++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年06月30日(木) ささやかな計画

現在のわたしの仕事は いってみれば大変 波がある。
ある意味 自営業的?だから 自分で考え 自分で動いて 
仕事としての形に持っていくまでが 簡単なことではないし 
それだけにやりがいはあるが これだけで子供と親子で
食べていけるのかと言われれば項垂れるしかなくなる。 
これを副業としかいえない所以は其処だ。

その為もあってもう一つ”毎日10円玉貯金”みたいな内職?仕事も
始めた。小さなことからでもコツコツと。(どこかで聞いたような台詞)

そんなことなら普通に外へパートなり何なりでも確実な収入を
それなりに得られるよう働きに出ればいいようなものだが
(実際 皆さんそうやって懸命に生きてるのだから)
それが怖くてできない。不甲斐ないわたし。

そんなに緊張せずにいればいいのに とか
気を使いすぎる とか よく言われるけど
もうこれは わたしの標準装備になっていて
自動的に出てきてしまうことだからどうしようもない。
”普通に”と言われてもその普通ができない 
どうしたらいいのかわからないから どうしようもない。

極度の緊張。気を張り詰めてるから 確かにいつも周囲の評判はいい。
ただ その緊張に耐えかねて 心身共に自滅して すみません と
いうことになる。どうして?と不思議がられるけれど。

夫が亡くなった後の1年間のパートなんて だからむしろ驚異的な
ことだったと思う。
心の感覚が麻痺していたのがかえって良かったのかもしれない。
それと周囲との相性も。


でも 例えば生来の貧乏性もあるし 
実際子供との生活の糧を少しでも何とかしなくてはというのは
あるから そういう意味では発展途上(というか未来はあるのか?)でも 
この仕事自体は 自分に向いていると思っている。
何とか 広げていき 仕事 と胸を張って言えるようになりたいという
野心はある。コレデモ。

その為に 必死になってる。
労力に見合う収入が得られるまでには道のりは遠いけど
すごく優等生的な言い方すれば 元手無く勉強させて貰いながら
お金がいただけることは今の自分には何より有難い。

その為の徹夜なら厭わない。
元手やキャリアがないなら 後は ひたすら自分のスキルを独学でも
上げていき自らの労力を最大限に使うこと。
自分の労力にお金はかからない。
失敗したり例えば上手くいかなくても 失くすものはない。
せいぜい労力が無駄になるだけ。 
それも経験になると思えば 何一つ無駄はない。

なんて

ちょっとカッコヨク言い過ぎ(笑)

要するに子供までいながら
他人様の中に出て行く適応力が欠如してるってだけだから。
所詮 甘ったれてるだけ!ってバッサリ切られればそれまで。
言い返せる言葉はゴザイマセン。こんなヤツです。すいません。


それでも実は ささやかな計画を立てている。
この夏休み。 子供との家族旅行。多分最初で最後になるだろうな。
この先 そんな余裕はなくなるだろうから。

でもだからこそ 何とかしたくてお母ちゃんは必死になってる。
これが 国内旅行(当たり前だ)でも結構かかるんだわ。
交通費に その子供が行きたがっているのが ちょっと行きにくく
遠い場所にあるもんで。
宿もねぇ・・・一人なら何処でも良くても子供連れは バストイレ付は
最低条件 欲しいしねぇ。

う〜〜〜〜む。道は険しいぞ。
お母ちゃんの虎の子の500円玉貯金は崩そう(泣)
そしてギリギリまで一円でも稼げるように。
見てな!何とかしたる。銭の華咲かしたるで〜〜〜〜!!!!!

計画表 作んなきゃね。

あ〜〜〜〜しかし そう言いつつ仕事サボって 日記書いてる母。
だってだって・・・最近暑くて疲れて眠いんだもん。。

いか〜ん!!
また気がつけば ウトウトと・・
キーボードの角の痕 
顔についていそうな いや〜な予感。


日々是 綱渡りなり。

あっちにゆらゆら こっちにぐらりと まぁ 危なっかしく
それでも しぶとく 綱にしがみつく。


それでも生きてます。
カラ元気でも元気にしてます。


もうひと頑張り何とか って思えるのは
キミのあなたのおかげです。


見ていてくれてますか?
見ていてくださいね。


さぼり気味のお疲れ母ちゃんの ささやかな計画。
叱咤激励してお尻叩いてやってください。

ね。

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                               ゆうなぎ



2005年06月29日(水) スキライスキライ

暑いのは苦手だ。
昔から そう。

夏はキライだ。虫も出てくるし
特に蚊とアリときたら・・・うがあああああああああ

暑いうえに湿気が多い日なんかは最悪だ。
身体のベトツキが耐え難い。

そんな日に限って出かける用事。
空気が湿気を吸って重い。
左耳の根元の部分が何故かカブレて痛痒い。

汗がコメカミを伝って地面にポタリポタリ落ちてることに愕然とする。
っていうか いくら暑くてもここまで汗吹き出ることって
なかったんだけどね。

ううううううう 意識モーロー(泣)

母のお供で出かけて 用事を済ませた後で
普段履きのサンダル。母が買うというので わたしも一緒にお店を覗く。
たまたま履きやすそうなブラウン系のがあって値段も手頃だったので
買って帰る。

ほんの千数百円の買い物だけど 何だか嬉しい。

それでちょっと元気回復・・といいたい所だけど
家に帰り着いたら もうグッタリ。
シャワー浴びた後はそのまま クーラーかけて 
子供帰って来るまでダウン。
またもや 夕食手抜き 煮込み料理は便利。ゴメン!明日こそ〜!



そういえばこの前 Kと逢った時にも二つシルバーのペンダント買った。
値段にすれば二つあわせても数千円程度。
わたしくらいの歳のニンゲンがするには可愛すぎるかな って
思ったけど Kの「良く似合うよ!」って言葉に後押しされて。
本当は一つだけのつもりだったけど決めかねていたら
(貧乏性と笑う無かれ!)
一つはKがプレゼントしてくれた。
トップがちっちゃなサクランボのと 大好きな月を形どったもの。
サクランボはホントにちっちゃくて赤とピンクが可愛い。
月には水色のこれも小さなラインストーンがはめ込まれてる。

安物って言われればそれまでだけど わたしはこういう小さな
さりげないような可愛らしいものがスゴク好き。

硝子ものにも惹かれる。透明感とか繊細な作りが好き。
肌があまり強くないので夏のこの時期 あんまり長時間ペンダント
付けてると汗で蒸れて首筋がカブレたりとかするのが悲しいけど。
でも 取り出して飽きずに眺める。 
わざと手首にブレスみたいに巻いてみたり
そういうお遊びみたいなのも楽しくて。

妖精も好きで密かにコレクション。
天使ではなくて妖精ってとこはジブンなりのコダワリ。

少女趣味だと笑わないでよ!



好きなものは スキ。
どれだけ人から見ればツマラナイといわれるものでも。
嫌いなものは キライ。
こればっかりは感覚・感触。

リクツ でなく 肌触り。
スキライスキライ

それでも複雑に絡まりあう。



笑いながら泣いていて
泣きながらでも笑う

それができるニンゲンってイキモノは
複雑怪奇。

まったく セツナクなるほど ヤサシくて。
ヤサシくて 痛々しいほど矛盾ばかりで。

キミも。
彼も。
あなたも。
彼女も。

まったく ほんとに なんて 

なんて


哀しくて
イトオシイんだろうか。


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                               ゆうなぎ



2005年06月28日(火) 屈折率

#今日は既に6/29(水)日付変更 真夜中#


追いついて追い越された時間。
やっと未来日記から帰還??


今日は心療内科受診日だった。
今 わたしの受診は月イチ。
これは わたし自身が望んでそうしてもらっていること。
薬の量に関しても だけど。

「今 薬のお陰で落ち着いています。 でもお薬を減らされる方向で
いくまでには自信がないし この量は必要なのでお願いします。
受診日も月イチで何とか大丈夫ですから」

落ち着いた声で静かにこう言えば その希望は通してもらえる。

先生は いつも「何かあれば受診日前でもいつでもいいんですからね」
そういって下さる。

「はい。 ありがとうございます」

わたしも そう答える。


正直。
でも ”何か” あっても 例えば外側への暴走方向に
自分がいかない限りは内側へ向かう限りは わたしは
病院へSOSをこれ以上は求めないだろう。

結局。
わたしというニンゲンは基本的に他人に甘えるとか助けを求めるのが
極端に苦手なんだと思う。
そのわたしがこうして心療内科にとにかくも通い薬を貰える事に
なった。これ自体が わたしが自分にできる精一杯の限界。

月イチの受診も だから 3分で終わる。
一応のことは初めに話したし それから それ以上を話しても
結局 どうなるとは思えない。
身勝手な極端な言い方をすれば薬が貰えればいい。

お医者さんはとても穏やかな良い方で話せば聞いてくださる方だけれど
所詮は当たり前だけど医者と患者。
カウンセラーもまた受けたいと思わないのは それくらいなら
今までの自分を知る 友達と話した方がよほど自分にとって楽だから。

多分 わたしは極端な人見知り。
だから 本当の意味でココロを開かないと自分の本当の内側を
見せたくない。


屈折率 高いんだと 思う。


例えばこの世の中 苦労しているヒトは悲しいけど いるし
それを紆余曲折 乗り越えて 頑張ってる方々も沢山居る。
それは 本でもメディアでも 溢れるほどに流れている。

時々 というか よく それに対して
”感動して生きる力を貰った”とか
”自分なんかまだまだだと恥ずかしくなった”とか
そういう 
影響を受けて人生が変わりました 的な方々の声を聞く。

わたしは それは立派だな、偉いな、凄いことだな とは思う。
ただ 申し訳ないけど それで影響を受けるとか自分が云々とかは
思わないし 思えない。 多分 醒めた目で見ている。

ある意味 それで 自分を省みたり影響を受けて
感動できるヒトに対しては きっと真っ直ぐな生き方の出来る
本当に素直なヒトなんだなぁ って羨ましい。
わたしには絶対無理な思考だから。

これを書くことは実はかなりの勇気がいる。
何しろ元々小心者ゆえ。

ただ 書いてしまうと わたしにとって他人はあくまで他人なんだ。
この場合の他人は自分以外の全てという意味で。
それは冷たいようだけど 事実 どれだけ思い入れようと
それが我が子であっても そのニンゲンそのものにはなれない。
ジブンをどうにかできるのは所詮ジブンでしかない。
それだけはどうしようもないという厳しい現実の認識が
常に胸の中に ある。

比べるものでないにしろ自分より明らかに苦労されていて
それでもそれに負けずに(内面の葛藤はもちろんそれぞれに
お持ちだろうと拝察するけれど)頑張って生きてらっしゃる
立派(に見える)方々のお話なり言葉なりを聞いても 
それはご立派なことですね と思えても それまで なんだ。

むしろ何てヒネクレモノだ という非難の声を聞くのを覚悟で言えば
あまり 見ていたく ない くらいで。
だから それを見て泣けたり感動したり影響を受けれる方々を
羨ましいなぁ と思う。モノスゴク。
それができたら もっと楽だと思うから ジブンが。

宗教にしてもしかり。
どんな宗教にしても それで救われるとはどうしても思えない。
正しいことなんだろう。例えば中にはあるだろう悪徳宗教のような
ものにしても 極端に言えば信じて救われるものなら それは
その人にとって 誰がなんといっても良い宗教になるんだと思う。

でも そういうことが わたしには一切ない。

いつから失くしたのか 初めから持っていなかったからこうなったのか
それはわからないけど。 
良くも悪くも わたしはこういう屈折率の高いニンゲンだ。


わたしがシンクロするのは むしろジブンと同じように
常に揺れて悩んで苦しんで回り道を自分の足でしているひとたちだ。
不器用で意地っ張りで 誰よりもジブンの納得がいかないと
先へ進めない。自らの手で破壊してからでないと踏み出せない。
キレイな生き方のできない不器用ゴジラな人々。


キレイな生き様には憧れる。
真実(ほんとう)にヤサシいヒトになれたらって思う。
実際 苦労やドロドロしたものはどんなヒトの中にもあるだろうけれど
それを昇華してちゃんと生きてらっしゃる方々は居て それは
素晴らしいことだと本当にそう思う。

ただ わたしの中ではそれを見せられてもジブンに影響を与えない。
感銘も感動も ない。
別の形。 ジブンとは違う できない形だと そう静かに思うだけだ。


(言葉足りずで これを読まれて不愉快になられた方がいたら
ごめんなさい。 
偉そうに意味があって否定とか そんなつもりは一切ないのです。
所詮言ってみれば小心者のオチコボレの か細い遠吠えみたいな
ものですので どうぞお聞き流しいただいてご容赦をお願いいたします)


屈折率 高いです。
こういうヤツなんですよ。
ワタシ。

今日もヤサシいものに憧れながら でも 一足歩くごとに
花やら建物やらを でっかい足で踏み潰してる 不器用ゴジラ。
そのくせ 変な意地と矜持(きょうじ)が身体に刻まれてるから
厄介。

こういうヤツなんですよ。
ワタシ。

生きててゴメンナサイ状態でも 生きることに しがみついてる。

こういうヤツなんですよ。
ワタシ。

失望されても でも ゴメン。
わたしはやっぱり ワタシ。

だから あーダメだって思ったら捨ててってください。
覚悟済みなんで。(いや こそっとイジイジしばらく落ち込んでるとは
思いますが←この辺 実に いじましいっすね(苦笑))

こういうヤツでしかいられないんです。
こういう生き方 選んじまったんです。


あたし。


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                               ゆうなぎ



2005年06月27日(月) Sanctuary

Kと無事に逢うことができた。
約3ヶ月ぶりのわたしの休日。

高揚感というよりも 顔を見るまでは ちゃんと逢えるまでは 
また もしかしてまた何かがって まだ不安。

新幹線に乗って向かう いつもの待ち合わせ場所。
目の前に立ったKは やっぱりいつものKで。
一緒に歩き出せば そこにはいつもの風景があった。
その安心感。
ああ これが 欲しかったんだって思った。

いっぱい笑った。
いつも通りに色々見て廻って
何処で何食べようか?とか こっちのこれは?・・とか
他愛無い ほんとうに 他愛無い会話。
一緒にゲームして。本屋さん見たり。
新しい携帯あれやこれや冷やかし偵察。
子供のお土産やら選んで。
ゆったりと時間が流れていく。

うん。いっぱい笑った。ワタシの顔でわたし。

楽しかった。本当に本当に。
アリガトウ。


だけど もう 泣けなかったなぁ。
っていうか もう此処は泣く場所じゃないって思った。
此処で泣いちゃいけない って そう 思った。
だから 泣かなかった。

最初から最後まで笑ってた。 笑ってまたね!って
見送ってくれるKに手を振った。

これでいいんだって思って
でも 此処でもう泣けなくなった自分 泣かない自分が
ちょっと ほんのちょっとだけ 切なかった。

それでも これでいいんだって思う。
それは無理をしてとかそういうこととちょっと違って。
ただ これは わたしの決めたことで。
要するにそういうことなんだ。

Kと過ごす時間はとても心地良く暖かい。
それは わたしにとっての唯一のワタシに戻れる時間。
だからこそ失くしたくない。大切に守りたい。

ここはサンクチュアリ。 聖域で避難所。
でも永住の地にはなり得ない場所。

だから。


ありがとう。心配してくれたみんな。K。
わたしは大丈夫。少し休めたから また 歩き出せる。


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#それは どこかヒトリゴトめいた#


ねぇ・・・キミと同じように わたしも偽善者だよ。
それも 多分 屈折してる分 キミよりもタチの悪い。
それでもね 思うの。思ったの。
とびきりのウソツキになって 全部呑み込んで
呑み込めるだけ呑み込んで で それでも守りたいんだ って。
そんな 決意。愚かしいかもしれないけれど。


ホンキで泣き喚いて殴りかかって。
違うんだって。そうじゃないだろ って。
そう言ってやれる本当のヤサシさをツヨサを
わたしも持てたら って思う。
モドカシイほどに狂おしいほどに。

いつか そうなりたいと。
此処まできても こんなわたしでも 何処かでね
諦めず まだ そう思ったり するんだよ。

それでも
失くしたくないものを守るために
わたしは
多分 呑みこみ続ける。
愚かは承知。
身勝手も承知。

それでも わたしは往くよ。
手を離さない。

わたしは偽善者でヤサシいモノモドキだけど

でもやっぱり楽しい時には笑う。
幸せだなって笑うキモチはホンモノ。

ニセモノのヤサシさでも其処にアイはあるだろう?
だから きっとそれを守るために偽善者にもなるんだ。

ねぇ キミ。

だから往こうよ。往かないか?
平行して突っ走りながら。
たまに繋いだ糸を手繰り寄せ。

旅を続けよう。
先は見えないけれど。

さぁ 
往こうよ。


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                               ゆうなぎ



2005年06月26日(日) 永遠の1ピース

#今日は6/24(金)早朝#


昨日 髪を 短く 切った。

伸ばしかけていた髪。首筋が見えるくらいまでショートに。
週末 Kと逢う約束。
無事に何事も起こらずに・・と密かな願かけ。



わたしは一度粉々に砕け散ったニンゲンだ。
それはホントに見事に。
壊れたことを誰にも知られることもないまま
知らせないままに壊れた。確かにあの瞬間。

どれほど小さく砕けても無くならなかった欠片を
拾い集めて それから不器用な手でもう一度作り直したのが
今のワタシ。

それでも あれほど拾い集めたはずの欠片の1ピース。
ちょうどココロの中心は 失われたままで。
二度と戻ってこない。

そんなことないよ なんて言葉 ごめんね ありがと でもね
知ってるの 自分が確かに。
永遠に失くしたこと。


もしも わたしが ヤサシクみえるなら それは わたしが何かを
諦めているからかもしれない。諦めたニンゲンはヤサシク見えるから。

でも わたしが本当はヤサシいモノモドキなのは 
わたしが諦めきれてないからかもしれない。 
だからきっとモドキなんだ。

本当にヤサシイヒトは きっと 諦めなくても そのままで 
ヤサシくいられるヒト。
そんなヒトになれたらどんなにいいだろうって思うけど
多分 わたしは ずっと ヤサシいモノモドキのまま。
不器用ゴジラのまま。


痛みを騙しながら生きてる。
でも そうでないと生きられないでしょ。
無理を重ねて重ねて止まらずに。
でも 休んだら二度と立ち上がれないでしょ。

それじゃ困るんだ。うん。
だからね。



ココロの真ん中がいつもスースーしてる。
ぽっかり空いた1ピース
風が ひゅーひゅーいってる。

永遠には塞げなくても
暖かな手を借りて少しの間でも
その隙間を塞いで。

そうしてわたしは今日を明日を生きる。



貴方はキミは こんなふうにならないで。
ココロの大切な部分だけは失くさないで。

大切なヒトだから。
貴方はキミは 今のわたしのココロを形作っている
大切な1ピースだから。
もう お願い わたしに これ以上 失くさせないで。

だから 祈るんだ。身勝手でも。しがみつく様に。
その為なら この頼りない腕でも 伸ばすからオネガイだから って。

 
シンドイよね ほんと生きるって。
でもでも
今日を生きて
そうして
明日を 見てみない?一緒に。

ねぇ 

元気だよ 大丈夫。 っていうから
騙されて。
わたしも 元気だよ 大丈夫。 って言われたら
うんうん って頷くからさ。

それでもいいじゃん。
それでもいいからさ・・・



生きるから。
生きよう。

ね。


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                               ゆうなぎ



2005年06月25日(土) 想うキモチ

#現在 6/23(木)早朝。#


今日はとにかくいろんなことがあった日だった。
その度に一喜一憂して神経の糸が焼き切れそうな日でもあった。

朝 今日はKの再度の造影剤入れての再レントゲンの日で
これで結石が流れてたら週末でも急ではあるけど逢おうと
そういう話で。
Kも最近のわたしの諦観したような静かな落ち着きめいたものに
妙な不安を感じたのかもしれない。

メールで朝イチに「今から行ってきます」
次のメール「今 病院に着いたよ」
それから電話で「無事に石流れてたみたい」

良かったねーって話して。
わたしのテンションは相変わらず静かなままだけど
それでも 電話切ったあと ジワジワと良かった・・って
嬉しさがこみあげる。

逢える ん だ。 って今度こそ。

急すぎて大変じゃない?自分はいいけど大丈夫?って
Kが気遣ってくれた時も むしろ少しでも早い方がいいからって。 
だって いつ何が起こるかわからない。
それが怖かったから。とても。

また 待っている間に繰り返されるのは 嫌。

逢う 約束して さっそく明日美容院に予約入れた。


それから 実家へ報告電話しようとしたら
電話に出た母が慌ててて「おばあちゃんがお腹痛いっていうから
今から病院に連れていく所」っていう。
とにかく週末の報告どころじゃなく 病院から帰ったら
心配だから 必ず連絡入れてね・・とそういって電話切って。

一気に血の気が引く思い。
祖母はもう高齢で ほんの腹痛であっても
ほんの で安心してられる歳ではないから。
祖母への心配。
それと共に週末またダメになるかもと
それにショックを受けてる自分がいて自己嫌悪。

Kにも言えず というか口にすればそれが悪い方に動いて
しまいそうでそれが怖くて ただひとりの友達にだけ
電話で話す。それだけでも少し落ち着くことが出来て。
それでも 気持ちは落ちたまま。

また?またなの? もう嫌。こんなのは嫌だ。
カミサマ お願いします。 もうこれ以上は。

とにかく連絡待っていたら数時間後 電話。

母から「大丈夫。心配要らないよ。検査もしたけど大丈夫だった」と。
涙ぐみそうなほどの安堵感。やっと週末のことを伝える。
むしろ最近のわたしの状態を心配していた母から
「少しは 友達に会ったりしてゆっくりしておいで」と言葉を貰う。
ほとんど自分だけの事では出かけない。そんな余裕がないのも
あるし 元々 外より内を好むタイプなので。
この数ヶ月に一度が唯一 自分解放の時間。
 
最近体調もあまり良くなかったのを知っている母からは
新幹線とか大丈夫?ってそちらを気遣われてしまった。

 うん。大丈夫。ごめんね、そっちも大変なのに心配かけて。
 少し休めたら また元気になるから大丈夫だよ。ありがとう。

この歳になっても なかなか孝行らしいものすらできない
親不孝娘は答えて心の中で呟く。
何もできなくて ごめん。ごめんね。


そうしてホッとしていたら次の電話。子供の学校から。
子供がお友達とふざけていたのがケンカになって
子供の方は手を出さなかったけど たまたま相手の子が持っていた
道具箱の袋が うちの子供の目のすぐ上に当たったらしく。

大慌てで学校へ行く。この前も目の上で今度も位置は反対だけど。
再度パニックになりそうなのを抑えて。とにかく。

行ってみると傷自体はそう酷いものではないようで。
良かった・・・とひとつ大きな安堵の溜息・・。

相手の子は心配になったんだろう 泣いてて。
うちの子は大丈夫 っていってて。
お互いにケンカの ごめんね 言い合って 仲直り。


 ケガをした方もさせた方も辛くなる心が痛くなって傷つく。
 せっかくの仲の良いお友達同士がそんなふうになるのは
 悲しいこと。はずみ っていうのは怖い。
 今回はケガした方だったけど それはたまたま。
 だから気をつけようね。これからも仲良くしてね。
 
泣きじゃくっているその子にそう話して頭撫でたら
少し安心したように小さく頷いてた。
 

良かった って心底。
子供と手を繋いで帰る。
 ほんとにお母ちゃん心配したんだよ〜
バンソウコウ眉毛の下に貼ってる子供に言う。
 お母ちゃんの寿命縮ませることは極力止めとくれよ〜
そうして でも
 偉かったね〜ちゃんと約束守って自分から手出したりしなかったんだね。

「うん」ってちょっとそこはちょっぴり誇らしげに。
約束したもん ってちっちゃな横顔が言ってる気がした。


さて それから 夜7時。
今日は一日クタクタで・・・
と思っていたら 亡夫が妹みたいに可愛がっていた後輩の女のコから電話。
「遅くなって申し訳ないんですが 今からお線香あげさせてもらいに
いってもいいですか?」ってすまなそうに。

ああ そうだ そういえば今日って聞いてたんだ。

えーい もうここまでくりゃ一緒だ。
いいよ〜暗いから気をつけておいで。待ってるよって答えて
電話を置く。

幸い今日はカレーだったから。
まだご飯もあるし。

しばらくして来たそのコに
こんなんだけど良かったら食べていってって。
お線香あげてくれて。
彼女にとっても夫の死というのは大きかったのだと思う。
まだ かなり引きずってる部分があるのがわかるから。
まさに兄を亡くした感覚なんだろうな・・と思う。
ある意味 まだ若い彼女に背負わせてしまったものに対して
申し訳ないな・・と思う。

亡くなった後も 命日や何かあるごとに忘れずお線香あげにきてくれて
話していく。思い出すんだろう 泣きながら。

わたしは もう泣けないから。静かに話を聞く。

正直 シンドイ時もある。
ストレートに泣ける彼女が羨ましく感じたりする。

慰める っていう言い方は変かな。 でも。
貴方が頑張ってるのをちゃんとアノヒトは見てるはずだからね と。

そういいながらちょっと心の中で苦笑。
これじゃ反対だよ って(笑)

死んでからも忘れず思い出して泣いてくれるヒトがいることは
幸せなことだとそう思う。
少なくとも アノヒトは そういう意味で幸せなヒトだと
そう 思う。

わたしも 忘れはしないもの。


彼女が帰ったのは10時過ぎ。子供はソファでいつの間にか くぅくぅ。
でも 車に乗り込む彼女 ウサギの目だケド 
少しすっきりとしたような顔してて。 良かったなって
そう思って またね って 見送った。


長い長い一日だった。


週末 ねぇ 今度こそ逢えるよね?
今日(もう既に)美容院に行って来て。
キレイになるんだ。 伸ばすつもりにしてた髪ダケド
また短く切ろう。 ナントナク。
サッパリとスッキリと。


いろんな想うキモチが交差する日々。

みんなヤサシイヒトなんだ。
そうして そんなヤサシイヒトに限って
ヤサシクナリタイって そう願っている痛々しさ。

何もできなくてごめんね。
それでもわたしもやっぱりヤサシイヒトになりたいって思っちゃうよ。
でも わたしはみんなほど真っ直ぐにヤサシクないんだ。本当に。
モドキなの。 それ自分が一番知ってるの。

生きるってツライね。
そう思う。傷口を一人押さえながら。

沢山のヒトの
それぞれの想うキモチの前に
立ち尽くすしかできない自分がいて。

無理はしてる。多分かなり。
でも それでも 無理をしても頼りない腕でも
広げたいって思ってしまう自分が其処にいることも
真実(ほんとう)なんだよ。

それが 不器用ゴジラの あたし なの。

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追伸というか私信 いろいろなヒトへ

・途絶えても心配しないでね。
 毎日此処から見てるよ。でっかい足跡残していく(笑)

・まずは栄養と休養できるだけとって身体治すこと!
 ねーちゃん 超心配性なんで。そこんとこヨロシク!!

・また ひょっこりとメールする。
 その時は迷惑だろうが何だろうが必ずしちゃう(スマン)
 のんびりと ゆっくりと往こう。
 一度繋がった手はそんな簡単に離れない。離しゃしない。
 例えば ちょっと手が汗ばんで離しても
 一度繋いだ手の感触が残っている限り 大丈夫。 
 いつだって何度だって また 手を繋ぐよ。
 
 だから 安心して。
 
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                               ゆうなぎ





2005年06月24日(金) そして 日はまた昇る

#現在6/24(水)早朝。もうすぐ朝の用意の時間 慌しく でも書きたくて。#


スズメの声 チュンチュンとしてる。
実は昨夜は早くにお風呂も入らないまま布団に沈没。

でも やっぱり夜中起きてちょこちょこと。
仕事の続きしたり 友達にメール書いたり エトセトラ。
そういう時間が 好きだ。
大切なヒト達と繋がってると実感できることは
どんなにか今の自分の支えになっている。

辛い想いをしている友達もいる。
いや みんな何かをそれぞれに抱えてて
それと闘ったり疲れたりへたり込んだりしてる。

わたしも そう。

比べることのできない痛み。
見守るしかないもどかしさをお互いに抱えながら
それでも。

ねぇ また一日が始まるね。
昨日は絶望で泣いてたり
でも 今日のことは まだ 誰にもわからない。

だから 人って生きていこうって思うんじゃないかな。
そんなことを ふっとね・・・考えたり。

存在してくれていることが救いになるってことさ
あるんだよ。

それは 貴方がキミが そんなのない って言い張ろうとも。
それは 実際 わたしが勝手にでもそう思ってる 譲れないこと。

今日 笑えるか泣いてるか どうだろ。
ずっと泣いてる?
でも 繋がっていく明日に二度と笑う日がこないなんて
そんな絶対なんてのはカミサマにだって わかんないんじゃないかな。

「フランダースの犬」のお話。
すれ違ってしまう哀しいお話。
あと一日 明日を生きられていたら 
そこから人生は続いていたはずだもの。

そんなの哀しすぎるじゃないか。
美しい終わり方も天使の羽もそんなのイラナイよ!

泣いて泣いて泣いてみっともなく泣いて
傷ついて傷つけて
グチャグチャに絡まった糸ごと 抱きしめるしかできなくて。
間違えだらけの答案用紙。
笑い飛ばせるほどの強さはないけれど。
ランドセルの下のほうにクシャクシャにして隠しながら。

多分 ずっと100点満点なんてとれない。
万年落第生。

でも 生きてるよ。しがみついてるよ。あたしってば。

ねぇ 一緒に今日を生きて明日をみてやろうじゃん。
顔上げれないほど シンドイ時は首が疲れるまでうな垂れてようよ。
そのうち 上向いてカクカク首のコリ解したくなった時に
ふっと顔上げてみてもいいわけだし。



要するに 今日も 日はまた昇る ってことだ。

さて お母ちゃんはそろそろ子供起こしつつ
朝の(手抜き)準備にかかるよ。


なんか悟ったようなこと書いてるけど
全然 ほんとは人一倍 弱っちくダラシナイ有様だから(笑)

だから その時は頼むよ。
ヨシヨシってさ 頭撫でておくれよ。

その時はお母ちゃんでなくて 

ちいさなオンナノコの
うな垂れてる
頭。

オネガイ。

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                               ゆうなぎ
 



2005年06月23日(木) 月明かりの下で。

#現在 6/21(火)#



月明かりの下を

一匹の
薄汚れた野良犬が
腹を空かせて足を引きずり引きずり
歩いていた。

何かあてがあるというわけではない。
蹲っていた方が楽なことはわかっていたけど
ただ 何となく止まれないような衝動に駆られて
とにかく歩き続けていた。

首には千切れかかった色褪せた首輪の残骸。
いつだったか 飼われてたことがあった印。



 引きずっている脚は昔つけられた傷の名残
 雨の前の日には余計にシクシクと痛みやがる。
 
 今夜はまた同じ場所をやられちまった。
 いや 避けようと思えば避けられたんだが
 そいつの目がさ・・やけに哀しそうでさ。
 そしたら身動きできなくなっちまった。
 ああ いいかなって。
 それで コイツが楽になるんなら いいかな なんて
 柄にもないやね。
 
 ガブリとひと噛みした後で 
 ハッとしたように飛びのいたソイツさ
 何度も謝るんだわ。まったくさ 馬鹿なヤツよ。
 
 謝るくらいなら噛むなよ。
 言いたかったのに口から出たのは
 「別に痛くもないから 平気だ。大丈夫。」
 静かな優しげな声で言ってる自分が其処に居て
 なんか不思議だった。

 だってなぁ・・ソイツ震えてたんだぜ。
 泣いてたんだぜ。
 まだ毛並みもキレイで。
 傷だって無くって
 痛みってものの意味さえわかってないみたいで。
 そんなヤツが噛むなんて さぞ辛かったんだろうさ。

 俺は さ。
 痛いのにゃ 慣れっこだからな。
 痛くないわけじゃないさ。
 けど 脚を引きずりながらでも立てるし
 こうして歩ける。

 今夜は ヤツがたまたま古傷のおんなじ所 
 噛んじまったもんで・・・さ。
 ちと辛くなったが なに・・それも
 自分で舐めてりゃ そのうち血も固まる。かさぶたになる。
 頑丈だけが取り柄よ。

 ああ でもチクショー 結構効いたな コレ。

 

 
ふと立ち止まって月を見上げて


犬は吼えた。
一声だけ
細く長く。
啼くように ただ 一声だけ 
吼えた。  



そうして

月明かりの下

一匹の
薄汚れた野良犬は
また 足を引きずり引きずり
歩きだした。



月は いつも通り ただ それを照らしていた。

柔らかな明かりを浴びながら
野良犬の後姿は遠ざかっていった。



月は いつも通り ただ それを照らし続けていた。



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                               ゆうなぎ



2005年06月22日(水) 前略 道の上から

#現在 6/20(月)#



相変わらず予定通りにはいかなかったり 思いもかけない
アクシデント続出で。

今日は子供が遊びから帰ってきたらオデコにピンポン球くらいの
タンコブ作って帰ってきて お母ちゃん たまげる。
右目の下には擦り傷つき。

「な・なんで こんなことに・・・(絶句)」
聞いてみると よそ見してて走ってたら
電信柱と激突したそうな。

とにもかくにも 泥だらけの顔をそうっと拭いて
傷口を注意深く消毒。
そうして ピンポン球タンコブを冷やす。
これが結構大変。なにしろ球形になってるから
その上 当たると痛いときてる。
柔らかアイスノンを薄めのタオルに包んで
そうっとそうっと球形に添わせる様に当てる。

子供は幸い 気分とか悪くない。頭痛もないっていう。
けど 頭をなるべく動かさないようにして 疲れてるだろうから
少し横になりなさいって言い聞かせる。
珍しくさすがに素直。
疲れたのもあるんだろう。 
そのうち すうすうと寝息。

ふぅ・・・・。
とりあえずはこれで腫れの引き具合を見るようにする。

夜には幸い 腫れもかなり引き。気分も悪くないようなので
ホッとする。
後は明日の朝の様子見してから 病院に一度連れて行くかどうか
決めよう。


まったくぅ
お母ちゃんの寿命 確実に1年は縮まったぞ〜(泣)

くぅくぅ むにゃむにゃと無邪気に眠る寝顔見ながら
そっと頬に触れる。

痛かったねぇ・・・
いっぱい泣いたんだろう 涙の痕つけて でも
泣かずに帰ってきたんだよね。
頑張った。

意地っ張りの頑固は母譲り。 でも本当は甘えん坊。 



痛いこと泣きたくなること ほんと生きてるといっぱいあるよね。
時には こんな大きなタンコブ作ってきたりして。
それでも 手当てして涙拭いて また懲りずに走り出す。



前略 道の上から。

見てくれていますか?


まったく懲りない親子です。
もうすぐ 朝日が昇ります。



そうして 新しい今日が また はじまります。


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                               ゆうなぎ



2005年06月21日(火) ヤサシいモノモドキの話

#現在 6/19(日)#


あるがままに いられたらいいね。
泣きたい時に泣き。笑いたい時に笑い。
それでも それができないのも また 
わたし自身の選択。不器用な生き方。


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あるがままの ヤサシいモノになりたい。
無理をするとか 意識するとか
何処かを軋ませながらとか
そういうのじゃなくて
自然に そのままで ヤサシいモノで在れたら
どんなにいいだろう。

ヤサシいモノモドキのわたしは
本当のヤサシいモノに泣きたいほど憧れる。


それでも わたしはヤサシいモノモドキだ。
それでも それが わたしのあるがままだ。

本当のヤサシいモノにはなれないけど
ヤサシいモノモドキのわたしは ふと考える。

わたしのそれが あるがままなら
わたしは ヤサシいモノになり損なったヤサシいモノモドキでいい。
わたしは ヤサシいモノモドキで生きていこう。

我慢したり無理したり それでも それをしても
その道を歩くのだと決めたのがわたし自身なら。

完全なヤサシいモノにはなれなくても
ヤサシいモノモドキじゃなきゃ見つからないモノだってあることを
ヤサシイモノモドキだから見つけられたモノがあることを
知っているのもわたし自身だから。



ちいさな というには もったいないほどの
ささやかな というには 胸の熱くなるような

そんな 出会いの数々や
すれ違って行ったヒトが残してくれた笑顔や言葉を
こっそりとタカラモノみたいに心にしまって
時々 取り出しては眺めてみる。

祈ってくれるヒトの願ってくれるヒトの
見ていてくれるヒトの想いが

ヤサシいモノモドキのわたしを
瞬間だけ 真実(ほんとう)のヤサシいモノに変えてくれる気がする。



ヤサシいモノモドキは それでもやっぱりたぶんずっと
ヤサシいモノモドキのままだろう。
でも
でもそれでも ヤサシいモノで在れたなら
逢えなかっただろうヒト達のことを想いながら

ちょっぴり負け惜しみしながらも
少し胸を張ってヤサシいものモドキは思うんだ。

わたしはヤサシいモノモドキ。
永遠にヤサシいモノにはなれないけど

でも それでも 貴方の側にいよう。

でも それでも 貴方の側にいたい。

迷いながら軋みながら傷つけ傷つきながら
それでも


そう 思うんだ。


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                               ゆうなぎ




2005年06月20日(月) 何処(どこ)へ〜雨が降る

#現在 6/18(土)#


微熱とどうにもならないような酷い倦怠感が続いている。
変な食べ方になってる。一日のうちに朝方過食して 後はまったく
食欲ない。

でも多分 今ツライのはカラダよりもココロ。

SOS届かない。
もう一度・・と思ったりもするけど
そこでまた 聞きたくないズレた言葉聞くのは
嫌だって思うから。開きかけた口がまた閉じる。

壊れはしないよ。壊れかけたまま でも
コワレナイ。ほんと頑丈だもの(笑)

ただ ちょっと疲れただけ。

それだけ。
 



『何処(どこ)へ』

何処へ
何処へ
此処(ここ)から
何処まで

何処へ
何処へ
此処から
いつまで

お願い

還り道を教えて


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#6/18(土)AM 3:56#
 
                              

ココロの何処かが パキン って割れる 小さな小さな音がした。



はじめから無かったと思えばいい。
お日様の光は時々でも浴びれれば 幸運。

雨が当たり前なら曇れば一息だし
晴れの日は飛び上がるほど嬉しくなるだろう。

期待すれば それだけ辛くなる。
わかっていたのに学習能力ないから 困る。


この道は一人往く道。
あの時 それを知ったんじゃないか。
今更 何を傷つく?


傘ならとうに失くしたものを。



 『雨が降る』

雨が降る

泣くな
泣くな

つぶやきながら
走った

前だけを見て

他に何ができる?
おかまいなしに
明日がまた始まる

だから
傘などなくても
泣くな

泣くな

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                               ゆうなぎ



2005年06月19日(日) 障子の破れ目から見える月

#未来日記。走りながら流れていく景色に。今日はホントは6/17(金)#



今日は疲れと体調の悪さがピークにきていて。
朝 子供を学校に送り出した後 ひたすら 倒れこむように
昏々と眠り続けた。
一度起きたのは 昼過ぎ。水飲んで残ってたオニギリ一つ食べて
また昏々と眠って。起きたのは帰ってきた子供のチャイムで。

まだ ぼーっとしつつ。でもお陰でだいぶ楽になった。

掃除・洗濯 今日はお休み。料理手抜き。
許せ子供。こんな日もあるさ(強引に納得させてる)

さて 夜。真夜中に。

いつも通り 副業仕事の続き。
でも 時々休んではこうして日記書いたり
トモダチに長いメールしたり。

不思議とこういうのは疲れてても別 楽しい時間。
それでココロの休憩取らせて貰ってる。感謝。

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ここまで書いてたらば 子供が寝ぼけて起きてきた。
一緒にもう一度布団へ。
横に添い寝してやりながら「このまま寝ちゃうとマズイから
気をつけなきゃ〜」とか心の中で思った・・・思った・・・のは
覚えてる・・・・ん・・だ・・が・・・ZZZZZZZZZZZZZZ・・・・・・






気がついたらただ今 17日(金)AM5:00過ぎ



朝じゃん!!!!!(泣)
どーしよ〜と飛び起きPCの前で日記の続き書いてる次第。
(その前に仕事の続きしろってか)
いいもん 今日は夜 ああして寝たからもう少しだけ仕事したら
朝の用意してetc それから送り出した後で集中して仕事するもんね(決意) 


そういえば昨夜 子供を寝かしつけてる時に
子供が「電気を全部消して真っ暗にして」っていうから
いつも小さな豆電球付けたまま寝るのに珍しいな〜って思った。

どうして?って聞いてみたら 布団で横になったまま

「こうしてたら障子の破れ目から外のお月様がみえるんだよ。
お月様みてたら なんか安心するの」

って言った。

ああ そういえば ほんとに この位置からだと
障子の破れ目から 柔らかな明かり
小さくみえるのは お月様。


ああ・・そうだねぇ・・・ヤサシイ明かり なんだか安心するね。
お母ちゃんも 月 大好きだ。

きっと この障子の破れ目がなきゃ気がつかなかった小さなご褒美。
引っ越して早々に寝相の悪さにより
蹴破ってくれたキミに感謝?(笑)


でもこんなふうにきっと。
そうならなきゃ わからないもの、見つけられないこと、
気づかないこと 沢山あるよね。


回り道、迷い道・・・こけつまろびつ 
不器用だけど それもいいのかもしれない。



柔らかな髪の感触。小さな頭に腕枕しながら
障子の破れ目から見えるお月様は


うん。

とってもとっても 優しくて・・・キレイだったよ。

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                               ゆうなぎ



2005年06月18日(土) 夜の声

#未来日記。いつまで。止まると壊れそうな今日はホントは6/16(木)#



副業仕事の徹夜明けの今日。
子供送り出した後 銀行やら役所やら。
いろんな申請やら切り替えやらに出かける。
生活費も引き出してこなきゃだし。
かなりフラフラ 微熱に腰痛。
そこを気合一発。
でもバスに揺られて口あけて後ろにつんのめって
寝てた。ハッとして何気なく(遅いっちゅうの)元通りに。
乗り過ごさなくて良かったよ。

何とか用事済ませて買い物済ませて
帰ってきた頃 Kから電話。

今日は再受診の日で結石がどうなってるかを
レントゲンで見てみるっていってたから。

痛みや違和感はもう今は無いらしい。
レントゲンでも元あった位置に石はなく
他にも見えなかったらしい。

ただ 本人に石が出たという感覚がなかったことと
後 たまに骨の影で見えないこともあるらしくて。
来週 造影剤飲んでから 再レントゲンらしい。

そっか。。
とりあえず痛みがなくなってることと
レントゲンで消えてること 良かったね。

もし 骨の影になってても動いてる証拠で
いい兆候らしいし。そんなに大きな石じゃないから
今 出て無くても自然に出るでしょうってことらしくて。
薬も一つ減ったって言ってた。

来週 造影剤でレントゲン撮っても無いってことが
確認されたら Kは逢いたいっていってくれるかな。


話を聞きながら ぼんやりと そんなことを考えてた。
もう口には出さないけど。




身体 シンドイ。
ココロ シンドイ。
丸虫みたいに丸まって
自分でジブンを抱きしめる。





止まり木を
ありがとう。優しいヒト。
ついつい甘えて巣を作っちゃいそうなジブンが怖いです(笑)

本当は わたしが貴方を抱きしめたいくらいなのに。
でも きっと思い切り抱きしめたら貴方を壊しちゃいそうです。
この不器用ゴジラは。





夜の声。ヒトリゴト。

届かないひとは もう眠っただろうか。

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                               ゆうなぎ



2005年06月17日(金) ピンク ノ キモチ

#未来日記。なかなか現実の日が追いつかない。今日はホントは6/15(水)#



子供のダダに対応していたら腰を痛めた。
だって骨太がっちりなんだもん。
自覚してよ〜(泣)
お母ちゃん 湿布べたべたの情けない姿。
ズキズキする腰さすりながらへっぴり腰で歩く。
ううううううううううううううううううう。

でも ぎっくり腰にならなくて良かった(心底安堵)
そればかりはご勘弁。シャレにならんよ。ほんと。

歳だねぇ とかそういう突っ込みは この際ご容赦。
その言葉 かなり敏感になるお年頃なもんで。

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Kの結石の再受診日が明日。
相変わらず自然排出はないようだし。
痛みは無くなってるらしいけど。
どうなるのか 今後の治療方針。
病院帰りに連絡いれてくれるらしいので それ待ち。

痛みが無いのなら本人が希望しなければ粉砕とかは
無くて気長に排出を待つのかな?石爆弾抱えたまま。
どうなんだろう。それこそ素人じゃなんともわからないけど。

ただ そうなるときっと遠出は無理だろうし
(というか 本人が不安だろう)
粉砕とかそういう未知の治療に関してKは不安がるタイプだから
お医者さんがもう少し自然排出待ってみますかって
言えばそれに頷くんじゃないかな。そんな気がする。

それなら それでもいいかな って 思う。
それをKが選ぶなら わたしはただ頷くだけ。
大丈夫だよ って ちゃんと笑う。

次が いつか なら いつか で もういい。
いつか が無くなるとは思わないし 繋がりが切れるとも思わない。
いつか Kの納得した時に逢えるんだろう。

ただ 必要以上の期待を もうしないだけだ。
ごめん。 その方が今は楽なんだ。

「ジブンだって辛いんだ」とか「ジブンだって考えてるのに」とか
そういう言葉を今 Kの口から聞くのはわたしには辛い。

わたしだって こんなに辛いことが沢山あるんだよ って
それを言ったってきっとわかってもらえないと思うから。
っていうか 自分のことでいっぱいのヒトには見えないだろうから。

けど
ねぇ・・・

わたしだって 沢山の辛いこととか泣きそうなこととか
身体と精神の不調抱えてそれでも独りでやってくしか
ないんだよ。
それでもその中でKに逢えて自分に戻れる時間があったから
それで頑張ってこれたんだよ。
そんなわたしが 今 限界で 
タスケテ タスケテ って何度も何度も叫んでるの。
ドウシテ キコエナイノ?


言えたらいいね。
言えたら それが 伝わるのなら どんなにいいだろう。

伝わらないことを知っているから
言えない。言わない。

「ジブンだって辛いんだ」「ジブンだって考えてるのに」

その言葉を今は ごめん 

聞くことに耐えられそうに ないんだ。

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ピンクって色
オンナノコの色って気がして
昔から 一番好きな色だった。

柔らかなもの優しいもの可愛いもの
ドレスやリボン、レース
似合うタイプじゃなくて

色ならブラウン。デザインシンプル。
図書館の隅で いつも本読んでるようなそんな 
空想家のいたって地味なオンナノコだった。

それでも そんなオンナノコは密かに
ピンクに憧れてこっそり綺麗なレースのリボン
集めてたりして。 
そのまま こんなオトナになりました。

捨ててないの。実はコレクション(笑)
好きなものは変わらない。似合わないピンク。

こっそり取り出してはピンクのレースリボン
不器用に手首に結んでみたりする。

ちょっとオンナノコの気分になって
独り遊び。


ピンクのリボンはあの頃よりもっと似合わなくなったけど
でも 今のジブン あの頃より 好きです。

いっぱい色んなことあって いっぱい泣いて笑って
積み重ねられてきて ヨレヨレに汚れたりしてて
でも その代わりに あの頃わからなかったことの
意味も知ることができた。


あの頃のワタシがわたしをみたら でもきっと
ガッカリしたり失望したりするのかもしれない。

それでも そんなワタシをちょっとニガワライしつつ
見つめながらも わたしはイトオシク思うような気がする。
その一途さとか突っ走り加減とか勘違いぶりとか傲慢ささえも。
ヨシヨシって頭撫でて 頑張れよ!って。


でも もしもこのままの精神(ココロ)であの頃に戻してもらえるなら
どうだろう もう少し マシに生きられたかな?

いいえ そんなこと いいんです。
だってそんなことしたら 今 出逢えてるヒトタチに出逢えないかも
しれないじゃない って。
ちょっとカッコつけてそんなこと言いつつ

少し 実はそれに憧れたりもする っていったら怒る?キミ。




ずっと心にしまわれた 
でも 消えない。 消せないまま。
時々 ちょっとセツナク取り出してみるの。

ピンクのキモチ。



2005年06月16日(木) 天気雨

#未来日記当分続く。今日はホントは6/14(火)#



人生って言葉を使うのには わたしなんかには何処か大げさすぎて
似つかわしくないような気がするけど
でも。
生きていくってコトは つづれ織りみたいに
本当にいろんなことで形作られているんだなって 思った。

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相変わらずKとは微妙にずれている感覚を感じ続けている。
それでも仕方ないのかもしれないと思うのは 
この物理的な距離のこともある。
目の前で見ていないことに対して実感が
湧かないのは ある意味しょうがないだろう。

その上 結石を抱えた今のKにわたしの事情や状態を察する
余裕がないのは当然といえば当然なのかもしれない。
諦め というのとは微妙に違うのかもしれないけれど
ただ 深い部分でわかってもらえないだろう ということは
哀しいけれど 知っている。もう 知って しまった。

ただ わかってもらえないから ダメなのかと言われたらそれは
違っていて Kは わたしという人間をKなりの形で
ずっと支え続けてくれた。それも真実。

だから たぶん Kとわたしは ずっとこれで いい。

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嬉しいことがある。
幸せだなと思うことがある。

好きなヒトたちが いる。
そう とてもとても 好きなヒトが。

不思議に遠くにいても ちゃんと手が繋げる。

とても嬉しい手紙。
メールっていうよりも なんていうかもっと手の温もりを
感じるような だから 手紙。

手紙を書くのは好き。
書くこと好きだから きっとこんな風に此処でも書いてるんだろうけど
好きなヒトから手紙を貰って
一緒に泣いたり笑ったりして うんうん って頷いて。
そうして 好きなヒトへ書く手紙 それはとても心を暖める。

ああ・・・こういうことがあるからきっと人生って
苦しいけど歩いていけるんだなってそう思う。

神様からご褒美を貰った気がする。


それぞれの人たちとの出逢いの形と
そうして 向き合う形は 違うけれど。

大切だと大好きだと そう思える人たちがいてくれることは
そう感じることができることは とても幸せなことだと。

お天気はいつも晴ればかりじゃない。
曇ったり 土砂降りになったり 
雪で凍えたり・・・

それでも そんな中に沢山の出逢いがある。
その不思議。その 震えるような喜び。



うん。いつか・・・・・。
もう出逢っているけど こうしてしっかりと手を繋いでいるけど
いつか 一緒に顔見合わせて笑えたらいいね。
同じ空の下で。

歌を歌おうか?結構イケてるんだよ。
って もう〜信じてないでしょ〜(笑)


晴れたら笑えたらいいな。
雨が降ったら泣けたらいいな。
そんなふうに ありのまま で。

あ でも わたし 雨もまんざら嫌いじゃないんだ←ヒネクレモノ?

天気雨 そんな時は泣いたり笑ったり
忙しいけど それでもいいな。



続く此の世界の中で。
廻る地球の上に

キミがあなたが 居る

この幸せに
今日は思い切り

アリガトウ を 言いたいよ。



イトオシイヒト。

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                               ゆうなぎ



2005年06月15日(水) まとまりのないハナシ

#まだまだ未来日記続く。今日はホントは6/13(月)#


好きなひとには
大切なひとには
笑っていて欲しい。

そんなキモチ。祈り。願い。

でも それは反面
想いを強いることなのかもしれない。

泣きたい時だって落ち込む時だって
愚痴や弱音吐きたい時だって
誰にだってある。

その時に カナシイ顔みたくないって
笑っていて って言われたら
それはとても何だか やっぱり苦しいよ。

幸せを祈るキモチ
大好きだから大切だからイトオシイから
そんな 本当は それは とても優しいキモチ。

応えたいって思う。
悲しませなくないって。失望させたくないって。

だけど そうして笑う毎に 少しずつ何かが零れ落ちていって
また一歩遠ざかっていって。

気づいてって祈りながら 笑う。
孤独の海に腰まで浸かって また 笑う。


ちゃんと笑っているのになんで遠ざかるんだろう。
気がついたら遠ざかっていたのはジブンのこの足だった。
なんで そんな イヤダヨ。


怖いから目を逸らせる。
果てしなく続く平行線を行くヒトの姿を見たくないんだ。
だから 笑う。望まれた姿で。

卑怯でも臆病でもイイ。

だって 失くしたくないんだもの。
どうしても。
どうしても。

どうしても。もう。

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 ##誰に語るわけでもない話。時にジブンへ。時に祈りのように。##


なんつーか やっぱり不器用ゴジラ。
一足歩くたびに無意識にそこいら破壊して。
ゴメンって頭下げたら それでまた一つビル壊して。
慌てて振り向いたら すっ転んで地響き。
被害甚大。 ああ もう まったく。

それでも 生きてる。
生きていたいって思う。
メチャメチャ 諦め悪くカッコ悪くシガミツキまくり。

痛いのダメ。苦しいのイヤ。
根性あるようでナイ。実はかなりズボラ。

生き様ってヤツでいえば まったくみっともないことこの上なし。
キレイゴトで飾るズルサも もちろん 持ち合わせてるから
何とか それなり に 見えてたり する と いい な と。まだ。


とにかく生きてさえいればね。
生きているだけでいいからさ。
そう言い聞かせている。多分 誰よりもジブンに。

ヒトはそれぞれ。
いろんなカタチ。
いろんなホコロビ。
いろんなとこ欠かせて。

痛くても叫べない時もある。
叫べるなら叫んでいいと思うし。
叫べないなら書きなぐってもいい。

痛くないヒトなんてね 多分いないんだ。
ただ こういうのって比べられないじゃん。
比べることじゃないじゃん。
モドカシイけど それだけは覗けないし覗いてもらえないし。
ジブンを抱えられるのどうしてもジブンしかいないし。

肩代わりして欲しい時もいっぱいあるけどね(笑)
仕方ないって言葉なんかで片付けたくないこともあるけどね。

時には 逃げたっていいじゃん。
泣き喚いたっていいじゃん。
生きてりゃね いいんだよ。上出来。

どうせ いつかは空に返す命。
それも期限未定。
急に返却求められても文句の一つも言えやしない。

だったら その分 生きてみようよ。
痛みを感じるのは生きてるからだよ。

無くすことならいつでもできるから。
それが誰かの為でもいいじゃん。

ソノヒトの為に生きてやるんだ でもいいじゃん。
逝くなと泣くヒトの為に仕方ないから何とか生きてやらぁ!!でも
いいじゃん。

だから逝くなよ。
逝かないでくれよ。

頼むから。

そんな綺麗に散ってしまおうとしないでくれ。

頼む。
オネガイだ。

祈るように願う。


遺されたものの 一人として。

抗いたいんだ。認めたくないんだ。
そんな美しさなんて。



                               ゆうなぎ



2005年06月14日(火) 雨の休日に。

#しばらく未来日記続く。今日はホントは6/11(土)#

夕方 外食して帰ってきて今さっきまでソファに倒れこんで寝てた。
暑さで目が覚めて横見たら横に子供が寄り添ってベトッと足絡めてて。
う〜ん。これって冬なら最高なんだけどな人間湯たんぽ。
夏は かなりツライものが・・・つうか・・・すまん!子供。
でもアツイ!マジで!!

そーーっと抜け出して夜の薬飲んでクーラーお休みタイマーにして
かけて・・(昨日のうちにフィルター掃除しててヨカッタ!)
寝顔にキスして。

そうしてこうしてPCの前に参上!

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今日は朝から子供リクエストで。本来なら動物園の予定が
雨で急遽。いつものラーメン+本屋+甘味所に
特別カラオケコース。

カラオケ 実は自分の中で封印してた。歌うことも。
家族で行ってたあの家族が家族であった頃の情景に向き合うのが
やっぱ辛くて。

でも今日は子供にせがまれながら うん。行って見ようかねって。
1時間コース。

歌ったよ〜大塚愛から平井堅、ミスチルえとせとら。
それからアンパンマンに始まるアニメ色々。

大塚愛とかさ・・一人で歌いたいのもあったんだけど
もう横でマイク握ったまま子供が完全に知らない歌のはずなのに
知ってる〜!!とかいって大熱唱。
母ちゃんの声 完全にかき消される(泣)
つうかさ〜アンタ 完全に音程無視してるよ・・それ・・
こっちまで音程引きずられてなんか違う歌になってるぞ〜
思いつつ言えないオヤゴコロ。
いいのよ。元気で歌うのが一番。知ったかぶりしたいキモチもわかるしさ。

でも・・でも・・「大好きだよ」とかはね
母ちゃん 一人で熱唱したかったんですけど〜〜〜〜〜〜(マジ泣き)

チョコパフェにオレンジジュース。
ま たまにはいいよね。ご満悦の横顔見ながら。

最後のほうで子供が「お父さんいつもこれ歌ってたよね〜」とか
言って槇原敬之の「もう恋なんてしない」をリクエスト。
一緒に歌いながら 不覚にも 目の前が滲んで声ひっくり返った。
幸い子供熱唱中で気づかれず助かった。

もう二度と戻らない。
確かにその時あった家族の情景。欠けた1ピース。

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それから100均に行き あれこれと購入。
文具関係の充実。他にもウチみたいな貧乏一家には無くてはならない
場所。おもちゃ屋さんでは とても無理でもここならね。
購買欲ある程度満たされるし。
って でもオイオイ その両手に持てないほど抱え込んでくるのは
さすがにダメね(怒)
最初にいったでしょ〜3つまでって(セコイ?いーえ あくまで
教育的指導・・・ってことで)

帰りのバスでは母ちゃんもうグッタリ。
居眠りこきまくりで子供に降りる停留所で起こされる始末(汗)
ふぅうう 危機一髪!

帰ってすぐシャワーしたら もうたまらん!
ゲームしよーよ〜って声が遠くに聴こえたけどダウンしましたわ〜
意識途切れる・・

で 最初の書き出しに戻る。

でも ほんと なんかさ 嬉しそうで楽しそうな顔見ると
やっぱり疲れても頑張って良かったって思うんだ。
やんちゃそうな睫毛の長い横顔がむにゃむにゃ言って笑った。
楽しい夢 みてるらしい。

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沢山の好きなひと。大切なひとたちがいて。
欲張りだから みんな失いたくない。

わかってもらえない ってことも多いけど
でもきっと完全に自分以外に自分をわかってもらうことなんて不可能。

だからこそ その中でキモチのシンクロ率高いヒト見つけると
とてつもなく嬉しくなるんだ。狂喜乱舞する。
ホントに不思議に それは歳とか性別に関係なく 
そういうヒトは なんていうかココロで繋がった同志って気がする。
いろんな全てのもの越えた特別な存在。

同じ星から来たヒトをやっと見つけた とでもいうような感覚。

どんな遠い空の下にいても。
信じられる。 すごく好きだと思う。
好きだと真っ直ぐ目を見て無心に
躊躇なく そう 言える。


でも「わかってくれない」ヒトだってやっぱり大切。
だって「わからない」ってことは
ある意味 仕方ないことだと思うから。

孤独を抱えながら諦めながらそれでも愛おしさは愛おしさ。
これもまた 確かなこと。
そして失いたくないからこそ怖くセツナイのだと。

だから多分 わたしは これからも仮面を被り続ける。



雨の休日。
横降りに降る細やかな小雨は柔らかく優しく。

遠い空の下のソノヒトのメールの言葉をココロの中でもう一度呟いてみる
「大丈夫。いつも此処に居るから」

ごめんね は もう言わない・・つもり。
いや やっぱり たまに・・言っちゃうかも・・
その時は ゴメン!


・・・アリガトウ。


                               ゆうなぎ



2005年06月13日(月) 迷いの森

 『迷いの森』

一度迷うとなかなか抜け出せなくて
そのうえ わたしは方向音痴だから

頼りの磁石も落っことして
途方にくれたまま
蹲って
でもまだ 諦めきれず 歩き出す


また わたし

キミのところまで還りつけるでしょうか?


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あまりに過敏に反応する神経は人を疲れさせる。
それを自覚しながら混乱したように止まらない時がある。

めったに開けない扉だから 一度 開いてしまうとダメだ。
こういう時に抑えていた分まで歯止めが利かなくなる。
大切なひとにほど 哀しい想いをさせる。

答えようのない問いばかり発して困らせてしまう。

愚かしいほどにパニックになって
馬鹿馬鹿しいほど 怖れて。

求めてないと言いながら求めて求めて
まるで飢えた餓鬼のようにしがみついて求めて

与えられたものすら疑って。
踏みにじっているのは わたしじゃないか!


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『仮面』

はじめからずらしてしまうような仮面なら
被らない方がよほど潔い

ちゃんと そう覚悟して仮面を被ったはずなのに

汗とナミダで滑ってずれて
見せてしまった仮面の下の顔 一瞬

ゴメン

見ないふりでいいんだよ
そうじゃなきゃ きっと

二人とも辛くなるだけ


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Kとはあれから 何事もなかったように普通のメールと電話。
敢えて触れられないし もちろん わたしも触れない。

これで いいんだと 思う。

前ならそれでももっとKに ぶつけずにはいられなかったろう。
あの程度で仮面が被りなおせて良かった。

その分 心配をかけたひと。困らせてしまったひとに
本当にごめんなさい と言いたい。

ううん・・・ごめんなさいじゃなくてもっと
こんなわたしでしかいられないことを許してください と。


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『薄い膜』

悲しいことを悲しいと
苦しいことを苦しいと

泣きたい時に泣いて
笑いたい時に笑える

はしゃいで
叫んで
吼えて

それができたらどんなにいいだろう

それでもそれでは生きていけない現実があるから

薄い膜で覆われることを選んだのは
わたし
他の誰でもなく
わたし

薄い膜で覆われて そうして
ゆっくりと微笑む

自分に言い聞かせる


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気持ちと表情がチグハグで
なのに それをまったく自然にしている自分に呆然となるんだよ。

元気な声と明るい笑顔が習慣になってて。
それが時々堪らなく苦しくなって。
でも でもね どうしようもないことってあるでしょ?

言い聞かせて言い聞かせて。
呑み込んで呑み込んで。

これがイイコトだなんて思ってやしないよ。
ツヨイって言われるならそれもいい。
ヨワイと罵倒されても仕方ない。

打ち明ければ重くなる
閉じれば寂しい。

やっかいな不器用なジブン。


                               

タスケテ って叫んじゃやっぱりダメですか?
欲しいものなら沢山あるけど
叶わないのは知っているから

ただ ヨシヨシって頭を撫でてもらって ちょっとだけ
甘ったれてみたかっただけなんです。



                               

                               ゆうなぎ



2005年06月12日(日) ライナスの毛布

今日は授業参観日で

その後 Kに携帯メールした。
 
 授業参観 今 終わったとこ。ホッと一息。
 ゴメン。最近 心身疲れてます。月末病院なので
 相談して薬の量を増やしてもらおうかなって思ってます。


わたしの精一杯のSOSだった。

ずっと明るく元気にって思ってきたし 
逢えなくなったあの日からは特に変なプレッシャーとか
Kに感じさせちゃいけないってかなり気を張って
でもわざとらしく見えないようにとか気も遣って。

しばらくしてKから電話があった。
電話の声は案の定 沈んでた。

 「薬の量とかは あんまり増やさない方がいいと思うよ。
  今でもかなりダルそうだったりしてるみたいだし」


心配してくれているのはすごくわかった。
これは前にも言われていたことだったから。
でも 微妙にズレている そんな感じがしてしまった。

 うん。わかってるよ。でもね、そうしないともう今の
 薬の量じゃもたない気がするの。 もちろん 先生と相談してからで
 勝手に増やすとか言ってるわけじゃないから。


そんな内容を・・静かに 話した。
 
 今ね いろんな所に気を配って気を使って。かなり限界なの。
 でも投げ出すわけにもいかないし 自分でそれをやるしかない。
 どうしようもないことだけど やっぱり辛くてね。
 もう薬の力頼るしか仕方ないでしょう。
 でもとにかく診察に行ってから相談してからだから。


KはKで言葉の端から自分の病気のこともわたしの状態を悪くしてる
んだろうって思ったんだろう。それを認知するのが耐えがたかったんだろう。

 「こっちの方もどのくらいかかるかわからないんだよね。
  石が出るまでにかなり時間もかかるみたいだし」
  
  
  うん。だね。Kも次回の診察日で再度レントゲンとかで
  石の今の位置とか状態とかわかるだろうし だから そこから
  お医者さんと相談して・・ESWL(体外衝撃波砕石)とかも
  視野に入れつつってことになるんじゃないかと思うよ。


砕石については石の状態に応じて内視鏡を用いた砕石とかも
あるみたいだけど これはESWL(体外衝撃波砕石)がダメな
場合のようで状況によって段階を追っていくようだ。

ただ Kには恐怖感があるんだと思う。
それも当たり前だろう 未知の治療である以上 時間がかかっても
自然排出がいいって思う気持ちはわかる。

自分の状態が良くない時のKはとてもデリケートだし余裕を失う。
これも考えれば当たり前のことだ。誰だってそうだろう。
そんな時に自分の不安定さを見せてしまったわたしの方が悪い。

穏やかに話しながらでも 所々 Kの声に言葉に
ほんの小さな苛立ちのようなものを過敏に感じてしまった。

Kは こういうわたしの状態を感じたくなかったんだと思う。
どこか疑いながらでも でも 笑って快活なわたしを 見せていて
欲しかったんだろうと 思う。

ごめんね。



電話を切った後に

 「自分も疲れちゃって・・・ゴメンね・・。」

それだけメールが携帯に入ってきた。

  ううん。わたしこそ ごめんね。
  言わないつもりだったのに。
  わたしの方は大丈夫だから心配しないで。
  疲れてるのに心配させること言ってごめんね。
  わたしはホントに大丈夫だからね!
  

そう返信して。



ウソツキだ。ちっとも大丈夫じゃない。
ただ 諦めただけだ。
これは一見 相手を思い遣ってるようだけど
そうじゃない。 身勝手なエゴにすぎない。
わたしは ジブンがこれ以上ショックを受けたり
傷つきたくなかっただけだ。


ワカッテル。


受け止めきれないならまだ吐き出した方がよほどマシだろう。
仮面を被るならちゃんと最後まで被りとおせ!
中途半端に受け止めておいて それから仮面をずらして見せてしまうなんて
そんなことをするなんて 最低 だ。

ごめんね。
ごめんね。

肝心のところでどうしてこのココロはこんなに脆いのだろう。

いっそ 手を離してあげた方が楽なのかもしれないのに
それもできない わたしを許して欲しい。





歩く。生きる。この足はそれでも進む。
逃げ出さないと誓った。 
それを わたしが 選んだ。


ただ とても疲れただけ。

それだけ。
ただ 
それだけ。
  






言葉が空回りばかりする。
何を書いても何処か歪んでズレている気がして
それでも書き続けずにはいられない。
書いていることで自分を保っている。
 



2005年06月11日(土) Join hands.

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未来日記になってるじゃん。
 
 でもいいんだ。書きたいんだからさ。

うん。 そうだね。
 
 ある意味これはココロすくって広げて陳列して。
 ココロの標本所みたいなとこだから。
 書きたい時に書いて それはちょうど呼吸するように
 つうか理屈とかじゃなくてさ。

うん。書きたいんだよね。

 そう。

ただそれだけ なんでしょ?

 うん。 それだけ。
 

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  #Join hands.#


手を繋いで行こう
何処まで行けるのか わからないかもしれないけど

それでも
キミと
ずっと手を繋いで行こう



時々 手を繋ぐことに疲れたら
そっとキミの袖口を持っていよう

話し続けるだけ話して
話が無くなったら
二人で ぼーっと空見ながら
黙って歩こう。

そのうち また手が寂しくなったら
キミが手をすっと握ってくれるだろう

そしたら わたしは にやっと笑って
その手を痛いほど握り返してあげよう

キミはきっと ちょっとだけ顔しかめた後で
それでも笑って そして

お返し!って言って
わたしの手をぎゅって握り返すんだ 多分 きっと



手を繋いで行こう
何処まで行けるのかなんて わからないかもしれないけど

それでも
キミと
ずっと手を繋いで生こう。


行きたいって そう

思った。


                      ゆうなぎ



2005年06月10日(金) 意識混迷

本当だったら 
今日はKと逢えてから一週間目 の はずだった。

けど まだ今度いつ逢えるのかのメドすらたってない。
いや メドは多分結石の石が出たら。Kが自分で大丈夫だと
判断したら。

でも そろそろっていうか既に暑くなってるんだよね。。
台風シーズンなんだよね。。
Kもわたしも暑いのは苦手だ。でもまだわたしは逢えるならって
思うから苦にはならない。けどKはできるなら暑い中出るのって
避けたいんだと思う 本来なら。
それでも わたしに逢うために出てきてくれるんだから感謝なんだけど。

今日もお昼に定期連絡の電話があった・・・らしい・・と・・思う。
最近 その時間 眠ってることが多くて その中で半分無意識に
電話をとっていて・・・それでも それなりにきちんと気を張って
受け答えしている自信はあって。
だけど 話した内容は正直言うとおぼろげで憶えていない。

今日は

今日は

今日は電話あったのか?なかったのか?
記憶が無い。残ってない。
じゃあなかったのか? 
でも何かを話していた気はする。いつも通り笑って。

いや でも あれは昨日?

メールは着てた。
でもそれには触れてない。
かなり遅れてしまったけど
ちゃんと返信した ムリセズアセラズガンバロウネ
いつもの台詞しか言えなくて。 ごめん。
でも もうこれが わたしの精一杯になってしまった。


何だかとてもサミシクて
いや ちゃんと 優しい人たちは其処にいてくれて
それはわたしには充分すぎるほどのもので
それに感謝していて。

なのに貪欲なこのココロは
求める求める求める
欠けて失くしたパズルの1ピース。

繋がっている手をちゃんと繋いでくれているその手を
どうかすると強く握り締めすぎてイタイ思いをさせてしまいそうな
恐怖に駆られる。

大切なひとだから
大切なものだから

壊したくない。
失くしたくない。

もう イヤ なん だ。

抱きしめすぎるとわたしはきっと壊してしまうから。
思い切り力をいれちゃいけない。

もしも 少しでも傷つけそうになったら この身が重荷になるようなら
すぐに飛びのく準備を・・準備を・・・。


怖いんです。
貴方がいってしまうのが。

貴方もいってしまうのが。



どうしようもなく


怖くてたまらないんです。



2005年06月09日(木) 長い長い日記

今日もKからの電話で

 「久々に仕事終わって街に出たら
  昔のビデオがすごく安くなってるのを見つけてねぇ」

  うんうん。そっかぁ〜良かったジャン!

 「まとめ買いしちゃたよ〜(笑)」

  へぇぇ〜いい気分転換になって良かったねぇ。
  この一週間は痛みとかで大変だったもんね。

それから今度出る二人とも楽しみにしてる
新刊の話とかをいつも通りに快活に受け答えする ワタシ。

おかしなとこはないと思う。受け答えも多からず少なからず自然に。
結石のことも石が出たら真っ先に教えてくれるだろうから
こっちからは聞かないようにしてる。痛みとか体調はどう?とは
さりげなく聞くけど。

痛みは落ち着いてるらしい。
でも当たり前だけど石が出るまで遠出は まず無理だろう。
二週間後に再度受診だそう。

 「どんな食べ物が良いとか悪いとか良かったらネットで調べて
  もらえるかなぁ。ごめんね」

  うんうん。 調べてメールしておくね。
  焦らずいこうね。
  色々 落ち着かないだろうけど 無理なくね。


穏やかに優しく話してるジブンの声が何処か遠い。

うん。
ただ 
それだけ。



何も変わっちゃいない。
石が出てきてKが自分自身で大丈夫だと思えれば
逢おうっていうことになると思う。
これは急病の為の不可抗力で
だから二ヶ月に一度がダメになってもそれは仕方ない。
凹んだり落ち込むのはあくまでわたしの勝手で。
一応痛みが治まってるとはいえ この遠距離で
どう考えようと 石を抱えたままの身体で逢うことは無謀だ。

K自身だって残念がってないわけじゃなければ
平気なわけじゃない。
それもちゃんとわかっていて。

ただ

Kにとってのニヶ月に一度の重さと
わたしにとっての二ヶ月に一度の重さが
微妙に違うっていう それはやっぱりあるように思う。

わたしにとってのその日は闘いの合間の休憩所だから。
でも その重みの違いみたいなものを
Kに話しても理解はできないだろうって思う。

それはKに対しての諦めとかそういうのじゃなくて 
本当に仕方のない事。 そういうものなんだ。

ましてや Kはマイペースな人。
良くも悪くも自分のペースを崩さない。
そこが衝動的気力派のわたしとの違いであり
だからこそ こうして続いているのだろうとも思う。



わたしは 本当は人一倍サミシガリで。
いつも誰かの温もりとか腕が欲しいって思ってる。

痛みとか苦しいのとかにも極端に弱いし
ものすごい臆病者だ。
怖いのも全然ダメ。
根性とかないので
例えば拷問とか その脅し文句とか聞かされただけで
スミマセン。ゴメンナサイ。ナンデモイウコトキキマス。と
ガタガタ震えながら確実に言うと思う。


それにココロの痛みとか衝撃にも呆れるほど弱い甘ちゃんだ。
ただ それ自分で一番わかってるから自衛手段で 
なんていうかココロの感覚を麻痺させようとする。
そしてまた これが結構成功しちゃうんだ。

内側と外側を切り離す作業がココロの中でいつか
自動的に行われるようになっていて。
それは行われるたびに
外側をより頑丈に
内側をより脆くしていった。


正直いうと今 Kと話すことが辛くなっている。
後 どれだけ待てば 休憩所に着けるのか わからないから。
それを 確かめることができないから。
そのシンドさ隠して普通に笑うことが辛くなってる。

其処までって必死の思いで待ったその日だった。
砂漠の中で水がどうしても必要なように。
其処までってそうして 水はもうそこまで・・
手の触れるところにあった はずだった。

それが消えてまた見えなくなった。
わたしは呆然とした。
手が届く所にあったはずだったから
余計に衝撃は大きくて。

内側の自分は そのままパタリと倒れた。

それでも外側の自分は立ってた。
立って そうして笑ってみせすらした。
大丈夫だよって 次の休憩所目指すからって手まで振ってみせた。

馬鹿 だね。

それでも
他にどうすることができる?

砂漠で倒れたままでいたって誰も助けてやくれない。
内側壊れようが倒れようが 気力という名の鈍ら剣
またぶんぶん振り回して自動人形と化そうと
行くしかないじゃないか この足で。


現実。


夜は寝れない。見事に寝たくない。
引き続き昼夜逆転生活。
副業仕事 かなりガンガンやってます。もっぱら夜。
小さなことからコツコツとって何処かで聞いた言葉みたいだけど
これ真実確実。

で 夜明け頃になるとPC立ち上げたまま 朝準備。子供の今日の
持っていかせるもの再点検やら朝食準備にかかります。
カーテンを開けてベランダの花とかに水やりして 洗濯物タイマーセット
あんまり早くからだとよそ様に迷惑だからね。

この辺でいったんPC電源落とす。

それから 寝起きの悪い子供起こして 起こして 起こして
お・き・ろぉおおおおおおおおおおおお!!顔洗って歯磨いて〜!
自分で朝の持ち物確認させて 朝食とらせて・・・

何とか学校に無事送り出すとほっとする所だけどそこから 洗濯干しに
掃除 片付け。一通り済ませたらやっと何となく落ち着いて
さて・・ちょっとは寝ないとマズイよね。朝の薬(これは鼻炎の薬。
でも 少し眠気も誘う)
ソファーへ・・・。

ちょっとうつらうつらしてたらお昼 Kからの電話が入る。
疲れてる声悟られないように気をつけて受け答え。
KはKで心配して電話くれてるんだってコトわかるから。

で あとの子供が帰ってくるまでの間が睡眠時間。

ピンポンのチャイムで目覚める。


最近・・またマズイ。
過食症状が出てきだした。
前は過食して下剤依存してた。
病院で話したら今は漢方の胃薬入り便秘薬出してもらって
それ日に三回飲んでるけど 結構効くのであんまり効きすぎたら
むしろ回数減らすように言われてるけどもっと回数増やしたい
気持ちに駆られる。我慢してるけど。
ちゃんと効いてるんだけどね。一日二回とかでも充分に。
過食しても吐けないアタシは でも出したいわけですよ。

異常に辛いもの欲求とかそういうのも影を潜めてたのに
また出てきだしてしまった。
いたって消極的な自虐願望。


身体壊すわけにはいかないっちゅーのに。
アタシが今 どうにかなったら子供どうなるんだよ。
実家 どうなるんだよ。ジブン。しっかりせんかいっ!



ヒトの温もりが恋しい。
抱え込まれて甘やかされてそうして
ぐっすりと安心して眠りたい。

まだ もう少し叶いそうにない

かなりセツジツな願い。




夜の闇に紛れて私信:

今 キミの存在とキミの言葉でわたしは どんなにか力づけられています。
安心感を貰っています。本当にありがとう。遠く離れていても不思議と
手は繋がれているのだと。そう信じれることに感謝します。

いつもアリガトウ。



2005年06月08日(水) マメシバ

もうだいぶ前にKに
この歌を聴くとわたしが目に浮かぶって言われた。

「マメシバ」ってね柴犬の子犬を表したコトバらしい。
マメ=豆みたいに小さな シバ=柴犬 ってことね。

歌詞にね

行かなくちゃ
深い暗闇に迷いこんだ彼を誰も助けてくれない
私なら愛しさだけでどんな場所へでも迷わないで走ってゆける

だから大きな声で何度も私の名前を呼んで
                 
「マメシバ」坂本真綾より


ってあるんですよ。
なんかひたすら一心に脇目も振らず(ある意味衝動的に無謀に)
走る犬っころ。
(っていうか アタシゃそんなに可愛いもんじゃありませんが)
その一本の道の先のあるものしかその時は目に入らないような
そーいう感じがしたんだろうなぁ。
なんていうかこう・・
オイオイ わかったからちょっと落ち着けよ〜みたいな(笑)

もうマメシバでいていい歳じゃないのにねぇ・・(トオイメ・・)
でも きっとずっとマメシバの習性は直んないんでしょうねぇ。
ヨボヨボしつつそれでも走ってるマメシバ(って言えないか既に)
う〜ん。 ま それもいいかもしんない。


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誰かと一緒に歩く人生は諦めてる。
もうそれはいいんだ。


寂しいけどヒトはいつか去っていくものなんだろうと
そう覚悟してる。
期待は もうしてない。

ただ 休み場所は欲しい。
それが確実に其処にあるのなら
アタシは一人でこうして剣を振るい続けるよ。

次の休憩所まで。



ああ・・疲れたな・・・
あとどのくらい行けば次の休憩所が
あるんだろうか・・。


諦めてるのに諦め切れなくて。
でも 絶対無理なのもわかってて。

こんなに疲れてるのに身体動くんだよ。
ちゃんとね 一応でも笑ったり普通に話したりしてるの。
不思議だよね。 なんでできるのかねぇ。
なんか別の人がしてるみたいだよ・・・。


やっぱり
多分
きっと

アタシは ツヨイ。
ツヨイんだろう。いや確実にツヨイね。


ツヨイって損だよね(笑)


染み付いたものが アタシを 
まだ 

休ませてくれない。




走る走る走る走る走る走る走る走る・・・・・・・・・・・・・



2005年06月07日(火) 月に吼える(密かに)

うう・・薬飲むの確かにかなり遅れてたけど そしたら
何ていうか嫌なナマ汗・・気分悪くなってきて・・
マズイぞ って黄色信号点滅。
急いで もどかしく薬袋あけて錠剤取り出して・・飲む。
へたる様にソファーに倒れこんで。暫く。


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ふぅ・・・・・・・まだちょっとふらふらしてるが大丈夫だ。


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「それでも それくらいの薬飲めば動けるんでしょう?
なら軽い方だよね?
酷い人の薬の量はそんなものじゃないっていうものね。
それこそ全然動けないっていうものね」

それはまったく悪意の欠片もないむしろ好意と励ましで。
そういえば 言われたんだったなぁ・・この前。
こんな時に限ってそんな思い出さなくてもいいことを思い出す。

仮面の笑顔で「はい。おかげさまで」とか そーいうこと
自然にいってる大ウソツキのジブンも一緒に。


違うよって 確かにそういうのはあるのかもしれないけど
どれだけ動けなくても気力で動かなきゃ
どうしようもない現実ってヤツ。アンタ知ってますかい? 
動けなきゃ即親子共倒れ。そうするわけにゃいかんのですよ。

薬の量も症状言えばたぶんそりゃ増やしてくれると思う。
でも それすると今ですら ダルさとか ぼーっと感と闘ってるのに
安定度高くなる代わりに それが酷くなっちゃうんだよ。
それは 困るんだよ。
薬の力は借りる。借りなきゃダメだし それでかなり落ち着いて
いるのも事実。だからこれでいい。
症状の重さとか軽さとかそういうので言えば軽いって言われれば
軽いんだろうし重いって思えば重いんだと思う。

っていうかさ
ヒトの心の痛みとか苦しさとかに軽い重いとか無いんだって。
だってみんなそれぞれの方法で闘ってるんだよ。
たった とか それくらいで とか 簡単に言ってくれるなよ。

その心のその場所に立たなきゃ わかんないんだから さ。
他人(ひと)からみたらほんの小さな棘でも充分致命傷になるんだってコト。



ああ・・・何 不毛な繰り言いってるんだこんな所で。

キモチは落ちたまんま。
サミシサと不安は抱えたまんま。

でも 抱えたまんまでも動くしかないから。
これは なんていうか悲壮感とかそういうものじゃなく
淡々とした課せられた日常。


それでもさ
痛いんですぜ。これでも平気なわけじゃないんですぜ。
それくらいはアピールさせてくだせぇ。
撫でてくれとは言わないから。

てんで意気地なしですから。
痛いとか苦しいとかにメチャメチャ実は
よわっちい小心者ですから。
良くある時代劇の 名も無い(ほんとはあるんだろうけど)
下っ端の臆病者で腰抜かしてひいひい言って
その挙句 すぐ切られて最初の方で姿消しちゃうようなそんな ヤツ。




月に 吼える。
吼える けど
その声のなんと小さいこと。

月に 吼える。
堪らなくなって

吼える
吼える

吼える というには
呟くような声で

密かに

でも
吼える。




吼えたいんだ
吼えたいんだ


吼えたい ん だ よ。









ココニキテアタシヲダイテヨ
ドウシヨウモナクサミシクテタマラナインダ



2005年06月06日(月) 不器用なゴジラ

頑張るよ。また此処から頑張るんだ。
だってそれしかないから。倒れたままってわけ いかないから。
これが投げ出せない現実ってヤツ。

大丈夫。
アタシはツヨイ。笑っちゃうほどガンジョウでツヨクて

ほんとカナシクなるほど


ウソツキだ。

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Kと逢うはずだった土曜日は腹立たしいほど晴れてた。
その道を同じその駅への道を子供と荷物持って実家に向かった。
実家には中止になった旨電話で伝えて。それでも子供は
すっかり実家へ行くつもりになってたから行くことにした。

事情を知る友達には今回の件を報告した。
みんな どれだけわたしが楽しみに・・というのには大きすぎるくらい
その日を支えみたいにしてたの知ってたから 心配してくれて。
それでも なんていうか それに対してちゃんとした受け答えすら
できないくらい わたしは気持ちが落ちていて。

いや 多分電話やメールで言葉をかけられればちゃんと受け答えは
自動的にできると思ったけど その自動的に すら なんかシンドクて。
だから 心配してくれる人たちに ごめんってメールした。
多分 ちゃんとした受け答えできないから ちょっとだけ時間頂戴ねって。

親友の一人にだけは気持ち話せた。
彼女とわたしはとても似ていて。それこそシンクロ率がとても
高くて。だから甘えベタのわたしが肉親に対して以上に甘えられた。
自分が人に対して甘えられる限界値まで甘えて随分楽にしてもらった。
居てくれたことが嬉しかった。スゴク。スゴク。泣きたいほど。

アリガトウ。アリガトウネ。


それでも ゴメン。
やっぱり まだシンドい。
心底甘えベタのわたしは多分100%他人に甘えることができない
体質なんだと思う。
これは もう仕方ないんだ。

一人で立って闘うことが習性になってて。
それがカッコ良くとか潔くとか凛としてとか
そういうウツクシイものじゃなくて。

なんていうか 這いずり回ってへっぴり腰で
無駄にブンブン剣振り回して フラフラになって疲れて
そういう 見てる人がイライラするような闘いぶり。 多分。



Kに逢う為に向かうはずだった駅への道を歩きながら
Kの病気の心配と もしかしなくても それ以上に
逢えなくなったということへの落ち込み ってものの
自己主義っていうか そういうジブンを スゴクなんか 
許しては いけないもののように感じた。

そのくせKへの電話でもメールでもそんな自分勝手な
失望とか寂しさ隠して 明るく気にしてないよって風に
安心してねってふうに 元気付けてるジブンってヤツの
偽善者ぶりが なんか すごく やりきれなくて。
ゴメン  ゴメンって
そう 
思った。


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じゃあ 何なの?って問われても きっとうまく答えられない。
それでも 胸の奥にいつもある消えない違和感。

そうじゃないんだ って。

かけられる言葉の全てが微妙にズレていて 
でも かけてくれたひとのキモチが伝わる言葉には
それでも 違ったとしても 素直にアリガトウって思えたりする。

でも なんていうか上っ面だけ 良く知らないのに全てを
知ったような顔をして 諭すようにかけられた言葉には
多分最大の完璧なシオラシサでハイってそうですねってお礼言いながら
ココロの中で最大級のボリュームで荒れ狂って叫んでる。

アンタニナニガワカルッテイウンダ!!

ちゃんと大人の顔をして答えながら
そう何度も能面の微笑みの下で毒突いていた。

そんなヤツです。アタシは。
そんなヤツなんです。 アタシは。


ヤサシク オダヤカで なんて無いんです。
謙遜とかそーいうのじゃなくて
実際セッカチで白黒ハッキリさせなきゃ落ち着かなかったり
ダメになったものでも ゴジラみたいにガシガシと踏み潰して
跡形もない廃墟にして そこまでやらなきゃ諦め切れなくて。
そのくせ 完璧な廃墟になって もう本当にダメなんだね?って
念押ししたら後は驚くべき冷淡さで振り向かず去っていくし。


そういうヤツなんです。アタシは。


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今度 休憩所にいつ着けるかは まだわからない。
けど また 明日から剣を振るって闘う。

相変わらずのぺっぴり腰だが 笑わないでくれ。



Kが早く良くなりますように。。
カミサマに祈りながら剣を振り回す。


ブンブン 振り回して 闘いの場所へと赴く。





2005年06月05日(日) 泣かんで

今は本当は金曜日の夜だ。

さっきKから電話があった。
苦しそうな声で
急に脇腹から腰にかけての激痛で
今からとりあえず救急病院に行ってくるから・・と。

わたしはとにかく
わかったから どうか気をつけて・・と
そういうしか・・気が動転して。

症状からすれば わからないけれど 多分 胆石か尿官結石か
そう思いながら とにかくネットで片っ端から検索する。
パニックになってる自分。理屈じゃない恐怖心。
コワイコワイイヤダイヤダ 震える手。

Kが心配でたまらない膨れ上がる気持ち。
側にいてやれないこと。電話連絡を待つしかできない自分。
そんな気持ちと共に
明日の約束は・・っていう自己中心的なショックを
抑えきれない感情もそこには確かにあって。


数時間過ぎたところでK本人から電話が入る。
やっぱり尿官結石だったそうで。
明日 再度病院へ行って検査してもらうって。
痛みは治まったようで ホッとする。

それと共に一縷の望み 明日もしかしたら逢えるかも・・
という0.0000000001%の望みもなくなったことを知る。
当たり前だ。こんな状態で逢えるわけはない。

それでも何で・・って思う。よりによってどうして
二ヶ月に一度のこの時なんだろう。
天に向かって叫びたいような思い。
どんな想いでこの日までこの日までって頑張ってきたか・・。
なのに どうして?どうして?

どんどん落ちていく気持ち。
でもKにはこんな気持ち見せられない。
痛い思いして一番辛いのはKのはずだもの。

電話で ごめんね・・って謝るKに極力明るい声で
「ううん。Kの身体が一番だもん。とにかく明日病院で
検査しっかりしてもらって できる時でいいから結果とか
メールしてね。そしたら安心できるし」って言った。

逢えなくなるわけじゃない。
今回 がダメになっただけで。
日を改めれば良いだけだ。

そう自分に言い聞かせるけど
気持ちは・・ここまで・・ここまで・・ってそう思ってた
あるはずだった休み場所がすっと消えてしまったことで
呆然と・・呆然と 力尽きていて。

多分 これが わたしの弱さ、脆さ、情けなさ。

ごめんね。


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いつも 

此処まで・・
あと此処までだけ何とか頑張ろう って

そう繰り返して生きてきて

ずっと
ずっと
ずっと

わたしは そうだ。

休憩所まで行き着いては
また

闘いに赴く。

そうしてまた傷ついてボロボロになって

此処まで・・
あと此処までだけ何とか・・って
おなじ台詞繰り返して 次の休憩所まで這いずって

だのに
その休憩所 また遠くなったら
気力・・潰えてしまうじゃないですか・・カミサマ。



独り闘い続ける運命は受け入れている。
それしかないんだと懸命に剣をふるう。
安住の地は欲しいけど 手に入らない蜃気楼だ。
それは自分が一番知っているから
休憩所まで逃げ込んだら
また剣を握りなおして闘う。生き抜くために闘う。
そう決めたから闘う。

でも なら どうか

奪わないでください。
多く望んでいるわけじゃない。
ただ ひと時のゆっくりと眠れる場所を せめて。



夜が更けていく。

Kはもう眠っただろう。
どうか ゆっくりと身体を休めて・・と祈る。
大切なひとをお守りくださいと祈る。



眠れないわたしは
今夜もネットの海を独り漂おう。

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「泣かんで」


どうにもならんことなんか
世の中には星の数ほどある

そうやろ?

今更 そんなことで泣いてどうなるっていうん

わかっとるのに
涙 止まらんで
声殺して 真夜中 ひとり 泣いた



うん。


泣かんで

明日は ちゃんと 生きる

明日は ちゃんと 生きるけ

・・・泣かんで



                               ゆうなぎ










タスケテタスケテダレカタスケテコワレテシマウコワレテシマウ
ダレモイナイヤミニサケブコエハキエテユクスイコマレテ
ノコルノハイツモセイジャク
クルウコトモデキズヤッパリコワレルコトモデキズ
マタアルクコトヲハジメルカタピシトオトヲタテテ
ドコマデイケバイインダロウネ 
コタエハ ナイ。



2005年06月04日(土) 夜間飛行

日付の先の日記をまた続けて書いている。
まるで書くことで不安を消すように。

ホントは今はまだ金曜日になったばかりの真夜中。

昨日の昼間見た夢が跡をひいていてどうにも眠れない。
いや 眠りたくない。かといって誰かと話したいというのとも違う。
やっかいなヒトコイシサ。
色々なサイトを覗いてみたり 副業の仕事 問い合わせの返信を書いたり
それでもこんな夜は妙に時間が過ぎていかなくて。

考えてしまうのはマイナス思考なことばかり。
キラワレてないだろうか とか
煩がられてないだろうか とか
見捨てられてないだろうか とか

誰もそんなこと言ってやしないのに。
ううん むしろ みんな泣きたくなるくらい優しいのに。

大丈夫だから と
もっと甘えていいんだから と
謝る必要なんてないんだよ と
いつでも頼ればいいんだよ と

なのにどうして それでもまだ怖いんだろう。
失くす覚悟ばかりしようとするんだろう。

自信がないんだ。
いいよ と言われると際限なくなりそうで。
そうして 呆れられて去られるのが怖いんだ。

全身預けていいわけない。
だから セーブしてるつもりだけど
それでも もしかしたら つい気が緩むかもしれない。
既に 緩んでいるかもしれない。
それじゃダメなんだって。 ねぇ・・そう・・だよね?

そう思うと堪らなくなる。 ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。
そんなつもりじゃないの。メイワクかけるつもりじゃないの。

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土曜日にはKに逢える。
Kもとても楽しみにしてくれてる。
わたしも。
まだ Kに逢いたいって そう思える自分がいる。
その時間を安らぎにできる自分がいる。

まだ ワタシがわたしとして心(ここ)にいる。

Kに逢うこの2ヶ月に一度の時間さえ億劫になってしまったら
その時にワタシという人格は完全に消滅するだろう。
壊れたただの人形になるだろう。




ごめんなさい。心配かけて。
あの昼間の夢のダメージは思った以上に大きかった。

わたしはもっとツヨイはずだったのに
たかが夢くらいでこんなに海底に沈んでしまった。

息が苦しくて浮き上がれない。
弱いわたしを許してください。


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どうか



本当のこの日にわたしが笑っていますように。

また「ダイジョウブ」ってあなたに言えますように。





2005年06月03日(金) 哀昼夢(カナシイヒルノユメ)

ソファーでいつの間にか
うとうと と していた。




ユメ を みていた
亡くなったアノヒトの。


アノヒトは病気で亡くなったのに
そのユメの中では事故だった。

その亡くなったという知らせを受けて
それからの 
長い長いユメ だった

違うのに全然違う状況なのに
妙に生々しくて
まるで枝分かれしてた別のジンセイでの場面のようで

でも
死んだってジジツに変わりは無くて。

ユメの中でも やっぱり 向こうの思い出したくない
家族のヒトタチが出てきてて
やっぱり別のイヤナコトあって

全然違う状況なのに
それはまるで違った形で
ココロの傷跡に添ってまたそれを抉り出すみたいな。


ただ

夢の中でわたし 叫んで泣いてた。
アノヒトカエッテキテワタシノツクッタユウショクヲタベルッテ
イッテタノニ
泣きながらそうしてイヤナコトをいうヒトタチに
一人一人に泣き叫んで言ってた。イイタカッタコト


あの時は こんなに叫べも泣けもしなかったのに。
何かがマヒしてて そのマヒしてるものを そこで 直視したら
自分がバラバラに崩れそうだったから
ノミコンデノミコンデノミコンデいたのに。



自分の叫んだ声で目が覚めて
そうして本当に泣いていたことに気がついた。
ほんの小一時間だったのに長い長い間だった気がした。


ナミダ が
嘘みたいにナミダが止まらなくなっていて
頬から上着を濡らすほどに


ぼんやりと変にぼんやりと

ああ・・・こんなに泣いたのは いつ以来だろうって
まだ ナミダ こんなにでるんだ って

思った。



カナシイヒルノユメ


どれだけ姿を変えてもずっと背負っていかないといけない
キエナイ モノ   キザマレタ モノ
痛み。
複雑な。誰にも入り込めない部分の。
固く固く閉じた扉の中のワタシダケノ。

多分だから きっと わたしはやっぱりヒトリなんだろう。
どれだけ求めても返して貰えてもサミシイんだろう。
孤独感が消えないんだろう。



憎んだ 確かに 憎んでいたのにね。
あんなにアノヒトを。

それでもやっぱり憎みきれなかったんだと
捨てたはずのアイ
アノヒトは自分の命と引き換えに遺していったのかもしれない。

最期までワガママなヒト・・・ね。



代わりにアノヒトが持っていった
わたしのココロの欠片。永遠に。

欠けたまま スースーと
風が吹きすぎていく・・・・




 

ユメ を みていた
亡くなったアノヒトの。

ユメ を。






2005年06月02日(木) アンバランス

なんと昨日の病院に続けて今日も出かける。
最近のわたしではめったにないこと。
外に出るってこと自体が かなりシンドイので。

でも今日は美容院。
髪ってやっぱりオンナノコ(と敢えて書かせていただきます。
クレームは無しってことでオネガイ)
には とても大きい。
日頃 間違ってもオシャレとは言えないわたしでも
それは同じで。 
だから1ヶ月に一度のペースでも気持ち悪くなる時があるくらい。
これだけは贅沢でも!ってシャンプー・ヘアマニュキュア&カット。

行きつけの美容院はもう十年来の気心が知れた所だから
行動範囲が極端に狭いわたしでも ある意味 気が楽。

今日なんて ああして こうして・・って美容師さんと
相談した後 シャンプー中に眠りこけ、ヘアマニュキュアして
待ってる間もウトウトしてあやうく椅子から転げ落ちそうになり(汗)
さすがにカットでは眠らないように緊張してたケド。

夫の亡くなってることとか子供のことも小さい頃から
知ってるから「疲れてるのねぇ・・・大丈夫?」とか
心配されて。

「ありがとう。うんうん 大丈夫 ちょっとこの頃 
出事や行事続いちゃってたんで〜」と苦笑い。はずかし〜

でも 無事終わってサッパリした。
やっぱり気分が違う。
こんなオバちゃんの髪なんて誰も気にしちゃないって
いわれよーと でもこれはアクマで自分の気持ちの問題なのだ!
だって まだ女捨てたくないもんね!

って言ってるわりには今日もすっぴんで平気で出かけてるワタシ。
多分お化粧する時の方がめったにない。
(歳考えると犯罪ですな(謝)
実際母親から注意受けてます。トホホ。。)

でもでもね ちゃんと大切な人たちと逢う時にはお化粧して
ちゃんとしてるのよ。
もうすぐKと2ヶ月ぶりに逢う時だって精一杯・・いや その
できる限り(弱気)
ファンデと口紅とかくらいは・・。言い訳するわけじゃないけど
(してるけど)肌弱いしあんまり色々してると顔が重くなる気がするの。
だからなのよ〜!

  
 言い訳(イチオウ)終了。


あと少し数日 やっとやっと唯一の解放日近し。
この2ヶ月に一度出かけて逢うことも億劫になってしまったら
その時こそ 本当に完全にマズイって思うから。

さすがに ほとんど自分から出かけるってことがなく化粧品・
洋服もめったに買わない娘(わたしのことだ)のこの2ヶ月に
一度のお出かけ日は 実家の両親も何も言わない。
と いうか特に母はそれで少しは安心してるようだ。
まだ かろうじてでも壊れてない 目安???


食事は相変わらずあんまり取れてない。
この1週間で4キロ痩せた。
こんなに食べたいって思わないことって久しぶりなほど。
それでも倒れるのは嫌だし せっかくの解放日にいけなくなるのは
嫌だから 水分とバナナとゼリーとかだけでも食べるようにしてる。
油モノ(作る時点で)受け付けないから子供には悪いけど
出来合いのから揚げとか買ってきてる(ごめんよ)



疲れてる  んだろうな。
なんて他人事みたいに。

でもさ あと少しで一休みの日がくるから。
そこまでテンションあげて(不必要なほどだけど)
とにかくあげて 

突っ走るだけ突っ走って休憩所に入るしかないでしょ〜
これもまた性分。


まったくバランスが悪い。
一気に突っ走りすぎたあげく巻きすぎたゼンマイが急に切れる。

薬で抑えられててもこの有様。



おふざけバカ笑いと海底深く沈んで漂う自分の
アンバランスに

ふっと 不安になって
ふっと 怯える。



コンナジブンカラ サッテイカレルコトガ コワクナル
夜。



2005年06月01日(水) ココロのチカラ

今日は転院先の個人クリニックへ紹介状持って初受診の日。
やっぱり初めての所は かなりものすごく緊張感が強く
前日は もちろんろくに眠れないし 朝は朝で子供を送り出した後に
洗濯して干して(天気が良いと絶対しないといけないという
強迫観念にかられてしまうのだ)片付け洗い物など憑かれたように
変なハイペースでこなし・・ふぅ・・・予約時間まで後1時間半。

ここで ちょっとソファに座ったのがマズかった。
そのまま意識が無くなってて気がついたら予約時間
15分過ぎ(大汗)
大慌てでクリニックに電話入れて遅れる旨を伝えて
大丈夫ですよ との優しい応対を聞いてホッとしつつ
大急ぎでバスに飛び乗った。


着いたのは30分過ぎ。もちろん少し待つことになったけど
それは当然。こちらが遅刻してるんだもの。

今度のクリニックはできたばかりでとても綺麗。
威圧感や病院って感じよりもサロンのよう。
受付の看護士さん?も優しい感じのお姉さんという感じで。
名前を呼ばれて入っていった部屋も診察室というよりも
個人の書斎のような雰囲気。 先生も白衣ではなくて私服でニコニコと。

今までの総合病院の先生も穏やかで威圧感のない方だったけど
今回の先生もそういう感じで一安心。
なによりもゆったりとした雰囲気で一人にかける時間が長いという印象。
先生同士もお友達のようで だから 連絡も密に取り きちんと
引継ぎも丁寧にしてくださっていた。

新しい先生からも何かあった時は以前の主治医の先生でも自分でも
どちらでも連絡してもらってかまいませんからね と言われた。
もう自分の手から離れたからおしまい でなくて そういう風に
言っていただけることはやはり素直に有難く嬉しい。

とにかく先生からはゆっくりと一緒に考えていきましょう と
言われた。こちらの意志を尊重しつつ。 
でも 苦しくなったら
ひとりで抱え込まずにいつでも電話でも来院でもしてください と。

薬と受診間隔も今まで通りでお願いした。
実際 薬でかなり楽になっているし。
本当にツイていることに前回今回と先生との相性は良いようだし
ただ それでも 今のわたしには出かけて人に会って話す という
ことはかなり無意識の強い緊張感をもたらす。
終わると本当にグッタリとする。
これだけ良い形で終わっても それはそうだし プレッシャーも
かかる。

だから 先生は受診間隔についてももう少し短くしましょうか?と
いわれたけど 敢えて今まで通りの一ヶ月に一度でお願いした。
薬も量を増やしたくないということも伝えて。

先生からは とにかく無理をしないこと・・ということを重ねて言われた。
一応の受診間隔はこれでも 状態にあわせて一緒に考えて
いくようにしましょう と。



とにかく無事に良い形で終わってホッとした。
後は銀行やら区役所で色々な母子医療関係の更新手続きやら
買い物やらして汗だくでふらふらして家に戻って。

それからすぐに子供帰宅。
「近くの川で小カニ採るって約束したよね?」って言われて
そういえば・・昨日したんだったそんな約束。

マジで倒れそうになりながら でも 約束だもんねぇ。
了解!とカニ捕獲に出発。
身体はクタクタだけど子供の喜ぶ顔見たさについ張り切るお母ちゃん。

嗚呼!!!陽射しが暑いよ。足がふらつくよ・・
あいたたっ!!捕まえようとした小ガニのヤツに
手を挟まれた〜(泣)うううううううう
こうなりゃ意地じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
気力で2匹捕まえて 子供の「お母さんスゴイ!」の声に
ちょっと鼻高々←単純。

しかし 疲れた。
それから すかさずシャワーやら食事の支度やら
あ 掃除機かけとかなきゃ さすがにマズイ!
洗濯物取り込まなきゃ。
明日の用意も・・・

うがぁあああああああ

疲れすぎて変にハイテンションで突っ走ってるワタシ。

さすがに夕食後に倒れて爆睡してました。
気がついたら寄り添って子供寝てた(汗)



っていうか不思議とこの頃 食欲がまるでない。
プリンとかゼリーとか飲み物が精一杯で。
お陰で痩せてきてる。 まぁ今までの蓄えた脂肪あるから
ちょっとのことでは大丈夫(なんか微妙にこういう大丈夫
嬉しくないけど)

でも これちょっとKに話すとかなり心配されてしまった。
大丈夫だよ〜って言ったけど でも懇々と諭された。
少しずつでもいいから食べなきゃダメだよって。

うん。ごめん。ありがと。気をつけるね。



わたしは多分 精神力がかなり強い方なんだと思う。
こうしなきゃ とか ここまではしておかなきゃ とか
思うと身体に無理かけても 
それをやってしまう。
それがやれてしまう。

亡夫の時もそうだったし 他の色々なこともそう。
自分がやらなきゃどうしようもないって現実もあるけど
そういう損な性分なんだろうなって思う。

やらなきゃ もしかしたら 誰かがやってくれることも
あるのかもしれない。 でも それがどうしてもできない。

此処まではやらなきゃならない っていうココロの呪縛が
ものすごく強い。

体調が悪く冷や汗ダラダラで目の前 星が飛んでても 
ここで倒れるわけにはいかない と思えば 自分でも
バカみたいに怖ろしい気力でもって 倒れてもいい場所まで
行ってから倒れる。

でも それができちゃうことと
それで平気なのか ってことは違って。

できちゃうけど オーバーライン越えたその後は
倍返し。パタリとネジが切れる。極端に。

ココロのチカラ 強いんだろうなぁ 多分。
自覚してます。
繊細なというような美しいコトバとは無縁だし。

それでも
強いけど脆い。

やっかいなヤツです。


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単純バカなんだよね。
卑下して言うつもりもないし
それなりのなけなしのプライドだのズルさだの
そーいうのあったりするんだけど

でも基本的にどうみても単純。
醒めて斜めにみて歪んでたりするくせに
複雑なようで 笑っちゃうほど自分を客観的に
自分がみればわかりやすいヤツ。

隠してるだけでね。


ふぅ・・・





この時間 好きだ。
なんかこうして此処にいてヒトリゴトみたいに書いてると
安心する。

今日も生かせてくれてアリガト。

今日生きていたから出会えたことに
感謝。


明日の絶望は明日しよう。
今は今を。
今の絶望が明日まで続くなんてわからないでしょう?
だから
とりあえず 明日を。



ね。







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ゆうなぎ [MAIL]

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