読書記録

2010年08月03日(火) 死ぬときに後悔すること25        大津秀一



1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた。

1、健康を大切にしなかったこと
2、たばこを止めなかったこと
3、生前の意思を示さなかったこと
4、治療の意味を見失ってしまったこと
5、自分のやりたいことをやらなかったこと
6、夢をかなえられなかったこと
7、悪事に手を染めたこと
8、感情に振り回された一生を過ごしたこと
9、他人に優しくしなかったこと
10、自分が一番と信じて疑わなかったこと
11、遺産をどうするかを決めなかったこと
12、自分の葬儀を考えなかったこと
13、故郷に帰らなかったこと
14、美味しいものを食べておかなかったこと
15、仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16、行きたい場所に旅行しなかったこと
17、会いたい人に会っておかなかったこと
18、記憶に残る恋愛をしなかったこと
19、結婚をしなかったこと
20、子供を育てなかったこと
21、子供を結婚させなかったこと
22、自分の生きた証を残さなかったこと
23、生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24、神仏の教えを知らなかったこと
25、愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと


これはタイトルに引かれて読んだ本だが、終末期医療の専門医が書いた本というのでかなり期待をもって読んだ。
死期が近づいた人、死期を悟った人がどのようなことを考えるのだろうかと。
そして この本の作者である大津先生は尊厳死受容医師だそうだ。
私はかなり前から尊厳死というか本音としたら安楽死にかなり関心をもっている。
尊厳死と安楽死の違いも理解しているし、そして日本尊厳死協会にも入会している。
私が将来 死の床についたときどんなことで後悔するのかは分からないけれど、5番目の項目意外は概ねギリギリの合格点だろうと思っている。
ただ子供のことだけは気がかりではある。
だがこれも心配しだしたらキリのないことゆえに後は遺された人生、せいぜい悔いのないように生きていくことだろうと考えている。
せめて三日往生、願わくばコロリ往生といきたいものである。









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