ボクの庭の縁は今、この花でいっぱいなのだ。 この花はおなじみドクダミである。
ドクダミと言っても、この花には毒がないどころか、家畜に食べさせる とどんな病気でも治ってしまうという「十薬」という別名さえあるのだ。 熱を加えるとニオイがなくなるらしいので、お茶にして飲むのも良いら しい。
しかし、鼻が効くボクはこの花が苦手である。 間違ってちょこっと踏んでしまっただけでも「踏んだわね〜」というす ごいニオイを発するのだ。 「ごめんごめん」と言っても、そのニオイは半日ボクの足から取れない。 とにかくすごいニオイなのだ。
もしこの花にニオイがなかったら、本当にステキな花だと思う。 ニオイがしなかったら、ボクの好きな花ベスト3に入れてやっても良い と思うくらいなのだ。 とにかく、触らずに遠くから眺めるのが最高の花なのである。
今日ボクは裏庭のシキミに実がなっているのを見つけた。 たしかこの木はもの凄く毒がある木だったはずなので、この実ももの凄い 毒なのだ。
昔、日本から輸出されたこの実をハッカクという香辛料と間違えて食べた ドイツの人がたくさん死んだ事件があったらしい。 それ以来、この植物が「劇物」扱いになったという話もあるそうなのだ。
確かに一見この実はプクプクしていて食べられそうな気もする。 でも、実の先のところにツメがあるのを見逃してはいけないのだ。 このツメは「食べたら死んじゃうぞ、ニャーオ!」と言っているのだ。
なぜ「ニャーオ」なのかと言うと、左側の実のツメのところがネコのツメ にとても似ていたからなのだ。
今日は暑かったけれど、風が強くて気持ちのいい1日だった。 アキコと一緒に田んぼのヘリを歩いていると、爽やかな風がザワザワザワ と通り過ぎて行った。
風は目に見えないものなのに、田んぼの上を通り過ぎる風は姿が見えるか ら不思議である。 ずっと遠くの後ろの方からザワザワと音が聞こえてきて、だんだん近づい てくるのがわかる。 あ、来たなと思うと、風がボクの体やヒゲをなでて通りすぎる。 通り過ぎると、田んぼの稲が波をうって遠くの方まで流れていくのだ。
順繰りにおじぎをしていく稲もとても気持ち良さそうである。 こんな日は風に吹かれながら田んぼを眺めているだけで、とても気持ちが いいのだ。
今日ボクは花の首飾りを作ってもらったのだ。 首飾りはシロツメクサ、アカツメクサ、ヒメジョオン、ジャノメソウで できていて、全部ボクの庭に咲いていた花なのである。 名付けて「ボクの庭スペシャル花飾り」なのだ。
濡れたタオルで体も拭いてもらってさっぱりしたし、フィラリア予防の お薬も飲んだし、今日もボクは絶好調なのだ。
気温は高いが、笑顔で過ごせば暑さも平気! 暑い時ほど元気に過ごそう!
梅雨になったら雨がたくさん降ると思っていたのに、雨がちっとも降ら ないのだ。 カエルは雨が大好きだと思われているようだが、それは本当なのだろう か。
今日は散歩の時に、桜の葉っぱでひなたぼっこをしているカエルに出会 った。 カエルは雨が降ると喜んでケロケロ鳴くような印象があるのだが、今日 出会ったカエルたちはひなたぼっこを楽しんでいるように見えた。
ボクもひなたぼっこは大好きだが、カエルもひなたぼっこが好きだとは 知らなかったのだ。 しかも、カエルたちはボクにもできない木登りの技まで習得しているら しいのだ。
アキコはカエルが大好きらしく、葉っぱにいたカエルを可愛い可愛いと 触っていたが、カエルたちは大変迷惑そうであった。 ひなたぼっこをしている時は邪魔をしてはいけないのだ。
日記をさぼりすぎてしまったのだ。 ボクが住んでいるところも梅雨というものになったらしいし、こんなこと ではいかんのだ。
今、ボクのまわりにはホタルブクロの花がたくさん咲いているのだ。 散歩道だけでなく、ボクの庭の隅にもかわいい花が咲いた。
ホタルブクロのつぼみは、中に空気をいっぱい溜めていて、まるで息を止 めて我慢しているように見える。 つぼみが開いた時は、ボクも一緒に「プハー!」と息を吸い込みたくなる のである。
ボクの庭には今、シロツメクサの花が満開である。 ボスやアキコが庭の草を刈ろうとした時に、ボクが邪魔をして草刈りを させなかったので、見事なシロツメクサ畑ができたのだ。
ボクはお昼寝の時シロツメクサ畑に横になることが多いので、目の前に 咲いているシロツメクサの花をじっくり見る機会が多い。 遠くから見ると白いボンボンにしか見えない花だが、近くでみると蘭の 花にも負けないくらい素晴らしくきれいな花がたくさん咲いているのだ。
たくさん咲いた花の間を小さなアリがちょこちょこ歩き回ったりしてい る姿もとても楽しい。 アリから見たら、シロツメクサの花はとても大きくて素晴らしくきれい なんだろうな。
最近、ボクのまわりの木が生えているところには、上の方から垂れ下がる ように白い花がたくさん咲いている。 最初はみんな同じ花かと思っていたのだが、よく見てみるとそうでもない らしい。
今日は庭の入り口のヤブで写真の花を見つけた。 これもツル性の植物で、やっぱり木の上の方から垂れ下がるようにたくさ ん花を咲かせていた。
これはテイカカズラの花なのだ。 ドリルのような形のつぼみが開くと、面白い形の花が咲くのだ。 つぼみの時にクルクル巻いていた形が、咲いた後も直らなかったような形 である。 風が吹いたら風車のようにクルクル回るだろうかと思って見ていたが、風 が吹いても回らないようであった。
カエルがお尻にこの花をつけたら、スクリューがついているみたいに速く 泳げそうな気がする。 今度ボクの庭にカエルが遊びに来たら、この花をつけてあげようかな。
今日は暑かったので、夕方ボクはアキコと一緒に近くの河原に下りてみた。 雨が降った後は水かさが増える川なのだが、今は水も少なくて細い川がチョ ロチョロ流れているだけなのだ。
アキコが河原の木陰で夕涼みをしている間、ボクは河原を探検してみた。 河原にはたくさんの草が生えていたり、大きな石がゴロゴロしていたりして 面白かったが、ボクが一番面白かったのは、写真の水たまりなのだ。
この水たまりは、川の水かさが減った時に川からはぐれてしまったものなの だ。数日前にカミナリが鳴って雨が降った時にはきっと川の一部だったのに 水かさが減った時にうっかり川に取り残されてしまったらしい。
写真では水たまりに写った空と草しか見えないが、この水たまりにはメダカ がたくさん泳いでいたのだ。 水面にはアメンボもたくさんいたし、カエルもいたのだ。
この水たまりをボクの庭に持っていけたら、毎日楽しくなりそうなのだが、 移動できなくて残念なのだ。 次に雨が降って川と合体するまで、水たまりの生き物たちも元気に大きくな ってくれるといいな。
今日ボクはボスとアキコのお仕事のお手伝いをしたのだ。 こう見えてもボクはボスとアキコがやっている「たまごや石鹸堂」の営業 部長なのである。 今日は手ぬぐいプレゼントの抽選をするということなので、ボクが抽選を 担当したのだ。
抽選と言っても、ボスが庭にばらまいた「丸めた紙」を1つくわえて持っ てくればいいのである。 最近ボクは「モッテコイ!」の技をたくさん練習させられたので、紙を1 つ持ってくることくらいお茶の子サイサイなのだ。 お茶の子サイサイの「サイサイ」とは一体何なのか気になるところである が、とにかくボクはサイサイと抽選を行ったのである。
ボクは見事に抽選を行い、ボスにもアキコにもたくさんほめてもらった。 下の写真はボクが見事に抽選を行っているところの写真・・・・あれ? 見事に行っていない時の写真なのだ。 (見事に行っている写真もホームページで見られるのだ。)
2007年06月01日(金) |
忘れてクダサイよう〜 |
ボクは日本男児犬なので、男らしく言おう。 昨日のカミナリは怖かった。 でもボクの必殺技「ほっかむりの術」でかなりカミナリが遠くへ行ってし まったので、なんとかやりすごすことができたのだ。
昨日、耳を伏せて怖がっている写真を日記に公開されてしまったので、ボ クの人気がウナギくだりなのではないかとボクは少し心配である。 ここはひとつ格好いい写真を撮ってもらって、ボクの格好良さをアピール せねばなるまい。
オトモダチから「ほっかむり姿も見たい」とリクエストがあったらしいの で、今日ボクは新しいタオルでほっかむりをして写真を撮ってもらうこと にした。 そうだ、ほっかむりをかぶったボクは格好良すぎるので、少しおどけたポ ーズを取って、昨日ウナギくだった人気を取り戻すことにしよう。
「後生ですから昨日のことは忘れてクダサイよう〜!」
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