会社から休みをもらい、少しずつうつはよくなっている。
しかし、まだ判断力、記憶力が鈍いのを感じる。
まだ回復には時間がかかりそうだ。
昨日、上司同席の下、ドクターの所見を聞いた。
テストを受けた結果、今はぎりぎりで正常、といった状態であるという。
自分でも、それくらいかな、とは思っていた。
診察後、上司と今後のことについて話し合ったが、すぐに結論は出なかった。 上司からは、年度いっぱい(3月末まで)休むことを勧められた。 中途半端な回復状態で過酷な職場に戻るより、完全に治すまでゆっくりした方がいいという判断からだ。 確かにそうかもしれない。 もっとも、そうしたくとも人事のことは自分だけでは決められない。 後は人事課の判断次第といったところか。
人生でこんなに長く休養することはもうないかもしれない。
給料ドロボーで申し訳ないが、いい経験になった。
自分の仕事のやり方を見直すいい機会になった気がする。
これからは開き直って仕事をしよう、そう思えるようになった。
仕事のできない奴でも別にいい、やれることだけ全力でやる。 やれないことは人に聞くか、やれないという。 当たり前のことを、これからはできそうな気がする。
日記の題名を再度変えた。 ついでにジャンルも「闘病」から「苦悩/心」に変更した。
題名を変えたのは、もっと前向きに生きていこうと思ったから。 幸せを探しながら日々を過ごしていこう、という思いを込めた。
ジャンルを変えたのは、他の人の闘病の日記の内容を見て、自分のはちょっと違うかな、と思ったため。 内容的にもこっちの方が自分としてはしっくりくる。
人生は前向きに、明るくいかなきゃ損だ。 そして好きなことを積極的にやっていくことが、人生を豊かに生きることだと、心から今は思う。
周囲に振り回されないで、自分をしっかり持って、無理をしないこと。 そのことに気をつけながら、これからは生きていこうと思う。
ちょっと真面目すぎるかな?
でもこれが自分なんだろう。 今はその自分を認めてあげたい。
さて、今日はホームページの更新でもがんばってみようかな。
2005年11月24日(木) |
吐き出して、決めた日 |
今日、彼女が有給休暇を取っているのに合わせて石川に戻った。
彼女に自分が思っていること、悩んでいることを洗いざらいぶちまけて、何か憑き物が落ちたような気持ちになった。
彼女にとっては迷惑だったかもしれないが、本当に楽な気持ちになった。
東京で生活している間、溜まっていたものを全て吐き出した、そんな気持ちだった。
「ああ、これからはうまくやっていける」
なぜか、そう強く思った。
今まで自分がどれだけ無理をしていたか、自分の望まない生き方をしてきたかを、再認識した日だった。
そして、これからは自分に正直に生きることを決意した日だった。
やりたいことやって生きなきゃ人生はつまらない。
きっと他の人が当たり前に思っていることを、生まれて初めて自分の心に刻むこむことができた、そういう日だった。
高校の友人Tが出演するミュージカルを見るため、愛知県豊橋へ行った。
他の高校の友人たちも見に来ていたので、豊橋駅で落ち合い、一緒に会場へ行く。
開演前、Tと会って話をした際、Tが「重大発表がある」というので、何のことかと思ったら「彼女ができた」とのこと。 幸せで何より。
ミュージカルは話がまとまっていておもしろかったのだが、いかんせん元々の気持ちが滅入っていたので、いまいち乗り切れなかった。乗り切れなかった自分にややがっかり。
舞台で活躍する友人を見て、自分もがんばらなきゃと思った。
帰り際、友人に「顔が疲れている。おまえがする話題は年々暗くなっている。」とずばり的確に表現され、ちょっと凹む。
年々おもしろくない人間になっていってるなんて嫌だ。 何とかせねば……。
今日は何もやる気が出ない一日だった。
ごはんを買いに行くのも億劫で、いっそのこと食べないでおこうかと思うほどだった。
人間としてダメになってしまう、と思いつつも何もやる気になれない。
サッカー日本代表の試合を見たが、何もおもしろいと感じなかった。
別にサッカーの内容がどうとかいう問題ではなく、根本的に何もおもしろいと感じられくなっている。
これではまずいと思うが、どうにもならないので、寝てしまうことにした。
明日はドクターに頼んで、もう一度ベタナミンを処方してもらうように頼もうと思う。
ベタナミンが処方されなくなり、飲まなくなってから、何もやる気が起きなくなっている。 (それが現状の本当の姿ということなのだろう……)
今の寝てばっかりの状態では、人間として終わっているので、明日は何とかドクターに頼んでベタナミンを出してもらおうと思う。
ベタナミンさえあれば動けるのだが……。
何もできないで鬱々としているのはあまりにつらい。
早く職場に復帰したい……。 たとえ役立たずと罵られても……。
久しぶりにホームページをあれこれといじり回した。 箱庭療法のようで、気持ちが和む。 いろいろ作ったがまだアップはできないので、ホームページはとりあえず現状維持。 エッセイなど書こうとするもうまくいかず。やっぱり創作は難しい。
本屋にでも行こうかと思ったが、ネットで検索してみると、ほしい本がまだ出版されていないことが分かったので、行かないことにした。
気分転換にどこか出歩きたかったが、目的がないので諦めた。 車があれば何も考えずにドライブできるのに……、と考えても仕方がないことを考えた。
自分って一体何なのだろう?と急に真剣に考えてみた。 結論は出ず。 ついでにこれからどうすればいいか、についても考えてみたが、やっぱり結論は出ず。
考えてもしょーがないことかもしれない。なるようになる、のか?
ペテカンという劇団の劇を見ようと新宿THEATER/TOPSに行ったが、当日券が売り切れていて見ることができなかった。 土曜日も売り切れだったので、最初は軽い気持ちで見ようとしていただけだったのに、そんなにおもしろい劇だったのかと、この劇団にがぜん興味が湧いた。 次公演があったら必ず行こうと心に誓う。
原宿をブラブラし、こんな街だったのかとしきりに感心する。
原宿といえば若者の街、という印象をずっと持っていたが、案外そうでもないという気がした。渋谷の方がずっと若者の街っぽい。
今日はなぜか体がだるかったので、さっさと帰って寝てしまう。 何だか一日損をした気になった。 体が弱いのは損だと思う。 友達から電話がかかってきたが、寝ていて取ることができなかった。 一体何の用だったのか気になる。
久しぶりに本を一冊まるごと読んだ。 読んだ本は「別役実のコント教室」。
近頃は仕事関係の本ばかりで、しかも重要なところだけを読むという読み方ばかりだったので、久しく忘れていた「やりとげた感」+「おもしろ感」を味わうことができた。
別役実という人は、戯曲では有名な人らしい。 教科書にももしかしたら載っていたかも。
この本は、その人が講師となって行われた「劇作セミナー」というレッスンの第一期目を文章にしたものなのだけれど、内容充実、語り口絶妙なので、授業を受けたような気になれるというスグレモノだ。
生徒が出したコントの課題を「ここはいいけどここはダメ」、「ここでこうした方が落ちる」などと、真剣に論じている点を読むと、「コントもなかなか難しいものだなあ」、と唸らされると同時に、それを聞いていたであろう生徒たちがうんうんと肯いてメモを取っている姿が目に浮かんでなんだか可笑しい(何となくそれもコントな気がする)。
読んでるうちに、自分のこともコントとして捉えて笑い飛ばしてしまえばいいか、と思い勇気付けられた。
毎日服用している薬がなくなりかけていたので、いつもの病院に受診した。
いつもの通りドクターに現状を説明していると、ドクターが、「ちょっとテストしましょう」と言って、A4の白紙を取り出した。「木を書いてみてもらえますか」とのことで、何だろうと思いつつ、思うがままに木を書いた。
それは「パウムテスト」というものだったらしいのだが、それを見たドクターが一言、「もう休まないとダメですね」
見た目には分かりにくいが、限界が来ているとのことだった。
ショックだったが、思い当たる節もたくさんあるので、ドクターの指示に従い、診断書を書いてもらった。
ベタナミンという薬を服用していたが、それをやめて別の薬が出ることになった。
このベタナミンという薬は、(自分の感覚としては)とても効く薬で、疲れを感じなくなるというか、効いている間はあれもこれもとやる意欲が湧いてくるありがたい薬である。 ここ最近はその効果が切れると全身がだるくて全く動けなくなるという状態だったので、仕事をするならば絶対欠かせない薬だった(ここ一週間はそれも効きにくくなって仕事をするのが本当にしんどかった)。
結局、近く長期に休むことになり、仕事場の皆さん始め周囲に多大な迷惑をかけるという結果を招いただけで、(たぶん)東京への転勤は終わりを迎えようとしている。
正直、今回のことで僕は自分に対して自信を失いました。
仕事人としても、一般市民としても、ホント人間としてあかんです。
精一杯やったと思うだけに、余計にショックでした。
自分の心の弱さを治さないと、また同じことを繰り返すでしょう。
もう何もかもどうでもいいや。
というのが正直な自分の気持ちです。
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