ボクの散歩道にあるビワの木に実がなった。 少し前にみすぼらしい花が咲いていた、あのビワの木である。
ボクはビワが「ミナミボウソウのメイサン」だと聞いたので、 ビワの実がなったらおいしく食べるのだろうと思って楽しみに していたのだが、このビワの木の実は食べられないのだそうだ。
ビワには食べられる実がなる木と、食べられない実がなる木が あって、この木は食べられない方の実がなる木らしい。 食べられないなんてすごく残念である。
でも、ビワの葉は肌にとっても良い成分がたくさん入っている からとってもいいんだよ、とアキコが言っていた。 アキコはビワの葉を使った水を顔につけて肌の調子を整えてい るらしい。
アキコの顔を見てみた。 ボクはオリコウな犬なので、ビワの葉が肌に効いているのかど うか、ここでコメントするのは控えておこう。
今日、ボクは散歩の途中でとっても赤い木の実を見つけた。 アキコに聞いたら「アオキ」という木の実らしい。 この木は、実も赤くてきれいだが、こんな冬でも青々とした 葉をつけていて、冬とは思えないくらい元気な木である。
アキコが教えてくれたのだが、このアオキという木の葉は冬 でも青く茂っているので、以前はこの辺りで牛を飼っている 人はみんな冬になるとカゴを背負って牛のエサにするために 山にこの木の葉を取りに行ったのだそうである。 この木の葉は、この辺りでは別名「オショイッパ」というら しい。
ボクが「この赤い実は食べられるのだろうか」と思っていた ら、アキコが「赤いけど食べられないよ」と言った。 食べられるかどうかなんてボクは聞いていないのに、アキコ はどうしてそれがわかったのだろう。 実はアキコもすぐに食べられるかどうかを考える食いしん坊 なのではないだろうか。
今日、アキコはボクの顔にカメラを近づけて写真を撮った。 そして、撮った写真を確認して大声で笑い出した。
その後、アキコはボクに写真を見せて 「アサショウリュウの口に似てる」と言った。 アキコが言うには、アサショウリュウというのは、朝の青い龍で、 強くていつも優勝するすごいヤツのことらしい。 そんなヤツなら格好いいに違いないし、アキコはそいつのこと が好きらしいので、ボクは割と満足だが、どうしてあんなに笑 ったのか、ちょっと気になる。
その後、アキコはボスに写真を見せて「ね、アサショウリュウ でしょ?」と言っていたが、ボスは「似てない」ときっぱり 言った。そして「フクワジュツの人形」とポツンと言った。 そして、二人でゲラゲラ笑っていた。
ボスが言うには、フクワジュツの人形というのは、しゃべって いないのに声が出るすごいヤツのことらしい。 そんなすごい特技を持ったヤツなら、格好いいに違いないので ボクは割と満足だが、どうして二人がゲラゲラ笑ったのか、ちょ っと気になる。
ボクの散歩道には今、菜の花がたくさん咲いている。 ボスの話によると、菜の花はショクヨウというものと、キリバナヨウ というものに分けて植えてあるらしいが、ボスの話はどうも難しくて わからない。
アキコに聞いたら「ショクヨウ」というのは食べるために育てられて いるもので、「キリバナヨウ」というのは花を楽しむために育てられ ているものだそうである。
菜の花は飾っても楽しめ、食べることもできるなんて、すばらしい花 である。 そう言えばボクもナバナという葉っぱを茹でたものをもらって食べた ことがあるが、あれがこの菜の花だったのだ。あれはおいしかった。
でも、アキコが言うには食べる菜の花は、花が咲く前に食べるのだそ うである。花が咲く前がおいしいのだそうである。 おいしく食べるために花が咲く前に採ってしまうと花が楽しめず、花 を楽しんでからだと食べるのに向かなくなってしまうとは。 花も楽しみたいし食べてもみたいボクにとって、どちらを取るかは難 しい選択である。
2005年01月27日(木) |
アリンコから見たボク |
今日はアキコが「アリンコから見たボク」の写真を撮ると言って、 地面に這いつくばって写真を撮った。 アリンコというのは黒くて小さくてゾロゾロ歩く、あの虫のこと らしい。
ボクはあいつらの行列を乱すのがとても好きなのだが、アキコは 「アリンコから見たら、ゲンゾーはライオンみたいで怖いんだか ら、いじめちゃダメだよ」と言っている。
ライオンみたいだと言われても、ボクはライオンを知らない。 ボクに似てるというのだから、格好いいことは間違いないが、 一度ライオンを持ってきてくれないと本当に似てるかどうかは わからない。
しかも、見せてくれた「ライオンみたいなボク」の写真は、主役 がボクじゃなくて地面のようである。 ライオンに似てるのは地面なんだろうか。
今日も雨が降っている。
写真の木は、アキコが「テッペンスギ」と呼んでいる大きな 杉の木で、ボクの庭の東側にある。 冬は太陽がこの木の陰に隠れて、なかなかボクにひなたぼっこ をさせてくれないが、なかなか立派な木なので、ボクはとても 気に入っている。
このテッペンスギには、毎日たくさんの鳥が来る。 今日も雨やどりをする鳥たちの声が聞こえている。 たまにこの木の根元で野良猫たちがギャーギャー騒いでいるこ ともある。 夏には蝉も来るし、いろんな虫たちもここに隠れているに違い ない。
ボクもこのテッペンスギのところでいろんな生き物たちと遊ん でみたいのだが、ボクの鎖は短すぎてテッペンスギまでは届か ないのである。 仕方がないので、ボクは小屋の横から暗い空を眺めている。
アキコはパソコンの画面を拭くためのヌイグルミというやつを 持っている。こいつの腹でゴシゴシ拭くと画面がきれいになる のだそうだ。
それはいいのだが、こいつにアキコは「ギャクゲンゾー」とい う名前を付けている。 顔の黒い色のところと薄い色のところがボクの逆の色をしている からそんな名前を付けているらしい。
確かにボクは口のところと眉のところが黒いが、ギャクゲンゾーは 口と眉のところが薄い色をしている。 が、しかし、ボクにはちっとも似ていない。 ボクの方がずっとハンサムボーイなのだ。
昨日はフカクにも日記を書いている途中で眠ってしまった。
今日、ボクは寝ていなかった。 ボクは番犬だから、寝ていてはダメなのであった。 昨日、番犬をさぼって小屋の中でだらだら眠って過ごしてしまった分、 今日のボクはガンバった。
庭からあちこち見回して、怪しいものがいないかどうかずっと見張って いた。 ふと川の方を見てみると、川のヘリに生えている木に変な鳥がとまって いるのが見えた。
ボクがワンワン騒いだので、アキコが出てきて鳥を見つけ、写真を撮っ た。アキコは「ゴイサギかな?」と言っていたが、鳥の種類などはどう でも良いのだ。 川の方まで見張って、変な鳥を見つけたボクの活躍こそが大切なのであ る。
今日は冷たい雨が降ったり、雨が時々雪のようになったりした。 ボクは一日寒くて小屋の外に出る気にならなかった。
小屋の中は毛布が2枚敷いてあって暖かい。 今日は寒いので早いうちに散歩も済ませてある。 昨日の夜もゆっくり眠ったのに、暖かい小屋の中でぬくぬく過ご していると、いくらでも眠れそうだ。 こんな日は小屋の中に寝転がって、のんびり外を眺めるのがいい。
寝転がっているので、外の景色が 横向きに 見えるのが 難点 だが・・・ボクの庭の木に・・遊びに・・来る鳥を・・・眺めるの ・・・には・・・・・・・・横向きでも・・・・・たいして・・・ ・・・・・・問題はない。
・・・・・・・鳥は・・・・・・ ZZZ ZZZ ZZZ・・・
今日、ボクはちょっと悔しい。
今日、ボクは影と遊んでいた。 ボクの影は、ボクに踏んづけられても平気でいるのでちょっと いじめてやっていたのだ。
ちょいと横を見ると、生意気にも枯れかかった草にも影がある ので、草の影もいじめてやろうと思って踏んづけたら、草の影 に踏んづけられてしまったのだ。
悔しいボクは草の影を踏んづけようとガンバってみたのだが、 何度やっても草の影に踏んづけられてしまうのだ。 恐るべし、草の影。 今日のところは勘弁してやるが、いつかきっと踏んづけてやる のだ。
今日はアキコにひどく叱られた。 毛布の上で遊んでいるところを写真に撮ろうとしたアキコと 遊んでいるうちに、ふざけてカメラを叩いてしまったのであ る。
カメラを壊そうとしたわけではない。ちょっとカメラに触っ てみたかっただけなのである。 ふざけて前足を伸ばしたら、たまたまカメラに当たってしま ったのである。
アキコは「今日はこの写真を載せてサツエイキョヒだと書く から、日記は書かなくていい。そのかわりゴホウビのビスケ ットはなしね。」と言ってボクをいじめた。
でも、ボクがしゅんとしていると、ちゃんとビスケットをく れたのでボクはまた元気になった。 もう暴れてカメラを叩くのはやめよう。
昼間、カメラマンのアキコを従えて、ボスと一緒に散歩をした。 ボスとアキコの両方がボクの散歩のお供をしてくれるとは、何 とも贅沢でよろしい。
写真の花はオオイヌノフグリという。 オオイヌノフグリというのは、大きな犬の金玉という意味なの である。きれいな花なのに、そんな名前・・・。 この草の実が、犬の金玉に似ているからついた名前だとアキコ が言っていたが、言わせてもらえばちっとも似ていない。
人間は自分の子供には凝った名前をつけるが、植物にはろくで もない名前ばかりつける気がする。 ボクの名前は、植物のように恥ずかしい名前をつけられなくて 良かったと思う。
写真はハコベという草の花である。 この草はほぼ一年中生えているような気がするが、ハルノナナクサ というものの一つなのだとアキコが教えてくれた。 ハルノナナクサ風に言うと「はこべら」と言うらしい。
この草は小さくてかわいい花が咲く。 ちらっと見ただけでは、ただの白い点くらいにしか見えないが、 近づいてみると本当にきれいな花である。
ハコベは食べられるけど、それよりも塩と一緒に乾燥させて 「ハコベ塩」というものを作り、ハグキをマッサージすると ハグキが健康になるのだとアキコが言っていた。 でも、ボクはハグキを健康にするよりも、この花を歯に飾って はどうかと思っている。 笑った時に口元からハコベが見えたらステキな気がするが、 どうだろうか。 今度、ハコベを歯に飾ってアキコに見せてみよう。
今日は暖かくて良い一日だった。 気温も日の光も、今日は確実に春だった。
気分がいいのでボクはアキコと一緒に山のガサガサルートを 散歩した。 林の中を歩くと、たくさんの落ち葉の間から、小さい植物が 芽を出している。
この芽は何の芽なのか知らないが、林に生えている大きな木 も最初はこんな小さな芽から始まったのだ。 この小さな芽は、これから長い時間をかけて森を作る赤ちゃ んなのだと思うと、山の散歩もひときわ楽しいものになる。
ボクは深い森を散歩してみたいので、小さい新芽たちに森に なってくれるようにお願いしてみようと思う。
おとといと昨日の風雨で、山にあるボスとアキコの倉庫が 倒れかかった。この倉庫はボスとアキコが造った建物で、 もともとかなりボロだった。 それでも、ボクが周りを走って一回りするのに10秒はか かる、大きな建物なのだ。
倉庫の柱は、キソというブロックから完全に浮き上がって いた。柱が倉庫の重さを乗せて、ブロックを地面から掘り 起こした形だ。
昨日とおとといは、ボクも風が強いとは思っていたが、あ の風がこんなに大きな建物をひっくり返すほどの力を持っ ていたのには驚いた。 恐るべし、自然の力。 ボクらはやっぱりちっぽけな生き物なのだ。
ボスが「雪が降るかもしれない」と昨日言ったので、ボクは 白い雪が積もるのを楽しみにしていたのだが、雪は降らずに 雨ばかりである。
雨ばかり降っていると、ボク専用のベッドでひなたぼっこを することもできないし、散歩も早々に切り上げられてしまう ので、ちょっとつまらない。
でも、雨に濡れるのは嫌いではない。 ボクの庭の水たまりにボクの足あとをつけたり、クルマのワ ダチを眺めたりしながら、ボクは雨の中でも庭で遊んでいる。 雨に濡れた後、アキコにタオルでゴシゴシしてもらうのも、 また楽しみの一つである。
ボクが住んでいるところはボウソウというところだが、ここの 伝統の料理に「マツリズシ」というものがあるのだそうだ。
ボクは食べたことがないが、マキズシというものの一種らしい。 桃色や緑色にしたゴハンを上手に巻いて、きれいな模様の入った おいしいスシにするのだそうだ。
今日、アキコがボクにこの「マツリズシ」を見せてくれた。 梅と波の模様だそうだが、ボクはよく見ていなかった。 アキコがボクに白いゴハンを持ってきたのがわかったので、 そっちのゴハンばかり見ていた。
ゴハンを一気に食べ終わった後、ふと「マツリズシ」とはどんな ものか思い出してみようと思ったが、まったく思い出せなかった。
今日は寒い。そして眠い。 アキコが日なたに毛布と枕を用意してくれたのでボクは一日 毛布の上で眠って過ごすことにした。
日なたでも寒いので、ネコのようにまるくなって眠ることに した。犬なのにネコのポーズなんて悔しいが、こうすると確 かに寒くない。 このポーズで寝る時は、枕は背中にあてると気持ちがいいこ とも発見した。
アキコが写真を撮りに出てきたが、ボクは最高に眠かった。 いい男に撮影してもらおうとガンバったのだが、眠くて目が 開かない。でも写真を見たら、険しい男の表情に撮れていた ので割と満足である。 男らしく写ったことだし、日記を書くのは後回しにしてまた 少し眠ろうと思う。
今日は寒かった。 お日さまは暖かだったが、日陰に入るとぐっと寒い。
ボクは今が春なのか冬なのか悩んでいる。 春が来たと思ったら、雪が飛んできてまた冬に逆戻り。 今日は今日でとても寒い。
でも、散歩をしていると草がボクに春が来たと語りかける。 ほら、小さな草の若葉が日の光を浴びてこんなに元気に顔を出し はじめているのだ。 やっぱり春が来てるんじゃないか、と今日は結論しておこう。
アキコと春さがし競争を始めたばかりなのに、 今日は冬を見つけることになってしまった。
雪の粒が落ちて来たのだ。降ってきたのではない。 風に飛んで落ちて来たのだ。
ボクの庭にも雪の粒が120粒くらい落ちた。 ボクのツツジの葉にも、雪の粒が落ちた。 落ちた後、10秒くらいで消えていった。
ボクとアキコは昨日から「春さがし競争」を始めた。 正式に競争しよう、と言い合ったわけではないが、散歩の時に どっちが春を見つけられるか、お互いに張り合っているのが 雰囲気でわかる。
今日はアキコが新しい春を見つけた。 桜のつぼみがもう桃色になってきているのだ。 まだまだ固いつぼみだが、確かにもう春の準備を始めているの がわかる。
「ほら、ゲンゾー、桜のつぼみが桃色だよ」と言ってボクを桜 のつぼみの高さまで持ち上げたアキコは鼻がピクピクしてとて も得意げだった。アキコに先を越されて、ちょっぴり悔しい。
明日はボクが春をみつけて得意な顔をしてやるつもりである。
アキコはまだ冬だと言っているが、ボクはもう春が来ている ことを知っている。
散歩道を歩くと、枯れた草の間からたくさんの若葉が顔を出し、 小さな花が咲いているのだ。
写真の花は、フラサバソウという花である。 人間の目の高さからでは、この花はなかなか見つけられないのだ。 ボクがアキコに花が咲いていることを教えてやったのだ。
写真を撮ったアキコは嬉しそうな顔をしていた。 「もう春が来ているんだね」という顔だった。
最近、ボクの一番お気に入りのおやつはダイコンである。 アキコが食べやすい厚さに切って皮をむいてくれる。 皮の部分は鶏のアイツのおやつになる。 中味がボクで、皮がアイツなので、ボクは大満足である。
ダイコンはシャリシャリしていて、ものすごくおいしい。 白い色も丸い形も大好きである。
ダイコンに土がつかないように、オリコウなボクはいつも タオルの上でこれを食べることにしている。
ポカポカのお日さまの下で、ダイコンをシャリシャリ食べ るのは最高の幸せである。
ボクが一番気に入っているオモチャは、このタワシである。
このタワシはホームセンターの安売りタワシじゃなくて、 由緒正しいタワシなのだとアキコが言っていた。 なるほど、くわえた時の歯触りも由緒正しい感じがする。
ボクはこれでアキコと「取ってきて」をして遊ぶのが好きだ。 アキコが「取ってきて」と言って遠くに投げたタワシをボクが すごい早さで取ってくるという由緒正しい遊びである。
ボクがタワシを取ってくる早さはすごいのだ。 写真では早さをお見せできないのが残念である。
ボクは今日、ショッキングな話を聞いた。
今年は鶏の年なのだそうだ。 犬の年は来年なのだそうだ。
今年が鶏の年だということは、今年はボクの庭にイソウロウ しているアイツの年なのである。 ボクの年は来年までオアズケである。
ボクはとてもメデタイ気分だったが、急激に来年の方が メデタイ気がしてきた。 早く来年にならないかな。
今日は冷たい雨が降っている。 バシャバシャ音をたてるほどの雨だ。
ボクの庭のモミジは、赤くならずに葉を落としてしまったが、 ふと庭の水たまりを見ると、思いがけずきれいな落ち葉が水 に浮いていた。
アキコに水たまりの落ち葉を見せると、「フウリュウだね」 と言っていた。
何のことかよくわからないが、アキコがそう言うのだから フウリュウなのだろう。
昨日に引き続き、ボクはメデタイ気分である。 ボクの庭の草についたツユを見てもメデタイ気がする。
ボクはツユはメデタイだろうと思っていたのだが、アキコに聞いたら、 ツユは別にメデタイわけではないのだそうだ。 山の赤い実がメデタイで、ツユがメデタイじゃないのはなぜだろう。
ツユがメデタイでなかったのは残念だが、とてもきれいであるから、 今日はそれでよしとしよう。
ボスとアキコが帰ってきた!
ちゃんとボクを迎えに来てくれた。 「ゲンゾー!ゲンゾー!」と言いながらアキコがクルマの ドアを開けた時、ボクは思わず 「アケマシテオメデトウ!」と言ってしまった。
「あけましておめでとう」とはこのことだったのだ。 なんとメデタイお正月だろう。
ボスとアキコと一緒に山の鶏のところに行った時には、 メデタイ木を見つけた。 アキコがメデタイ木だと言っていた。
今年はなんだかメデタイ予感だ。
なんということだろう。 お正月3日目なのに、ボクはアキコのジッカに置き去りにされた。
アキコのママが言うことには、ボスとアキコはオンシという人に 挨拶に行って、ボスの親の家に泊まるのだそうだ。 ボクもオンシに挨拶して、ボスの親の家に泊まりたかったのに。
でも、アキコのジッカのパパとママはボクにやさしくしてくれる ので、ここでボスとアキコの帰りを待つことにしよう。
アキコのジッカには、相変わらずシマシマのネコが居て、窓から ボクをじっと見つめているけれど、パパやママがいつもよりも たくさんビスケットや牛乳をくれるから、ここも悪くないと思う。
ボクの庭の落ち葉がたくさん積もった地面から、突然タンポポが 伸びてきて花を咲かせた。 お正月のボクの庭が華やかになった。
今年はこのタンポポのように、強くたくましく生きてみよう。
2005年01月01日(土) |
アケマシテオメデトウ |
あけましておめでとうございます。 今年もどうぞヨロシクお願いイタシマス。
お正月らしく、紋付きハカマでご挨拶したかったのだが、 ボク用の着物がないので、このままの格好で失礼いたす。
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