途切れ途切れの言葉 現れては消える 幻影と 面影と
もう二度と 失いはしないと もう二度と 離したくないと
手を その手を
無理だとはわかっている けど 縛り付けられたらいい
もう不安になりたくないから 目に見えるトコに在ればいい
空気も 息も 皮膚も飛び越えて ひとつになれればいい
わがまま言って困らせて きっと何かを試してる それが愛なのかもわからずに 得られるものすらわからずに
きっと何かを求めてる
僕も 君も
それが悪いわけじゃないけど それで傷ついてきたのは事実であって それは個人差があるもので
私たちはきっと 少しだけ大きいのかもしれない
広がる場所が 違うのかもしれない
だとしたなら そーゆーもんなんだって聞き流しておけばいい
あたしは あたしの掛け替えのない人たちを護るだけ
大切だと思える人だけはせめて
無条件に 愛すればいい
一人であることの優越感と 独りであることの孤独感と 共に抱いて生きていく覚悟があるのなら もう何も恐くはないのかもしれない
でも あなたがあたしを求めてくれたように あたしがあなたを必要としたように もう知ってしまった心地よさは 弱さなんかじゃない
弱くなんかない
超えて行けるなら どこまでも行こう 天井なんてない それはホラ 見上げた宇宙(ソラ)が 教えてくれる
限界なんてない
完璧と言う壁に 立ち塞がれて 天井と言う蓋に 押し潰されて でもそれが 何だって言うのかな?
挫折したって 落ち込んだって その先何も無いなんて在り得ないのなら 見えてないだけで 無いわけじゃない
あなたも あたしも ここに在るのだから
バカならバカなりに生きていけばいい 生きていることを否定するなんて 神様ですら 出来ないのだから
そう 無限に広がる可能性は 誰にだって 否定は出来やしない
そして自分自身を肯定出来るのも
自分で出来なきゃ 始まりはしないのだから
そう きっとどれもあたしねって思いながら 時々疲れちゃって 泣きたくもなるし
壁を作り出したのは自分だって 言い聞かせて 打ち破ってきたけど やっぱり見えない壁は そこにあって
ねぇ やっぱり 嘘じゃなかったの
壁はある 乗り越えられないものもある どうにも出来ないもののあるし わからないこともある
それでも それでもってあたしは きっとずっと 言い続けるよ
それでも。 ・・いや、だからこそ。
喋れなくなっても 歩けなくなっても 何も見えなくなっても 手にすることが出来なくても
やりぬくことに意味があるなら 生き抜くことに意味があるなら
あなたの手を取る その時まで
あたしは 生き抜いて見せるから
あたしが あたしであるために。
たまにどうしようもなく 壊して欲しくなる 今さえあればいい 今あたしだけに その声を その声だけを響かせて欲しい
焼き付いて一生離れなれなくなればいい 痛くてもしがらみとなって喰らいつけばいい
この傷は あたしが望んでつけたのだから
何もかも忘れさせてくれるほど 溺れてしまいたい ただ今だけに
今なんて どうでも良かったのにね
今まで前ばかり 見て生きてきたのに
ねぇ どうしてこんなにも 今が苦しく
今が 愛しい
冷たい空気に 嫌に耳につく雨の音と
風邪特有の 嫌悪感とで
ふと 幼い時に入院していた時の事を思い出した
病室が個室でない事が良かったとは思うけれど
それはそれで 苦痛だったりもしたり
案外 あれからこれはこれで
同じ環境だったりするかもなんて思ったり
会いに来てくれたのは 嬉しかったりしたけど
会いに来てくれない人が 本当は
一番 会いに来て欲しかったりして
キライじゃないのに
むしろ 好きになったくらい
あたしが覚えていないだけなのかな
本当は求め合ったりしているはずなのに
近くにいる時に感じる 虚無感と孤独感は
そう簡単には 消えてくれないね
欲しい言葉を あなたはくれない
だけど 欲しかった想いを
あなたは くれる
noと 言って欲しかった
yesと言って 欲しかった
結局 欲していたのは見えないもので
求めていたのは 虚ろな物ばかりだった
欲しい時に 欲しい言葉を
あたしは欲しいと 言えずにいる
でも結局 何を欲していたとしても
あなたが与えてくれるモノならば
どんなものでも 構いやしないけれど。
同じ時期に 同じ口から 生と死とを 口にした
不謹慎だと思いながら 間違っていると思いながら また 本心ではないとも思いながら
どちらかを 欲していた
電源だけ入れた ヘッドフォンから 音がしない わけじゃない
耳が痛い 静寂が なんだかものすごく 悲しかった
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