高学歴・高収入・高身長という所謂「三高」がもてはやされてのは昔の話。今はレディーファースト(低姿勢)・安定した職業(低リスク)・相手を束縛しない(低依存)の「三低」になりつつあるそうだ(笑)。
ちょっと表面だけ見れば女性の理想が低くなり、しおらしいことを言っているように感じるが、いえいえ深い読み方をすれば女性はさらに我儘になっているのですよ。言い換えればこの「三低」は“安定した職業でそこそこの生活費はあなたが稼いでね。それでもってもちろん私も仕事を続けるけど、そのお金は自分のために使わせてもらうわよ。あっそうそう私だって仕事しているのだから家事は私ばかりに押し付けないでよ。”というような調子のいいことを言っても文句を言わない男性ということなのだ。

更にこの記事には同時に20代女性と40歳以上の独身女性の同ランキングも載っているのだがこれを見ていると実に興味深い。
20代女性の1位〜3位までは前述の30代女性のそれと全く同じだ。しかし40歳以上になるとこれが微妙に違ってくる。1位と2位は同じだ。しかし3位の「自分への愛情が深い」は5位に下がって、代わりに20代・30代ではそんなに上位ではなかった「収入や貯金など経済力がある」という条件が3位に浮上してくる。
“まぁ結婚だからね。静かで穏やかな愛情が一番。もうヤケドをしそうな恋はこりごり〜。30代の頃はさ、仕事だってもっともっと上を目指して頑張っていたけど、今は何となく先が見えてきちゃったな。とは言ってもそこそこの地位は確立出来ているしなぁ…。それに独身時代が長かったからさ、さんざん贅沢と自由を覚えちゃったんだよね。だからこの生活を捨てて今更結婚をしてもどんなもんなんでしょうかねぇ…。まぁそれなりの経済力がある人だったら話は別かな。”こんな感じですかねぇ…。
誤解されるといけないので一言言っておきますが、全ての独身女性がこんなこと思っているわけでは絶対にありません!ちなみに私も違います(笑)。

さて「容姿」のこと。女性ではこれはベスト10のランキング外だった。そりゃそうだ。いくらイイ男でも顔なんて所詮1年もすれば飽きる(←竜也くんは別よん)。反対にブ男は1年もすれば見慣れてくるものだ。初対面の時余りのごつさに「ワッ!」と引きそうになった人でも、その内に何ともなくなってくるなんてことは日常茶飯事。ただ生理的に受け付けない相手はちょっとキツイかも知れない。
しかし30代独身男性では「好みの容姿や外見である」という条件が6位に入っている。…甘いなぁ。月並みだけど、美しいバラには棘があるのですよ、男性諸君。

最後に私の「結婚相手に望むこと」ベスト3
第1位 天涯孤独!
第2位 1年の内3分の2くらい遠く遠征に出かけ、自宅に帰って来ないような仕事をしている男性。
第3位 料理上手〜♪
きっとこれを聞いたら、どこかの占いのおばさんは顔を真っ赤にして怒ることだろう…。
以上、戯言終わり。



2004年09月19日(日) 1日15分の根性

なんて言っても大したことのない話なのだが、机の上に積まれた未読の本が25冊となった(汗)。「時間がないのよね〜」と自分に言い訳をし続けた結果がこれだ。何と言うていたらくよ…。“時間がない”の言い訳の1つは…この日記だ(笑)。

かつての恩師の言葉。
「何をおいても本を読みなさい。人生における難問のあらゆる答えはその中にある。」
スイマセン…先生…学習しない教え子で…。と言いながらまた日記を書いているわけなのだが。まぁこれは私のストレス解消法だからねぇ…。
と言うわけで、毎日25ページずつ本を読むことを課した。誰ぞやが話していたが、毎日○○ページと決めて本を読めば、それが1年続けば結構な量となる。一生続けばそれはもう立派なものだと。
確かにそうだ。1日25ページ、1年で9,125ページ。だいたい1冊350ページの本として約26冊になる。それが5年続けば130冊だ。1日の読量としては決して多い方ではないが、25冊机の上にただ積んであるよりはましだろう。
どんなに続きが読みたくても決めたページ数でその日はやめる。しかし必ず毎日読む。それがこれを続けるコツだとその人が言っていた。

さて…続けられるだろうか…?字の大きさにもよるだろうが、時間にすれば1日15分掛かるか掛からないかであろう。しかしこの「毎日欠かさず続ける」と言うことが想像以上の根性を必要とするのだ(笑)。
考えれば「食べること」「寝ること」「用を足すこと」これ以上に毎日続けてきたことなど、一体私の人生にあっただろうか…?



2004年09月18日(土) 竜也くんいろいろ

●イノセンスCM
何度か見たが公式によるとこのCM、2種類あるらしい。15秒バージョンと30秒バージョン。どうも私が見たものは全て15秒の方のようだ。30秒バージョン…見たい!何時放映されているのだろうか…。恐らくこのまま見ることが出来ず20日を迎えそうだ(泣)。
竜也くんのアップがいいですね。ほんのりと柔らかい微笑みが透き通るようで。でもあのCM、撮影は2人別々に撮っているような…。まぁそんなことどうでもいい話なのだが。

●「ロミジュリ」チラシ
本日手に入った。これもこれまでに何度か目にしたが、実物を見て改めて一言…「なんで竜也くんの顔が4分の1ちょん切れてんの!?」製作者の芸術的意図があるのだろうが…単純な竜也ファンの私はちょっと…。
杏ちゃんの表情がいい!半開きの口元から吐息が聞えてきそうだ。竜也くんももちろん素敵だが、ちょっと中途半端な表情。きっと何か意味があるのでしょう。どちらかと言えば裏側・キャスト紹介の写真の表情の方が目にインパクトがあるかな…と、これはあくまでも私の感想です。

●「八つ墓村」公式HPインタビュー
演技に関してはやはりしっかりと答えていると感じた。セリフは余り多くないが“基本的演技”を要求されている役。高度な演技が必要な役ではないけど、ワンシーンごとのつながりを常に考えながら演じたので疲れた。だいたいこんな内容だ。
「高度な演技が必要な役ではない」とは、「ハムレット」を経験した竜也くんだから言える言葉なのでしょう。
今回も綺麗な女優さん達との共演で、実際若村さんのことが好きだから辰弥の気持ちは演じやすかったとか(←鈴木京香さんの時もそうだったが、嫌味なく年若らしく爽やかに自分をアピールしてますね(笑))、色んな人に手を握られたりして辰弥という役は幸せ(←これ「お日柄…」でも言っていた(汗))だとか…茶目っ気もまだ残っていて嬉しかった。



2004年09月11日(土) 詰める奴ら

最近やっとテレビのCMでも宣伝するようになった郵○○の“何とかPACK500”。これは指定された封筒に詰められる範囲の荷物なら全国どこでも500円で速達と同じ速さで相手に届くというものだ。つまり前もって1個500円でその封筒を買うことになる。
実はうちの会社ではもう随分と前からこれを利用させてもらっている。配達員さんが郵便物を配達に来た時「あの…今度こういうものが新しくできたんですけど…こちらでいかがでしょうか…?」と遠慮ぎみに女の子に営業していた。あの調子では100軒回ったって1つも売れないよ…と気の毒に思って見ていたのだが、2〜3にち経ってから彼はまためげずにやって来た。今度は彼は間が良かった。何となくその日は皆機嫌が良かったのだ。
こちらの質問に細々と答えている時、ある役付きが「とりあえず10個買ってあげなよ〜」とセコイ数のわりには恩着せがましく言った。それでも彼は嬉しそうだった。

うちの会社では荷物・書類の郵送は殆んど宅急便だ。大抵は関西方面へ出すので500円では送れない。数も各自で勝って気ままに好き放題出すので、1日10個は下らない。多い日は30個以上になるので、単価としたら100円200円の差額だが、これを年間にしたらかなりの額となる。大きなお世話かも知れないが、よくリサーチしてこういうところを相手から尋ねられる前にもっと積極的にアピールした方がいいですよ、配達員さん。

そこでA4サイズの書類が折らずに入る大きさでマチの少ないその封筒に物を詰めるだけ詰め込むのである。(ちなみに重量制限は30kgまでよん)
そこがその人の腕の見せどころで、入れ方によっては随分とかさ張りが違うのだ。こんな些細なことにも器用な人間と不器用な人間とに分れるのだ(笑)。
そして大量の書類やらを見事にその封筒に収め込んだ人間は「どう?見て?」とそのもっこりと膨らんだ封筒を自慢気に見せる。それに対し見せられた者達は「おぉ〜っ!」と律儀に反応して見せる。
…くだらない…実にくだらない…。大の大人が、昔デパートかなんかにあったようなくるくる回るお菓子を決められたビニール袋に詰められるだけ詰め込んだ…あの世界と全く同じようなことをやって賛嘆しあっているのだ。
しかしこれが意外と楽しい(苦笑)。無心になれると同時にほどよく頭も使うことになる。要はたとえ嫌なことでもそこに僅かばかりの楽しみを見つけるのだ。何でも楽しくやる方が心身の健康にいいに決まっている。

最後にここだけの話だが、私はあまりに調子に乗って詰め込んだために、この封筒を破ってしまったことがある。これは破れたものをガムテープなどで修正してあった場合はNG。受け取ってくれない。
ビリッ!と音がした瞬間、500円もパーになったわけで。「やばっ!」と思った私はこれを誰にも気付かれないようにこっそりと捨てた。その時思ったのだ。きっとこの中のどいつかは絶対同じことをやっているはずだ…と。



2004年09月05日(日) 私の勘違いファッション歴

美容院へ行ってきた。私はもう10年近くショートヘアを続けている。それまでは所謂セミロングヘアと言うもので、どんな人でもまぁ女性らしく見えるという無難なものだった。今の担当者に代わった時彼女がショートヘアを勧めてくれた。それまでショートという髪型をトライしたことがなかったので尻ごみしたが、「絶対に大丈夫だから!」と物凄い勢いで言われ、そのまま押されたかたちとなった。
最初はさすがに見慣れないことも手伝って、自分も周りの人間達も何となくしっくりとこなかったが、1週間もすればどうってことなくなった。この時ヘアースタイルなどは似合う似合わないということもあるが、見慣れているかいないか、ということも大きな要素であることだとわかった。特に背が低い私の場合はショートの方がバランスがいいかも知れない。

今は「時間かけずに金かけず」が私のヘアースタイルのモットーとなってしまったが、以前はやはり流行を追った。
覚えている範囲で最初のものは「聖子ちゃんカット」。松田聖子さんがアイドル時代だった時に青春時代を謳歌していた女性ならば恐らく1度はやったことのあるスタイルだと思う(笑)。今にしてみると少し重た〜い感じのヘアスタイルなのだが、当時はこぞっていかに聖子ちゃんカットに近づけるか!静かに闘志を燃やしていたものである。当時の写真を見るとそこには妙に頭のでかい私が笑っている…。

ストレートヘアが流行ったこともあった。板のような物に髪を薄く乗せてストレートにするのだが、その格好は笑える。おまけに板を何個も頭に付けるので、結構重たくて…待ち時間は辛いものがあった。しかし私のような少し固い髪質では綺麗なストレートがもつのはせいぜい1週間位なもので、後は湿気がある日などは膨らんだりしてしまって…中途半端なストレートヘアだったな。

時代はバブル。この時はワンレン・ボディコンの時代だった。浅野ゆうこさんや浅野温子さんが大ブレークしていた時であり、兎に角お二人がカッコイイので、特にOLは真似た。しかしあのワンレンロングというのは欠点をカバーすると言ったスタイルよりは、素材の美しさを主張すると言った感じのスタイルなので、やはり似合っていた人はほんの少数派だったと思う。特に私の場合は背も低いときているので、前述のお二人にはほど遠く…。当時の殆んど3等身でぱつぱつのボディコンのワンピースに太い脚をおしげもなく(?)曝け出して笑っている自分の写真を見ると…あの頃の自分が哀れで哀れで…。

メークも時代と共に流行を追った。今はマスカラには皆命をかけるが、あとは自然なメークという感じだ。
10代の後半だったか20代の前半くらいだったか…「キッスは目にして!」というコピーと共に赤いシャドーなるものが俄かに流行り出し、この頃の若い女性達は物凄いドギツイメークをしていたのだ。紫の口紅もあったな…。
多分に漏れず私もやっていた。私はどちらかと言えばはっきりとしたツラなので、その私が赤や青や紫やら…そんな色を面白がって顔全体に塗ったくっていたものだから…。当時の写真を見るとそれはもうデーモン小暮さんのようになっていた…。よくあんな顔をして堂々と街中を歩いていたものである…。若さとはある意味恥じ知らずの異名かも知れない(苦笑)。

さてさて勘違い野郎の私も今は○○歳。ある程度自分に似合うファッションというものが分ってきたつもりである。
しかし同僚から「アンタら、いつまでミニスカートはいて頑張ってんだよ」なんていうお言葉を頂戴するようでは今度は違った意味での勘違い野郎になりつつあるのかも知れない…。
でもミニスカートなんて…本当にたまに着るだけなのよ。たまには…いいじゃない…。



2004年09月04日(土) チケ取り、第一ラウンド終了!!

今日は「ロミジュリ」の一般販売。結果は…先行と一般で希望日は殆んど取れた。思った通り「ハムレット」よりは随分と楽だった。まぁ今回は地方公演もあるしね。
明日からは第二ラウンド開始!

地方公演と言えば…大楽は本当に仙台なのだろうか…?「9月1日現在では仙台が予定」…“予定”と言う言葉にひっかかる…。

ここからはちょっと独り言…。
何だがちょこちょこ小出しに地方公演の詳細を発表しているが、余りこういうやり方は好きではないな…。もったいぶってないで全部正式発表してよ。
主催者側との交渉に手間取っているのかも知れないが、だったら最初からもう少し早めに手を打って〜(泣)
もし大楽が変更にでもなったら、その場所や日程によっては地方遠征先を変えなければならないではないか。
もしそこで開催されることが前もって分っていたら、わざわざ無理してここで取らなかった…と思う人も出てくるかもしれないぞ。
本当にファンのことを考えてくれるのなら、東京・地方公演全ての日程がはっきり固まってから一斉に正式発表という形を取るべきではないの…?
そういう形で発表出来るように逆算して事を始めるべきではないの…?
全ての人が金と時間を持て余しているわけではないのだ。殆んどの人がスケジュールやらその他諸々の事をやりくりして場所と時間を調整しているのだと思うぞ。
まぁ色々やっかいな問題があるとは思うのだけど…。
誰とか何処に対してというわけではないが、少しムッ!
以上、独り言終わり…。



2004年09月03日(金) 生命の神秘

人間でも動物でも赤ちゃんが襲われたり、事故に遭った時など母親は自らの危険を顧みず救おうとする。こんな行動が出来るのは、出産後に恐怖心を起こすホルモンが減少することに一因があると、某米大学の助教授チームの実験でわかったらしい。
難しいことはわからないが、人間の身体は外界の刺激に応じていくらでも的確に反応するように出来ている。そんなこと誰に教わったわけでもないのにね。
きっと人体に関してはまだまだ解明されていないことが山ほどあるのだろう。

神秘、神秘!宇宙に存在する全てのものが神秘…。
何を隠そう、どうして自分がこの時代にこの場所に生かされているのか…。その意味さえも私はつかめていないのだ。


******************************

明日は「ロミジュリ」の一般販売!わくわく、わくわく…。



2004年09月01日(水) 兵どもが夢のあと…

今週の日曜日アテネオリンピックが閉幕した。今回は日本選手の活躍が顕著であったため、私も随分と興奮した(笑)。メダル数も過去最高の数となった。
面白いことに開催前にあまり騒がれなかった、と言うか期待されていなかった種目でメダルを多く獲ったように思える。変なプレッシャーに悩まされることなく本来の実力を発揮出来たからなのだろうか。
私個人としては、あのアーチェリーのおじさんが強く印象に残っているかな。一夜にしてシンデレラ!ではなくて、世のおじ様達の星となってしまった(笑)。奢らず調子に乗らず、ユーモアさえ交えてのインタビューは若者に負けないくらい爽やかで、年齢からくると言うよりは、彼の人柄なのだろう。どうか還暦まで頑張って頂きたい。

感動したのは男子体操団体。盆休みの最終日にもかかわらず、つい最後まで見てしまった。おかげであの1週間はきつかったな…。会社の人間も最後まで見てしまった者が多くて、覇気のない顔をした者達の多かったこと…。
水泳女子800mの金メダルも感動!絶対に800mの距離は無理だと決め付けたいた、日本人が勝負出来るのは100mせいぜい200mまでだと。努力に勝るものなし!ちょっと自分を反省し、そしてやる気にさせてくれた。
マラソンの野口選手もしかり。女子マラソン選考ゴタゴタの後味の悪さを吹き飛ばしてくれた。
後、少しずれた話になってしまうが、女子柔道選手で名前がよくわからないのだが…結構重量が上の選手で、あの押さえ込んだ時の顔が好きだった。VTRを何度見ても飽きなかった。何となくあどけない表情で押さえ込んでいるのが妙にアンバランスで…。ツボにはまってしまったのだ。
などなど挙げていたら切りがない。

反対にちょっと引っ掛かることも。
まずはシンクロ…。日本人の贔屓目かも知れないが、私は絶対ペアも団体も日本の方が独創的だったし、見ていて面白いと思ったぞ。その場にいた観客達だって沸かせていたように見えたのだが…。ああいう一目で勝負が分らないスポーツは難しい。選手達が可哀想だった。あれではどんなに練習しても永遠に銀メダルどまりだろう…。
野球もね…。どうしてオーストラリアに負けるのか!?それよりも、オリンピックにあれだけのプロの選手が出場するのはどうかと思うのだが…。やはりオリンピックはアマチュアのスポーツの祭典に徹底したほうが…。アマの人達の夢を取り上げてしまっているようで…。
最後にハンマー投げのドーピング問題。疑惑の選手は否定していたが、結局金メダルは剥奪され室伏選手のもとに。室伏選手も嬉しいことは嬉しいだろうが、それでもちょっと気の毒だった。どうせなら競技場の表彰台で君が代を聞きながら金メダルを胸に掛けてもらいたかったに違いないのだ。
このドーピング問題というのは、あれだけ厳しく取り締まっても後を絶たない。テレビで見たのだが、検査官の前で尿を出すと言うのには驚いた。それでも他人の尿とのすり替えは巧妙で、その手口たるや…あんなに凄い世界だとは露知らなかった。私はてっきり病院のあの紙コップの尿検査を想像していたのだが…(汗)。
こうなると「オリンピックの精神」という言葉の意味を考えさせられる。1つはメダルへの破格な報奨金もその原因となっているような気がしてならない。国によっては(特に共産圏)もうこれだけで一生安泰に暮らせるのだ。報奨金はほどほどにした方が…。

と何だかんだ言っても、やはりオリンピックはいいっ!!自分が日本人であると改めて強く意識させてくれるし、何よりも、競技中と普段の時の選手達の表情の違いに私は感動するのだ。あれが「命を輝かせる」と言うことなのだろう。
それに比べ、プライベートも仕事も同じ表情でこなしている私…。何だかなぁ…。


 < 過去  INDEX  未来 >


ATSUKO  [HOMEPAGE]

My追加