コミュニケーション。
DiaryINDEX|past|will
気がつけばもう年末?! 信じられません。 自分がこんなに日記の更新をしなくなったりとか、 編み物にハマっていたりだとか、 最近のマリアさんは信じられないことばかりです。
最初は、優ちゃんに隠れて編んでいました。 でもハマってしまったので、 ちょっと暇があるとすぐ編みたくて、 堂々と優ちゃんの前でも編んでしまいました。
まぁ本当ならね、隠しておいて、 さりげなく情報収集もしといて、 何かの折にプレゼント、っていうのが理想なんだろうけど。 平日は仕事ばっかりなマリアさんには、 編める時間というのがものすごく嬉しくて。
レッグウォーマーを編もうかと思ってる、 という発言をしといたせいか、 テレビを観ながら編むあたしに、優ちゃんは何も言わなかった。 それ何だ、とか俺のか、とか、 聞きそうなのに聞いてこなかった。
だから、欲しくないか興味ないか、と思ってたんだけど、 先週のいつだったか編んでいたら、 頭を撫でられて、 (これにはエライエライみたいなニュアンスを感じたけど) 「それ何だ?レッグウォーマーか?」 と聞いてきたので、 「ううん、これはマフラー。覚えてたの?」 と笑った。
さりげなくそっちへ持っていこうかと思ってた質問だったけど、 いいや聞いてしまえ、とダイレクトに、
「優ちゃんも要る?」
と冗談めかして訊いてみたら、
「おう、お前とお揃いだったらいいぞ」
と返ってきた。
男の人もお揃いにしたがるんだ(笑) と、嬉しい出来事でした。 ま、既にペアウォッチがあるじゃん、て話なんだよね。 気づくの遅いよ、マリアさん。
ちなみに、時間がないのでマフラーはまだ4分の1くらい…。
クリスマスの3連休は全部泊まって、 今週の水曜も泊まったのに、 金曜も泊まることが決まると、喜ぶ人がいて、 とにかくあたしとの時間を望んでくれて、 もうそろそろ付き合って半年が過ぎるのに、 あたしの夢はいまだ醒めない。 まだ半年か、という気もする。 今年はなんて年だったんだろう。 あなたはどんな年だった?
クリスマスに自宅にいなかったのは、初めてだった。 恋人と過ごしたのも初めて。 クリスマスプレゼントをもらったのもあげたのも、初めて。 サンタさん以来だよ。
いつもどおり、 おやすみ、とキスをして言った。
「ねぇ優ちゃん、あたし、
こんな素敵なクリスマスは初めて」
間髪入れずに彼が応えた。
「来年もな」
キスが、返ってきた。
あたしとの未来を、 何の恐れもなくまっすぐに信じてくれる、あなたが好きだ。 いつも、いつもそうだ。 出逢ったときから、あなたは、 あたしとの未来を描いてくれていた。
ねぇ、優ちゃん。 あたしは、あなたとの未来しか信じられなくなったよ。 もう他の誰も浮かばないの。
皆様、3連休楽しまれてますか。 コンビニに勤めてるくせに、 しっかり休みとって楽しんでます。マリアです。
ていうかこの更新、 優ちゃん宅からなのです! ドキドキだね!
前回の日記はかなり暗かったみたいで。 例のごとく自覚なかったんですが。 寺島君から心配されちゃって。 「気にしすぎ!考えすぎ!」 なんて電話がかかってきまして。
まぁ、書き方が暗かったってのもあって、 必要以上に彼は心配してくれたのですが、 まんざら外れでもなかったようで、 今日の私は、確実に元気です。
時計は無事買ってもらいました。 書くの忘れてたけど、 土壇場でペアの時計に変わりました。 時計ヲタの彼がそうしてくれるなんて、 本当に嬉しくて、 狙ってた時計を諦めるのも無理じゃなかった。 今度買ってもらえばいいし(ぇ) 仕事のときするのにはぴったりだから、 気に入ってるのも嘘じゃない。
私が時計をつけてるのを何度も確認されます。謎。
そろそろお風呂からあがってきそうなので、 帰ってきてからゆっくりと(はぁと)
「久しぶりだなぁ、家に誰かが待ってる感覚って。
何年ぶりかなぁ」
もう1ヶ月ほど前になってしまうだろうか、 優ちゃん宅でシチューを作る約束をしていた。 いつかの日曜の夜を予定していたのだけど、 何でだったか伸び伸びになり、 中休みの昨日、夕方から家に行って、 シチューと一緒に優ちゃんの帰りを待つ、なんてことをやった。
嬉しかったからそう言ったのだろうに、 イラッとしてしまう私ってのは、 やっぱりちょっと精神やられてるだろうか。 まぁすぐに消えて、今思い出したくらいなんだけど、 最近の私は、おかしいような気がする。
仕事で時間が削られてるのに加え、 禁煙、金欠、ダイエット、クリスマス、 クリスマスだからと外に泊まる今週にやってきそうな生理、 どれもこれもストレスか? 未だにストレスを認識する能力が乏しい。
受験のとき、 気にしている自覚はまったくなかったのに、 ある夜突然、胃が痛くなったことを思い出す。 朝を迎えて楽になったかと思ったら、 昼間に過呼吸になった。 きっと受験のストレスだろう、と思う、 それ以外に見当たらないのだ。 別に、絶対に行きたい高校でもなかったんだけど。
ミカさんは、あれ以来何も言って来ない。 会社に電話がかかってきて、初めて会話をしたけど、 手紙の話題は出なかった。 ただ、明日出れないと言ったけど出れるようになったから、 という連絡だった。
でもそんな連絡は、私が入ってからのこの5ヶ月、 1度もなかったことだし、そもそも、 社長と彼女は携帯でそのやりとりをしていたはず、だった。
実際、彼女から「今日出れない」というメールがきている、 と優ちゃんが言った朝もある。 私の様子を見たんだ、という優ちゃんの説は多分当たっている。
彼女を気にしているわけじゃない、 優ちゃんを信じてないわけじゃない、でも、 彼女に対する劣等感は、まだ、在る。 それが昨日は頭を出して、 ちょっと優ちゃんと言い合いになった。
そしたら優ちゃんは、
「あんまり俺を不安にさせないでくれよ」
なんて言い出して、 お前が離れていったらどうしようかと思うんだ、なんて、 変な顔をしていた。
私だって、 いつあなたに捨てられるのかってどっかで思っていたかも。 同じことを思ってたのか、って、こっそり思った。
「週末に生理来ても嫌いにならない?」
「嫌いにならない」
昨日は、頭が痛かった。 風邪か、と心配する優ちゃんに、 生理の前兆かもしれない、と言ったら、 あーあ、と言ったくせに、 それで私が落ち込むと、元気出せとか言う。
これで本当に来ちゃったら、 もう3週間あなたに抱かれないことになるよ。 きっと、大したことじゃないんだね、うん、きっと。 だって私は、 スケート選手のコストナーみたいな脚じゃないもの。
ミカさんの話が終わった後、 優ちゃんが、
「せっかくお前と一生添い遂げようと思ってたのに」
と言った。
きっと彼は、思っている、と言いたかったのだ。 信じて欲しい、と言いたかったのだ。
「別れようって思ってるの?」
「思うわけないだろバカ!」
朝方、また目の覚めた優ちゃんは、 後ろを向いたまま、マリ、好きだ、と呟いていた。 私も好きよ。大好きよ。 毎日、あなたの帰りを待つだけでいいのだったらどんなにいいだろう。 あなたのごはんだけを心配していればいいのなら。
疲れているのかなぁ、私。
2007年12月16日(日) |
気がつけば、ドラマ。 |
私へのクリスマスプレゼントは 時計、らしく…
「お前がこないだかわいいって言ってた奴」
えーと、確かそれって、時計屋さんに行って、 優ちゃんの時計のバンドを直したときで、 その時計屋さんが、 ジュエリーも扱ってるので、 月野さんが結婚したときの似顔絵色紙(購入者特典)を見つけた、 っていう、 個人的に面白すぎたとき、ですか?(苦笑)
更に、時計屋の社長さんに、 「もうご結婚されたんですか?」 と聞かれて苦笑したとき、ですか? (ちなみに優ちゃんの答えは「いやぁそんな金ないです」)(なんなんだ)
えーとそれで、 私が可愛いって言ってたやつ…って…
カルティエ…なんですけど…
うわああん怖いよー そんなのぽんとプレゼントしようとしないでよー
「あたしのと釣り合いがとれないじゃん!」
「期待してねぇよそんな高いの」
「そうね、だってあなたは何でも持ってる」
高校生のときなくして以来、時計はつけてない。 つけるのは嫌いじゃないから、嬉しいです。
まぁこの次の日の会話で、 「○万しないといいなー」とか言ってて、 とてもカルティエの値段じゃなかったので、 あーよかった、と思ったことだったんですけど。
女として志が低いかな(笑) いや、それでいい(笑)
私のプレゼントはカレンダーです、結局。 まぁ、おまけもつけようかなと思ってるけど。
今週は〜 水曜を中休みとして、 後の平日はダブル! しかも今日(火曜の朝ですが)徹夜しちゃったよ!
なんでかって? 母親の数ヶ月間の悩みの答えが出たので、 一晩中聞いてあげたわけ… 先週、答えが出なくて悩み続ける母親に、 邪険な態度をとってしまったので、 今日は優しくしてあげよう、と思ってバイトから帰ってきたら、
彼女自身の答えは出てないにしろ、 原因に関するいろんな事実が発覚したので、 そのへんを一晩中… 今日仕事の娘を労わってくれ!
彼女の悩みは上司のこと。 女好きで遊び慣れた上司に、 少女のような片想いを抱いていたのですが、 どうもその上司は、 同僚の女性とデキてるような気がする…
さぁこれが怪しい2人があぁしたこう言った、 という、 おば様たちならではの好奇心(ちょっとジェラシー)を発揮して、 数ヶ月間、私に聞かせてくれていたわけ。
でも客観的な確証がなかったので、 私はいつも一笑に伏していて、 それすらもうんざりしていたところで、 だから邪険になってしまったわけなんだけど、
話を聞いていた限り、ねぇだろと判断していたので、 私もびっくり。 爆笑の一晩でした(謎)
あぁ、周囲がドラマ化していく。 ということは、TVドラマというのは、 本当に、日常を切り取っただけ、なのだ。
そりゃぁ、テニスの奥さん達が、 彼氏の浮気くらいでは驚かないはずである(笑) 今となっては、私は18上の実業家と恋愛をし、 彼を好きな同僚にちょっと怯えたり、 (昨日はわざわざ会社に電話が…メールを送ってないから…) 母親の職場では不倫が横行である。
さ、今日も頑張ります(カフェイン大量に摂ります)
「お前が離れたら俺は落ち目だ」
新たに仕事が入ってきた。 とれそうにない、と予想していたものだったけど、 棚ボタでごろんとやってきた。
そういう現象は、 あたしがここに来てから2回目のことである。 今回は、もう一つ手ごろなものも転がってきた。 優ちゃんはあたしが運んできた幸運だと言い張る。 あたしは所謂…「あげまん」なのだと。
「離れるな」
と言う優ちゃんに、
「離れないけど保障はしないわ」
と笑った。
本当にそうだとして、 あたしにその自覚があるわけないのだ、 あたし自身に幸運が降ってくるわけじゃないし(笑) あたしは生きているだけだから。
となればここまでの男性達…だけれども、 特にそんなことを思った人はいなかったなぁ… 優ちゃんなんて、 恋愛運使い果たしたような気さえするくらいだし…(笑) 寺島君と、「喧嘩していたとき」は、 よくパチンコで勝ったよう…な?覚えてないけど。
しかし、暇と金の余裕があったらすぐパチンコに行っていた時期より、 今が貧乏な気がするのは何故だろう。 多分違うんだけど…これもギャンブルの罠なのかしら…。
優ちゃんはパチンコが大っ嫌いなので。 出逢った頃はやめていてよかった、と心底思ったことでした。 ただ単に金がなくて離れていただけだったわけだが。
というか、嫌い、と知る前に聞かれたことがあったのだ。 するのか、と。 そのとき咄嗟に、若い娘が堂々と、しますよ、なんてみっともない! と思って、いいえ、と答えていたのが幸いしたのだ。 まぁ、付き合ってからの会話等々で見抜かれてるかもしれないけど。
でも本当に私が「あげまん」なら、 始終一緒にいる藤原君は、幸運に見舞われてなければいけないだろうに(笑) 恋愛関係にならないとダメなのか? というかこの判断は、私が死ぬまで出来ないんだな…。
これから楽しみですね♪
一昨日、トイレから帰ってきた優ちゃんが言った。
「今週末は、また今年最高に冷え込むらしい」
あぁ、またか、またそういうことか、と思いながら、 あたしは訳知り顔で頷いて見せた。
「はんてん持って行くね」
「ちくしょう」
盛大に舌打ちをして、優ちゃんは仕事に戻った。 寒いのも相当に嫌いな人だ。
ねぇ、その悔しさのなかに、 あたしを抱けない悔しさも入っている? 風邪への懸念を捨てられない悔しさも入っている?
聞けない痛みが、胸に留まる。 愛しているけど抱けないなんて言うならいっそ捨てて、 と叫びたくなる口を抑える。
昨日のあたしは、実に優ちゃんのご機嫌をとってみせた。 悪い意味ではなく、効率よく仕事をしただけだけど。 更に「あげまん疑惑(?)」の浮上で、 優ちゃんの機嫌は最高潮だった。 明日1日会えないことを寂しいとか言い出したくらいだった。 うっすら笑うことしか出来なくて悪かったなぁ、と思っている。 嬉しくて、「あたしも寂しいな」とか言う余裕がなくなるのだ。 いかん、こういうことじゃ!
土曜日が、ちょっと怖いの。あたし。
2007年12月12日(水) |
あなたはあたしを守っていてね |
今朝、いつものように出勤すると、 見慣れた卓上カレンダーに、 可愛いミニレターが挟まっていた。
『笹川マリアさんへ 西沢ミカより』
…(((゚ロ゚;)))
お察しの通り、 かねてよりあたしのネガティブワードであった、 「もう1人の事務員さん」である。
いいい一体、何が書かれてるんだ(((゚ロ゚;))) 咄嗟に思ったのはそういうことだった。 あたしはこないだも仕事中にうとうとしたばかりだったし、 あたしの手に余った仕事は彼女に回ってる(だろう)し、 この仕事はあぁしたほうがいいとかこの処理は困ってるとか、 向いてないとか、そういうことかと思った。
でも、ディズニーベイビーズのミニレターは本当に可愛くて、 そんなことにわざわざ使われたわけじゃないような気がした。 大体、あたし達の間には社長がいらっしゃるのだから、 直訴したほうが早いというものだ。 そういえば社長はご存知なのだろうか。 彼女があたしにメッセージを残したことを。
彼女は言っただろうか。 「笹川さんに手紙を書いたから、言ってね」 と。 もしそうなら、内容は社長も知っているということだ。 (絶対に「何書いたんだ?」と聞く人なので) 社長も納得済みの、内容。 あぁこれで、本当にダメ出しだったらどうしよう。
「ひく」と易しく書かれていたが、糊付けされていて、 ちょっと躊躇っているところに社長がご出勤。 社長はいつも通りの様子で、彼女の手紙については一言もなかった。 忘れているのか、知らないのか、と思ったけど、 とにかく手紙はあたし宛てなのだから、聞く必要はないと思った。
糊付けされた部分を、丁寧に剥がした。 折りたたまれた紙には、ミニーが居た。 可愛いなぁ、と思った次の瞬間には、 いよいよだ、と思ってしまった。
「 笹川マリアさん
初めまして。西沢ミカです。
デスク等を共有して長いのに、
ずっと挨拶もしていなくてスミマセン。
笹川さんに差し支えなかったら、連絡先を交換しませんか?
xxxx@xxxxx.jp
西沢ミカ」
…(ノ_・、*)
この展開を待っていた。 先輩であるミカさんとのつながりがやっと持てる。 あたしはこの会社のことを何も知らない。 社長にズバズバ聞ける性格でもない(最近改善傾向だけど) 本当はずっと前から、ミカさんと連絡がとりたいと言いたかった。 情報を共有すれば、もっと仕事がうまくいく。 二度手間がはぶけるし、 社長に聞けないことも聞ける。 言えなかったのは、あたしが入った当初、 ミカさんが怒っていたから、だった。
事情で徹夜して、 最悪だったあたしのテンションは一気にあがった。 もうミカさん怒ってないんだ。 あたしと、この会社を支えてゆく道をとろうとしてくれてるんだ。 あたしは、もっと社長のお手伝いが出来るんだ。 ミカさんと一緒に、それが理想だった。
携帯のメールアドレスが書かれていたので、 もう直接送っていいのだろうと思った。 けれど、お子さんがいらっしゃるので、 忙しい時間帯はなぁ、とかなんとか思ってるうちに、 自分の仕事が忙しくなり、あっという間に終業で、 優ちゃんに、イブの夜の予約をさせられたりして(何であたしが!) すっかり忘れていた。
あぁ…もう夕方だから送っても良いかな。 優ちゃんに言うべきか言わないべきか、ちょっと迷った。 ミカさんをよく知ってるのは優ちゃんだし、 あたしは週1しか入れてない、とかの優ちゃんの嘘があるから、 なんか言ったらまずいことあります?と聞かなきゃ、と思いついた。
「ミカさんがアドレス教えてくれたんだけど、
もう直接送ってもいいかなぁ?」
「ミカって誰だよ?」
普段は“ミカまる”とか呼んであたしを密かに妬かせているくせに、 何故か、あたしが彼女を話題にすると聞き返す。
「いや西沢さんですよ」
「え?何でそんな話に?」
あたしはミニレターを説明した。 優ちゃんはあたしの席まで来て、文面を読んで、 真顔で、
「メールはするな」
と言った。
…Σ(´Д`;)
そんな。 せっかくミカさんからのアプローチなんに。 事務員同士のコミュニケーションだもん、むしろあるべきでしょ?
「えー?何で?何で?聞きたいこといっぱいある!」
「お前が聞かれるぞ!社長と付き合ってるの?って!」
「何でミカさんがそんなの気にするの?!おかしいっ!」
「お前が入ったときから、疑ってたんだ。あいつは」
新しい子を入れたから、と言ったとき、 彼女は真っ先に、「付き合ってるの?」と聞いたらしい。 それは前にも聞いたことがあった、けれど。 仕事のプライドだと、思ってた。
優ちゃんは、 彼女が俺をどう思ってるか知らない、と言うが、 まぁ半分かそれ以上わかっているというところで間違いないだろう。
「前は、仕事のついでにたまに飯を食ったりしてた。
でもお前が来てからは一切なくなったし、
それ以外の態度も、冷たくなった、と思ってると思う。
年末の大掃除にも、あいつは去年来たから、今年もだね、って言うから、
いや、今年はいい、ってはっきり言ったし」
俺とあいつには誓って何もないけど、 旦那ともうまくいってない。 喧嘩ばっかして、子どもも旦那に懐いてないらしい。
気になってしょうがないんだ、 お前が俺と付き合ってるのか、 お前が週に何回、ここに来てるのか。
俺に見えないように卓上カレンダーに挟んでたのがいい証拠だ。 探りの手紙なんだ。 メールから情報を得るつもりだったんだ。 そうしてあわよくば関係をぶち壊そうとしてたんだ。
あたしは、笑うしかなかった。 あたしが昼ドラに片足つっこんでたって? この人そう言うの?
人のいいあたしが、 自分を信じずにメールを送ることを懸念して、 手紙は優ちゃんが持っていった。 万が一これで壊れたら嫌だから。お前は悪くないのに。 あたしを信じてるんだか信じてないんだかわからないことを言う。 第三者が介入して壊れたことがあるのかもしれない。 いろんな恋の壊れ方をこの人は知っている。 だから、何かにつけ、傷つかないように、 「離れるな」「若い方がいいんだろう」「おじさんだと思ってるんだろう」 そんなことを言うのだろう。
「よく俺に言ったな。 送っていたら、どうなるかわからなかった。 絶対にお前は嫌な思いをしてた」
「…優ちゃんだけを、信じればいいのね」
そうだ、と優ちゃんは後ろを向いたまま言った。 この恋を、あなたも壊したくないのだと。 言葉どおりに、信じようかと、思います。
すっかり日の落ちるのが早い、この頃。 レースのカーテンでは、明るい室内が外から見えてしまう。 あたしの頭が読める優ちゃんは、 あたしが考えた通り、帰る直前、 電気を消した瞬間の室内で、キスをしてくれた。 不思議。本当に不思議。 ここまであたしの望みをぴたりと叶える人から、 女の中では一番に愛されている。
あぁ幸せだ。 最高の優越感があたしを包んでいる。 そんな醜い感情を認める分、ミカさんの悪口を言う気分にはなれなかった。 同じ人を好きなのだ…。 しょうがない、あんな良い男(どーん)
結局、ミカさんにはメールは送らず、シカトになるわけだから、 付き合っていることは容易にわかってしまうだろう。 それはいいのか、と聞くと、いいらしい。 これであたしが出勤の日に来たりしたら怖いな… と優ちゃんと笑ったけど、いや笑えない。 こええええええ何言われるんだよっ
そんな、昼ドラチックな本日だった。 寺島氏にフラれたくらいで死ななくてよかったな、過去のあたし、 って思いました。 こんなに面白い一日が待ってたのだ。 あたしを愛する男が待ってたのだ。 生きてて良かった。
完全にエスコートされるもんだと…思ってました(小娘☆) ちなみにお目当てのレストランはお休みだったので、 今度ひとりでかけないといけません(苦笑) 空いてるのか?そもそも… いや、空いてますように…
2007年12月10日(月) |
半分嘘、で信じてみる。 |
振り返ってみれば、 あぁ、あれが嫌だったのかな、あれが気になったのかな、 と拾えたりする。
土曜の夜だというのについに抱かれなかった、 と、あたしに不安がられた人には大変迷惑だったと思うが、 おかげでなんとか、 今日も仕事に行けそうだ。ありがとう。
レミー・ボンヤスキーがかっこいい、 と、必要以上に言っていた気がする、確かに。 プライドの高い優ちゃんにはひっかかったのだろう。 まったく、 自分に自信はないけど馬鹿にされるのは許せない、 そんなところまでそっくりである。 わかってたのに、一昨日はフォローしなかったあたしが悪いのだ。
抱きたくなかったら、 夜中にあたしを起こしたりはしないだろう。 寝ぼけ眼のあたしに、旅行プランを聞いてみたりはしないだろう。 あたしを起こした第一声は、 「おいマリ、キスしてくれ」 だった(苦笑)なんじゃそら 例によってあたしは半分寝ているので、 したかどうかも覚えていなかった(したらしいけど)
悪く見ても半分は、彼の言う、
「風邪ひくといけないから」
を信用してもいいのだろう。 仕事第一の人だし、彼の部屋は、ハンパなく寒い。 一昨日は、ここ最近の長崎でいちばんの冷え込みであった。
問題は、彼のその言葉を、 いつか言われるかもしれないと感じていた不安と重ねて、
「したくないんでしょっ」
とたとえ笑顔であってもスネたあたし、である。 どうしていつものように、受け止めることが出来なかったのか。 前回前々回の情事事情をひきずっていたから、なのだろうなと、 自分ではわかるけど、優ちゃんに伝わるわけがない。 優ちゃんの目に映るのはただのスネた、どこにでもいる女だっただろう。 セックスではなく愛を求めた、女。
ピッ、と鳴らしてくれた優ちゃんに手を振った後、 家族と出かけた。 本屋には気になる本がたくさんあった。 「ホメ力アップ」 「明日からもっと輝くあなた」 「恋愛心理50の約束」 …正直一番最初のやつは買おうかと思ったんだけど、 ホメ力検定やってみたらまぁまぁの域だったので、 ホメるのが大事ってのは再確認した! 今あたしに必要なのは、自分を変えることじゃなくって、 優ちゃんともっと話をすることだ! という結論をつけて、 宮部みゆきを買った(欲望に忠実である)
…でも、何気に自分でも満足している結論ではある。 今の自分を受け入れたら、次は相手と会話すること、だ。 相手が見えなかったら変わるも変わらないもないだろう、と思った。
優ちゃんは、元気なあたしに満足げな顔をするから、 今日もとりあえず元気でいてみようと思ってる。
本当はね、寺島君のことも藤原君のことも、書くことあるのよ。 でもエディタに向かうと優ちゃんのことしか出てこない。 書いてしまえば、もう満足してしまうの。 謎だけど。
だからしみじみ、 あぁ今のあたしは、彼しか愛せないのだな、なんて。 思ってみている。
2007年12月08日(土) |
伝え続ける。わかるのに。 |
異例の速さで復活しましたネット。 親が払ってくれたのです。 …これが誕生日プレゼントです(笑)ありがと!
うすうす気がついているけれど、 最近「日記」ではなくなっている。 毎日、優ちゃんとの幸せがあるのに、 書き留めることが少なくなっている。 …それは別に、あたしが鈍くなったからでは断じてない。 バカップルもいいとこなので、 うまいこと文章にならないだけだ(どーん)
特に優ちゃんは、「優ちゃん語」が多いので、 それが絡んだ甘いセリフになる。 あたしには十分伝わってくるので幸せだけど、 字面がどうもね…となる(笑)
喉を撫でられながら、 優ちゃん語で「可愛い」の「カワ」と言われるときが一番幸せ、だ(苦笑)
伝わってくるのは自分でも謎。 別にあたしは「マリア語」とか作らないし、 「優ちゃん語」の不思議さに爆笑することも多いのに、 そんな優ちゃんを当たり前に受け止めている。 こういう人なのだと思っている。 優ちゃん曰く、 ここまでこういう部分を曝け出せたのはあたしだけ、らしいけど。
3日前の朝、会社で、
「おはようございます」
と言ったら、
「おはようしゅう」
と返ってきた。
そのときは、またなんかのギャグだ、何だろう、 と思ったけど、ぴんとこなくて、 直後に自分のコーヒーを取りに行ったとき、
もしかしてオハイオ州か?と思って1人で笑った。 ちょっと突飛な気がしたから確認もしなかった。
その夜、ふとしたきっかけで聞いてみたら、 やっぱりそうだった。
「よくわかったな、って思ってたよ」
だって。 1人で笑ったあたしの頭も読めてるんだから笑える。
あたしと優ちゃんはよくそういうことがある。 だから、好意を伝えるのなんて朝飯前みたいなところがある、変な話。 紙一重で、何も言わなくなってしまう2人だろうけど、 お互いに、黙り込むくらいなら「好き」ぐらい言おう、 みたいな愛情表現でいるから、一緒にいて幸せなのかもしれない。
「マリには、幼さと母性が同居している」
優ちゃんが、キスした次の日にそう言った。 あたしは、これまで何年もかけて見つけた自分の答えを、 あっさりと言われたことにただ、驚いていた。
具体的な数字は覚えていないけど、そんなに前じゃなかったはずだ。 藤原君と、そういう話をしたのは。 寺島君があたしを捨てきれない理由、 月野さんが、誠さんが、あたしに惹かれた理由。 だけど、その中の誰も気がついていなかったのだ。 あたし自身が、藤原君と接しながら思ったことだ。 それすら、同居しているなんて視点はなかった。 ピースがハマった気がした。 そのギャップが、あたしにはあったのか。 この人が、見つけた。 キスされながら、そう思った。
優ちゃんは今でもそう言ってあたしを可愛がる。 あたしはいつまでも、そういう女でいようと思う。 まぁ、いよう、と言っても、 考えてみなければ気がつかないほど素のあたしであるから、 変わらないんだと思うけどね。
面白いと思ったらすぐ言うあたしで、 優ちゃんとの会話は面白いだらけなのに、 「あ、これ言ってなかった」ってのが結構あるのだ。
そういうとき、 瞬く間に馴染んだのだな、実感する。
おかげさまで仕事ばっかりな日々です。 セブンがない日は優ちゃん宅へ行くのが多いので、 家族との時間が減るのが、目下の淋しさです。 目下の悩みはクリスマスプレゼントですけどね。
今日は久々カラオケ行きました。 実感したのは、いいかげんネタ切れってこと(笑) 同じ歌に付き合わせてごめんね、寺島氏(笑)
明日も午後から出勤と夜セブン… どちらも好きな仕事なので、 仕事が終わったら仕事なんてイヤだ〜とかは、 今はないんだけど、 やはり体力的にどうかあるね(笑) 年だね!て言ったら1個下の店長に嫌がられるけどね。 これを早々に書いて寝よう…
そういえば昼間に寺島氏と論争になったけれど 恋人同士の理想はリスペクトし合うことである そうね、昔は私もそう思っていたわ。 でも、優ちゃんが私に皿を洗わせるのが、そうじゃないとは思わない。 だってお皿でもコップでも、洗うの嫌いな人だから。
この辺はネット復活してから… (昨年と同じく停止中) ではおやすみなさい。
2007年12月02日(日) |
その手の理由を聞かせて。 |
「明日は、ドライブに連れて行こうと思ってたんだけど…」
あたしは優ちゃんのセリフより、 異様な動きをする彼の手に目がいっていた。
体温の高い彼が、 摩擦熱を求めて手をこすり合わせるはずはないのに、 まるでハエみたいにずっとこすっている。
「福岡国際マラソンがあるんだ…」
「お好きにどうぞ!」
手の理由がわかって、あたしは笑いこけた。 明日どこにも行かないつもりなのは、そのちょっと前にわかってた。 ハンバーグを食べに行く、と言ってたのに、 夕ご飯に余った餃子を、明日の昼飯だ、と言っていたから。
「だからマリがいいんだ、わがまま言わないから」
「優ちゃんにそんなにお願いされたら、誰だって許すでしょう」
あたしのためにプライドを捨ててくれる、あなたが好きよ。 前にもマラソンのために家にいたことがあったのに、 あたしがわがまま言わないってわかってるのに、 それでも手を合わせてお願いするあなたが好き。
優ちゃんの家でコーヒーを淹れるときは、 1袋ずつのドリップで、2杯淹れて、 1杯目を優ちゃん、2杯目があたし、である。
粉の量を自分で調節できないので、 2杯目は、色のついたお湯みたいなもんだ。 飲ませてもらってるわけだから、 文句を言ったことも、変な顔をしたこともないけれど、 多分、マラソンのお返しのつもりで、 昨日今日は、あたしの分に1袋、使わせてくれた。
あたしは、 お金のかかったプレゼントには、どんな顔をしていいのかわからなくなるから、 そういうお返しが嬉しいんだよ。 あたしがいい、と言ってくれるのと同じように、 あなたがいい。
思い通りの女の子が出来ない、と思ったこともあるけれど、 その分あたしは、好きなようにいられるのだ。 あたしの喉を撫でて「可愛い」と言うから、 笑顔で「にゃぁ」と返せるのだ。 甘えたがりのあたしには、大きな要素だ。 寺島には合わなかったし、 他の人には、そんな声を出す余裕がなかった。
前に書いた情事事情は、昨日も解消されなかった。 あたしが泣かなかったのは、何でだろう。
「お前みたいに性格のいいのはいないんだ」
泣かなかったからなのか、 それともいつもどおりなのか、 優ちゃんはそう言ってあたしを抱きしめて眠っていた。
これの理由はわからないが、 わざとあたしのセブン仲間の女の子を気にするそぶりをして、 あたしが妬いて、
「妬いたら嫌って言うくせに!」
と言うと、
「ちょっとは妬けってことだよ!」
とか言って笑っていた。
「嫌い、嫌い!」
と言って体の向きを変えようとしたら、
「きらいきらいも好きのうち〜♪」
なんて笑うから、腹の立つことったら。
そのまま後ろを向いたあたしにすり寄って、 優ちゃんが言う。
満足させられなかったことは、今日も悲しかったけど、 そう簡単に捨てたりしないって、 このプレイボーイが約束してくれたから、 思い切って信じてみるの。 これまでよりもっともっと。
|