「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!!著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。「巻末お楽しみ対談」ではもう一度、全身が笑いのツボと化します。描き下ろしカラーイラストつき。

　


　高校2年のとき、体育館でピアノ調律師に会った。


その調律師が叩き出す音からは森の匂いがした。
その人が鍵盤をいくつか叩くと、蓋の開いた森から、また木々の揺れる匂いがした。


ピアノを見たことはあっても、触ったこともなかった一人の高校生が調律師になりたいと思い、不器用ながらも成長していく物語。


特別に耳がいいわけでも、手先が器用なわけでも、音楽の素養があるわけでもない。何かに恵まれているわけではない。何も持っていない。ただ、あの黒くて大きな楽器に魅せられてここにいる。


　ピアノを弾けたらなぁと想わせる　静かな感動を覚える読後感。

　変態だ
僕のスター
永いおあずけ
リンガ応報
話題にもならなかった映画

表紙絵と扉絵がよかったから　借りてみたけれど、全編　S　とか　M　とか野外プレイとかの変態物語。

　

　弥生という資産家の老女が、高級老人ホームで殺害されているのが見つかった。いつもお金をせびっている孫の犯行なのか？そこに生き別れたもう一人の孫という男が名乗りでる。詐欺事件や弁護士の謎の事故死が、複雑に絡まりはじめ――。関東大震災、東京大空襲を生き延び、焦土の中、女ひとりでヤミ市でのし上がり、冷徹な金貸しとなった弥生の人生の結末とは。骨太ミステリーの傑作長編。


フリーライター　木部美智子　が登場。
警察より早く、事件の真相を見つけるのはすごい。

　

　妻の乙美を亡くして生きる気力を失っていた良平のもとに、夫の不倫で結婚生活が破たんし、離婚を決意した娘の百合子が戻ってきた。

　そして、そんな2人の前に、派手な服を着た不思議な少女・井本（イモ）が現れる。イモは、乙美から頼まれていた四十九日までの家事を引き受けにやってきたと言い、乙美が残したというレシピの存在を伝えると言うのだ。

　シルバーアーツ福祉村は、選ばれた方のみをご入村者として受け入れることを目指し、「完全紹介制」を原則に運営しております。同時に、ご入村者様の穏やかで幸せな日々の暮らしを保つため、「所在地非公開」を基本ルールとして皆様と共有いたしております。
ご入村につきましては、会員様または会員ご家族様からのご紹介、ないしは福祉関係者様のご紹介がない場合は照会・見学等も含めてお断りさせていただいております。
また、ご入村につきましては、審査のうえでお断りさせていただく場合がございます。何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。


↑　こんなアルツ村に、夫のDVから逃げてきた明日香が紛れ込んだ

最後のどんでん返しが面白すぎる。
明日香がレビー小体型認知症患者だったのだ。


それにしても、いま北海道では中国人による土地の買い占めが進んでいると読んだことがある。
この物語のような中国によるいろいろな研究が実際に行われているかもしれないと、強い不安を感じる。





追記
感情失禁ーー心の持ちようをコントロールできず、小さな刺激で泣いたり笑ったりするなど感情が激しく変化する状態だ。これもまた脳血管性認知症の特徴の一つでもあった。