2013年09月29日(日) |
さらば「あまちゃん」 |
「あまちゃん」、終わっちゃいましたね。
三代のマーメイドたちはもちろん、だれもが本当に魅力的でした。
登場人物はけっこうな人数がいたけれど、ひとりひとりの顔を思い浮かべてると、
それぞれのドラマがちゃんと思い起こされるほど、全員に存在感がありました。
だから、画面に誰がいてもいなくても、いつも面白かった。
ストーリー展開も小ネタのちりばめ方も、いつも予想のはるか上を行き続け、
もかかわらず、破綻することなく最終的には一番美しい形で結実させる神技。
何一つザツにほったらかしにされた人もエピソードもなかったし、
石ころと思っていたものも、最後にはすべて宝石だったことを知らされました。
最終回に至ってもなお、
この期におよんで勉さんがついにスポットライトを!?な、大ニュースが発生し、
だがしかしその栄誉を、師匠を差し置いて不肖の弟子・水口がかっさらい、
さらに潮騒のメモリーズ奇跡の復活の新聞第一面登場を阻止するという、
最後の一瞬まで勝負を捨てない、決して流して終わらない、この素晴らしい攻めの姿勢!
トンネルの中をアキとユイが跳ねるように楽しげに進んでいくラスト、素晴らしかったですね。
トンネルって、まだ見ぬ未来への不安を感じさせる象徴にもなるし、今現在の閉塞感を示したりもするし、
何より、ユイちゃんの希望を奪いトラウマをうえつけたすごく怖いものなのに。
でも、そんなトンネルの中をまぶしい光に向かって行くふたりの後ろ姿には、
明るさと若さと力強さがみなぎっていて、
きっと大丈夫、人生はわるくない、と思わせてくれるあたたかさがありました。
で、そのあたたかさにまんまと泣かされるのでした。
クドカンドラマの大団円では、こういうあたたかさを感じたことが一度ならずあったなぁ。
お見事としか!
観てきましたー。
「感動した! 号泣した!」という感じの作品ではなかったですが、
自然と涙があふれてくるシーンがいくつもありました。
是枝監督らしく、淡々としたシーンが続き、セリフもすごく少ないのだけど、
ふとした表情、ふとした仕草から、想いがすごく伝わってきます。
大人たちはもちろん、子どもたちからも。
ましゃ演じる野々宮良多は、わたしの印象では、それほどイヤなヤツではありませんでしたわ。
優秀なエリートがあのくらいの不遜さを持っているのは、想定内というか許容範囲内。
もっとたちの悪いのなんて、いっぱいいるもん。
本当にどうにもならないサイテーな奴だったら、こんな経験を通してだって、
父になるためのスタートラインに立つこともなかっただろうし。
母親たちが子どもたちに接する様子が、すごく良くてね。
わたし自身、ひとりっ子の母親というのもあって、みどり(尾野真千子)に一番感情移入
してしまいましたが。
あと、慶多がかわいいのはもちろんなのだが、斎木家の末っ子・大和の可愛さがもう!
ほとんど赤ちゃんに近いほぼ4頭身な体型で、まったく演技していないあの一挙一動が、
あの表情が、もう可愛くて可愛くてー。
わたしがリアルタイムで観た役者・福山は、龍馬さんと湯川先生(と、アマルフィとアンダルシアのスクープ屋)
だけで、もちろんそのどれも大好きですが、すべて個性的すぎるほど個性的。
良多は、あたりまえだけどそれらと比べたら一番普通の人で、
血の通った人として身近に感じられるのが、なんかすごくいいなー、と。
パンフの父と子のショットの数々もすごくステキ。
映画本編では観ていないショットもあるみたいです。
近いうちにもう一度行きませう。
あの膨れた太巻の泣き顔にもらい泣きするなんて!
昨日の大吉っつぁん&あんべちゃんの再婚もステキなお祭り騒ぎでしたが、
今日(25日)、鈴鹿ひろ美が歌った「潮騒のメモリー」のステキさたるや!
薬師丸ひろ子さんの歌声を本当に久しぶりに聞きましたが、
若い頃の声と何ら変わらぬ、透き通るようなキレイな歌声でいらっしゃった。
キョンキョンのいかにもアイドルな明るく弾けるような歌い方もステキだけど、
薬師丸さんの、若々しい透明感と大人の落ち着きのどちらもが感じられる歌い方もステキ。
ここに至るまでのいろいろを思い返したら、太巻のみならず視聴者だってそりゃ涙しますわ。
当事者たちの長年のわだかまりが、歌声で溶かされてすーっと消えていったようでした。
ま、そんな感動的シーンの一瞬前には、太巻のデコに乾電池が刺さるなんて大技も見せてくれましたが。
(SPECで、瀬文の吐き出した歯が地居(城田優)のデコに刺さる最終話を思い出した。あれも凄かった。)
「三代前からマーメイド」も素晴らしすぎでした。クドカンが天才すぎて言葉も出ません。
津波を連想させるような歌詞をどう変えようかと、鈴鹿が夏ばっぱに相談したときの、
「何を聞いても聞かなくても、津波のことはつねに頭にある。だからお構いねぐ」も、
本当にその通りなのだろうなと思いました。
被災者じゃない人たちが、被災者を思って言葉を選ぶというより、
無神経だのなんだのと揚げ足を取られないために、言葉を選んでいるという「ポーズ」を
とっているというのも多分にあるだろうし。
被災者からすれば、そんな戦々恐々とした保身を見せつけられてもどーにもならないので、
それなら「お構いねぐ」、つまり「こちらのことは気にしないで好きにやって」という感じでしょう。
だから鈴鹿も上っ面な改変などはしなかった。
ただ、居候して知った夏ばっぱの人となりや、
その心意気が脈々とあきまで受け継がれていることへのリスペクトも込めて、
さらっと「三代前からマーメイド」。なんてほっこりとあたたかい。
泣ける。鈴鹿さんの大人のステキな感性に泣ける。
それを聞いて微笑んでいる夏ばっぱに泣ける。
太巻まで泣いてるからさらに泣ける。
「三度のメシよりマーメイド、は?」
「三段腹のマーメイド、は?」
「三枝のアイラブクリニック、は?」
「せめて『マーメイド』は残しませんか」
まで行って「三代前からマーメイド」に着地するなんて、だれが想像できまして?
なんかもうぽっかり。
「あまちゃんロス」という言葉があるそうだけど(それは確かにそうだけど!)、
「半沢ロス」だってありますわ。
原作どおりだったら出向と聞いていたので、ラストにさほど驚きはしなかったけど、
大和田とこれでもかこれでもかの顔芸の応酬の後に、カクカクと関節に不自由を抱えた人のような
土下座をさせたとしても、ちょっと長すぎでしつこすぎで、
見事な一本で決めた、これまでのような気持ちよさがなかったのが残念でもあったし。
でも半沢的にはあそこまでやってこそ100倍返しだったのでしょうね。
今回何がびっくりしたって(皆さん同じでしょうが)、
オカマの金融庁の結婚!!
なんかいきなり普通の人になっちゃってつまらないんですけどー。
そこは孤高のオカマとしてのドリーム感を維持し続けていただきたかったわー。
あとは、タミヤ電機のみなさんの今後が激しく気になります。
3000万は返してもらえたの?
「銀行さんに裏切られた」って、経理の人がやさぐれたりしてないの?
いつかまた、闘う半沢、鮮やかにどんでん倍返しを決める半沢を見たいです。
この夫にしてこの妻あり、の、頼りになるステキな花ちゃんにも。
そして、
10月6日(水)からリーガル・ハイの新シリーズが始まるのだったわ!
古美門研介にまた会えるーーーーーー!
ぽっかりしているヒマなんてありませんでしたね。
堺雅人氏の快進撃が素晴らしすぎです。
2013年09月22日(日) |
サンセバスチャン便り |
カンヌ国際映画祭の時のように賞レースに参加しているわけではないし(カンヌで受賞した作品は、
こちらでは賞レースには参加できない決まりなのだそう)、
日本ではそれほど話題にはのぼりませんが、ネットでは刻々と情報が入ってきて嬉しいかぎり。
サンセバスチャン国際映画祭公式サイト DAY BY DAY PICTURES 9月21日に、
是枝監督とましゃのフォトコールのお写真がいくつかアップされております。(下の方へずいっとスクロール)
ましゃがにこやかに手を振ってる写真がすっごく好きです。
前日の20日にも、オープニングセレモニーに登場した是枝監督とましゃのツーショが。
こちらはちょっと緊張の面持ちに見えますね。
公式上映は日本時間の昨夜から早朝にかけて行なわれたようで、こちらでも大好評だった様子。
スペインでも大熱狂!相次ぐ大絶賛の声!福山雅治、是枝裕和監督参加!
映画『そして父になる』 第61回サン・セバスチャン国際映画祭 - cinematopics online
是枝監督も、ご自身のツイッターでこまめに現地報告してくださるし。
実に楽しいですー。
そして今夜は半沢直樹最終回!
福山蒸溜所#77の魂ラジサイドにて、「記憶に残る排便」という
非常にためになるお話が聞けました。
ですが尾篭なお話になってしまうのは否めませんので、お食事中、食事前の方はご遠慮ください。
福「腸内環境、気をつけてますか?」
荘「最近よく言われますよね。腸にはもうひとつの脳がある、とか」
福「怖いな! こ、ここに・・・、ダブル脳?」
荘「ヨーグルトを食べる、とか?」
福「ヨーグルトで思い出したけど、
ルーマニアに行ったついでにブルガリアに行ったことがあって。
もう何にでもヨーグルトかけちゃうの。かかっちゃってるの。」
荘「普通はヨーグルトかけないだろ、みたいな物にも?」
福「そう。ヨーグルトを温めて塩入れて飲んだりもするの。
その翌日よ!すごいの。記憶に残る便。ほんとにね、タッチがイイ感じ。」
荘「ははは、お尻をすり抜けていく感じが?」
福「切れっぷりといい、色といいツヤといい、記憶に残る排便が。素晴らしかったですね」
荘「ヨーグルト大量に食べるっていうのがいいんですかね」
福「そのヨーグルトも質が違ったね。腸まで届いてた。
まずお茶的に出てくるわけですよ。甘くない飲み物として。
えー?と思ったけど郷に入っては郷に従わなきゃいけないじゃない。
これ、俺が知ってるヨーグルトじゃないな、と思いながら。でもそれで次の日、記憶に残る便が。
一緒に行ったスタッフにも聞いたら、実は僕もわたしも、って。」
荘「最初のお茶だけじゃなくて、料理全部にかかってるんですよね?」
福「全部にかかってます」
福「我々は酒飲みじゃないですか。酒飲むと、軟便や液便になる確立が非常に高い。
あれは、調べたところによると、水分を過剰に摂取しているというのはあるけれども、
それだけが理由じゃないことが多いんですって。
腸が刺激されすぎて過敏になっちゃって、胃で消化したものを腸で吸収するという作業をしないまま、
つまり腸がちゃんと動いていないんですって」
荘「だからこう軟らかい感じになってしまうと」
福「そう。まずいですよー。まずいですよまずいですよー」
荘「腸内環境が良くないと見た目も老けるとか」
福「あと、一番良くないのは大腸ガンのリスクですよ。
腸内環境が良くないと、大腸ガンのリスクがグッと高まるわけです。
これは男女問わずよ。腸壁に負担かけすぎちゃだめだめ!」
福「便が液状に近くなると、肛門にも激しく負担がかかりますからね。
痔ろうという症状は、便の軟らかさでそうなる可能性があるんです。(痔ろうに至る経緯の解説は割愛)」
荘「あらあらあらあら・・・怖いですねそれ!」
福「危ないですよ。肛門なんかちょっとヒリヒリしてるな、っていうのを放置してると、
大変なことになりますから。出口だけじゃなく、その手前の腸内、
その手前の胃、その手前の食道、喉、その入り口である舌、歯、ぜーんぶ大事」
荘「そうですね、つながってますからね。」
福「きみまろさんもこう言ってた。『人間ね、外見なんか気にするのは若いときだけよ。
50超えたら外見なんかどーでもいいの。みんな一緒。大事なのは、内臓!』」
荘「そんなこと言ってたの!?」
福「言ってたよ、『内臓が丈夫な人が一番!』って。
本当の意味での中身が大切になってくるの、これからは」
荘「はぁー。なるほどね、わかりました。これからはそういう視点で」
福「気をつけて」
荘「はい、気をつけます」
この数分のお話の巧みさですよ。
放送前のほんの雑談なのに。
「腸内環境」という地味な一言で始まる → 自分のブルガリアでの経験
→ ちゃんと調べた腸や肛門の症状の解説 → きみまろさんの語りも引用(若干ものまね付き)
→ そしてそれを聞いたわたしは「朝だけじゃなく夜もヨーグルト食べよ」と即断。←単純
ましゃが悪徳セールスマンでなくてよかったですよ本当に。
その巧みな話術で語ってくれる内容がいつも、相手のことをちゃんと考えてのことで、
本当によかったですよ。
そんなましゃは、スペインのレッドカーペットでも最高にオトコマエさんだったご様子。うほほーい♪
今夜は月がよーく見えますね。
本物の満月の美しさには遠く及びませんが、今、玄関に掛けてあるお気に入りのお飾りを。
うさぎのお月見かわいいっす。
「A男子」では、バードに「父にならないんですか?」「結婚しないんですか?」と
たたみかけられ、「余計なお世話です」と一刀両断なさっていた40代独身男性の星ましゃでしたが、
正直、そのテの質問もお答えも、さすがにちょっと聞き飽きてまいりました。
かと言って聞き飽きた以外のお答えが出てきたら、それはそれで相当なショックにちがいないのですが。
せっかくバードがお相手なのだから、
バードに対する福山先生のカウンセリングの部分こそ!聞きたかったですよ。
わたくしごとだからバードも遠慮したのかもだけど、
福山先生のアドバイスは、いちいち的確ですごーく面白いのに。
面白いといえば、今週の福山蒸溜所(魂ラジサイド)の「記憶に残る排便」のお話が説得力ありすぎて!
毎朝ヨーグルトは食べてるわたしですが、夕食にも食べてしまいましたわよ。
とてもためになる「腸内環境」のお話だったので、これについてはまた後日。
・・・名月で始まったのに排便で終わってしまったわっ!
2013年09月18日(水) |
ジャパンプレミア / サワコの朝 |
今朝のめざましで「そして父になる」ジャパンプレミアの様子が。
アフリカ行く前もカッコよかったですが、きっとアフリカでもカッコよかったでしょうし、
そして帰ってきてもやっぱりカッコイイです。
オノマチさんに「若かりし頃からファンでした」と告白されている場面ばかりでしたが、
そういう女優さんはいっぱいいらっしゃるでしょうね。
っつーか、
もし万が一ファンじゃなかったとしても、
共演なさったら好きになってしまうのがあたり前なのだとご承知おきください。
そのオトコマエっぷりは霊長類以外のメスをも魅了するほどですから。
カンヌを見たのがほんの4ヶ月前なのに、子役の少年ふたりが成長してましたなー。
今回もカンヌの時のように、それぞれの家族ごとの並びでしたが、
時間が経ったせいか、夫婦2組にそれぞれの子ども、といった雰囲気はなくなり、
役者さんたち勢ぞろい、という印象の方が強くなっていました。
久々の集合だったものね。
早く観たいなー。
24日〜27日までの先行上映だけ、本編の他にカンヌでの密着映像が観られるそうなので、
是非行こうと思ってます。
カンヌの映像はネットで相当見尽くしたから、そんなわたしにもまだ見てない映像があるのか?
という気はしますが、なんでもこーい。
さて、先週14日(土)の番組に「サワコの朝」というのがあり、是枝監督が登場。
福山さんが「そして父になる」出演に至った経緯、を、お話されていました。
以下、ざっくりまとめ。
ある日福山さんから「何かご一緒できないですか?」とオファーがあった。
それまでまったく会ったことはなく、最初「俺?」と思った。
でも、お声を掛けていただいたのは光栄ですから、じゃあとりあえずお会いしましょうか、と。
それまで演じられていた役が、みんなが「その役をする福山さん」をモノマネするほどの
かなりキャラの立っている役が多かったので、お会いするまでは、
福山さんはお芝居にしろ何にしろ、ある「型」を持っている方なのだろうと思っていた。
お会いしてみると福山さんは「今、演じるということにすごくチャレンジしたいという気持ちが 出てきているので、今まで自分がやってきたような『福山雅治主演映画』みたいなものではなくて
よいので、誰かの監督作品の住人になるような、そういう形で映画に出てみたい」と、
はっきりおっしゃった。
そういう形であれば、僕がこれまでやってきたことの延長線上で、彼を念頭において何か
作品が書けるのではないかと思い、じゃあ考えて見ます、ということになった。
実際に会ってみて、本当にイイ男だと思った。どこから撮ってもカッコイイ。
だからそのカッコよさを生かしながら、すごくイヤな役をやってもらったら面白いかな、と。
そういう役はやったことないだろうし。見たことがない福山雅治を撮らないと、と思ったので。
福山さんには4本の企画(あらすじ)をお渡しした。どれに彼が反応するかを見たかったので。
その中で彼が選んだのが「そして父になる」の原案だった。
ということは、他に3本「イヤなヤツ」の役柄があったということですね。
どんな役でどんなお話だったのだろう。
でもましゃが選んだのはこのお話。そしてそれが素晴らしい作品になったということ。
それがすべてですね。
そんな是枝監督とましゃは、明日からスペイン入りだそうです。
ましゃもアフリカから帰ったばかりですが、是枝監督もカナダから帰ったばかり。
どうぞお気をつけて。そしてステキな滞在を!
明日19(木)の「モーニングバード」では、「A男子」のコーナーにましゃ登場とのこと。
羽鳥アナとトーク、楽しみですー。
2013年09月17日(火) |
こ・ん・ど・う・・・・? 近藤ーーーーーーー!! |
日差しは強いけど風は涼しかった台風一過。
うちの方は風が強かったくらいで雨もさほどではなく、ありがたいことに特に被害はありませんでした。
もう通り過ぎたなー、と思った昨日夕方あたりにちょっと車で走ってみたら、
絶妙な風雨の強さだったらしく、街中がやけにすっきりとキレイ。
落ち葉やゴミは吹き飛ばされたのか流されたのか、眼につくところには全然なく、
暴風雨のあとにはよく見かける壊れたカサのゴミも、皆さん外出を控えられたのか、まったく無い。
路肩に駐車している車とかも全然なくて、普段より清潔感のある、見晴らしのよい街になってました。
でも、関西方面を中心にあちらこちらで浸水も土砂崩れも突風も停電も、
交通機関の全滅っぷりも凄くて、本当に大変な被害だったのですよね。
一刻も早い復旧がなされますように。そしてできればこのまま穏やかな秋になってくれますように。
さてさて。
タイトルはもちろん、半沢直樹第9話のラストでの(わたしの)叫びです。
いやこんなクリステルな言い方はしていないけれども。
半沢「お前らと同期で本当によかった」近藤「今生の別れじゃあるまいし」
渡真利「今生って時代劇か」みたいな和やかでアツい友情確かめ合いみたいなシーンが、
なにかフラグめいていて不安がよぎりましたが、やっぱりですか!
近藤さん苦難多すぎ! せっかくここまで蘇ってきたのに。
大和田の言うこと聞いたってすぐに切り捨てられるのはもうじゅーぶんわかっているはずなのになぜ!
と、視聴者全員がオーマイガーと頭を抱え、見事に視聴率は35.9%だったそうではありませんか。
やりますねー。本当にめっちゃ面白いですものね。
伊勢島再建のための、突拍子もない起死回生案は、半沢もだけど渡真利も思いついたのよね。
湯浅社長を説得したのは半沢だけど、フォスターとわたりあってくれたのは渡真利。
渡真利はその上、人あたりが柔らかいし、美形なジェントルマン風情にスマートな世渡り上手なのだから、
ひょっとしたら半沢より凄腕かもしれない。
そんな渡真利が、半沢が何かしらピンチに追い込まれる前にいつもちょこちょこ顔を出すものだから、
実は裏切り者なのかもよー、的な印象をそこはかとなく感じさせられてしまいます。
もちろんそれが狙いなのだろうけれど!
いやいやそんなミスリードには乗せられないぞー! と、こぶしを握りしめる単純なわたし。
だって渡真利が寝返る理由はまったくないし。
だからこそ万が一にも渡真利まで半沢の足をひっぱるようなことになったら、
もー立ち直れません。(わたしが)
最終話やいかに。わくわくです。
そしてましゃの怒涛の露出情報もいろいろ解禁。
22日(日)と29日(日)、7:00から「ボクらの時代」。
25日(水)19:00から満を持しての「徹子の部屋」。
そのあい間にアサヒスーパードライの新CMや、10月5日(土)のめざましテレビ20周年特番なども。
今日は「そして父になる」の完成披露試写会だったそうなので、これも明日どこかのWSで見れることを期待。
実りの秋ですよー。
2013年09月15日(日) |
アフリカ帰りのましゃ |
ホットスポットのロケで、アフリカはナミビアとウガンダに行ってきたんですって!
ナミビアでは砂漠でアフリカゾウや世界一早く動くカメレオン、
ウガンダでは山に登ってマウンテンゴリラに会ってきたそうな。
ましゃの観察力、それを説明してくれる表現力はやっぱり凄くて、お話はどれも面白かった。
動物のことのみならず、現地のこと、あらためて知る日本という国の凄さのこと、
ウガンダでは走っているのは中古の日本車ばかりなのに、現地の人は日本のことを
「良い工業製品を作る国」くらいの認識しかないこと、だから、日本は日本の国のよさを
もっと世界に知ってもらわねばならないと思ったことなど。
ましゃのお話は、どれも、まるで実際に目の前で観ているような気分にさせてくれるのですが、
なかでも面白かったのは「ゴリラに遭遇したときの対処法」。
マウンテンゴリラはとても頭が良く、むやみに人を襲ってくることはないけれど、
遭遇してしまったら「すぐに眼をそらし、ゆっくりと背を向ける」よう教えられたそうな。
そうすると「攻撃する意思はない」と見なされて、そのまま通り過ぎてくれると。
これについてましゃは
「基本的に、地方で不良にからまれた時と同じ対応なんです」
さすがコミュニケーションの達人。
人間から野生動物まで、いろいろなジャンルの生き物への対応を熟知しておられる。
で、そんな野生の大自然の中にいたかと思えば、「そして父になる」のプレミアや映画祭で、
またすぐに正装してレッドカーペットを歩くことになり、その合い間にはこんな深夜放送もあり。
「振れ幅の大きい人生になっちまったな」
と、ご本人もしみじみしていらっしゃいましたが、そのどれもがすごくステキだから、
これからも、どんだけ振れ幅が大きかろうと、あっちにもこっちにも登場していただきたいと
心から願うのでした。
9月に入ったと思ったらもう半ば。
気づけば「あまちゃん」もあと二週間だけですよ。どうするよー。寂しくなるよー。
そしてまたこの暑さ。
その猛暑の中、昨日ひさびさに両親のお墓参りに行ってきました。
早く涼しくなりやがれ! の願いも込めて、ちょっと早いけどハロウィーン仕様に。
夏のお墓参りと言ったら当然お盆時期ですが、
生きてる方重視ということで、帰省先の夫の両親と親類縁者一同のことに集中してしまうので、
自分の両親へのお墓参りは、お盆も終わって、酷暑も一段落して、落ち着いた気分で行ける
こんな時期になってしまいます。
母はクリスチャンだったからお盆に帰って来るとも思えないのでね。
次は晩秋あたりに行ってクリスマス仕様にするのだ。
さてさて。
ましゃのラジオも3週間ほどロックオン! が続きましたが、そろそろお帰りよね?
すでに日本に向かう機上の人ですよー、とかだと嬉しいのですが。
戻られても、またすぐにスペインのサン・セバスチャン国際映画祭(9月20日〜28日)に、
是枝監督と一緒に渡航されるそうで、2013年のましゃは本当に世界を飛び回っていらっしゃる。
明日のラジオでは、「ただいま。おまえら」の声が聞けるかしらん。
さ、今日はこれから
「ThankCUE TOURS ベトナムリベンジ 大泉洋生誕40周年記念祭 ダイジェスト」
のDVD(OFFICE CUEのファンクラブを更新するとお礼に送られてくるDVD)を観ますよー。
10月から始まる「水曜どうでしょう」の新作も楽しみ♪
滝翼はまだ24hコスメのCMを担当中だったのね。
TVCMは大昔(調べたら今年の2月だった)に見たきりだったので、
とっくにもう契約終了したものだとばかり思ってましたわ。HPも見てなかったし。
今朝のZIPでモデルさんらしき美女2人のお顔が映り、
「実はこのふたりはある男性アイドルのお顔。さて誰でしょう」と。
キッチンからチラ見しながら
「はぁ? 知らねーな。こんな美女になれる男性アイドルなんて」とか思ってたら、
左が滝沢さんで右が翼ですってよ!
ご本人たちの実際の女装というわけではなく、顔のパーツを女性モデルの顔の輪郭に入れ込んだ
CGということですが、そしてもちろん美しく化粧も加えられていますが、
言われてみればまぎれもなく滝翼のお顔。それぞれの輪郭もおふたりの顔に近いですし。
特に左のやさしげな美女!
泣きぼくろ込みのキレイな目も、お鼻も、口角の上がったお口も、たしかに滝沢さんのパーツ。
というか滝沢さん以外には見えないよね。まんまだね。←最初見た時気づかなかったくせに
右の小顔でシャープな美女も、
目ぢから鋭いアーモンドアイに、鼻の下の感じとか(マニアすぎる視点)、ちょっとぽってりした唇、
こりゃたしかに翼だー。 ←これも最初見た時気づかなかったくせに
TOKIO山口くんが
「あの男くさい翼の顔がよくこんな美女に・・・」みたいなコメントなさってて笑いましたわ。
たしかに色黒だしヒゲもよくあるしボーズにもなるし、なによりラテンな男くささふりまきまくりの
今井さんですが、お顔自体は意外に女装がすごくよく似合う女顔だったりするのよね。
そんな美女にもなれる美男のおふたりは、CMではちゃんと色っぽいオトコマエさんのままで
登場なさってます。こちら。
24hコスメのCMはいつもすごくステキなのに、オンエア期間が3週間もなく、めっちゃ少ないです。
HPではいつでも見れるといっても、ファンでもないかぎりわざわざ見に行かないしね。
ま、たまたまTVで遭遇できたら超ラッキーということで。
2013年09月09日(月) |
東京五輪もめでたいがまず半沢 |
東京五輪、実はそんなに興味を持っていたわけでも、
熱望していたわけでもなかったのですが、招致チームのあの喜びっぷりに引きずられて、
すっかりお祭り気分な昨日一日でした。
で、遅ればせながら最終プレゼンをネットで拝見したのですが、これは本当にお見事。
プレゼンターそれぞれが、それぞれのスタンスにふさわしい素晴らしいスピーチをなさり、
流れるようなチームワークで次々にバトンタッチしていく様子には本当にワクワクしました。
高円宮妃久子さまと安倍ちゃんのスピーチには特に感動したわー。
久子さまの仏語と英語の完璧さにも驚愕しましたが、内容も素晴らしく、
それになにより、あの落ち着き、あの気品。
知性と気品って、やはり最大の魅力だし武器だし、説得力を何倍にもするのだと、しみじみ感じ入りました。
安倍ちゃんにいたっては、内容の力強さもさることながら、あの超多忙な日々のなか、
あれだけの英語のスピーチを全部暗記してたってだけでも感動しました。いつ寝てるのだこの人。
しかし、日本にいるとどれも当たり前と思っていることが、
ことごとく海外に向けての強力なセールスポイントになるのですね。
真面目で勤勉な国民性が、ここに来てこれほどの威力を発揮するとは。
もちろん、これで今抱えている「決して制御しきれているとは言えない多くの問題」が
いきなり消えてなくなるわけではなく。
それなら、それらに改めて真剣に取り組む強力なきっかけにするしかないですね。
よそゆきのキレイごとを言ったなら、それを嘘にしないために、実際にキレイにしなくちゃね。
そして半沢直樹第8話!
半沢、渡真利、近藤の同期3人が顔をそろえているシーンが多くて楽しかったな。
半沢と近藤の抱えている問題がとんでもなさすぎて、
渡真利ことミッチーだけちょっと楽チンでいいご身分なんじゃないのー、なんて思ったりもしますが、
それでも渡真利に悪い印象がまったく無いのは、
いつでも屈託なく半沢と近藤の味方でいてくれて助けてくれるから。
渡真利が出てきてくれるとなんかそれだけでちょっとなごみます。
で、第8話では大和田の底なしの悪行っぷりがまた追加され、手下のひとりとして「福山」登場。
TOSHIBAさんもスポンサーのひとつなので、CMではもちろん本家「福山」氏が登場なさっており、
加えて番組内でちょっと小物の悪者が「福山」なんてお名前だと、なんだか気が散りましてよ?
呼び捨てにされると、うっすらカチーンときたりもしましてよ?
机上の空論ならぬ「タブレット上の空論」(←これ名言!)かます福山は、
半沢に「こっち見ろ!」と恫喝されて、反論できずにあえなく撃沈しましたが、
REGZA Tabletを操るご本家「福山」のカッコよさたるや!
この「福山」と「タブレット」、ドラマと広告があまりにリンクしすぎてて笑ってしまいましたが、
奇跡的な偶然よね?
そして「名もなき毒」もさらに面白いことに。これはまた後日。
2013年09月05日(木) |
日経エンタ2013年10月号 |
さーて。ましゃの秋の雑誌祭りが始まりましたよー。
口火を切るのは日経エンタ。
ましゃのインタビュー目当てに購入しましたが、
「半沢直樹」も「あまちゃん」も特集が組まれているし、
堂本光一さんの連載「エンターテイナーの条件」の、ご自分の声に関するお話も面白かった。
今号の目玉は「人気者総まくり 今年の顔100」だったようですが、
読んでみたところ、ほんとに私は自分の興味があるお顔以外まったく眼に入っていないんだな、
と、しみじみ実感するくらい、ほとんど存じ上げなかったです。
その上、読んでもまったく興味が持てなかったという。
その人についての解説や評論だけじゃ、とっかかりにはならんのだな。
やはりその人自身や作品を、自分の眼で見て耳で聞いて、「おっ」と感じるものがないと。
ましゃのインタビューですが、もちろん「そして父になる」について。
作品についても監督やカンヌについても、もう何度も聞いてきたお話ですが、
公開直前におさらいするにはいいですね。
で、これは聞いたことないかも、というのが、アミューズ大里会長の感想。
以下、ちょっと抜粋。
うちの大里会長(アミューズ会長)が「お前の芝居で初めて良いと思った」と言ってくれました。
「お前はいつも芝居しよう芝居しようとしてて、嫌いなんだよな、お前の芝居」(声色似せて) って、
すごく愛情のある言葉でいつも叱咤してくださるんですけど(笑)、「今回は良かったな、
芝居しているように見えなかった」と。でもまあ、ごくごく少数の意見なので(笑)、調子に
乗らないようにしておきます。
大里会長のいつもながらの歯に衣着せぬ物言いがさすがです。
巨星福山には、こういう方は貴重よね。
2013年09月02日(月) |
半沢夫人&大吉っつぁん |
日曜夜から月曜朝にかけてのMVPおふたりです。
半沢直樹第7話。
オカマの金融庁を全話分くらいの長さと濃さで堪能しました。
あんないっぱい登場しててもずっとあの口調だしあの表情筋だし、ねちねちっぷり揺るがず。
凄いね。
オカマさんに限らずどちらさまもどアップが多く、表情のすみずみまで映し出されてますが
そのこまかーいひとつひとつの表情筋の動きでありとあらゆる感情を表現なさるのだから、
一流の役者さんってば本当に凄い。
尊大、卑小、誠実、傲慢、卑怯、冷酷、真摯、哀れ、臆病、剛毅。
その人の良さも悪さも全部伝わってきますものね。
案の定、一難去ってまた一難で、半沢土下座の回でしたが、
なんたって花ちゃんが!
花ちゃんの大活躍が!!
この夫にしてこの妻ありですねー。
金融庁の実際の立ち入り検査が、あんなザツな空き巣のちらかしっぷりまがいかどうかは置いといて、
検査官の胸ぐらがっつり掴み、「役人の常識が霞ヶ関では通用しても、世の中で通用すると思うなよ」と、
堂々タンカ切る花ちゃんのカッコよさよ。
清々しすぎて爆笑でしたよ!
一部始終を見て首をうなだれる半沢の胸中には、そんな「自慢の妻」の雄姿への
安堵と苦笑と完敗と絶大なる信頼がよぎったことでしょうね。
ほんと、花ちゃん大好き♪
花ちゃんとしゃべってる時の、鋭さのカケラもない半沢のぽわわんっぷりも大好き。
そして今朝は、ついに2011年3月11日を迎えた「あまちゃん」。
普段は頼りなく思われた大人たちも、非常時にはみな冷静で頼もしかったですね。
太巻も水口も安部ちゃんですらも。そして被災地真っ只中の大吉さんも!
乗客を安心させようと気づかい、真っ暗なトンネルの中、ゴーストバスターズで気持ちを
奮い立たせながら歩いていく様子も、惨状を目の当たりにして呆然としながらもなお、
ユイちゃんを気遣う姿も。
震災の映像入れるのかな、それとも全部すっとばしていきなり数ヶ月後なのかな、と
いろいろ予想していましたが、壊れたジオラマとは。
まだ海女のアキちゃんもミス北鉄のユイちゃんも誕生していなかった最初の頃、
これを囲んで町おこしのためのとんちんかんな話し合いが日々くりひろげられていた、ジオラマ。
それがぐちゃぐちゃに壊れ、海の水が鋭い破片となって海沿いを覆い尽している様子は、
それぞれの心の中にリアルに残っている記憶や映像を呼び覚ますのに充分すぎるほどで。
もしこの場面を想定して最初からジオラマを出していたのだとしたら、
クドカンはあまりに天才すぎると思うので、
「震災場面どうしよっかー」「んー。ジオラマでいいんじゃね?」くらいの
たまたまであってほしいくらいです。
早い。早すぎる。
体感的には、今年もようやく半分、くらいの感じなのですが。
かと言って今日からまた7月が始まるなんてことになってたら、猛暑が長すぎて命がアブナイ。
9月ですって。
1から始まってもう9まで来たんですね今年も。
ステキな秋と冬を期待しましょう。
本日より、DUNLOPの雪道用タイヤWINTER MAXXの新CM、
「日本の冬道にベストアンサーを」篇も始まりましたし。
2013年夏バージョンの「福山雅治へのQ&A」を引き継いでいるようで、「ブレーキとは?」「持続とは?」
「冬とは?」などの質問に、的確にステキに答えていらっしゃる。
涼しげだわー。
冬のCMなんだから涼しげであたりまえなんだけれども。
ビジュアルも、声も、答えの内容も、全部気持ちよいわー。
しかし窓の外に眼をやれば、今なお猛暑。はー。
昨夜のラジオではましゃの口から直接、
この冬も『福山☆冬の大感謝祭 其の十三』開催決定! のお知らせもあったし。
もちろんブロス会員にはそれに先駆けてこっそりお知らせはありましたけれども。
去年と同じく10日間開催してくれるそうなので、どこかで入れるといいなあ。
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