2021年11月27日(土) |
道路を渡れない老人たち |
リハビリ専門ディサービスリタポンテ代表 神戸利文
理学療法士 上村理絵
リハビリ難民200万人を見捨てる日本 「寝たきり老人」はこうしてつくられる
寝たきりというか寝かせきり という現実
医療と介護が連絡をとりあわないための現実
私の経験
私は人口膝関節置換術後、想定外の突発性膝血腫で苦しんだ。 歩きたくても歩けない。 整形外科のリハビリは術後3か月と決められていて、その後もリハビリを受けたければ自費となる。 そんな時 手術した病院と提携するリハビリ特化型ディサービスを知った。 自費なら月額約2万円、介護保険を使えば1割負担で済む。 歩けないんだからということで包括支援センターに話して介護認定を受けることにした。 判定は要支援2ということで、介護保険を使えるけれど、それにはかかりつけの整形外科と内科の医師の承認がいった。 整形外科の医師は快く診断書を書いてくれたが、内科医は 「あんたの状態は整形外科のリハビリであって、介護保険を使ってのリハビリは可笑しい。私なら90%認めません」と言った。 結果としては承認してくれたけれど、結局こういうことなんだ。 内科医だからリハビリの必要性を深く理解していないというのか、私にはよくわからないけれど結局、患者の立場にはなってくれないということか。
2021年11月22日(月) |
つまらない住宅地のすべての家 / 津村 記久子 |
つまらない住宅地のすべての家に住む登場人物が多く、話の内容がなかなか理解できなくて、何度も最初のページの配置図を見る。
横領の罪で服役していた日置昭子が登場するくらいになって、ようやく全体像が見えてきた。
2021年11月13日(土) |
縫いながら紡ぎながら |
アニエス・マルタン・リュガン 作 徳山素子 訳
フランスの純愛小説、日本初上陸。 クチュリエ(ファッションブランドのデザイン・製作・宣伝の総責任者)になりたいという子どもの頃からの夢をあきらめ、趣味で洋服を作り続けていたひとりの女性が、とあるきっかけから、パリでクチュリエの教育を受けることを決意する。家族の反対にあいながらも、夢と向き合おうとする彼女が入り込んだのは、パリの中でもかなり特殊な「美」の世界だった。保守的なブルジョワ的価値観の中で、自分の意志で何も選ばず生きてきた彼女が、「毒」といえるほどに圧倒的な影響力を持つ人物との関係に魅了され、また彼らの心の奥底に潜む闇に触れながら、時に苦しみ、自らの中の逡巡と戦いながら、自分の本当に求めているものを選び取り、手に入れていこうとする女性に変わっていく様を描く。著者は、デビューから5年で累計300万部を売り上げ、34か国語に翻訳されているフランスでは人気作家TOP10常連の大人気女性作家。
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主人公はイリス。 夫で医師のピーター。 絶対的な影響力のあるマルト。 そして運命の出会いだったガブリエル。
2021年11月04日(木) |
死にゆく人にあなたができること / 鈴木 秀子 |
聖心会シスター
死は誰もが経験することで特別なことではない 死は怖いものではない、恐れることはない 人は命を創りだすことはできない 人は大いなる存在と呼ぶべきものに生かされている 人にはそれぞれ生きる使命があり、それが終わると死を迎える 人生に無駄なことはない、苦しみにも意味がある 死があるからこそ生は輝き、生きる価値がある 死にざまは、その人の生きざまそのもの 人は孤独ではない すべては一つにつながっている 死は終わりではなく、生の続きである 死の間際、苦しそうに見えても本人の魂は至福のときを味わっている 魂も死後の世界も存在する 死ぬときは親しい人があの世から迎えに来てくれる 死によって、自分のすべては許され、受け入れられ、癒される この世も、あの世も、もっとも大切なのは愛である 死は、その人にとっていちばん良いときに訪れる
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