2004年11月24日(水) |
髪形について(おひさまあとりえ) |
今日も私の髪形に関する子供達の反応について。
かんちゃん(小1)きんちゃん(小3)兄弟がいち早く反応。
かんちゃんが、私の肩に寄り掛かりながら「前のほうがよかったあ〜」という。何のことを言っているのかと思ったら、髪形のこと。不評。
それを受けてきんちゃんが一言「せんせい、お化粧してる?」
・・・お化粧はいつもしてるよ、と返事をしたものの、コレは好評なのか不評なのか、判断しかねる。
先々週に引き続き、ゆかちゃん(年中)が「さとうせんせい、これあげる」と、ストローと折り紙で作ってきたお花をくれました。
胸にさしていたら、りこちゃん(小1)が「これどうしたの?」と聞くのでゆかちゃんにもらったと説明すると、
「やっぱり。せんせい、けっこう人気あるんだね」という。
その口調があまりにも大人びているので、私もさらりと「まあね」とこたえておく。
2004年11月22日(月) |
髪形について(一ノ割教室) |
油絵や、その他おえかき。ディスニーシーの絵や、クワガタの絵など。カッターナイフを使って積極的な絵作りも。おじいちゃんの誕生日にと、飛び出すカード作りはお手伝いして試行錯誤しながら。
最近、髪が伸び放題なので、久しぶりに結んだりしている。
この私の髪形について、いろいろな反応が楽しめる今日この頃。
先週の幼稚園では、小さな園児たちに「かみきったーー!」と言われた。
みんなあいさつのように、おもしろいようにそういう。
切ってはいないのだけれど、でもまあそういうことにしておく。
今日、たけしくん(小1)があとりえに来るなり早速「ああーーー!?」と反応を示す。そして「えっと、ええーっと・・・」となにやら考え込んでいる。
およそ1時間後、突然思い出したように「そうだ!学童の○○せんせいににているんだった!」と言う。ずっと考えていたかの様に・・
たけしくんが描いた『くじらぐも』の絵。国語の教科書を開いて、暗唱しながら描いていました。角みたいなのは、しおをふいている表現。
2004年11月19日(金) |
シンデレラのおうち(一ノ割教室) |
鏡をみて自画像を、月曜クラスより引き続き流行らせようという企み。
他にクリスマスの絵など。
トイレットペーパーを水で溶かして絵具やボンドを混ぜて軽い粘土状にして創作する子も。
男の子たちでは魚釣りゲームを作って遊ぶ。これまた流行の兆し。
さやかちゃん(年長)は、最近ディズニーランドに行ったという。あとりえにやってくるなり、そのことをしゃべりまっている。もう、ほとんど興奮状態!まだ誰も来ていないあとりえのお部屋をいったりきたりしながら、まるでその場にいるかのように、身ぶり手ぶりオーバーリアクション気味に体を動かして、一生懸命話してくれている。
中でも『シンデレラのおうち』が楽しかったとのこと。『シンデレラ城ミステリーツアー』のことだ。いったりきたり、時にはさやかちゃんの顔を私の顔に目が寄ってしまうくらいくっつけて、説明してくれる。暗くて怖かったこと。悪者をやっつけた代表の男の子がメダルをもらったこと。
あんまり一生懸命話すので、かわいらしいやらおかしいやら、私は笑いがとまらない。するとさやかちゃん「こわいはなしなんだから、まじめにきいてよ」。はいはいはい、といいながら、やっぱり笑ってしまう私。
「でもさあ、どうしてシンデレラのおうちなのに、シンデレラとおうじさまがでてこないんだろう?どうしてヤツラがしのびこんでいるんだろう?」
という、さやかちゃんの素朴な疑問でこの話は幕を閉じる。きっと話の筋は通っているのだろうけれど、たしかに私もその辺のことは記憶にない。
画用紙の角を丸くしたい、と、角だけでなく一周全部を一生懸命ハサミで切っていました。
まあ、なにはともあれ、さやかちゃんはあとりえに来てから30分以上、『シンデレラのおうち』についてしゃべりまくった後、ようやく絵に取りかかった。『おひめさま(さやかちゃん自身)と王子様が結婚して虹の橋を渡るところ』の絵を描くと、はりきっている。
それをみていたゆりちゃん(小3)が「ねえ、王子様すき?」と質問。さやかちゃんが「うん」とこたえると、
「でも、ペ・ヨンジュンとはけっこんしないほうがいいよ。名字が『ペ』になっちゃうから。それからパク・ヨンハともね。『パク』になっちゃうから。」
・・・だって。なんだかどこかで聞いたようなネタだけど・・・・得意げにそう諭すゆりちゃんと、なんのことやらわからないので聞き流して絵を描くさやかちゃんを目の前に、またしても笑いがとまりませんでした。
2004年11月16日(火) |
さあ、どうする!?(呑竜教室) |
ゴム版画の彫りの続き。予定外に先週みごと彫り終わってしまったひまわりさんは、去年のクリスマスのことや学校でのことを絵にしたり。
ひまわりさんではない延長保育中の幼稚園児が、あとりえに侵入してくることは、多い。たいがいひまわりさん(小学生)がやってくるころには、おのおのの部屋に戻っていくのだが、侵入常連のmちゃん(年少)はひまわりさんが続々現れても、臆すること無くへっちゃらでパステルを見つけだしてなにやらお絵描きをしている。
そこへ同じく延長保育中であとりえ侵入ははじめての元気者Mくん(年長)がやってきたので、事態はややこしくなったMくんがmちゃんの使っているパステルを取り上げ、mちゃんは怒ってしまい、そのパステルの入った箱を放りなげ、パステルを部屋中にバラまいてしまったのだ!
こんな時、一番お姉さん力を発揮してくれる正義の味方のんちゃん(小2)の本日の絵。
その瞬間、その場に居合わせた3人のひまわりさん(小2)は、私の顔を見た。滅多なことでは怒らない私が、とうとう怒り出すだろうかと伺っている表情だ。ここで私も立場上まったく怒らないというワケにもいかないし、でもひまわりさんたちが『小さい子のしたことに、大声で怒っちゃうの?』という心配そうな目で見つめられるとすごーく冷静に楽しくなって、でもちょっとだけ怒ったフリをして、じゃ、みんなで拾いましょう、ということになった。
パステルがバラまかれた瞬間にお部屋に入ってきたひまわりさんのゆかりちゃん(小1)などは、なんのことかワケも分からず、でもなんとなく空気を読み取ったと見えて一生懸命拾ってくれる。おねえさんたちがこの場をなんとか取持とうと必死で拾っているものだから、バラまいた張本人のmちゃんも、原因を作ったMくんも、逃げる訳にも行かず一生懸命、でもなんだか楽しそうに拾い出す。
最後は私がmちゃんを抱っこしてMくんをつれて、延長保育中のお部屋までつれてゆき、一件落着。ひまわりさんたちは「あー、びっくりした」とか「まったく、しょうがないよねえ〜」なんて言い合っていた。かつての幼稚園児たちも、時が経てばこんなにおとなになるんですね〜〜。
2004年11月15日(月) |
みんなでお見送り(一ノ割教室) |
油絵&水彩えのぐでお絵描き。鏡をみて自画像を描くひまわりさんも。
11月になって、新しくひまわりさんの仲間入りをする子がちらほら増えている。今日もちいさな女の子が、見学・体験をしにきてくれた。
今まで新しいお友だちがあとりえにやってくると、ひまわりさんたちは決まって一段と気合いが入る。
例えば、普段は油絵の続きを描くことを面倒がるひまわりさんも、はりきって油絵の準備をする。これは水彩えのぐを使いたがらないひまわりさんも、同様である。『こんなことができるんだよ』とお手本を見せてくれる。ちょっとした優越感、でもある。
例えば「ぼく(わたし)ってあとりえに入って何年たつんだっけ?」というような会話を好む。『もう大先輩だから、なんでも聞いてよ』てな感じかしら。
例えば新しい子が「トイレに行く」とか「えのぐの水をくむ」とかいう時には、せっせとお世話を焼いてくれる。私もこの時とばかりに「じゃ、○○ちゃん、水道の場所、おしえてあげて」なんて頼ってしまったり。
けいじくん(小4)の油絵『金閣寺』。けいじくんはにわかはりきり油絵画家ではなく、ほんとうに油絵が大好きで最近メキメキ腕を上げている。
そして今日、気がついたこと。
一ノ割月曜クラスのひまわりさんは、はじめてのお客さまが帰っていく時、みんな総出で玄関まで見送りに席を立つ。
「さようなら」とか「またね」とか、特にあいさつをするわけでもないのだけれど、私が玄関まで向かうと、みんなぞろぞろとついてきてくれる。みんなでお見送り。気持ちは『またきてね』、かな?
先週は、おけいこ中にペリカン便が集荷に来た。
呼び鈴が鳴って、私が「どうぞ〜」と言っても入ってこない場合は、お客さんであることが多い。するとひまわりさんたちがささーーっと玄関に向かい、私がその後を追って玄関の扉を開けるのを待っている。
この日のように、異色のお客さんだと、なんだか嬉しそう。私が伝票に宛先やらを書いているあいだ中、ペリカン便のお兄さんはひまわりさんたちに見つめられるはめに。お互いにちょっと照れているようであった。
2004年11月12日(金) |
かいがら(一ノ割教室) |
個々の制作。色鉛筆や絵具や油絵。
女の子何人かの間で画用紙を使って箱作り。きれいな紙を貼ったりして飾る。「センセイは箱作るの得意?」と聞かれたので、「すっごく得意だよ」と答えておく。それを見ていた男の子たちがあとりえにあったティッシュの空き箱を使ってビー玉を転がすゲームを作りだしたり。
しょうちゃん(小2)がいつのまにやら、モチーフ用にしまってあった貝殻を見つけて、「コレほしい!ちょうだいっ!ちょうだいっっ!!」と言い出した。昔、ひまわりさんに『海のおみやげ』としてもらったものなのでしぶっていたのだが、何度もせがまれたので「じゃ、今日がんばったらひとつだけあげる」ということに。
先週から引き続き描いた絵。ピストルは図鑑を見ながら、ものすごく丁寧に鉛筆と絵具を駆使して描きあげた。
「よっし!おりゃあ〜〜!がんばるぞ!」と俄然はりきるしょうちゃん。
モノで釣ってしまった・・と内心反省しつつ、まあがんばることはわるいことではないし、たまにはいいかな?
とはいっても、いくつかある貝殻のなかの『ひとつだけ』なので、ほかのひまわりさんが「ぼくも!」「わたしも!」なんて言い出すと、気が気ではない。そのたびにお目当ての『ひとつ』を手にとって、「オレはこれだからね、ほかのヤツにしてね」と念をおしている。はりきっているけれど、気が散ってなかなか手が動かない。
なんだかんだ、お迎えがくるまでがんばり続けたしょうちゃん。
約束通り、貝殻を大事そうに手にした帰り際、「今度(学校の)図工で工作するんだけど、それのいちばん上にこれをくっつけるんだ」。
そっかー。あとりえでは夏だけ登場する貝殻が、しょうちゃんの作品のてっぺんで1年中輝くことを、大いに期待!しているよ。
2004年11月10日(水) |
リサ(おひさまあとりえ) |
『おひさまあとりえ』は東京・東上野のお教室です。
ゆかちゃん(年中)が「さとうせんせい、これあげる」といって下の絵をくれました。
絵本『リサとガスパール』のリサを描いたのだそうです。マユゲには赤色の紙を貼ってあって、本物のリサとはまたちょっと違うかわいらしさがありますねえ。画像では見えにくいですが、右上にはちゃんとサインも入っています。
ちなみに、私は何を隠そう2年程まえから『リサとガスパール』シリーズ絵本の大ファンなのです。
どうもありがとう、ゆかちゃん!
2004年11月09日(火) |
はじめての彫刻刀(呑竜教室) |
来年のカレンダーづくりの一貫として、ゴム版画制作に突入。
一年生から五年生まで、一斉に彫刻刀を握る。
あとりえでは今まで木版画を年一回のペースでやってきた。対象は小学3年生以上。
今回、はじめて1、2年生にも挑戦の場を与えてみることにした。ただし、木版よりもいくらか彫りやすいゴム版だ。
今まで彫刻刀を握ったことのない1、2年生計5人を集めて、彫刻刀の説明と彫りの実演をする。みんな真剣で、ちょっと興奮ぎみ。はやく持ってみたくて、仕方がないようす。
早速、版の裏面で練習をして、下描き済みの表面を彫ってみる。みんな熱心に、手に汗を握りつつ取り組む。思ったより上手だし、時間が経つにつれどんどん上達してゆくから、すごい。
とにかく私もみんなの手元から目を離さず、「左手注意!」をやかましいほど口にする。
あれほど注意して見てたのに「あれっ!?」と声をあげるのは、ゆきなちゃん(小2)。「いつから出てるんだろう?」
ゆきなちゃんの細くてちいさな小指の先から、すこうし血がでている。「痛くないの?」と聞くと「全然わからなかった」という。消毒すると、もう血は止まっていた。血がでていても気がつかない程、熱中していたようだ。絆創膏をして、もう大丈夫!絆創膏は、いつもの3倍、持ってきたし。
のんちゃん(小2)はお家から彫刻刀セットを持ってきた。最近見るような柄がゴム製でカラフルなものではなく、昔ながらの、なかなか年期の入ったものだ。「おかあさんがつかってたやつ、さがしてくれたの」という。のんちゃん、今日はいつもにも増して、はりきっている。
「おかあさんが、まだちゃんとつかえるかどうか、せんせいにききなさいって」というので、試しに使ってみた。少々刃こぼれはしているが、ゴム版だしなんとか使えそう。いや、これはなんとしても使わなくては。彫りにくかったら、あとりえのものと取り替えてあげよう。
自分用のセットを持っているのんちゃんは、いろいろな種類の刃を得意げに使い分け、細かい絵も器用に彫っている。あの刃でよくここまで彫れるなあ・・・と感心するほど上手に。これはもう、刃の切れ具合など問題ではない、のんちゃんには魔法がかかっているのだ。
あとりえの元気者ゆうたくん(小2)は、見かけとは違って意外と慎重派。版画彫りも皆の様子をひと通り見てから、遅れてはじめる。
とにかく元気いっぱいサービス精神旺盛で人気者のゆうたくんには、彫刻刀はまだおっかないな・・と思い、隣について手取り足取り見守ることにした。
ところが、これまた意外や意外!安心して見ていられるほど、誰よりもスムーズな刃さばき!!曲線などは、刃を全く動かさず、版を左手でクルックルッとあざやかに動かして、なんの苦労もせず彫っている。いやはや、びっくりした〜〜
それに、他の女の子たちは彫って出た削りかすなど気にも止めずテーブルにちらばっているのに対し、ゆうたくんは、ひとすじかすが出る度に、左手でつまんで1ケ所に集めている。削っては集め、削っては集め。それも何気なく。
うう〜〜ん、なるほど。あらためてひまわりさんたちの知られざる本質を垣間見たような、有意義なおけいこでした。
2004年11月08日(月) |
生きもの(一ノ割教室) |
今日は先週の土曜日の授業参観の振替休日で学校がお休みのひまわりさんが多く、集中力が有り余っているのか、おしゃべりもせず沈黙の中、油絵やえのぐや木炭やえんぴつで描いている。
ゆうなちゃん(小3)は油絵を描くのが大好きだ。今日も二枚の絵を交互に描いている。一枚は、以前お家から持ってきた本物のクワガタを、描いたもの。
でも、ただの『クワガタ』ではない。まず、このクワガタは生きていない。動かないので、それでいてもちろんリアルなので、よく観察して描くのには、なるほどもってこいだ。
で、ただの『死んだクワガタ』でもない。関節ごとに、見事にバラバラになっているのだ。
一瞬、ちいさな容器から出てきた『バラバラクワガタ』を見てギョッとしたが、他のひまわりさんたちは目を輝かせて飛びつき、「ぼくも持ってたことある」とかなんとか、言い合っている。子どもの興味とは、スバラシイ!
ゆうなちゃんは「お母さんには、ナイショね」という。
ゆうなちゃんは、よくお母さんに内緒で、おもしろいものを持ってくる。
ぬいぐるみとか、動物のミニ・フィギアとか、動物の図鑑とか。
『バラバラクワガタ』を慎重につなげて、キャンバスの左側に描き、右側にはバラバラになったクワガタの『パーツ』ごとに描いている。完成までは、もうしばらくかかりそうだ。
もう一枚は、草むらにひそむヘビの絵である。
あとりえにある動物図鑑のヘビのページが、ゆうなちゃんは大好きでよく開き、絵も繰り返し描いてきた。その集大成(?)が、今回の油絵だ。
なかなか臨場感に溢れた絵だ。
さて、本日完成したこちらの絵、ヘビはどこに隠れているでしょう?
上手に隠れていますね!
油絵の具と水彩えのぐのにおいの入り交じる、積極的なおけいこ。
先週、『ハロウィン』直前ということで、かぼちゃおばけの置き物などを出したところ、何人かのひまわりさんがハロウィンの絵を描いた。
そして1週間後の今日、11月にも入ったことだし、先週描いた『ハロウィン』には興味をもたない子がほとんどの中(しかたありません・・)、はやとくん(小4)は来るなり「先週の(絵の)つづきをやる」とはりきっている。
それは四つ切りの画用紙いっぱいに、かぼちゃおばけをデデ〜ンと大きく描いたもの。小さめの黒い三角の目鼻を描いて、オレンジで途中まで塗ってある。
極太色鉛筆のオレンジを、途中6〜7回カッターナイフで削り(あまりなんども「削って」というので、途中で削り方を伝授した)、「だいぶ(色鉛筆が)短くなっちゃった〜」とか言いながら、画用紙の90%を占める部分をつやっつやに塗りまくった。
「ひゃ〜〜!すごいね〜〜」と感動していると、先輩のゆうきくん(小5)も「ここまでやれば、文句ないね。ハロウィン終わっちゃったけど」と納得。
それに気を良くしたのか、わずかに残っている背景を黒鉛筆で塗りつぶし、1週間おくれのハロウィン、めでたくここに完成!
では、おはなし(絵につける題名のこと。我があとりえでは描き終わった後の決まり事になっている)をつけましょう。なになに・・・『かぼちゃ三兄弟』・・・・!?
「あと2枚描いて、上につなげるの」と、うれしそう。そういえば先週、ゆうきくんがかぼちゃ置き物2つとりんご1つを縦に積んだ状態で写生してたっけ・・・・
完全なる『ハロウィン』の完成は、1ヶ月おくれとなりそうです。
たしかに、下は背景が描かれているが、上は(さらにかぼちゃが積まれるように)切れている構図。気がつかなかった・・・
2004年11月02日(火) |
ジェラシー(呑竜教室) |
貼り絵月間は終わって・・・と言いたいところだが、もうひといきの人には引き続きやってもらう。おけいこ後半に、今月から取り組むゴム版画の下描きを1年生から5年生全員でやる。
「りきとくん(小4)の貼り絵はおもしろいね〜、発想がかわってる!」
・・・と、同年代のひまわりさんをちょっと褒めようものなら、すかさず食い付いてくるのがあとりえ最上級生のまりなちゃん(小5)。「ふ〜〜ん、どうせ私達のはおもしろくないよね〜」
「ね〜〜っ!」と楽しそうに同意するのが、同じくあとりえ歴の長いさとちゃん(小4)。最近ふたりはいっしょになると大人びた発言をしたり、こそこそとうれしそうに内緒の話をしたり・・ひとりずつだとまだまだあどけなさも素直さもある女の子ですが・・なかなか難しいお年頃になってきています。
「まりなちゃんやさとちゃんの良さも知ってるけどさあ、りきとくんの貼り絵って、女の子には出せない男の子らしさって、あると思わない?」なんて言おうものなら、「どうせ男の子の絵のほうがおもしろいっていうことでしょ?」なんて言われてしまう。「いやいや、センセイも女だからね、ついそう思っちゃうだけで、女の子の絵には女の子の良さが・・・」と、私もちょっとしたコメントに気が抜けない。
口ではそんな風に言いながらも、正統派で優等生のまりなちゃん、今回ばかりは『ちょっと冒険』することに興味を示している。
「まりなちゃんはね、上手に描けることはもうわかっているから、さらに飛躍するには、『ちょっとやりすぎかな?』って思うくらい、失敗を恐れず冒険することだよ」と、油絵にしろ貼り絵にしろ、日頃から言っている。
実はその『カラを破れない』感は、この私が一番よくわかっているつもり。大学受験の美術予備校で、同じようなことを毎日言われ続けていたので・・・・
かしこいまりなちゃんは、50%そのことを頭に入れて、残りの50%はだんだん楽しくなって遊びの感覚で、まりなちゃんなりの『冒険』を表現してくれました。ちょっとしたジェラシーが、もたらした成果でしょうか。
2004年11月01日(月) |
うたはごきげんのバロメーター(一ノ割教室) |
えんぴつ描きを楽しむ子、油絵を頑張る子、えのぐを久しぶりに塗る子、歌をうたう子、今日もいろいろ。
やさしい小学生ひまわりさんに囲まれて、まさみちゃん(年中)は「つかれた〜」が口癖の、がんばりやの最年少ひまわりさん。あとりえに来る前に、幼稚園でたっぷりはりきって、公園でたっぷりあそんで、あとりえに来る頃に『つかれた〜』となるのは、当然のことでしょう・・
だからあとりえでお昼寝をしてしまうこともありましたが、ある時、「寝るのもイヤ、休憩するのもイヤ、絵を描きたいけど、つかれた〜〜」と甘えてくることがあったので、「『つかれた〜』って言っていると、ほんとうにつかれて、おててもうごかなくなっちゃうよ。ちょっとつかれていても『わたしはげんき〜』って思っていると、元気がわいて、おえかきできるかもよ」と言ったところ、急に元気を取り戻し、おえかきをはじめたまさみちゃん。周りの小学生たちは「まさみちゃん、センセイにだまされてる・・」などと聞こえないように言っていたけど。(まあ、確かに・・・)
そんな、純粋無垢で素直なまさみちゃん、御機嫌な時には幼稚園で習った歌などを高らかにうたいながら、おえかきすることも多い。
今日は『かえるのうた』を、「ゲゲゲ」とうたいながら、『かえるがうたっているところ』をえのぐできもちよく描いた。
←『わ』の字を絵筆で書くのはむずかしかったらしく、わたしがお手伝いをたのまれました。(まさみちゃんの向側から書きました)
そんなまさみちゃんの歌付きおけいこを黙ってやさしく見守る小学生ひまわりさん。
ところがまさみちゃんのうたにつられて、学校でおぼえたての『ビリーブ』という歌を大きな声でうたいだしたたけしくん(小1)には、みんな厳しかった!
この歌はどの小学校でも歌うらしく、みんなよく知っている歌だということで、1番と2番の歌詞がごちゃまぜになってしまっているたけしくんの歌に、りなちゃん(小5)やゆうなちゃん(小3)がダメ出しするのだ。
そんなダメ出しにもめげす、うれしそうに歌い続けるたけしくん。
テレビでおぼえた「カッパなにさまカッパさま、あそれそれ」のオリジナル振り付きのおどけた歌には、まわりの小学生やまさみちゃんからもリクエストが出ていました。