2024年10月31日(木) |
病気の9割は歩くだけで治る! / 長尾 和宏 |
内容紹介 現代病の大半は、歩かないことが原因だった! 歩けば歩くほど、生活習慣病、認知症、うつ病、がんなどが改善することを、健康になる歩き方とともに紹介する。
現代病の大半は、歩かないことが原因だった。
歩くと寿命が延びる。
医者に払う金があるなら、靴に使え!
誰しもいつかは体のどこかにガタがくる。 それでも、歩ける範囲で歩けばいい。 サポーター、コルセット、足底板、手すり、誰かの手・・・・。 支えになるものを上手に活用しよう。 歩けなくても移動することまであきらめないで。
2024年10月26日(土) |
70歳からの人生相談 / 毒蝮三太夫 |
作品情報 迷ったら、マムシに聞け!年を取ってもハッピーに生きていくためにはどうするべきか? 高齢者の「ご意見番的存在」毒蝮三太夫さんが贈るアドバイスの数々。 第一章 高齢者だって悩んでいる 第二章 親に悩まされている子供たち 第三章 介護で苦しまないための心得 第四章 高齢の親との上手な付き合い方 第五章 やがて訪れる「死」とどう向き合うか 第六章 マムシ流 愛される年寄りになる12の極意
まず相談者の苦労を労っておられるのがいい
多くの人を見てきて言えるのは、親の面倒を見た人は、いい年寄りになれるってことだ。とくに介護で苦労した人は、そのあといい人生を歩める。俺はそう思ってるし、やっぱりそうだと思いたい。
夏目 鏡子/述
松岡 譲/筆録
筆録したのは 松岡譲 漱石の長女である筆子の夫
漱石の没後10年に出されたもの
この頃の妻とは夫に従順であるべしという風潮だったようだが、妻鏡子は時にありのままを口にすることもあって悪妻と言われることもあったようだ。 だが、イギリス留学から帰ってからの漱石にはいまでいうモラハラや神経衰弱によるDVもあって、鏡子はなかなかに苦労している。
2024年10月17日(木) |
板上に咲く MUNAKATA:Beyond Van Gogh / 原田 マハ |
1924年、画家ゴッホへの憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。しかし、絵を教えてくれる師も、画材を買うお金もなく…。棟方と苦楽を共にし世界の棟方になるよう支えた妻・チヤの無尽の愛と激動の時代を描くアート小説。
ゴッホに憧れて、ゴッホになりたいと願っている自分は、ゴッホが憧れて、ゴッホがなりたいと願った日本人だ。そしていま、ゴッホが勉強して勉強して勉強しきった木版画の道へ進もうと、その入り口に立っている。
2024年10月12日(土) |
漱石の妻 / 鳥越 碧 |
悪妻として知られる夏目漱石の妻・鏡子。潔癖症の漱石と、おおらかだが大雑把な鏡子の夫婦生活は、船出から食い違い、英国留学を経て重度の神経症を得た漱石との暮らしは大波に揺れる。鏡子はなぜ悪妻と呼ばれたのか?二人はどうして別れなかったのか?余人には窺い知れない夫婦の絆を妻の視点で描く。
どこが悪妻なのか?
確かにこの頃の 夫の言いなりの妻ではないけれど、漱石ひとりを愛し共に生きた同志のような妻ではないか。 あれだけの立派な作家を支えたすばらしい妻だったと思う。
2024年10月05日(土) |
アミダサマ / 沼田 まほかる |
幼子の名はミハル。 産廃処理場に放置された冷蔵庫から発見された、物言わぬ美少女。彼女が寺に身を寄せるようになってから、集落には凶事が発生し、邪気に蝕まれていく。猫の死。そして愛する母の死。冥界に旅立つ者を引き止めるため、ミハルは祈る。「アミダサマ!」-。 その夜、愛し愛された者が少女に導かれ、交錯する。恐怖と感動が一度に押し寄せる、ホラーサスペンスの傑作
ミハルを発見したのはコエによって呼ばれた工藤悠人と住職の浄鑑。
浄鑑の母 千賀子はだんだんミハルに執着していくようになる。
読み終えて思うのは結局、ミハルは何者だったのか。
ほとけの世界は私には難しい。
|