綿霧岩
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2008年03月05日(水) ものメモ

彫刻は、
外見イコール内容なのでした。

それらは潔く、生々しく思えたのでした。

彫刻の群は、しゃべらず、動かず、私は見ているのか見られているのか、
まるで無数の自分自身に囲まれているような感じもしました。

かたちがある、ということはなにか特別なことのように思えました。

例えば、生理前になると体が内側から張ってきてふくらんで、ぱんぱんになるような感じがします。体の中で嵐が起っているかのようで、ぐるぐる剥がれ落ちるのに連動してリズムが変ってくる感で一杯です。そういう時に寝る前に思うのが、この体、これだけが私だってことでいいんじゃないのってことです。日中、ああだこうだと考えることも、それはそれで良いかもしれませんが、だけどここにある体そのもの、それ自体を素敵だと思うことは、私にとってはなんだか理想的に思えるのです。ものの、属性には関係なく、もの自体の魅力、それを色気と呼ぶのだと思いました。


カタギリミワコ |MAIL