まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年07月31日(火) ほほう、こんなふうになったのね。いろいろなその後

毎日ウォーキングをしていると、その後もよくわかる。
もちろん、どうなっているのかと、
あえて確認しにいってみることもある。
とても、気になって。
すると、ときどき、
驚きの実態に遭遇することもある。


今日は、そんな、
その後をまとめて報告です。



さて、まずは、この謎のものだ。

「何かを主張しているものたち」
で、紹介したものだけど、
ほら、これね。
何するんだろうって、思っていたこれですよ。








これが、
どうなっていたかというと…







ふさがれてましたぁ。



近寄ってみると、
こんな感じになってました。





ふむ…
完全にふさがれているね。



なんで、ふさがれたかはよくわからないが、
夏に向かって、このままにしておくと、
水がたまっていたから、ボウフラとかわいちゃうと、
持ち主さんが判断したのかもしれない。

これでもう大丈夫だ。
ボウフラはわかない。

たたいてみたら、かなりしっかりしていたので、
きっと、今度は、この上に、植木鉢を置くのだと思う。
しっかりとした新たな、植木鉢置き場ができたね。
よかった、よかった。




さて、つづいて、危険なあの穴だ。

「これは、危険な穴だね…」で紹介した。
この穴は、危険だったから、
かなり気になっていたのだ。
ほら、この穴ね。





それで、わざわざ、
確認しに行ってみたのだ。




すると、
なんと…








こんなふうに
「おニュー棒」ができて、
危険な穴をふさいでました。




しかも、ただのおニュー棒ではなくて、
夜でもわかるように、黄色の蛍光シートがまいてあったり、
さらに、ぶつかっても危なくないように、
こんなふうにビニール系?でできた、帽子をかぶってました。
これなら、ぶつかっても、少しは安全だね。






完璧だね。
すばらしい。




私とおばさんの話しが、
この私道の持ち主に聞こえたとしか思えない。
もしかしたら、あのおばさんが、
クレームを言ったかもしれない。
何はともあれ、この穴は、
危険穴→大丈夫穴になりました。
よかった、よかった。




さて、最後はちょっと驚いたその後だ。

「話題のラーメン店(黒船)に入ってみる。」
で2005年11月に紹介した、ラーメン店だ。
知っている人には有名な「ちゃぶ屋」の森住さん
(テレビ東京のTVチャンピン
 「ラーメン職人選手権」での優勝者)
が、プロデュースしているはずの店ね。
私の点数は、3.7点だったが。




久しぶりに、
このあたりを回ってみたら、
気がついたのだ。
ほら、こんな風になっていた。







この話題のラーメン店「黒船」
消えてましたぁ。




…… 潰れたんだね。
あれから、2年持たなかったんだね。



気の毒だが、現実は厳しかったのだね。
私も、2回目にこの店に来ようという気持ちは、
それほど持たなかったので、みんなもそうだったのかも。

で、この店の前に貼ってあった貼り紙をみたら、
この店の人は、新宿の違うラーメン店に行ったようだった。
有名な「ちゃぶ屋」プロデュースから、足を洗ったのか…
ともかく、四谷4丁目の麺屋はダメだったらしい。



てなわけで、
立派になっているものもあれば、
消えているものもあったのでした。
人生はいろいろですね。





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2007年07月30日(月) こんなところにこんなものがあるとは…

夏場のウォーキングは、
あまり無理すると、疲れが残ってしまうので、
他の季節は、1万歩を目標にしているが、
今は、9000歩に落としている。
どうやら、このくらいで、
ちょうどいい気がしている。


今日は、
そんな9000歩を歩きながら見つけた、

「こんなところに
 こんなものがあるとは…」


などと、違和感や浮いている感を
持った思ったものたちです。
あるんですよね…そういうものたち。



まずは、これだ。

この日は、雨がしとしとと降っていた。
傘をさしながら、いつものコースを歩いていると、
2〜3日前にはなかったはずなのに、
空き地の前のとたん塀の前に
何かが置かれていた。









「なんだ、なんだ?」

とわくわくと、近づいてみると、
なんと、それは、






りっぱな「炭」
だった。




気の毒なことに、この炭たちは、
すっかり雨に濡れいていた。
大丈夫なんですかね?



なんで、こんなところにあるんだろう?
しかも、こんなにいっぱい。
これは、捨てられたのか、
近所の人が、わけあって置いたのか?

きょろきょろとしてみたが、
このあたりに炭に関係するような、
家はないように見えた。


しかし、私は、
はじめて見た、道ばたの炭を。
(なんて大げさなものでもないが)
せっかくなので、炭をさわってみて
コンコンとたたいてみた。
立派でいい炭のように思えたけど、
すっかり濡れていた。



3日後に再びこの道を通ると、
濡れた炭は、なくなっていた。
捨てられたのではないようだね。
濡れていたけど、使えるといいね。



さて、次は、これだ。

それは、大通りの歩道の、
バスの停留所の側にあった。


「あれ、なんだろう、
 あのオレンジ色のものは?」 







もちろん、大急ぎで、近づいてみた。





もっと近寄ってみると、
こんなものだった。





こっ、これは、
道ばたソファだ。

こんなにさりげなく、
違和感大ありで
置かれている…




バスの停留所の側にあるから、
バスを待っている間、
このソファにどうぞ、お座りください、
ってことなのだと思う。


しかし、
この道ばたソファに
「ちょっと座ろう、やれやれ」
なんて、座る人、
いますかね…



この道ばたソファとともに、
ダイニング用イスが二つほど置かれていたけど、
こちらのイスの方が、「やれやれ」と
すわっても、まだ、まぬけ感は少ないと思う。






どうみても、この歩道で、
オレンジ色の道ばたソファは、
浮いている。
座るには、
目立ちすぎる。




この道ばたソファは、
余計なお世話の善意か、
手っ取り早いやっかいもの払いなのか…



ともかく…
誰かが、ココに運んで来て
置いたのは間違いない。


どんな人かな、
これを置いたの…



私はそう思わずにおれなかった。


てなわけで、道ばたで、違和感ある、
浮いてるものたちのお話でした。





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2007年07月29日(日) これはいかんね、あちこちで、強く「注意」をする。

今日は、参議院選挙に行った後に、
雨もあがったので、元気にウォーキングにでかけた。
選挙もしてきたし、気分良く歩きはじめた。


てくてく


すると、立派なマンションの駐車場の前に、
小さな張り紙を見つけた。





私は、こんな張り紙を見つけると、
必ずチェックすることにしている。
張り紙好きなのだ。


「どれどれ…この張り紙には
 何が書いてあるかな?」 

近寄ってみると…







この張り紙は、
ペットの糞の始末の
張り紙だった。
特に小型犬が
指摘されていた。




どうやら、このあたりでは、
小型犬の飼い主のマナーが悪いらしい…
困ったことである。

そして、このマンションでは、相当困ったんだね。
この立派なマンションに似合わず、
べたべたとガムテではってある貼り紙で、
間に合わせにつくったようだったから。


「ちゃんと糞の始末をしなさい、
 小型犬の飼い主は特に。」



と、私は、心の中で、
小型犬の飼い主に注意した。



こんな貼り紙をみた後に、
ちょっと先に行くと、
こんなものを見つけた。




(すいません、こんなものをUPして)


近寄って観察してみて、

「これは、大きさからして、
 小型犬のモノではない、
 これは大型犬のだ」


と、私は判断した。
あのマンションでは、小型犬だったけど、
このあたりでは大型犬だったようだ。


「大型犬の飼い主、
 ちゃんとうんち袋持ちなさい」



と、私は再び、強く心の中で
飼い主に注意を促した。



しかし、先日…

こんなところに、張り紙があるのを見つけた。
もちろん、私は、小さな張り紙だって
ちゃんと確認することにしている。





「なんだろうね…」

またまた、
張り紙に近づいてみると…





この張り紙は、
深刻なものだった。 

「犬の糞を捨てないでください」
だ。



このお宅では、
犬の糞が捨てられていたのか。
うんち袋でも、捨てられていたのか…



ともあれ、糞を捨てちゃいかんと思う。
特に、お宅の前には。


「飼い主、このお宅に
 糞を捨てないようにしなさい」



と、もちろん、このときも
心の中で強く飼い主に注意した。



しかし…
飼い主だけが悪いわけではない。
本人がこんなことをして
注意喚起されている場所もある。



ほら、これだ。






どこでもできるからって、
簡単にしちゃいけないと思う。
このお宅は、大変迷惑しているのだ。





「ここでしたくなっても、
 ちゃんとトイレでしなさい」



と、私はこれまた、
思い当たる人たちに向けて、
強く注意を促した。



全く…
ウォーキングをしながら、
あちこちで、こんなふうに、
何度も、強く「注意」を
せねばならないのだった…

というわけで、張り紙を見るたびに、
ひとり心で、ぶつぶつと、
注意喚起を促しているのでした。





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2007年07月26日(木) あららぁ、これらは、どうしちゃったのぉ…

道ばたは「発見の宝庫」であると
日々、私は思っているのだが、
今日は、そんな発見の中でも、

「あららぁ、どうしちゃったのぉ…」

なんて、思わず立ち止まったものを紹介。
そういうものもけっこう、あちこちにあるので、
退屈せずに、独り言を言いながら歩ける。
これからも、あってほしい…



さて、まずは、これだ。

見た目は、まだきれいな自転車だ。
カゴの中にゴミもまだ捨てられていないし、
タイヤに、しっかりと鍵もつけられている。






しかし、何か変だ。
何かおかしい…




そう思って近寄ってみると、
前車輪がおかしい…
歪んでいる。





そこで、
前に回ってよーく観察してみると、
こんな状態になっていた。





ぐんにゃり…


思わず、

「あららぁ、どうしちゃったのぉ…」

などと、言って触ってみたりする。
そんなに簡単に、ぐんにゃりするのかと思って、
力を入れてみたが、私の力では曲げられなかった。


ふーむ…
パンクとかじゃなくて、これは、
完全に、何かにぶつかったんだね。
しかも、夜だね、このあたりは暗いからね。
見えなかったんだな、きっと。



何にぶつかったのかな…と思い、
周りの標識や、ガードレールを見てみたが、
それらしい後はみつからなかった。
でも、どっかでぶつけたに違いない。
私は、そう結論づけた。
そして、

「ぐんにゃり自転車」

などと、名付けてみた。
一週間後にここを通ったら、もうなくなっていた。
ぐんにゃり自転車、再起はできるのだろうか。



次は、これだ。





そう、道路の陥没だ。
人通りの多い歩道で、ある店の前にある。

「あららぁ、どうしちゃったのぉ…」

またもや私はそう思い、
近寄りじっと、この陥没を観察した。





べっこりと
陥没している。



押してみたら、これはどうなるのかと思い、
足で押してみることにした。
そこで、足を入れて、
ぐいっぐいっと押してみた。



あっ…

ちょっと動く。
また、陥没するか。




そこで、
もうちょっと力を入れてみた。




えいっ、ぐいっ。
どんどん。 


あっ…
今度は動かない。




どうやら、表面は少し動くようだが、
これ以上陥没しないようだ。
大丈夫だ。 
この陥没は、これで止まっている。



もっとも、この陥没に、
乗ってみたらどうなるかわからないが、
そこまで勇気がなかった。

こんなことをしていたら、
お店の人が偶然でてきた。
そこで、声をかけてこの陥没について聞いてみた。

「この陥没は、どうしてできたんでしょうね?」

すると、お店の人は、

「さぁ、徐々にこんなふうに陥没してきてね。
 道路工事の関係だね、恐らく。
 以前も陥没して、埋めてもらったんだよ。」


と言っていた。
以前も、小陥没があったらしい。
教えられたところをみると、
確かに、埋めてもらった後があった。
(最初の陥没写真の手前に映っている、
 白い埋めたようなものがそれ)

道路工事…、
もっとしっかりしてもらわなくちゃね、
などと話し合って、お店の人と別れた。
そして、全く何の意味もないが、

「陥没くん」

などと、名付けることにした。
ここを通るたびに、陥没くん、こんにちは、
と挨拶をしている。
今のところ、補修はしてもらってないようだ。


いろいろと、自転車にも道路にも
事情があるようだ、などと思ったのでした。





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2007年07月25日(水) 荷車おじさんの複雑な想いと日常

さて、昨日からの続きになります。

どうやら、このおじさんは、ちょっと前に、
刑務所から出てきた人なんだとわかった。



そこで、私は興味を持ち、
おじさんにこう質問した。




「あ、そっか、刑務所から出てきて、罪滅ぼしに、
 老人ホームのおばさんから頼まれた車イスを
 もらおうと思ったの?」
「いや…そんなわけじゃないけど…」



おじさんは、ちょっと言いよどんだ。
どうやら、罪滅ぼしって感じでもないらしい。
私はもう少し、刑務所の話しが聞きたかったので、
さらにこう聞いた。

「なーんだ、違うのか…
 ところで、いつ頃出てきたの?」




すると、おじさん、
いきなりこんなことを
言い出した。




「ちょっと前だね…。俺さ、気が荒くてさ。
 ダメなんだねぇ…
 あのさ、俺のさ、親戚ね、○○県の警視庁の
 偉い人なの、信じられないかも知れないけど。
 すごく活躍しているんだよ。
 俺とは雲泥の差だよね…
 俺のことばれたら、カッコ悪いよね。
 親戚に刑務所に入った者がいるなんてさ。
 ちょっと悪いなと思っているわけよ」



私は、話しが唐突だったので、驚いたが、
おじさんが、アルミ缶ふたを集めているのは、
親戚の偉い人が、何かどこかで、
おじさんに影響を与えているのかもしれない、
などと思ったのだった。

どうやら、おじさんには、おじさんの
刑務所に入ったことに対しての思いがあるようだった。
私は、これ以上刑務所の話しを聞き出すのをやめた。



おじさんは、この話しが終わると、
今度は、こんなものを見せてくれた。
これだ。







どうやら、おじさんが育てているらしい。
そして、こう言った。

「これね、食べるの。ちょっと苦いけどね。
 まぁ、食べられるよ。
 でも、食べることより、なんかちょっと
 植物があるといいね、ほら、ここに置いてるんだ。
 毎日索漠としているからね。」



こう言って、荷車上に置いて見せてくれた。
道ばたによく植わっているこの植物が、
食べられることを、私は初めて知った。






また、こんなモノも見せてくれた。






海のイラストのジグソーパズルだ。
まだ、新しいものだった。
おじさんは、こう言った。

「これ、もらってさ。新品なの。
 こんなの捨てちゃうんだね、簡単に。
 あんた、持っていくかい?」
「ありがとう、でも、いらないわ。
 私はジグソーパズルは、どうも苦手なのよ。
 おじさんやらないの?」
「こんな面倒なもん、やってられないよ。
 それに、これは、難しいらしいぜ」
「でも、せっかくあるから、やってみれば?」
「いいよ、俺、せっかちだからよ」



おじさんは、そう言って笑った。
私は、けっこう長居をしてしまったので、
おじさんに、
「今日は話しを聞かせてもらって、
 どうもありがとうございます。またね」

とお礼を言うと、おじさんは、

「おお、また見かけたら、話しかけてくれや。
 もっともこのあたりも今はうるさくて、
 どこにいるか、わからないけれどね」


と言った。
どうやら、このおじさんの荷物は、
この荷車と、この写真の荷物一式だけらしかった。
この2つの荷物をつないで、あちこちに
行っているらしい。





私は、うんと頷いて、

「おじさん、元気で、またね」

と、挨拶をしておじさんにさよならした。


私は、このおじさんが、元気で、
アルミ缶のふたを集めてくれることを
心から祈ったのでした。






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2007年07月24日(火) 荷車おじさんの秘密

さて、昨日からの続きです。

このおじさん、年の頃は、恐らく…
50代後半くらいと思われる。
はだしだけれど
(この日はむしむししてたから、脱いでいたのだと思う)
こざっぱりとしていて、路上生活者といっても、
ちゃんと稼ぎがあるんだろうな、という感じがする。


さて、そんなおじさんの、
外見の話しはさておき。




おじさんは、
この荷車の機能や
秘密をいろいろと
教えてくれたのだ。 




おじさんは、この荷車を押して、
都内のあちこちに行くのだそうだ。
そのために必要なものがあって、
それが、

「これだよ、これがないとね」

と、見せてくれたのが、これだ。





上に置いてあった大きな缶をよけると、
地図が貼り付けてあった。
この地図を見て、あちこちに行っているらしい。

「やっぱり、いろんなところに
 行ってみなくちゃね」


と、おじさんは言っていた。
私も大いに同感だったので、大きく頷いた。
しかし、地図はかなり汚れていて、
見にくい地図だった。



そして、さらに、

「この車にはね、秘密があるのさ。
 こうしてみると、荷物がいっぱいだけど、
 実はさ、バスタブの中にね、これが入るんだな」


と言って、上の荷物をちょっとどけて、
バスタブの中を見せてくれた。



すると、ほら、
そう、缶が
いっぱい入っていた。







「これだと、すっぽりと隠れているから、
 盗みようがないだろう」
「缶も盗まれたりするの?」
「いるんだよ、悪いヤツがさ、この世にはさ」


と、おじさんは言うのだ。
そういえば、以前、違うおじさんにも、
缶を集めて、それをとられないように
隠して置くと聞いたことがある。
そのために、この荷車には、
こんな秘密があったのだった。


「でさ、俺はね、この缶を潰すときに手で潰すの。
 足でやると、大きな音がして、近所の人たちの
 迷惑になるからね。全部手でやるの」


そういって、おじさんは手をみせてくれた。
そのおじさんの手は…






爪がつぶれ、かさかさで、
傷だらけだった…




「おじさん、手を痛めるから、
 人のいないところで足でやった方がいいよ」


と私は思わず言ってしまった。
おじさんは、ただ笑っていた。
そして、こう聞いてきた。


「知ってるかい?
 アルミ缶のふたを10万個集めると、
 車イスが一台もらえるって?」
「なんだか、聞いたことはあるけど、知らない」
「俺は、集めているんだよ、ほらこれね」


ということで、おじさんは、
アルミ缶のふたを、集めていたのだった。
そして、このアルミ缶のフタをこの荷車に
いっぱいくくりつけていたのだ。








「ほんとだ、スゴイね、いっぱいあるね。
 これでどのくらいあるの?」
「まだ、3万個ってとこだな」
「じゃ、まだまだかかるね…」
「うん、まだまだだ」


すると、おじさんは、
こんな話しをし出した。


「頼まれたんだよ、老人ホームのおばさんにさ。
 車イスをもらってくれって…さ」
「その約束のために、こうして集めているの?」
「うん、何かひとつくらいやろうとかと思ってさ。
 約束したしさ…俺は、集めるよ」


そんなわけで、おじさんは、
アルミ缶のふたも集めているのだった。


しかし…帰ってきてから、
このことを調べてみたら、
どうやら、10万個ではなくて、
102万個のようだ。
おじさんには、とても言えない…

(これについての詳細情報は→「アルミ缶のフタ」
 ただし、PDFなので、開くのに時間がかかります)


さて、このアルミ缶ふたの話しを
アレコレとしていると、
今度はおじさんが、自分のことについて、
こう言い出した。

「俺はさ、ちょっと前に、刑務所から
 出たばかりだからさ、何かしないとね…」




実は、おじさんは、
刑務所を出たばかり
だと言うのだ。
私は、ますます興味を持ち、
少し、突っ込んだ質問をした。



すると、おじさんから、
意外な答えが返ってきたのだった。


この話の続きはまた、明日書きますね。
最近いつも続くですいません。
書くことがいっぱいあって…(笑)





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2007年07月23日(月) これは、すごいね。にぎやかな荷車おじさんに出合う

先日、いつもの通り、ウォーキングをしていたら、

「お、こりゃまた、にぎやかな荷車だね」

と、思わず立ち止まってしまうような、
手押し荷車を、またまた見つけた。

以前も、似たような荷車のことを書いたが、
(詳細→「頑張る荷車とおじさんのお話」
それよりも、もっと着飾っている荷車だった。



私は、とても興味を持ち、
この荷車の横にいた、はだしのおじさんに
話しかけてみることにした。


「こんにちは、おじさん、これおじさんの車?
 おじさんがつくったの?」
「そうだよ、拾ったものでつくったんだよ。全部」
「写真撮ってもいいかしら?」
「おおっ、いいよ、いいよ」



ということで、私は、この荷車の写真を
パチパチと撮り始めた。



それが、この荷車。



えっと…確か、
こちらが前で、





こちらが後ろ、
な、はず。





もっとも、どう引っ張るかによって、
前後も違うと思うが、ともかく…
まじまじと、よーく見ると、
いろんなものが、これでもかというほど、
くくりつけられている。

こりゃ、すごいね…と、私は感心した。
しかし、ちょっと疑問に思うことがあったので、
こう聞いてみた。


「ねぇ、おじさん、この荷物の下の、
 元になっているものは何?」
「おお、それね、風呂、バスタブ、だよ。
 捨てられていたんだよ。拾ってきて、それで、
 100円ショップで塗料買ってきてね、
 塗ったのさ、何本も買ってきてさ」







というわけで、ちょっとわかりづらいけど、
この山の荷物の下には、青く塗ったバスタブがあり、
そのバスタブの上に、この荷物が積まれているのだ。

これだけ、荷物でいっぱいで、バスタブは見えないのだから、
別に青く塗らなくてもいいのでは…などと思ったが、
青く塗って、自分流にするところに、
このおじさんのこだわりがあるのだ。


「いまどきはさ、何でも、捨てるんだよね。
 何でも捨ててあるんだよ、道ばたにさ。
 それを拾ってきて、使えるようにするの。」



おじさんは、こう言った。
おじさんは、拾ったモノにいろいろな
工夫をしているようだった。

私が、これは何?、だの、
これは、どうやったつくったの?、だの、
質問しながら、写真を撮っていると、
それに答えながら、とても機嫌良く、
こんなことを言い出したのだ。


「今度俺ね、TVに出るの。
 ちょっと前ね、撮影したの。
 あとね、新聞の取材も受けたのよ」




私は、驚いて、これは、
じっくりと話しを聞いて見ねば、
と決めて、
おじさんの話しを
聞いてみることにした。




「へぇ、いつ出るの?何の番組?」
「いつかなぁ、多分…早々だと思うよ。
 番組はわからないなぁ…聞いたけど。」
「どんなことで出るの?」
「ゴミ拾いとか、路上で生活してるから、
 そんなのじゃないかなぁ、
 あと、この車ね。」



どうやら、このおじさん、
この派手な荷車で、目立っていたらしく、
取材を受けたということのようだった。
さらに、おじさんは、こんなことを
教えてくれた。


「でさ、テレビ局の人がね、
 顔を出したら、3万円くれるって言うの。
 でも、俺はさ、顔を出したくないから、断ったの」
「あ、そうなの。じゃ、顔出さないと、
 取材費くれないの?」
「いや、ちょっとはもらったけどさ」



どうやら、ちょっとは取材費が入ったらしく、
そういえば、足元には、ウィスキーがあり、
(1番上の写真の右下の方に小さく映っている)
それを飲んでいるらしく、確かに、
おじさんは、お酒臭かった。
だから、機嫌もよかったのだ。



そして、おじさんは
この後、いろいろな話しを
してくれたのだ。




実は、この荷車には、
いろいろな機能があったり、
ちょっとした秘密があったり、
そして、このおじさんにも、
秘密もあったりして、
その話を聞くことになったのだった。



この、続きは、明日書きますね。





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2007年07月22日(日) ほほぅ…こりゃまたご立派だね…

さて、いつもながら、毎日ウォーキングしていると、
本当にいろんなものに出合うが、
今日は、思わず…

「ほほぅ…こりゃまたご立派だね…」

と思った、その会社や店のアイドル人形の紹介だ。
いや、アイドル人形などとお手軽に
言ってはいけないかもしれない。

以前のように、「謎があるアイドルたち」ではない。
たぶん、たっぷりとお金もかけていると思うし、
とても立派なものなのだ。
つまりお金持ちアイドル人形、なのだ。
もっとも、だからなんだと言いたくなる気持ちもあるが…



まずは、これだ。
見るからに、スゴイ。
みごとなお腹だ。








そう、
立派な布袋様である。
というか、たぶん、
布袋様だと思う、ですね。




私が知っているボロ布をまとった、布袋様と違って、
かなり金持ちっぽい布袋様だから…
もしかしたら、違うかも知れないし。

で、
この金持ち風布袋様がどこにあるかというと、
ほら、こんなところにいるのだ。






日本料理屋さんの前にで〜んといて、
天気の日も、雨の日も、ここで、
わっはっは、と笑っているのである。



これが、もし布袋さまだとすればだが…
左脇にある袋は「堪忍袋」と言われる布袋で、
すべての堪忍することが入っていると伝えられている。
つまり、心の寛容な、許しの神様なのだ。
もしかしたら、この布袋様も、ここにいて、
じっと堪忍してくれているのかもしれない。

もっとも、この左の袋は、堪忍袋より、
金俵に見えて、どちからというと御利益の、
「金運招福」を優先しているかもしれない。

「ともかく、わっはっはで、
 頑張るようですね…」


などと、声をかけて、
肩ををぽんぽんとしてきた。
きっと、許してくれると思う。




さて、次は、これだ。
ビルの入り口にそれはあった。







おやっ、何だろう…
と思って近寄ってみると、






なぜか、ハトを頭に乗せた
目を見開いた、おちょぼ口の、
おばちゃんであるような…
ないような…



で、思い切ってもっと、
近寄ってみると、
ほら、こんな顔。








ふーむ、
この人、誰ですかね…
ほっぺたまるく赤いし…

目とか口とか、
切り込み細工みたいで、
みるからにお金が
かかっている感じではあるが。



ま、大きなお世話を承知で言えば、
お金がかかっていれば、いいってものではないと思うな。
見て、こう、気持ちいいとか、
すがすがしくなるとか…がいいと思うな、
「なっ、何だろう、これは」だの、
「だっ、誰、この人」と思うよりはね。
入り口だからね。


で、さらに、後ろからみると、こんな。
なんだか…首、太いね。
後ろ姿は男の人だね…
それに、頭の上の2つのボタンみたいのは、
なんですかね…






私は、思わず、ぐるりと回って、
まじまじと見てしまったが…
これが、なぜ、ビルの前に唐突にあるのか、
なぜ、頭にハトがいるのかの、謎をとく
手がかりを見つけることもできなかった。

しかし…何かこれには、意味があるのだ。
私は、じっと考えた末、

「きっと、ハトを飼っていて、
 そのハトのおかげで、この立派な、
 ビルを建てることができたのだ。
 ハトに頭が上がらないのだ。」


などと思うことにした。
今どき、ハトの商売があるかどうかわからないが、
きっと昔はあったのだと思う。


というわけで、今日は、
お金持ちアイドル人形紹介でした。
いろいろ造っているもんですね…





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2007年07月19日(木) 驚きのおばさんの…実態。

さて、またまた昨日からの続きになります。


このおばさんが、
300円ねだるおばさん、だと判明したが、
いったいどういう人なのだと興味をもち、
ちょっとだけこのおばさんの後を
ついていってみることにした。



おばさんは、私と別れた後、階段通りへと向かい、
そして階段を手すりにつかまって、
とても大儀そうにゆっくりと降り始めた。
おばさん、足が悪いようだからね。





すると、おばさんの後ろから、
水色の上着を着たおばさんが
階段を降りていった。


そして、300円おばさんを
水色おばさんが追い越そうと
したその時だった。




300円おばさんは、
水色おばさんに声をかけたのだ。
水色おばさんは、ビックリして
立ち止まった。







もちろん、知り合いという感じではない。
300円おばさんは、水色おばさんにも、
300円ねだっているのかもしれない。


「ねっ、ネコのえさ代のために、
 300円必要なの、持ってない?」



などと、聞いているのだろうか。
残念ながら声までは聞こえなかった。

水色おばさんは、ダメダメというように、
手をふって、300円おばさんから離れていった。
どうやら…300円ゲットできなかったと見える。
300円おばさんの背中で見えないときが
あったから、真実はわからないが、
ともかく、この水色おばさんは去って行った。



さて、この後、300円おばさんは、
今度は大通りの方へと向かった。
そして、この大通りで1人のおばさんと、
老夫婦ひと組に声をかけた。



声をかけた人たちは、一応立ち止まって、
話しは聞くようだけれど、
そのあとで、どうするのかまではわからなった。

実は、この300円おばさん、きょろきょろとしていて、
前後左右をしょっちゅう振り向いたりするので、
かなりの距離を取って歩いていたのだ。
だから、この人たちがどんな対応をしたのか、
よくわからなかった。



さて、その後、300円おばさんは、
また小雨の中、足を引きずりながら、
ゆっくりと、大通りを進んで行き、
その大通りにある脇道に入っていった。



そして、この後、私は
とんでもない光景を
見ることになったのだった。
私は、とっても驚いた!





なんと、
このおばさん、
人がいなくなると、
大股で、元気に、さっさと、
歩き始めたのだ。





ひぇーーっ
あのおばさん、
元気に歩いているよぉ。
さっきまで足を引きずっていたのに…
足、引きずってないよぉ…



私は、思った。
足の引きずりは、演技で、
もしかしたら、あのもごもごしゃべりも
どもりも、寒そうな姿も…
すべて、みじめな姿に見せるための
演出だったのかもしれないと。



そして、このおばさんは
私の驚きをよそに、
元気にずんずんどんどん歩いて…




そして、
その先にある
スーパーマーケットに
入ったのだ。




スーパーマーケットに入ったよぉ。
何かを買うんだろうか。
じゃ、誰かに300円もらえたのか?
ネコのエサをいよいよ買うのか?




私も、大急ぎで、
スーパーマーケットに入った。


おばさんは、カゴは持たずに、
まっすぐにお菓子売場に行き、
和菓子類をいくつか手に取り、
そしてレジに向かった。
その姿は、とても素早かった。



そして、買ったものを入れた袋を持って、
スーパーマーケットを出ると、
また、スタスタと元気に歩いて、
大きな団地のある方向へと消えていった。


ふーむ、このおばさん、
どんな人なのだろう…

ともかく、
300円ねだること、
足は見た目ほど悪くないらしいこと、
和菓子好きらしいこと、
路上生活者ではないらしいことが
わかった。



これ以上のことはわからなかったが、
ここでおばさんと別れることにした。

そんなわけで、私は、
驚くべきおばさんの実態を
ほんのちょっとだけ知ったのでした。

そして、おばさんの演出かもしれないけど、
「おばさん、風邪を引かないようね」
と思ったのでした。


また、このおばさんに出合ったらご報告します。
今度出合ったら、話しかけて、
おばさんの話しを聞いてみるつもりです。





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2007年07月18日(水) 驚きの…おばさんからの申し出


《お願い》
あなたが誰かに「ほめてもらって、嬉しかったことば」
を、ぜひ、教えてください。「詳細はコチラから」


さて、昨日からの続きです。


このおばさんは、
唐突にネコの話しをし出した。
私は、??と思ったが、話しをあわせて、

「そう、ネコさんかわいいよね」

などと、答えると…



なんと、
おばさんは、
こう言ったのだ。




「あっ、あのね、
 えっ、えさ買うの、ネコの。
 だっ、だからね、
 300円必要なの。
 300円持ってない?」




なんと、おばさんは、
300円、ねだってきたのだ。
ネコのえさ代だと言って。


このおばさんは、なんと
「300円、ねだるおばさん」
だったのだ。



以前、「100円くれないおばさん」
話しを書いたが、それよりも3倍の300円。
しかも、ネコのえさ代としてほしいと言うのだ。


それだけではない、私は気がついた。
このおばさん「300円持ってない?」
と言うときには、かなりハッキリと言ったのだ。
どもってもいなかったし、
もごもごもしていなかったのだ。

ふーむ…
このおばさん…いったい何者なのか…
なぜ、こんなことを言うのか…



100円くれないおばさんは、路上生活者だった。
しかし、このタンクトップのおばさんは、
路上生活者風ではなく、お風呂も入っているし、
わりと、こざっぱりとした感じで、
片腕に、ちゃんとブランド品みたいなバックまで
抱えているのだ。
(本物かどうかはわからないが)
しかも、このあたりには、
路上生活者はいないはずだし…
(このあたりは高級住宅地なので、管理されている)


私は、ちょっと考えたが、
こう答えた。


「カッパはあげられるけど、
 あげる300円は持ってないわ。
 ネコのエサは、自分で買わなきゃ。」

(あげない300円は持っていた)

すると、おばさんは、
がっくりしたように、こう言った。


「かっ、カッパはいらない。
 そう、300円…ないの」



どうやら、濡れていても、カッパはいらず、
300円だけほしいらしい…
とっても残念そうな顔をしていた。

もう少しこのおばさんのことを知りたいと思ったが、
なにしろ、小雨はしとしとと降り続いていたので、
おばさんが濡れてしまうし、悪いと思い、
ここで、おばさんと別れることにして、
再び、

「今日は滑るから、気を付けて帰ってね。
 じゃ、またね…さよなら」


と言って、おばさんから離れた。
私はおばさんが行く方向と逆の方向へ歩き出した。

おばさんは、また足を引きずりながら、ゆっくりと、
小雨に打たれながら、この道の先にある階段通りに、
向かっていった。



しかし…
私はどうしても気になった。
このおばさんが。
いったい、何者なのか…
なぜ、こんなことをしているのか。

そこで、
このおばさんの後を、ちょっとだけ
ついていってみることにした。




すると…
このおばさんの意外な行動を
知ることになった。
そして、おばさんの実態も…

この続きは、また明日書きますね。





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2007年07月17日(火) 小雨の中で出合った、驚きのおばさん


《お願い》
あなたが誰かに「ほめてもらって、本当に嬉しかったことば」を、
ぜひぜひ教えてください。よろしくお願いします。 <(_ _)>

◆詳細は→ 「ほめことばを教えてください」


さて、昨日も書いた通り、このところ
雨の合間をぬぐってウォーキングに出かけている。
この日も、小雨になった頃を見計らって出かけた。
時刻は午後4時15分を回っていた。

この日は、かなり肌寒く、
長袖のTシャツに綿のベストを着て、
その上に薄手のカッパを着込み、
小雨が降り続いていたので、
100円ショップで買った傘を持って出かけた。

歩くと暑くなって、途中でカッパは脱ぐのだが、
雨のときには、着て出かけることにしている。
途中で強い雨になるとイヤだからね。


そんな、カッパを着込んで、 
元気に、小雨の肌寒い中を、
てくてくと歩き始めた。



雨の日は、気分はあまりよくないが、
しかし、緑がキレイだったりするので、
そんな風景を楽しみながら歩いていた。
そして、20分くらいたった時のことだった。


私のちょっと先を、
黒いタンクトップ姿で歩いている
おばさんをみつけた。
しかも、このおばさん、
足を引きずっていて、
かなりゆっくりと歩いていた。
どうやら、足が悪いらしい。







「あら、今日は寒いのに、
 タンクトップで…寒くないかしら。
 しかも、傘も持ってないし…、
 あんなゆっくりな歩き方してたら濡れちゃうよ」



まだ、小雨はしとしとと降り続いていた。
私は、心配になり、おばさんを追いかけて
そしておばさんに声をかけた。


「こんにちは。寒くないですか?
 今日は寒いから、もしよかったら、
 このカッパ着ていきませんか?
 それか、傘、いりませんか?」



着ているカッパか傘をあげようと思って、
(私はどちらかあれば何とかなるので)
おばさんにそう声をかけた。



すると、おばさんは、
私の顔をじっとみて、
こう言った。




「だ、大丈夫、さっ寒くないよ。
 今、お風呂に入ってきたから…
 かっ体、あったかいよ…」
「それなら余計風邪引いちゃうよ。
 このカッパでよかったら着ていかない?」
「ううん、だ、大丈夫」
「じゃ、傘は?」
「いっ、いらない…」



どうやら、お風呂に入ってきたらしい…
しかし、どうみても、寒そうだし服は濡れていた。
でも、無理にすすめては悪いので、
大丈夫なんだろうと思い引き下がることにした。
すぐこのあたりに住んでいるのかもしれないしね。

そして、このおばさんが、どうやら話しが
上手くできないようだということもわかった。
もごもごとしているし、ちょっとどっもっていた。


「そう…。じゃ、気を付けて
 帰ってくださいね、
 今日は雨ですべるしね。」



足が悪いようだったから、ちょっと気になり、
そう言って、このおばさんから離れようとした。



すると、このおばさん、
ちょっともごもごと、
こんなことを言い出した。




「あっ、あのね、うちでね…
 ネッ、ネコを、かっ飼っているの、
 うちでね、まっ、待ってるの…」



私は、その話が唐突だったので、
ちょっと戸惑ったが、


「あら、ネコさん、飼っているんだ。
 ネコさん、かわいいよね」



などと答えた。
何の話しだろうと、思ったのだが、
とりあえず、話しをあわせたのだ。



すると、このおばさん、
今度は、驚くべきことを
口にしたのだ。




私は、とても驚いた…
しかも、この後、
このおばさんの驚くべき姿を
かいま見ることになったのだった。



この続きは、明日書きますね。





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2007年07月16日(月) ふぅーん、へぇ〜な、看板たち


《お願い》
あなたが誰かに「ほめてもらって、本当に嬉しかったことば」を、
ぜひぜひ教えてください。よろしくお願いします。 <(_ _)>

◆詳細は→ 「ほめことばを教えてください」
◆メールはこちらから→ homekotoba200707@yahoo.co.jp 


このところ、毎日のウォーキングは、
時間を決めず、風や雨を避けてするようにしている。
天気のいい日は、日中を避けて、夕方4時頃から、
出かけているのだが、このところ、
そんな贅沢なことを言っていられない。
晴れている合間にいかねばならない。

今日は、そんな、
晴れた合間にてくてく歩いて見つけた、

「ふぅーん、へぇ〜」

などと、思った看板たちの紹介です。



まずは、これだ。





「コーヒー300円です。 リブ 



だ。
気持ちは、ややわかるが、
なんだかな、と思う看板だ。
「コーヒー気の毒だね…」
なんて思ってしまう。

看板を新しくする余裕がないのかもしれないが、
私は、新しく替えた方がいいと思う。

「店主、苦しいと思うが、
 ここは看板を新しいのにしなさい。
 でないと、ますます苦しくなっちゃうよ」


と、私はこの店の前でアドバイスしてあげた。



さて、次は、これだ。




手羽先居酒屋
「手羽一郎」




だ。
これって、ありですかね…
いつもこの看板をみるたび、
ふふふ、大丈夫か、この店の名前は…
などと思ってしまうのだった。

演歌歌手、鳥羽一郎さんと関係あるのかと
調べてみたら、「北の家族」で有名な、
セラヴィリゾートがやっていて、全然関係ないらしい。


ともかく「手羽一郎」だ。
そして、
「うまい!はやい!安い!! パリパリ、ジューシー」
らしい…ぞ。
1回くらい、食べてみてもいいかも。

(詳細は→「手羽一郎」



次は、これだ。





酒蔵「大勇」だ。
真っ赤な看板が目印だ。




で、この「大勇」がどうした、
というと…
これである。






そう、なんと、
「あの東国原知事が通った店」
なのだ。
そんでもって、宮崎特産物の赤鶏を
置いているらしい…




「へぇ…そうなの。ふぅーん」
などと、私は思っただけだったが、
しかし、どうやら、この看板、
今は、結構威力があるらしいのだ。

今度、このお店に来たいので、
メニューを見せてほしい、とお店の入り口に行き、
さりげなく、この看板のことを聞いてみたら、
こんなふうに教えてくれた。


「今、人気でしょ、東国原さん。
 話題づくりにいいようで、
 けっこう宴会入ってます。
 みなさん、必ず、東国原知事がどうした
 こうしたと、盛り上がりますね。」



ということらしい。
看板の威力はまちがいなくある。

で、東国原知事が、いったい
何回くらい来たのかというと…
それは、どうも、はっきりしなかった。
ともかく来ていてらしい。
この店、広くて、楽しいお座敷ライブなども、
ときどきやっているようなので、来ていたのかもね。

今度、お座敷ライブがある時、
来てみてもいいかも…
なんて思ったのでした。


看板の威力は…それなりにあるらしい。
300円コーヒー、やっぱり新しいのにした方がいいと、
改めて思ったのでした。





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2007年07月12日(木) ひぇ〜、こんなところにも…いるんだね。


《お知らせ》

15日(日)の「ぼちぼち日記」はお休みになります。(3連休いたします)
どぞ、よろしくお願いいたします。(_ _)

《お願い》
あなたが誰かに「ほめてもらって、本当に嬉しかったことば」を、
ぜひぜひ教えてください。よろしくお願いします。

◆詳細は→ 「ほめことばを教えてください」
◆メールはこちらから→ homekotoba200707@yahoo.co.jp 



今日は、久々に驚いたお話です。


いつも通り、ウォーキングをしていて、
立派なお宅が立ち並んでいる付近をぶらぶらと
歩いているときのことだった。

白い大きく立派で、近代的な面白いつくりの、
大きな窓があるお宅があった。





「大きな窓だね。サンルームかしらね」

などと思ってちょっと立ち止まった。
いつもだと、なにげなく通り過ぎるのだが、
この日は、なんとなく…
何かを感じてこの家に近寄ってみた。

「あっ、何かが動いたぞ…」

大きな窓の向こうで、
何かが動いているような気がしたのだ。


で、近寄ってみたのだ。
すると…確かに、
何か動いていた。

何だろう…
何が動いているんだろう…



私は、じっーと
窓を見つめた。



すると…
なんと…
ほら、これ、
みてください。







そう…
この大きな窓の中に、
元気そうな、
ニワトリがいたのだ。




「ひぇ〜〜ニワトリだぁ…」

私は驚いて、ニワトリをまじまじと見たが、
ニワトリものんびりと外を見ていた。
そして、さらによくみてみると、
その下の方にも、ニワトリがいたのだ。
エサをおいしそうに食べていた。





なんと、このお宅では、
このサンルームのようなところで、
ニワトリを飼っていたのだ。







部屋の中がどんなふうになっているか、
広さはどうなのか、よくわからなかったが、
私が確認したところ、上の方に2羽、
下の方に2羽のニワトリがいるのはわかった。
全部でニワトリがどのくらいいるかは、
把握できなかった。

何羽くらい飼っているんですかね。
なんで、飼っているんでしょうかね。


新鮮な卵を産ませるためかな…
確かに新鮮な卵はおいしそうだ。

それとも、お祭りで買ってきたひよこが、
大きくなっちゃったのかな…
でも、今どき、ひよこは売ってないか…

まっ、まさか…
おいしい焼き鳥にするのでは、
ないでしょうね…



などと、あれこれ考えてみたが、
当然ながら、真実はわからなかった。

今どきは、食の安全があやしくなってきているので、
ニワトリを飼うお宅があってもおかしくはないけど、
東京のど真ん中で飼っているとは…
しかも、こんな立派なお宅の中で飼っているとは…
ちょっと驚いた。


ともかく…ニワトリはいた。
しかもとっても元気そうだ。
なんとなく楽しそうにも見える。



なので、

「立派な卵を産みなさいね」

と、私はニワトリを大いに励ましてきた。
いるんですね、東京の町中にもニワトリ。
また、見つけたらご報告します。





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2007年07月11日(水) ありがたい「おことば」の話し

このあたりには、お寺や教会が多くある。
小さな道に入ると、ひっそりとたたずんでいたりする。
とてもきれいに掃除がされていて、
すがすがしいところが多い。

今日は、そんなお寺や教会でみつけた
ありがたい「おことば」の紹介です。



まずは、このお寺だ。




こじんまりとしたお寺で、
入り口の左側に、掲示板があり、
こんなことばが掲げられていた。






なるほど、その通りだね…
人は、光に照らされないと、
自分を見ることができないね、
光に照らされてはじめて
自分が見えるんだね。



などと思い、感心して
しばらく掲示板を眺めていた。
とても、すがすがしい感じがした。



さて、次は教会の掲示板だ。






教会といっても、この教会は、
こんな感じにビルの中にある教会で、
あまり教会らしくない教会だ。





しかも、この教会のマークはこれ、
ハナマル金(勝手に命名)だ。







質屋さんか高利貸しかと
まちがえそうだ。
しかし、そうではない。
これは教会のマークである。



実は、私は、この道を通るたびに、
質屋さんか高利貸しだと思っていて、
あるとき、ふと、この掲示板に気がつき、
初めてここが教会だとわかったのだった。
そう、ここは、教会である。

で、この教会の掲示板には
どんなおことばがかかげられていたかというと
これである。





ふむふむ、
なるほど…
そうだね、
喜ぶ人が幸せへ向かうね



私はひとりで大きく頷き、
この教会の中をちょっとだけ外からのぞき、
満足して帰ってきた。



さて、最後はこのお寺である。

この参道の奥にお寺があるのだが、
その参道前に掲示板があるのだ。





どれどれ、ここには、
どんなことが書いてあるかな。



すると…
このお寺では、こんなことが
書かれていた。





あの人に
見つけて
ほしい
かくれん坊




だ。
ふーむ…
わかるような、わからないような、
なるほどね、
と思えるような、思えないような…



やや、解釈に困ったけれど、
何はともあれ、誰かに、
見つけてほしいものだ、
と思ったのだった。


お寺も教会も何かを語りかけてくれるために、
このような「おことば」を掲示板に貼りだしている。
ときどき、ハッとすることばに出合うこともある。

そのたびに、新鮮な気持ちを取り戻すので、
ぜひ、張り出してほしいのだが、
ずっーと長い間、同じことばだったりするので、
できれば、1ヶ月に一度くらいは変えてほしい、
などと思ったのだった。





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2007年07月10日(火) おっ、この銅像はただものではないね…

さて、昨日の続きで、今日も銅像の紹介だ。

しかし、今回の銅像は、いままでの銅像とは、
ちょっと感じが違う…銅像だ。

私はこの銅像を見つけたとき、
あまりの自然さというか、
不自然さというか…
そんなことに驚いた。

「ひぇっ、こっこれは、
 ただ者ではないぞ…」


と、思ったのだった。



それが、この銅像だ。






笛を吹いている女性だ。 
柱周りのベンチにすわって、
笛を吹いていて…

さりげない…




まるで、笛の音色が聞こえてくるようだ。
アップにしてみると、こんな感じだ。
凛としている。





しかも、この女性の隣には、
ものすごく満足げなネコさんがちょこんと
座っている…






ほら、
とっても満足している。
幸せそうだ。

(片目はちょっとつぶれ気味だけど)


私は、思わず、ネコさんをなでなでしてみた。
そして、この女性の肩をぽんぽんなんて叩いてみた。
意味はないけど…なんとなく親しみを込めて。


この銅像は、四谷駅の近くのビルの前にある。
しかし、この銅像のことについて説明文もなかったので、
このビルで聞けば何かわかるかもしれないと考えた。

そう思ったので、このビルの中に入り、
受付っぽいところ(正式なものではない)で、
この「笛を吹く女性」について聞いてみることにした。
そこで、この受付の側にいた男性にこう聞いてみた。


「あの〜、前のある笛を吹く女性のことですが…」
「はっ?笛を吹く女性?」
「ええ、このビルの前の柱の前に
 座って笛を吹いている女性の銅像…ですが…」
「えっ…笛を吹いている銅像…ああぁ…
 あ、ちょっとお待ちくださいね」



と、何のことやらわからない様子で、
受付の奥の方に入っていった。
しばらく待っていると、男性が戻ってきて、
こう言った。


「黒川晃彦さんという彫刻家の「春」という
 作品で、このビルのために造られたそうです。
 安らぎをあたえてくれて、特に
 ネコが人気があるそうです」



と、教えてくれた。

「「春」とは、思いもつかなかったね」

私はすっかり題を「笛を吹く女性」
と思っていたが、本当の題は「春」だ。
それにネコさんが人気があるのだ。
それに、名の知れた彫刻家さんの作品らしい。
なるほどね…
だから、ただものではない感じがするのね。

ともかく、ここで、
この女性は、日夜、
笛を吹き続けるのだ。
これからも。

「毎日、ご苦労様」

と声をかけてきた。



後日。


この場所を通ったら、
こんな感じで、となりにおじさんが座っていた。
おじさんは、となりに笛を吹く女性がいるなんて、
気がつきもしてないようだった。






しかし…銅像…
活躍しているね。




意外なところや、思いもかけないところで。
きっと、銅像は、
根強い人気があるのだと思う。

これからも、銅像ウォッチャーとして、
銅像を発見していきたいと思ったのだった。
きっとまだまだあるね、ひっそりと。





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2007年07月09日(月) 銅像は、いつも謎だらけだね…

今日は…銅像シリーズである。

銅像といえば、つい先日、
宮崎県高千穂町三田井のホテル「かなや」さんの
敷地から消えた高さ1.8メートル、重さ300キロの
「コノハナサクヤヒメ」のブロンズ像…

盗難ではなくて、大雨のために地盤がゆるんで、
もともとからあった地下約8メートルの井戸の中に、
台座ごとスッポリ落ちたということだったようですね。
一件落着ってことらしいです。
詳細は↓→ 「ブロンズ像盗難」
「盗難ではなく豪雨で陥没」

かなり、大騒ぎしてましたが、
私はニュースを聞いたとき、
銅像を盗む人がいるなんて…
正直、とても信じられなかったのだ。

銅像ウォッチャー(自称ね)の私からすると、
盗んでどうする…銅像を…
という思いでいっぱいになるのだ。


ちなみに、
「コノハナサクヤヒメ」のブロンズ像
制作費600万円だっていうから、
お金もかかるんですね、造るのにね。
でも、だからといって、
銅像を盗むなんて…
とても考えられないところだ。



なんて、他人の家の、
井戸に落ちた、銅像のことは
さておき…


銅像ウォッチャーの私が見つけた、
道ばたに人知れずたたずんでいる銅像、
何でこんなところにあるんだろう、と
疑問には思わずにおれようなような銅像たちを
今回も、紹介したいと思う。

銅像たちは、日夜ひっそりと頑張っている。
そんな頑張っている数多くの銅像の中から、
今回は、動物と一緒の銅像の紹介だ。



味がある!
わぁ、かわいい! 


と言いたいところだが、
苦しいが…
そうもいかないのだ。
いつも通り謎だらけだし…




まずは、これだ。

新宿のビルと神社などがある場所の細い脇道
(路上生活者も生活している道)にこれはある。
新宿の町中にこんな小道があるとは、思えない脇道である。

ちょっと薄暗い道で、木々が植えてあり、
涼しげな感じはするが、
夜歩いたら、怖い道だと思う。
その脇道にこの銅像はある…





巨大カタツムリに乗った子どもが
ラッパを吹いている。
カタツムリは全長
1メートル20センチくらいかな。
この子は、ラッパを、プフォーーなんて、
吹いているのかもしれない。



下からみると、こんなだった。
夜は、ライトが当たるようだ。




「なぜ、カタツムリ…か」

カタツムリに乗った少年の話…
なんてあったかな…
などと思いだそうとしたが、
絵本は相当読んでいるけど、
どうしても思い出せなかった。
ありましたっけかね?



さて、このカタツムリの先に、
今度は、こんな銅像がある。






そう、今度は、
イルカに乗った子どもだ。
イルカに手綱をつけて、
イルカを操っているようだ。




しかし、このイルカは、
ただのイルカではない。

とっても、
顔が怖いのだ。
ほらね。







なっ、
なにもこんな怖い顔のイルカに
しなくてもいいのではないか…
これは、ナマズイルカかっ、
などと、思わず叫んでしまった。



イルカのイメージをもっと
大切にしてもいいのではないか、
子どもとのバランスを考えても
いいのではないか、などとも思った。


しかし、
大切なことはそんなことではない。
カタツムリや怖いイルカに乗った子どもが、
なぜ、この新宿の脇道にいるか、だ。



なんのために、この場所に造ったんだろう…
(親しみや楽しさを演出するためか?)
いったい、誰がこの銅像を造ろうと
言い出したんだろう…
(新宿区が造ったのかな?)
全く謎、である。

でも、誰かが銅像を置こうと言いだし、
おお、そうだね、いいね銅像、と誰かが許可し、
そして、この小さな脇道に置かれたのは
確かなことである…


謎はともかく…
子どもとカタツムリとイルカは銅像に選ばれた。
この脇道でしっかりね…
と声をかけずにおれない。



さて、銅像と言えば、
実は、まだある。

しかも…ちょっと不思議な雰囲気を
醸し出している銅像が…
これまた…謎なんですけどね。
この続きはまた明日書きますね。





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2007年07月08日(日) わかる人にはわかるものたち…たぶんね。

今日は、ちょっと珍しいものたちの紹介だ。

よーくみると、
世の中は工夫だらけだと思う。
その工夫がいいか悪いかは別にして、
そして、それが役立つか役立たないかも
わかるかわからないかも別にして、
いろいろね。



まずは、これだ。

最初見つけたとき、思わず、

「何だろう…」

と立ち止まってしまった。
不思議なものがあるね。






そして、近寄ってみると、
木の切り株に似せたような、
傘立てだった。








たぶん…傘立てだと思う。
この傘立て全部に傘がささったら、
相当楽しい感じになるのじゃないか、
傘の枝みたいになるのかしらね、
などと、ひそかに思った。

ささったところを想像すると
楽しいが、傘がないと、
ちょっとまぬけで、不気味だね、
なんて思ったのだった。




さて、傘立てといえば、
こんなものもあった。


たぶん、これも、傘立てではないかと思う。
喫茶店の前にでーんと置いてあった。






じっーと見てみたが…






このあちこちにある
裂け目や割れがある形が正なのか、
はたまた割れてしまったけど、
そのまま使っているのか…
私には理解不能だった。



この裂け目や割れがあることが、
価値を高めているんですかね。
芸術的価値があるとか、なんとか…

謎が残ったけど、堂々としていたので、
こんなものなのだ、と思うことにした。
たぶん、わかる人にはわかるのだと思う。



さて、最後はこれだ。

ほぉ、凝ったバイクだね…
と近寄ってまじまじと見ると、
しっぽみたいのがついていた。






ほらね。






「悪魔みたいなしっぽだね…」
などと私は思ったのだった。
かっこいいんですかね…


このバイクの持ち主には
たまらない小道具なんだろうね。
いつもこのしっぽを磨いているのだと思う。
ピカピカだったもん。


きっとこのしっぽも、
わかる人にはわかるんだね、
たぶん…ね。




というわけで、
わかる人にはわかるものたちでした。
わかりましたか?





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2007年07月05日(木) 車イス犬、ハープの話し

私は、知らない小道や脇道を見つけて、
そこを歩くのが大好きで、大通りを避けて、
そんな道に入っていくことにしている。
このあたりは、小道や脇道だらけなので、
まだまだ入ったことのない通りもあるのだ。

先日、そんな小道を見つけて、

「おっ、この道はまだ歩いたことがないね」

などと思いながら、奥へずんずんと入っていくと、
こんな集まりのような光景を見つけた。





「あらっ、なんだろう…
 なんだか、犬さんが、
 カートみたいのに
 乗っているね…」




そう思い、近づいてみると、
やっぱり、
犬さんがこんなふうに、
カートに横座りに
なって乗っていた。







私は、思わず、声をかけた。

「歩けないんですか?」

すると、飼い主さんがこう教えてくれた。


「ええ、今年の4月6日に、この先の道路で、
 交通事故にあって、下半身不随になったんですよ。
 下半身が全く動かないんです」



詳しく聞いてみたら、息子さんと散歩している途中、
首輪が外れて、道路を横切り、その時に、
車にひかれてしまったということだった。
さらに、飼い主さんはこう教えてくれた。


「あのね、下半身に車がすっかり乗っかったので、
 下半身がつぶれてしまったんです。でも、幸い、
 下半身不随だけですんで、命は助かったのよ。
 でも、あと5センチ前のほうだったら即死だって、
 獣医さんに言われました。よく助かったって。
 この子の生命力に感謝しているんですよ。」



どうやら、不幸中の幸いだったらしい。


「まぁ、でもよかったですね、助かって…
 名前はなんて言うんですか?お年は?」
「ハープです、14歳です。
 もう長いこと飼っているので家族ですね」



ということで、私は、ハープと知り合いに
なるべく、喉のあたりをなでなでしたり、
ハープに話しかけたりした。

でも、ハープはやっぱり、
切なそうな顔をしていた。
「そうだよね…やっぱり辛いよね…」
そう感じた。


 



「でも、こうして外にでられるだけでも
 気分が違うでしょうね…」
「ええ、違うと思います。
 こうして散歩できることで、
 少しは気分が晴れると思うんですよ」



こんな話しをしていたら、飼い主さんが
こんなことを教えてくれた。


「実はね、今、お手製なんだけど、主人と、
 ハープ用の車イスをつくっているの。
 そんな大げさなものじゃないんだけど、下半身に
 取り付けて、動けるようにしてあげたいと思って。
 前足は大丈夫だからね。
 でね、昨晩のその車イスに乗せてみたの…」
「ええ、で、どうでしたか?」

「それが、ハープがとっても喜んでねぇ…
 自分で動けるものだから…
 自分で好きな処にいけないというのがいちばんの、
 ストレスだったから、嬉しいらしくて。
 でもね、まだ慣れてないから、
 前になかなか進めなくて、
 後ろに進んじゃうんだけどね。
 でも、これも、練習して慣れれば大丈夫だと思うの。
 とにかく、とっても嬉しそうだったわ…」

「ああ、よかったですね…
 室内で、うまく動けるようになったら、
 お外も散歩できますね」
「ええ、そうなの…
 まだ車イスは改良のよちがあるけど、
 これから、手直ししてもっと動きを良くして、
 部屋で練習させて、うまくできるようになったら、
 外も歩けるわね、楽しみだわ…」



ということで、ハープは今、
ハープを想う飼い主さんたちの手によって、
お手製車イスをつくってもらっている最中で、
その車イスがうまくできて、
うまく動けるようになったら、
外の散歩もできる可能性があるということだった。

「ああ、よかったね、ハープ。
 きっと、もう間もなく、お散歩できるぞ。
 そして、よかったね、
 飼い主さんに大切にされて」


私は、そうハープに声をかけて、
飼い主さんに教えてもらったお礼を言い、
さよならをした。

今度、ぜひ、ハープが車イスでお散歩している
姿を見てみたいと心から思ったのでした。
ハープのその姿をみたら、すぐに報告します。
この小道を覚えておかなくちゃね。





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2007年07月04日(水) ついに、おじさんに話しかけてみた…

さて、またまた、昨日からの続きです。


私は意を決して、
おじさんに声をかけてみることにした。
その前に、どうかけたらいいか、
もちろん、うーんと考えてね。

そして、思い切って
声をかけた。


「おじさん、こんにちは。
 もしかして、ゴミを拾ってくれてるの?
 助かります。」



すると、おじさんは、
驚いたような顔で私を見て、
そして、こう言った。


「ああぁ…まぁ…こっち側の方だけだけど…
 あっちの道路側の方はしてないよ。」

 (この場所は、変形三角地帯みたいになっていて、
  その一辺だけをやってるという)

「ああ、そうなの…ありがたいわ。
 ここね、先日、都にお願いして、ゴミ処理をして
 もらったばかりだったから。
 いっぱい棄てられていたでしょう、ゴミが…」

「うん、キレイになったよね…」
「そうなの、このままキレイでいてほしいよね。
 ところで、おじさん、そのゴミどこかに棄てるの?」 



などと、どさくさにまぎれて、
持っているゴミ袋のことを聞いた。
すると、おじさんは、こう言った。


「このゴミから、缶を取り出しているんだよ」
「ああ、缶を集めているんだ」
「そう、でも、残りのゴミはゴミ収集場所に
 ちゃんと棄てるよ」



ということで、このおじさんは、
この場所(変形三角地帯)の一辺のゴミだけを拾い、
どこからか拾ってきたゴミ袋の中から、缶を取り出し、
その後ゴミを分別し、他のゴミはちゃんと棄てていると、
いうことであった。

もしかしたら、あの「中国書法正傅」を
棄ててくれたのは、このおじさんかも知れない。

本当にその通りかどうか、わからなかったが、
深く追求しないことにした。
そして、おじさんに、


「ここにゴミを棄てる人は
 許せないですよね。
 おじさんが、ゴミを拾ってくれてよかったわ。
 どうもありがとうございます。」



と、お礼を言った。
おじさんは、うん、と頷いた。

おじさんが、どんな人で、何をしている人か、
正確なことは、わからなかったが、
話している雰囲気や、外見から、
悪いことをしそうな感じには見えなかった。
私は、自転車に乗って、この場を去った。



そして、後日。 
みたびこの場所に行ってみた。


この日、おじさんの姿はなかった。
(布団セットは置いてあった)
そこで、ぐるりとこの変形三角地帯を回ってみた。

すると、おじさんが言った通り、
この「中国書法正傅」の棄ててあった側の方には、
あまりゴミが落ちていなかった。
ちょっとはあったけど、でも少なかった。



確かに、ゴミはあまり
落ちてなかったけど…

でもね、
あの「中国書法正傅」が
棄ててあった場所の奥に、
今度は、大きな袋が2つあって、
その袋の中には缶が
いっぱいつまっていた…
おじさんが集めた缶だと思う。







おじさん、ここに集めた缶を
置いているんだね。
まとまったら、業者さんに売るんだろうな。


そして、私はこう理解した。
今まで、私は全く知らなかったが、
この場所は、おじさんの場所になっていたのだ。

だから、おじさんは、
この場所だけは、ゴミ拾いをしてキレイに保ち、
そして、この場所に集めた缶を置いているのだ。
傘などもぶら下がっているし、布団セットもあるし、
この場所(もしくは近く)で、
暮らしているのかもしれない…と。



事実はわからないけど、
ともかく、おじさんにこの場所を守ってもらい、
以前のように、ゴミ捨て場に
ならないようにしてもらいたい、そう思ったのだった。

「おじさん、この場所よろしくね」

私は、そう思ったのでした。
この場所は、これからも見続けて行きます。




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2007年07月03日(火) このおじさんは何をしているんだ?

さて、昨日からの続きです。


行動を起こそう!、と思ったけど、
もう少し観察を続けけることにした。
おじさんが、実際に何をしているかわからなかったからだ。

どうやら、このおじさんは、他の処から、
大きなゴミ袋を拾ってきて、そのゴミ袋の中身を
確認しているという感じだった。
そして、その見たゴミを、棄てるという感じでもなく、
ゴミを見ては、また大きな袋に入れる…という
作業を延々と繰り返してた。


こうやって観察している間に、
このおじさんは、
路上生活者かもしれない…と気がついた。
おじさんの前の方に、布団らしき荷物のようなものも
見えたからだ。



その布団セットがおじさんのものかどうか、
よくわからないけど、ともかく、
おじさんがゴミを見ている前方に布団セットはあった。
(何かに積んであるようだった)

しかし、このおじさん、服そうなどは、
かなりこざっぱりしていて、いたって普通の感じなのだ。
路上生活者のおじさんにはとても見えない。
しかし、やっている行為は、
どう見ても、ゴミあさりだ…







ふーむ…
このおじさんは、
いったい何者なのか…
何をしているのか…
ゴミを棄てていくおじさんなのか、
ゴミを拾ってくれるおじさんなのか?




謎は大きく膨れあがるばかりだった。
そして、隠れてじっと、
おじさんを観察しながら、

「これは、どうしたものか…。
 このおじさんをこのままにしておいて
 いいのか…
 私は、どうするべきか…」


などと、心の中で勝手に葛藤していた。
今どきは、怖い事件もあるし、それに、
何をしているのか、いっこうにわからないし。
しかし…このままにしてもおけまい…
(別にしてもいいんだけど…)



そして、決心した。
よーし、おじさんに
声をかけてみよう。




そう決めたはいいけど、
なんと声をかければいいのか…
変なことを言えば、怒られるかもしれない、
ゴミを投げつけられるかもしれない…
変な聞き方はできないぞ。



私は…考えた。
うーんと考えた。
そして、心を決めて、
おじさんの側に行った。
そして、声をかけた。



すると、おじさんは、
ビックリして私を見た…


この続きは明日書きますね。





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2007年07月02日(月) こっ、このおじさんは何者だっ?

6月27日分の日記で、ゴミのことで憤慨する記事を書いた。
そして、徹底抗戦しようということで、
私は、妙にやる気満々になっていた。
(詳細は→「悔しいから、徹底抗戦してやるぞ!」


そして、この後、自転車にゴミ拾いセットをつんで
この戦いの場に再度行ったのだ、勢い込んでね。



すると…
思いもしなかった、
意外な展開が
待っていたのだ。




今日は、その顛末です。

さて、私は、以前から使っている「ゴミ拾いセット」
あ、これね↓を自転車につんで、元気に出かけた。
このセットがあれば、ゴミは怖くないのだ。




よしっ、今日は、
あの無惨に棄ててあった「中国書法正傅」と
燃えるゴミくらいは、拾ってくるぞ、
と思いながらゴミ捨て現場に向かった。
そして、現場に着いた。



すると…

なんと…

「中国書法正傅」が
なくなっていたのだ。



これが以前の様子。
「中国書法正傅」が棄ててある。





それが、なくなっていた。
ほらね。





「あっ、なくなってる、
 中国書法正なんとか…が!」

 (傅が読めなかった。ふ、と読むらしいです)
 
私は、大急ぎで駆け寄り、よくよく確認してみると、
確かに「中国書法正傅」はなくなっていたが、
その変わりに、奥の方に、ビデオデッキなどの
家電製品が棄てられていた。
(写真ではちょっとわかりづらいけど)
それと、ペットボトルなどが。

真実はわからないが、どうやら誰かが、
あの「中国書法正傅」を処分してくれたのだ。
このあたりを見回ってくれる人が
私以外にも、確かにいるらしい。
そう思ってちょっと嬉しくなった。

じゃ、今日は、燃えないゴミを拾って帰ろう、と
思って、軍手をはめてゴミ袋を広げようとした。



その時だった!

なんと、私の前の方に、
大きなゴミ袋を持ったおじさんが
表れたのだ。



 
えっ、もしかして、
あのおじさんがこのあたりのゴミを
拾ってくれているありがたいおじさんなのか?
そう思って、私は、おじさんを見た。


しかし、
どうも様子が違う…


私は、おじさんに見つからない処に隠れて、
しばらくおじさんの様子を観察を
してみることにした。



私は、改めてじっくりとおじさんを見た。
すると、そのおじさんは、大きなゴミ袋の口をあけ、
ゴミ袋の中をかき回し始めた。
そして、なんとそのゴミ袋の中から、
ゴミを取りだし始めたのだ。





ちなみに、「中国書法正傅」が棄ててあったのは、
この写真の手前の方で、私が隠れているのも、
手前の方です。


さて、さらにおじさん観察を続けた。
すると、おじさんは、大きなゴミ袋から、
小さなゴミ袋を取り出しては、中を見て、
そして、見終わると、その小さなゴミ袋をまた、
大きなゴミ袋に戻して、
そしてまた、違う小さなゴミ袋の中を見て…
それを、何度も何度もくり返しているのだった。



こっ、このおじさんは、
いったい何者なんだ?
ここで、何をしているんだ?




私の疑問は大きく膨らんできた。
しかし、私は隠れて観察している立場だ。
今、出て行って、おじさんに
警戒心を持たれてもいけない。


しかし、このままにはしておけまい…
私は、かなり葛藤したが、
行動を起こすことにした。



この続きは明日書きますね。






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2007年07月01日(日) 違う街の…あららぁ、これは、なんだかね

私は、毎日、だいたい1日1万歩くらい歩くことを
目標(あくまで目標ね)にしているが、
日によってコースを変えている。

大きくわけると、
この近所のいつも歩いている
「いつもの5コース(A〜E)」の中からの選択か、
電車に乗り、その到着地から歩いて帰ってくる
「電車に乗って自由気ままコース」の2つである。

例えば、都電に乗って、降りたい駅で降りて、
そこから、てくてくと歩いて帰ってきたりするのだ。
このあたりには、都電の他、地下鉄3路線、バス、
JRもあるので、行く場所には困らないのだ。
つまり…気分次第…ってことなんですけどね。

そこで、この日は、地下鉄で中野まで行き、
そこから歩いて帰ってくることにした。
違う街に行くと、違う発見もあるし、
途中で楽しいお店や、おいしいケーキ屋さんもあるので、
なかなか楽しめるのだ。
それに、中野にはおいしいお総菜屋さんもあるしね。


で、今日は、
「電車に乗って自由気ままコース」でみつけた

「あららぁ…これはなんだかね」

などと、立ち止まってまじまじと見たものたち紹介だ。
なんとなく、気の毒というか、大丈夫かというか…
そんなちょっとしたものたちだ。



まずは、ちょっと笑ったのがこれだ。

商店街の八百屋さんの店頭でみつけた。
とうもろこしである。
山梨県産の甘いとうもろこし
1本238円(かなりお高め価格だね)
名前がすごい。





「甘々娘」だ。



高いはずだ…深い意味はないけど。
ともかく、ネーミングのすごさを感じる
大胆なとうもろこしであった。


本当に、甘いのか?
ともかく…
「甘々娘」…頑張ってもらいたい、
それなりに…




さて、次はこれだ。

「おっ、これはどんなだろうね…」

と思った、おしゃれなうどんやさんのメニューだ。
これがうどんやさんの入り口ね。




店頭にこんな看板があった。
「第一弾!!季節の新作うどん」
880円のメニューである。
ほら、これだ。







「温野菜と海老の
 トマトクリームつけうどん」だ。




この看板に書いてあることによると、
こんな感じのものらしい。


「新鮮野菜とトマトをじっくり煮込み
 生クリームと濃厚だし汁を合わせた
 和洋合作の斬新うどん」



ともかく、斬新うどんである。
私は、必死で想像力を働かせてみたが、
天ぷらうどん好きの私にとっては、
味も、出てくるものも、
想像がつかなかった…



おいしいのか?
斬新うどん。




きっと、斬新なうどんが好きな人には
たまらない一品に違いない。
うどんもおしゃれさんなのだ。
おしゃれさんでなくても、私はいいけどね…



さて、最後に出合ったのは
この小さなワンコだ。


スーパーマーケットの入り口につながれていた、
とてもかわいいワンコだ。
しかし、ただのかわいいワンコではない。





なんと、
着物を着ていた。
やや無理やりっぽく…




角度を違えてみてみると、こんな…
なんだか、かわいいような、
気の毒なような…








こんなかっこうだから、子どもも大人も
近寄ってきて、

「あ、着物着るっ」

などと、そばで大きな声をだしたり、
かなり乱暴になでられたり、
触られたりしているようだった。

私も、もちろん、近寄って、でも、
「こんにちは、着物を着てますねぇ…」
などと声をかけながら、やさしく、
喉の下をなでなですると、
この小さなワンコは、ぶるぶるとふるえていて、
私の方に体をすり寄せてきた。
どうやら、とても怖がっているようだった。


なんだか…
妙にかわいそうになってしまった。
きっとかわいがられているんだと思うけど、
私は、申し訳ないけどこう思った。


「ワンコに着物は似合わないね、
 襟足がちょっとね…」




そんなわけで、今日は、違う街でみつけた、
なんだかね…でした。
違う街は、やっぱり楽しいですね。





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