読書記録

2013年10月10日(木) 死ぬときに人はどうなる10の質問         大津秀一




あなたは考えたことがありますか?

⑴ 死を語るあなたは何者ですか?
  ━こういう人間です。

⑵ 死ぬときに人はどうなりますか?
  ━こうなります。

⑶ 人はどんな風に思って死んでいくのでしょうか?
  ━迷いながら、受け入れて、です。

⑷ 人は死期を悟るのでしょうか?
  ━おそらく、そうだと思います。

⑸ 健康に気をつかっていれば死ににくいですか?
  ━そんなことはありません。残念ながら。

⑹ なぜ死を見つめることが必要なのですか?
  ━人間は意外に楽観主義だからです。

⑺ 死後の世界について言い切らないのはなぜですか?
  ━死後の世界も、人それぞれだから、です。

⑻ 孤独死は不幸でしょうか?
  ━必ずしもそうではないと思います。

⑼ 死とは不幸ですか?  死ななければ幸福ですか?
  ━物質的な成功では死を乗り越えがたいのは事実です。

⑽ 死をも左右する力を手に入れた人間は、本当に偉いのでしょうか?
  ━偉くもあり、愚かでもあります。



まとめよう。幸福も不幸も、全て人の心の中にあるものである。
また人の心のフィルターは見事に人によって異なっている。自分の心の様々な特性を知り、コントロールすることが出来れば、「死」もまた違った姿で皆さんの前に現れるだろう。

多くの死を見届けてきた緩和医療医ならではの本物のメッセージだと思って読んだ。
折しも、きょうは義父の祥月命日。


主人と私の4人の親の死を見てきたから、いつか来る私のその日のためにしっかりと『死』のコントロールが出来るようになりたいものだ。










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fuu [MAIL]