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日々闇雲日記。

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2005年03月30日(水)
おはようからおやすみまで


 さて突然であるが管理人、近頃男が出来ました。

「のらくらのらくらプー」

 とか日頃言ってても、その気になれば出来るんですから世の中恐ろしい。
 なんてったって口説いたのは私であるので、確かに惚れたと思った部分は色々あるのだが、

 朝から晩まで30分に1回程度の割合で、ケータイにメール(しかも英文混じり)飛ばしてくるのはちょっとやめてくれ。

 ・・・・・・・・・・読めないから。
 ていうか、「日本人同士の会話なら日本語喋れ!!!」という密かな叫びをわかって貰えるでしょうか。
 しかし管理人は致命的なことに、ケータイでメールを打たない。つーか、まともに打てない。
 返信を返そうとケータイ握りしめて、アドレス登録とか画像添付とかでうんうん唸る私の横で身内は一言、

「それ、電話で喋った方が早くない?」

 と昨日私がそのまま思ったことを突っ込んでくれる。

 姉よ、やっぱお前もそう思うか。

 ・・・・・・・・・まあ、このサイト日記のことは、きゃつには黙っておこう。

 あと先日、事業所が家から2時間弱の場所に移転するにあたり、残業40時間の発注部署に回されると聞き「そこに契約社員のまんま回すなら、わしゃ辞めるけんね!!」と啖呵を切ったところ(24日の日記参照)、支店長直々に会社から正社員のお誘いが来ました。
 ああ正社員。ボーナスも退職金もある。母体が大企業なので一生食っていける。
 でも残業月40時間。家から通勤2時間弱。
 内容は聞いただけで発狂しそーな仕事。
 丸め込みに掛かる支店長を前に、とりあえず即答は避けたが、

 そんなに私に伝票叩き出してほしーのか、○○○○(会社の名前)。

 ・・・・・・・・・・・・一生の仕事のうち、伝票入力だけは二度とやるもんかって感じなんだが。
 ・・・・・・・・・・・・悩み多き人生ですいません。



2005年03月26日(土)
てゆーか


 はい。観てきたよ。三月花形大歌舞伎、『自雷也』。
 スペクタクルという言葉を聞くと無条件に血が騒ぐ管理人、和製アクション映画を観ているよーで、わりかし面白かったですよ。

 遅れて一幕1時間分すっとばしたけどな。

 いや、着いた時点で間に合っとらんかったのともう行くの面倒臭かったのと、腹が減ってたので、大半残ってたけど一幕は捨てて近くの『神戸屋ダイニング』で昼飯兼晩飯をのろのろと食ってました。

 南大阪在住の私に京都四条は遠いんじゃコラ――――!!

 ・・・・・・・・・早く家を出ろって話だね。そうだね。いいんだよ、筋書きは番付でわかったから。
 わしの住むエリアからじゃ南座に歌舞伎観に行くとなると往復4時間、観劇と食事の時間を合わせると、まさに一日がかりなんじゃよおおおぉぉぉぉぉ!!
 ・・・・・・・・・でも南座って決まっていい演目するから、懲りずに何度も行くんだが。

 そんなわけで二幕以降の感想。
 義賊の場などで「メールアドレス」とか「母上超イケてる」とほざくコギャルのお辰とか現代的視点をふんだんに取り入れている部分と、元からある歌舞伎の部分(他の場面ね)がすっげぇギャップ。
 が、三幕目最後の殺陣はミュージカル風で、しかもスピード感があってなかなか良かった。
 尾上松緑の大蛇丸も、艶な悪役ぶりがなかなかよかったな。
 しかし、その最後の殺陣の間、大学生と思しきアベックが、ず――――っとぺちゃくちゃ喋くってて、ものすごく気が散ったんですが。
 彼女は歌舞伎をあんまり観たことがないようで、筋書きが全然わからんらしく、彼が得意げにあれはあーでこれはこーなるからこーなんだよー、と囁きながら説明してあげるのはいいんだが、

 頼むから俺のま横で囁き合うな。ちゅーか、オチまで言うな。

 しかも彼氏、歌舞伎観ながら「これ、ミュージカルなら最初から最後まで30分で終わる内容だよね〜」とかゆうな。 それ言ったら身も蓋もないですから。
 しかし歌舞伎の内容自体は私はなかなかだと思ったので、やっぱ最初から観とけばよかったと後悔。
 あと謎だったのは、京都が観光シーズンだったせいか、題材が題材だったのか、それとも別に理由があったのか、外国の方の観客率がいつになく高かった事。
 それはもう、吉永小百合の映画を見に来るオヤジやおばはん並に。
 自雷也って、世界でも人気あんのか?

 あと、最近なんか仕事がうまくいっとらんので、フラフラと立ち寄った、街頭で京女どもが行列をなしていた占いの婆さんに手相を観て貰ったところ、「結婚したら運気が安定する」「結婚しなきゃいけません」とか、予想の範囲外のことを言われる。
 私、占いを信じているわけでも、頻繁に行くわけでもないんだが、しかしここ一年ほど、細木○子の本(母親が買ってきた)から始まり、観て貰えば、

「お前いま運気が悪いから、しばらく大人しくしとけ」

 ・・・・・・・・・と必ず言われるのは、細○数子はともかく、よっぽどそーゆー人から見て「人生行き詰まってます」オーラが漂ってんだろーかとも思う。
 まぁ、悩んでなければ、「占って貰おうかしら」なんて気弱な気にもならんわね。
 そこで本当にそういう占いの結果なのか、客の人間を観察しての結果なのか、試しに一度、

「人生ってすばらしい!みんな大好き!毎日が充実してます!エヘッ!」

 って感じのポーズを作って占い師の前に坐ってみたら、またそいつは違う返答を返してくるのではないかとか思ったりもー、する。
 あ、でも、「これから運気が良くなる」「弱い弱いと言いながら長生きする」とは言われたな。
 前者はともかく弱い弱いと言いながら長生きする、それはつまり、

 棺桶に片足突っ込んだままいつまでも往生できない老婆になるって事だろうか。

 ・・・・・・・・・いやだ、そんな往生際の悪い長生き。





2005年03月24日(木)
マがさしました

 どうも。
 ここんとこ、何故か毎日、足がこむら返りを起こしている管理人です。
 足が攣る事をこむら返りって言いませんか。言いませんか。ああそうなんですか。
 体調悪いのかな。毎日黒酢と杜仲タブレットとビタミンミネラル飲んでるんだけどな。関係ないか。

 さて久々に会社のこと。
 私が働いている部門、正月にさる企業と合併したんですが、その業務統合の関係で、よりにもよって雇用契約を更新するこの時期、これからの勤務地や業務内容が非常に不透明な状況になっているという。
 そんでまぁ、合併先の会社でも真偽定かでない情報が錯綜しておるらしく、向こうの女の子と仲良くなって地道に情報収集したりしてみて、なかば諦めていた面談を、やっぱりする必要があると思い直したという次第。

「頭働かない。24時間寝てないから嫌。眠いから嫌、飯食ってないから嫌」

 とぼやくKさんの肩をにゅいーんと捕まえて、ダメモトで、

「大丈夫イケますって、面談してくださいよーしましょーよーしよーぜー、つーか、しろ

 とか言ってみたら渋々場所を取ってやってくれたので、所在地と業務内容を聞いたところ、

 勤務地:家から遠い(前の会社があったところ)
 業務内容:仕入売上、伝票入力。発注。今まで以上にとんでもなくハードな部署(らしい)
 待遇:契約社員のまま。ボーナス、退職金なし

 になるであろうという、まさに自分の予測の範囲内で最悪に近い見通しが、直属上司であるKさんの口から判明したので、思わず口を突いて出た言葉は、

「すいません。それだけは勘弁してください」

 あーあ、ついに言っちゃいましたよこの女。
 や、そう言うまでに散々迷ったのは、何遍もこの日記でうだうだと書いておる通りなのですが、すでに本人も潮時を感じており、雑談ムードの中、そこまで自分に都合の悪い条件が重なるともう、

「この会社でそこまでの条件で契約社員、しかも自分に不向きとわかっている業務をこれ以上続けるのは、長い目で見ていかがなものか」
「もう今の年齢のうち、近場で長く働ける職探した方がいいかもしれん」
「ついでに、好きなこと、今のうちに時間作ってやっとこ」

 みたいな本音が出てしまったと。
 辞めてどうなる、困るぞ困るぞと頭ではわかっていても、思いつきや脅しで言ったつもりも全然なく、むしろ考えて考えて考えて結局それを言っちゃったんだから、もう従うしかないだろ。
 大概、そういう堂々巡りに何もかも嫌んなっちゃってたって事もあるんだがな。
 そして私、さらに言った。
 
「もう時期が差し迫っているのと、今は辞めませんので、契約書はこのままはんこ突いて出しますが、6月以降そこの部署に回されるなら、業務やっていく自信がないですし、歳も歳なので他の仕事探します!!」
「ただし、仕事を当初の約束通り、外装CGのみに戻してくれるなら考えます!!」

 ・・・・・・・・・・・読み返したら、なんかすげえ言い草だな。
 回されるって。んな負け犬の遠吠えみたいな脅しなんざ、痛くも痒くもないうちの会社、帳尻合わせとしか思えない無体な人事は、すでに体で思い知っているだろがよ。
 だから、自分の中ではすでに『7月末をもって、M退職!!!』みたいな。
 あーあ。
 やっちゃった。
 しかし自分では案外、後悔というものがまだなく(いやこれからビビるんだろうが)、むしろ本人が驚いているほどスッキリしてしまっているという。
 ・・・・・・・・・・まぁ、Kさんと私の見通しが確定というわけではなく、ここまで言っとけば、まかり間違って会社も考え直す確率もゼロとは限らないし、ぼちぼち求人見ながら、それが本当に確定したら本格的に職探すと。
 で、辞めるとしたら、とりあえず7月から有休消化に入らせて貰うとして、ほんとに長く働ける職を探しつつ、今やっとる小説をとりあえず書き上げると。
 とにかく、親も頼れないことだし、辞めるなり家に引きこもりとジリ貧なんぞ優雅にやってる暇はないので、これだけビビリ入ってるなら、なんぼなんでもじたばた足掻くだろうよ。

 やっぱり、こういうのって、人様にまた「やりたい放題」と言われるのかね。
 長いこと必死に考えた末での事であり、悪い頭で必死に損得勘定したってしょうがねえなら、結局この、私の嫌いな言葉を言うしかねーわ。

「何とかなる」。




2005年03月23日(水)
いやいやそこの君、俗に一期一会というじゃないか

 はい。ついに本社総務の方から来ました。
 今年一年の雇用契約書が。
 明後日には雇用契約が切れるので、明日には社内便でとっとと出さなければなりません。
 あ、いや、はんこついてる書類だから速達か(妙なところで事務員が出る)。
 どっちにしろ、明日には出さなきゃ。

 結局、会社にはなんにも言っとりません。
 面談は一応申し込んだんですが、なんしろ1週間のほとんど自分の席にいない上司なので、なんか有耶無耶になっちまって、本人も「まぁ、当分行くからいいか」と。
 ・・・・・・・・・どうすっかな。まじで。

 ・・・・・・・・・まぁ、半年後の自分が全く見えていない状態で、当分は、もうちっと会社の収入に依存するとして。
 さらに注文していたメロディック・メタル系のオムニバス盤が届き、レンタル屋でちょっと気になっていたバンドを2枚ほど借りてみるが、すでに3枚中2枚が微妙に外れる。
 ・・・・・・・・・同じ系統で同じバンドならどの曲でもいいってわけでは、ないのよねえ(あ、でも、ストラトヴァリウスは案の定良い♪)。
 本にしろ映画にしろ音楽にしろ、気に入ったら、1日中1年中(まじで)それしか聴かん(観ない)ぐらいになるのだが、ツボが突かれるかどうかは運任せというところがあるので、ツボを突いてくれる出会いは貴重。
 まあそんなわけで、ここ数日どはまりしているキャメロットで、アルバムをもう2枚(『フォース・レガシー』『ザ・ブラック・ヘイロー』)さらに追加購入。

 誰かとめろ――――――――――――!!!
(電脳の深海に響く絶叫)

 自慢じゃないが、携帯の着メロと目覚ましアラームも、この毛唐のアンチャン達の曲に換えた。着メロサイト、従量課金制じゃなかったから、会員登録料300円払ったね、私は。
 こんな無茶苦茶な金の遣い方しても「やべえ使いすぎた」で何とかなっとる生活に、愚痴をこぼしながらも未練たらたらなのが、私の駄目なところか。
 ・・・・・・・・・今月、カード支払額、臨時増額しなくっちゃ。
 
 そんなわけで今日も『アクロス・ザ・ハイランズ』をヘビーローテーションで聴いてて思い出したが、昔『ハイランダー』っつー映画があったなあ。確か主題歌はクィーンかなんか。
 確か、誰だか忘れたが人から「俺のお気に入り」とか勧められて見たのだが、シリアスなアクション映画なのに、口から胃吐くほど爆笑した覚えが。
 ・・・・・・・・・何でだっけ?おポンチ映画だったのか?
 そんで主役のハイランダー、ポン刀振り回してなかったっけ?主演マイケル・パレだったか?あれ?

 ・・・・・・・・・寝よう。



2005年03月21日(月)
たのしい休日


 昨日と一昨日に引き続き、ひつこく鋼鉄魂の話。
 昼頃起きたら例のCD2枚が届いとったので、近所のパン屋で昼飯に買ってきたベーコンエッグサンドを食いながら、早速聴いてみた。
 まずはキャメロットの『Karma』(カーマ)。
 これはアマ○ンズのレビューで最高傑作と言われていたことからのチョイスだが、それこそトニー・ジャーの肘鉄の如く、私の脳を一撃で悩殺した名曲『フォエヴァー』が入っている事も理由にあったのは言うまでもなく、

「気に入るのは『フォエヴァー』1曲だけだったりして」

 とゆー懸念があったのだが、

 いい。惚れた。ガツンと来ます。

 1曲どころかほとんど全曲気に入るという、まさに私にとっては久々の大当たり。
 鋭く重く、ガンガンと響いてくるパワーメタルの中に、そこはかとなく漂う『ヨーロピアンクラッシック』の気品と色気と言い、真面目に読まされたクサくかつ重厚な歌詞と言い、イメージ練りに使える曲満載。
 パワーメタルと言っても、全編通してメロディに漂う、繊細なロマンチシズムとロイ・カーン(ボーカル)の力強く澄んだ、やや甘めの美声のお陰で非常に聴きやすい。
 ちなみに『フォエヴァー』は訳詞読んで、小説の或るキャラクターの設定にそのままどはまりだったので、マイイメージ曲に決定。久々に真面目に、洋楽の訳詞読まされましたよわたしゃ。
『ウィングス・オブ・デスペアー』や『スペル』はまた別のキャラクターに使えそうだし、『ドント・ユー・クライ』もなんか、あのキャラクターでイメージ沸いてきそうだなあ。
 あー妄想(現実逃避)は楽しいな♪
 ・・・・・・・・いや、楽しんでばっかでは、勿論いかんのだが。
 ・・・・・・・・書き進めねば。
 というわけで、怠惰モードになりつつある自分を抑えて、今日は天気も良かったので、その2枚とCDプレーヤーをそのまま持って、シマを変えてバスに乗り、某ショッピングモール内のパパスカフェに行く。
 春物のシャツが欲しかったので、カフェに行く道にある店を何軒か流しながら、ウィンドーショッピングをするが、結局買わず。
 ・・・・・・・・すいません、やっぱり遊んでます。私。
 てなわけで、この『Karma』が本日から当分のヘビーローテーションに決定し、ってゆうかこれ1枚で今日は満足しちまったもんで、まだストラトヴァリウスは『ブラック・ダイアモンド』しかまともに聴いとらん。
 さわりだけ聴いた分では、こちらもなかなかいい感じだったが。
 すまん、ストラトヴァリウス。必ず聴くから待っててね。

 んでカフェでいつものごとく粘った後、最寄りの『風月』でぶたモダンを食って、帰宅してからメールチェックしたら、何年ぶりかにスパムが来とった。

『みずきと遊ばない?大好きですっ☆』(←タイトル)

 おま誰やねん。(電光石火の突っ込み)

 ネタ的に面白ければHPで公開したろグヒヒ、とか猫さんみたいな事をちらっと思ったが、開けたらただのエロメールだったので、舌打ちしてそっこー削除する。
 この手の『差出人ギャル系スパム』で何がムカつくかってえと、女に告られるほど腹の立つもんはない。
 しかも、「サーバー名割り出して警視庁に叩き送ったろ♪」と思ったら、ヘッダー解析できねーときてるし。
 どうせヘッダに書いてあるプロバイダにメール内容送っても、『残念ながら当社のアカウントではありません』とか返事戻ってくんだろーな。
 くそ。
 しかし気になるのは、転送用のアドレスではなく本物のアドレスに直に来ている事。
 ここ数年、ネット上でアドレス公開した覚えもないんだけどなー。うーむ。
 ・・・・・・・・・まぁ、あと何ヶ月もすりゃ光ファイバーのプロバイダにアドレス変わるから、別にアドレス廃棄したって困るこたぁないのだが、あ、でも、音羽の旦那とか、音信不通になっている知人とか友人とかは、困るか。
 まぁしばらくは、消極的手段ではあるが、アンチスパムで対処するしかないわな。

 あと、ネット関係といえば、HPのトップ(だけ)を春仕様に更新。
 やっぱ春と言えば桜でしょー、とゆーニポンジンのお約束に逆らえず、しかもなんにも加工しとらん写真をぺったと貼っつけただけ、とゆー、更新するにもこのやる気の無さっぷりですいませんね。
 だいたいサイトの維持管理が最初っから面倒くせえから、金に物言わせてIDみたいな物臭者救済ソフト買ってるんですから。なんしろ、久々にID立ち上げたら、使い方忘れてたし。ハッハッ。
 ちなみにうちのサイトと言えば、登録エンジンにはヤ○ーは当然のことながら、必ず登録されると言われるロボット検索にすらことごとく落ちやがった具合でして、やはりここは一応、めげずにっつーか懲りずに、再登録とかしといた方がいいのか?

「いやぁ、面倒臭いからいいでしょ別に」

 とか思っちゃっているのだが。
 まあもっとも、ここに来ていただいている方は、すでに十中八九の割合でこの日記をお読みになることが目的かと思われますので、かろうじてサイトとしての機能は果たしているかとは思いますからねぇ。
 ・・・・・・・・・・ブログでも良かったな。と最近ちょっと思ったり。




2005年03月20日(日)
わからん

 ・・・・・・・・・ああ、昨日からやたらと鋼鉄魂。
 という事で結局、昨日書いていたキャメロットのCDも、値下がりしてた事だしえいやと買っちまう。
 昨日のストラトヴァリウスと言い、私がツボを突かれる系統のHRはなんか似たような傾向があり、それが、

「メロディック・ヘヴィ・メタル」

 と言い表されるとゆーのも知っちゃいるが、アイアン・メイデンだろーとマリリン・マンソンだろーとレッチリだろーと、メガデスだろーとメタリカだろーとエアロスミスだろーとボンジョビだろーと、ニルヴァーナだろーとブラック・サバスだろーとヴァン・ヘイレンだろーと、ダブルディーラーだろーとブラインドマンだろーとラウドネスだろーと陰陽座だろーと(その他諸々以下略)、要は聴いて脳内麻薬が出れば、呼び方なぞ何でもいいんです。
 単なるミー&ハー子ですので。
 ミーハーついでに、金もないのに別のメロディック・メタルのオムニバス盤も買ってみる。
 ああ、金はなくなるけど幸せ。らんららら。

 まぁそんなわけで、今日は小説の中間報告でも。
 小説の話するのあまり気が進まないけど、自己観察のために書いているという名目上、それになんしろ自分の日記である以上、別に書いちゃいけない理由もない事だしな。

「とりあえず、書きたいことより書けることを書こう」

 と思った今年の1月半ばから1から書き直し(考え起こし)を始めて、なんだかんだでクライマックスまで、「だいたいこーゆー話かな」とゆーところまでは行き始めとります。
 前のプロットまでは、資料集めから始めて数年がかりだったが、今回の1から書き直しは2ヶ月でここまで来てるから、やっぱ、私は道楽(現実逃避)モードでやった方が、真面目に取り組むよりはるかに早い。
 ふはは。ふははは(乾いた笑い)。
 恐るべし、道楽モード。
 見事なまでに煮詰まっている現実生活が、逃避っぷりにターボをかけてます。
 ・・・・・・・・・まぁ、考証や設定の面なんかでは、今までの積み重ねもあるんだけれどもね。勿論。
 「面白く書こう」「いいものを書こう」とかいう変な精神的な制約を取っ払っとるので、これでできなきゃ不思議というか、もともと好きなことだから、前に比べてそんな小説書くのが苦痛ではなくなってるとゆーか。
 前は、人がいるところでは気が散って、絶対にできなかったのだが、会社でも気が付いたら(昼休みや定時以降に)書いとるし、やる気が起きれば月末月初の残業地獄でもやっとるかと思えば、休みだろうとやる気が起きなければ何日もやらんしな。
 あー、とろい。
 自分が書くの遅いのも、思い切るのも遅いのは、もはや嫌気が差して突き抜けてるから、もう諦めモード。
 よっぽど今までの方が真面目に考えてたし、周囲のことも気にしてたけど、もう何をどう言ってもしょーがないんだから、自分の中で確実に一番早く書ける方法を選んだっつー、それだけ。
 何だかんだ言っても、最後は結局、書いた奴が偉いんだからね。
 こういうのって、やっぱ、やりたい放題とか言うんでしょうかねぇ。
 何にも知らない人から「いいなー」とか言われたりするんですが、本気でやりたい放題やるのって、全然楽でもなければ格好いいことでもないぞー。
 ・・・・・・・・・いかん、やさぐれモードになった。
 とにかく今のこの微妙な状態は、そんな事をやってきた上での選択であり精神状態であってだな、しかも全て自己責任なんだから、それで勘弁してあげてくれ。

 従って思い入れがあるネタでも、前よりかは削る余地が出てきて、自分が今まで書きたかった、目論んでいた事より、はるかに無難なもんに落ち着きそうだなと。
 前にもこの日記で書いたと思うが、また今日思ったのが、

 書きたいもんと書けるもんは違う。

 そもそも書けなかった最大の要因が「書きたい」ことを優先して、自分の適性と周囲をあまりにも見なかった事だから、別に後悔はしちゃいないんだけど、捨てたものに未練がないと言えば嘘になる。
 だから、供養も兼ねて一応、白状しておく。
 本人は、あの歴史上の事件と民間信仰(陰陽道、天台密教、修験)に伝わるある国家鎮護の神(祟り神)を繋いで、退魔の物語を書きたかったのだよ。
 まぁ長い一生、いつか使うこともあるかもしれないから、あまり詳しくは書かないが、民俗学とか民間信仰とか、1年半ぐらい暇を見て、本を読みあさっては勉強したのだな。
 東京都の地図まで買って、民間信仰にある北極星を中心とする大江戸魔法陣も作ったし、あの神社と神社と神社が繋がれて、すごく面白え江戸の結界が出来たので、それを書きたかったわけですよ。
(話がわからん人は加門七海の『大江戸魔法陣』シリーズを読んでみよう)
 先代の音羽の旦那も「面白い」と言ってくださったのだが、全部没。
 ぜーんぶ没になりそう。
 この話の流れじゃ、出して来ようがない。
 理由は、あの歴史上の事件と、そのオカルト的要素の接点が、どうやっても難解になってしまったって事と、無理に話を作ると、設定過多の上に支離滅裂になって面白くないっつーか。
 ネタの前に完全に敗北。
 これは、良くあることだとは思うが、かなり屈辱。
 いや、出来ないことはないと思うし、いまだに「隙あらば入れたろ」と目論んでいるのだが、なくてもそれなりに話が成立するってのは要らないって事だろな。
 ということは、

 何だったのさ、あの浪費された6桁単位の資料代と年単位の時間は。

 長々引っ張ってこれが言いたかったんです。ええ、これが。
 確かに勉強にはなったし、ネタ元の貯蓄にはなりましたが、それを使えるチャンスなぞこの先あるかどうかわからんし。いいよ、無駄の積み重ね、それこそが人生だよハハハン(ちょっと泣く)。
 しかし諦めモードに入る歳でもないし、そこまで投げた考えで最初から書くのもつまらんので、どう努力の痕跡を差し挟もうか、紙見ながら四苦八苦しているわけだけどさ。
 ・・・・・・・・・・全然諦めてねーじゃん。
 ま、未来のことも過去のことも、人のことも自分のことも、何もかもわけがわからんまま書き進めてるからな。
 さほどおかしな事にはならんと思うが、どーゆー話になるのか、あんま今のところはわからん。
 何もかもが、一寸先は闇。

 まぁ、会社も何だかんだ言ってギリまで行ってみることにしたし、もちっと時間掛かりそうだが、明日にはCDも2枚届くことだし、脳内麻薬出して詰めに入ります。
 ちなみに小説コーナーに置いてある没原稿には、結構そーゆー勉強した要素が入ってますので、興味を惹かれた方はご覧あれ。



2005年03月19日(土)
一撃必殺とロック魂ふたたび

 ども。Mです。
 3連休の初日は、借りてきたCD聴いたり、テレビ観たりしてダラダラと過ごしました。そーゆー時もあるのよー。息抜きにこそ活力の源泉があるんだよー(←ほんとか?)。

 んで遅蒔きながら、本当に遅蒔きながら『マッハ!!!!!!!』をDVDで観る。
 たしかこの映画、劇場公開された頃の売り出し方と言い評判と言い、
 
『トニー・ジャーのアクション以外観るとこなしな映画』

 みたいな扱いだったが(実際、おおむねそんな感じだったのだが)、負け犬節流れっぱなしのジョージ(トニー・ジャーを助けるチンピラのおっさん)がいい味出してたり、バンコクの風景が結構興味深かったりと、言われているよりはマシだったというか、まぁ、アクション映画ならあんなもんで十分かと。
 しかしムエタイって、「頭とか顔とかその他急所狙いの技が他の格闘技よりものすごく多く、禁じ手もガンガン遣うから、食らって死ぬ奴の率が高い」(うろ覚え)とゆー話をどっかで聞いたことがあるが、この映画観て、すごく、ものすごく納得した。
 ヒジ打ち連発だし。頭とか急所、遠慮無く狙ってるし。
 そらあんなん食らったら頭蓋骨なんざ、卵の殻の如く砕けるわな。
 観ていて、他のアクション映画よりものすごく痛そうだったわさ。
 あ、でも、『CGなし、ワイヤーなし、スタントなし』を謳っているだけあって、トニー・ジャーのアクションは確かに素晴らしかった。
 お勧めとまではいかないが、まぁトニー・ジャーの人間離れした動きだけでも退屈しのぎにはなると思うので、お暇な方は今からでも是非。

 あと昨日借りたCDでは、ブラインド・ガーディアンの『ミラー・ミラー』という曲と、ストラトヴァリウスの『ブラック・ダイヤモンド』という曲と、キャメロットの『フォーエヴァー』とゆー曲が気に入る。
 しかし今気に入ったと言っても、これ過去の名曲を集めたオムニバス盤らしいから、結構昔の曲なんだな。
 別にロックファンというわけではないのだが、ここ数年、聴く曲にHRが多くなった発端は、

「HRが似合う時代劇って書いてみてーなー」

 という事からだったわけで一時期、レンタル屋に置いてある有名どころはそれこそ手当たり次第に借りまくって聴き漁ったりしたんだが、洋楽はあんまり私のツボを突いたものがなく、結局邦楽HRに行ってしまったと。
 しかし、このCD聞き始めて、昨夜からツボ突かれまくりで、自分の不勉強さに恥じ入りましたさ。すんまそん。

 んで、罪滅ぼしも兼ねて(←何の?)、ストラトヴァリウスのベスト盤をアマゾンズで買ってみたっすよ。
 当分これがマイヘビーローテーションになる、かもしれない。



2005年03月17日(木)
マリモとファー様と飲茶、ついでにロック魂

 どうも。ガンガン日記のペースが落ちている管理人Mです。
 しかしサイトの更新がただでさえほっぽらかしなこの状況、せめて日記だけでもと無理矢理ネタをこねくり出してみると、父親の元仕事部屋(今は物置)の壁に貼られている資料に書いてあった、

『マリモカタログ』

 という単語が気になって仕方がないって事と、そこに自分の部屋に収まりきらんので置いてある本の山の中から発見した、ながいけんの『神聖モテモテ王国』の結末ですか。
 ・・・・・・・・あの漫画、めちゃめちゃ好きだったのに、最終回読んでないんですな。
 そんで今日は何してたかっつうと、

「なんとかなるさ」

 と甘く見てたら、周囲の人間が誰も処理方法が分からず、何だか不穏な様相を帯びてきた在庫差異の原因追求をすっぽらかして銀行へ直行し、その後飲茶したり、ファミレスでごりごり道楽小説の話書いたりしながらお茶飲んだり、スクラッチ買ったりおみや買ったりレンタルCD大人借りしたり、別に大したものは買っとらんのですが、せこく散財してきました。
 あー、無駄遣いって楽しい。
 ブランド品買ってるわけでも無し、貢ぐ男が居るわけでも無し、ケータイ代が嵩む訳でも無し(ネット代は結構な打撃だが)、買い漁る小説本や考証資料がおしなべて高いと言っても、月にうん万も出ることなど滅多になく、今まで金が貯まらないのが不思議で仕方なかったのだが、そらこんな使い方してたら貯まるわけねえわな。
 ちなみに、今日行った飲茶の店は穴場ちっくな所にあって静かでよかった。
 関西人はみんな知ってる55○蓬莱の系列店とゆーのが、まぁ強いて言えばアレだけど、味とボリュームの割にお値段はリーズナブルで、店員の態度も最近珍しいほどよかった。
 私は中国粥には油もん(揚げパンとか揚げ餃子の皮とか)が入ってるのが好きなんだが、ここの店のはちゃんと入ってたし、三色小龍包も食えたし、満足、満足。
 ・・・・・・・・・辞めたい辞めたい言いながら、結構てきとーにストレス解消している気がする。

 考え事の最中に聴くもんがなくなったので、レンタル屋で初めてKISSを借りてみる。
 洋楽HRは聴いたことないの結構多いもんで、趣味のすそ野新規開拓(でもイングヴェイは好きという)。
 もっとラウド系なのかと思っていたのだが、曲の感じは結構普通とゆーか、実は好きな部類に入るかもしれん。
 てゆーか、今聴いてる曲だが、デジカメのCMで4人ぐらいの子供が歌ってる曲じゃないですか。これ。
 ・・・・・・・・・テレビ観た時はもしやと思っていたが、やっぱKISSの曲なんか。
 つーか、CMを観ているだけに、がっついロック魂剥き出しのオリジナル曲まで、

「♪ママ僕たちをてきとーに撮らないでね〜可愛いのは今のうちなんて思ってるんでしょ〜」

 と歌っているよーな錯覚を覚える。
 あと久々にSOUL'd OUTのアルバムと、某洋楽HRの名曲を集めたオムニバスアルバムも借りる。
 しかもとどめはケツメイシ。
 ・・・・・・・・・・この相変わらず一貫性のないチョイスの中に、私は何を求めておるんか?

 ではネタも尽きたので、そろそろ。 



2005年03月11日(金)
M、エートマンになる。

 いかん。このタイトル、おもっくそ歳がバレる。

 歳と言えば、某県の自治体が地元の観光ポスターに、池波正太郎御大の小説からの一文を引用したところ、文中に入っていた、

『年増』

 という一語に十数名の女性からクレームが入り、ポスターは撤去させられたそーな。
 ・・・・・・・・・何というか、私も別にピチピチギャル(死語)という訳ではありませんが、

「そーかぁ、つまりその人達は、自他共に認める年増なんだな」

 てな印象しか受けなかったんですが。
 たぶん「行かず後家」とか「おばはん」とかいう単語にも反応するんだろうが、誰も面と向かって言っている訳ではないんだから、そこまで気にしているなら逆に黙っていればいいのにな。
 ・・・・・・・・・・まあ、そんなんでも耳を傾けてくれる他人様が結構大勢いるってあたり、日本もまだまだ平和っちゅー事なんでしょうけれども。

 そんなこんなで、「小説書くからサボるけんね」と宣言してから、3月に入ってからペースがほんとにガタ落ちになっている日記ですが、実は暇を見て何日かに分けて書いているので、今回は長文モードということで。
 わたくし、金曜日、会社から半休を取って職安と市役所に行って来ました。
 や、まだ辞めてはおりませんが、退職を本気で意識した今にあたり、健康保険は任意継続と国民健康保険のどっちが安くて、失業保険は幾ら貰えるのか訊きに行ったわけでして。
 実は管理人、前の会社では勤務時間量の関係(在宅待遇)で最初から給付資格がなかったのに、人事のミスで雇用保険料を毎月払わされておりまして、辞めてからいつまで経っても離職票が来ないもんで、人事のねえちゃんに問い合わせた時に初めてその事が判明し、怒りの猪木面で怒鳴り込んだ居住地管轄と本社管轄の職安から(もちろん電車賃自腹)、

「雇用保険料を払っていた以上、それは給付されるはずです」

 と言質は取ったにも関わらず、本社を管轄しとる地域の職安から「契約書に書かれたオメエの勤務時間じゃ一銭も出せねえよ」と最終判定が下され、保険料も1ヶ月の煙草代にもならねえ額の払い戻しが行われただけとゆー、実に苦い過去を持っておりまして。
 ちなみにこの会社、倒産しただけあって、人事総務経理、非開発職部門の杜撰な仕事ぶりを幾度か他にも見せつけられているのだが、本題とズレるから割愛。
 ・・・・・・・・まあ、今度の仕事は普通の会社員なので、なんぼなんでもきちんと出るでしょうが、

「会社と役人の言うことは絶対に信用してはいけない」
「困ったときに国は助けてくれない」


 っつー事を心魂に徹して思い知らされた私としては、辞めた後の収支額がある程度わかるのはやはり安心しますし、これからのことも漠然としてではなく、突っ込んで考えられますのでね。
 まさか会社も、こんな事のために仕事休んだとは夢にも思っとらんだろうね。
 理由訊かれなくてよかったわー。

 で、職安で応対したいかにも「去年の春大学出ました。必死で丸暗記して公務員試験受かりました」ってな感じのメガネのぼっちゃんから、算出公式と給付率のランク表が書かれた紙を貰い、国民健康保険額も、府政バッシングでおっそろしくバカ丁寧な対応の役所のおばちゃんから大体のところを教えて貰い、辞めたら実際、社会保障と生活費その他必要経費込みで、だいたい幾ら掛かるのかも出してみましたとさ。
 喫茶店で職安のパンフ拡げながら、電卓のキーをぱちぱち叩き、
 
「えーとえーと、だからここに健康保険と国民年金と生命保険と家へ入れる生活費が入って」
「ネットがこの頃はもう光定額になっているはずで、携帯はだいたい毎月このぐらいで。・・・・・・・・・えーとえーと」

 と、うつろな目でぶつぶつと独り言を繰り返すエートマンになった管理人の姿は、さぞかし不気味だったらしく、両脇の客、10分後に揃って席を立ちましたね。
 んでその結果、割と長い期間、万一働かずともそれなりに暮らしていける(らしい)目算は立ったのですが、いつ出るのかとか、ある程度の正確な額が出るとかえって、

「・・・・・・・・・もうちっと、稼いでからの方がいいか?」

 とか、この期に及んで、ものすごく往生際の悪い事を思ってみたり。
 いやまぁ、サービス精神の欠片もなくこの話題を繰り返すあたり、実は本人もまだ結構迷っており、先日も身内に何度目かの辞める意思表示をしたところ、アドバイスというか説得というか心配をされまして。はい。
 曰く、

「今の小説を書ける確証があるなら、実際書き上がるまではいた方がいい。
 その間に、書き上げた後に何をやるのか考えて、十分準備してからにしろ」

 ・・・・・・・・まあその、「根拠のない自信」「自分に正直に前向きに」「情熱があれば何とかなる」とか、口当たりがいいだけの言葉で無責任にけしかける輩よりは、やっぱ家族ですから私の事をわかってますし、言うことの重みが全然違うんですが。
 てゆーかさ、合併の上での業務統合だから、会社自体が変わるんだよね。
 仕事も勤務地も職場の環境も、何もかも。
 去年だけで2度、業務内容が変わって、ど素人に引き継ぎ1週間で経理やらして買掛金と在庫差異出させるようなところ、しかも1年のうちに事業所が2回も移転するようなところ、この先何をやらされるか全然わからん。

 仕事覚えた端から、全部会社都合でリセットされてるし。去年からずっと。

 それが会社というものだとはわかっちゃーいるが、さすがにパラサイト社員を自称する私でも、自分の置かれている現状とこれからの自分というものを、ちょっと色々と真面目に考えてみたくなったわけですわ。
 小説も、自分の人生に落とし前っちゅー事で、結果はどうあれ書き上げたいしね。
 なんしろ眩暈がすることに、先週も1月分の物件売上分の伝票、いつの間にかごっそりなくなっとる事に気づいちまったし?
 業務統合までバックレちゃえ。アッハッハッハッハッ。アッヒャッヒャッヒャ。ウオッゲホゲホ。
 それぐらい思わなきゃやってらんねえよ。ホント。

 それでも身内からの貴重な意見を聞いて、
「ああ、そーゆー考え方もありだよなー」
 とか揺らいでしまったのが、相変わらず駄目なところと言いますか、さすが長年付き合ってるだけあって、本人も悩んでいたところを、まぁズバッと言い当てられてしまったのですね。
 感情や主観だけで人生の進退を決めてしまい、後で死ぬほど後悔するっちゅーパターンは、既に本人も何度か経験済みなもんで。
 会社生活が潮時で、適性として事務向きではないのはわかっちゃいるし、今やってる事の延長でやりたいこともないではない。やりたいこと、やらねばならない事も生意気にもある。
 それが何か別の職業を見つけることなのか、単に小説を書く事だとしても、すでに形になるかどうかわからん今、身の振り方が漠然とした今の状態で、収入ゼロにしてしまうのはあまりにも危険。

 勝手に会社辞めて書いた小説、本にならずと無一文。

 ・・・・・・・・・それはそれでまぁ、清々しさはあるか。
 辞めてしまって経済状態や社会的身分が覚束無い時、冷静な判断ができるかどうかも疑問で、金だけ消耗して「とにかく仕事を」って事になって、結局適当なところに転職して(しかもまた事務)何もかもが中途半端になってしまう、って可能性も(あんまり考えたくないけど)、あり得る。
 それでもなお性懲りもなく、小説とか文章でやっていくとか考えたとしたら、実は独学だった小説技法の勉強をやり直してもう少し量産できるようになりたいし、別の職種を目指すにしても、資格取ったり、何らかの学校に通うと思うんだよな。
 そういう事を考え出したら、まぁ、何にしても金は予想以上に掛かると思われるし、このまま辞めるとか言っちゃって、取り返し付かなくなるのは自分かなと。

 ・・・・・・・・・てなわけで。
 今、妥協案として考えているのは、とりあえず退職は最後の手段としておくびにも出さず、移転後の見通しを見ながら、派遣会社数社に登録して、もう少し時間の融通が利くところで、少しでも近場への就職を目指す所存。
 先月ぐらいからネット求人を眺めていても、事務なら割とすぐ見つかるだろーし。
 「辞めることはいつでも出来る」というのは今回試算してみてわかったので、それは最後の切り札に取っておく。

「今度探すときは正社員を探しなね」

 とも身内に言われたけど、何の正社員をやれと言うのだ?まさか事務?
 ・・・・・・・・・・正社員なんて、絶対に無理だと思うんだけど。

 ああ、なんか気持ち的にかなり楽になってきた。

 お昼に読む適当な本をちょうど読み尽くしてしまい、ここ10日ほど活字中毒が極限。
 んで本日、資料探しに行った図書館で夢枕獏編著の鬼にまつわるアンソロジー『鬼譚』を借りて、1日で読破してしまう(まあ半分以上は他の本で既読だったので、こんな早かったんだがね)。
 やっぱ『赤いろうそくと人魚』と『桜の森の満開の下』は名作やねえ。しみじみ。
 この悲しさと叙情性と怖さがわからん人とはわし、一緒にビール飲みたくないね。
 勢いが止まらず、前に日記で書いてた『転覆記』と、掲示板でりなさんが書かれていた宮部みゆきも『ブレイブ・ストーリー』上下巻で購入してみたが、つん読本にならずと読めるだろーか。
 小野不由美の『黒祠の島』もとっくのとーに読んじまったし、しかたがないので明日からは、つん読本の中から、根岸鎮衛の『耳嚢』上中下なんぞ引っ張り出して読むとします。



2005年03月06日(日)
123456789、糖!!!

 ・・・・・・・・・・・何だこのタイトル。
 いや、だから、このタイトルは10と砂糖の糖(とう)を掛けていてですね、だからその、今日は寝不足でろくすっぽ頭が回らずゴニョゴニョゴニョ。・・・・・・・・・(フェードアウトしながら以下自粛)
 ・・・・・・・・・・・なんかすいません。

 気を取り直して、どうも。
 今月で辞めるつもりはないけれど、契約書の関係でそろそろ辞意表明をしなければならぬと焦りつつ、先月の買掛金差額の処理と報告書をトロトロと上げながら日を過ごし、帰れば帰ったでファミレスと喫茶店通いの管理人です。
 またの名を、

「ドリンクバーで2、3時間粘って、イヤホンで音楽どっぷり聴きながら一人黙々と書き物に没頭する」
「しかもウェイトレスのおねえちゃんに引かれるほど虚ろな目をする」
「考え事をしながら半分寝る」

 など、色々と不埒な悪行三昧を働いておる、あの店では多分迷惑客ワースト1の管理人でーす。イェァ!
 しかし、会計の時にレジの人から、

「もう、来ないでください(ぼそっ)」

 とか悲愴な顔で言われるのもやるせないので、時たま結構お手頃なお値段で堂々とお客面が出来る(とか言う性根のあたりが、どこまでも迷惑客街道まっしぐら)、しかも考え事を続けてダウンした血糖値ごと作業効率を元に戻す方法としてデザートなんぞ頼んでみちゃったりするのだが、これも、

『やりすぎると太る』

 という両刃の剣だし、どうしたもんかね。
 余談になりますが、管理人は小説を書き出したり、その事について集中して考え始めると、脳エネルギー補給のためにガンガン炭水化物と甘い物を意識的に摂る、つーか摂らざるを得ないので、例外なく太ります。
 数値にして、だいたい5キロぐらい。
 ・・・・・・・・・まぁ、その間、椅子に坐りっぱで運動らしい運動を全くしないんですから、当然ですわな。
 それを繰り返していたら当然、雪だるま式に贅肉がついて女小錦が出現する理屈になるのですが、三食自体が和食メインであるのと、本人も目的を遂げたらとっとと減量を始めますので、今のところ小錦にならんで済んでいるわけですな。
 もともと意識的に過剰摂取しているもんだし、小説を書かない間は、甘いものとか脂っこいものって、欲しいとあまり思わないのですわ。
 そんで去年の夏頃も、提出するプロットが大詰めだったのでありますが、もしゃもしゃとなりふり構わず、夜中に板チョコ1枚とか平気で食っておったらば、案の定、書き終わる頃には太っちまっておったのですね。
 それも、許容範囲を超えて。
 見た目にはっきりそれとわかるほどに。

 世にも恐ろしかったですよ、二重顎の自分の顔は。

 管理人、実は着やせすると言いますか下半身デブと言いますか、ちょっと太っても傍目には見えないらしいなので、肥満が顔にまで出るというのはそーとー全体的に太っているという事でして。
 それでもまあ、小説自体が担当さんが異動した事でおじゃんとなり(←最悪じゃねえか。苦笑)、成人病予備軍になってまで努力するのもバカらしいということで、食事制限と間食抜きでまた体重を元に戻したのですが。
 が、先日の飲み会で、ビールかっくらいながら営業さんと話していると、その頃の私はどうやら傍目からは、

「Mは職場の人間関係がうまく行っておらずストレスで太った」

 と思われていたらしく、しかも、

「Mさんがいた前の部署って、やっぱイジメとか派閥とかあったん?」

 などと、自分の予想の斜め上を行きすぎて、返答が二百万光年の彼方にあるような事を好奇心満々の目で訊かれてしまいまして、背中に汗が流れましたのことよ。
 ・・・・・・・・・・・ないとは、言わんかったけどさ。

 しかしこの事からもわかるように、他人は意外なところで自分を見ているもので、ましてこれから30代に突入すると、ちょっと食っただけでも贅肉が付きやすくなる一方ということで、これではいかんというわけで今回は、小説を書きながらも今の体重をキープすべく、

「ファミレスに通うなら、オーダーはドリンクバーのみ」
「ドリンクバーでも炭酸やジュース類は摂るべからず。コーヒーかお茶のみ」
「夜10時以降は糖分摂るべからず」

 という鉄則を自分に課しておるのですが、それだと本当に「コーヒー一杯で何時間も粘る迷惑な貧乏客」になってしまい、それにやはり脳を酷使している分、どうしても糖分を求めるわけで、

「デザートを頼むときは200カロリー台にとどめる」
「お持ち帰り用のおみやを買って、家族に分けながら自分もちょこっと食う」

 などと色々と頭をひねってはおるのですが、今もまた、

「長文書いて頭使ったわ」

 などとほざきつつ、今日のおみや『ガンジー倶楽部』のあんフライなんぞをぱっくり囓っちまっておるのですがね。
 このバター風味の揚げパン生地とこしあんのハーモニーが、疲れた脳にはたまらんので、しょうがないのですってば。ぱく(←駄目だこいつ)。




2005年03月05日(土)
光貴族になりました

 どうも。3月最初の日記です。
 別に何事もなく、単に書く暇がなかった、その気にならなかったってーだけなんですが。
 や、色々やっとりましたよ。

 月末月初、仕入業者がゴネてゴネてようやく値段が決まったのが、社内の仕入売上システムが閉められる9時3分前で、入力の途中で照明が落ちて暗闇の中で続行するが(光源はHさんが側で翳す携帯の待ち受け画面のみ)、9時かっきりにシステムがぶっ飛んで、百万単位の売上が宙に浮いた事とか。
 買掛金支払いの処理画面では、先月出したままほっといていた「あり得ない差額」が上乗せされた金額がどばーんと出て、泣きついた管理課のおばちゃんに、

「長引くと原因追求が不可能になるので、来週中にはっきりさせてください」

 と言われ、とりあえず帳票と睨めっこしながらワンモアトライしてみたりとか。
 その後、差額は何とかかっきり出たんですが、今月身内(他部署で仕入売上10年)に教わった入力方法が、うちの部署では通用せなんだらしく、とうとうコンピュータ上で大量の在庫差異を叩き出し、来週からまたその原因追及をせねばならないと。
 ・・・・・・・・・・ううむ。
 思いっきり「習うより慣れろ」だな。
 まあ、決算前だし、会社は業務統合と移転がされる7月で辞めようと思うので、私が会社にいる今のうちにどかーんと出てくれた方が、出した張本人がなかったことにできるので、いいんですがね。

「それ無理ですから!絶対無理ですから――――!!!」

 と毎回毎回思いつつ、こうやって(人様の助けを借りつつ)何とかなっている訳だしな。
 そんで遅れて会社の飲み会に行ったはいいが、盛り上がって酔っ払って帰っている間にどっかで携帯を無くした事に気づき、慌てて店に戻って探すが、吐き気と頭痛に諦めて店の人に言付けて帰り、その後撃沈。
 どうやら、飲み屋に行く前に立ち寄ってシャツを買った店の試着室に落としてきた模様。
 ・・・・・・・・携帯のアドレス帳を見た店のオネエチャンが、自宅に電話かけてきてくれたので、今日、電車乗って取りに行きましたけどね。
 恥ずかしかったですとも。ええ、ものすごく。

 斯様な感じで、ぬるく、かつうっかり気味に生きております。

 あと我が家、本日ケイ・オプティコムの『eoホームファイバー』と契約しまして、念願のブロードバンド環境成立と相成りました。
 我が家は回線の都合で長い間ISDNで、N○Tに無駄金と知りつつ万単位の金を泣く泣く払ってきたわけですが、今回の光ファイバー(定額)導入で足軽からいきなり城持ち大名になったみたいな気分です。
 下克上ですね。下克上なのですね。
 ADSLより安いのですね。今までの半額以下なのですね。
 これでネットに繋ぐとき、おかんの目をいちいち気にすることもないわけですね。
 NTTの明細見て眩暈を起こすことも、もうないのですね。
 プロバイダ込みという事は、当然プロバイダも替わるわけでして、開通までには2〜3ヶ月かかるということなので、今までのメールアドレスをどうするかはその間に考えます。
 ・・・・・・・・・あ、もっとも、定額高速繋ぎ放題になったからと言って、サイト更新のぬるさは相変わらずだと思いますが。すいませんね。
 せめて桃の花小説だけでも、終わらせなければいかんよねーとは思うのですが、管理人があまりササッと絵や文章を描ける器用さがないので、お出しできるものも実に少なくて申し訳ないのですが、今のところはご勘弁。

 他は、新聞で見て面白そうだったので、京都南座でやっている三月花形歌舞伎のチケットを取る。
 歌舞伎は一昨年の年末以来で久しぶりな上に、スペクタクルという言葉に燃える(萌えるではない)私としては、今回の自雷也も非常に楽しみでございます。
 行くのが今月末なので、せいぜい春の京都情緒を楽しんでくる所存。

 ここ数日間分をダイジェスト版でお送りしましたって感じで、ではまた。