皆様からご相談を頂く中で、私からの言葉としていつもと言ってよいくらい、ご自身の目標に向かって自分磨きを・・・というアドバイスをお送りさせて頂く事がございます。 ただそのお返事にて、皆様より「何をしたら、どうすれば自分磨きができますか」というお言葉を頂く事も沢山ございます。 いきなりそんな事を言われても・・・、と感じる方も多くいらっしゃるかと思いますが、お仕事や趣味など、毎日の何気ない事をコツコツと積み重ねて頂く事が、自分を輝かせる事に繋がっていく流れがございます。 それでも、「趣味や好きな事、何を習ってよいのかわかりません」とご相談を頂く事もございます。そんな時には、お仕事もしかり、例えば筋トレやスポーツなど。女性の場合には、茶道や華道・・・といったものをお勧め致しております。 どうして上記の事を勧めるのかについてですが、まず、筋トレやスポーツに関して言えば、汗を流したり体を動かすという行為は、霊障を遠ざける効果がございます。スポーツをしている状況は、「元気にハツラツと」という言葉が似合いますが、例えば暗い場所から明るい場所に行くと目がくらんでしまうように、マイナスで暗い波長を持った霊にとっては、人間のハツラツとした姿にプラスのエネルギーを感じ近づき難い面がございます。 また、忙しくてジムにも行けないしスポーツも出来そうにない・・・、という方も沢山いらっしゃるかと思います。そのような場合、体を動かす事について、例えば毎日家の周りを軽く散歩される、通勤・通学で最寄りの駅やバス停よりも一つ隣の場所まで歩いてみる。家の中で簡単にストレッチをするだけでも、とても大きな効果があると言えます。 そして、女性に茶道や華道をお勧めする事について。こちらについては、すでに文章が長くなってしまった面もございますので、また次回の便りにてお伝えさせて頂きたいと思います。
2008年03月23日(日) |
水の滴り(したたり) |
「水の滴りによって石も穴をあけられる。 このように道を学ぶ人は、その道を求め 続けるようにしなければならない」
今回もまた、中国の古典のお言葉を皆様にお送りしたいと思いますが、前回と同じように、「継続は力」の意味が込められた言葉となります。
もし、「水の滴りで石に穴をあけられるか?」と聞かれたなら、誰もが「無理・不可能」といった事を感じるかと思います。実際、数滴の水では石に穴を開ける事は不可能ですが、何年・年十年という月日をかける事により段々とへこみ、やがては貫通する穴をあける事ができます。 鍾乳石はその逆とも言えるでしょう。ミネラル分を含んだ水が滴り落ち、長い年月を経て石になって行きます。
上記の話のように、何か物事を始められ、その道を進んでいく事を決めた際、簡単には逃げたり投げ出してしまわずに、頑張りを続けられた先に求める結果や結論がある。そのような戒めや理が込められた言葉となります。
お仕事や趣味における自分が進む道、恋愛やご家族内での問題など、自分が叶えたい願いや夢に対して、時として「無理なんじゃないか、可能性はないのでは・・・」と、マイナスに考えてしまう事があるかもしれません。 そんな時こそ気持ちを強く保ち、どんな状況を歩む道においても、必ず訪れる試練を乗り越える事が大切なポイントとなって参ります。
皆様からメールを頂く中でも、時として挫けてしまいそうなお言葉を頂く事がございますが、前回の便りとあわせて、そんな時に心の支えとなる一言になれば嬉しく思います。
「自分自身を練磨するには、 繰り返し鍛える金属のようにすべきである。 速成したのでは深い修養とはならない。」 上記は、中国の古典にある言葉の一つとなります。 突然はございますが、皆様は刀(日本刀)の作り方をご存知でしょうか。本当に普通の石ころにも見える鋼と、錆びた古鉄などを材料として作っていくのですが、上記の言葉にもある「繰り返し鍛える金属」という表現のように、その材料を何度も何度も熱い火の中にいれては金づちで叩いて薄く細長くしていき、やがては刀へと形を変えていきます。 いつも皆様へのアドバイスとして、「自分磨き」という言葉をお送りしておりますが、お仕事や趣味などにおいて目標を持ち修練を重ねる。自分磨きを頑張る過程では、刀作りのように何度も何度も、同じ事を繰り返さなければならない状況もある事でしょう。 しかし、今回の言葉の真意でもあるように、そのような積み重ねこそが自分自身の修練や鍛錬に繋がっていく。最初は石ころに見える鋼や錆びた鉄であった刀の材料も、練磨を重ねる事によって銀色に光輝く刀へと生まれ変わるように、皆様自身におきましても、同じように日々の精進と努力を重ねる事で、人としての輝きを放つ存在へと変わっていける力がございます。 よく言われるものとして、「継続は力なり」という言葉もございますが、頑張りを続ける大切さ。そして、物事の修練に決して近道は無く、日々の積み重ねがとても大事になって参ります。 今、皆様が頑張っている事に対して、1日も早い結果や、願いが叶う事を望まれる部分があるかもしれませんが、コツコツと積み重ねる大切さを改めて感じて頂けたなら幸いに思います。
「失敗は、それが失敗だと分かった成功である」
「発明王」の名で知られる、かの有名なトーマス・エジソンは、上記のような言葉を残しております。 生涯で、約1300もの発明をしたエジソンですが、その成功の裏では数え切れない程の失敗があった事も言われています。それでも、失敗に挫けず努力し続けた事を表した言葉として、「1%のひらめきと99%の努力」という、とても力強い言葉も残されております。
さて、私達も毎日の中での失敗は本当につきものです。 仕事や日常生活でのミスや失敗、会社の上司や部下、友人、恋愛などにおける人との関係においても、「もっとああすれば良かった、こうしておけば良かった」、と思う事は沢山あるかと思います。その度に、自分の失敗を嘆いてしまう事もあれば、気持ちが落ち込んでしまい、「また次を頑張ろう」と思うまで時間がかかってしまう状況もある事でしょう。
しかし、そんな失敗があったとしても、それを失敗だと理解し気づく事ができたなら、それ自体が大きな成功である・・・。という意味を含んだ言葉となります。
何か行動やアクションを起こした際、誰でも失敗はしたくないものです。しかし失敗するからこそ、次には同じ事を繰り返さないように学び成功に一歩近づく。歩みを前に進められる状況がございます。
「失敗は成功の母」という言葉もあるように、例え失敗してしまったとしても、それも成功の一つであると前向きに捉えられ、これからの皆様の精進や成長に繋げて頂ければ幸いです。
「人生には二つの目標がある。 一つは自分のほしいものを手に入れる事。 もう一つは手に入れたものを楽しむ事である。 最も利口な人のみが、第二の目標を達成する 事ができる。」 この言葉は、アメリカ人のローガン・バーサル・スミスという、随筆家(エッセイスト)の言葉となります。 いつも皆様に、「人生における自分自身の目標を持って下さい」という事をお伝え致しておりますが、その目標にも種類がございます。 まず一つ目は、自分の欲しいものを手に入れたり、努力を重ねて願いを叶える事。もう一つは、手に入れたものや叶った願いをどのように活用し、楽しむのかという事です。 例えば、希望の大学に向けて受験勉強をし見事合格する事ができました。ここで一つ目の目標はクリアですが、大学に入ってから何を勉強したいのかを決めていないと、目標を見失い遊ぶ事なども多くなってしまうでしょう。 お仕事も同じ・・・。自分の思い通りに仕事をさせてもらう事は、なかなか難しい面があるかもしれませんが、会社に入ってから自分が何をしたいのかが分からないと、毎日がただ過ぎてしまうだけになり、お仕事もつまらなく感じてしまうものです。 反対に、「大学に入ったら○○を勉強したい。スポーツに打ち込んで大会で優勝」。「この会社に入って営業で一番になりたい。多くの企画を出しプロジェクトリーダーとして活躍したい」など、一つ目の目標を達成した後に、さらにその場所で自分が何をしたり、どのように活かして楽しみを得られるようにするのかを考えられる。 一つ目の目標を達成する事も、もちろん大切ではございますが、それ以上に、自分が叶えた夢や手に入れたものを、さらにどう活用していくのかが、とても大きなポイントとなって参ります。 「なりたい仕事に就けた。希望の学校に受かった。車を買った。○○の資格・免許を取った・・・。」 上記のように、一つ目の目標を達成するだけでもとても大変な努力が必要となり、その結果ももちろん素晴らしいものです。しかし、次の目標が明確で無いと、せっかく手に入れたものや状況に対して、「こんなハズじゃなかった、自分の考えと違っていた・・・」という、思わぬ結果に繋がってしまう危うさもございます。
皆様におきましては、目標を達成する過程において、それを手に入れた後にどのように楽しみ、また次の目標に繋げて行くのか。 上手な楽しみ方や活かし方、活用する事の大切さが伝わる事を願い、毎日の充実や日々の成長に繋げて頂ければ嬉しく思います。
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