WORKS クリエイティブは何処から
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2004年11月29日(月) 言葉との出会い

 毎朝ちゃんと新聞を読めばいいのに、急ぎの仕事に追われると、購読数誌のうち、地元紙の「静岡新聞」以外はそのまま故紙になってしまいます。古い新聞なんて読んでもしょうがないといえばそうなのですが、なにかおもしろい事が書いてあったかも知れないと思うとどうしても捨て難く、今日のように出先の事務所で過ごす時などは、仕事の一環として新聞を読みあさります。

 不思議なもので、言葉との出会いはいつでも、ちょうど必要としているような内容や考え方にタイムリーに行き着く事が多いような気がします。それは自分が意識下でそれを探しているからかもしれませんし、出会いというよりは「気付き」という方が正しいのかもしれませんが、無限の話題の中でみつかった言葉とのこういう出会いは、このごろ、仕事以外の書く事をサボっている自分としては、自身を確認する大切な契機になっています。読書って大切。それはなにも、本という形になっていなくても良いのですが。

 今日は、友人がくれたメールにあった、岡本太郎さんの言葉「人生を真に貫こうとすればそのときぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方でありまた敵である。」に励まされ、また、新聞でひろったジョージ秋山さんの「浮浪雲」から引用された、「富士山に登ろうと心に決めた人だけが富士山に登ったんです。散歩のついでに登った人はひとりもいませんよ。」に苦笑いしました。


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2004年11月28日(日) 「普通」



普通

一年くらい前に読んだ本に、
「個性的」なんて、本人が自分で思っているだけで
じつは「個性」という名の「普通だ」的なことが書いてあったけれど
年齢を重ねるほどに、「個性という名の普通」を思う機会が多くなってきたみたい。

こういうのを、経験を重ねるっていうんだなと、
お年寄りが聞いたら一笑に伏されるほどわずかな年輪だけれども、
生意気を思ったりする。

 
『道理百遍、義理一遍』にうなづいてしまうのは、
なにも人付き合いについてだけじゃなく。
百度の『説明』や『好み』や『うんちく』もいいけれど、
「ああいいな」って思える瞬間があれば、それは、それが一度あればよいわけで。
それが普通でも、よいわけで。



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2004年11月17日(水) 2002.6.22 再編集

画像載せました。
仕事柄、版権の問題でなかなかイメージを載せれませんが、このキャラは自分が創ったものなので、思いきって載せてみました。
日記もなかなか進まなくて、こうしてアップする度に、マニュアル復習しながらやっています。

数行下の2002.6.22の日記を見て下さい。


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2004年11月03日(水) 本の話など1

 前月半ばくらいから、朝の5分くらいを利用して読んで来た赤川次郎の「イマジネーション」を、あと少しで読み終わります。この作家は、学生時代に読み耽った数人の作家のうちの一人で、特に三毛猫ホームズシリーズは大変読みやすく、お気に入りでしたが、この間亡くなったフランソワーズ・サガンなど、少し難しい洋書などを読んでいた友人たちから見れば、本当に幼稚な本を読んでいるように見えたと思います。赤川次郎を手にするのは、実に20年ぶりくらい。
 この本は今年の9月に出版されて、自分が購入したのもそのころで、しかも初版本なので、現在どれくらい読まれているか、今後どのように版を重ねて行くか想像もつかないけれど、新聞広告に書かれていた「想像力を失うと、人はどんなひどいことでもできる。イマジネーション。今、もっとも大切なもの」というキャッチフレーズに惹かれて購入したのです。想像力なんていう言葉は、私達のような広告の仕事では、耳も心も(笑)麻痺してしまうくらい、もう何万回も聞いてきた言葉でしたが、このワンセンテンスは、本当にそうだなあと、今さらながら想像力というものを深く考えさせられたので、思わず、「うまいなあ」と購入に走ったわけです。広告を作るときは、みんなが「ああ、そうだな」と納得するようなひと言があればいいのだとはよく云われましたが、まさしくその通りでした。
 本は、赤川次郎さんのこれまでのエッセイを再編集したものですが、ご本人の自分史と(作家になるまで)これからの世代へ、想像力の欠落のこと、ネオナチ・・・と、想像以上に読みでがあって、これから何を書いて行こうかと考えていた私にとっては、ひとつの指針となる本との出会いになりました。機会があったら、購入しなくても、図書館で開いて気になる項目ひとつでも良いので(1話5分〜10分くらいで読めます。このわかりやすさとやさしさが、相変わらずだったのでうれしかったですが)読んでみて下さい。

+++++++++++++映画案内


 今週は、デスクがフィジー島へ出かけてしまって、人出不足の折り彼女の仕事を引き継いで、二人分も仕事をしています。従って、自分の仕事はまったくはかどらなくて納期を伸ばしてもらったりです(笑)。写真は、彼女がいつも作業している新聞の映画案内の原稿です。自宅に持ち帰り、今日、自宅で、生まれて初めて書いてみました。大きい文字や、小さい文字、並び、目立ち方など、これが結構、パズルみたいで楽しい。

*これからワークスの方は、こんな形の日記になります。
これまでのBBS形式のも、いろんな方のたのしい書き込みがあるので、いつでも見れるようにしておく予定です。
これまで書いて来たものも、自分の記録の為で恐縮ですが、随時整理していくので、しばらく新旧入り交じりの日記になります。


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