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- 2004年11月08日(月) |
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- 最新オススメ曲オムニバスCD作成。 |
ハラタイチ・2004年10月末現在セレクション シングルオムニバスCDに入っている19曲を一挙紹介! ハラは、度々最新シングルや、気になる曲などを集めてオムニバスCDを創っております。 これをクルマのCDチェンジャーの中に入れて聞いているわけです。 10月末に創ったオムニバスCDに入れた曲のラインナップを、一言説明付きでご紹介します。 ************************************************* 1.『ベステンダンク』/高野寛 10年以上も前のヒットチューン。最近FMで耳にして、あまりの懐かしさに入れてみました。 トッド・ラングレン・プロデュースの音が、耳に刺激的でインパクトがあり、1曲めとしました。 2.『サンライズ』/BENNIE K 今回の超イチオシ!!耳の記憶を頼りに探し続けてやっと曲&歌手名を割り出しました。絶対イイ! 大好きな矢井田瞳のアップナンバー「my sweet darlin’」のようなノリに似ていて、 たまにラップが絡む感じ。そのラップもカッコイイ。超オススメ!聞くと絶対元気が出るナンバー! 3.『心』/東京事変 椎名林檎バンド「東京事変」第二弾シングル『遭難』の3曲目。『遭難』の3曲の中ではこれが一番! 昔の『青空』や『すべりだい』的な優しい曲調で、その中に刹那な林檎嬢の言葉がしたためられている。 《「心」って要は何なの?大人になってしまったのに、まだよく分からない恥ずかしい自分…だけど、 そういう自分を意識し、しっかり受け止めて、前を向いて生きていくんだ…》という歌詞。ちなみに、 歌詞の後半に、荒川沿いにある浦和の「秋ヶ瀬公園」が出て来る。何度か行った事ある公園なのだが、 何故「秋が瀬」なのか?最近の彼女はよくそこに行くのか、たまたま選んだのか?う〜ん知りたい! 4.『Re:Re:』/ASIAN KUNGーFU GENERATION 来るぞ来るぞと去年から云われ続けて、やっとブレイクしたアジカンです。 オリコン初登場1位アルバム「ソルファ」の8曲目。脳髄を刺激してくれます。 5.『思いが かさなる その前に…』/平井堅 最近スローバラードを続けてますね。やっぱ俺はこの路線かな?と思ったんでしょうか。純愛ブームに 上手いこと乗っている感じです。堅チャンは、詩が云々というより耳に残るメロディ創りがうまいね。 6.『君がくれた日』/ナチュラルハイ イチオシユニット。ユウのボーカルもカオルコのピアノも絶品です。これはシングル4枚目。 是非、デビュー曲「LIFE」から、カップリング曲も含めて全部のシングル聞いてみるべし。 この「君がくれた日」のタイトル曲も含めて、他の2曲もいい!あいかわらずセツナイです。 7.『虹の都へ』/高野寛 高野寛をブレイクさせた曲がこれ。「ベステンダンク」同様によかったので入れてみました。 8.『ダイナマイト』/東京事変 「遭難」の2曲目。俺はよく知らないが、どっかの英語曲のカバー。(多分有名なんだろう) 林檎嬢が久々に巻舌かましているナイスな英語ボーカルです。 9.『Blessing 祝福』/平原綾香 平原綾香のボーカルはなんでこんなに荘厳さを醸し出すのだろうか。低音域から高音域まで、 圧倒的される歌唱力が、メロディと合わせて曲の壮大な世界観を創っています。 10.『Saturday In The Park』/Chicago シカゴのすごい昔の曲なんですけど、何故か知らんが結構FMで流れてくるんですよ。 あまりに聴覚にインプットされてしまったので、我慢しきれず今回入れてみました。 11.『虚言』/ナチュラルハイ 「君がくれた日」の3曲目。カオルコのピアノが、怪しくドロドロとした愛を演出しています。 12.『振動覚』/ASIAN KUNGーFU GENERATION アルバム「ソルファ」の1曲目。出だしからブチかましてくれます。 13.『遭難』/東京事変 2ndシングルのタイトルチューン。昔っぽい怪しげなメロディで、これもイイっすよ! 14.『黄昏サラウンド』/RIP SLYME リップスライムはどうもボーカルが下手な気がするんだけど、この曲はメロディとリズムが良い。 休日のさわやかな昼下がりな雰囲気があります。とにかくサビだけ繰り返したい感じ。 15.『GIRL TALK』/安室奈美恵 とりあえず入れてみた。いいんだけど、結構音をいじられててリズムベースの曲で、 久々にアムロのボーカルをしっかり聞いてみたかったと思ってしまった。 16.『涙のあと』/CHEMISTRY シングル「Long Long Way」のカップリング曲。タイトル曲よりこっちのほうがいい。 17.『ふたりのカタチ』/ナチュラルハイ 「君がくれた日」の2曲目。ユウの切ないボーカルを堪能できます。ナチュラルハイのシングルは 必ず3曲入っていて、ユウのボーカルを活かしたスローバラード、カオルコのピアノを際立たせた アップチューン、そしてその二つがバランスとれたタイトルチューンとなっている。必聴! 18.『24時』/ASIAN KUNGーFU GENERATION アルバム「ソルファ」の9曲目。曲の冒頭がかっこいいです。 19.『育つ雑草』/鬼束ちひろ 久々のシングルなんで入れてみました。ヘビーなアップナンバーです。 やはり、もう少し鬼束独特の世界観ある曲の方がいいかな〜。 ************************************************* 以上19曲でした。面白いでしょ。 よく見ると、東京事変3曲(最新シングル「遭難」収録の3曲全て)、アジカン3曲(最新アルバム「ソルファ」 より3曲)、ナチュラルハイ3曲(最新シングル「君がくれた日」収録の3曲全て)、高野寛2曲・・・ と、4アーチストで11曲を占めておりました。 今回の最もオススメはと云われれば、圧倒的に「サンライズ/BENNIE K」でしょう。この曲なんか、 もっとブレイクしていいんですけどね〜。オリコン最高位10位でそのまま下がりぎみらしいです。 あとは、東京事変の「心」。これいいですよ。この前の「群青日和」と合わせて、昔の林檎嬢が戻って来た! と感じさせる曲です。ナチュラルハイなど上記に挙げたアーチストは、アーチストそのものがオススメです。 ハラのオムニバスは、ブランニューがコンセプトのようでそうでも無いんです。 最新コレクションなのに何であの人がいないの?とかあるんですけど、要するにグッド&ニューがコンセプト。 その時聞きたいっ!って曲はいつでも刺激をくれる曲なのです。 新しい音は常に刺激的だけど、昔の知らない曲だって初めて聞けば刺激的ですし、 忘れていた名曲がFMや街中のショップでかかったりすれば、初めて聞いたような新しい刺激があるわけです。 定期的にそれを集め回ってオムニバスにするのは、趣味の一つになってますね。 耳にのこった音だけを頼りに、名前の知らない曲をゲットするまでの過程は愉しいものがあります。 流行ってないだけで聞いてみると絶品な曲ってあるんです。そういう曲を見つけた時はとても嬉しい限り。 去年、アジカンやナチュラルハイ、RieーfuやMizを見つけた時は、宝物を発見した気分でした。 さて、まだ発売が先で、このオムニバスに入れる事が出来なかったんですが、 この後入れたい注目アーチストとしては、Yoshikaです。 11/17に、mーfroとコラボしたバラード曲が出ますので要チェックでっす。 0 4 1 1 0 8 t a i c h i ... |
- 2004年11月03日(水) |
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- 犬エッセイ《ダックス・イン・ザ・パーク》―6―「虐待」 |
========================================== ダックス・イン・ザ・パーク DACHS IN THE PARK ハラタイチ 書き下ろしロングエッセイ―その6― ========================================== 別名「犬バカ日誌6」。 6 (1を読んでいない方へ。 注…「お嬢」=「彼の愛犬であるメスのミニチュアダックス」) グレーのニットと黒いジーンズの女の子が彼の後ろにいた。芝生の上を擦り寄って来たお嬢を 笑顔いっぱいで抱きかかえながら、彼に話しかけた。 ****************************************** 【本日9人め】Jさん(女性/24歳) 「後ろで見ていて、何か小さいのが草むらの中でもそもそしてると思ったら…小さいですね!」 大屋根からここまで歩いてくる間、誰も視線を向けて来なかった理由が彼には分かった。 お嬢が小さ過ぎて伸び過ぎた秋の芝生に隠れて、周りの人に見えなかったからだった。 「もうワクチンは終わったんですか?」 「ええ、この前終わりました。もう五ヶ月なんですけどね」 「え!五ヶ月なんですか?小さ〜い!いいですね〜かわい〜。それに元気ですね〜ははっ」 お嬢が、壁をのぼるゴキブリのような素早さで、Jさんの腕から胸へ這い上がろうとして、 バランスをくずし、背中から芝生の上に落ちたところであった。 そのお嬢のじゃじゃ馬ぶりに笑顔を見せるJさんであったが、彼はその笑顔の眼の中に、 どことなく刹那的な曇りを感じ取った。彼はJさんに聞いてみた。 「犬は飼ってるんですか?」 「ん〜、一年前までは飼ってました、ダックスを…」 「へ〜そうなんですか。え、今は…」 「ええ、亡くなったんです。…保健所から譲ってもらったダックスだったんですけど、 もう身体が弱っていて、三歳で…」 彼女が飼っていたダックスは、前の飼い主が虐待同様に育てた上に捨てられた犬であった。 それを彼女がもらって来て懸命に看護をしながら育てたのだが、精神的なダメージが大きく、 亡くなる二、三週間前までJさんには心を開かず、ずっとケージの中で丸まっていたという。 食事も殆ど食べず内臓も弱っていたため衰弱して、あばらが見えていて、元々所々にあった 脱毛部位が全身に広がっていったらしい。ある日、初めてJさんと眼を合わせて、足を震わせ ながら近付いて来て、彼女は泣きながら抱きしめたとの事。その二週間後、静かに横になった まま、Jさんのダックスは老犬のように息を引き取ったという話であった。 ****************************************** 都内にある国際的に有名な某繁華街に、知る人の間で「虐待ペットショップ」と呼ばれている ペット屋がある。彼はその店の話を聞いた時の事を思い出していた。 その店は雑居ビルのワンフロアを占めていて、店内は不衛生極まりない劣悪な空間とのこと。 南から西側にかけての壁は天井いっぱいのガラスサッシュとなっており、ペット達はケージに 入れられて、そのガラス面に沿って積み上げられていると云う。店の主要顧客は、繁華街で 夜働いている人々やその街で深夜に遊びに来るお客がメインであるため、夜から店を開けて、 早朝まで営業しているのである。 これまでの話で、勘がいい犬好きの方はお気付きだと思われる。 この店のペットは、ゆっくり安眠する時間が全くないのである。昼間はガラス面から日光に 照らされるため、ガラス際に置かれたペット達にとっては光度や室温ともに高く、とても 安眠出来る状況には無い。そして夕方のきつい西日に晒された後、太陽が沈んでからの涼しい 時間から営業が始まるのだ。室内照明で照らされた上に、他のペットは鳴きわめいて騒がしく、 これまたゆっくり寝ていられない。強いて云えば午前中だが、いずれにしても営業時間外は 空調が止められているので、空気環境は劣悪である。世話も全く行き届いていないと云う。 ****************************************** お察しの通り、こうしたペットショップをどんな連中が営んでいるかと云うと、裏のその筋の 人達だそうだ。お客もまたそういう筋の方々であるとの事。一体どんな育てられ方をすると いうのか。本当に大事に育てたいと思う人は、間違いなくこういう店では買わない。ぬいぐるみ を欲しがるのと同様の感覚で買っていく人達なのではないかと、彼は想像せざるを得ない。 一時の慰めだけで、もしくは単なる「かわい〜」という衝動だけで買われたペット達は、 その後どうなるのであろうか。ペットの世話はとても厳しい。特に小さい頃は、このお嬢の ように云う事も聞かず、トイレも思うようにはせず、非常にストレスもたまる営みなのだ。 そういう事を想像せずに衝動的にペットを買っていった人達は、一体どうしているのだろう。 捨て犬の話や虐待の話を聞く度に、彼は考えざるを得なかった。 ペットを是認している以上、純粋な動物愛護の議論をする気は無いが、「家族の一員」という 意味あいで、売る側も買う側も確信的に愛玩動物という存在を認識しているはずである。 人間同様の存在価値があるものとしてペットを扱わなければならないはずである。 お客に対して「家族の一員として、あなたを癒してくれますよ〜」という営業をしている以上、 ペットショップは、ペット達を「家族」として、人と同様のものとして世話をしなければなら ない。こんな講釈を垂れなくても当たり前の事だ。 しかし、あのショップの主も客も、ペットを「ブツ」としてしか捉えていない。まるで、裏で 行われている「人身売買」と一緒ではないか。彼は怒りを覚えて、眼を見開いていた。 ****************************************** 「どうしたんですか?」とJさんに云われて、彼は我に返った。 お嬢はJさんの前で、キューピーのようなお腹を向けながら前足を必死に掻いていた。 「なんか腹が立ちますね…」と彼は云った。「え、私何か気に障る事でも云いました?」 彼女のリアクションを見た彼は、飛躍した返答をしたことに気付いた。 「あ〜いや、そのJさんのダックスの前の飼い主の事を想像したらね、なんか…」 Jさんがお嬢に「じゃあね〜」と云って、丘の上の方へ戻っていくのを見ながら、お嬢は必死に 追いかけようとして、伸びるリードと一緒にもがいていた。 さらに、次のお客さまが走って寄って来た。小さい男の子二人と女の子が一人。 すかさず群がるファンに超高速投げキッスをお見舞いする、サービス精神旺盛なお嬢であった。 (7につづく) ... |
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