ひまわりさん観察日記 DiaryINDEX|past|will
木版画上級者たちが揃う金曜クラス。 みほちゃん(小6)の途中経過です。 色を変えて、2枚の作品をそれぞれ一度目の重ね刷りをしたところです。 これからまだまだ、彫っては重ね刷りして、を繰り返します。
おはなし絵、木版画制作が、完成に近づいてきています。 えみりちゃん(小4)の作品。 柏の木たちとふくろうたちが、歌って踊る場面です。 これは、ひとつの版(正方形)を横に繋げるようにして繰り返し、4回刷りました。さらに彫り進めて、色を変えて重ね刷りも。 夜空で様子を見守るお月さまが4つに増えないような工夫も凝らしてあります。 彫刻刀で彫った木やふくろうの数が4倍に増えて、にぎやかな林の様子が表現できました。
ようやく、呑竜教室でもおはなし絵制作が始まりました。 宮澤賢治の名作『セロひきのゴ−シュ』を、大きく、ダンボール紙とクラフト紙に、墨で表現していきます。 本日は5年生が4名で、ゴーシュや動物たちを描きました。 基本的には、下描きなしで、初めから絵筆と墨で描いていきます。 このおもいきりの良さ、緊張感、大胆さが、必要不可欠です!予想を遥かに上回る楽しい出来栄え・・期待出来ます。
こちらも昨日に引き続き、コラ−ジュ版画の版づくり。 写真はもえかちゃん(年中)のつくった、ねこちゃん。 おはなしには『やまねこ』『さとねこ』が出てきますが、このねこちゃん、『おしゃれねこ』って感じです。 ちいさなひまわりさんたちに、今、版画の版をつくっている、ということを理解してもらうのは、意外と至難の技であります。 目はちゃんと描いてあるけど、描いてあるだけでは版にはなりません。 口で説明しつつも、半ば強引(!)に、紙や毛糸などで版(凹凸)を作らせて、いよいよ刷る、という時に、感動してもらえればいいかな、と思いながらの制作です。
おはなし絵制作、木版画もがんばっておりますが、まだ木版画の難しい、小学2年生以下のひまわりさんたちには、コラージュ版画で、おはなしの世界を表現しています。 上の写真は、おはなしに登場する動物たち(人間も含む!)を作りました。 下の写真は、まさみちゃん(小2)の作品。 主人公清作のぶどう酒について、柏の木が歌った3つの歌を、ひとつの絵に上手くまとめました。 これらの作品・・はり絵としてこのままでも充分な作品ですが・・次回、ローラーでインクを塗って、大きな模造紙におはなしにそって刷ってゆく予定です。
梅雨の晴れ間の真夏日。
おはなし絵制作、木版画制作では、もう刷り終わったひまわりさんもいます。刷って、また彫って、重ねて刷って、、、を繰り返して、重厚な刷り上がりを期待しています。 上の版は、かほちゃん(小6)の作品。 お話の中に出てくる『くるみのうた』の歌詞から、かほちゃんなりの世界を描き出しています。 「まずどこを彫って、1版目を刷るか」も、計画的に考えているようです。
おはなし絵『かしわばやしの夜』制作は、熱を増してまいりました。 小学3年生以上のひまわりさんは、木版画で絵作りしていますが、2年生までのひまわりさんは、コラ−ジュ版画で絵作り、始まっています。 おはなしに登場する動物や、おはなしの一場面を、紙や毛糸などで貼り絵づくりして、最終的にインクを塗って刷り取ります。 まだ今の段階では、版画にすることを口で説明してもピンときていないひまわりさんが多いので、えんぴつなどで先を引いたり塗ったりしただけでは絵にならないことを理解できないようですが、その分、版画にして刷り取ったときの感動は、大きいですね。
あとりえに来るとまず、パレットに絵の具を全色少しづつ出すのが日課のはやとくん。でも最近、その絵の具を使い切れずに時間切れとなり、洗い流してしまうことが続いたので、今日は全色ローラーにつけてころころころっと遊びました。 左下角に、最近はやとくんがハマっている画用紙&ホチキス細工(もともとこの画用紙は、この細工のために使っていた)をぺたっ!・・・あっというまにいのししに変身! 小学生クラス、おはなし絵『セロひきのゴーシュ』。 本日は、みんなで絵本を読みました。 5年生たちに「まる読みしよう」(←句点ごとに読み回しすること。なにそれ?と聞いたら、知らないの〜!と言われた)と提案がありましたが、その5年生たちは絵を描いている途中だったので、丁重にお断りして、私が朗読しました。 長いので(1年生たちが飽きてしまったので)半分程読んで本日は終了。でも内容は良く理解してくれた様子。また来週続きを読んで、いよいよ制作に突入します。
昨日の日記に引き続き突然ですが、4月から某大学で地元のこどもたちが集まって開かれている遊びの会(そんな紹介の仕方で大丈夫だろうか...ってことで、ひとまず『某』とさせていただきます)の中の、おえかきタイムを、2ヶ月に1度ですが、私がお手伝いすることになりました。 まずは、シュモクザメの水槽でスケッチ。シャッターチャンスを逃して、うつっているのはエイ。 葛西臨海・・と言えば、なんといってもマグロ! このマグロが泳ぐのを見た時には、思わず「わああ〜〜〜っっっ!」と感激の声が出てしまいました。すごい迫力!! こちらはきょうちゃん(年長)が描いた、マグロ。 きょうちゃんは、この大きなマグロの前に見た小さなマグロの水槽で、「描けない、描けない。ママ描いて」を連呼していました。はじめに描いたシュモクザメ、上手に描けていましたが、自分では納得いかなかったのかな。 ママの代わりに、私が一緒に描きました。「描けない」と言い張っていたきょうちゃんも、一緒に描いてくれました。本物のマグロを見ないで、私の絵を見て、描いていました。 その後、「描けない」と言うどころか、次々と水槽の中のいろんな生き物を描きまくっていました。そしてたどりついたおっきなマグロの前では、しっかりと本物のマグロを見つめて、こんなに堂々と描けました。 こちらはさやちゃん(小4)の描いたマグロ。それまでお母さんと一緒によ〜く観察して、魚の解説文まで良く読んで、描いていたさやちゃん。マグロは自己流の解説文まで書き入れていました。 さやちゃんは、その後お昼タイムの時、おやつのマドレーヌまで絵に描きました。たしかに、海つながり・・・? 今回は、4月の回に行った『おおきな海を描く』というテーマ、そして次回に行う『さかなつり』というテーマから生まれた遠足でした。 『大きな海を描く』は、4月14日の枠に近日更新予定です。 『さかなつり』は8月に行います。 ひまわりあとりえとは無関係のイベントですが、私の仕事の記録として、ここに記しておきたいと思います。楽しんでいただければ幸いです。
しほのちゃんの作品『おおきな海』。油絵。 そういえばまだHP内での宣伝はしておりませんが、今年から土曜日クラスを開いています。 ・・・といっても、まだふたりの女の子(姉妹)しかいません。 一ノ割教室土曜日クラス、今ならゆったり過ごせますよ。大募集中です!!(←宣伝) 二人は以前、庄和教室に通ってくれていました。 お姉さんのさやのちゃん(小6)は油絵を描きたくてうずうずしていたようで、来ると物凄い勢いで仕上げて行きます。 妹のしほのちゃん(小4)は油絵を始める直前に教室閉鎖となってしまったため、ここへ来てはじめての油絵に夢中です。 そんなふたりも、今月はおはなし絵に挑戦。 描きかけの油絵を一気に仕上げて、ノリノリで木版画の下絵づくりをしてくれました。 さやのちゃんの作品『ひまわり王子』。油絵。
先週はじめたおはなし絵のおけいこ、今週は(みんなの気が向かず・・?)おやすみ。 おうちのまどやドアからは、なぜか文房具・・?
ゆかりちゃん(小4)が、新しいおたより帳を作る、といって、魚をサインペンで点描しはじめました。 海底には、いろとりどりの貝殻が描かれています。こういう、コツコツこまかい絵が、得意なゆかりちゃん。 これを目の前で見ていた、なごみちゃん(小1)も、触発されて海を描きはじめました。 お魚をてんてんてん、小さな貝殻がいっぱい。そんなまねっこからはじまって、ついにはなごみちゃんオリジナルの絵が誕生しました。 そんなふたりの絵を見て、まさみちゃんも描きたくなっちゃいました。 お魚はもちろんてんてんてん、貝殻は小さいのやら大きいのやら。 サインペンを水でにじませたのも、美しいです。 ゲイジュツは、真似から生まれる、とかなんとか言いますが、こういうことかな〜とか思う1日でした。
左はかなうちゃん(年中)の作ったもの。右はかりんちゃん(年中)の作ったもの。 これ、何かわかりますか? そう、携帯電話機です。 もともとはみきちゃん(年中)が「けーたいつくる」といい出し、ふたりがまねっこして、3人で作りました。 (みきちゃんは、気に入って持って帰ってしまいました。) これは、私たちが子供の時には作れなかったですね。時代を感じます、時代を。 小学生クラスでは、来週からおはなし絵のおけいこをはじめます。 宮沢賢治の『セロひきのゴーシュ』。 本日は、準備が整わず、とりあえず絵本のみ持って行って、興味のある子だけに読んでもらいました。読書好きののんちゃん(小5)だけが、あっという間に読破しました。 のんちゃん「で、これをどうやって描くの」 私「それをまだ、決めてないんだよね〜、どうしよっかな〜」 のんちゃん「墨はどう?」(隣で一年生たちが墨絵のおけいこ中) ゆきなちゃん(小5)「前、ダンボールに描いて、円くしたよね」 ゆうたくん(小5)「ダンボール、いいねえ」 ・・・おはなし絵多数経験者3人のそんな会話から、呑竜版『セロひきのゴーシュ』が生まれそうな予感です。 そういえば以前、こんなお手紙をさやかちゃん(当時小2)からもらいました。 ひまわりあとりえの基本精神、センセイが考えたり決めたりするのでは無く、「みんなでいっしょにがんばる」。これ、大事です!?
ますはじめに・・・ ということで、一ノ割教室はおはなし絵のおけいこに突入しました。 今年は宮沢賢治のおはなしに挑戦です。 『かしわばやしの夜』という、ちょっと不思議な歌合戦のおはなし。 実はこのおはなし、現在おひさまあとりえで取り組んでいるもので、とてもおもしろいお話なので、ひまわりあとりえでも挑戦してみたくなりました。 摩訶不思議な歌がたくさんでてくるおはなしを、朗読テープをききながらのおけいこ、小学3年生以上は木版画で絵作りします。 今後の展開に、乞う御期待!(これからひまわりさんたちの様子を見つつ、考えていきます・・)
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