ひよ子の日記
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2004年06月18日(金) PEANUTS

スヌーピーの漫画には可愛いキャラクターがたくさん出てくる。多くのエピソードがあり、多くの名言も生まれた。その昔、テレビでスヌーピーを見て英語を勉強したこともあったけれど、勉強よりも何より中身が面白かったので繰り返し観ることができた。ミュージカル風にスヌーピーや仲間たちが踊り歌うストーリーもあれば、戦争について子供たちが学んでいくストーリーもあり。以下はライナスとチャーリー・ブラウンの会話の引用である。

Linus:Nothing goes on forever.All good things must come to an end...

Charlie:When do the good things start?

ライナス:何事も永遠に続かない。良いことには必ず終わりがやってくる。

チャーリー:‥‥良いことはいつ始まるんだい?

哲学的なライナスと楽観的なのか悲観的なのか分からないチャーリー・ブラウンの会話には、人生のわび・さびが含まれていることがしばしば。


2004年06月16日(水) 女子大生会計士の事件簿

1か月以上も前に予約して、今週ようやく図書館から借りることができました。タイトルは女子大生会計士の事件簿。主な登場人物は藤原萌実(もえみ)。彼女は全国最年少で公認会計士二次試験に合格し、今も現役の女子大生である。そして萌実の部下の柿本一麻は29歳の会計士補。二人が監査をする物語で、ケースごとの短編になっています。一体会計士とは何をする人ぞと思っていた私にとっても、分かりやすく、さらには会計士の仕事やしくみ、監査にまつわる様々な事件について知ることができて面白いです。

裏金づくりとその隠ぺい工作や株価操作、決算とテロリストの資金工面の謎‥などなど(というか、ここまでしかまだ読んでいない。)一つ一つが短く、さらにはちょっとしたミステリも楽しめるから、さらっと活字を読むには最適です。

そうかぁ、実際にこんな悪知恵を働かせて、お金をちょろまかしてる人々がいるんだなぁと実感。領収書がいかに大事な役割を果たしているか(証明にも裏金づくりにも)分かりました( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・

女子大生会計士の事件簿


2004年06月14日(月) どれだけの猫に出会うのか

昨日家庭教師にいく道すがら、猫の写真を撮っていた。結構猫がいるのだなぁと感動。私の勝手な法則だけれど、猫が元気にのんびり暮らしている町は、いい町だ!尾道にいったときも、猫がのんびり町の人と一緒に生きていた。しかし猫はたくさんいたものの、実際はフェンスの向こう側にいたり、人のうちの庭や玄関にいたりで、なかなか写真を撮れなかったので、たった3枚となってしまった。しかもそのうちの一枚は何が写っているのだかさっぱり分からん。ネッシーとか地球外生命体といっても通じるくらいだ。

携帯電話のカメラのみだったので、今度はデジカメを持って出かけようと思う。携帯電話を人のうちに向けていたり、しゃがんでフェンス越しに庭を撮っていると怪しまれるのだ。私が怪しいからではないはずだ。人のうちを覗き込んで携帯電話を向けていたら、誰でも怪しまれるはずなのだ!

やはり今度はちゃんとカメラを持っていって、必要ならば猫の写真撮らせて下さいと申し出よう。町の猫の写真を撮ることが趣味なんですと、聞かれてもいないのに饒舌になり、そしてさらに怪しまれる結果になったりして。


2004年06月13日(日) ..will get you in my pants.

知り合いの子というか、友達に大学の英語の宿題を教えているというか、家庭教師というか、なんていうかそういう感じのことをしているわけです。大学生の英語なのに、大学へ行っていない、さらには帰国子女でもない私が教えていいのかなと疑問を感じたりもしますが、その子もそのママも「まぁ良し」と仰って下さっているので良いかなと思っています。一番疑問なのは、大学の授業が、そんな私が教えられる様な授業内容で良いのだろうかということです。

ところで今日はその子の希望で、Avril Lavigneのdon't tell meの歌詞で勉強しました。一行ごとに英語を読んで日本語訳をして、どういう構造か分からないという箇所を解剖していきました。(ただし私も文法が苦手です。何法とか文法の名前を覚えていないのです。)

Don't think your charm and the fact that your arm is now around my neck..


という箇所が出てきました。まず英語を読んだ後、日本語で訳します。「あんたの魅力とか、今あたしの首に腕をまわしてることで‥」とここまできて、次の文をみてちょっとひるみました。

..will get you in my pants.


あたしのパンツに入って来れると思わないでよね。(あたしをモノにできると思うな)ひるみましたが、大きな声で言ってやった。言いました。なぜ大きな声で言う必要があるのかと疑問に思われるかもしれませんが、Don't tell meのCDを流しているから、小さい声では聞こえないのです。隣の部屋でくつろいでいるお父様お母様には、聞こえていないことを願いました。

「あんたが魅力的で、今首に手をまわしてるからって、あたしとやれると思わないでよね」かな?おかしいなと思う箇所があったら、教えていただけるとうれしいです。
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○Avril Lavigne オフィシャルサイト


2004年06月12日(土) 一生忘れないんだ、多分

去年の1月23日に突然目の前からいなくなった私の猫。(つまり死んでしまった)今でも思い出すと涙が出てくる。いつか涙が出なくなる日が来るかなぁと思うけど、6歳から24歳までずっと一緒に過ごしてきた猫だから、いないことがなんだか信じられない。そして1月23日のことを思い出すたび多分一生泣けちゃうんだ。でもそれでもいいや、と最近は思う。忘れることないや。泣いちゃ駄目だよと言い聞かせることもないや。もしこの先自然に泣かなくなる日が来たら、そしたらそれでいいんだ。でもあの子のことは一生忘れないんだ。

すごくすごく苦しんだ最期だったから、最期は泣き叫びながら「もういいよ、もういいよ。もうがんばんなくていいよ」って言ってた。「行かないで」と「もういいよ」がごちゃごちゃになってた。思い出したらまた涙が出てきた。ぐすん。あの子にとっては楽になれた瞬間だったんだ。分かってるけど、分かんないって思った。それから『最期に苦しんだことを忘れないでいたい』と私が思うのは、あの子には関係のないことで、私がわすれたくないだけだ。それでも私は、私の為だとしても、やっぱり忘れないでいたい。

大人しいあの子が、激しい痛みで私の腕に噛み付いたこと。「猫は体の内部の痛みを認識できないから、痛みを感じると外部の攻撃だと思う」泣きながら、昔本で読んだことを思い出していたこと。窓の外では雪が降っていて、白かったこと。窓を開けたら一瞬、ほんの一瞬だけ開ききった瞳孔が小さくなったこと。段ボールに入れて家と病院を往復したこと。ひざに抱えて点滴を打っている間の10分が長かったこと。病院の長椅子に座りながら、さよならを予感したこと。夜更かしの私をいつもベッドの上で待っていてくれたこと。外から帰ると玄関で待っていてくれたこと。かくれんぼをしたこと。私が同棲していた間からっぽだった、実家の私の部屋で、いつも寝ていたと聞かされたこと。網戸を開けて庭に出ていたのに気付かれずに、窓を閉められて鳴いていたこと。


数えきれないくらいのこと。

これから先二度と経験できないこと。

二度と経験できないから、そのときが大事だと分かったこと。
一つの命がこれほど大事なものだと分かったこと。

かわりはいない。誰のかわりもいない。みんなたったひとり。たった一匹。


だからずっと忘れないんだ、多分。
思い出しては一生泣くんだ。
そして思い出しては笑うんだ。
思い出しては懐かしむんだ。

画像は何か作ろうと思ったけれど、力つきたものです。
途中でやめるから、変です。(笑)ごめんよ。


2004年06月11日(金) The Alchemist

『The Alchemist』(記念すべき)第1回。

本を読む女 〜じゅりーのステキ日々〜 さんで紹介されていたのを拝見しました。とても面白そうだったので、図書館で借りて現在読書中です。じゅりーさんが書いているように、この本はとても有名みたいですね。読んでいてこの台詞すてきだなぁと思い、試しに検索に掛けてみたらQuoteを扱う多くのサイトにThe Alchemistからの引用文が紹介されていました。でも分かるなぁ、だって本当に深く考えさせてくれるような素敵な言葉でいっぱいだから!自分の進む道に迷いが生じた時に、背中を押してくれる強さはありません。こうしなさいと直接影響を与えるような押し付けがましさもありません。それなのに、物語全体が、少年が成長していく姿が、発せられる言葉一つ一つが、心に響いてきます。あんまり書くと嘘臭くなってしまいますが、心に引っ掛かる言葉がたくさんあって、それを噛み締めている間に「あ‥そうか」と何かを悟るような言葉がたくさん詰まっています。じんわりとしみてくるから、これほどまでに人の心に響くのかなぁ。


And, when you want something, all the universe conspires in helping you to achieve it.(P.23)


そしてお前が何かを望んだ時には、世界中の全ての事が、お前がそれを達成できるよう動くのだよ。

初めは羊飼いの少年と同じで、言葉の意味がよく掴めないこともあります。少年が羊飼いをやめて自分の運命に従い、予兆(サイン)を感じ取り、旅に出ます。旅に出るきっかけを作ってくれた老人の言葉すべてを少年は実感します。旅に出たことで、身を持って学ぶのです。それにつれて読み手のわたしも、老人が発した言葉の意味を真に理解していくのです。少年はこの台詞を道中何度か思い出しますが、思い出すたびに経験も加わって、より深く重みのある言葉となって少年にしみ込んでいきました。

本当に望めば、すべてのものが示し合わせたように、望んだ道を作り目的の地まで導いてくれる。それが予兆なんですね。予兆に気付くことができるかどうか、予兆を正しく読み取ることができるかどうかが大切なことだと思います。少年は一体どのようなdestinyに辿り着くのでしょうか?まだ半分までしか読んでいないので続きが楽しみです。

予兆を扱ったロマンティックな映画にセレンディピティがありますよね。最近(先月くらい?)観ていたので、思い出しました。この映画に出てくるサラは運命を信じるロマンティックな女性で、二人が出会うべくして出会ったのなら、このまま電話番号やフルネームを伝えなくてもいつか会えるはずだとニューヨークの町に消えてしまうのです。その直前に、一度は電話番号を渡す気になったものの、彼に電話番号を書いたメモを渡そうとした丁度その時車が通り過ぎ、その風がメモを連れ去ってしまったのです。サラはこれを予兆だと思ったわけです。「いまはその時ではない」と予兆が示したと思ったわけです。

少年も正しく予兆を読めなかったことで失敗したように、何でもかんでも予兆だと思えばいいってもんでもありませんよね。世界を見ると同時に、自分のことにも気を配っていなければ何も見えていないことと同じなのかもしれないと思いました。

アルケミスト/夢を信じた少年
アルケミスト洋書版
映画 セレンディピティ(2001)


2004年06月10日(木) 大どろぼうホッツェンプロッツ ふたたびあらわる

【大どろぼうホッツェンプロッツ】オトフリート・プロイスラー
柳泉堂▲本ノ乱読・積ン読さんで紹介されているのを見て、読んでみたくなり早速図書館からシリーズ3作を借りました。


禁じられたことには、おれは、かえって、二ばいもみりょくをかんずる。もちろん、おれは、このびんをあけてみる。(P.69)

大どろぼうホッツェンプロッツ ふたたびあらわる プロイスラー・作 中村浩三・訳

二作目でも大どろぼうホッツェンプロッツのずる賢さは相変わらずです。ただ大どろぼうホッツェンプロッツがずる賢いのか、巡査部長のディンペルモーザー氏が抜けているのかは分かりませんが。今回はおばあさんの作ったやきソーセージとザワークラウト(はっこうさせたしおづけキャベツ)を盗み(平らげて)逃走しました。

大どろぼうホッツェンプロッツ を捕まえないことにはおばあさんは二度とやきソーセージとザワークラウトを作らないと言いはじめました。やきソーセージとザワークラウトが大好きなカスパールとゼッペルは大どろぼうホッツェンプロッツを捕まえるべく今回も知恵を絞ります。彼等の知恵に対して大どろぼうホッツェンプロッツが放った名言を引用しました。腹を抱えて笑いました。

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大どろぼうホッツェンプロッツ


2004年06月09日(水) ホームページ再び

「色々あって」って便利な言葉ですね。とくに何かがあったって言うわけでもないのに、読む人はなんとなく何かがあったんだなぁと分かります。しかもそのなんとなく感じる「何か」でさえ、匂いというか雰囲気をつかむことが出来たりして。(はずれてる時もあるでしょうけれど)そんな「色々あって」が個人的に色々ありまして(笑)あ、これってかの有名なオトナ語かも。(かの有名なオトナ語はこちら

80%くらいは自分の気持ちの問題だったのですが、20%は少し疲れてしまった部分もありましてお休みしていました。それでも現実の世界のように、自分の人生の一部となっていてもう簡単に切り離せない(切り離したくない)おともだち関係をどうしても続けていきたくて、再びはじめようって思いました。これからはブログが思ったこと感じたこと本の感想を書き留める場所になって、読書メモ等はホームページの方に書こうと思っています。ちょっとした日記なんかもホームページのトップページに更新履歴として書き綴るようにする予定です。ホームページといっても、何もない場所ですがよかったら遊びにきて下さいね☆

コメントもトラックバックもしないブログなのに、毎日たくさん(私にとってはたくさん!!)の方が覗いて下さっていて、本当に嬉しいです\(^ ^)/ ばんざーい☆はじめは1日15人だったりひと桁だったりしたこともありました。それでもひと桁でも見て下さっている方がいるんだなって思うから、続けられました。これからもよろしくお願いします。


2004年06月08日(火) お買い物ごっこならず

昨日の疑問はまだ分からないまま、とりあえず読み進めています。

アメリカでは小学校で株の授業があると書いてあったのですが、本当でしょうか。自分が好きな会社を選ばせて、そこの株を買ったことにします。それで翌日から変動を見つつ勉強するらしいのです。面白そうだなぁと思いました。私もどっかの株を買ったことにして楽しもうかな。買った振りだから元本割れをしても痛くも痒くもないし、お金が儲からないことして何が楽しいんだと言う方もいるかもしれませんが、お買い物ごっこならず投資ごっこ?は本当のお金がかかってないので、いくらでも好きなことが出来るから(現実からかけ離れるほど)楽しいような気がします。(虚しさも残ったりして)

ただ買ったことにするのはいいけれど、いったい何をチェックすればいいんだ?東証?今日の終値?ちんぷんかんぷん?(゜_。)?(。_゜)?しかも面倒くさがりやな私、いちいちチェックするのが嫌になって、そのうち忘れそうな予感もしますが(笑)


2004年06月07日(月) 経済ってそういうことだったのか会議


組織そのものが一つの生き残りの組織学を持ってきますから(P.251) 


投資と消費の章で、政府が行う投資(例えば道路整備何か年計画など)のなかには、政府のプロジェクトに群がっている業界があって、その業界を潰さないために行われる投資もあると書かれていました。例として挙げられていたのはアクアラインで、つまり投資するものの価値よりも、投資することで業界が潤うことが目的になっている、そんな投資ですね。
そのために政府がある仕組みを作り、それが例えば「道路公団」であるわけですが、日本の限られた国土の中で道路を作ることを目的として組織されたものの、必要な道路を作り終えてしまいました。役目を終えた後でも道路公団を解散させることはできない理由として、上記に引用した部分が挙げられているんです。

そして生き残るために必要でない道路を作り出す‥と。それは分かったんですけれど、この引用部分の意味がよく分からなかったりして Σ(゚д゚lll)生き残りの組織学ってなんだろうと‥なんだろう‥

うぎゃー!時間がないよー、ってなわけでひとまず終了。


2004年06月06日(日) φ(^∇^ ) メモ 図書館で借りた本

大どろぼうホッツェンプロッツシリーズ3冊
(↑あるブログさんで紹介されていて読んでみたくなっちゃいました)

1は読み終えたので、後は2と3です。子供の本なのに夢中になって読みふけってしまいました。筋が通っていて内容もしっかりしているので、大人がよんでも物足りなさを感じることがないのかもしれません。

あとは
The Alchemist
経済概論II,III
経済ってそういうことだったのか会議
黒後家蜘蛛の会5

がちょっとずつ残ってます。
一度に同時進行しているので、なかなか終わらない(;^_^A


2004年06月05日(土) それはスマステと言うらしい(後日判明)

5がつ22にちに、久しぶりに民放を観た。ブロードウェイ特集で、香取慎吾と宮本亜門と数人出演している番組だった。名前が出てこないというより、知らなかったりする。日本人で初めて、しかも13歳の頃にロサンゼルスの舞台に立っていた少女の話。名前は忘れた。(文子さん、だったような気がする。)1920年代当時は日本人が排斥されていた時代で、表立って差別的にJAP.と呼ばれていた頃らしい。

そんな中で差別されながら練習を続ける13歳の少女は凄い。そしてその時代に、彼女の才能を評価し、舞台に立たせた先生も凄いと思った。時代に流されず、良いものは良いと言える強さは、簡単なようできっと難しいことだろうと思うから。特に2次世界対戦勃発前の、今よりもさらに世界同士が相容れることのない時代ではなおさらだ。

私の高校時代には、女子クラス特有の雰囲気の中で、好きなように振舞ってきたけれど、やはり浮いていたように感じる。変わってるねって言って、仲良く、普通に接してくれる子もいれば、やっぱり無視をしたり、わざわざ徒党を組んで悪口を言ったりする子もいた。別にどうでもよかったから、放っておいたら3年生の頃にはおさまっていたので、きっとばかばかしくなって止めたんだと思われる。その頂点にたって私を敵対視していた子は3年間同じクラス(クラスが成績順だったので、ほとんど入れ替わることはなかった)だったのだが、最後には話しかけてくるようになった。

そして『いままであまりはなしたことがなかったよね〜』と言っていた。君が無視していたんだろうが。と突っ込みたかったがやめておいた。とにかくそんな人に無視されたり悪口言われたからって、落ち込んだりしていたら勿体ないから、今悩んでいる人がいたら、気にしないで自分の好きなことを楽しんでほしいなぁと思う。好きなようにしていても、分かってくれる人は分かってくれるし、子供じゃあるまいし『無視しよう』と結束して無視する人なんて一部じゃないかなぁ。そんな訳の分からない集団に惑わされずに、ちゃんと自分の目で私を見てくれる子がクラスにはたくさんいたから。テレビの話からいつのまにか高校時代の話になっていたが、まぁいいや。

高校時代は初めはだるかったけれど、徐々に楽しくなっていった。それに今思えば、やりたいようにやっても責任(法律とは別)がなかったから、楽だったんだなぁと思う。何が言いたいかさっぱりだが、たとえ周りの人に何かを言われても自分がやりたいこと、夢中になること、楽しいことがあればそんなの気にならないんだってこと。無理に気にしないようにするわけでもなくて、本当に気にならないんだ。きっと13歳でJAP.と差別されていた文子さん(文子さんなのかな)もバレエを心底愛して、楽しんでいたのではないかなと思ったわけでした。


2004年06月03日(木) 「僕」と「ユキ」と「いるかホテル」

「ダンスダンスダンス」 村上春樹(著) 講談社文庫

この話に出てくる「ユキ」という女の子と同じ歳に、初めて村上春樹の小説に出会いました。ちょうど13歳で、ダンスダンスダンスを読んだ私はこの小説が大好きになりました。不思議な感覚と恐怖と分からないこと、共感できることいろいろな感情を持って読むことができました。初めて読んだときの驚きは覚えているけれど、具体的にどこでどういう感想を持ったとかは覚えていないのがちょっと残念。ただ「僕」と「ユキ」と「いるかホテル」と「キキ」と「羊男」などなど、登場人物が魅力的だと思いました。その中でもやっぱり同じ歳だった「ユキ」 のことは、少しだけ意識していたように思います。

私は学校が嫌いではありませんでしたが、すきでもありませんでした。行きたくない時に、どうして学校に行かなくてはならいのかが分からなかったからです。我慢できないときもありました。勉強だけなら自分でも(学校に行かずに)出来ると思っていました。休みたい時に休みはじめたのも、ちょうどこの小説に出会った頃だったかもしれません。(ちゃんと覚えてないけれど。)いささか偏った考えだというのは、今となっては理解できますが、あの頃は真剣に考えました。家庭学習。それから定時制高校。それからアメリカンスクール。どれも両親や担任の先生に却下されましたが。

ダンスダンスダンスを読むと、13歳の頃の私を少し思い出すことができるのです。作品の雰囲気と匂いがあの頃の私に結びついていて、周りの空気が13年前の空気に変わっていきます。セックスや大人の生活の描写、ユキと僕の関係に淡々と語られる様々なこと全てが、私に影響を与えてくれました。それは今でも影響を与え続けているものだと、私は思っています。小さな頃に出会ったものは、長く自分に関わってくるものだと、そう思いました。


2004年06月02日(水) 飛び散らし、立てこもる弟

洗面所が臭い!危険な香りがするから、顔をしかめつつ臭いのもとを突き止めるべく鼻をふんふんさせた。これか!これじゃない。これ‥じゃないな。これか!これは危険度200%‥と思ったら、危険なのは見た目だけか。むむっ?!これは‥トイレのマットだ。くんくんくんくん。うわっ!くっせぇ!これだ!!これは臭い。アンモニア臭がするではないか。我が家には今動物がいないから、犯人は人間だ。つまり、弟だ。全然論理的ではないが、絶対そうだ。絶対絶対そうだ!二十歳にもなって飛び散らすなっ(゛ `-´)/ コラッ!!

この間は飲み過ぎてトイレに立て込もって、3時間ほど出てこなかったし。でもよっぱらってトイレで亡くなられた方を知っているので、危険だと思いドアをダンダンダンダン叩きまくったにもかかわらず返事がない。母とちょっと焦っていたら、中からいびきが聞こえた。アンポンタン!酔っ払いめ!翌日はみごとに記憶を喪失しておられました。

そんな彼も最近読書に目覚めたらしい。「推理小説を貸しやがれ!なんでもいいからとっとと貸しな!」と脅されて、何もいわずに『アクロイド殺人事件』を差し出してやった私は偉大だ。(そして果てしなく優しいと思う。しかし自分でいうので、優しさ半減)思った通り読了後、「おもしれーじゃないか、コノヤロウ!びっくりさせやがって」とお褒めを預かりました。

注意:弟に関する表現(台詞)が一部誇張されています。


ひよ子

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