日曜日に一人で映画観に行ったり色々こまごましたものを買いに行こうと思ってたのに、雨かー。やだやだ。
でも1日は映画千円だからさ…行くよ。 いや、そういって当日面倒くさくなってやめる時が多々あるのだ、私。
恩田陸ブームが今自分に来ています。「夜のピクニック」を読んでから。 「三月は深き紅の淵を」がすっごい面白かったー!! なんか恩田さんは本当に本が好きなんだなぁって思ってかなり嬉しくなった。作家なんだから当たり前だろって感じだろうけど、その愛情がガッツリと伝わる本っていうのはなかなか出逢えないような気がします。
なんかすっごいニヤけちゃった言葉がね、あるんだ。
「生まれて初めて開いた絵本から順番に、自分が今まで読んできた本を全部見られたらなぁ、って思うことありませんか?(中略)学校の図書館はカードだったから、時々いたな、好きな子の名前を探して、あとを追って読んでる子。」
これ、本好きな主人公が話してる言葉なんだけど、本当に心からそう思う。完璧な本棚ってないよね。絶対捨てるか売るかなんかするもん。 で、後半の、「好きな子の名前を探して、あとを追って読んでる子」っていうのはまさしく私(笑)恥ずかしーーー。
多分小学生の頃。図書室で。私の場合はカードではなく、代本板でした。自分が何借りてるか記録してる紙を貼り付けた板。それを本棚に入れとくんだけど、好きな子の見つけたらちょっと何読んでるのか気になっちゃって見たりね。んで、後でその本を借りて読むのさ(笑)ストーカーかよ! そのおかげで、伝記は結構読みました。 そう、彼は歴史とかが好きだったのだと思う。豊臣秀吉やら伊達政宗やら。
そんな酸っぱい思い出が蘇って、なんかもう、キャーキャーやめてーって感じ。でも、「時々いたな」ってことは私だけじゃなかった。ああよかった。
てなわけで、なんかもう読者心をうまく掴んでるなぁと思った。 トリコだわ。何でもっと早く読まなかったんだろうこの人の本。バカ。
今年は、結構たくさん本を読んでるからか、「この作家の本に出逢ってよかった」と思うことがあって、いい年だ。 今は寝るより本を読んでいたい。
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