タダの日記<お父さんの日常生活>
タダ



 非日常的お父さん

今朝もサブイなぁぁとお父さん、がたがたと寝室の雨戸を開ける。
おい、かあちゃん、起きなさいよ!朝ぁぁだよ。腹減ったよ。

ゆっくりと朝飯。焼き魚、納豆、卵焼きに佃煮。かあちゃんお茶ください。
さてさて炬燵に入って、今日の映画は何だろう?ウヒョ懐かしい映画!お父さんが学生の頃レポートした映画だぞ!早速録画!老眼鏡を掛けてレコーダのマニュアルと首っ丈。最近の録画成功率は抜群の数字!かちゃんが邪魔しなければほぼ90%。よっしゃ!でけた!

毛糸の帽子をかぶってフリース着てイヤホーンして、バケツと雑巾抱えて大掃除。ハンドル握ると人格が変わる人もいるケンド、オイラ掃除道具持たせると人格変わる。最初は窓ふき。小学生の頃思い出すなぁ。冷たい雑巾で汚れを落として古新聞でキュッキュと磨き上げる。その新聞紙を細かく切って水に浸して床掃除。好きな女の子のしもやけ手指と真っ赤なほっぺた。
玄関洗って庭掃除してやれやれ終わった。疲れたよぉ。掃除道具を仕舞うと白い物がチラチラ落ちてきた。雪かぁ・・・

かあちゃんお茶頂戴。何?忙しい?
かあちゃんコーヒー頂戴。何?忙しい?
かあちゃん風呂涌かして。何?忙しい?

お父さん!あれ取ってください!ハイ・・
お父さん!これ取ってください!ハイ・・
お父さん!新聞取ってきて!ハイ・・
お父さん!風呂涌いた?はい・・


2004年12月31日(金)



 不成功物語

お父さんには一回で出来ないことが三つあります
その一:銀行のATMでの振込作業。これはタッチパネルの文字がアイウエオ順ABC順に並んでいるでしょ。心の中でアカサタナABCDなんて言いながら、文字を人指し指で追うんです。「ウンモウいらいらするな・・何故JIS配列じゃネェの・・」ウヒャ失敗だぁ。後ろを振り返ると長蛇の列・・汗汗汗・・・嫌いだぁATM
その二:電話のプッシュホーン。「ご登録○○は1番を、お問い合わせ××は2番を、終わりは※印を押してください」プッシュホーンの数字配列はPCと逆ですよね。「何○番?ウヒャ間違えた・!?」「もう一度最初からやり直してください・・ツウツウツ」・・嫌いだぁプッシュホーン。
その三:ビデオの留守録。自慢じゃネェですがこれバッカは一度たりとも成功したことござんセン。いつもどこかの設定をチョロット間違える。注意力散漫なでしょうか?ウッソ4チャンネル設定したのに何故10チャンネル?ウッソ朝10時に設定したのに夜10時なの?この27時とか29時とかあるケンドこれって何?時計は24時までしかネェよね。夜中の2時に設定したいケンド日にちは次の日にするの?
そんな留守録音痴がデジタルレコーダに血迷ったのよ。アナログも無理なのにデジタルなんてもっと無理!この間かあちゃんに頼まれた野球選手の番組も一齣も撮れなかった。昨日の夜中見たい映画をセットした。寝る前に何度も指差し確認。時間ヨォシ・・その他全てヨォシ。寝床へ出発進行ぉぉ・・・夜中目が覚めた。静かに静かに階段を下りてテレビの部屋へ・・・ウフフ・・動いてる!大成功!マツダセイコウ!
朝ぁ!どれどれ?へ?録画されてねぇ?ウッソ?マジ?へ?昨晩のチカチカしていたランプは何?オイラ夢見たの?


2004年12月29日(水)



 納会

大掃除も無事に終わり、毎年恒例の会長差し入れ、なだ万のお弁当も皆に配られた。
お父さんは食べずに持って帰る。これも毎年恒例。去年はゴウ助に食われた。

「かあちゃん、今年一年ご苦労様。今晩お父さんが高級和食おごるから、銀ブラに出てこない?」
「ほいほいお父さん、待ってましたよ」

「予約の○○です」
「いらっしゃいませ。○○様お見えになりました」とさりげなく店長
「いらっしゃいませ。○○様」と女将さん。
「家内です」とお父さんは女将に紹介
「どう?かあちゃん、ヲッフォッフォの女将さんでしょ?」

一通り料理の説明を受けて、取り敢えず中ぐらいを注文。
「○○様のご注文は何々の何番です」
「○○様ビールのご注文です」
と、裏に消えた女将の声。ヲッフォフォフォ何か気分良いですが、照れくさいですねぇ。かあちゃんはお酒のリストに釘付け。焼酎にしようかしら?清酒にしようかしら?
「女将さん、ここのお料理はどちらかというと清酒が合いますか?」
「家の店長は利き酒士でございます。今呼びますのでご相談ください」
と、言うことでお酒も店長に任せる。
「これは静岡の何とかという酒です」
静岡!余り聞かないですねぇぇ
「はい、近頃幻の酒とかで巷で話題になっている数少ない酒でございます」
旨いですねと、何気なく酒リストに目をやる。へ!そんなに高くないですね!これはミッケモンですねぇ。日本酒の味がシッカリしていますね。最近のヘナヘナ吟醸酒とはチト違いますねぇぇ。
「お酒は如何でございますか?」と女将さん
「いやぁ旨いですねぇ。気に入りました」ヲッフォフォフォ・・

店内観察。というより客層観察。
フムフム・・やはり場所柄それなりの紳士と同伴出勤のお姉様方が一際目立つ。
な、かあちゃん、、、隅にいる4人の紳士方はオイラと同い年くらいかな?
「そうね、ちょいとあちらさんの方が若いかしら?」
「へぇそんなモンかな・・オイラ的観察ではお父さんの方が若いような気がするケンドなぁ」それにしても雰囲気を壊すタバコの煙と高笑い。だからジイサンって嫌いよ・・・何言ってるのよ自分だってジイのくせに・・と冷たい母ちゃん。

店長と女将の見送りを受けて銀座の町へ。
「会社この近くなので、晩酌にシトリできてアラカルトオーダーできますか?」
「もちろんでございますよ、是非お待ちしております」と女将
「そうですか、そうですか。そのときはお願いしますね」とお父さんヲッフォフォフォ

かあちゃん「ラーメン食おうか?」
お父さん「そうさね、その前にもう一杯飲むか?君を口説いた地下のBへ行く?そこでカツサンドを特別注文してみるかい?」
かあちゃん「太る!」
ラーメン食おうかっていったの何処の誰よ?
ぎゃは満員だ!
「テーブル席でよろしいですか?」
「良いですよ。美味しいブラッディマリーを二つ!そして上からカツサンドを一つ!」
「お客様申し訳ありません。本日はごらんのような混み合いですのでご勘弁を・・食べ物のメニューをお持ちしますのよろしければそれで・・・」
なになに?いつからこんなメニュー出来たのよぉ?オイラに内緒でサァ。なになに?ピッザ?オイラの好物!
かあちゃん、オイラの意見も聞かず勝手に何とかピッザを注文。
ウメェェこのパリパリ感が何ともいえねぇ。
「マスタ!旨いね。ついでにブラッディマリーオイスターソースを二つお代わりください!」

飲んだ食った・・・ゆっくり銀座のデコレーションを観察する余裕もなく電車に飛び乗り、寝過ごして、例のごとくかあちゃんに置いてきぼり。
でもね、かあちゃん、この一年ご苦労様でした。環境が代わりそして色々な苦労が絶えないかあちゃんに、お父さんからのささやか慰労ディナーでした。その分油が増えるケンド。。。。。勘弁ね。。。。。




2004年12月27日(月)



 イブの朝

あとは大掃除をするだけ
24日、本年度業務の最終日。
今年一年スタッフ一同頑張ったケンド、景気は良くならねぇですね。出る物と言えば愚痴ばかり・・・

朝ぁぁ・・ねぇ母ちゃんよぉぉ・・おいら休みの日は5時に起きようが6時に起きようが最高の目覚めなんだケンド、会社のある日は何時になっても布団から出にくいんだよね。これってもしかして出社拒否反応かな?昨晩も、仕事のことをふと思い出して眠れなくなっちゃってさぁ・・ふぉ〜眠い。「結構イビキかいてたよ」と母ちゃん。「いつでも引退しても良いのよ」と母ちゃん。「そうさねぇ・・ま、とりあえず、行ってくるよ」
路地毎に後ろを振り返ると母ちゃんが手を振っている。引退したらこの風景も見られネェで、今頃は背中丸めてお茶を啜ってるんだろうな。もうちょいと頑張るべぇ。

高田馬場ぁ高田馬場ぁ・・只今、山手線が人身事故で運転を見合わせています・・お急ぎの方は地下鉄の振り替え輸送をご利用下さい・・・
お父さんしばらく山手線ホームに佇む。
動きそうもないな・・地下鉄にするか・・ありゃりゃ・・地下鉄の改札口は長蛇の列。お父さんあっちへウロウロこっちへウロウロしている内に
「山手線、只今運転開始しました」場内アナウンス。
お父さん疲れたよ。でも意外なことに山手線は空いていたんで良かった。おや?いつものオバサンがいつもの席に座っている。ラッキー!遅れているけどいつもの電車だったんだ!おばさんの前にはだぁれも居ない。も一つおまけにラッキー!

ねぇ隣のお姉様・・音楽のボリューム下げてくれない?シャカシャカうるさくて安眠妨害!それに朝っぱらから香水強すぎるよ!
「上野ぉぉ上野ぉぉ」
どどどどどどど・・・サラリーマンの大波が押し寄せる。どどどどど・・座っているおいらの手がおいらの鞄と立っている女性の太ももに挟まった。やんべぇ。このままにしていればおいらは痴漢と間違われるかも知れない。「お父さん、座ったまま女性の太ももを触る!」やだぜぇこんな新聞記事。乗客の波に合わせ鞄をぐいと引き寄せ、ピンチ脱出。
お隣の香水プンプン、シャカシャカお姉様はいつの間にか居なくなり、代わり違った香りのお姉様。今晩はクリスマスイブ。そんでお姉様方お洒落なさってるのね。でもね満員電車の香水って迷惑なのよ・・・


2004年12月24日(金)



 柚湯

一昨日、七丁目のライオンでランチ。
レジでお金を払うと、紙袋に入った柚を頂いた。てっきり入浴剤と思っていたら本物。

かあちゃん、夕食が終わったにもかかわらず、まな板を取り出した。
「何するの?」
かあちゃん「今晩は柚湯よ」
お父さん「へ?」
かあちゃん「お父さんが言う通り袋も用意しましたよ」
お父さん「で、そのまな板は?」
かあちゃん「こうやって切ると香りが良く出るでしょ!」
まぁそうですケンド、、、オレンジの八つ切りみたいですねぇぇ。

かあちゃん「お父さん、お風呂が涌いたから入ろう?ゆ・ず・ゆ・だよ」
お父さん「へ?一緒に?いやですよぉぉ。お先にどうぞ」

それにしても長湯だな、と思っていると真っ赤な顔をしたかあちゃんが「お先にぃぃ」と上がってきた。
ではではお父さんの番。

ヲッフォッフォ良い香り!!
あれ?種が数粒沈んでるよ。
あれ?ツブツブがふわふわと湯の中に浮いてるよ。
あれ?お湯が少し濁ってるよ。
袋の中を覗いてみた。
ウッソ!柚の皮だけ!
ウッソ!オイラ生レモン酎ハイの風呂に入ってる!!!!!

2004年12月22日(水)



 四丁目交差点で

外人さんが私を見て近づいてきた。やんべぇ、道を聞かれるのかな?
流暢な日本語で「すみません、歌舞伎座はどこですか」
お父さんややほっとして「あっちの方向にマッツグ行ってシダリ側にあります」
外人さん「マッスグ行ってヒダリ側ですね?」
お父さん「そうです。日本語上手いですね・・」


2004年12月20日(月)



 一人で晩酌も良いモンだ

夕方一人で花小オバサンちで晩酌。
うへぇ混んでるなぁ。そして見慣れないおばあちゃんと若いお姉さんがカウンターの奥に。穴子どんぶりのお姉様に、ぬる燗一本におでんを適当に盛り合わせてくださいな。
「お待ちどおさま。おでんです」大きなお皿におでんがイッパイ
「うへぇ多いね!、今晩は一人なんだけど・・・」
お姉様「ウッソ!お一人!ウッソ!てっきりあとから見えるのかと思いました。ウッソ!お一人ですかぁ!」
「はい、ごらんの通り一人です。でも大丈夫です。折角だからいただきますよ」

食った喰った、飲んだ呑んだ。腹ごなしと酔い覚ましに近所の百円ショップで園芸用品とその他いらぬ物を買い込む。ついでに下の西友で5百円の時計を三個買った。黒の文字盤でシンプルなデザイン。5百円とは思えない。家に帰ってベルトを代えれば1万円にはそこそこ見えるな。

ご帰還。うへぇサブ。こたつに潜り込んで時計のベルト交換。小腹が空いた。剛の夕食にスパゲッチーがテーブルに乗っている。あいつ、確か夕食用にと小遣い貰っていたよなぁ。だからこれを食べても良いよな。少し貰ってあとはそのままラップして置いておけば判らないだろう。少しいただきまぁす・・・・ウヘッ!こりゃ何だ?焼きそば?スパゲッティ?それとも乾燥うどん?剛介・・遅くなっても何か食って帰って来いよ。


2004年12月18日(土)



 今夜はクリスマスパーティー?

朝の山手線。真向かいに座っていたメタルフレームのメガネをかけた50代の男性。ヘアスタイルはアイビーカット。太いブルーストライプのワイシャツ。カラーとカフスは真っ白。水玉ネクタイに共布のポケットチーフ。
濃紺フラノスーツは金色ボタンのダブル。。
膝の上に新品同様のなめし革アタッシュケース。上に乗せた分厚い本にはバーバリーチェックのブックカバーが。どんな本を読んでいるのか興味津々。
お父さんの観察目線は更に下へ。
足下はアタッシュケースと同じなめし革の先のとんがった手入れの行き届いたウェスターンブーツ。人の足を踏むには便利だケンド、踏まれたときには泣いちゃいそう。
更に更に短い足の横には細く畳まれた同じくバーバリーチェックの傘が!確か本日の降水確率ゼロパーセント。
電車は池袋にまもなく到着。
男性、アタッシュケースを開いて本を納める。ついでに同じチェック柄のハンカチを取り出す。それをアタッシュケースの持ち手に巻いてラッシュアワーの人混みに消えていった。
40年前のみゆき族そのまんま。平凡パンチに載っていたヴァンの広告写真、そのまんま。読んでる本とアタッシュケースの中身を見られなかったのが何とも残念。


2004年12月17日(金)



 晩酌

三日間連チャンで飲みに行くことになるから、金曜日は家にいて今晩花子で飲まない?
と言うことでおばちゃんのところで飲む。
お父さんは手酌でぬる燗をチビチビ
かちゃんは焼酎の水割りをグビグビ
かあちゃん「ゆり根を食べようか?」
お父さん「ゆり根は花の根でしょ?嫌いだ。食べ物じゃない」
お父さん、カウンターに置かれた植木鉢を指さして「この花の根っこを食べる気になる?」
かあちゃん「それとこれとは違うでしょ」
お父さん「穴天、下さ〜い」
オバサン「は〜い、穴天一〜つ」

そろそろお開きにしましょうか。でも大きな穴子が二つほど残っていますね。
お父さん、少し声を大きくして、この穴子をどんぶりにしたら旨いでしょうね・・穴丼食いたいですねぇ〜
お店のお姉様1「お作りしましょうか?」
お父さん「ヲッフォッフォ・・出来ますかぁ?お願いします」

旨かったです、穴丼。ごちそうさまでした。今日は我が侭言い放題でゴメンチャイでした。
本当にお開きにしましょう。そう言えば半分ほど残っていた焼酎はほとんど空ですねぇ。
何?本日はかあちゃんの奢り?ヲッフォッフォ。土曜日の夜はお父ちゃんシトリで晩ご飯食べるからその代わりよ。なるほどねぇ。かあちゃん、勘定払うなりすたこらさっさ。

お父さん「ちょいと待ってよ、コートを着るからさぁ・・ヒック」
お店のお姉様2がコートを肩にかけてくれた。ヲッフォッフォ。
お店のお姉様2「お気をつけて行ってらっしゃいませ」・・とは言わなかったね。


2004年12月16日(木)



 朝ぁぁ

いつもの一段飛びのお父さん、この二三日見かけないね。無理して転んだ?

ワファァァァ、電車を三駅も寝過ごした。モシモシ・・俺・・・田町のカッパ。

新橋の交差点に何故か片方の革靴が・・・?写真を撮ろうかと思ったらメモリーがイッパイ。

寝ぼけ眼でスタバへ。クーポン又くれた。こんなにあってどうすんの。クリスマスブレンドの粉とクリスマス紙コップをセットで売っていた。ほしいな・・明日買おうっと。


2004年12月14日(火)



 コーヒーブレイク

お父さん「オギさん、スタバへコーヒー飲みに行こうよ」
オギさん「今ちょいと忙しいな」
お父さん「今朝、一人分タダになるクーポン貰ったよ」
オギさん「ツウことは、おいらの分タダでよいわけ?」
お父さん「ま、そう言うわけだな」
オギさん「ソンジャ行きまひょか」

お父さん「コーヒー二つください。いつものヤツね。一つはこのクーポン使わせてください!」
お姉さんだかお兄さんだか良くわからない店員「すみません、これは26日からなんです。ここに書いてありますぅぅよ」
お父さん「ウッソ!こんな小さい字読めないよ」
オギさん、ちょいと困った顔。
いいですよ、オギさん。私が誘ったから私が払います。
店員「あと二枚差し上げますから、また来てくださいねぇぇ」

昨日まで疑問だったのよ【お姉さんだかお兄さんだか良くわからない店員】
がらがら声で、ショートヘアで、そして体つきが。
お父さん「ね、ね、ね、あの店員は男かな。女かな?」
オギさん「そう言えばどっちでしょうね?」

今日彼女と言うことが分かりました。また来てくださいねぇぇぇの【ねぇぇぇ】で。たぶん彼女でしょう。


2004年12月13日(月)



 

トイレの個室で聞いた話
後輩らしき人物「○○さん、仕事をする時は時計も指輪を外すんですね」
○○さん「そうよ時計も指輪も邪魔だろ。特に物を書くときはな」
お父さん(物を書く時指輪が邪魔?そんな大きな指輪してるの?)
後輩らしき人物「へぇそうなんだ・・・気合いですね!」
お父さん(意味解らん?)
○○さん「そうよ。気合いだぁ!」
お父さん(訳解らん。二人の顔を見てみたい。でも今は駄目だ。残念!)

パート2
お父さん「かあちゃん、今日の湯たんぽぬるいよ」
お母さん「アタイもそう思った」
お父さん「湯たんぽの温度と愛情は正比例するの?それとも反比例?」

パート3
お母さん「アタイもモモちゃん買ったよ」
お父さん「へ?何?」
お母さん「お父さんと同じヤツ!」
お父さん「へ?モモちゃんってだれ?誰っつうか、何?」
お母さん「も、も、ひ、き・・・・」

2004年12月12日(日)



 第十七捕虜収容所

ニュートーキョーでカツサンドとビールを飲んで帰りにラーメンでも食って帰ろうか?
太るよ・・そうだねぇ・・
ニュートーキョーのレジでデッカイ板チョコを売っていた。これ買って帰ろうか?ゴウは余りチョコ食べないよと母ちゃん(オイラが食いたいの・・タバコ止めてから甘いモンがやたら食いたい)
真っ直ぐ花子まで帰ろう。車内ではかあちゃんは読書、お父さんは音楽鑑賞。無事に花子に到着。駅でクラシック映画のDVDを売っていた。
ドレドレ、、結構良い映画あるじゃん。おや!【第十七捕虜収容所】だ!この映画のことを知り合った頃に話したよね?忘れたと母ちゃん。オイラ買うよ。五百円の鉄火丼しか食べられなかった人が、止めなさいよと無関心な母ちゃん。
それとこれとは違うのよ。鉄火丼はたまたまの話よ。別に金がなかったわけではありません。
家に帰って早速の鑑賞会。この後のシーンが例の目玉焼きの所。次が紅茶を入れるシーン!いつ見ても面白いなぁぁ。さすがビリーワイルダーだね。最初余り興味を見せなかった母ちゃん、首まで炬燵に潜って、画面に釘付け。

母ちゃん「あぁ面白かった!」
お父さん「そうでしょ、オイラが言った通りでしょ!面白かったからDVD代の半分払ってね。そうすれば月曜日は千円のすし食えるからサ」


2004年12月11日(土)



 10日金曜日

駅の階段一段飛びに挑戦。途中で疲れる。やめようかと思ったら、狭い階段で後ろの人も一段飛び。ここで止まったら皆さんこける。お父さん仕方なくがんばった。
昼食でラーメン屋、ビビンバ屋、寿司屋、スパゲッティ屋どこもかしこも満員長蛇の列。皆さんボーナス出たのかしら?ボーナス出て650円のラーメン?結局おいら達は500円の鉄火丼!ボーナス出ないモン・・
連れにつられて銀行をのぞく。ここも長蛇の列。おいらは用がないので素通り。
食後の歯磨き、フロアーのトイレへ。おやおやここも満員。
同じフロアーに最近新しい会社が入った。若いモンが多い得体の知れない投資コンサルティング会社。一様にとんがったヘアースタイルに黒のスーツ。カラーが高く、袖が異様に長いワイシャツ。トイレはそんな彼らのお化粧(?)場。・・お父さんの入れ歯を早くぅぅ掃除させて、ヤレヤレ。

2004年12月10日(金)



 も一つおまけにヲッフォッフォ

M嬢とO嬢が顔をつきあわせてモニタを見ながらヒソヒソ。
お父さん横から「どうしたのぉぉ?」
「データベースの採番がおかしいのです」
「フムフム、、それで・・・」
「コードがダブっています」
お父さん「そんなわけネェでしょう?コードはユニーク設定してありますから絶対にあり得ないです」
両嬢不安げな顔で「何かミスッたでしょうか?」
ちょっと見せてご覧なさい、とお父さん。
お父さんの作ったシステム、絶対の自信アリ。どうせあなた達が何かやったのでしょうと心の中でつぶやく。そん時は怒るよぉぉ。
でもちょいと動きがおかしいな・・やんべぇバグ発見。
お嬢さん方、おいらのミスでした。ゴメンチャイ。すぐになおしますから・・
お嬢さん達「ウッソ!!!!!お父さん、直るんですかぁぁ?大丈夫ですかぁぁ?今までの採番はどうなるんですかぁぁ?アップロードしたデータはぁぁ?」

お父さん汗汗汗。「・・・そう矢継ぎ早に言わないでよう。今のお父さんはシステムの復旧が先です(心の中で・・・データはたぶん全滅でしょう・・・お父さんが何とかします・・)」汗汗汗
四つの怖〜いお目々がじっとモニタを見ている。この間お昼ごちそうしてあげたでしょ?そんな目で見ないでよぉぉ

お父さん「少しばかり時間かかるから一服してらっしゃい(どうせ見ててもわからないんだからさ・・・)」
お嬢さん達「・・・・直りますぅぅ?直らなかったら採番し直しですか?」
そんなに両サイドからくっついてこないで!他の人が見たら誤解しますよ!
ピンポロリ〜ン、三時のチャイム。「休みまぁす」お父さん「どうぞどうぞ(ホッ)」

それから数十分後システムは再開。データは死んでなかった。
「直ったよ・・お嬢さん方!」
「ふぅ良かった!で、データは?」
「大丈夫ですよ。お父さんのシステムはパーフェクト!イェェェェ。だから作業続けてください」
「さすがお父さん!!」

・・・・・・たまにはバグるのも良いモンだ・・・・ヲッフォッフォ・・・も一つおまけにヲッフォッフォ





2004年12月08日(水)



 最近の喜び

1)入れ歯を取り外してじっくり観察(人間工学の粋やなぁ)
2)百円ショップ見学(優れもの商品が、何で100円で出来るの?)
3)ラーメン屋巡り(入れ歯を入れて麺が食べやすくなったが、おいしい店にはなかなか巡り会えない)
4)庭の掃除(坪庭だけんど土のにおいが堪らんでぇ)
5)かあちゃんの体重計の盗み見と暗証番号の解読
6)山手線の居眠り
7)抜け毛の減少
8)帰宅の呼び鈴と、フカフカのこたつ布団


2004年12月07日(火)



 銀座のお姉様

金曜日の夜、久しぶりの銀座デート。
と言っても行く店はいつも同じ、S屋さん(このサイトは検索エンジンに無抵抗なのであえて頭文字)
暖簾をくぐって引き戸をガラガラ。入ってみると中は満員。先に着いたおいらは店の中をキョロキョロ。平均年齢60歳代のお店のお姉様方は完全においらを無視。
「おはよ、どこか座るところ無い?二人なんだケンド・・・」
メガネのお姉様「そこら辺に座って」
そこら辺を見るとやっと一人が入れそうなスペース。向かいのもう一つの席も同じような案配。おまけに隣に座っているサラリーマンの荷物がどっさり。遠慮しながらやっと座る。
とりあえずメガネのお姉さんおしぼりを持ってくる。「燗酒ください」
お姉様は無言。
徳利を持ってくるなりつまみの注文も聞かずすたこらさっさ。

この店は注文のタイミングがとても難しい。お姉様方が何か用事をしているときは「すみません」と言っても完全に無視される。「ちょっと待ってね」と言われる客はご機嫌のお姉様に出会った超幸運の持ち主。大きな声で「酒ちょうだい」なんて言っても聞こえないふり。だから何もしていない彼女たちに何気なく手を挙げて合図するか、側を通ったとき小声で「手が空いたらちょっと寄ってください」と言うか、お姉様方が機嫌良くテーブルまで来てくれるのを気長に待つ以外は注文は出来ないのだ。それを知らないで怒って帰ってしまった客をおいらはたくさん見ている。

かあちゃんが後から到着。未だご用聞きが来ない。というか、タイミングをゲットできない。しばらく手持ちぶさた。
おいらたちのお気に入りの優しいおかっぱお姉様が側を通る。「注文したいのですが・・」
「あら今日は三人じゃないの?狭いけど座れたね。未だ注文聞きに来ないの?ちょっと待ってててね。今日の係はあの人だから・・」とメガネのお姉さんを指す。
「この店に係なんてあったっけ?それとも縄張り争いかな?以前にメガネのお姉様を嫌いだって内緒話をしたのが聞こえたのかな?」
未だ来ないよ・・メガネお姉様!
「あらイヤだ、未だ来ないの?困った人ね。私が代わりに聞いてあげるよ」
「牡蠣酢、焼きホッキとあれもこれもください」
「牡蠣酢は終わりました。白子がおいしいよ」
「ソンジャ白子と燗酒一本イヤ二本ください」
「一本にしなさい。さめてしまうから。二本目は後でわ・た・しが持ってきてあげますよ」
ヲッフォッフォ優しいお姉様。
「白子おいしかったですよ。お姉様のお薦めはいつも最高!」事実最高の白子。あまり好みでないかあちゃんも「これは旨い!」
お姉様は笑顔イッパイ。ヲッフォッフォ「それはそれは良かったわぁ」
さていい気持ちになったからそろそろお開きにしましょうか。メガネのお姉様へ、お勘定!「はいよ、うん千ウン百円、、はいおつり」おいらは心の中で「ありがとうは言わないの?お世辞でも必要な一言よ!プリプリ」

メガネのお姉様が超ご機嫌なときが一度だけあっタンよ。それは遅い時間、珍しく店ががらがらの時。
おいらの背中に向かって「ありがとうございました」
(あぁこれで今日は早く帰れる)っておいらには聞こえたケンド。




2004年12月06日(月)



 小金井公園の池?

昨晩から今朝にかけての大雨で小金井公園に池?が出来た。
水たまりだけど、周りの風景とマッチして本当に池のよう。


2004年12月05日(日)



 今朝も寒い<朝日の当たる家>



シーン#1:お父さんとおかあさん、夕食をしている。テーブルの上には焼酎とウイスキー。飲み会といった雰囲気。

お父さん「毎朝花子の駅で見かける同年配のサラリーマン風お父さんがいるのよ。白髪の彼はね、いつもホームの同じところで一番先頭で急行を待ってるんだ。ダレスバッグを左の足下に置いてイヤホーンを耳につっこんで日経読んでるんだ。おい、かあちゃん聞いてるの?」
かあちゃん:黙々と焼酎を口にする。
お父さん「以前はね、おいらも彼の横に並んでいたんだケンド、もう一人白髪のシトが同じ列にいたのよ。白髪だらけで何となく格好悪くおいらだけ隣の列に代わったのよ・・ちょっと聞いてんの?」
かあちゃんテレビを見ながら「聞いてるよ」といって焼酎を一口すする
お父さん「彼はね、背筋を真っ直ぐにして結構自信ありげに立ってるんだ」
かあちゃんの目がきらりと光る。極太かあちゃんの顔アップ。
お父さん「そんでね彼も高田馬場で降りるんだけど、おいらの後ろにいるにもかかわらずドドドって走ってきて、階段も一段飛びで駆け上がるのよ!姿、カタチはおいらも負けねぇ自信はあるケンド、あの一段飛びだけはまねできネェな。しゃくに障るけど、足の長さがあちらさんはちょいと長いわな・・」
かあちゃん、お湯割りグラスを手に持ったまま「ヲッフォッフォ、今度見に行くからね、そのお父さんを!ヲッフォッフォ」

シーン#2:翌朝のホーム。お父さんと彼はいつもの定位置。お父さん、フ〜ンと言う顔で彼を観察。目が耳元でとまる。
お父さん「ウッソ!イヤホーンのコードが白い・・もしかしてipod?息子から借りて来たん?」
ナレーション「お父さんも来週から白いイヤホーン?ヲッフォッフォ」

2004年12月03日(金)



 アサァ〜



空がきれいな朝。
【Softly As In a Morning Sunrise】なんちゅうジャズを思い出すなぁ。

ラジオのイヤホーンを耳につっこんで、かあちゃんのお見送りを受けながら、お父さんは歩いて駅に向かう。飲み屋なんかに寄らないでまっすぐ帰って来いよ・・かあちゃんの心中が背中を直撃。
公園の落ち葉をサクサク踏んで、余裕でいつもの急行に乗る。朝のニュースをラジオと隣のオジサンの新聞でゲットしている内に高田馬場着。そういえば婆が帰って家の中に隙間ができたようだな。
定刻の山手線がホームに到着。窓越しに内部をのぞく。いつも池袋で降りるおばさんを捜す。この人の前に立っていれば必ず座れる勘定、、、アヤヤ本日は先客あり。座ってるおばさん「今日は残念だねぇ・・」なんて言わないね。もしかして先客も池袋で降りるかもしれないと有利な場所を確保する。
残念!でもお隣に座っていた人もオバサンと一緒に降りた。
おかげでゆっくり居眠りできました。
会社の近く、いつもの珈琲屋でいつものお姉さんからコーヒーを受け取って、ヤレヤレ今日も無事着いた、今日のお昼は何食べよ?

2004年12月02日(木)



 極めつき


12月、早いもんだねぇ。もう最後の月になっちまった。一般的に師走って言うけんど、極月(ごくげつ)とも言うね。おいらはこっちの方が好きだな。キワメツキだなぁ。
日本人が大好きな忠臣蔵の一節に、【時 元禄十五年極月十四日 夜討ちの勝負はかねての計略 打ち立つ時刻丑満の・・・・】トトントントントトトントン・・
極意、極道、極端、極地、極楽、極太、極細と、もうこれ以上ない、到達する最後のところ。おいらの生活の中で極めの文字ってあるかな?極端に酒好きで、その結果極楽をさまよって極細の財布を眺めつつ極太のかあちゃんにやっかいをかけてる。そんなもんかなぁ。

2004年12月01日(水)
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