++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年04月30日(土) 悪(イヤナユメ)夢

疲れて早々と眠っていた。
うつらうつらと起きては でも身体がだるくて
そのまま また瞼が落ちて・・・
なんだか寝苦しい夜で。

夢を 見ていた。

とても 嫌な夢だった。

登場人物は面と向かってケンカしたことこそないけど
みんなキライな人たちばかりで

覚えてるのは その中の一人に
「本当はあんたのことずっと大嫌いだったんだよ!」と
自分が搾り出すように叫んでいたこと。
なんていうかずっと抑え込んでいたものが噴出したような

憎悪。

その自分の体中から噴出されるどす黒い霧のようなものに
吐き気がして。
吐き気がしながら でも 止まらなくて言葉が。

醜い と思った。自身を。
その醜さが耐えがたくて。

叫ぶ自分の声で

目が 覚めた。

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剥き出しにされた 耐え難い 醜さ。
人間の中にある 業(ごう)というもの。

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アノ時にも 見せ付けられた。
アノヒトノシンダアト

目の前で見せられた 全てをかなぐり捨てたような
その剥き出しのエゴと業がわたしには耐えられなかった。

醜い と 思った。
吐き気がした。
吐いても
吐いても
止まらないような
胃液まで吐いても
血まで吐いても
その吐き気は止まらなくて

わたしは 逃げ出した。

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自分だけが傷ついてるなんて言わない、言えるはずもない。
自分だけが正しいなんて信じられたら もっと楽だろう。
どす黒さも卑怯さも エゴと業も 
自分が嫌というほど持ち合わせていることくらい 知っている。

でも きっと だから 他人がそれを剥き出しにすると
居たたまれなくなる。
そう
居たたまれなくなるんだ。

偽善 でも 嘘でも イイ
せめて 隠して見せないでくれ。

頼む

耐えられない んだ。

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夢の中の自分の 醜さ が
まるで鏡の中を覗くようにわかって

いやな汗をかいて うなされて
叫んで

目が 覚めた。

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午前3時半。

震える自分をただ抱きしめていた。
他にできることなどなかった。



2005年04月29日(金) 倦怠感

色々一挙にこなさなくてはならなかった諸々のせいか
急に暑くなったこの気候のせいか
身体がしんどくて仕方ない。
少し家事をしては すぐソファーに横になる。
食事も手抜き。洗濯も掃除も最低限だけして
また すぐにソファーに倒れこむ。

子供の学校関係で人と会うこと話すことが
続いたのが大きかったかもしれない。
ちゃんと普通の顔して挨拶して話したりは
できる。薬飲んで とにかく気を引き締めて
仮面被って繕える。これはもう自動的反射的に。
無意識にまず笑顔になってる。
自己防衛機能まだ発動してるからOK?

それでもこの何ともいえないどうしようもない倦怠感。
自分の感情だけがどんどん遠ざかっていくような違和感。

Kがせっかく電話をくれてもぐったりしたまま電話受けて
ぼんやり後で そういえば今日連絡あったっけ・・なんて
考えててそんな自分にショック受けた。

Kにも言えなくなってる。
Kも今 仕事や色々でストレス溜まってること
わかるからなおさら。

相手からきついとか辛いって聞くと 何も言えなくなる。
自分の弱音とか愚痴みたいなの飲み込んでしまう。

飲み込んで処理できればいいけど
できるはずもないからいつも喉から胸に重い塊が
詰まってる。

詰まらせながら条件反射で笑ってるから
反動でココロがひび割れる。

Kと繋いだ手さえ 自分から離してしまったら 
わたしはわたしという感情を失くした
ただの機械仕掛けの人形になってしまう。

そうなった方がある意味楽なのかもしれないと思いながら
それでもわたしのココロの端っこがまだ しがみつく。

希望の種を握り締めて ダイジョウブって合言葉唱えて
目を閉じて楽園を夢見る。



2005年04月28日(木) 疲労蓄積

薬飲んでも蓄積されていく心と身体の疲れ。

子供の心の不安定。
懸命に何とか と でも 力加減が難しくて。
放置ではいけない。押し付けて追い詰めてはどうしようもない。
見守り包む愛情と時に身を切られるようでも突き放すことの必要性。

自分の心さえ持て余すわたしにそれが充分にできているとは
思わない。思えない。もどかしさ それでも。

できなくても投げ出したくないこと、投げ出してはいけないことって
いうのはある。だから 力振り絞る。

力振り絞ってこの程度?とか うまくいかないことばかりで
現実のわたしは 情けない人間だし母親でしかない。

それでも自分なりに何とか・・って思う。
グチャグチャで余裕なんてなくて なんていうか
力なく苦笑いしたくなるほど ヘタレな生き方しかできないけど
自身に言い聞かせて なだめて 薬飲みながら自分騙し騙しでも


諦めの悪さが身上。だったよね?わたし。
倒れて砕け散る瞬間まで 
どこかでまだ何かを信じていられたら本望。

愚かなピエロでも。



2005年04月27日(水) 希望の種

震えながら おずおずと伸ばした指先
やっぱり震えながら 
でも 同じようにそっと伸ばしてくれた指先の温もりに触れた時に。

臆病なわたしに この小さな灯火を灯させてくれてありがとう。

苦しみながら捨てきれないプライド。そうね どこから?どれだけ?
たぶん 器用にそれがわかればこんなに苦しくない。
迷いながら もがきながら それでも 何かを諦めきれずに 
こうして漕ぎ出した小さなボートで。きっと あなたもわたしも。

暗闇の大海原で 
激しい嵐の連続で 
オールを持つ手は凍えて強張るけれど

それでも 遠く近く見えるあなたのボートに灯る灯火を見つけて
刻んだ合言葉 唱えながら また わたし漕ぎ続ける。
きっと ダイジョウブ ダイジョウブ ダイジョウブ。

嵐ばかりじゃなくこの暗い海も たまに凪(な)ぐこともある。
月明かりの下 星空の下 それが束の間でも その時は
小さな声で呟くようにだけど歌うから。聴いてて。

そして 
「希望のボート」漕いで いつか楽園に辿りついた時は 
大切に抱えてきた宝箱の中 
守ってきたココロ 解放(ときはな)して
仮面放り投げて 一緒に 歌おう。雲雀みたいに笑って。

わたしからの合言葉は「希望の種」
信じて育ててみない?一緒に。
芽がでるのかどうかすらわからないけど
それでも 

楽園に着く頃にはひょろひょろした緑の双葉くらい
出てるといいな。

そんな夢を見ながら。



2005年04月26日(火) 手紙

初めまして とか こんにちは じゃなくて
まずは ありがとう って言わせて。

すごく嬉しかったの。
合言葉に返してくれた声。
確かに聴きました って わたし言ってもいい?

臆病な自分のココロ。
伸ばした指先は まだ震えるけれど それでも。


お気に入りの合言葉 集める計画 素敵ね。
いっぱい集めようね。とっておきのヤツ 
お揃いにしてわいわい一緒にボートに刻むのもきっと楽しい。 


暗い海 嵐の日には 
時にはお互いのボートが小さく霞む時もあるかもしれない。

そんな時には思い出すよ。一緒に刻んだ合言葉。
そして顔上げてみるの。ダイジョウブって3度唱えながら。


忘れないで

わたしも此処で見てる。
此処からあなたを見てる。

こんなに広い何処までも暗い海の上で 見つけた
小さくそれでも懸命に灯(とも)されたボートの灯火(ともしび)

わたしも灯し続けるから 小さくてもこの灯火。
だから どうか 見ていて。





そして もう一度



心から 
ありがとう を。
 



2005年04月25日(月) 歌声

眠れないままに
眠りたいはずなのに
眠りたくないままに。

音のない 真夜中。
ネットの海を彷徨う。

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ふと

ふっと・・・ね
想い出したの。


わたしの
歌う声が好きだと言ってた。

歌ってよ って
よく言われた。


カラオケBOXにも
行ったりして

好きだっていう曲を
何度もリクエストされて

照れながら でも澄んだ声だなんて褒められて
それが嬉しくて歌った。

しあわせだった頃の。
あれは。


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アノヒトが もう 話すこともできなくなった
あの病室で
真夜中 小さな声で歌ったあの歌は
まだ聴こえただろうか。


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ふと

本当にふっとね・・・
想い出したの
 
わたしの
歌う声が好きだと言ってた

アノヒトの声。


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わたしはもう歌わない。
わたしはもう歌えない。

歌声は
アノヒトが持っていった。


ソラノウエ。


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ああ 夜が明ける



2005年04月24日(日) 道に倒れて

ただもうココロのままに

道に座り込んで 寝転んでジタバタして
もう全部イヤだ。歩けない。進めないって
声枯らして泣き叫んで悪態ついて駄々こねて

それをするには もうわたしは年をとりすぎたけど。

子供の頃でも多分 できなかっただろう。
見られてない時は黙ってそっと相手を上目遣いにみてて
でも 気づかれたら 顔色見てちゃんとイイコの仮面。
何ともヒネてる屈折率高いコ。
いつから そんなココロの守り方覚えたんだったか。

前髪をギリギリまで長くして目に入りそうなくらい。
前髪短くするの絶対に何故か嫌だった。

ヘンテコなプライド?とか思い込みだの
今だったら 即座にひったくってまとめてぐしゃぐしゃに丸めて
クズカゴに捨てたいような恥ずかしさの塊 後生大事に抱え込んで。
それが世界の全てで。

まったく恥かしくて直視できない 笑いすら出てくる
愛すべき大ばか者だった自分。

今も現在進行形ではあるけど 
自覚あるだけ 恥ずかしさ半減した?
いや でも ヒネた子供はヒネた大人になって
繕った仮面の下 余計 ぐちゃぐちゃグルグルと。


道に座り込んで 寝転んでジタバタして
もう全部イヤだ。歩けない。進めないって
声枯らして泣き叫んで悪態ついて駄々こねて

できたらって憧れてる
だってよほど潔い。

自己陶酔だの自己憐憫だのってそんなにダメなことなの?
だってさ 
自分くらい自分を愛して許してやらなきゃ やり切れないじゃない。

ヒネるだけヒネたコドモオトナのわたしは考える。
開き直ることも浸ることもできない中途半端な自分。

あ また頭グルグルしてきた。
変な理屈捏ね回しすぎて考えすぎて頭痛くなってりゃ世話ない。

笑ってやってくれ。 

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優しそうな
穏やかそうな
仮面。

優しいんじゃない
穏やかなんじゃない
仮面の下は。

遠くからみている自分。
妙に冷静に ここまできてもまだ
逃げ道 頭の何処かで計算して
姑息。

傷つくのが怖い。怖い。怖い。
自分が。


どんどん覚えた。
傷つかずにやり過ごす術。

そのはずが そのはずなのに
仮面の下で 
溜まっていく涙 
重くなって重くなって 俯いて。

そうして。 


道に座り込んで 寝転んでジタバタして
もう全部イヤだ。歩けない。進めないって
声枯らして泣き叫んで悪態ついて駄々こねて

できない。
初めから できなかったけど

もう 完全に
できない。

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いろんなひとがいて
いろんな苦しみがあって
いろんな哀しみがあって
いろんな想いがあって

それぞれが それぞれの中で

それでも 生きようとしてる

それをその人生を生きているわけじゃない誰にも
違ってるなんていう権利は ない。

それだけは わかる。

そう 思う。



2005年04月23日(土) 合言葉

恐る恐る指先を伸ばしてみた。
触れたくなって
触れても許されそうな気がして。

もし 勘違いならゴメンナサイ。
伸ばした指先の行き先に困ったら恥ずかしいから
別の何か探すつもりだったってフリして誤魔化そう。

それでも なんか嬉しかったから
勝手な自分の勘違いでもイイ

歩き続けて疲れた 暗いトンネルの中に残されていた痕跡。

嵐の海の中で。 木の葉のようにもみくちゃにされながらも
奇跡のように浮かび続けるもうひとつのボートを遠くに見つけて。

同じように。


合言葉は 「ダイジョウブ」
勝手に決めました。

勘違いでも見逃してやってください。

なんか唱えると勇気湧いてくるんで。


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K・・・6月は まだ遠いけど でも 声や文字の毎日の定期便。

当たり前のようにしてくれてるけど それは わたしのココロの栄養。
時々 ちゃんと受け取れなくて心配ばかりかけてゴメン。
それでも ずっと届け続けてくれると嬉しいです。

ありがと。




2005年04月22日(金) とりあえず

新たな副業仕事の問い合わせあり。
まだ 仕事になるかどうかはメールのやり取りなどしてからに
なるだろうから 何とも言えないけれど こうして問い合わせという
反応があるのはとても有難いこと。

子供のことも色々な問題もとりあえず 波はあっても何とか。

後ろ見ればキリがなくて 先を見すぎても不安で足がすくむ。
だから とりあえず 今踏み出す足の先だけ見て
わたしは 歩いてる。
歩いては それでも よく止まる。
足が強張って重くなって そんな時はしゃがみこむ。

しゃがみこんで休んで で なんとかかんとか
とりあえず立ってみる。

ふらふらしてるから よく転ぶ。
それもブザマにまぁ 顔からとか ものの見事に
コントみたいに転んだりする(まったく笑えやしない)

小心者で それでもイイカッコしぃだったり
それなりに なけなしの意地とかプライドなんてものも
あったりするから 余計に厄介で
歪んで ねじくれてる分 自分でシンドクしてたりも
するんだろうな と これは苦笑しつつ自覚。

とりあえず って言葉 結構好きだ。

とりあえず プラスとマイナスあるなら
ついついマイナスにいっちゃいそうになるけど

とりあえず どうせならプラスにいっちゃって
もしも ダメだったら その時は 
思い切り声上げて(ココロの中で)泣こう。
誰から なんて慰められようと知ったこっちゃない。
もうアタシの世界は終わりなんだよ!!!!!!って
悪態つきながらみっともなく未練げに(ココロの中で)叫んでやる。
(ああ・・・ここが小心者のどこまでも情けないところだけども)

プラスが夢とか奇跡で それがありえないことでも
いっそ ありえないこと最期まで信じるってのも
いいじゃないかって気がしてる。

幸せも不幸せも 決めるのは たぶん自分で
それなら 泥の中に顔から突っ込んだままの最期でも
夢見て信じて笑ってれば それを 幸せな最期じゃないなんて
誰が言える?

これで いこ。

とりあえず。
そう とりあえず。

そうやって一緒に
進もう。

(勝手にダケド進ませてくれ(願))

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だいじょうぶの呪文 結構効くんだ。
昔 泳げなくてさ
水泳の時間キライでさ
それでも 泳がなくちゃいけない時に

飛び込む前に何度も唱えたよ。

大丈夫。
だいじょうぶ
ダイジョウブ

そうして えいっ!って飛び込んだプール。

犬かきしながらめちゃめちゃに手足動かして溺れながら夢中で泳いだ。

プールサイドになんとかたどり着いてしがみついて
空見たら めっちゃ青くて なんか 泣けた。

ダイジョウブ
なんとかなる。

とりあえず
笑ってみよー「ニマッ」って さ。

えっと・・

遅くなったけどお誕生日おめでとー

遠いこの場所から でも祝ってる。



2005年04月21日(木) 光と闇

光と闇。

痛みとか苦しみとかそういうのを何も知らずに
喜びとか優しいものだけに包まれて生きていけたら
それはきっと しあわせ なんだろう。
光だけの人生。実際そういうふうに生きていける人も確かにいる。

だけど大抵の人間には光と闇が交差する。
ただ その割合が不公平だったりするだけで。

誰だって自分が歩くなら光の人生の方がいい。

確かに闇を知る人間は優しい。
本当の痛み がどんなものかを身をもって知っているから。
自分で知らなければわからないこと というのは
やっぱりある。物語を読んで涙を流すことはできても
本を閉じればそれでおしまい。
でも現実は そんなものじゃない。逃げ場のない 今
その時なのだから。

苦労はした方がいいとか
痛みを知った分 人に優しくなれるとか

確かにそうだけど
でも
そういうアナタは そこで もがき苦しむ人間の
壮絶な闘いを 
絶望を
ずたずたの心を

その現実がどんなものだか を

そちら側の世界から垣間見るだけじゃなくて
知っていますか?

光しか知らないならその方がいい。
たとえ人の痛みがわからなくても
時として無邪気に気づかず残酷でも。
その方が まだ きっと いい。

中途半端な理解という名の凶器と同情なんて
どうかしまってください。
差し出しておいた手を急に引っ込めるなら
できれば 初めに振り払ってくれませんか。

そうすれば ちゃんとわかるから。
マッハのスピードでちゃんと飛びのきます。
触れないように。

哀しいことなんて見えない方がいい。
痛みを知って優しくなることの酷さ を
アナタ ハ シッテイマスカ


傷ついた人間ほど優しい。
苦しんでいる人間ほど。

痛々しいほどに
何処までも優しくて優しすぎて

せつなく

哀しい。

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生きましょう なんて
陳腐な台詞しか言えないけど

それでも
とりあえず 今日 生きてみませんか。

一緒に。

わたしも
多分 あなたも

大切なひとがいても
それでも

独りなんだと思う。
そんな気がしてる。

トンネル長くて暗くて
歩き続けた足 痛くて
けど

手は繋げないかもしれない

けど
同じ暗闇の中で
確かに
息づく 命が
此処にもあります。

だから。

見えないかもしれない
今 光なんて何処にも
見える保障だってあるわけじゃない

けど

明日 見つかるかもしれないってことも
やっぱり真実で希望なら

今日 とりあえず 生きてみませんか?

一緒に。

みっともなくても許せなくてもそんな自分
それでも とりあえず そう とりあえず

最期は誰にでも絶対にくるから
それなら その最期まで

信じてみませんか?

もしかしたら 明日には・・って。
幻影でも幻覚でも

最期まで トンネルの中でも

光の幻影見ながら 
笑って目閉じるのもいいかもしれません。

だから
だから

どうか

届きますように
この
祈り。

想い。



2005年04月20日(水) 欠片

薬を飲みはじめて泣かなくなった。
考えないわけじゃないのに感情に薄い霧がかかっていて
涙が 出なくなった。

これは喜ぶことなのか?
いや でも 少なくとも望ましいことでは あるのだろう。

生活 という場の中での 安定。例え偽りでも。

生きる ために 失くしていかなければならないものっていうのは
やっぱり ある。
現実ってヤツはある意味滑稽なほど容赦なく残酷だったりする。

純粋さとか優しさとか そういう なんていうか透明で
痛々しいくらいに柔らかなもの まっすぐな視線。
それを持ち続けられることは たぶん しあわせなこと。
だけど それを持ったそのまま 立ち続けることは とても 難しい。

自分で選んで

手からこぼれ落としていきながら
せめて それを 悲しむことも
もう できなくなっていくのかな こうして。

そう思うと心の遠い所で
何かが小さな声で啼いたような 気が した。




それでも




何処か精神の海の深い深い底に

もう とうに 透明なんかで なくなった
ちっちゃな薄く濁った欠片が

たぶん ずっと眠り続けている。

覚めない夢を見ながら。

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泣けないくせに
涙の一粒も流せなくなっているのに

サミシイ なんて
サミシクテタマラナイ なんて

せめて泣いて叫べたらいいのに。

それを選べばわたしは壊れるから
だから
包(くる)んだのにココロを。

どうして
包んだはずのココロから

薄ぼんやりと微笑みすら浮かべて
サミシイ と
わたしは呟いているんでしょうか。


繰り返して
繰り返して
繰り返して
繰り返して

誰にも聴こえないのに。



2005年04月19日(火) 知らないあなたへ

今 エンピツで色々な日記を読ませていただいている。
色々日記を読みながら マイ登録させてもらったりしているけど
その中で 特に気になっている日記がある。

共感 というか 文章を読んでいて(あくまでわたしが勝手にだが)
感情の流れというか そのまま自分のココロの声のような言葉を見つけて。
なんか 不思議だった。
その作者の方とわたしとの共通点はある意味まったくといっていいほど
ないと思う。

その日記作者さんに「わたしはあなたの言葉にすごく共感して
います」と言ったらきっと戸惑って途方にくれるんじゃないかな。

ほんとは ちょっとお話してみたい気もする。
正直 そう思わせられる日記作者さん 何人かいらっしゃる。

でも わたしができるのは というか するのは せいぜいが
こうして日記の中でその気持ちを書くか投票するかWeb拍手
送らせてもらうか。 多分そこまで。

一つには勝手なこちらの共感という思い込みを押し付けて
何も知らずにわかった顔なんてするなって
キラワレタクナイという気持ち。
なんていうか わかるから。多分 あくまで 多分だけど。

なんていうか 怖いから 触れて傷つけるの。傷つくの。
共感(主観的な) も時には 凶器 になるから。

完全なる共感は あるわけないわけで
中途半端な わかります ってのが見当はずれだったら?
もしも 繋ごうと出した手が迷惑だったら?重荷だったら?

もしも 手が触れたとしても そこから それから?
触れた手を離す時 触れた手が振り払われた時 
触れた手を知らずに振り払ってしまったら。

人との距離感の取り方が下手なわたしのような人間は
だから 此処で 時々平行して走りながら 
でも やっぱり風にのせてでも伝えたくて
遠くからこっそりと呟く。
それが一番いいような気がしてる。



「あなたの言葉 好きですよ。とても。」



2005年04月18日(月) こんな一日

授業参観の代休で今日は子供と出かける約束をしていたのに。
朝から頭が重い身体がどうにもだるい。

起きて家事を早めに済ませて早めに出かけようと言っていたはずなのに
結局 起きて少し家事や食事のことしてまたソファーにぐったり逆戻りの
繰り返しで。

もう今日は出かけるの無理なような・・って思ったけど
子供はまだ期待してるし・・出かけるといってもちょっとバスに乗って
繁華街のお気に入りのラーメン屋さんに言ってソフトクリーム食べて
100均のお店覗いて本屋さんへ行くっていうほんとに
ごくごくささやかなコース。

とにかく次の日の準備だけ全部済ませて帰ってお風呂に入ればいいだけに
して・・・夕方から出かけて。
慌しいけど それでも 何とか約束守れた。不甲斐ない母さんでごめん。
それでも 喜ぶ顔見れば無理しても良かったって思える。

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心細さと
不安と
寂しさと

ハッキリとした感情でなく
なんだか妙にぼんやりとしていて
それでいて根深いような

鈍い頭痛。
強張った肩。
胸の底に漂う得体のしれないモノ
喉の奥に詰まった息苦しさの塊

いっそ感情に浸ることができたら
その方がまだ と 思ってしまうけど。

でもだめ。それではだめだから。 

この中途半端な 吐き気
キモチの悪さ。

心細さと
不安と
寂しさと

ひとり丸まってうずくまる。
薬 飲んで効いてくるまで。

コレガ現実

ソウイウコト

ソウイウ コト。



2005年04月17日(日) 遠くで見ている

最近 花粉症の薬と合わせて飲んでるせいか
妙にだるいというか眠たいようなそんな感じがある。
季節的なものもあるんだろうし 色々気分的なものも
あるんだろうと思う。

子供の授業参観日。
薬飲んでとにかく向かう。
参観のみ あとの懇談会やPTA総会はとてもじゃないけど
出る気力なし。

母親が参観にくることを子供はやっぱり何より張り合いにしてるし
だから とにかく気力で。
数人のお母さんとそれなりに挨拶は交わすけど
あとはとにかく目立たないように 子供に見てることが
わかればいいから。

学校のこのお母さんたちの雰囲気はどうしても苦手。
落ち着かない。
子供に顔見せできたから少し早めに抜け出して帰宅する。

帰り着いたらぐったりして子供が帰ってくるまで
寝込んでしまっていた。

それでも例えば 全然人と話すのがダメなわけじゃない。
それなりにきちんと普通に話せて挨拶できてる自分もいる。

ただ

遠くから見ている気がする。
自分を自分が。
どこか他人事のようなそんな感じでしか話している自分を
認識できないような。

楽しいから笑うんじゃなくて
ここでは笑うところだから笑う ってみたいな。

副業仕事 一応仕上げて渡せたのだけど こちらのミスでないのだが
問題が発生してそのことでも 頭が痛い。
厳密にいえばそれは わたしの仕事の範疇ではないのだと思うが
そう強く言えないところもあり。
問題解決までは スッキリとはいかない。

これから先 やらなければならないことが また多くなる。
色んな切り替えやら申請やら しかしちゃんとこなしていかなければ
自分が損をする。困ることになる。死活問題だ。

しっかりしなくては と思うけど どこか精神は頼りなく
ぼんやりとしている。

チカラ ガ ハイラナイ・・・

自分が遠くにいる。



2005年04月16日(土) 暗闇

タスケテ なんてなんで
まだ 叫びそうになるんだよ。
なんでまだ 期待したり諦め切れなかったりするんだよ。
オマエハヒトリダ ということを自覚しろ。



失くしたくなくて

信じて預けてそれで手を離されたら
今度こそ もう最後のココロの破片が粉々になりそうで
だから

平気な顔をする。大丈夫だって 言う。

失くさない為に



薬を飲む。
大丈夫 だいじょうぶ ダイジョウブ って
呪文みたいに唱えて

大丈夫。
まだちゃんとココロを止めていられる。



泣くな。
寂しくない。寂しくなんて ない。



壊れても此処にいます。
だから いつか で かまわないから ミツケテ。

たぶん きっと 絶対に 立ってる。こうして。
笑ってると思う ちゃんと もう だってこれは
顔に張り付いた 仮面。

仮面剥がしてくれますか 
いつか みつけてくれた時には。

わたしが朽ちてしまっていても。





ココロ ニ ナガレツヅケル ナミダ トマレ。

止まれ。

止まれ。


止まれ。



2005年04月15日(金) 寂しくなってただ堪らなく寂しくなって

夜が明ける。

新聞配達のバイクの音がする。


眠れなくて
ずっと
眠れなくて
また。


寂しくなってただ堪らなく寂しくなって

抱きしめて欲しいと思った。
強い腕の中に倒れこんでそのまま包まれて眠りたいと思った。



そんなもの ここにはないのに。



2005年04月14日(木) 理由

嘘つきだ わたしは。
嘘をついてないときの自分の方が少ないくらいに。

なんで大丈夫だっていう?
なんでそこで 笑ってる?
なんで飲み込む?
なんで なんで

それでほんとに大丈夫なら立派なもんだ。

けど全然ダメじゃないか。
できてないじゃないか。
内側ボロボロじゃないか。

潔くもなれず
諦めることも結局できないまま
絶対を思い知りながら
なのに醜くあがいている。
見えないところで。



優しいなんて言わないで。

そんな上等なものじゃない。

怖いだけだ。傷つくのをみることで
また 自分が傷つくのが。

耐えられないほど怖いだけだ。

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ここまできても生きることに固執してしがみつくのは
死んでいく姿をこの目でまざまざと見せられたからだろう。
その壮絶さを心に刻んだからだろう。

生きることが正しいとか
生きるべきだとか
死にたいと思うことが弱いとか
死にたいと言う事が間違ってるとか
そんな そんなことじゃなくて
そんなのがいいたいわけじゃなくて 
そんなの全然言いたいことと違うんだよ。

わたしはそんな ご立派な人間じゃない。

生きることに固執するのは義務感すらもっているのは
それは わたしのある意味 エゴでしかない。
ただ もう変えられなくて刻まれてしまったものだとしか言えない。

多分 死ぬときは立ったまま気づかれずに死んでるだろう。
死んだ後で ああ こいつ なんかえらくボロボロになってるとか
やっと・・・・。 いや それでも気づかれないかもな。
結局 自分からは死ねないって ただ そういうこと。

だから ましてや他人に死ぬな なんて偉そうにわかったように
言えるはずもない。

ただ 逝かないで欲しい・・とすがるだけ
例えそれが酷いことでも。

わたしのエゴで。ただ わたしのエゴで。
願わずにはいられないだけ。

許してください。愚かしいほど弱い人間なのです わたしは。



2005年04月13日(水) 薄い膜の中(診察日の朝に)

副業仕事 とにもかくにも無事お客さんに作成したものをお渡しでき
入金もいただいた。修正作業など多少あるかもしれないが それでも
とりあえずの山は越えて一息つけた。ものすごく大変ではあったけど
やりがいはあったしそれなりに満足してもらえた仕事できたと思う。
ホッとする。

子供も学校へ登校し今日は午後から心療内科診察日。
薬貰ってこなきゃ。

正直先生に様子聞かれてなんて話していいかわからない。
落ち着いているといえば そうなんだろうし。
というか 落ち着いてる人のふりなら今 多分上手にできる。
普通のふり・・・かなりちゃんとできる。
これはやっぱり薬のおかげだろうな。
いや 今までもできてたんだけど仮面被るのは。 

夜中に・・・
洗い物しながら・・・唐突に涙がぼろぼろ出てきたり
普通に歩いていて空見て泣いたりとか 誰もいない家で
イライラして床や壁にふらふらになるまで頭ガンガン打ち付けたりとか。
そういうのしながら 人の前で仮面被ってたのが

そういうのしなくても仮面被れるようになってるから。

かわりにぼんやりしてるけど。なんか。
強い感情が出せなくなる(薄れる)のも
ある意味 自分が薄い膜で包まれてるみたいで寂しいなと
(辛いという感情よりもっとぼんやりとして それでいて居心地が
定まらないような落ち着かない感じ)思うけど
じゃあ 元の感情の起伏が激しすぎる状態でいいのかと聞かれれば
それじゃ現状生きていけないんだからしょうがない。

とにかく 薬貰ってこよう。

「はい お蔭様でだいぶ落ち着いています。
 薬飲むと安心します。まだやっぱり薬必要なんで薬お願いします」

って感じで。

わたしという人間の中はごちゃごちゃになってて。
でもそのごちゃごちゃを薄皮一枚で包んで普通に見せてる。

たったひとつの決意はとにかく生きることを全うすること。

とにかく生きる ただそれだけが こんなにも難しい。

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診察から帰ってきた。
今日は何でだろう とにかく眠くてだるくてしかたなくて
予約時間前について待合室で待ってる間も すごくだるくて
眠くて。ぼーっとなってた。

診察はいつも通りで調子とか聞かれて
「薬のおかげでだいぶ落ち着いてますが 大きなストレスが
かかった次の日は頭があがらない感じで一日ぐったりして
しまいます」と 話した。

うんうん・・と聞いていた先生は

「それでもこのくらいの薬の量で落ち着いてきてるのは
あなたの精神的な復元力が強いということだから
自信を持っていいですよ」といわれた。

はい って答えて。

喜ぶべきことなんだろうな・・打たれ強いのには自信あるもの。
いや 正確に言うと打たれ弱くてボロボロになってるけど倒れきれない
っていうのが正解なんだけど。 
ホントに最期は立ったまま あれ?死んでるよ こいつ。みたいな。

できちゃうんですよ。大丈夫なふり。
いや むしろ 人あたり良く快活なほどに。
それは 条件反射?習性?
身(ココロ)を守る術。

なんか異様な精神力。長年培われた取り繕う 見せない意志力。
無意識に笑顔になる仮面が顔に張り付いちゃってる。
取れない。

あは。

どうも先生がこの春移動になるようで ここは総合病院なんだけど
この近所に新しくできる専門の心療内科への転院を進められた。
そこの先生は今の先生とも親しく 曰く専門でもあるし
今だと週1しか診察日ないけどそこは毎日診察受けれるし
それに とても良い先生ですよ とのこと。

詳しい事情などもう一度全部話すのはどうにもシンドイと思ったので
そう言ったら先生も その辺の心情は理解してくれて 全部今までの
流れやわたしが話したことをコピーして渡してくれるとのこと。

次の診察まで今の先生に見ていただいてから 多分紹介状持って
転院になるだろう。

転院してもいつでも何かあればこちらでもみますからね と
先生が言ってくれたので はい ありがとうございます と答えて
診察終了。

今度はまた1ヵ月後。
薬 ゲットして帰宅。

眠い。だるい。
食事の用意しなきゃ・・。

桜 いつのまにか風に散っていく花びら。 



2005年04月12日(火) 徹夜明け

昨日はとても疲れきった一日で。
ただ もう疲れて。心も身体も。

でも休めなくて 休みたくないじゃなくて
休める状態じゃなくて泥のようにクタクタだったけど。
そんな時に限ってそういうもの。

副業仕事。 
お客さんが急がれていたので今朝までに仕上げて見積もりを
出さないといけなくて。

泣きそうな気分を通り越して夜明け近くには
麻痺状態。でもとにかくやり遂げた。ホッとして
仕上がりのチェックはいつも以上に。
お客さんに完成のメール連絡を入れる。

徹夜明け
そういえば この所 布団で寝てないなぁとぼんやり思う。

そんな時に限ってまた 子供が頭が痛いって言う。

泣きたい気持ち。

でも泣けない。泣かないでまた始める一日。

始まる 一日。



2005年04月11日(月) ひとり

明日には
また 大丈夫だって言うから
ちゃんと。
大丈夫になるから。

だから

今だけ
ひとことだけ


助けて って

口に出させてください
泣きはしないから。


誰にも聴こえない
一人の部屋で


絶対に来ない救いの夢を
それでも

一瞬だけ見たくなった。


それだけです。



2005年04月10日(日) 渇望

何ができるわけでもない。
自分自身さえ支えきれずにカタピシと軋んだ音立ててるわたしに。

だけど それでもだからシンクロしてしまう 感情 が ある。

何が言えるわけもなく
何ができるわけでもない人間が
何を言うべきでもないということもわかっている。

だから ただ此処に居るしかできない。

それでも

何の神様かわからないけれど神様という名の存在に叫ぶ。

わたしたちは みんな 本当は ”生きたい” んだ。
生きなきゃならない とか 死んだ方がマシとか 死にたいって
口にしていてもなお 本当は 何処かで救いを待っている。

諦めたと口にしながら 期待なんてしない と言いながら
それでも 心の底に消しきれない渇望を抱えている。

欲しいものは ほんとうに哀しいほど ささやかで
多分 持っている人は気づいてさえいないような


ちいさな ぬくもり



2005年04月09日(土) 疾走

忙しい時っていうのは 多分こんなものなんだろう。
母子家庭の常で何もかも一人でやらなければならないのは
当たり前 いつものことだとはいえ・・
許容範囲を越えるくらいにまさに身体がいくつか欲しい状態で。

でも その方が色々考えなくていいといえばいいんだ。
薬飲んでれば(完全依存だが)とにかく何とかでもこうして動ける。

そうでなきゃ困るんだ。動けないじゃ困る。子供がいるんだから。
否応無し。まず生きるために。

いや それでも薬飲めばこうして何とかでも動けるんだから
わたしなんてまだきっと楽な方なんだろう。

それすら できずに苦しんで苦しんで葛藤してそれでも
頑張ろうとしてる人。
考えるからいろんなことを周りの人のことを だから辛くなって
辛くなってそれでもなんとかしたくて もがいてる人。
自分を傷つけることでしか 保つことができないほどの痛み、
心の傷の深さ。

優しすぎるひとの方が辛い想いをしてる この世界の哀しい矛盾。

こんな言葉すら ああ 安っぽく上滑りしてしまうだけだけれど。

走り続けている 止まればダメになりそうな気がして。
休むことが怖くなっている
そこから 二度と動けなくなりそうで。

抱え続けている寂しさに また 

気づいてしまいそうで。

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オネガイ

ワタシヲ ミテ
ワタシヲ アイシテ
ワタシニ キヅイテ 



そう心で血の涙を流しながら叫んでいる
あなたの気持ちが
痛いほどわかる気がしています。

俯いて
言葉を失って
それでも声にならない声で

叫び続けている
あなたの心が
わたしには聴こえる気がします。

埋まらない心にぽっかりと空いた穴を

諦めながら
諦めながら
それでも

何処かで どこかで

それが 
救いという名の奇跡でも。



もうひとりのわたしへ
もうひとりのあなたから


声を。



2005年04月08日(金) こもりうた

副業 現在 超集中追い込み中。
まぁ これはこれで色々あって今の自分のスキルと状態では
情けないが本業と胸張れるには力不足。まだまだ甘い。 

それでも仕事がこうしていただければ
背伸びしながら水面下でがむしゃらに実践勉強しながら
息切れしながらでも精一杯やって手放さないようにしたいと思っている。
たとえそれが細い細い糸にしかすぎなくても だ。

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なんて

それっぽくちゃんと意気込むこと言える自分もちゃんと此処に居る。

いるんだけど

集中してる時は それはもう必死で時間も他のことも忘れてる。
忘れてるんだけどね。

だけどね
だけどね

自分が遠いんだよ 最近 ずっと。
ぽつん とね いるの。

ちゃんとできてると思う。
見た目 オカシナコトもしてないと思うし

でも 変に物分りいいっていうか
ううん 良くないのホントは。

良くないんだけど なんか諦めてて。
いや 諦めてないのホントは。

諦めてないんだけど でも 諦めることを仕方ないと
諦めるようになりつつなってて。

それはそれでいいんだろうけど。
それはそれでいいのか?ほんとに 自分。

薬飲んで 泣かなくなった。
自分 何処か遠くて。
寂しさも 哀しみも 何処か薄い膜に包まれていて。

それはそれできっといいんだろう。
それはそれで いいのか?ほんとに 自分。

このところ自分の感情の回りがぐるっと薄い半透明な膜で覆われていて
それは でも 今 今日 この時間 生きる為に
必要なことで。

それでも そう言い聞かせても
まだ 諦めきれない自分がいるんだ。 本当は。

みんなの望むわたしは 今のこのわたし。
みんなに心配させずにすむのも このわたし。

でも コレハホントノワタシジャナイ

ああ 叫ぶ声も もうほんの呟きほどになって。

薄い半透明の膜の中のわたしの中のワタシは
ひとりで 
寂しくて。

ずっとずっとずっとずっとずっとずっと

でも叫んでも声は外に漏れない。

ホントノワタシヲミツケテ



ねんねんころり
眠りなさい。

遠くで こもりうた が聴こえる。

眠りなさい。
わたしの中の ワタシ。



2005年04月07日(木) 夜啼き

寂しいなんて思っちゃイケナイ。
そんな感情思い出すな。そんな感情に近づくな。
期待するな。
当たり前になれ。

余計なこと考えるな。
与えられたもので満足しろ。
飢えた餓鬼みたいにキリ無く求めようとするな。

わたしの立ち位置は変わらない。
もうこれから先 変わることは ない。

それが現実で
それが決めたことで。

なのに何故疼くんだろう
このぽっかりと空いた孤独の穴は。

多分 限りなく求めたくなるから
蓋をしなきゃ。
埋められないならせめて
求めすぎないように。

サミシイと夜啼きするココロを
呑みこんで呑みこんで呑みこんで抱いて
ひとり あやしている

真夜中。
 



2005年04月06日(水) 不器用

キリがないのかもしれないね。
ヒトがヒトに対して欲する想いは。

それが友情でも愛情でも友人でも恋人でも親子でさえも
どんなに確かなようでも いや 実際たとえ ひと時でも
確かな時もあるはずなのに。 

それでも とても危うくて脆い気がして
手の中にあると信じてるつもりでも
やっぱり怖くて怖くて怖くて。

大切に抱えすぎて抱き潰してしまったり
何度も何度も確かめすぎてダメにしてしまったり
気を使いすぎてギクシャクしてしまったり

距離のとり方 下手で。
そのくせ 寂しがりで甘えたがりで

気づかなくていいよ なんて言いながら 
ほんとは気づいて欲しくて。

期待してないから なんて言いながら
ほんとは何処かで確実に期待してて。

キリがない。ホントにキリがないのに。

与えたんじゃなくて
受け取って欲しかったからしたことなんだから
求める方が間違ってる。

気づいて欲しけりゃ まっすぐに気づいてって
言う方が よほど潔い。

考えすぎて想いすぎて迷路に入る。
後ずさりしながら そのくせ 上目遣いで訴えるなんて
ぐしゅぐしゅしててヤダよね。

寂しい気持ちを押し込める押し込める押し込める。
言ったってどうなるわけでもないんだからと言い聞かせて納得させる。

ああ・・それでも薬のおかげで 泣かなくなったんだよ。
かなり成功。
ココロの奥でジクジクしてても大丈夫 遠ざけていられる感情。
これほんと。オリコウサンでしょ?


バカヤローな自分。まったく滑稽なほどチグハグで。
どれが自分のほんとの顔だかわかんなくなってて。

笑ってしまうほど不器用。


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※マイエンピツ告知しない に ずっとしていたんですが
 今回より告知させていただくことにしました。

 今までも告知しないまま読ませていただいていた日記
 色々ありまして 共感したり勝手に一緒に泣いたり笑ったり
 違った世界を覗くのが楽しみだったり
(マイエンピツ告知してくださって読んでいただいてる
 皆さんの所も伺ってました)
 わたし自身いつもどなたかが読んでくださってるってことが
 すごく励みになってます。

 それで わたしも
 「楽しみに読ませていただいてます・・」っていうのを
 なんかふと ささやかながらお伝えしたくなって。

 これからもよろしくお願いします。
 こんな日記だけど 読んでくださってる方々へ・・
 心から 感謝 です。 いつも本当にありがとう。



2005年04月05日(火) 意味

生きるなんてことは さ
たぶん 考えてる以上にグチャグチャなことで さ

グチャグチャでどうしようもなくって
シンドイこととかやり切れないこととか
もうそりゃ 空にでも海にでも「ばっきゃろー」って
滑稽だろうが八つ当たりだろうが何だろうが叫び続けたくなってさ。
ああ そうだよ。覗けばドロドロのココロノナカ
情けない奴、みっともないことこの上ない。

いるのかいないのかわからないけどすがりたくなる
神様に尋ねたくなる。

どうしてですか?
って

意味を

存在
自分の。

「意味なんて いいんだよ。
そんな小難しいものは そこら辺にほっぽっとけ。」

でも 神様がいたら 結構そんなふうに言うのかもしれない。

生かされているなら
どんな形でもそれでも生かされているなら
きっとそれが 意味 なんだと。

だから とにかく 生きろよ って

今 自分にそう言い聞かせている。



2005年04月04日(月) 24時の鐘

楽しかった。

自分がちゃんと自分の中に戻れた気がした。

だけど
魔法はやっぱり24時の鐘と一緒に解ける。
残るのは 背負うものと抱えるもの 逃げ出せない現実の重み。

柔らかな風も
優しい陽射しの温もりも

嘘だったみたいに遠くなって。


想い出す暇もないまま
また戻った生活に息切れしてる わたしがいる。

鐘は鳴り終えてしまったのに

いろんな心や想いは まだ とっ散らかったままで
わたしは

佇んでいる。

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Mちゃんへ

生きることそれだけでいい それだけでも 絶対意味があるから。
だから 死ぬなんて言わないで・・と思う。

必死で思うよ。祈ってる願ってる。



生きよう と

とにかく 生きよう と

どれだけグチャグチャにみっともなく情けなく
しょうもなくても甘えてると言われようと それでも。

生きることに疲れてもどれだけ疲れても疲れても疲れても。

それでもそれでも
それが

わたしが背負ったもの背負わされたもの。
降ろせない荷物。降ろしてはいけない荷物。

アノヒトを逝(お)くったあの日に。



2005年04月03日(日) かくれんぼ

たぶん

哀しいことも苦しいことも切ないことも
世界のそこら中に転がっていて

だけど

嬉しいことも楽しいことも喜びだって
やっぱりそこに確かにあって。

かくれんぼの得意な人は
鬼になってもすぐに見つけられるの。
「み〜つけた!」って
次々にほら そうして隠れるのも上手。
ちゃんと程よい頃 見つけられる術も知ってる。 

だけど かくれんぼ苦手なわたしは
鬼になってもなかなか誰も見つけられないし
隠れる方になったら マゴマゴしてすぐに見つかっちゃうか
ずーっと隠れてて忘れられて 夕暮れ 泣きべそかきながら
一人帰る。

かくれんぼ 嫌いだったなぁ・・



ああ なんて不器用で要領悪いんだ・・と自分に苦笑したくなる。
大事なパーツを一つ何処かに落っことしてガタピシガタピシしながら
生きてる。

かくれんぼ 苦手で 
見つからなくて見つけられなくて
多分ちっぽけなんだろう苦しみの中で あがいて あがいて

それでも
だから
きっと

泣きべそかきながらの帰り道に見た夕焼けは
あんなに綺麗に見えたんだろう。
心に痛いほど沁みたんだろう。

ふと

そんな気が した。



2005年04月02日(土) そしてまた闘いははじまる

つかの間の休日に
つかの間の安らぎに
キラキラした時間は でも やっと手に入れて
短いからこそ より大切で貴重で幸せの意味を
感じれるのかもしれない・・

と 自分で自分に言い聞かせて。

ああ・・でもその時が経つののなんて速いこと。
想い出とか感傷にゆっくりと浸るのさえも次の週末までお預けで
朝方 病院に花粉症の薬を貰いに出かけて。
家事・溜まっていた洗濯に掃除の合間に 
お客さんに待っていただいていた副業仕事 
さっそくにPCに向かって連絡メールを書いて作業の続き。

その後 夜からPTA役員会。
安定剤と抗鬱剤飲んで 何とか足を運ぶ。
2時間半余りの極度の緊張。
終わって家に帰るとぐったりしてしまって。

それでも とにかく今日中に仕事の方 書きかけの連絡メールと
作業の続き 新しく仮作成したものを見ていただけるようにして送って。
とりあえず 今日はもうさすがに限界。

寝る。寝よう。
お風呂も もう 明日。

Kから心配したメール。無理しすぎちゃダメだよって。
電話でも少し話して。
「楽しかったね〜」「うんうん、すっごく楽しかった〜」って
そんな他愛無い話でも声聴いてるとなんか安心して。

おやすみなさい。

そしてまた闘いははじまるけど
でも今夜はもう少しだけ

あの日の夢をみせて。



2005年04月01日(金) ちいさな陽だまり

その日は朝方は寒かったけど予報通り暖かな小春日和で。

駅のいつもの階段下の待ち合わせ場所でKの笑顔見たとたんに
体中のガチガチに強張っていたものがゆっくりゆっくり
解(ほど)けていくような気がした。

並んで歩き出しても二ヶ月ぶりの違和感も何もなく
いたって当たり前みたいに話したり笑ったりしてる。

いつも何処か無意識に心の奥の方が常に緊張したり
身構えたりしてるのが普通になってしまってるのに
心がゆったりと穏やかでとてものびのびしてて。

ありのままのわたし に やっと戻れた気がした。

お目当ての桜には早く、お花見にはならなかったけど
小春日和の公園にサンドイッチと飲み物持って
木漏れ日の下 春風の気持ちいいベンチ。
食べながら他愛無いお喋りしながら過ごす時間。

小鳥のさえずりと家族連れや恋人同士の笑い声とかはしゃぎ声が
聴こえてる・・。

「ああ・・すごく気持ちいいね〜」って
Kが伸びをしながら言って
「うんうん! ほんとこういうのってすごく好きだなぁ〜」って
わたしも言って
二人で顔見合わせて笑う。

他愛無い ほんのちいさな 
ちっぽけすぎるくらいの陽だまりかもしれないけど

またこの ちいさな陽だまり に逢うために。
生きていこうって思った。

信じて

生きていたいって思えた。





ありがとう。 


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ゆうなぎ [MAIL]

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