まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年08月30日(木) おばさん、どうもありがとうございます。

夏のウォーキングは、
夕方でもまだ日差しが強いので、それを避けて
日陰日陰と歩いていくことにしている。

この日も、日差しが残っていたので、
日陰日陰と選んで歩いていた。
そして、いつもと違う道に入ったとき、
今まで歩いたことのない道があることを発見した。

「これは、知らない道だね…」

などとひとりごとを言いながら、
てくてく歩いて行くと、小さな公園に出た。






「へぇ…こんなところに
 公園があったのかぁ…」


と、その公園をぐるりと眺めてみると、
そこに1人のおばさんがいて、公園を
あちこち歩きまわっていて何かをしていた。






何をしているんだろうと思い、よくみると、
この公園には、たくさんのネコさんがいて、
そのネコさんたちにごはんを与えているところだった。
ネコたちは、おいしそうにごはんを食べていた。







ネコ好きな私は、
もちろん、
声をかけて
みることにした。




「こんにちは。ネコさんたちのごはんですか?
 お一人であげているんですか?」
「ええ、この公園には、14匹もいるのよ。
 もう一人おじさんがいたんだけど、
 昨年の12月に体を悪くしてね。それからは
 朝と晩、5時半に1人であげてるよ」



おばさんは、とても気さくに
いろいろと話しをしてくれた。
そして、びっくりな話しを
聞くことができたのだ。


「このネコさんたちは、捨て猫なんですか?」
「最初に捨てられたネコが、子どもを産んで、
 それが増えていったの。14匹中6匹が親子よ。
 今はもう、全部去勢したから大丈夫だけど。
 でもね、捨てられるのはネコだけじゃないのよ」



そして、おばさんは、
こんな話しをし出した。


「ちょっと前ね、犬まで捨てられていたの。
 夜中に若い2人が、この公園のブランコのところに、
 鎖でね、犬をつないで行っちゃったの。
 この公園で寝泊まりしている路上生活者の人が見ててね、
 次の日も次の日も引き取りにこなかったの」
「それで、その犬さん、どうなったんですか?」

「とっても、かわいい犬だったのよ。立派な首輪して。
 でね、この近所の獣医さんと相談して、
 里親を探すことになったの。写真貼って。
 そしたらね、かわいい犬だったから、
 一週間で里親が見つかったのよ…よかったわ」



里親が見つかって、本当によかったけど、
そんなふうに、犬を捨てる人もいるらしい。
許せない…


「わが家には、ネコがすでに4匹いるんだけど、
 先日、わが家の前にも、太った大きなネコが
 捨てられていてね…今も、うちにいるのよ。
 そのネコがものすごく食べるのよ…
 だから、大変よ、全部で、19匹みてるから…」
「えーーっ、19匹…それを全部見てるんですか?
 じゃ、食費とか…大変じゃないですか?」

「そうよ、1ヶ月5万円ほどかかっているわ」
「えー、5万円…、それは…大変だ」
「でもね、誰かがやらなくちゃね。
 この子たちは、生きているんだもの…
 放っておけないわ…ね。
 もう、かれこれ10年以上になるのよ」
「まぁ…それは…ありがとうございます…」



おばさんは、もう10年以上こうして、
毎日、世話をしてくれているのだ。
しかも、えさ代は、単純計算しても、
1年で60万円もかかるのだ。
その他に、病気になると獣医さんに
連れていく費用もかかるということだった。
私は、おばさんに
ただ、頭をさげるしかなかった。


「ネコさんに、ごはんをやっていると、近所の
 方から嫌がられたりすることないですか?」
「何人かいるわね…でも、そういう人は、
 100人に2人くらいよ。このあたりの人は、
 結構受け入れてくれているのよ」



ということで、このあたりの人は、
このネコさんたちを温かく見守ってくれている、
ということだった。
それと、新宿区では、動物愛護の政策もあり、
去勢費用や病気などにかかったときの、
費用補助も少しはあるそうだ。



なんだか…
とてもホッとした。




最後におばさんは
こう言って笑った。


「この子たちがいると、長期旅行ができなくてね、
 それがちょっと辛いところなのよ。
 でも、この子たちをこうして見ることが、
 神様から与えられた役目だと思ってね…
 ありがたく世話をさせてもらっているの」



私は、もう一度、おばさんに

「どうもありがとうございます…
 何かあったら、私も協力します」


とお礼を言い、頭をさげた。


ネコさんたちは、
ごはんを食べ終わって、
のんびりと幸せそうに、
寝ころんでいた。








よかったね、
とてもやさしい
おばさんがいてくれて…




と、私は思ったのでした。
そして、今度、ネコさんのごはんを持って、
また、この公園に来ようと決めたのでした。





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2007年08月29日(水) ひぇ〜〜!!驚きのライオン

さて、昨日からの続きになります。

昨日は、かなり立派な堂々たる
立派なライオンたちを紹介した。

今日紹介するのは、
立派で堂々たるではないほうのライオンたちだ。
こういうライオンたちもいるのね、
って感じのライオンたちだ。



さて、まずは、これだ。

それは、こんなところにいた。
いっけんすると、ライオンとは
全く関係ないような場所に見える。





これのどこにいるかというと…

ほら、ここだ。






そう、
門扉の取っ手になっていたのだ。
でも、取っ手とはいえ、
ライオンだけあって、重厚感はある。



何もライオンでなくても…と一瞬思ったが、
私のように、ライオン好きなんだと思う。
たぶんだけど。

で、もっと近くでみてみると…
ほら、こんな感じ。






眉間にシワをよせた
結構怖い顔の
ライオンであった。



取っ手を毎日、ぐいって、引っ張られるから、
こんな顔にならざるを得ないのだと思う。
また、日夜、頑張ってこの家を守っているのだから、
このくらい怖い顔でないでやっていけないに違いない。

ともかく、取っ手として、
これからも、役目を立派に全うして欲しい。
そう思ったのだった。

でもまぁ、このライオンは
きりっとしているし、かなり立派だと言える。
役目もはっきりしているし…




しかし、ある日、
私は出合ったのだ。
びっくりのライオンに。

それは、
生きたライオンだった。
ひもをつけて、
街を歩いていたのだ。 





ほら、これだ。







ひぇ〜!!
「チビライオンだよぉ…」
私は、相当びっくりした。

たてがみもふさふさで立派で、
しっぽだって、体の色だって、
どう見てもライオンだ。





で、まじまじとみたら…
もちろん、
チビライオンではなく…







こんなかわいい
シェットランドシープドッグでしたぁ。
こんなかっこうのは、
はじめてみました!



顔はとってもかわいいワンコだけど、
体はすっかりライオンようだ。

「こっ、これは、
 ワンコライオンだね」


私は、そう思ったのだった。
違う角度からみると、こんな感じ。
体の毛がすっかりと刈られている。






ね、
「ワンコライオン」でしょ?


これは、シェットランドシープドッグの間で
はやりのファッションなのか?
はたまた今年は暑かったからなのか?


飼い主さんに声をかけて聞いてみた。

「暑いから、刈られたんですか?」
「ううん、以前からこうなんだよ。
 皮膚の病気防止のためにね、
 それに、いいだろ?」


というわけで、このワンコは、こんなふうに、
ワンコライオンにされているのだった。
ちなみに「こじろう」くんだ。

私は正直、飼い主の思いより、
こじろうくんはどう思っているのか、
こっそりと聞いてみたい気がした。

だって、普通のシェットランドシープドッグだと、
こんなにりりしいだもん。
自分の姿をどう思うか…ぜひ、聞いてみたい。
「シェットランドシープドッグ」


「こじろうくん、またね。
 風邪引かないようにね…」


と声をかけて別れたのでした。


というわけで…
出合ってびっくりの、
「ワンコライオン」でした。
いるんですね…
こんなライオンも(笑)





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2007年08月28日(火) 立派といえば、やっぱりコレですかね…

私は、道ばた銅像ウォッチャー(自称)だが、
本当に道ばたには、いろんな銅像がある。
あちこちに立派な銅像があるのだ。


さて、立派といえば、ライオンだ。
実は、最近、よくライオンに出合うのだ。
そんなライオンのお話です。



余談だが…私はライオン好き。
なぜかと言うと、私が大好きなお話、
「ナルニア国物語」に出てくる
ライオンの王、アスランが大好きだからで、
アスランは…私の中では偉大な王さまなんですね。


と、そんな余談なわけで、
道ばたの銅像でも、店に飾ってある
ぬいぐるみでも置物でも、見つけると、

「あらら、ライオンだ、どれどれ」

と、立ち止まってしまうのだ。
そして、ついつい手に取ってしまうのだ。
(買わないけどね)




さて、まず、ライオンの銅像といえば、
銀座のど真ん中にいる、この銀座三越の
ライオンをはずすわけにはいかない。 



なにしろ、このライオンがいるのは、
日本でも5位に入るほど高い路線価格の場所で、
ただものではないのだ。 


ほら、これだ。 







とても立派で、
堂々としている。
まさに百貨店の
百獣の王って感じだ。

(意味不明)



正面から見ても、
(口の開け方は、ちょっとまぬけだが)
立派だ…





そして、日夜、
大勢の人を見守っているのだ。





このライオンを見るたびに、
私は、なでなでせずにおれない。
で、もちろん、この日も、

「暑いのに、毎日ご苦労さま」

と声をかけてなでなでしてきたのだ。
みなさまも、銀座でこのライオンをみたら、
ぜひ、なでなでしてあげてくださいね。




さて、銀座ばかりに
ライオンがいるのではない。

新宿のはずれにもちゃんといる。
ほら、ここにね。






ちょっと銀座と比べると寂しいところにあるが、
これでも、大きな通り沿いにあり、
かなり立派なライオンなのだ。


でもね…
正面からみるとね…
ほら、こんな顔で…








なんだか、
ちょっぴり、
犬顔だ。
しかも、
驚いたような…




しかし、そんなことはどうでもいい。
なにしろ、
立派なライオンであることはまちがいない。

そして、このビルの目印、アイドルである。
その証拠に、鼻と足のところだけが
撫でられてテカテカとしているのがわかる。
(三越のライオンは全体的にテカテカしていたが)


ほらね。






このビルの人は、このライオンの脇あたりで
タバコを吸うが、タバコを吸うと、
このライオンをひと撫でしていくのだ。

(見たもん)

もちろん、私も、
このライオンを見かけるたびに、
なでなでしてくる。
この日も、ちゃんとしてきた。

「毎日、ご苦労さま」

ともちろん、声をかけてね。

そんなわけで、この新宿のハズレにある
ライオンも派手さはないが静かに頑張っている。
これからも、このビルを守ってほしい。



さて、今日は、
そんな立派なライオンたちを紹介したが、
こんなライオンたちばかりではない。
実は、先日、とんでもないライオンに
出合ってしまったのだ…
はじめて、出合ったですね、あんなの。

この話は、明日書きますね。





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2007年08月27日(月) これは、落としものなのか?真夏のミステリー

暑いと、やっぱりどっかこうネジがゆるむ…
そして集中力がなくなり、
そしてとっても眠くなる…(私だけか?)
だから、ぼーっとする…ような気がする。
だから、落としものも増える、たぶん。


なんて、理屈っぽい話しはさておき、
昨日からの続きだ。

今日は、同じ落としものでもちょっと
ミステリーな感じがする話だ。


それは、これだ。





またまた、道ばたで見つけて、
なんだ、なんだ、何がかかっている?
と、ワクワクと近寄ってみたのだ。



すると、今度は、
これだった。








そう、白いYシャツだ。
しかも、ただの白いYシャツではない。
しわしわのだ。


やっぱり、誰かが暑かったから
このしわしわの白いYシャツを、ここで脱いで、
そして、置き忘れて行ったんだろうか。
頭がぼーっとして?


そして、この白いYシャツには、
こんな達筆な張り紙がついていた。
とても親切だ。








なんだ、ただの
白いYシャツじゃないか、
これのどこがミステリーなんだ!
と思われるかもしれないが…
あるんですね、これが。




その話しは、おいおいするとして、
もちろん、私はこの白いYシャツを
チェックしてみることにした。

人通りの多い道なので、あまり見ていると、
「この人んちのものなのね、このYシャツ」
と思われそうだったが、
そういう誤解を受けることを承知で、
私は、この白いYシャツをじっーと観察した。


すると、意外なことがわかった。
このYシャツは汚れたものではなく、
(襟首のところはキレイだった)
清潔なYシャツだったのだ。 

ふーむ…

清潔なYシャツ、
しかし、こんなにしわしわ…
しかも、このしわは、どうみても、
着ていてできるしわしわではない。



いろいろと考えてみたが、この状況から、
このYシャツは、ここで脱いだのではないと思われた。
そこで、推理してみた。

○洗濯したYシャツが風で飛ばされてきた
○コインランドリーで洗濯したYシャツを
 落としていった。
○もう着ないから故意に捨てていった。


推理などと言っても…
こんなことぐらいしか思いつかない…
なので、

「真夏のミステリーだね…、
 きっと、みんな頭がぼーっとしてるんだ、
 だから、こんなこともあるさ…」


などと深追いせず、私はこの場を去った。



ところが…後日、
ある情報を
聞いたのである。




この近所に住んでいる知り合いが、
ある時、こんな話しを教えてくれたのだ。


「あのね、このあたりでね、あちこちに、
 衣類が捨てられていたのよ。
 男物ばっかり。なんでかしらね」



どうやら、あちこちに男物の衣類が捨てられて、
「落としもの」として拾われて、
あちこちの塀や、金網に、かけられていたらしいのだ。

私は、とてもビックリした。
そこで、この白いYシャツの話しをしたら、
そのYシャツもそうかもしれないと言うことになった。
あのYシャツの謎は解けた!と思ったが、
日時その他の詳細ははっきりしなかったので、
真偽のほどはわからない。


後で、近くにある交番に聞いてみたら、

「そんな話しは聞いてないですね」

と、あっさり言われてしまった。
残念…事件ではなかったらしい。
しかし、確かに、男もの衣類捨てられ事件はあって、
ちょっとした話題になったらしい…



ふーむ、
どんなワケがあって、
男物の衣類を捨てたのか、
どんな衣類を捨てたのか…
男物衣類捨て捨て事件、
ミステリーだね。




というわけで、真偽のほどは、分からなかったけど、
このあたりで起きたちょっとしたミステリーの話しでした。

そうそう、あの白いYシャツも、
捨てられたのだ、と、私は確信しています。





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2007年08月26日(日) 暑かったから…こんなことになるんだね

お久しぶりでございますっ。
また、元気に再開いたします。
どぞ、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>


今年は夏は…暑いですね〜
ちょっとばかり、涼しいところに行ってきましたが、
今年は、どこも信じられないくらい暑く、
山でも、エアコンなしではいられないほどでした。
(例年だと、夜は寒いのに…)

もっともそんな暑い中でも、
毎日夕方から元気にウォーキングしていましたが、
今年は、例年に比べるとキツかったのでセーブしました。
(いつもは1万歩ですが、夏は8000歩目標にした)
そのせいか…体調万全、食欲旺盛、
体重も元気に増加傾向にあります…
早く、涼しくなってほしいぞ。


いったいいつまで
続くつもりなんでしょう、この暑さ。
ホント、プリプリですね。



でも、夏が終わると…
日が落ちるのが早くなるんだよなぁ…
と思うと、これまた、ちょっと寂しかったりして、
複雑な気持ちで、最近はおります。



そんな私の夏の話しはさておき…
今日は、夏の夕方に見つけた、

「やっぱり暑かったんだね…」

などと、実感したものの話しです。



まずは、ちょっと前から話しをしている
新宿のはずれにある我が「アシタバ」だ。
先日、行ってみてきたら、
とても気の毒なことになっていた。


ほら、こんな感じ。






暑くて、
すっかり焼けたんだね。
ボロボロだね…




葉っぱは焼けているし、花も枯れて、
全体的によれよれとしていた。
この場所は、太陽の光ばかりでなくて、
道路の照り返しや、車の排気も相当あるから、
光化学スモックなどの影響もあるかもしれない。
ともかく、アシタバは弱っていた。


これだと、困るな…
これで、種はできるのか…



正直、思わずこう思ってしまった。
実は私は、ひそかに種を狙っているのだ。
(どうしても食べてみたいから、
 自宅に植えてみようと思っているのだ)
でも、こんな状態では、
種どころではないかもしれないなぁ。

「そこを、なんとか…踏ん張って
 種をつくってほしいなぁ…
 そしたら植えて子孫を増やすから…ねっ」


などと、一応期待の声をかけて
元気付けてきた。
元気になってくれるといい。
そして、何とか種を作ってほしい。



さて、次はこれだ。






「あっ、塀に何かがかかっているぞ」


大急ぎで駆け寄ってみると、
ベストっぽい感じのものがかかっていた。
どうやら、落としものらしい。





そして、
こんな張り紙がしてあった。





○○工業(株)の人が落としていったのかもしれないし、
このあたりを通行している人かもしれない。



どちらにしても、
このあたりで暑くて脱いだのだ。
そして、道ばたに、
落としていったのだ。
それは間違いない。




「暑いと、頭がぼーっとなって、
 よく落とすよね…
 私も、タオルよく落とすもん」

(今年は、タオルを3枚も落としている)


などと、勝手に同調した。
夏は、落としても気がつかないけど、
でも、どっか涼しいところに入って、
やれやれ暑かった…、なんてホッとしたとき、
「あっ、ベストがないっ」
なんて、きっと気がついてあわてるのだ。

「持ち主、あわてなくても大丈夫、
 ここにちゃんとあるから」


などと、教えてあげた。
持ち主が気がついて、
持ち主の元へ戻れるといいね。



しかし、こんな落としものばかりでない。
もっと、謎の、夏のミステリーの
暑かったから…なんてではすまない、
落としものもあったのだ……

この話しの続きはまた、明日書きますね。






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2007年08月09日(木) この看板たちは、役に立っているか?


《夏休みのお知らせ》

明日から、2週間ほどお休みをいただきます。
8月27日(月)には、ばっちりUPしますので、
どぞ、どぞ、よろしくお願いいたします。
ちょっと、旅などしてきます、うふっ。

★「ことば探し」HPは毎日UPしています。↓
「http://www.kotobasagashi.net/」

★また、「ほめられて嬉しかったことば」も
思い出しましたら、ぜひ、教えてくださいませ。
詳細は、「ほめことば募集」


さて、明日から、勝手に夏休みに入ることもあって、
今日も張り切って、ウォーキングに出かけた。
しかし…今日は、とっても暑く(34度だって)
途中ですっかりばててしまい、
スターバックスで休憩をとることにした。

そして、スターバックスのアイスコーヒーは、
マクドナルドの100円コーヒーより、
やっぱりおいしいな、などと思ったのでした。
(値段が違うけどね)


さて、そんなアイスコーヒーの
話しはさておき。



今日は、道ばたにひっそりとある、
もはや、誰からも、忘れられてしまったような、
ちょっとやるせないような…
しかしながら、頑張っている看板たちの紹介だ。




まずは、これだ。

それはこんなすがすがしい道の脇に
ひそかにあった。
ほら、ここにね。





「駐」とはっきりと見える。

「おやっ、駐マークだ。
 ここは、駐車してもいいのか、
 そんなマークか?」


などと、近寄ってみると…
こんな内容の看板だった。






違うね、
逆だね。




必要なところがみーんな、
消えちゃったんだね。

もっとも、迷惑という文字があるので、
迷惑駐車しちゃいけないってことだろうなと、推測はつく。
でも、きれいさっぱりに肝心なところが消えていた。


しかし、だから、
謎が残るのだ。




「まかせてよかった……
 パンダマーク」 
である。




何をまかせてよかったのか、
パンダマークにいったい何をまかせたのか。
このパンダのイラストだけではわからない。
何をまかせるのか…



帰ってきてから、交通安全協会と何か
関係あるのかもしれないと、調べてみたけど、
分からなかった。
ともかく何かを、パンダマークに
「まかせてよかった」らしい。

謎は、残ったけど、この看板は
風雪に耐えて頑張っているので、
「ごくろうさま」
などと、声をかけたきた。




さて、次は、これだ。





車のイラストがポツンと書かれている。


ここに止めろというのか。
もちろん、違う。




パンダマークと同じで、
ここに止めちゃいけないのだ。
これまた、いちばん肝心なところが、
すっかりと消えていて、車マークに
なってしまっているのだ。


近づいてみると、
うっすらと、本当にうっすらと、
「駐車お断り」と書いてあった。
見えるでしょうか?







役に立つのかこの看板
これで、本当に。




かつての面影は…もはやない。
これだと、ここに駐車されても、
叱れないと思う。

「この看板が見えないのかっ」

って言われても…
見えても見えないもん。


「持ち主、ちゃんと書いてあげなさい。
 ヘタな手書きでもいいから。
 そして看板の使命を全うさせなさい」


と、もちろん、私は看板の持ち主に、
心で強く意見してきた。




さて、最後はこれだ。






気持ちが、
ものすごくストレートに
伝わってくる看板だ。




「生ゴミは、クサイから、
 ちゃんと新聞紙などでくるんで、
 水分が外にでないようにしてほしい、
 でないと、クサイし、
 掃除をするのが大変なんです」



と、町内のみなさまにお願いしているのだ。
本当にその通りだ。
夏場は生ゴミは特にクサイ。
クサイと、歩いているときにも迷惑だ。

ともかく…
気持ちはわかるし、その通りなので、
とても、応援したくなる看板だ。
しかし…
なんとなく、まぬけに見える。


「気持ちはわかるし、その通りだけど、
 もう一度、書き直したほうがいいと思います。
 でないと、看板自体がゴミのように見えます。」



と、ここでも私は、ちゃんと注意してきた。
誰も回りにいなかったけどね。



そんなわけで、道ばたには、
役目をちゃんと果たせてない看板が多いのだ。
しっかり、看板が役目を果たせるように、
看板にももう少し目をかけてやってほしい…
などと思ったのだった。
そして、心でこう思った。

「頑張れ!看板たち」


というわけで、今日は、人知れず頑張っている
やや気の毒な看板たちのお話でした。


しばらく、お休みになりますが、
みなさまも、楽しい夏休みをお過ごしくださいね。
27日に、また元気にお会いしましょう。




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2007年08月08日(水) この家、早く、なんとかしなさい。

さて、今日も、昨日から引き続き、
夏の夕方に見つけたちょっと怖い建物紹介です。


今日のは、昨日のようにビルではなく一軒家だ。
崩れかかったような一軒家があちこちにあるのだ。

私は、崩れかかった家が今後どうなっていくのか、
興味があるので、あちこちの崩れ屋敷を記録している。
以前、改装で大変身した家があって、
(詳細は→「リフォームってスゴイんですねぇ…」
その変身ぶりに驚いてから、とても興味を持ったのだ。

なので、通るたびにそれらの「崩れかけた家」を
チェックしているのだ。
つまり、ただのりっぱな物好きなのだ。


今日は、その中から、
今、私が最も注目している
崩れかけた、そして怖い家を
紹介します。




これだ。







すごいね…
家が気の毒だ…




物干し竿で「入るな」と言っているが、
近づくだけで、なにかよくないことが
起こりそうな感じがする。


もちろん、誰も住んでないと思うが、
ビニールシートがかけられているところを
みると、誰かの手は入っていると思われる。



写真だとよくわからないけど、
実はこの家、雰囲気も充分怖いが、
もっと怖いのが、家全体的に歪んで傾いているのだ。

屋根の一部は、隣の棟の屋根に
ずり下がってきているのだ。
それを、なんとか、ビニールシートで
抑えているようだった。
ビニールシートが役に立っているかどうかは、
よくわからないが…





ここまでするなら、さっさと解体すれば
いいと思うけど…そうはいかないらしい。
私が知る限り、3年以上もこの状態だ。
そして、どんどんひどくなってきた。




しかし、
なんとかするような動きは
いっこうに見えない。




今は、このあたりの土地価格は上がっているから、
(新宿の都心に近いところにある)
さっさと、土地を売るか、違う建物に建て替えでも
すればいいのに、と思うが、
何かわけあって、このままらしい。


本当に、余計なお世話だが…
このあたりの、坪単価は、恐らく
280〜330万円くらいだし、
この家は、割りと大きく、庭を入れると、
30坪くらいはあると思うから、
8000〜9000万円くらいで売れると思うのだ。



にもかかわらず、このまんまだ。
遺産相続かなんかで、もめているんですかね。

で、脇の方から見てみると、
この荒れ放題である。





このままにしておくのは、
もったいない。
それに、これ以上放っておくと、
貧乏神が取り憑くような気がする。
(もう取り憑いているかも…)


「早く、何とかしなさい、
 今がいいチャンスだから」



などと、私はこの家に、
提案してきた。


しかし、こんな家でも…
政党のポスターを貼る掲示板なんてあって、
こんなふうに、ポスターが貼ってあった。






この政党に、貧乏神がうつらないといいけどね。
(ちなみに、今回の選挙では議席数減らしてました)
もちろん、この家のおかげではないけど…
どこでも貼ればいいってもんじゃないと思うな、
などと思ったのでした。





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2007年08月07日(火) このビルの形はどうですか、好きですか?

ここのところ、夕方でもかなり暑いので、
最近は、少しペースを落としてウォーキングをしている。
そうしないと、疲れが残ってしまうんですよね。
夏の暑さは思いの外体力を消耗するのだと実感してます。
でも、適度に歩き、汗をかけば、爽快な気分ですよ。


さて、今日は、そんな夏の夕方のウォーキングで
見つけた、

「ありゃりゃぁ、これまた
 びっくりの建物だね」


ということで、すごい建物シリーズである。
しかも、今日、紹介するのは、
夏の夕方にぴったりな何となく不気味な建物だ。
(って住んでいる方がいたらすいませんっ)
あるんですよね…そちこちに。



今日紹介するのは、
まずは、この建物だ。


近くを歩いていると分からないけど、
遠くからみると、
その異様な姿が一望できる。
ほら、この建物だ。





少し寄ってみるとこんな感じ。






「ふむ…なんだかね…」



と、思わず、つぶやいてしまうビルである。
たぶんだが、潜水艦をイメージして作った建物だと思う。
別に、ここに潜水艦ビルがなくてもいいな、私はね、
などと思わず、思ってしまう。

なんとなく…暗いし…ちょっと怖い感じもする。
窓も小さく、ベランダらしきものもなんだか小さい。



正面からみると、こんな感じだ。

夜見たら、怖いような、
人を寄せ付けないような雰囲気がある。 






脇から見上げるとこんな感じ。
中央部分のこちゃこちゃしているところが
ベランダだと思われる。





上の方がマンション、下はオフィスビルのようだ。
住んで快適かな…
なんて、余計なことを考えてしまう…
どんな部屋の構造になっているのか、
見てみたい気がする。



しかし、入り口にある郵便受けを見たら、
大分空きが目立っていた。

ちょっとわかりづらいけど、今、この
前面には、全体的にネットがはられている。
(よーく見るとネットが見えます)
何か落ちてくるんですかね…
鉄板がいっぱい使ってあるからね。
何か問題があるのかもしれない。
このビルの前を歩くときには、ちょっと注意しよう。



で、入り口はというと、こんな感じ。






入り口は、いたって一般的。
だから、遠くから見てみないと
このビルの全体像はわからないのだ。


そして、
ビルの中はこんな感じだった。







何となく古くさい感じに思えるので、
建ててから、かなり年月がたっているかもしれない。
できたときは、きっと人目をものすごく引く
すごい名物ビルだったのだと思うけど…
古くなると…ちょっと違うなって感じになるね。



しかし…
なんでこのようなビルに
したんでしょうね…




潜水艦好きな人が、どうしても
建てたいと思ったのはわかるけど、
どんな意味があったんでしょうね…

もしかしたら、建築の専門家が見たら、
すばらしいビルなのかもしれないが、
私のような、通りすがりの一般人には、
なんだか、無機質で不気味で、
自然と乖離しているような建物に見える。

でも、好きな人は、うんと、
好きなんでしょうね。




でもまぁ、このビルは
まだしっかりしてそうだからいい。
好きな人は好きだと思うし、
怖いと私が思うだけだし…

でも、世の中、
これは、本当に怖いと思う建物もある…
何とかならないのかと思う建物だ。
明日は、そんな建物紹介します。






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2007年08月06日(月) 謎の植物の正体がわかりました!

昨日は、失礼いたしました。
予期せぬ用事が入り、バタバタして、
時間配分が上手くできず、書けませんでした。

しかし、暑いですね…
やっぱり夏ですね…
水分補給しっかりして、ウォーキングせねばと
思っています。



さて、前回「謎の植物」のことを書いたら、
何人かの方から、

「あれは、明日葉(あしたば)ではないか」

という、メールをいただきました。
教えて頂いたみなさま、本当にありがとうございます。
 <(_ _)>



そんなわけで、今日は、
この明日葉(あしたば)についてです。



だってね…
調べてみたら、
見かけと違い、
すごいヤツだって
わかったんですもん。




私は、教えて頂いてから、さっそく、
ネットや植物図鑑などで、調べてみたのだ。
すると、確かに…
明日葉(あしたば)ぽかった。
(十中八九そうだと思います)

それで、明日葉がよくわかるサイトを探してみたのだが、
ぴったりとわかるような写真が載っているサイトは
見あたらず…「Photo!悠々」
に、少し比べられるような写真がありました。


ただ、我が「明日葉」は、あれからも何度か、
見に行きましたが、どうも、ぱぁっとは咲かないようで、
相変わらず、こんなはっきりしない状態で、
キレイ、とかかわいいとか言えない感じ。





どうやら、
これでよしとしていると思われる。
咲き誇っているようなライバルも
周りにないからね、仕方ないかもね。

しかし、つぼみはいっぱいできてきて、
これから、花が咲くだろうと、思われた。





でも、本当に花が入っているかどうか
知りたかったので、悪いなと思ったけど、
つぼみの1つをむいてみた。


すると、ほら、こんなふうに、
花がむちっとつまっていました。






「おおっ、あるね。
 花が折りたたんで入っているね」


私は、花があることを確認して、
また、むいた外の葉を元に戻してあげた。
これは、ちゃんと咲くかな?



で、何がすごいか、
ってことですが…





まずは、明日葉の歴史である。

なんと、
秦の始皇帝も「不老不死」の薬草として、
珍重していたらしいし、
食べ物がなかった時代には、日本でも、
「命を支える大切な野菜」として扱われて
いたというのだ。



植物は、見かけによらないのだ。
我が明日葉はちょっと情けないような
状態だが、でもスゴイヤツなのだ。
少なくても、2,000年以上も前から
薬草として活躍していたのだ。

それはそれとして、
これを最初に食べてみた人は、
勇気ある人だと思うな。



そして、さらに、
驚きなのがその効用だ。

胃腸の不調、強壮、ゼンソク、肩こり、
風邪、痔、肝臓病、糖尿病、高血圧、便秘、
若はげ、若しらが

そして、なんと、
八丈島では、生命力の強い植物とされていて、
”チン立ち草”とも呼ばれ、若さを保つ食材として
親しまれているらしい…




効き目のほどはさておき、
優れた栄養バランスと、茎に含まれている
強い抗酸化作用のある特有成分「カルコン」を
有しているすごいヤツらしい…



さらに、さらに、
料理にも大活躍するらしいのだ。
たとえば、こんな。


◎葉 てんぷら 、おひたし、ごま和え、ごま味噌和え
◎茎  漬け物、茹でてマヨネーズで食べるのも美味しい
◎市販で、明日葉パウダーなども出ていて、お茶として
 飲んでも、ケーキ、ヨーグルトなどに入れる
◎花 天ぷら



どうやら、このすごいヤツには、
マヨネーズも合うらしい。
どんな味なんだろう…
どのタイミングで、どの葉っぱや
茎を食べればいいんだろう。

食べてみたい…と思うが、
今のこの状態で、食べれるものなのか、
新宿のはずれにひっそりと人知れずに
育っているこの明日葉は、食べても
大丈夫なのか…
などなどの一抹の不安があって、
食べてみたいが、また食べてはいない。


ちなみに、明日葉の種別はセリ科の
アリンジェリカ属に分類される多年性の植物で、
セリ科の野菜はセリ、セロリ、パセリ、ミツバ
などと、兄弟分であるらしい。
味も、そんな感じかもしれない。



最後に、どこに育っているかというと主に、
房総半島、三浦半島、伊豆半島,伊豆諸島、
紀伊半島を中心とした太平洋沿岸、八丈島
あたりなどだとか。
なぜ、新宿あたりにいるのか…
ちょっと謎は残った。


てなわけで、明日葉…
すごいヤツだって、わかって頂けたでしょうか。
意外な実力派でありました。
見かけで判断しちゃいけない、と改めて思いました。

ところで、
新宿のはずれにあるあの明日葉は、
食べても大丈夫でしょうかね?

また、あの植物おじさんにでも会って、
今度は、この話しをしてあげたいな、などと
思ったのでした。





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2007年08月05日(日) 臨時休みのお知らせ

《臨時のお休みのお知らせ》

今日は、諸事情がかさなって、バタバタだったので、
お休みします。せっかく来て頂いたのにすいません。

かなりハードだったので、集中力がなくて。
どぞ、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>
明日は、ばっちり大丈夫です。




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2007年08月02日(木) あっ…謎の植物の花が咲いたぞ!

さて、昨日からの続きです。

おじさんが、この植物は花が咲くと言ったので、
私は、どんな花が咲くか気になり、この道に、
3日にいっぺんくらい行くようになった。


すると、6日後あたりに、
何やら、またまた同じような感じで、
ふくらみが出てきた。



でも、前回の時もこんな感じだったから、
これも開くと、中は空で、
葉っぱが中に入っているのではないと思った。
でも、一応確認してみることにした。





そこで、このふくらみを、
つんつんとしてみた。



つんつん

もそっもそっ

(ふくらみの音の感じ)



なんとなくだが…
中に何かがつまっている感じはする。


ふーむ…
再び葉っぱが入っているのか、
それとも、赤いでっかい花なのか…
ともかく…何が入っていることは
間違いないようだ。
どっちなのか…




そこで、また、4日後に行ってみた。


「今日はどうかな?
 葉っぱかな、花かな?
 どれどれ…」




すっ、すると…
なんと…


このふくらみが、
少し開いていたのだ
ほら、こんなふうに。








あっ…
開いているぞ。
どうなっているんだ?




大急ぎで近寄ってみると…
なんと、中にこんなふうに、
小さな花がこちゃこちゃと、
つまっているようだった。





ありゃりゃ…
なんだか、
ちまちました白い花だね…
でっかい赤い花では
ないようだね。



しかし、確かに花が見えている。
でも、これでは、よくわからないので、
次の日に、また行ってみた。


すると、今度は、もっと開いていて、
こんな感じになっていた。
中の花がよくみえた。







やっぱり…
ちまちま花だ。




ちっ、残念。

もちろん、
白いちまち花は全然悪くない。
赤いでっかい花を期待した私が悪い。
悪いのは期待した私だ。
白いちまちま花、ごめん。




ともかく、おじさんが言った通り、
この植物の花は咲いた。
しかし、よーく中身を見てみたら、
中の白い花は、すでに少し枯れかかっていた。
(茶色になっていた)
もう、これで終わりだと言うのか…
まさか、これで終わりということはあるまい。

今のところ、この花は、まだこの状態だが、
これから、違う変身をしていくような気が、
私は、どうもするのだ。


この白い小さなちまちま花が、
めきめきと大きくなっていくとか…
色をつけはじめるとか…
そこで、

「あなたにまた期待する。
 今度は頑張れ」

と、この植物に
申し渡してきた。




さて、私の期待に応えてくれるか。
またまた、過剰な期待で終わるか。

これからも、この植物、
注意して行きたいと思います。
何が変化があったら随時報告します。

また、この植物について、
知っている方がありましたら、是非、
教えてくださいませ。
どうぞ、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>





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2007年08月01日(水) おじさんと、謎の植物…これは何?

いよいよ、暑くなってきましたね。
毎日、汗びっしょりになりながら、
首にタオルまいて(あ、かわいいやつですよ)
夕方、元気にウォーキングしてます。
帰ってきてから、シャワーをあびると気持ちいいんだな。


なんて、話しはさておき。


先日、実は、珍しいことがあった。
私が、おじさんに話しかけることは多々あるのだが、

「おじさんから話しかけられることは皆無だった」

が、先日、ついに、おじさんに話しかけられたのだ。
今日は、その顛末です。



さっきも書いたように夕方、いつのもように、
ウォーキングにでかけて、てくてくと歩いていると、
ふと、道ばたに変わった植物をみつけた。
このあたりにあった。






あららぁ、変わった植物だね…
なんだろう、この植物。




ほら、こんな植物だ。
花みたいのから、葉っぱがでている。





この一風変わった植物の写真をパチパチと撮っていると
後ろから、おじさんが声をかけてきたのだ。

「変わった植物だよね〜」

私は、おじさんに声をかけられたことを
びっくりしながら、「はい」と頷くと、
おじさんは、こんなことを話してくれたのだ。


「その植物は、これから花が咲くと思うんだな」
「え、これ、花が咲くんですか?これからますます
 葉っぱになって行くだけだと思ってました」
「いいや、花が咲くだろうね」




なんと、おじさんは、
この植物はこれから、
花が咲くというのだ。
私には、とても
そんなふうには思えなかった。




だって、こんな感じで、つぼみみたいな中には、
何もなくて、これからも葉っぱになっていくようにしか
どうしても見えなかったのだ。
どう思います?







しかし、おじさんは、
さらにこう言った。


「これは、花が咲いて種ができると思うよ。
 今は、種ができない植物が多いけれど、
 これは原種っぽいから、種ができると思うな」
「そうなんですか…じゃ、花が咲きますね。
 でも、種ができないのもあるんですね?」

「うん、今は、そんな花がいっぱいあるね。
 例えば、八重などは、あれはおしべがないんだよ。
 おしべが八重の花びらになっているんだよ。
 だから、一種の奇形なんだよ」
「えー、八重は一種の奇形なんですか…知らなかった。
 私は、八重のベコニアが大好きだけど、あのかわいい花は、
 おしべの変形だったのですね?」

「うん、そうだよ、つまりおしべがないんだね。
 だから、おしべとめしべでできる種ができなくて、
 自分自身で増やしていくことができないんだ。
 そして、自分では子孫を増やすことができなくて、
 挿し木なんていう、人間の手を借りることになる。」
「あ、なるほど…そういえば、挿し木して
 増やしていますね、私も。」



このおじさんは、かなり
植物に詳しいようだ。
話しがとても具体的だったので、
興味を持ち、さらに聞いてみると、
おじさんは、こんなことを教えてくれた。


「植物が種をつくらないということは、
 鳥たちが種を運ぶこともなくなるし、種が自然に落ちて、
 その植物がどんどん増えていくこともないってことだ。
 しかも、人間の手を借りなくては生きながらえていけない。
 だから、八重なんかは、ダーウィンのいうところの
 植物における進化論からみると、退化している、
 ということになるんだね。」
「おおっ、なるほど…そうか、退化しているのか」

「キレイだから、八重は人気があるけど、こう考えると、
 植物にとっては、決していい話しではないんだね。
 もっとも、植物たちも、また考えるんだろうけどね。
 でも、この植物は原始的な感じがするから、
 きっと、花が咲くと思うよ。
 みててごらん。」

「これは、なんていう植物なんでしょうね?
 どんな花が咲くんでしょうね?」
「うーん、名前も花も、私にもわからないな。
 そこまで詳しいわけじゃないからね」



ということで、このおじさんによると、
この植物は、原始的なので、
花が咲くと言うことだった。

そんなことを一通り教えてくれると、
おじさんは、「じゃ」と言って、
スタスタと行ってしまったのだった。






私は、またしばらくこの植物をしげしげと
眺めていたが、花が咲くとはとても思えなかった。
しかし、おじさんは咲くと言っていたから、
咲くに違いない。

私は、もし咲くなら、

「でっかい、赤い花に違いない」

と思った。
いや、どうしても

「でっかい、
 赤い花であってほしい」


そう思ったのだった。
だって、真夏に咲こうとしているのだし。


その後、おじさんのことばが気になり、
どんな花が咲くのかとても興味を持った。
そこで、この植物を見守ることにして、
ちょくちょく、この場所に来てみた。


すると、
10日後、
ついに、
花が咲いたのだ。



明日、お見せしますね。
それは、ちょっと意外な花でした。





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