++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2006年11月30日(木) いけるところまで。

シブトイというかなんというか。

どん底まで凹んでも多分どこかで諦めきれない。
未練がましい。
キレイな生き方はできない性質だろうな と思う。

対人関係で言えば 完全にダメだとわかったら
追いかけない。
これは面白いと言えば面白いなと。

間違ってもストーカーになることはないと断言できる。
引きずるにしても嫌がる人に縋り付くのは
なけなしのプライドが絶対に許さない。
この辺は気の強いところ。負けん気なところ。


変なところでバカがつくお人好しの浪花節だけど
変なところで醒めた冷たい部分がある。



この一週間は特に心底疲れた。

それでも仕事関係では有り難いことに色々なところから
声をかけて貰えてる。
これは自分でもなんだか嘘みたい・・と思う。
多分 今までで一番仕事が詰まってる状態。
リアルな知人の方からも これからの仕事の幅の
広がる話を打診された。
これがうまくいけば仕事面でかなりのプラスになると思う。

もどかしいのはそんなときに限って
子供たちが不安定になるってこと。
集中したい時にできない。

それでも考えたら当然なのかもしれない。
仕事に集中すればその分 子供たちとの時間が減ることになる。
今のわたしの体調だと昔ほどの無理ができないので
尚更 寂しい思いをさせてしまうのかもしれないと思う。


それにわたし自身だってもう限界値の針は振り切れてる。
この週末何とか少し休みたいと それだけを思って此処まで。


休もうとする前にはいつも普通以上の負荷が課せられる。
ジンクス・・といってしまいたくないけど
認めざるを得ないくらいにいつも何かしらある。

まるでカミサマがこれを乗り越えれたら少し休むことを
許そう とでも言ってるみたい。

必死で頑張るけどね。
でもカミサマ・・たまにはすんなりと休ませて貰えないでしょうか?
切なるネガイ。


やっぱり多分 結局わたしは打たれ強いんだろう。
もうダメだと大の字になって道に倒れても
景色は変わらず ただ風が吹きすぎるだけだから
ノロノロとでも身を起こし
よろけてヘタレまくりながらまたフラフラと歩き出す。

痛くないわけじゃないけど
それを叫んでも風の音に消されて誰にも聴こえないから。


さて いきますか?

はい いきましょう。


道は遥か遠く
何処まで歩けるのかわからないけれど。



いけるところまで。


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                               ゆうなぎ
    



2006年11月29日(水) 降り止まない雨に打たれて。

其処にいるのは若かった日のわたし。
アノヒトが描いた拙い描きかけの
それでも 
幸せの記憶の欠片。
これだけはわたしだけの。




ここ2.3日は子供達の学校関係で特に慌しくて。
受験に向けての懇談会に家庭訪問は三人とも。
受験に関しての事では特に気が抜けない。
ついうっかりでは済まない提出物や奨学金の申請。

それに加えて これは有り難いことだけど
この時期 仕事依頼や問い合わせも多く
請けている仕事も必死で進めてはいるが追いつかない状態。
せっかくのチャンスであり、今まで積み上げてきたことが
やっと形になってきているということ。
何よりもこれから生きていく為に必要な細い糸、
切れてしまわないようにと焦る。
何とか・・と必死。


そんな中でも子供達は子供達でそれぞれ。
特に下二人は 朝 無事登校してくれるまでは胃が痛い。
ひと時 落ち着いたかなと思っていたら
思い出したように嵐がやってきて泣きたいような気分になる。

波はあって当然なんだろうと思う。
もっと一人一人を受け止めれる器がわたしにあればとも思う。
精一杯のつもりでも足りてないことは
誰よりも自分が知ってる。


それでもよりによって・・と思うことが沢山ある。
なんで重なる時はいっぺんにそれはやってくるんだろう。
振り絞った気力がひとつひとつ丹念な程に潰されていく。

叫びたいけど 叫びだしたらきっと止まらなくなる。
叫び声は吼え声に変わって守るべき全てさえ破壊してしまうだろう。
瓦礫の山に立ち尽くすことだけはしたくない。
それだけはしちゃいけない。


ドアを開けて雨の中を走り出したい衝動に駆られた。
何処までも何処までも走り続けてそのまま助走して飛びたくなる。
臆病者のわたしでもそれでなら飛べるような気がして。
そんな昏い誘惑。

幻影を振り払う。振り払う。振り払う。
爪が食い込むほど拳を握り締める。
痛みで生きるということを思い出すように。


吐き出して口にしてもいいことはひとつも無い。
大切な人たちのカサブタを引き剥がすことにしかならない。
それくらいなら ひとりで黙って呑みこんでいた方がずっといい。
傷口から流す血はもう此処だけでいい。






其処にいるのは若かった日のわたし。
アノヒトが描いた拙い描きかけの
それでも 
遥かな幸せの記憶の欠片。


いつまでもそんなものを と
吐き捨てるように言われた時に
その言葉に込められた親心を
理解しつつも

わからなくていいから
其処にだけは踏み入って欲しくないと思った。

だから

頼むから触らないで と
そこにはわたしの幸せだった頃の想い出があるから。
お願いだから それまで否定しないで と

俯いたまま振り絞るように震える声でどもりながら言った。




泣けもせず。




窓の外は今日も雨。

まだ当分降り止みそうに無い。


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                               ゆうなぎ



2006年11月28日(火) それぞれ。

哀しみにも苦しみにも辛さにも
一つとして同じものがないことも
ましてや感じ方、その景色の見え方も
それぞれだってこと。
傷口の形は似ているようでもみんな違う。

それはちゃんと頭では認識してるんだと思う。
でもそんな理性的にはいかない時だってある。

その身から血が出る、切り裂かれる。
現実 味わっている痛みのさなかでも
それぞれ・・と言えるような聖人になれる人なんて
そうそうはいないって思うし
それが当たり前なんじゃないかって。

それでもそれぞれと思えなかったと無意識に自分を責めてしまう
あなたは切なく優しい。



反対に比べることになんの躊躇いもない人もいる。
でもそれを違うと責める権利も誰にもないと思うんだ。

それがソノヒトの傷の治し方で
それでソノヒトが少しでも楽になれるとしたら
そうすることで生きていくことができるのなら。



歳を重ねて回り道、迷い道して
やっと少しだけでもわかるようになってきたのは
色々な それぞれ。

自分も。
人も。


無数のそれぞれがあって
それぞれの中のまたそれぞれの無限ループ。

矛盾だらけだけど矛盾の無いニンゲンなんているんだろうか。
ああ でも きっと それもそれぞれ。



人はいろんなもので出来てる。
イイモノもワルイモノも見方や立場を変えたら180度変わる。

でもきっとそれをあんまり考えすぎたら
自分の立ち位置がわからなくなってしまう。見失う。

だから認識しているだけでいいんだ。多分。
後は 自分なりに足掻いていくことができれば。


自分が見ている風景が唯一のものでないことだけ忘れないようにと
そんな風に自分に言い聞かせる。
揺ぎ無い絶対という正義の凶器だけは持ちたくないと
そう思う。

自分の信じる旗を胸を張って手に持ち掲げて進む。
そんな信念を持てることは尊い。
だけど 
立ち止まって振り返ってみることを忘れてしまった時、
当然のように声高らかに叫ぶことに迷いが無くなった時、

その掲げた旗は刃へと変わっていないか?




探しながら迷っているひとが好きだ。




そしてわたしも

ただそれぞれの中のちいさな一粒。
それぞれのうちの一人。


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                               ゆうなぎ



2006年11月27日(月) 本のはなし

未読の本が常に2冊以上は手元にないと落ち着かない。


未読本の山は高ければ高いほど安心する。
あと1冊とかなると不安感が募ってくる。
最後の未読本が薄かったりした日には
もう気持ち風前の灯火感。いや冗談じゃなくて。

そんなわたしの血を色濃すぎるくらいに引く長男に
そんな話をしたらまったく同じだそうで
同志よ!とかホッとしてる場合じゃない。

我が家ではエンゲル係数に本代が肉迫してる。
勿論 主にはリサイクルショップで買うわけだけど
(子供達は図書館利用もしてる。ただ外&人苦手のわたしには
キツイしそれに返却期限ってのがあると落ち着かない。
プラス 本にとり憑かれている人間にとっては
好きな本は自分のものにしないと気がすまないのだ)
どうしても人気の本 又は 反対にマニアックな本は
リサイクルショップではさすがに無理。

と なると自然と本屋さんで・・だけど
ただし 我が家の場合だとそんな時でも
普通に本屋さんで買うことはまず無い。

もっぱらネットショップでポイント還元がある所から
購入してる。これもポイント集めを小まめにやってると
かなりの額 値引き状態で買えることになる。

実は洋服や人様へのお返し御使い物に関しても同じようにして
ほぼ100%ネットショップで購入してる。

最初は恐る恐るだったけど
よーく吟味して買えば街に出て人疲れした挙句に
見つからなくて無駄足とか焦って決めて失敗・・とか無い上に
値段やネックである送料さえ時期やイベントを見極めることで
ホクホクお買い得になったり送料無料になる。
初めから送料無料のところもあるし。
送料かかっても街までの交通費往復考えたら変わらない。

これぞ わたしに合ってて無駄のない買い物方法じゃないか。
まったくネット様様。

なんかしたかった本の話からかなりズレたけど。


多分 未読本の冊数が多ければ多いだけ安心するのは
それだけ逃げ込める世界があるから かもしれない。

だから読む本は できるだけ日常とかけ離れた世界に
連れて行ってくれるものがいい。

馬鹿笑いさせてくれるマンガとか
あと推理小説は昔から好き。シリーズ探偵ものなんてハマると楽しい。
ファンタジーものや
反対に不可思議な美しく昏い闇の風景にも惹かれるのは何故だろう。


ストレスが溜まると本を買い込む癖がある。

今は薬で多少なりとも抑えられているけど
薬も無くほとんど壊れかけていたあの頃は
本という最終兵器ですら 効かなくなっていたから
それに比べたらそれでもいい方だと思ってる。

何もかもが
どんなにか大切だったはずのものさえ
もう・・どうでもいい・・と色も輪郭も失ってしまう時
その世界は果てしなく あるはずなのに見えないものになる。

それは呼吸はしていても
精神的な死となんら変わりない。


其処にいきたくはないし
いってはならないと思うんだ。

どんなに虚無感が一見 
魅力的にすらみえる欺瞞の安らぎと共に微笑んでも。




今日も薬と二人三脚。
積んである本の数を数えて安心する。

まだ 大丈夫。



えっと

全然 本の話になってない 本のはなし。



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                               ゆうなぎ



2006年11月24日(金) 久しぶりの晴れ間に

イイワケさせてもらえるなら仕事が詰まっているのに
PCの調子が今ひとつ良くないにも関わらず
それでも昨夜はかなり集中して頑張った。
髪掻き毟りつつ、ブツブツと文句ひとりタレつつも。

最近のあたしはいったんPCの電源落とすと
次にPC立ち上げるまでに掛け声必要になってるから。

仕事でもその他のやっておきたいことや出したいメール
etc・・・
出来る限り進めてしておきたいって思う。

それに この処 子供たちにも仕事に追われたり
体調が悪かったりの悪循環で寂しい思いをさせてきたから
少しでも仕事に一区切りがつけられるようにして
土日は一緒にビデオ見る約束してる。


部屋はめちゃめちゃ汚い。
掃除もこの所ロクにできてなかったし
洗濯物はたたまれずに山をいくつか作ってる。
それに久しぶりのお日様の光があたってるよ。

嗚呼
これでいいわけないよねぇ。

それでもとにかく土日は子供たちとの時間を取ろう。
埃じゃ死なない
洗濯物の山から着替えを出せばいい・・ことにしよう。


必死になりすぎて焦りすぎて
もっと大事なはずのものを見失わないように。


出来の悪いヘタレ母ちゃんでゴメン。


でも 抱きしめるこの腕だけは
離さないから。

ちゃんと此処にいるよ。


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                               ゆうなぎ



2006年11月23日(木) もう今日じゃなくて昨日になる時間に。


今日は心療内科受診日。

だのによりによって朝 
登校前に末っ子が不機嫌になり大荒れ。
こんな時 何が一番堪えるかっていうと
その不機嫌の原因がナンなのかわからないってこと。



さっきまで普通に話していたのに
上機嫌でさえあったはずなのに急にキレて怒りだす。
これは一緒にいた後半 亡くなったアノヒトがよくやってたこと。

こっちは何が何だかわからなくて途方に暮れる。
罵声を遠くに聞きながらひたすらに嵐が行き過ぎるのを待つ。

キレる原因に一定の法則があれば それに気をつけていればいい。
でも昨日キレた原因と正反対の原因が今日キレたこととなると
どうしようもない。無差別攻撃だ。
興奮している時は何を言ってもダメだし
下手をすると飛んできたモノでケガしかねないから
とにかく落ち着くのを黙って待つ。

淡々と書いてたりするけどそんなに人間できてないので
最初は理不尽に向けられる罵倒に
こっちだって怒りもしたし泣いて理由を問いもしてた。
だけど そうしても解決どころか余計に拗れて
相手は荒れ狂うだけ。

その時にああ・・怒る理由は何でもいいのかもしれないなって
ふっと思った。

なんていうか無意識に
暴れて暴言吐いてそれをでも受け止めて欲しいっていう
甘えたいっていう不器用な感情。

いや その時はそこまで考えなかったな。
ただ もうなんか疲れ果ててしまって。
それで黙ってた。

ただ今になって思うだけ。そうじゃなかったのかなって。



末っ子の原因不明不機嫌大荒れを見てると
何だかそれと重なってならない。
もっとかまってもっと甘えさせて
それがもっとできたら
できたら・・・

でも皮肉だなって思うのは
例えば末っ子が、真ん中が
そういう形で出してくる度に
わたしの方はどんどん精神的に参ってしまう。
元々いっぱいいっぱいな所にもってきて
追い詰められてしまう。

悪循環。歯車は狂うばかりなのに。
でも そこは子供。
反対にその発散してぶつけることを押さえつけるようになった方が
彼らの逃げ場所はなくなるだろう。

ずっと黙っていたら末っ子は遅刻ギリギリになって
学校に飛び出して行った。
バタンと荒く閉まったドアの音の後には
散乱した服やら本やらで溜息もので
わたしは片付ける気力もなくそこに座り込んで
しばらくぼーっとしてた。

今日の受診は止めようかなとも思ったけど
薬が切れるのが怖いのと(とはいっても多めに貰ったのを
溜めてるからまだ余裕はあるはずなんだけども)
多分 今日出かけなかったら次にはもっと
行くのがしんどくなるだろうしなぁ と考えて
ノロノロと支度して時間ギリギリに間に合った。

いつもの先生との会話にいつもの薬をいつもの薬局で貰って。
いつもなら買い物気力でもするんだけど 今日は直行で帰宅。
案の定というかそのままバタンキューで寝逃げ。

目が覚めたのは子供たちが帰ってきたチャイムの音で。
ノロノロ身体起こして玄関ドア開けると
普通に「ただいま」っていつもどおりの顔。
小さい声でぶっきらぼうに
「朝は ごめんなさい」

わかったよ ってぎゅううしてから
でも急にあんなふうにしたらお母さんすごく悲しくなっちゃうよ って。


もっとドンと構えてやり過ごす細かいところは気にしないようにする。
もっと安心感を与えてやれたらって思う。
だけど現実のわたしには今 それがとても難しい。
精一杯はしてるつもりだけど
全然足りてないのは自覚してる。
内にも外にも全てに。




だって

イイワケしたくなる。
あたしの痛みは?
あたしの傷口は?
あたしの寂しさは?
あたしのストレスは?

ダレガウメテクレルノ?

馬鹿。
あたしのアマッタレヤロウ。



とにかく子供達は今すやすやと眠ってるし
薬は貰えてきたから一安心。

わたしは今から仕事の続き。


やっぱりちゃんと思い込まずに確かめることは大切だと。
それはヘタレな自分にはとても勇気を必要とするけれども。
勝手に凹んで何も言わずにそっと遠ざかって
それで誰よりも後悔するのは自分自身だもの。

答えてくれて ありがとう。



Kから昼間に電話あったけどちょうど受診中で。
終わってからかけたらもうKは仕事中で。
すれ違っちゃったなぁと思っていたら
夜に電話あった。
ボケた頭でなにやら話した。
とにかく声が聴けたので安心した。




日々息切れしつつ
混濁の中で迷うだけ迷って
けど

生きてる。






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                               ゆうなぎ



2006年11月22日(水) 11月21日のこと

仕事の方が急に忙しくなってきた。
複数の仕事を同時進行することは初めてではないけど
とても久しぶりだし、あの頃と今とではそう時は流れていないはずなのに
情けないほどに心身の状態が違いすぎて思うように進まずもどかしい。

一から自分でここまでやってきたという自負はある。
ちっぽけなプライドだけど。
それでも細々としたもので仕事というよりも内職に近いのが現状。
それですらこんな調子だ。



今日は昼間のKからの電話もなく
夜に1通メールがきただけ。週初めは特に忙しい様子。
わたしの方も似たようなもので
子供の受験の奨学金関係の書類を取りに役所に出かけたり書類を書いたり。
進路相談、家庭訪問も控えていよいよ気が緩められない。
あっという間に今日も夜が来て
やっと夜のメールに返事を返したのは今さっき。

明日は心療内科の受診日。


少しは寝ておきたい気もするけど
一度横になったらまた起きるまでがキツイし。
このまま少しでも仕事を進めておこうと思う。


パソコンの前からいったん離れると
まだ電源を入れることが億劫になってしまうけど
パソコンの前に座ってこうして電源を入れれば
やっぱり戻ってきた という気がする。

この場所だけではなくて
パソコンというかネットの世界は
ずっと わたしを見てきてくれた。
仕事(といえるほどの大きさはないけれど)のきっかけも
此処から。
今では世間へのわたしの目と耳と窓でもある。
文章を書くということを思いださせてくれたのも
この世界。



出会いも別れもあったけど
この世界でだから出会えたひとたちも沢山いる。

パソコンに初めて触れたあの時には思いもしなかったことだけど
パソコンを始めてネットの世界を知って本当に良かった。

心から感謝してる。


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                               ゆうなぎ



2006年11月21日(火) 硝子のイヤリング

どうしようもないことでも足掻き続けることを止めちゃいけないんだと。


ヘタレなのは染み付いてるからそんな簡単にガシガシとは行けない。
いやもうこれはそりゃもどかしく人をイラつかせるだろうけど
本能でどうしようもないんです とイイワケ小一時間。

深読みのしすぎ とか
気の遣いすぎ とか
過敏反応ですぐ不安になる とか

メビウスの輪みたいに
また最初に戻って途方にくれる。

人が恋しいんだか怖いんだか
いったいどの程度の距離感が欲しいのか
あたし自身も今じゃわからない。

それに
カンチガイして踏み込みすぎて傷つけてしまうことに怯えがある。

人にはこれ以上踏み込んで欲しくないって部分があって
そこに踏み込んでいいのは相手がそれを望む人だけだろうと思ってるから
それを相手から許されているかどうかがわからなくて自信が無い。

こういうところは変にイジイジ虫。
多分 失いたくない相手にほど臆病になる。
だってキラワレタクナイもんっていう、そう単純なる本能。


でも結局 と 思考を一周してきて思うんだけどね。
好きなものは好きなわけで。
そこに理由はそれなりに見つければ見つかるだろうけど
それはただきっかけとかの一部に過ぎなくて
要するにただ好ましいという 説明しきれないそれに尽きるわけで。

ならいいはずなんだよね。
自分が好きな以上。だって好きなんだからしょうがないっす。ゴメン。


人に対してでも現状にでもいろんなことで
どうしようもないことはやっぱりどうしようもないわけで。

でも解決できるとかできないとかそういう前に
ボコボコにされてふらふらだろうが
鼻水と涙で顔ぐしゃぐしゃになってようが
身体半分以上逃げ腰だろうが

どれだけどうしようもないことでもやっぱり足掻くことを
足掻くことだけは止めたくないんだと。
ヘタレつつ吼える。 声小さいけど。







引き出しの整理してたら
思いがけなく懐かしいものを見つけた。

硝子のイヤリング。

アノヒトと行った新婚旅行先に硝子館みたいな所があって
確かそこで買った。
耳につけると硝子が揺れて
その感じがとても好きで嬉しかったのを覚えてる。
年月と共に透明感は飴色になってきていて
その優しい柔らかさは今では切ない。

想い出とイヤリングは残っても
その時間を分け合った人はもう空の住人になった。

懐かしいモノになってしまった人に
言葉を伝える術は もうない。


だからこそ
今この時に残しておけるうちにこの言葉を此処に。


どうしようもないことでも足掻き続けることを止めちゃいけないんだと。


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                               ゆうなぎ




2006年11月20日(月) 『かくれんぼ』

『かくれんぼ』

要領が悪いから
かくれんぼはいつも鬼

なかなか 見つけられずに
べそをかいたあの日

夕暮れの空 あの公園 
探し疲れた小さなオンナノコが
膝小僧を擦りむいて
ポツンと立っている

泣きながら家に帰れば
母の優しい手 
「大丈夫よ」と薬 塗ってくれる


要領が悪いから
かくれんぼはいつも鬼

大人になったのに
それでも やっぱり鬼

夕暮れの街 探し疲れて
それでも 歩き続けてる
擦りむいた膝小僧よりも
今は心が痛くて

泣きながら帰る場所はない
隠れたままの心の半分は
もう 見つかりはしない


要領が悪いから
かくれんぼはいつも鬼

いつも 探してばかりで
いつも 見つけられなくて

だから


かくれんぼは

キライ



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                               ゆうなぎ



2006年11月19日(日) 『秋の日』

『秋の日』

ぼんやりとした哀しみ
ぼんやりとした哀しみ
でもそこにある
ずっと消えない

形にもならず
言葉にもならず
持て余す心ひとつ

深呼吸をすると
痛む古傷
少し顔をしかめ
それでも

風が頬に冷たい
渇いた咳をして
また歩き出す


泣きはしない


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                               ゆうなぎ



2006年11月18日(土) 小噺 『食欲』

『食欲』

あの人が好き

     

あの人のことを考えたら
胸が苦しくなる
胸が張り裂けそうで
おかしくなりそう

気持ちの行き場が無くて
苦しくて堪らないとき
ふと お腹がすいてきて
残っていたクッキーを一つ食べた
少しだけ 落ち着いて
胸の痛み 軽くなった

     

あの人は遠くの町に住んでいる
逢えるのは パソコンの中でだけ
だけど 毎日のように話せるの
わたしたちは 友達

わたしたちは 友達?

また 苦しくなった
何だかお腹がすいてきた
残っていたクッキー
全部食べた
それでも おさまらない
そういえば リンゴあった
リンゴを一つ食べた
やっと落ち着いた

もう 大丈夫

    


やっぱり あの人が好き
あの人はわたしをどう思ってる?
毎日話せて楽しい
だけど ただ それだけ?

ふざけた振りをして聞いた

「僕もきみが好き」

とてもとても幸せ
受けとめられた想い
満たされた心
だけど あの人に逢いたくなった
あの人に触れたいの
胸が苦しくなった
お腹がすいてきた
ポテトチップス食べた
一袋食べたけどまだおさまらない
リンゴ食べて おにぎりつくって食べた
やっとおさまった
大丈夫・・・大丈夫・・・

ほら 大丈夫

     

あの人に逢えた
とても幸せな時間
いっぱい 愛してるって言ってくれた
あの人の手 暖かかった

「また逢おうね」・・・約束

うん・・約束

毎日あの人のことばかり
他には何も考えられない
あの人に逢いたいの
あの人に触れたいの
胸が苦しくなった
胸が張り裂けそうよ
また お腹がすいてきた
サンドイッチ食べた
チーズケーキ食べた
スパゲッティ食べた

あの人と離れていたくない

あの人に逢いたいの

アノヒトニアイタイノ

アノヒトニ・・・・

カレー食べた
コロッケパン食べた
チャーハン食べた
焼きそば食べた
たこ焼き食べた

アノヒトニ・・フレタイノ・・・

ハンバーグ食べた
アップルパイ食べた

隅っこに残ってた
クッキーひとかけら


アノヒトガ スキ・・・



パーーーーン!



・・・わたしは 張り裂けた



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                               ゆうなぎ



2006年11月17日(金) ヒトリゴト

「記念日」

昨日は ある記念日だった。
昔の小さな1歩。選択の日で始まりの日。
思い出したのは前日。
それも子供の予定をカレンダーで確認してて
そういえば・・って。
認識したけど何をしたわけでもない。
意味合いも昔とは微妙に違ってしまった。
だからってその日は やっぱり記念日。
誰にいうこともないし何をするわけでもないけど
あたしの中では ずっと記念日。
その日付が消えることは無いし消すつもりもない。
それでいいんだと思っている。



「眠り」

眠りのリズムをきちんと立て直すことが
健康にとって重要だとかなんだとか聞いた。
うーん。と思った。
規則正しい睡眠と生活。
とてももっともな話だなって。
手元に溜まってる睡眠薬を見る。
すごく変なんだけどあたしの睡眠に関する考えは
時々で極端に変わるし屈折?してる。
最初に病院にいった時に先生に
「眠れないけど布団で寝たくないんです」と話した。
先生は 普通は眠れないから眠れるようにしてと言ってくるのに
寝たくないっていうのは珍しい って言った。
なんでだろうって考えても ただ布団で眠るのが嫌だった
としかいいようがない。
妙な拒否反応があって
ああ そう 夜 眠りたくなかったんだ。
眠るのは大抵 昼間子供達を学校に送り出してから
布団でなくて簡易ソファーに倒れこむように。
そのくらいまで眠りに追い込まれないとダメだった。
眠りたくないと言っていたから最初病院では睡眠薬は
出して貰ってなかった。
でもそのうちにやっぱり欲しくなった。
眠りたくないより眠ってしまいたいが上回ってきたから。
それで睡眠薬の処方をお願いした。
睡眠薬、痛み止め関係のことは ある程度わかる。
アノヒトの病気の末期には 
あたしが説明を受けて薬を貰っていたし。
だから睡眠薬の名前聞いた時にこれは弱めのものだなってわかった。
それでもなんだかお守りを貰ったような気になった。
これを飲めば眠れる みたいな。
でも使うことはあんまり無かった。
どのくらいで目が覚めるのかがその時々で把握できないので
朝準備して子供たちを学校に送り出すのに起きれなかったら
間に合わないとマズイ という強迫観念があって
安心して眠り続けてもいい時しか使うのが怖いんだ。
そんな時は今の現状じゃ数えるほどしかないし。
それに反対に最近のあたしはとても眠たい。
常に微熱があっていつも眠たい。規則正しくというよりも
少しの時間でもきつくなって すぐ横になってしまう。
眠りは浅いのかずっと夢ばかりみてたり。
睡眠薬は溜まるばかりだけど今度は反対に睡眠薬がないと
安心できない感じで。
だから先生には眠れたり眠れなかったりだから
睡眠薬は今まで通りに・・と嘘の申告をしてる。
睡眠に関しては今じゃ自分でもよくわからない。
最近 夜寝るのは早い。朝までそのままの時もあれば
このくらいの時間に目が覚めることもある。3時とか4時の時もある。
今でも布団で寝ることはほとんどない。
ソファーで自分用のタオルケットを握り締めて眠ってる。
それか昼夜関係なくPCの前で作業中にストンと。



「12月」

報告は一応するけど細かい話はしない。
してもどうしようもないことだと知っているからでもあるし
その判断は反応をみていると強ちズレてはいないと思う。
何でも話して・・と言われても実際この距離ではしかたない。
次の約束の12月。遠くて近く近くて遠い。
過ぎてしまえば あっという間で 
また幻みたいになってしまうんだけど。
無事に逢えたらいいな と祈る。
キミの温もりに触れたい。
あたしが生きてることを確認したい。
ひたすらに甘やかされたい。そんな願望。




ミックスジュースみたいに大きな運命のミキサーの中で
かき混ぜられてて目が回ってる。


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                               ゆうなぎ



2006年11月16日(木) 知覚過敏

通院中の歯医者の先生から言われたことだけど
あたしの場合、歯の方は虫歯になりにくい質らしい。
問題は歯茎の方でこちらはすぐ腫れたり
体調に影響されたりして弱い。

歯が強くても支える歯茎が弱くては
知覚過敏にもなるし、今は何とかなっても先々で
歯槽膿漏になって歯を支えきれなくなってくるという。

話を聞いてもっともだと納得すると共に
今の自分自身の状態もこんな風だなとふと思って苦笑い。



あたしは打たれ強いと自認してるし
あまり そうは見えないらしいが かなり気も強い。
それなのに 肝心の根っこの部分で
自分でも呆れるほどに脆い部分がある。

その人が意識せずとも そこのキーワードを突かれると
あっけないほど簡単にパニックになり
思考回路が制御できなくなる。フリーズする。

理屈も意地も何もかもなくひたすらに
人が怖くてたまらなくなる。

知覚過敏。
ただ触れられただけでビクつく。


例えば誤解なら解く努力をするべきだろうし
例えば腹が立てば怒ってぶつかってみた方が
まだわかりあえる可能性がある。
少なくとも 何もせずに俯いて呑みこんで逃げ出せば
結局 後悔する。

言ってする後悔よりも
言わなかった後悔の方が大きいことを嫌というほど
学んできたんじゃないか。あたしは。


それなのにどうしてもダメなんだ。
そういう思考は頭の中にちゃんとあるはずなのに
心がついていけない。あたしという存在が固まってる。

それが今 一番悔しい。情けない。
世界に喧嘩挑むイキオイで玉砕しても・・なんて
ヘタレのハッタリでもそういえなくなってしまってる自分に
腹が立ってならないんだ。
あたしのばかやろう。



とりあえず歯茎治療をしてる。
根気強く。時には休みながらでも。 


たとえできるのが足掻き続けることだけにしても
指先からでも また 足掻き続けられるように

言い聞かせる。



諦めるな と繰り返し呟く。


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                               ゆうなぎ



2006年11月15日(水) 砂の城

言い分はヒトの数と同じだけあってそこには正しいも間違いもない。
其処にはただ それぞれの心から見た景色が広がっているだけ。
だから世界はどれ一つとして同じものではないのだろう。


甘えるということの境界線。

助けてと叫んで助けられるとは思っていないが
助けられないとわかっているひとにそれを叫ぶことは
そのひとの重荷を余分に増やすことでしかないのだという
そんな当たり前のことさえ あたしは。


配分がわからない。
距離感がどうしても掴めない。

痛いという悲鳴は何処からならあげてもいいんだろうか。

これは痛いと苦しいと言ってもいいことなんだろうか。
それともあたしの弱い精神ゆえの我慢の足りなさで
みんな ちゃんとできているんだろうか。
ちゃんとできているんだろうね。

どうしたら みんなみたいにちゃんとできるんだろう。
あたしがダメだから砂の城みたいに
つくる端から壊れていってしまうのかな。

胃が痛い。
胃が痛いよ。


子供たちから言われたコトバ。
親から言われたコトバ。
いろいろなヒトからの 
いろいろなコトバ。

割れて飛び散った ちいさなちいさな透明な破片が
心に刺さって抜けないまま沈んでいく。
息をするたびに苦しい。

ゴメンナサイ。
誰が悪いとかじゃないのわかってる。


生きることを自ら止めることはしない。
救いを期待してるわけじゃない

いや

嘘です。嘘つきました。

多分 何処かで救いを待ってる。
そしてそこに逃げ込んでる。

だからそこで困惑された時にとても寂しくなってしまうんだ。
ゴメン。
勝手な思い込みが恥ずかしくてね。

堰き止めていた分 際限が無くなるのがわかるから。

馬鹿っ話にすりかえる。
取繕って流す。

何やってるんだろうね。




砂の城はつくる端からサラサラと崩れていく。
砂でお城を作ったって決して出来上がりはしないのに
あたしはまたそれを繰り返す。
手から砂の粒をこぼしながら。

だってここには他にお城を作れるものが無いんだもの。


それはイイワケ

だけど真実。


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                               ゆうなぎ



2006年11月14日(火) 刃の幻影

最近 一旦PCを閉じたら
次にPCを立ち上げるまでにかなり気力を必要とするように
なってしまっている。

あたしの仕事はPCを立ち上げないと始まらないので
これは大変宜しくない状態。

それと共にこのPCの世界へと出て行くことすら
できなくなってしまったら本当にあたしの精神世界のドアは
完全に閉じてしまうだろう。
それだけは なんとか避けたい。

この日記はあたしと外の世界を繋ぐ架け橋。
此処にこうして言葉を綴っているうちは
ジブンはまだもちそうな気がする。
もう少しでも大丈夫なような気がする。
それが気のせいでも。



なんか胃が痛い。
ジクジク痛い。

子供たちのこと。今朝また一騒動。
胃の痛みキリキリ激しくなる。
何とか治めて実家に電話したら
そこで親と話していてこじれる。

親には鬱をカミングアウトしているとはいえ
いつもは最小限の薬で抑え 精一杯 普通の仮面を被っている。
だけどこんな日の朝はさすがに普通の仮面が外れかかる。
胃の痛みは増すばかり。

親からすれば頭でわかっているつもりでも
あたしに対して無意識に普通の反応を求めているから
それがちょっとズレると何で?となるんだと思う。

わかっているといいながらわかってない。
というか 自分でも御しきれないモノを親とはいえ
自分以外の人間がそんなに簡単にわかる方がおかしい。
それでも親はわかっていると言い張る。

心から申し訳ないと思う。親不孝な娘だと思う。
でもお願いだから認めて欲しい。
辛いことだろうけどあたしが心を病んでいるということを。

皮肉だと思う。
自分も親の立場にいるから少しはわかるつもりだけど
親が子供のことを心配しないわけはないし傷つけたいと思うわけもない。
それでもその心配して放った言葉はあたしにとっては
刃と変わって突き刺さる。
刃なんかでないとわかっているつもりだけど
弱った心には病んだ精神には刃に見えてしまう。
確かな痛みを伴う幻影。



日々にどんどん自分が追いつかなくなってる。
イキギレが激しくて足が縺(もつ)れる。


靴擦れの踵。
掻き毟ったカサブタがやっとまた薄皮ができてきたのに
むず痒くてまた掻き壊す。
何度目だ!ほんとバカヤロウです。


相変わらず家の中では半袖に短パン。
いや 七部袖には変わったんだった でも 相変わらずのノボセ。
11月半ばだよね?今。
初雪の降った空もあったっていうのに。


踵の掻き壊した後のカサブタの痛痒さとか
この胃のジクジクした痛みとか
そんなので生きてることを確認してるなんて
なんか本末転倒してるよね。



考えないといけないこと沢山ありすぎて
コワレカケの頭のコンピューターじゃ処理しきれずに
煙が出てきてる。
火を噴いて動かなくなるのが少しでも先であるように
明日で無いように願いながら今日を。




なんでキミのいるところはそんなに遠いんだろう。

空は何処までも繋がっているのに
キミの街までだって。

触れることができればいいのに
ただ温もりを
伝えて受けとって

それだけでもあたしは。



それだけで
それだけで

何も言葉はいらないのに。







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                               ゆうなぎ



2006年11月13日(月) オールナイトお母ちゃん

土曜日の夜は子供たちとコメディDVD鑑賞だった。

久しぶりにPCから離れて(いつもは土日祭日は休みと決めていても
ついついメールチェックや仕事が気になってしまうんだけど)
子供たちとトコトン付き合うつもりで。

勿論 わたしも久しぶりに楽しんだ。
続き物シリーズだったので次まで次まで・・と
ついついキリ無くオールナイト。

布団敷いてパジャマ着て
いつでも寝て大丈夫なようにして。

下二人に挟まれて 足絡めつつ
一番上の受験生もこの時ばかりは勉強忘れて
一緒にゴロンして大ウケしてみんなで大笑い。

結局 キリのいい所まで観たら 朝。
そこからみんなでオヤスミナサイ。昼まで。

親としてはダメダメだろうな〜とは思う。
フキソクナセイカツシュウカンハノゾマシクアリマセン
次の日が日曜日だったからっていうのもあるけど

でも たまにはこんな日があってもいいじゃん って。



わたしは親としてはあんまり親らしくないのかもしれない。
人としてのどうしても譲れないコダワリみたいなのはあって
それだけは子供達にわかって欲しいと思うから煩く言う。
人の道。根っこはしっかり持ってて欲しい。
これだけがこのダメダメ母ちゃんの願い。

学校の勉強についてとか成績についてとかは
あまりコダワリがないし煩くは言わない。
(っていうか自分自身 ヒトのこと言える成績じゃなかったし)

三人三様。
得意と不得意もそれぞれ。
根っこさえしっかりしてれば形は自分達で迷って悩んで
失敗をいっぱいしながら自分の道を見つけていけば
いいんじゃないかって思う。

ジュケンセイの母とも思えないような言い草だけど
でもジュケンなんて人生の中のほんの一部にしか過ぎない。
勿論 頑張る時に頑張ることは必要だろうけど
それだけが全てと思って押しつぶされて欲しくない。



開き直りかもしれないけど 
これから先もお母ちゃんがしてやれることなんてタカが知れてます。
でも アンタ達のお母ちゃんは こんなニンゲンだし
これ以外には なれそうにありません。 

ごめん。

自分の目で見て確かめて知って生きていってくれたら嬉しい。
何処まで見届けられるかはわからないけど
せめて 還れる場所であり続けたいと思ってる。




週明け 溜まってたメールの数は半端じゃなくて
チェック選り分け処理しながら ちょっと泣きそうになったけど。



またオールナイトDVD鑑賞会やろ!
そんで みんなで 大笑いしよ!
ね!


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                               ゆうなぎ



2006年11月11日(土) あいをください。

今日は歯医者の予約日
子供と一緒に。

こんなことでもないと最近のわたしは外出しない。
病院へと学校関係のどうしてもの時だけが
日常の外出。
近くのスーパーさえもどうかすると
子供に買うものを書いた紙を渡してお使いを頼む始末。

それでも疲れる。クタクタになる。
外出から帰ったらバタンキューグッタリ
情けないのレベルを通り越してる。

できることならとにかく何もしたくない。
でもそんなこと言ってられないことも多々ある。
特に今からは。


弱音や愚痴をリアルで吐けないのは
言わないのではなくて上手く伝えられないから。
文字では書けても言葉にして口から出すことができない。
要するにそれが理由。
どこまでも滑稽でヘタレな。


プライドだなんだと書いた端から
イイワケばかり書いてる。
矛盾だらけの日記。
気弱な自分が顔を出す。
ツジツマはいつも合わない。
まったく潔くない。


キライニナラナイデ と怯える。
近づきすぎるのが怖い。
抱きしめてといいながら後ずさる。


何回目か忘れた迷路をまたグルグル回る。
現在地不明。

足元はいつも頼りない。
自分の立ち位置がわからなくて戸惑う。

それなのに求めるキミの手。
聞きわけのないオトナコドモ。
アマッタレ。

頭打ちつけたくなるのは 
輪郭のぼやけそうな自分を確認したい為かもしれない。




I



あいをください。


溢れだした流れの激しさで溺れてしまうほどに。


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                               ゆうなぎ     



2006年11月10日(金) あたしの物語

疲れたというよりも心が しん としてる。

結局やっぱり明けて一日は心も身体もグッタリして
どうにも動けなかった。


洗濯と食事準備だけかろうじて。
それもきちんとじゃない。

仕事が気になりつつも
PC立ち上げてメールチェックすることもずっとできず。
夜中になってやっとこうして。




夢を見た。
別の世界のお話のようだけど。

今のコイビトと暮らしているあたしがいて
その今のコイビトが留守の間に
行方不明になっていた昔のコイビトがあたしを訪ねてくる。
昔のコイビトは今のあたしのことを知らなくて
あたしとの再会をとても嬉しそうに喜んでいて
また暮らそう、迎えにくるから・・と言って一旦帰っていく。
そのうちに今のコイビトが花束をかかえて帰ってくる。
その日はあたしの誕生日だったみたいで
一緒にお祝いしようね と幸せそうに笑う。

あたしは

選べなくて
どっちの手も離せないと思って
どちらかの手を離さなきゃならないのはわかってて。

でも わからなくて。どちらのひとも失くすことに耐えられなくて。

そんな夢。
現実との接点などない。
見覚えのない登場人物の
ただの夢。
だけどまだ覚えてる。
せつなくて。




苦労したひとが幸せになったのを見たり聞いたりすると
良かったな って思う。

人の泣き顔や苦しむ顔を見るのは上手くいえないけど
見ていられない、居たたまれない気がしてやりきれなくなる。
これはあたしがイイヒトだからじゃない。
あたしがしんどくなるから。


でも苦労したひとの苦労話をあたしへのアドバイスとして聞くのは苦手。
そのひとは今は幸せで優しく良く出来たパートナーと子供に囲まれて
仕事も順調だ。
勿論 あたしは そのひとの昔の苦労や今の全てを知ってるわけじゃない。
だけど だからこそ 反対にあたしのことも同じじゃない?って思う。

あなたがあたしに話してくれた話があなたの全てで無いように
あたしがあなたに話した話もあたしのほんの一部に過ぎない。

あなたはあなたで
あたしはあたし。

あなたのことはあたしには当てはまらない。
あたしのことがあなたに当てはまらないように。

今 あなたには少なくとも支えて常に側にいてくれるひとがいる。
あなたが掴んだ今の幸せはあなたが必死で掴んだもの。
それは祝福したい。良かったと心から思う。

でも それなら尚更 どうか
あたしも同じだと思わないで。

あなたの物語とあたしの物語は違う。
それなのにあたしの物語を全部読んだような顔をしないで。

暖かそうな守られた暮らしの中から
投げかける確信に満ちたアドバイスは
あなたには有効でもあたしには無効か負担でしかない。

善意も好意も承知。
でも施しも哀れみもいらない。そんなものは欲しくない。
それは 今その場所にいるあなたの自己満足でしょう?


こんなにボロボロになっているのに
それでも
意固地なプライド
好意を無にする愚かなプライドをかざすのかと
言われたとしても それでも。

これは あたしの物語。
これは あたしの譲れないプライド。




わかりきったアドバイスなんて百万回もいろんなヒトから聞いた。
でもアドバイスなんかでは今の現状は解決できない。
自己満足で差し伸べられた手は申し訳ないけど借りたくない。


あたしは身勝手で意固地なエゴイストです。


でも あたしはそれでは救われない。
救われたフリなら上手にできるだろうけど。



あたしが欲しいのはそんなものじゃない。


ただ優しく頭を撫でてくれる掌。

頑張ったね って。
でも もういいんだよ って。
もう頑張らなくてもいいんだよ って。

そうして

涙が枯れるほどに泣くことを
許してくれる
思いださせてくれる 
腕。




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                               ゆうなぎ   



2006年11月09日(木) 眩暈(めまい)

お呼ばれの食事会は和やかに楽しく終わった。
子供達も嬉しそうだったし 
わたしも饒舌なほどに色々話したし沢山笑った。

リアルで家族でこういう交流をするのは
もう数年ぶりのことだなとふっと思ったりして。
誘ってくれたその方の心遣いにも有り難いなとしみじみ感じた。

わたしの状況や心情に関する解釈に若干の思い込みと誤解があるにせよ 
それが好意からである以上 一々説明して水をさす必要はない。


ただ なんていうか
この感覚を言葉で説明するのはとても難しいのだけど
やっぱり かなり疲れた。

今回はそれでも わたしにすれば気を遣ってなかった方だとは思う。
それでも もう染み付いてしまった反射神経のような
この笑顔と饒舌さは いったんエンジンがかかると
アクセルをぐんぐん加速して焼き切れるまで止まらなくなる。

的確な表現じゃないかもしれないけど
変な過剰なサービス精神みたいなものが出てくる感じ。
無意識に相手のタイプに合わせて反応している自分。
こんな術にもいつのまにか長けた。

だからこの状態のわたしと話した人は欝病?嘘でしょ?って
思うんじゃないかな。
快活に明るくニコニコと饒舌に話す人間を見れば
誰だってそう思っても不思議はない。


そうなんだ これが続けばいいんだろうな。
だけど それで家に帰り着くと グッタリしてしまう。

そうして自分が余計なことをしゃべりすぎて無かったか
反対に失礼なミスが無かったか 
とか
気を遣わないでという言葉を正直に取りすぎていなかったか
気を遣わないでと言われたのに気を遣っているように見えなかっただろうか
とか
そんな不安感が襲ってくる。


親しくなって自分のことを話しすぎると
リアルな対人関係の場合
わたしには距離感がうまく掴めない。

その上に今のわたしは特にリアルで
新たなあまり濃厚な付き合い方をするのは荷が重い。

正直 他人の手を借りるのは苦手。
上手にその部分が出来る人を羨ましいと思うけど。


元々 ウチでは 両親、特に父がその辺に厳しい人だったから
今もそうだけれども 人様の為に出来うることはしても
反対に人様に借りをつくる甘えることは極力しないように 
という方針、生き方。
何かして貰ったら必ずお返しをきちんとしなさい。
これまた染み付いている。


既に今現在 これ以上 距離を縮めるのはシンドイなと
思ってしまってる。


わたしの精神状態は今 落差がとても激しい。
人と会って話したりした後は特にその日から
次の日 下手をすると2.3日自分が使い物にならない。
最低限の仕事と家事以外は寝たきり状態になってしまう。


自分の足元、立ち位置が定まらない
なんとも言えない不安定な眩暈のような感覚。

ジブンが自分でキモチワルイ。
アンバランスでちぐはぐで辻褄があわない。

時間にジブンが追いつかない。
こんなに息を切らして必死で追いかけているのに。



どう歩いたらいいのか不意にわからなくなる。

迷路に入り込んでしまったチイサナオンナノコみたいに
拳(こぶし)を握り締めたまま

泣きそうな気持ちで空を見上げている。


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                               ゆうなぎ



2006年11月08日(水) 流砂

書いた後で後悔すること かなり。

それでも読み直す勇気無く
消してしまうほど浄化もされず。

愚痴とか弱音とか言ってもどうしようもないこととか
こっそり吼える文句の類も人の目に触れれば
みっともいいものじゃないのは
自分が一番承知。

小心へタレ満載。
無理してじゃなくて装ってじゃなくて
自然におっとりした穏やかなイイモノになりたいって
それはずっとの憧れ。

せっかちで慌てモノで小心者のヘタレは
なかなか治るものじゃない。性分。

でもその癖
キレイなだけのモノにどこかでどうしようもなく反抗心を覚える。
嘘っぽさとか落ち着かなさとか
これは あたしの僻みか 歪んだココロのせいか。



踵の靴擦れの痕にうっすら薄皮、カサブタ。
むず痒くてイライラしてまた掻き毟ってしまった。
滲んでくる赤が短く切った爪の間にも染みこむ。
それでもおさまらない。
ガリガリと掻き壊してしまいたくなる苛立ち。



明日は珍しく他所のお宅の夕食に家族で招かれている。
少し仕事の話絡みもあり。
正直 気が重い。
今は体調があまり良くないから尚更そう感じてしまうんだと思う。
気を遣わないで と言われても
無意識に反応する。笑顔で緊張。
長年培われてきたものを急に変えるのは難しい。



何もしたくない。
指先すら動かさずに
丸くなって何も考えずに
それができるなら。

でもどうしても無理。
多分 考えることを止められない。
したくなくても動かなければまたそれで落ちこむ。

厄介なヤツだ。あたしは。



ゴメンナサイゴメンナサイ ちゃんとがんばります。
ちゃんとするからだから ダイジョウブダカラ
オネガイ


穴が開いててね
そこから抑えても抑えても
こぼれ落ちていってしまうの。



砂のように

あたしというモノ。


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                               ゆうなぎ 



2006年11月07日(火) ゴジラ密かに吼える。

上手な距離感の取り方が苦手だ。
特にリアルな身近にいる人たちとの。

リアルでの人たちに色々言葉で説明するのも
心の中にわかったような顔で
必要以上に踏み込まれるのもわたしは苦手だけど 
それでは子供達抱えてやっていけないから
出来うる限り 自分の立場や状態については
曝け出すようにしてる。

精神力は かなり使い果たすしグッタリとなるけども
夫を亡くしていることも鬱病のことも
憶測であれこれ言われるよりも自分から話をしておいた方が
よっぽどいい。

ただ そこで困るのは勝手な思い込み。

特に一番嫌なのが
「今はご主人を忘れられなくて考えられないだろうけど
子供達が大きくなって一人立ちしたら第二の人生を楽しむ為にも
パートナーを見つけなきゃね」
と したり顔でいわれること。

いちいち変に反論するのも面倒だから
適当に笑いながら
もう そういう気はないし・・と受け流そうとすると

「老後になって一人なのは寂しいよ」
だの
「亡くなったご主人のことを忘れられないのはわかるけど
年上の奥さん亡くされた方の後妻さんの口なら充分あるから」
だの
「茶のみ友達でもいいじゃない」
と まぁ

余計なお世話というか ハッキリいってこの台詞を
言われた瞬間にこの人には心の内側までは絶対見せたくないと思う。


確かに好意なんだろうが
ことごとく わたしのカンに触る。

あんまりしつこく言われる時には
笑いつつ
子供達が一人立ちしたら さっさと家から追い出して
若いツバメと楽しく人生エンジョイするから大丈夫〜
と 言って話を打ち切るようにしてるけど
正直 すごくイラつく。


ちなみにわたしは年下好みだし(勿論 人柄によるし
年上の方でも魅力的な方はいるけれども)
辛気臭い 茶のみ友達なんか欲しくもない。

子供達が一人立ちすれば独りになるだろうし
それはそれで心細くも寂しくもあるだろうけど
だから その為に好きでもない誰かの後妻さんになることが
幸せだとは思わない。

確かにわたしは地味地味だし 
そんな異性関係とは無縁に見えるんだろうけど
(またそれでいいんだと思ってるけど)
勝手な思い込みと押し付けがましい未来設計を聞くたびに
ものすごく不愉快になる。

顔には絶対出さないけど その瞬間に
そのヒトの前では分厚い透明な仮面を被ることを決める。

(今更ながら あたしは実は相当に意固地で気が強い。
いや多分 あたしを良く知るネットの友人達はもう
知ってることだけど)

ヘタレの癖に変な譲れないプライドがある。


大抵 こんなことをいうのは 自分がご主人と子供に
囲まれて満ち足りていてサバサバ系の善意の人が多い。
悪気どころか 心底親切からの忠告で
だからなおのこと 信念に基づいてて困る。

ここまでは確かに必要だから話したけど
これ以上踏み込まれるのは余計なお世話だし話したくない
こちらは疲れる。
変にわたし自身が生真面目過ぎるところがある上に
リアルの世界の場合 身近なだけに後々を考えると
相手には諸々断りにくい。
これが またストレスの元になる。
ふぅ・・。


多分 こういうところがあたしの欠けている部分なんだろう。
軋んでいるっていうか歪んでるっていうか
部品が足りないというか
リアル人付き合いにおいて普通と感覚や考え方が違うんだろうな。
だからしんどくなる。

それでも開き直るわけじゃないけど
これがあたしだから仕方ない。


書くだけ書いといてナンだけど
これも読んだヒトによっては あたしのこと嫌なヤツだと
思うだろうな・・
そう考えるとかなり凹む。
凹むくらいなら書かなきゃいいんだけど
書くところが 不器用ゴジラたる所以か。

なんだか矛盾だらけでしっちゃかめっちゃか。



ごめんね。
どうしてもなんか吼えたかったの。

密かにってとこが しょぼいけど。

ごちゃまぜのキモチで朝を迎えてる。





キミに頭撫でて貰いたい。
そんな とてつもなく身勝手なワガママ。


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                               ゆうなぎ  



2006年11月06日(月) 微熱

この所 ノボセというか微熱がずっと続いてる。
元々あたしは体温があまり高くなくて35度台が普通なので
37度近くになるとかなりシンドクなる。

確かに元々夏は苦手の暑がりだけれども
11月もこの時期になって
家の中とはいえ 半袖Tシャツに短パン裸足で
クーラーをつけたりしてしまうのはやっぱりおかしい。

気になって更年期障害のサイトなどを見てみる。

自律神経失調症や鬱病との重なった症状があるようで
年齢的にも早めとはいえ 不思議ではない歳。
試しに更年期と鬱病の自己診断というのを
やってみたら両方見事に高得点。
なんていうか苦笑い。

欝とは薬と二人三脚でなんとか焦らず
付き合っていくしかないと思っているけど
更年期も来たか〜きっついな〜
このノボセとダルさがどうにも辛い。

泣き言いったってやっていくしかないんだから
しかたないんだけれども。


なんとか乗り切りたい。
っていうか乗り切るしかないじゃないか。
とにかく生きることにしがみつく・・って
何度目だろ この言葉ここに書くのは。

常に言い聞かせてないとヘタレなんで忘れそうになる。
何もかもがどうでもいいような虚無感に支配されそうになる。

だからきっと何度でも書く。
自分のこの目に文字を刻み付ける為に。


いろんなこと ある。
確かに人生は公平なものじゃないかもしれない。

だけど
どんな闇夜の中でも見上げれば
そこで小さな星は震えながらでも
懸命に瞬いて光を届けてくれている と。


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                               ゆうなぎ



2006年11月05日(日) 花いちりん




考えない
忘れている
気がつかない
想いださない
平気な

ふり。


だけど確かに其処にある
サミシイという
感情。



また滲み出してきて
傷口を抑えた手を凍えさせる
しんしんとした痛み
わたしを無口にさせる。






抱きしめるしかできないなら
抱えて
丸くなって

少しだけ

眠ろう。



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                               ゆうなぎ



2006年11月04日(土) プラネタリウム

何とか仕事 とりあえずキリまで済ませて
クライアントさんにメール。
これで土日は少し一息つけそう・・かな?

仕事自体は言ってしまえばエンドレスでまたそうでないと
困るんだけれど。
休み下手なあたしだからキリは必要。



夜 Kが以前送ってきてくれていたDVDを観る。
同じ時間に観始めて観終わってから電話で感想を話し合う。
こういう面白さのツボ的モノに関して
あたしたちはとても似ているから大層盛り上がって
時間はいつの間にか真夜中から夜明け近く。

あのシーンがとかここは笑ったとか話は尽きない。
仕事の後 疲れていたはずだけど眠たくならなくて不思議。
さすがにこの時間だから解散ってことで電話切ったけど
笑いを共有できるのはなんか嬉しい。




あなたがキミがきみたちが どうか少しでも笑えますように・・。
それはきっと同じように願ってくれていることを
知っているから尚更。


ゴメンは口癖。
これ以外 言える言葉が見つからなくて。
アリガトウは何度でも繰り返したい。
伝えきれないもどかしさや足りない部分の多さはわかっているけど
でもだからこそ。


ありのままの姿でできるだけいられますように。

それが実は多分一番難しいんだけれども。



あたしも誰かの為に光ることのできる
星のひとつになれるといいな。

ちいさなちいさな星でいい。
そのひとの夜空を少しでも照らすことができるなら。



そんなねがいごと。


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                               ゆうなぎ



2006年11月03日(金) はろーはろーはろー

とりあえず仕事の資料を作りあげた。
ふぅ・・と一息。
でもまだ一番厄介な仕事の部分が残ってる。



学生の頃 テストの時にはムズカシイ問題は後回しにして
出来るところからやっていきましょう って教わったのを
イイワケにしてる部分アリアリ。

どんな厄介なことでもコツコツやっていけば終わる。
でっかいジグソーパズル気が遠くなって苦手だけど
始めの1ピースをはめ込まなきゃ最後の1ピースに辿りつけない。


昔は一番好きなものは一番最後に残しておく方だった。
比較的苦手なものから食べていって後からゆっくり好物を味わう。
コドモ時代。

今は一番好きなものからとりあえず食べる。
だって次の瞬間で食べられなくなると悲しいもの。
食べられる時にとにかく悔いを残さないように食べておく。
オトナってなんでこんなに忙しいんだろ。


コドモの頃は明日は続いていて当然だと信じてた。
何の不思議も疑問もなかったから
早くオトナになってしたいことを自由にしたいって思ってた。

オトナになってみて明日は絶対じゃないって知った。
明日どころか一瞬後も必ずじゃないって気づいた時に
足元がぐらつくような怖さを感じて怯えた。

頭の中のイメージじゃなくて本や映画の中でなくて
目の前で命の消えていく過程を見せつけられた時に
その壮絶さに 泣いた。

死というものが自分の真正面に来た時に
あたしには耐えられるんだろうかと考えたら
とてもじゃないけれど自信が無いと思った。

それでも疲れきったり苦しくて堪らないと
死は逃避という甘美な仮面を被って忍び寄ってくる。
ヘタレなあたしなんてフラフラと引き寄せられそうになる。

それでもギリギリの崖っぷちで踏みとどまってきたのは
やっぱり現実にあれほどの近くで見た死のおかげだろう。

あたしはヘタレても弱音吐いても虚無感に支配されても
イイワケ重ねて時に逃げ出しても
やっぱり自分で命は絶てないし絶っちゃいけないんだと思った。

あたしが死ぬ時は できるだけ未練たらしくみっともなく
「死にたくないよ〜」って泣き喚きながらがいい。
それが一番 あたしらしい気がするから。

ヘンテコな矜持だろうけど。



さて 連休だけど とにかく仕事の続き。
パズルを1ピースずつはめこんでいこう。


集中して仕上げられたら少しゆっくりと本読んだり
子供達とDVDみたりしたいな。

ケーキも食べたいなぁ〜
久しぶりに甘いの。チョコレート万歳!
あ 生チョコが好き。




連休一日目。
相変わらず ジタバタしています。

眠気と頭痛とモドカシサと手を繋ぎつつ
薬飲みのみ カタカタキーボード パソコン前です。


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                               ゆうなぎ  



2006年11月02日(木) がううううう。

仕事の合間に。


昨夜はそれでも自分ながら随分頑張った。
だけど集中すれば前なら一晩でできたことが
今はできない。

ちょうど半分の時点で力尽きる。
PC前でストンと意識落ちて
気が付けば朝。
後ろに仰け反って寝てたらしく
首が痛いったらない。

コキコキする首とガチガチの肩叩きながら
大慌てでPCの電源落として
朝子供ら起こして食べさせて学校に送り出して
洗濯してそれでも大まかにゴミ拾って
薬飲んでちょっと一息・・と横になったらそのまま再度意識遠のく。

ちょっとだけ横になって腰伸ばしたらすぐ起きて続きするんだ
ってのが 自分へのイイワケ。
もうまったくこの根性無し!だけどマジ限界なんだものって
嗚呼 やっぱり立派なイイワケ ヘタレ。


最近 いつもだと夕食後に薬飲んで
例のちょっとだけ横に・・・で朝まで結局寝てしまうから
昨日もだけど今日もそこでとにかくPC立ち上げる。
一度立ち上げると何とかなる。
一度電源落とすと自分の電源も落ちるから
それまでにやれるだけ飛ばす。

限界値の針振り切ってとにかく集中できるかぎり。

それでも現在まだ自分に課したノルマの三分の一残ってる。
今日もかなり頑張ったんだけどな〜
やりだすときちんとしないと気が済まなくなるから
1のものが10になる。
昔の感覚でいるのに頭と身体がついてこないから厄介。
ふぅ・・・。


さっきも資料を作成してたら保存しようとした直前に
フリーズして泣きそうになった。
同じ部分を繰り返して作り直す気になれずに
違う部分から再度作業開始したけど気力がガクッと。

ノボセが酷くなって暑くてしかたない。
氷水飲んで溜息。
今 11月だよね?

今日はここまでかな・・
弱気の虫。
神経集中の後は暫く使い物にならなくなるから
出来る限り進めておきたいんだけど
限界みたいだ。

クラクラしてきた。気分悪い。頭痛い。いかん。


切り替えなきゃ。
ここまでしかできなかったじゃなくて
ここまででもできたって思わなきゃ。

頭痛薬飲んで今夜はこれで寝ることにします。


モドカシクイラダタシイこの頭と身体。

がううううう。

おやすみなさい。


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                               ゆうなぎ



2006年11月01日(水) 夕暮れ 蒼空 茜雲

ああ・・秋なのだなぁと今更に。
もう11月。
秋も終わりに近づいているというのに。



夕方 ベランダに洗濯物を取り込みに出たら
秋風が気持ち良くて そのまま しばらく空を見てた。




もう青じゃなくて藍でもなく蒼というような空の色に
薄い茜色に染まった雲が不思議な形でとても美しいと思った。



なかなか思うように動かない頭と身体に焦りながらも
こうして空を眺めて澄んだ空気を吸い込めば
なんだか ほんの少しでも 
望んで願い続けているイイモノに
なれるような気がした。


この風景も
この時間も
この一瞬きり。
二度と同じ時は戻らない。

時間は巻き戻せないから
きっと尊い。
それはとてもカナシイけれど。

でもだからわたしたちは
今を生きていけるのかもしれない と

ふっと そんな風に思った。





洗濯物を抱えて部屋へと戻ったら
末っ子の「ただいま」の声が聞こえた。


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                               ゆうなぎ


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