うららか雑記帳
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小説を書いていることを彼氏殿に白状しました。 ついに。ついに、です! 何気ない会話に織り交ぜて、さも思い出したからなんとなく言ってみた的な様子を装いつつ、言いました! もー内心どっきどき。心拍乱れすぎだろ!?ってくらい(笑) 出会ってからこの6年間、ずーっと内緒にしてたんですよ。 でも、やっぱり隠し事はしたくないし、いずれはバレちゃうだろうし、そもそも趣味を隠すなんておかしいでしょう? だから思い切ってダイビングしてみました。 即座に届く返信。
“ハードボイルドものだろ? いいよ、添削しちゃる♪”
…………。 ノリ軽っ! なんでハードボイルド!? 添削基準は北方謙三ですかー!?
もうね、脱力。 悪事を告白するかのごとくドキドキひやひやしていた自分があほらしくなりました(笑) そうだよ、こういう奴なんだよ。こいつはさ。 はぁ〜……。 そんなこんなで、力が抜けたおかげか、ほどよく執筆意欲がわいてきましたよ〜。 勢いに任せてサイトのweb拍手更新です。
■サイト 遊びにきてね♪
でも、小説のURLまでは教えられなかったんだけどね。 だってそしたら自動的にサイトにも辿り着いちゃうわけで、サイトの日記には奴のこともときどき書いてあって、それはちょっとホラ、恥ずかしいじゃないですか! 訊かれたら教えることにします。うん。
ま、とりあえず、一歩前進──だよね?
サイト内の、とあるコンテンツの壁紙を差し替えたかっただけなのに、うっかりいじってしまった結果、芋づる式にどんどん直さなきゃならない場所が出てきて、結局元に戻せなくなりました……!(泣) なんかもうあちこち気に入らないので、地道に少しずつ全体的に手を入れていこうと思います。 実際にアップしてみたらなんかバランス悪いとか、色合いの統一感がいまいちとかいう素材が多くて、なかなかしっくりくるレイアウトに落ち着かないんですよー。 無駄にアップローダーの容量を食い潰してます。こちらも整頓しなきゃ。 ああ執筆が進まない〜! でもサイトは自分の城、妥協はしたくないので頑張りますよ! トップ画面は気に入ってるからこのままでよし。 片っ端から調整するぞ! 我が家のPC、繋ぎ放題じゃないけどね!(泣) 早くきっちり整頓しちゃわないと、気持ちが落ち着かないよ〜。
混乱丸出しな文章ですみません。うぐぐ。
いま連載中の小説が全て完結したら。そしてそのとき、私がまだ小説を書ける状況にあったなら、一度挑戦してみたいジャンルがあります。 それは 夢 小 説 !! しかも、コテコテの夢です。こってこてなやつ! 男性向けのは、もちろん女の子が選り取りみどり。ちょっと口うるさくて可愛い幼なじみ(弓道部所属)、隣の女子校に通う奥手なロリ系お嬢様(通学は執事と運転手つきの自家用車)、動物には優しいけど普段ぶっきらぼうなツンデレ娘(上級生)、セクシーな化学教師(白衣にミニスカート)なんかが出てくるのです。 女性向けは、母性本能をくすぐる健気な少年や、ケンカっぱやいけど人一倍仲間思いなスポーツ野郎、渋くて不器用で男は背中で語る的な格好良いおじさま、とか。 いかがなもんでしょうか。 名前変換機能を使って、主人公の名前を読者様が任意に変えられるようにして。 そうだ、既存の世界観とキャラクターにオリジナル人物を絡ませる二次創作もアリかなぁ。
……あ、もしや引いた? 皆様ドン引きですか?(笑)
いや、実際ただの思いつきなんだけどね。 需要はあると思うし、それに何より、いつも同じようなのばっかり書いてると、違うジャンルにも挑戦したいなという気持ちが芽生えるわけなのですよ。むくむくと。浮気心が。 まあ、無謀な思いつきであることは間違いないですけどね。
……だって、だって、長編小説『WILL』のアリアがなかなか傍に寄らせてくれないんだもの〜!!(泣) あんまりにも長いこと放り出してたから、拗ねちゃったのかな。くすん。 しゃーない。焦らず気長にいきますか!
昨夜は夜更かししてイラストにトーンを貼り、MD編集と曲目に簡単な解説をつける作業をしてました。 イラストもうすぐ完成! MD完成! 曲目完成! えーと、あとはイラストにコメントを添えて、お手紙を書くのです。 しばらく前からイラスト交換をしているweb友さんに送るのですが、いつもお返事が遅い上に新作イラストをほとんど描けないのが申し訳ないところ。 でも今回は頑張りました。 お気に入りの曲をMDに落としてプレゼントする約束になっていたのに、それに添付する歌集を省かせてもらってイラストに打ち込みましたよ♪ こんな機会でもなければトーンなどの画材は眠ったままだろうから、ありがたいですね。 私が若気の至りで集めた柄物トーン、なぜだか森や木々が多くてなかなか減らないんです。そのうち絵を描くことも滅多になくなっちゃうだろうから、機会があるうちはどんどん使わなくちゃね。 今回は、バストアップの女の子を二人、それぞれ描きました。どちらもweb友さんのキャラクター。 ご本人のキャラデザをもとに私の中のイメージで描いたんだけど、けっこういいセンいってるんじゃないかな。どうだろう。 喜んでもらえるか、どきどきしますね。
今度の出張に備えてルートの確認をしてきました。 出張は来月。場所は車で1時間ちょっとってところかな。 先生方3人をそれぞれ自宅の近くで拾っていくのですが、その都合で普段は通らない道を使って会場に向かわねばなりません。曲がりくねった細い山道、信号はおろか標識すらない道を右往左往して行くようなところなので、念のため所要時間を計るのも兼ねて下見してきたというわけです。 案の定かなり道幅が細く、乗用車同士がすれ違うのがやっと。 なのに……観光バスがぐいぐい入ってくるのですよ!!
やめてくれ怖いぶつかるひぃぃ〜!!
そんな感じでした。 当日は自分の愛車ではなく公用車を使わないといけないし、まして帰り道は夜8時9時だろうし、少々不安ですね。 あと、煽ってくる輩もときどきいるんですよ。ぴったり後ろについてくるの。道の脇に避けようにも焦っちゃいます。 こちとらスピードの出ない軽自動車なんだからね、んもう! 未だに運転技術が向上しない浜月でした(笑)
にゃんこ大好きな方にオススメのカレンダーがあります。 その名は『ナーゴの猫』!
──旅行好きの私が偶然立ちよった国「ナーゴ」。 この国と、ここに住む猫達に魅せられ、気がつくと1年近くも滞在してしまいました。 その間に描きためたスケッチとメモを織り交ぜ、私が愛してやまない「ナーゴ」と彼らをご紹介します──
※公認HPより抜粋
こんな感じのカレンダー。 毎月一匹ずつ猫ちゃんのイラストを見られるわけですが、この猫ちゃんがまたそれぞれ個性豊かで可愛くて、もう私メロメロですよ〜☆ 愛くるしくも自由気ままな猫たちと、ナーゴという架空の国の風景が、繊細な優しいタッチでありありと描き出されているのです。 イラストレーターはモーリーあざみ野さん。 手書きの文字もとっても柔らかくて、毎日何度も眺めては和ませてもらってます♪ ちなみに、猫ちゃんたちにはちゃんと名前がついていて、年齢や毛色の種類なんかも載ってるんですよ。 その子の性格がよく分かるメモ書きも、とってもいい味を出してて。 もしどこかで見かけたら、試しにめくって見てください。 「私もナーゴに行きた〜いvv」 と、思わず悶えてしまうこと請け合いですよ。 カレンダーの他にも本が発売されてるようなので、気になった方はこちらをチェック☆
▼ナーゴ公認HP こちらからどうぞ!
またまた絵師さんからイラストをいただきました! ファンタジースキーさんに100のお題のひとつとして執筆した、『最初の冒険』の挿絵です。絵師・六花さんの力作ですよvv 人妖の姫御前・葛葉の麗姿、ぜひご覧になってみてください☆
■『最初の冒険』 挿絵は後編に飾ってあります
■サイト
ヒロインである葛葉の名前は、かの有名な陰陽師・安倍晴明の母親からもらいました。 ※安倍晴明は『葛の葉』という妖狐から生まれたとされているそうです。 狐つながりで、古代中国の傾国の美女・蘇妲己に匹敵する美貌、なんていう描写を入れちゃいました。ただの遊び心ですよ〜。 でもこの麗しい葛葉なら、妲己ちゃんと並べても決して過言ではないですよね! ああん絵師様ありがとうございます〜♪
もんのすごく直接的なタイトルですね(笑) いやもう、とにかくひたすらカユイのです。胸元から顔の下半分にかけて、原因不明のジンマシン(?)がぶわっと広がっていましてね、これがまた狂おしくカユイのですよ! 今週月曜に気付いて、様子を見てたんだけど、ちっともよくならなくて。むしろ範囲が広がってますがな! 平日に病院は行けないし、土曜日は予約でいっぱい状態だし。どうしましょ。 この1年、ときどきこうして謎の発疹に悩まされてます。内科や皮膚科では原因不明なんですよ。かといって、疲れやストレスで発疹ってできるものなの? 何はともあれ、カユイやら気になるやらお化粧がうまくできないやら、たまりません。お肌の凸凹を補正してくれる化粧下地を使ってるのに、頬から下がどえらいボコボコ……。くはっ。 経験からすると、治るのにかかる期間は一ヵ月前後。 早く治ってくれないと、普段から異様に浅い眠りがさらに浅くなっちゃうよ。 カユイのって冷やせば我慢できるかな?
2007年01月23日(火) |
視力<0.1同盟を結成できそう |
ふと見渡してみれば、周りはみんな目が悪い人ばかり。 同じ部署では眼鏡orコンタクトを使う人が大多数、父は老眼、母は乱視と近視。 私自身、裸眼視力は0.1以下。視力測定したって一番大きいマルすら見えるかどうか……なレベルです。 当然コンタクト(2週間使い捨て)を朝から寝る間際まで常用しているのですが、最近またまた視力が弱まってきたようなんですよ。 どうも左右で物の見え方が違うというか、物が見えづらいと感じるのです。 そう感じるということは、数値的にはもっとずっと近眼が進行しているのでしょう。 すでにかなり強い度のコンタクトを使ってるから、これ以上はあまり強くしたくないってお医者様は言ってたけど。 でも、どうにも視界全体に違和感が〜! 車の運転もするし、あんまりひどく気になるようだったら眼科に行かなくちゃですね。 眼鏡もあるにはあるけど、使い慣れないから、眼鏡で外出は避けたいところ。 賢そうに見えていかもしれないけどね(笑)
てか、昨日新しいコンタクトをおろしたばっかりなのに、今朝うっかり片方なくしちゃったよ〜。 ああ、もったいない。2週間使えるはずだったのに!
来月末、山梨に行こうと企てています。 しばらく行ってない甲府あたりもよかったけど、やっぱり富士山と河口湖がいいなってことになり、河口湖を挟んで富士山がよく見えるホテルに目星をつけたのです。 湖面に映った富士山、いわゆる逆さ富士が見られるとのこと。しかも温泉! えらく楽しみ♪ お天気がいいといいな。
2007年01月21日(日) |
怒声 ※愚痴系記事につき要注意 |
今日は母校の同窓会総会に出席して、そのあと某銀行相談役の講演会を拝聴してきました。 同じ職場の人が同窓会の役員をやってる関係で「まおちゃん今年も出席してね」って頼まれて行ったのですが、なんでしょうね、今年も荒れた総会でした……。 変わり者で有名なとある男性が、またしても本領を発揮してくれたわけなのですよ。 重箱の隅を突くようにして粗を探し、それをあげつらって、自分の満足いくような回答が返ってこないと声を荒げて大文句。 そんな怒鳴らなくたっていいのにね。 ていうか、何様? この人、いつも何かしらに対して腹を立てては怒鳴ることを繰り返すので、私、すごく苦手です。 以前なんか、名指しで「浜月って女がいるだろう、そいつを出せ!!」って職場に怒鳴り込まれたことがあるんですよ。私の電話応対が気に入らなかったみたいで。 私のケースだけじゃなく、昔から何度もあちこちで同じようなことを繰り返してるそうです。 この人の怒声がね、これまた寝不足の頭にガンガン響くんですよ。最後にはちょっと気分が悪くなってしまいました……。ふう。 なんだかぐったり疲れたね、って先輩と話しながら帰りました。
夜はイラスト描き。 絵師様がめちゃくちゃ美麗なイラストを描いてくださったせいか、触発されて意欲がわいたのです。 絵師様の力作はこちらのキャラプロフ絵を参照☆
連作短編『抹消屋・リオ』
……でも、途中でお絵描きの手をとめてしまいました。 怒鳴り声が頭の中で反響して、いつまでも消えてくれなくて。怖い。 なんでだか分からないけど、今、とても惨めな気持ちです。 寂しい……。 どうしたんだろう。やっぱり疲れてる?
明日からまた元気に頑張りますから、心配しないでくださいね。
日用品を買い出しに来た私と母。 めいめい買い物カゴを持ち、別々のレジで会計を済ませて、車の中で待ち合わせ。
「こんなん買ってきちゃった。食べる?」
と母がおもむろに袋から取り出したのは、キットカット(ミルクチョコ)2個。
「えっ、ちょっと待ってよ」
と私が慌てて袋から取り出したのは、キットカット(普通のチョコ)2個。
…………。
一瞬の沈黙のあと、二人して大爆笑ですよ。
「やだ、お母さんとやることが同じだよ〜」 「こっちの台詞だよ〜。だってなんとなく目についたから」 「だからって、そんな」 「でも食べるでしょ?」 「食べますとも」
二人して4個を平らげました(笑)
2007年01月19日(金) |
立ち止まるたびに足下が固まり、そして |
長編小説『WILL』を書こうと思っているのに、なぜか頭の中でお題小説のネタがゆらゆら揺れてます。 次なるお題は【宝物】。出演者は……連作短編小説『明星』のサブキャラ。 そうです、花珠の娘ティレニアの物語である【奇跡】と対になる続編です。 書きたいものを書く、must思考からは卒業すると決めたんだから、思い立ったが吉日で書き始めたいところなのですが……いかんせん【宝物】には悲しげな雰囲気が充満してるので、腰が引けているのもまた事実。 『WILL』のアリアがこちらを振り返って「準備はまだ?」とでも言いたげに見てることだし、お題小説はひとまず延期にしときますか。
それにしても本編を執筆するのはかなり久しぶり。前のシーンを書き終えたのがいつ頃だったか思い出せないくらいですよ(笑) 大まかなプロットは1年以上前に立ててあるんだし、あとは各キャラと個人面談しつつ、行き当たりばったりでGO〜☆ ――くらいの気持ちでいないと、悩みすぎてすぐ煮詰まっちゃうのは経験済み。 きちんと完結させることを目標に、自分なりに打ち込んでいけばそれでいい。
脚下照顧。
この四文字熟語は、高校時代の担任の先生が、私の卒業アルバムの寄せ書きに書いてくれたメッセージです。 足元を照らし見て、常に自分の土台と自分自身とを顧みる――省みる。 私にはぴったりの言葉。 背伸びしすぎず、足元をよく見て、ゆっくりでもいいから努力する、ってね。
2007年01月18日(木) |
お年玉つき年賀ハガキ |
マイミク・桜鏡さんからもらった年賀状が当たってました。切手シート。 今年は全滅かと思っただけに、ひときわ嬉しかったです♪ 桜鏡さん、これってお手紙の返事プリーズっていう念波!?(笑) 引き替えのときって、下のとこだけ切り取ってもいいのかな? ハガキ自体と交換だったら引き替えるのは諦めるけど。 ああ、でも、切り取るのもなんだか申し訳ないなぁ。 さてどうしましょう。
友達に贈る誕生日プレゼントができました。 手紙を書いたし、小説もつけたし、あとはラッピングして渡すだけ。 当日か翌日、ご飯に誘ったのでそのときにでも。 ちなみにこの詰め合せは、バスケットから中身まで全部私があちこちの雑貨屋さんから見つけてきたものです。
●ミニガーベラリング ●ミニチュアダックスのぬいぐるみ ●ミニ温泉バッグ ●ハンドタオル ●葉書ホルダー ●足らくらくパット ●水に浮く蓮キャンドル ●押し花コースター ●小物入れ ●タオルケーキ
イチオシはタオルケーキ。タオルがケーキそっくりにデコレートされてて可愛らしいのです♪ 喜んでくれるといいな。
今の私に必要なもの、それはたぶん心療内科の診察予約です。 自分の狭量さにげんなりするけど、見栄を張るにも限度ってものがあるから。 いよいよノイローゼ気味。 リフレッシュしなきゃね。凪ぎの海、凪ぎの海。
web友・キィさんから寒中お見舞いをいただきました!
にゃんだるま(いま命名しました)にマフラーを載せる少女と、彼女を優しく見つめる少年。 水彩の淡い色使いがほんわか優しくて、なんだか見ているだけで癒されるようなイラストですvv このイラストを題材に掌編小説が書けそうな気がするくらいですよ〜(>▽<)/ そしてもう一枚、誕生日のお祝いイラストを頂戴しました。こちらもまた独特の世界観を感じます♪
ちなみに左側の青年は、某なりきりゲーム小説の私の自キャラ・フェルンを意識して描いてくださったとのこと。 むしろフェルンより数段男前ですよ! 手に持っているのはトランプのカード。カッコいい〜♪ 女の子も可愛らしくて、ケーキがとっても美味しそうvv 残暑お見舞いのときも思いましたが、今回もキィさんのお人柄が伝わってくるあったかいイラストです! キィさん、いつも優しいお気遣いありがとうございます☆ 今度、報告書リンクしましょうね〜♪
今週の土曜日に誕生日を迎える友達がいるので、プレゼントを何にしようか思案中です。 この間とっても素敵な癒しグッズをもらっているし、私も彼女が元気になれるようなものを贈りたいな〜。 今夜あたり探しに行こうっと。 あと、おまけとして、短編小説をひとつつけようとも思っています。 この友達は私が小説を書くなんてことは知らないし、ましてやサイトやらmixiやら、web世界にどっぷり浸かっていることなど全く予想外だろうけど、なんとなく、ね。 知らないわりには、以前私に「ハリー・ポッターみたいな小説を書いてみて」とかご無体なことを言ってたから、案外大丈夫なんじゃないかな? おまけの小説は、日記に三行ずつ連載していた『三行小説』。ごく短いし、読後感がいいとかで読者様にも好評だったので♪ 記念に転載しておきます。
三行小説 ─巡りゆくもの─
☆ … ★ … ☆
「今夜は降るよ」
そう、と答える代わりに僕は目を閉じる。 まぶたの裏に、昼下がりの光がゆるりと染み通っていく。風は澄み、気の早い鶯(うぐいす)が鳴く。 雨の気配はまだない。固く身を閉ざした蕾(つぼみ)も思わず頬を緩めるような、うららかな午後だった。
「……もう行くの?」
伏せられた眼差し。 いつだって僕の答えを知っているのに、君はまた今年も訊く。 繰り返される問い掛け。ほのかに嬉しいのはなぜだろう。君の傍らを通り過ぎるだけの己が身を、こんなにも切なく思っているというのに。
互いに言葉を失い、立ち尽くす。沈黙。窓越しに視線が彷徨った。
「僕は行く」
はっきりと声を出した。半ば以上、自分に言い聞かせるために。 びくりと震えた気配を背後に感じた。 でも振り返れない。いま君の瞳を見てしまったら、きっと僕は……。
振り返る代わりに言葉を贈ろう。抱きしめる代わりに想いを綴ろう。 それが僕の幸せ。 君の隣に居続けることはできない。もう、行かなければ。 僕はそういうものとして定義されているから。巡る運命。来たるべき日が到来すれば、必ず去らねばならぬ定め。 もしも移ろわずにひとつ処に留まれば、僕は僕でなくなってしまう。
君を残して行くことに心配などない。僕が去れば、入れ替わりにあいつが来るから。 本当はもう、すぐそこまで来ているのだ。本当に、すぐそこまで。君も知っているはず。僕が発たないと、あいつが腰を降ろせないって。桜花は固い蕾のまま、陽光は弱々しいまま、吹き荒ぶ風が肌を刺す。そんな季節は、もう終わりを迎えなければならないんだ。 だから。
抗うのは無益なこと。 滞った流れからは悲話しか生まれない。
だから……もう行くよ。
ゆっくり振り返れば案の定、君の寂しげな表情が胸に痛い。 その痛みすら愛しく思えるなんて、きっと僕は途方もない幸せ者。こんなにも、君へと連なるひとつひとつが全て愛おしい。
憂いを帯びた沈黙が、不意に優しいものへと色を変えた。
「また……逢えるよね」
呟く君の声も、限りなく澄んで穏やかだった。返事はしない。 ひっそりと微笑むことで充分に伝わると、僕らは互いに知っている。答えはすでに約束されているのだから。
出逢いと別れ。そして再び巡る出逢い。 来年君のもとを訪れる僕は、もしかしたらこの僕とは違っているかもしれないけど、それでも必ずまた君に逢いにくるから。 僕は一定期間を超えては留まらない。でも再び巡って訪れる。こうして今年もやって来たように。 だから笑って言おう。
「じゃあ……また、ね」
風が舞った。 時は来た。 柔らかな頬にそっと触れると、君は眩しそうに目を細める。
……意識が拡散してしまう一瞬前、その表情を確認できたのが何よりも嬉しかった。
☆ … ★ … ☆
「……行ってしまったのね」
まばゆいものを見る眼差しで、娘は空を見上げた。
抜けるような蒼がどこまでも広がっている。いつの間にか梢の蕾は綻び始め、気紛れな突風に煽られては可憐な裾を翻す。鶯は高らかにさえずり、その鳴き声がどこまでも染みこんでいくような透明な空気が肌に快い。 本当に去ってしまったのだと確信せずにはいられなかった。
留まってほしいと思わないわけではない。 でも、相手の本質をねじ曲げてまでずっと共に在りたいと願うのは……すでに恋情ではなく支配欲だろう。 厳しさも、清浄さも、留まることのできない定めさえも、全てひっくるめて彼を愛したのだから──彼が去った後の胸の痛みすら丸ごと慕わしく、そして誇らしい。
空に浮かぶ綿雲。遠くなだらかな稜線に沿って、緑の気配がゆったりと渡っていく。
自分でも不思議なほど、暖かな想いが身体中に満ちていた。 彼と再び逢える翌年、自分は一体どんなふうに変わっているのだろうか。 あまり変わらないだろうか。どちらでもかまわない、という気がする。 次に彼を前にする時も、たぶんなんの屈託もなく笑って、抱きしめて、見つめて……。
時間は経っても心に隔たりはないと、そう信じている。 「また逢えてよかった」なんて、きっと言うまでもない。
伝えたいのはただ一言。 紡ぐべきはたった一言。
季節が巡り、再びまた逢えたら……心から告げよう。 今はもうここにいないあなたへ。
「おかえり」
逢えない日々を愛おしみながら、いつかそう言える日を待ち望んでいる――
END
もし『WILL』のキリエ陛下が、「緊張が続くジュムール皇国との関係改善のために、大皇帝の血縁者を公婿に迎える」と言ったら。
もし『異端者たちの夜想曲』の雪が、「血生臭い世界からは足を洗って、ヒイラギと二人で静かに暮らしたい」と呟いたら。
もし『明星』のルシファーが、「天人王に即位するのはイヤ! 好きな人のところにお嫁に行くっ!!」と言い出したら。
物語は今と全く違う方向へと転がっていくんだろうなぁ……と妄想してました。 キャラクターたちにはそれぞれ背負ったものや性格やらがあるから、突拍子もないことを書き手が無理矢理言わせることはできないけれども、いずれ上のような言葉を口にする日が来ないとも言い切れません。 状況によっては、あるいは、ありえるかもしれない展開。 可能性なんて物凄くたくさんあるんですよね。物語の中にも、自分たちの実生活にも。 状況やら考えやらによって次第に選択肢が狭まっていって、他の人の道と絡まったりしながら『いま現在』に収束している。ここから先の可能性は同じく無数にあって…… むう、うまく言えないけど。 無数の可能性の中から必然的に掬い上げられたもの、周囲の人のそれらが幾つも絡み合って大きなうねりになる。 一人の心変わりが何人もの人に影響を与えるのは、結局そういうことなのかな、と。そんなことを思いました。 一本調子な予定調和じゃなくて、そういう生き物的な小説を書きたいな。
うまく伝えることができなくて、もどかしい。 そんな経験はきっと誰にだってあるでしょう。 私は特に自分の考えや気持ちを言葉にして伝えることが苦手で、コミュニケーションが下手な人に分類されると思います。 誰かに何か伝えたいことがあるときはものすごく気力を使うのです。 そうやって頑張って伝えたのに、受け入れてもらえなかったり、うるさがられたりしたら……もういい、もう何も言うもんかって思ってしまう自分がいる。 でも、それじゃいけないよね。 感情的になったら、言葉の根底にあるものが余計に伝わりにくくなる。 精神状態を凪ぎの海に戻さなくちゃ。 晴れ渡り、穏やかに凪いだ、あの太平洋のような。 別の人間なんだから、意志疎通の努力を怠ったらいけないよね。大切な相手なら、なおさらのこと。
一晩経って、ようやく反省するところまでこぎ着けました。
2007年01月12日(金) |
My Birthday☆ |
本日は私の誕生日。 おかげさまで無事にまたひとつ歳を重ねることができました。 自分の誕生日というものは、周囲の人たちへの感謝の気持ちを新たにする日だと思っています。 生んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう。 仲良くしてくれて、私という存在を覚えていてくれて、関わりを持ち続けてくれて、本当にどうもありがとう。 人は1人では生きられないということを体感できる日。 深夜、彼氏殿が一番にメールをくれました。 バイトが終わった直後かな。“末永くこれからもよろしく”の一文が嬉しかったなぁ。 朝、高校時代の友達からのメール。リラックマのお祝いデコメが可愛らしくて、嬉しくて。高校以来、欠かさずおめでとうと言い合っているのですが、今後もずっと言い続けるに違いありませんvv 職場の先輩も「俺より一回りも下かよ!」「おめでと、コーヒーとお菓子あげるね」と声をかけてくれました。思ってもみなかったので喜び倍増ですよ〜。 web友さんたちにもおめでとうメールをいただきました。みんな、ありがとー♪ 自宅ではケーキを用意してくれるそうです(笑) 夜には職場のおっちゃん2人と飲みに行く予定だったのですが、都合が悪くなったのでキャンセル。てなわけで直帰しますよ〜♪ 実年齢に見合った精神年齢に成長すべく、日々頑張るであります。 って、毎年言ってるねコレ。
同期連中との飲み会でした。 年齢にばらつきはあっても同じ年度に採用された仲間ということで、年に数回は集まるのです。今回は新年会。 先輩が1人飛び込みで同席して、合計6人で楽しく飲み食いしてきました♪ 配属された部署が違うと同じ建物の中にいてもなかなか顔を合わせないから、久しぶりに色々話せて楽しかったですよ。 次回は同じ学年の人を集めて同級生会をやろうって話になりました。 ちなみに私の年度は、ぱっと思いついたのは5人程度。ぶっちゃけあまり面識がなくてろくに話したこともないので(爆)、実現したら新しい飲み仲間ができて嬉しいな。 こういうのってすごく苦手なんだけど、たまにはいいですよね。ストレス解消になるし♪
次長に誉められました♪ いやもう、どうするのさコレ〜って年末から心配してた案件なだけに、嬉しさもひとしおです。 ことの発端は暮れのおし迫ったある日。職場に1通の封書が届きました。 郵便物を開封して部署内の各係へ振り分けるという庶務を兼務している私が、最初にそれを見たのです。 差出人は近隣の町にある某看護系短大。内容は、「今度うちの学校を短大から大学にしようと思ってるんだけど、もちろん賛同してくれるよね? 賛成なら文部科学大臣へ要望書を提出してちょうだいな。年明けにお願いに行くからネ☆」というもの。 私はそれを上司に見せ、訊ねました。これって担当課はどこになるんでしょう? 地域振興ってことで企画? それとも看護関係だから健康管理課? あるいは大学関連で学園のまちづくり推進室? 意表を突いて教育委員会? 答えはどれもNO。みんな首を傾げて「別にうちの仕事じゃないよ」って言うのです。 別に押しつけ合ってるわけじゃないんだけども。 各課の管轄を明確にして、担当課でしかるべき対応をする──これが案件処理の基本なので、「じゃあ私ちょっと手が空いてるからやりますよ」ではダメなのです。外部どころか内部の人も混乱するし、ケースによって(あるいは対応した職員によって)処理に差が出てしまっては、公正性を損ないかねないからね。 とはいえ、これといって関係する課の見当たらない案件も実際にはあるわけで。 その短大の理事長さんが市長に面会するために市長の予定を押さえることと、大学化に賛成か反対かの市長の意向を確認すること、これはうちの担当業務になると思われるので、すんなりできたのですが……じゃあその依頼の文書を受け付けて、大臣への要望書の案を作って起案するのは、一体どこの課の誰がやるの?
「浜月さん、よろしくネッ☆」
すったもんだの挙げ句、室長の軽い一言で決着がついたのでした。 私が所属する部署は、こういう引き取り手の見つからない仕事を最終的に持ち込まれがちなところなのですが、今回もその例に漏れませんでしたよぅ。 さんざんたらい回しにされ、こね回されて、昨日の定時すぎに私の机の上に戻ってきちゃったというわけです。 短大の理事長さんが面会に来るのは明日。つまり今日中に要望書の案を作成しなければならない、と。 ええ、頑張りましたとも! やったことのないタイプの仕事だし、雛型があるようでないから手間取りましたけどね。 高齢者人口の増大から始まって、社会の時事情勢、看護専門職員の育成の必要性、医療需要の多様化、期待の増大、その短大の教育方針の特色、大学化への賛意などなど、大した文章量じゃないのにこれがまたうまいことまとまらなくて苦労しました。 でも、唸りながらなんとか仕上げて次長に見てもらったら即OK。頑張った甲斐がありました! 明日また室長にも見てもらって、面会の前に市長に案として渡しておけば大丈夫やね。 ふう。面倒なお仕事ひとつクリアですー♪ これでようやく自分の仕事に戻れるのでほっとしました。年末にサービス出勤してある程度片づけたのに、10日にしてもう業務時間内でこなしきれないのが4つも5つも溜まってますよ。とほほ。 明日も大忙しの予定です。 ゆとりを持って、落ち着いて、頑張ってきますね!
BEFORE CRISIS FINAL FANTASY7の略。 これはかの有名なFF7から派生したゲームで、本編より6年前が舞台になっています。 プレイヤーは、神羅カンパニー総務部調査課(通称タークス)の新人となってミッションをこなす、という形式。 特筆すべきは携帯用のアプリゲームであることでしょうか。 私もFOMAに機種変更してようやくPLAYできるようになりました。ちまちまと未だに第5章をうろついてます。 携帯ゲームだけあって、それなりの仕様になってますよ〜。 魔法を使うために必要となる“マテリア”を、カメラで撮った画像から作成するのです。 マテリア作成を選択→カメラ起動・撮影→マテリア完成、という流れ。画像によって出来上がるマテリアが違ってくるんで、強いマテリアを作るにはどうしたらいいのやら悪戦苦闘中。 主人公は何人かから選べるんで、私は短銃使いの金髪女性にしました。丁寧な言葉遣いの真面目な子です。名前はエルザ。 戦闘時には決定ボタンを長押ししてるだけで大変楽です。体力が減ったときだけ魔法を発動。他プレイヤーに援護してもらうのもできるのです。 エルザはまだレベルが15くらいなんで、おっかなびっくり進め中。 どなたかPLAYされてる方いらっしゃいましたら、ぜひ話を振ってやってくださいね。
思い立ったが吉日──ならぬ思い出したが吉日。今日はサイトのコンテンツを少し触りました。 とあるweb友さんがご自身の日記に「サイトいじり中」と書いてたのを見て、そういや前からやりたいと思ってたことがあったんだった!! と。 あとでまとめてやろうとか考えてると、そのまま紛れて忘れちゃうんですよね。いかんいかん。
そんなわけで【うららか雑記帳】にweb拍手メッセージのお返事コーナーを作成。 今までお返事はこの日記に書いてたけど、ここってブログと違って1日にひとつしか記事を作成できないため、あんまりダラダラ本文が長いのってどうかなぁと思ったからです。 サイトトップにいるweb拍手アイコンのアリアの隣に【Re:】というコンテンツを作ろうとするも、携帯からアクセスしたときに見づらくなるのであっさり却下。 今後【うららか雑記帳】は日記と拍手レスのページになります。 皆さん、よかったらお気軽にぱちぱちしてね〜♪
次は【長編小説】コンテンツ。 『WILL』と『異端者たちの夜想曲』の番外編、今までは短編小説コンテンツの中にある【秘蔵抄録】に置いていたのですが、どうせなら本編と番外編を一緒にまとめたほうがよかろうと思い、整頓しました。 うん、すっきり。水面下ではリンクが入り乱れて怖ろしいことになっていますが、水面の下のことなので気にしない(笑)
それから【短編小説】の書き下ろし等。 しばらく前になりますが、某web友さんからいただいたイラストを挿絵として飾らせていただきました。 素晴らしくイメージぴったりなので、ぜひぜひご覧になってみてくださいな。 うーん。web拍手用のイラストを描いてもらって以来、絵師さんにうちの子たちを描いていただきたい熱が急上昇してますね。 実はすでに何件か依頼済みだったりしますし。ぐふふ。 こっそり欲張りを言うと、お題小説として書いた二次創作の掌編にイラストをつけてもらえたらいいなぁとか企んでます。 でもね、版権もののイラストを引き受けてくれる絵師さんがなかなか見つからなくて。残念。 どなたか三国無双のイラストを描いてくださいー!
話が逸れました。 更新は以上です。新作をupしたわけでもないので更新通知用マガの配信はしません。 ではでは、おやすみなさい。
2007年01月07日(日) |
歴史テイスト映画を観よう |
最近久しく映画を観ていないです。 最後に観たのは7月かな。クサナギ君主演の『日本沈没』。 賛否両論あったし、確かに粗も見えなくはないのだけれど、直球勝負といった迫力で私は感動しましたよ。役者さんの素材の味を活かしたキャスティングだし、迫力満点の映像もイチオシです。展開も日本人好みなんじゃないでしょうか。
で、最近気になっている作品は『マリー・アントワネット』と『蒼き狼/地果て海尽きるまで』。 どちらも歴史上の人物を題材にしていますが、雰囲気は全く違うだろうから楽しめそう♪ 『蒼き狼』はチンギス・ハーンのお話ですね。モンゴル政府全面協力で撮影が行われたとか。これは期待できそうですよ! ついでに、作中に出てくる生活様式や小物とかを創作活動の肥やしにできるかもしれないし、ぜひ観に行きたいと思います♪ 地元に映画館がないから、買い物とドライブがてら出掛けようっと。
懸念してたとおり、朝から冷たい雨が降りしきってました。 でも言われてたほどの豪雨ではなくて、なるようになれ!と家を飛び出した私。 途中で電車がとまることもなく辿り着きましたよ。 寒いけど! 昼間じゅう降っていた雨は今はもうやんで、月が顔を出しています。冬の月って寂しげで格別に綺麗だね。 こんな夜は執筆や構想に打ってつけです。 『WILL』の続きをどう書き出そうか悩んでいたけど、今夜ならいい切り口が見つかるかも。 待っててね、アリア。私は必ず扉を開け放ってみせるから。
室長「明日の夜、なんかすごい雨が降るらしいぞ」 次長「そうみたいですねぇ。気象図の予報でも大雨。おいおい、3連休だってのにこりゃまた第四配備で招集かぁ?」 係長「あーっ、まおちゃんがどっか出かけるんでしょう。違う? 雨女だもんね」 私「……のこのこ出かける予定なんスけど!(泣)」
またかよ!! と言いたいのは私のほうです。 出かけるっていうと高確率で悪天候だから嫌になっちゃう。 修学旅行は雨でグループ行動中止、夏の北海道では冷たい霧雨に降られ、青森では秋雨にさらされ、仙台ではドカ雪、スタッフとして参加したイベントは梅雨にあるまじき豪雨……。 なんででしょうか。腑に落ちないわ。 んもう、たまには気持ちよく晴れてくれたっていいのに〜!
ただ天気が悪いだけならまだしも、豪雨がひどくなって緊急招集がかかるような事態になると困るな。 といっても「明日から自宅にいません」って言ってきちゃったけどさ。 うーうーうー。 明日はね、朝から野を越え山を越え彼氏殿のところへ遊びに行くのですよ。電車を乗り継いで片道5時間。 つまり、呼ばれたとしても、辿り着く頃には雨雲も去ってしまうわけで。 どうか大事にならずに過ぎてくれますようにっ!!
気合いを入れていつもより少しだけ早く出勤しました。 そしたらもうすでに室長が席についていて、「浜月さんコレあげる〜」とキーホルダーをくれたのです。 イノシシのキーホルダー。ごくスタンダードな干支のやつなんですが、よく見ると紐の部分は手作りです。 室長いわく「うちの母ちゃんが作ったんだよ」とのこと。 室長の奥さんは手芸の先生。室長は奥さんの作品を机に飾ってたりする愛妻家(恐妻家?)なんですよ〜。 ありがたく頂戴しました。白いイノシシとピンクの飾り紐。可愛い♪ 車のキーケースにちょうどいいサイズ。さっそくつけました。 小さな鈴がころころと鳴って、私の気持ちを和ませてくれます。 奥さんとはまだお会いしたことはないけど、機会があったら直接お礼を言いたいな。 一昨日お詣りに行く途中に歩道橋で何段か滑り落ちたこととか、そのせいで腰のあたりが痛いこととか、残業は1時間以内が目標だったのに初日からアウトだったこととか……その他諸々の幸先悪い感じを柔らかく拭ってくれましたから。 白イノシシちゃん、今年1年一緒に頑張ろうね。
No.22『日常風景』
ファンタジースキーさんに100のお題、大晦日にupした22個目の短編です。 いつもおせわになっているweb友さんに『劉備と孫尚香』というリクエストをしていただいて執筆しました。 この二人は三国志に登場する主要人物たちなのですが、性格や外見イメージなどはコーエーさんのPS2ソフト『真三国無双』シリーズを参考にしています。 執筆中さんざん「今度の新作は二次創作!」って言ってたから、無双のお話だろうって予測していた方もいらっしゃるかもしれませんね。私が書く二次創作といったらコレくらいだから。 お題小説として書くのは今作で3つめ。No.11『称号』、No.17『まったく…』以来です。 とはいえ“尚香の侍女”というオリジナル視点、しかも一人称で書いたものですから、なにやら多少勝手が違う感じがしました。 どう違うかというと、書きやすい!! 名だたる武将やら、その妻やら、特殊な地位や立場にいる人の心情を推し量って書くのもやりがいがあるのですが、そういう歴史に名の残る重要人物を間近に見ていた一般人の目線のほうが、よりいっそうその人たちに寄り添った書き方ができるような感じがするんですよね。なんとなくだけど。 書いてる途中で仕事が激烈に忙しくなってブランクができてしまいましたが、いざ集中してPCに向かったら一晩で仕上がりました! 尚香と趙雲に劉備が声をかけるあたりからラストまで、一夜漬けですよ(笑) 侍女の明ちゃんの原案は、輿入れ後、薙刀を持って尚香の寝室の前に控えていたという侍女衆から。 そりゃ薙刀も持ち出すよね。自分が仕えている年若い公主が、政情的に気を許せない男に嫁がされちゃうんだもんね。 これって一般的には尚香の武張った性格を表すエピソードなんだろうけど、侍女に強く慕われていた尚香の姿も同時に読みとれませんか? そんなわけで明ちゃんという侍女が誕生したのでした。 ちなみに彼女の名前は、リクエストをしてくれたweb友さん=たいやきさんが考えてくださいました♪ ラストシーンはわりと自分で気に入ってます。入蜀前はこうして三兄弟が揃ってて、お互いに近くで支え合ってたんだろうなぁ。しんみり。
初日の出と初詣は済ませたし、甥っ子たちと妹にお年玉をあげたし、さて今日は何をしようかなぁとベッドの中で猫と一緒にまどろんでいたら、母が乱入してきてカーテンを開け放ち、掛け布団をはがしてきました。 なに、追いはぎ!? ぎゃあ寒っ! 寒いです母上!!
「成田山に行こうよ。早く支度して!」
前半は勧誘ですが後半は命令形。 そうか行くのか、と思考停止のまま身支度をして、車に乗り込み両親とお詣りに行ってきました。 成田山新勝寺といえばこの辺りでは川崎大師と並んで有名な初詣スポット。まして今日は2日、さぞ混雑しているだろうと思いきや、意外にそれほどでもありませんでしたねぇ。 たいして待たずに最前列でお賽銭を入れられたし。 簡易版じゃないほうのおみくじには大行列ができてましたが。 手を合わせてお願いしてきたのは、周りの人が健康で幸せであるように、今年1年も頑張れますように、ということ。 毎年同じことを神様仏様にお願いしています。 それから売り場で交通安全のお守りを買って、去年のお守りをお納めして。おみやげを買って。 そうそう、おみくじは簡易版を引いてきました。 立派なくじ箱を振って、出てきた棒に従ってお寺の人が棚からおみくじを手渡してくれる本格的なやつじゃなくて、自分で手を突っ込んでやるやつです。 単に簡易版のほうが空いてたからっていうのもあるけど、ほら、自分の運勢は自分で掴み取るってことで(笑) 結果は吉。
“立身出世をする運勢である。たとえば山に登るように、努力や根気に応じて高い所まで到達できる。苦しくとも怠らずに続けていくことが大事”
慶事──後になって十分ある。 病気──長引いても必ず全快する。 失物──すぐには見つからない。 訴訟──急には勝てない。じっくり進めればよい。 待人──遅くなるが来る。 商売──売り買いは見合わせたほうがよい。 住居──新築・転居はよい。 縁談──めでたくまとまる。 旅行──快適に運ぶ。 学問──途中で止めないことが大切。基礎固めの努力が後に活きる。 恋愛──もう少しの辛抱。あせらないこと。
まずまずよさそうな感じ! やっぱり地道に足下からコツコツと、ですよね。うんうん。 なんだか元気が出てきましたよ〜♪ 一緒に引いた母も旅行が吉と出たので、これはもう一緒にどっか行くしかないね、と(笑) 2月の連休あたり、どこかに行けたらいいなぁ。 温泉があって、車以外の交通手段で楽に行けるところ。探してみようっと。 大河ドラマも始まることだし“信玄の隠し湯”ということで山梨近辺に行けるかな?
買い込んできた米屋の羊羹は、夕食の後みんなで食べるのです。 のんびりお正月。幸せだなぁ。
2007年01月01日(月) |
来る年・2007年亥年 |
*謹賀新年
あけましておめでとうございます! ご無沙汰しておりました、浜月まおです。 長いことこの日記をお休みしてしまってごめんなさい。 皆さんにはたくさんご心配をおかけしましたが、mixi内でのリハビリを経て、このたび復帰することができました。 これからなるべくこまめに書いていきたいと思いますので、以前と変わらずお付き合いいただけると嬉しいです☆
2007年の抱負は【何事もゆとりを持って取り組む】に決めました。 計画的に、意識的に、前もって準備をして行うように心がけるのです。そうすれば多少のアクシデントにも対応できるし、何より周囲に対する配慮を忘れずにいられると思うので。 自分のペースで、落ち着いて日々を過ごす。これって当たり前のようでいて実はけっこう難しいことです。 それから情緒面も同じ。ゆとりがないとすぐに急ブレーキがかかってしまったり、空ふかしをしちゃったりしまいがちですよね。 だから、いつでもできるだけニュートラルに。ゆとりを持って。 2007年はそんなふうにして頑張っていこうと思います。
執筆に関しては、長編小説『WILL』に腰を据えていきます。 ときどき気分転換にお題小説やその他を書いたりするだろうけど、基本的には『WILL』メイン。つまりメルマガ配信に重点を置くつもりです。 ずっと本編が滞って、言い訳のしようがないくらいお待たせしてばかりだったから、そのぶんせめて少しでも良いものをお届けできるように気合いを入れるのです! 私自身が執筆と構想とキャラたちとの触れあいを楽しんで、できあがった小説を皆さんも一緒に楽しんでくれれば……それって最高に嬉しいことなんですよね。 小説を書くのが好きだから、書く。 その原点を見失わないように、しっかりと胸に押し抱いて。 今年も頑張っていきたいと思います。 皆様、どうぞよろしくお願いいたしますね☆
*初日の出
遥かに広がる太平洋上、厚い雲間を引き裂いて燦然と輝く黄金の日輪──というようにはいきませんでした。 べったり曇り。残念! 海岸沿いにわらわらと集まって朝陽をしつこく待ち続ける人々を尻目に、ウエットスーツに身を包んだサーファーさんたちは泰然と初波乗りに繰り出していきました……。
その後は友達たちとファミレスで朝食を摂って、いろいろとお互いの話をして。 実のところ、清々しく新年を迎えたとは言い難かった私の胸の内。 不思議なことに、ほんの1時間くらい他愛のないお喋りをしただけで、胸中にたれ込めていた暗雲が隅っこに流れ去っていきました。 みんなといると元気が出るよ。本当にありがとう。 普段はそれほどこまめにやりとりをしているわけじゃないんだけど、やっぱり高校・大学時代の友達って特別。大好きな仲間です。 みんなそれぞれ頑張ってて、人に要求するより先に自分が動いて、変わろうとして。穏やかで、でも芯が通っていて。 私も頑張ろう、と思いました。 決して気負うわけではなくて、自然な気分でそう思えるようになったのは、私の中ではすごく価値のあることです。 この1年を、1ヶ月を、1日をどう過ごすか。 それは全て自分次第なのだから、精一杯やりたいな。
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