2006年09月29日(金) |
小学生みたいな感想を書いてしまいました。 |
つい先日、ふらりと立ち寄ったレコード店で、「SEAMO(シーモ)」というミュージシャンのシングル、「ルパン・ザ・ファイヤー」を買った。
一通り聞いて、僕はその音楽にすっかり虜になってしまった。
SEAMOという人は、名古屋を拠点に活躍するHIPHOPミュージシャンらしいのだが、僕はHIPHOPというジャンルの音楽自体それまで全く聞いたことがなかったので、音楽の旋律がすごく新鮮だった。
そして、それから間もなく、SEAMOのアルバム「LIVE GOES ON」を買った。
僕は今、車に乗っているときはいつもそれをかけている。
聞いていて思うのは、「何だか皆楽しそうだな」ということだ。
そのアルバムに参加した人全員が音楽を楽しんでる、そういう風に思えた。
いや、というよりも、「人生を楽しんでるように思える」といった方が近いだろうか。
その感覚は、僕にはないものだ。
僕は人生に苦しんでいる。楽しめていない。
僕が人生を楽しめていないのは、きっとやりたいことをやって人生を過ごしていないからだろう。
自分が何をやりたいのか、僕はこの歳になってもまだわからないでいる。
僕はもっと若い頃、ミュージシャンでも何でも、芸能の道を好んで目指す人たちを馬鹿にしていた。
「そんなの目指したって無理だって。食っていけなくなって終わりさ」
そう冷たい目で見ていた。
今、僕は全く逆の考え方になっている。
「人生、好きなことをやったもん勝ちさ」
そう思うようになった。
そして、芸能の道を目指す人たちをリスペクトするようになった。
果敢にチャレンジすることは素晴らしいことだ。
僕のように、何をしたいのかわからず、迷走を続けるより、したいことをとことんやってみることの方が遥かにましだ。
さて、話をSEAMOのアルバム「LIVE GOES ON」に戻そう。
僕は個人的にはとても満足している。
題名通り、LIVEの感覚がものすごく伝わってきて、グルーブ感にひたれるのがすごくいい。
ただ、歌詞にやたらと自分自身の名前が出てくるのは少し気になった。まあ「この人は自己主張が強い、アクの強い人なのかなあ」と思う程度のものですが。
うーん、小学生のような感想だ……まあ音楽はあまり詳しくないので。
ああ、誰に言い訳してるんだろ、自分。
文まで迷走してるなあ。
2006年09月25日(月) |
退院から10日経って |
病院を退院してから、今日でちょうど10日目になる。
発症するのではないかと心配していたイライラ感やそわそわ感は、今のところその兆候すら見せず、特に何事もなく毎日を過ごせている。
心配事といえばもう一つ、しっかりと自炊できるかどうかということもあったが、こちらの方も今のところ問題なく出来ている。
問題があるとすれば、毎日の生活が不規則であることだ。
入院していたときは午後10時くらいに寝て、翌日は午前7時に起きていたが、退院してからは午前1時くらいまで起きて、午前9時頃に目を覚ます生活が続いている。
怠惰なものだな、と自分でも思う。
あるいは、自制心がないとも言えようか。
こういう生活をしていて思い出すのは、学生だったころの夏休みだ。
まさか社会人になって、こういう生活ができる時期がやってくるとは思わなかった。
必死に毎日がんばっている他の社会人の皆様には申し訳ない気がする。
一般人から今の僕を見れば、ただズル休みをしているようにしか見えないだろう。
自分でも、時々自分はズルをしているのではないかと思うときがある。
しかし、記憶力や判断力が低下しているのは間違いない事実であるし、今仕事をしろと言われたところで頭がフリーズすることは確実だから、今は世間の人がどう思おうと休む他はない。
きっちり休んで、働けるようになったら、それまでの分を取り戻せばいい。 これもまた、そうするより他はないことだ。
予定では来年の3月に職場復帰することになっているが、それまで出来る限りの努力をして、自信を持って復帰できるようにしたいと思う。
退院の具体的な日が決まった。16日の土曜日だ。
ようやくここまできたか、という思いでいっぱいだ。
調子が悪かった入院直後は、もう自分は一生病院から出られないのでは、と暗く落ち込むこともあったが、今はそんな考えは全くない。
少しずつ、自分の人間としての自信も取り戻しつつある。
おれもまだまだ捨てちゃもんじゃない、そう思えるようになっている。
ここまで回復できたのは、周囲の人々のおかげだと思っている。 サポートしてくれる人がいなければ、自分はここまでこれなかったと素直に思う。心からありがとうと言いたい。
退院後、どう過ごしていくのか、具体的なプランを立てなければならないだろう。
漫然と時間を消費していても仕方がない。
とにかく、自分は新しい一歩を踏み出す。
職場復帰に向けて、少しずつ近づけたらいいと思う。
|