2013年06月30日(日) |
スーツのましゃづくし |
この1週間は、ガリレオ最終回の番宣→香港プレミア→日本の舞台挨拶、と、
怒涛の露出で、映像を追いかけてなんとも濃密な日々でした。
しかーし。
フジテレビばかりをベタ録りしていたのがちょっと悔しい。
どこのチャンネルでも観られない、というよりもちろんはるかに嬉しいですが、それでも、
福山人気を一局だけで独占というのがなんか悔しい。
香港プレミアの様子は、香港メディアがいつものように画像も映像もほぼリアルタイムで
ネットに大放出してくれていましたので、ありがたく捕獲しまくり。
ま、こんな日々が365日続いたら絶対追い続けられないし、
ほんの一瞬のお祭りだからこそ良いのですが。
PCの「真夏の方程式」用画像ファイルが、たった2泊3日の間にすごいことになってしまいました。
レッドカーペットだし湯川先生だし、ということで、ほとんどがぴしっとステキなスーツ姿。
取材や出入国の時はさすがにもう少しカジュアルではあったけれど、スターオーラは出しっぱなしで
髪もばっちりスタイリングされていて、ほんと24時間臨戦態勢でいらっしゃいました。
で、昨夜のラジオでは早速いろいろなお土産話が聞けたし。
香港のテレビで現地の女性インタビュアーとのやりとりで、
イ「次はどのような役がやりたいですか?」
ふ「悪い人とかやってみたいですね」
イ「頭の悪い人ですね?」
ふ「いえ違います。あ、でもそれもやってみたいです」
みたいな可愛いやりとりがあったとか。
「湯川先生は天才で頭がいいからね」というましゃのフォローにやさしさを感じましたわ。
あとは、リスナーからの「色々な国のレッドカーペットを歩かれましたが、どのレッドカーペットが
良かったですか?」の質問には、
ふ「レッドカーペットはどこのレッドカーペットもレッドカーペットですよ。」
荘「そりゃそうでしょうけれど」
ふ「僕が昔から言ってるじゃないですか! 大きいおっぱい、小さいおっぱい、いろいろあるけれども、
おっぱいはみんなおっぱいだよ! みんな違ってみんなイイ。」
(「そして男はおっぱいが大好き!」 ←以前言ってたときはここまで言ってた)
さすがに香港やカンヌでこういうことはおっしゃらないので、こういうのを聞くと、
おかえりおかえりーー! と嬉しくなるのでした。
さ、ブロスTVの前にお風呂に入ってこよう。
2013年06月28日(金) |
スター稼業in香港おつかれさまです |
スポニチアネックスによりますと、「ガリレオが香港にやってきた」の記事が、
香港の新聞「明報」や「東方日報」に大々的に載ったそうで。
Wikiによると「東方日報」は日本のスポーツ新聞に近いもののようですが、
発行部数は香港の中国語新聞の中で最大。
「明報」は一般紙のようで、「地元の中国語新聞としては信頼性の評価が最も高い」のだそう。
その「明報」が、1ページのほとんどを使ってましゃの香港上陸をとりあげているのですって。
今朝の「めざまし」では、地元の英雄、ジャッキー・チェン氏に匹敵する人気、とも言っていました。
うん。わかるよ。わかりますよ。
ただの「オス」としてだけでも、種を超えて初対面のサルにだってモテちゃうほど魅力的なんだもの。
「ただの魅力的なオス」である以外にも、社会的にあんな才能や人間的にこんな魅力など、
いろいろお持ちなのだもの。それをしっかり認識できるホモサピエンス同士ならなおのこと、
国境くらい軽く越えて、好かれてしまうのは当然でございましょう。
香港のみならずアジアでは特に、ましゃの変わらぬ清潔感や礼儀正さも、すごく好まれるでしょうし。
どれほど多くの文化が混ざり合っても、「儒教思想」なんて大上段に構えなくても、
アジアにはやはり、礼節を重んじる気風は厳然と存在すると思うのですよ。
だから、身なりとか言葉遣いとか表情とか、実はすごく大事なのではないかと。
英国だったことがある香港なら、「騎士」的なビジュアルや雰囲気も好まれたりするのかしらん。
いずれにせよ、そのどれも見事に身につけていらっしゃるましゃ。
ファンとしては、ちょっと寂しく思うくらいに誇らしかったりします。
どこでも通用するってことは、どこでも行っちゃうってことだものなぁ。
しかし!
上海の時もそうでしたが、彼の国では24時間360度どこからでもカメラを向けられているような状態。
鉄壁のさわやか笑顔にキラキラスターオーラ、全方位的な気配りにスキはないとは言え、
やはり緊張状態から解き放たれる瞬間も必要です。なので、
お早いお帰りを〜。(今夜中にお帰りなのは間違いないでしょうが)
香港のましゃ映像、どれも本当にステキでしたが、
円卓でぐるりと女性記者に囲まれていた映像は面白かったわー。
ましゃと、おそらく10人以上の女性記者が、ひとつの円卓に。(男性記者もひとりだけ居た気がする)
なんという取材光景。なんという女性記者優遇。もしくは記者という職業が女性の独占状態なのか?
もしくは「とりあえず福山のまわりは女で固めておけ」状態なのか?
ましゃも湯川先生も、目の前女だらけの状況には慣れていらっしゃいますから、
特に表情も変えず淡々とお答えになっていたようですが。
さ、「真夏の方程式」はついに明日公開。
売り切れないうちにパンフだけでも買いに行こうかな。
(観るのはレディースデイなので。庶民でごめん。でもレディースデイに何度も通うよ!)
2013年06月27日(木) |
ましゃin香港 / ハリポタ展 |
今朝は「めざまし」で、香港に到着して熱烈大歓迎されているましゃを確認。
大きな花束を抱えたオトコマエさんが、爽やかな笑顔でご挨拶されていました。
しゅてき♪
いつぞや上海で拝見した「特別な武術を身につけた屈強なSP」と
同じような体格&雰囲気の方がすでに側に張り付いていましたな。
日本のスターをどうぞよろしく警護ください、と祈念しつつ、
六本木で開催中のハリー・ポッター展へ。
衣装と小道具の展示と、それらしい雰囲気のお部屋のセットがいくつかありまして、
ほんのりでしたがハリー・ポッターの世界を楽しむことができました。
写真が撮れないので何にもお見せできませんが。
こういうのを見ちゃうと、ホグワーツを丸ごと体験してみたくなります。、
来年後半にUSJに完成予定のハリー・ポッターのテーマパークにも、興味津々でございます。
何かお土産買おうかなー、とショップを覗いたのですが、
ちょっとイイかも、と思ったのがどれも結構お高くて、眼福だけにおさめてきました。
キラキラしてて頭に各寮のシンボル(ライオンとかへびとか)が付いてるペンが3000円。
忍びの地図は、そりゃ世界にふたつとない(山積みで売ってはいたが)ステキないたずら道具でしょうが、
つくりとしては紙折りたたんだだけなのに5000円。ほんとかよー。
一番心惹かれたのはタイム・ターナー(逆転時計)。
ハーマイオニーがシリウスを逃がすのに使ったペンダントですが、
キラキラしててクルクルまわせて(他に表現はないのか)可愛かったのだけど、
8000円て!! はっしぇんいぇんて!!
いいよ。わたしは時間を戻せなくていいよ。今だけでどうにかするよ。
というわけで、魔法界から現実世界にお持ち帰れたモノは何もありませんでしたが、
あの世界はほんとに大好きです。
さて。
今日は香港、土曜日から東京+日本の4大都市、そして最後に台湾と、
この一週間は毎日日本各地&アジアを飛び回るましゃ。
スターの旅のご無事をお祈りするとともに、
スターならではのお土産話も、楽しみにお待ちしております。
2013年06月25日(火) |
ガリレオ第二シーズン終了 |
「聖女の救済」後編。
何が気になったって、冒頭の研究室に置かれていたかわいい三毛にゃんのぬいぐるみ。
この異質具合。しかし壁にすでににゃんこの写真が貼ってあるところからして、
湯川先生がにゃんこ嫌いなハズがない。それはつまり、これもオクラホマからの贈り物では? と。
そしてラストの研究室シーンでは、このにゃんこが、ティラちゃんのほかにもいつの間にか増えていた
別の恐竜模型の横に鎮座していたのを見るに至り、やっぱり内海からのおみやげと断定したのでした。
なんとマメにつけ届けを怠らぬことよ、内海。いつか戻ってきてね。
さてさて。
当日の番宣でましゃがおっしゃっていた通り、「時間」が最大のトリックでしたな。
岸谷の「そんなこと、できるはずない」にまったく同感です。
綾音の上品で美しい見た目とうらはらに、そんな張りつめた1年間を過ごしていたとは。
その時間のなかで静かに濃く抱き続けてきた想いの凄さには、圧倒されるばかりです。
すさまじい「執行猶予」だわ。
あの湯川先生をもってして「実証できない」と、唯一敗北を認めさせたし。
綾音んちの壁にも派手に数式書きなぐっておられましたが、この姿もしばらく見納めですね。
映画では数式は書いていないそうですし。
岸谷、今回は消すのあきらめて放置ですか。タペストリー戻しただけって。
でも、それを見つけたときの綾音の驚愕の表情がすごく印象的でした。
湯川先生の数式を実際に見て、その意味はわからずとも、「見破られた」と感じた犯人は、
今までいなかったような。
これで、湯川先生と毎週お目にかかれていた贅沢な日々ともお別れです。
とても寂しいですが、これで心にぽっかり穴が・・・というほどでもないのは、
やはり今シーズンの「ガリレオ」が、正直なところ、「実におもしろかった!」と
言いきることはできなかったからかしらん。
このトリックの解明に湯川先生は必要か? と思うものも多く、
それならトリックのチープさを補って余りある面白さが他にあるかと言えば、
せっかくの「ガリレオ」なのに、途中眠くなってしまうようなお話運びだったり、
岸谷のキャラがうっとおしすぎたり。
(でも、栗林さんの出番が前シーズンより多かったのはかなり楽しかった。)
それならもういっそ湯川先生のビジュアルと声だけで楽しめるかと言ったら、
画面の色も独特で強烈で「ど、どうしたらこんな色に?」と思うこともしばしばでしたし。
せっかくの湯川先生の冷静低音ボイスも、うるさい岸谷ボイスに負けぬよう激昂ボイスになっちゃったり。
それでも全話通してこの高視聴率だったのは、「福山雅治が6年ぶりに湯川学やってます」という
ただひたすらその希少価値によるものではなかったかと。
なんかね、あいだに6年間も時間があったなら、すごく練られた面白いお話のストックもできて、
そういう面白いお話の中で、ステキに歳を重ねた湯川先生がさらにその魅力を発揮してくれるに
違いない! と思うわけですよ。
でも、そう思えるお話があまりなかったのが、実に残念でなりませぬ。
内海ががんばったスピンオフの「ガリレオXX」の方が、本編「ガリレオ」より
脚本・演出ともにはるかに見ごたえがあったし、画の雰囲気もずっと好きなので、
もしまた湯川先生にテレビでお会いできるなら、是非こちらの制作陣でお願いしたいと、
切に願うばかりです。
東野圭吾氏の原作ありき、というのもわかりますが、あまりそればかりにこだわるのもね。
「ガリレオXX」はテレビ用オリジナルストーリーだったようですが、
その中でも湯川先生はちゃんと湯川先生らしく居てくれたし、トリック自体は物理に関係はなくとも、
湯川先生の言葉が内海に捜査のヒントを与えたのも間違いなかったのだし。
映像の中の湯川先生は、
原作を離れてもちゃんと湯川先生として存在できるのではないかと感じております。
ほら、今日から始まったキシリッシュのCMとか。
CMに原作はないけど、栗林さんとの掛け合いはステキに湯川先生ですしね。
このCMも西谷監督が立ち会ってくださったのよね。
湯川先生を生かしてくれるのはやはりこの監督なのではなかろうか。
さ、気持ちはもう「真夏の方程式」です。
これはもう絶対、まず画的に大好きだと思います。湯川先生のビジュアルも含めて。
海辺の街の風景、その色合い、湯川先生の科学者然とした冷静な言葉の音色、湯川先生らしい佇まい、
いつもの学生たちではない子どもに見せる実験にも真剣な湯川先生。
そういうのを予告で観ただけでも、大好き感がひしひしです。
「BARFOUT」でのましゃのインタビューや、柳島克己撮影監督のお話など読み、
さらにその期待を強く持ったので、それについてはまた後日。
2013年06月23日(日) |
ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ |
ドラマ本編の最終回を前に、
本編に出ていない内海の株だけが上がりまくりだった気がするガリレオXX(ダブルエックス)。
内海がんばった!
本当にがんばった!!
面白かったなー。
ストーリーも画面の感じも、今シーズンのドラマ本編より、正直ずっと好みです。
映画「真夏の方程式」も、このスピンオフと同じ西谷監督なので、ドラマよりきっとずっと好きに違いない。
内海最大のピンチに
湯川先生がまったく役に立てない状況だったのは本当に残念な限りですが、
ま、下着泥棒呼ばわり君が、湯川先生の代わりにはならずとも、それなりにがんばってくれて、
なかなかいい相棒になったのではないかと。
あのトンマ君を成長させたのは内海ですものね。
湯川先生の出番も、思ったより長かったし。
ちゃんと内海と絡んでくれたし。
実況を覗いたら、湯川先生登場時の「俺キターーー!」の嵐が大変楽しかったです。
待ちかねてたもん。そりゃそうだもん。
まさか内海から「刑事を続けるべきかどうか」の相談をされるとはね。
とは言え、自分で聞いておきながら、「湯川先生が答えるであろうそのまんま」を
すぐに自分で答えちゃってたので、湯川先生からのアドバイスなんて期待も必要もしていなかったのは
あきらかでしたが。
あれだね、内海は事件後によくあの研究室でうだうだと落ち込んで、
落ち込むだけ落ち込むとまた自力で立ち上がってお仕事に復帰していく、ということを
よくやっていたから、今回もそのちょっと深刻なパターン、というだけだったのでしょうね。
昨夜のラジオでましゃご本人もおっしゃっていましたが、
XXの湯川先生は、今まで見たことのないキャラがちょっとだけ発露。
白衣がかなり汚れていたり、内海に質問されたときの大げさな表情だったり。
でも、口を開けばやっぱりいつもの冷静沈着で論理的な湯川先生。
「きみがどこかの宗教家の熱心な信者でもない限り、君の人生は君以外には決められない。」
「ちょっとした不具合や欠陥だけ見て、すべてを否定するという思考は、あまりに単純だ。」
いつもながらおっしゃるとおりでございます。
圧巻だったのは、ラストの「笑いながら数式を書く湯川先生」。
一心不乱に書いて書いて、書き終わってから満足げな笑みを浮かべることはあっても、
笑いながら書くというのは初めてでしたもの。
しかも、笑うにしてもうっすら不気味にくぐもった笑い声を漏らしながらだから、
まさに、なんとかと天才は紙一重的なアブなさがもう。
たまラジでおっしゃっていたところによると、あの場面は実はもっと激しくキモチワルイ
笑い方をしていたそうなのですが、西谷監督の「そうじゃない方がいいと思います」の一声で、
あのくらいの不気味さに抑えたのだと。
不気味すぎた湯川先生も見たかったですねー。
この時、内海はお持ち帰りの牛丼かっこみながら、第一話につながる宗教団体の事件の予兆の中、
オクラホマに行くことを伝えなきゃと、湯川先生のこともぼんやり考えたりしているわけですが、
湯川先生はそんなことはもちろん全然知らず、内海のことなんかももちろん思い浮かべず、
数式と自分の世界に嬉々として没頭しているわけです。
それでも、それぞれの場所でがんばっているというほんのりとした絆を感じさせるたのは、
湯川先生が直前まで夜食に召し上がっていたと見られる「おにぎり」の食べかけ。
あれはきっと、内海の好みと同じ「しゃけ」と「おかか」のおにぎりに違いない。
いつかの事件の後、顛末にショックを受けてしばらくひとりで泣いていたかった内海のため、
湯川先生が研究室を小一時間明け渡し、近くにおいしいおにぎりがあるから買ってきてあげると言って、
内海の好みを聞いて「僕と好みが一緒だ」 」と言った、あのおにぎりに違いない。
かたやお持ち帰り牛丼をかっ込み、かたやおにぎりをほおばり、
夜ふけまでお仕事にうちこむ湯川先生と内海。離れてしまってもやはり素敵なコンビなのですよ。
そして明日は「めざまし」から張りましょう。
最終話の番宣と、今日の「真夏の方程式」ジャパンプレミアの様子も観られるでしょうし。
ましゃonレッドカーペット再び。素敵だったのだろうなー♪
2013年06月21日(金) |
Galileo+第二夜 /「断色」@青山円形劇場 |
第二夜で印象的だったましゃの言葉をいくつかご紹介。
第二夜は、「容疑者Xの献身」のために書き下ろしたバラード「最愛」から。
・「最愛」で救いたかったもの
石神(堤真一)が愛というものを知ってしまい、でもその気持ちが、最終的には許されない行為に
なってしまった。この曲は、許されない行為になって行き場をなくしてしまった「石神の愛」に対する
レクイエム。鎮魂歌というのが自分の思い描いたイメージ。
・「最愛」を聞いた堤真一さんの感想は?
メールが来ましたよ。映画を見終わった後かなぁ。「石神の魂を救ってくれてありがとう」って。
うれしかったですねぇ、すごく。一番救いたかったところを救えたんだなぁ、と。
・「恋の魔力」の主人公
歌ってるのはKOH+で柴咲さんですけれども、どっちかというと、岸谷美砂のイメージ。
岸谷美砂という女性が恋をしたらこういう感じになっちゃうんじゃないかな、とか。
・不器用さみたいなものが「KISSして」「最愛」「恋の魔力」に共通している部分だと感じたのですが?
恋なんてそういうものですよ。
・器用な人もいますよね?
それは恋じゃない。(キッパリ) かの有名なチャーさんの歌にあるじゃないですか、
『うまくいく恋なんて恋じゃない』。まさにそのとおりですよ。
恋に器用な人っていうのは、それは本当に恋心からの行動ではないわけです。
それはもてあそんでるんですよ!! 僕はもう常に不器用ですから!
ましゃはラジオでも「愛してるなんて面と向かって言えるような人間だったら歌なんて書いてない。
言えないから歌にするんだ」と、よくおっしゃっていますが、申し訳ないが本当にそういう人で
いてくれてよかったな、と。言えちゃう人だったり、器用に恋を楽しめる人だったら、
ご本人と恋人の間で完結してしまって、珠玉のラブソングの数々は世には出なかったかも。
で、ましゃの口から久々に堤真一さんのお名前を聞いた翌日、
出演が堤真一×麻生久美子×田中哲司のお三人だけの舞台「断色」を観て来ました。
作・青木豪、演出・いのうえひでのり、という新感線コンビの上、最近かなり気になる田中哲司氏、
それに「泣くな、はらちゃん」の越前さん、の顔合わせに興味津々で。
「クローン人間」が存在する近未来、エロさもてんこもりの、かなり不気味で怖いお話でしたが、
すごく面白かったです。
青山円形劇場は、中央の丸い舞台を客席がぐるりと360度囲んでいる独特の形をしていて、
以前、同じような360度の客席を新国立劇場の中劇場で体験したことがあるのですが、
新国立など全く比にならないほど、本当に小さな劇場でした。
だって客席、4列しかないのですよ。中央の舞台も直径3〜4mくらいで、
劇場の空間そのものが直径18.6m。キャパは376席ですって。
文字通り衆人環視の小さな空間。そんな中で不思議な別世界を作り上げ、
それを2時間ノンストップで見せ続ける役者さんたちのエネルギーは、
いつもながら本当に素晴らしいです。
つつみんは若干みすぼらしい役だったのだけどやっぱりカッコよくて、
越前さんはもうお人形のように可憐で可愛らしくて、
冷泉(@SPEC←この役者さんを認識したのがこの役からなのでどうしてもこう呼んでしまう)は、
かなり鬼畜な役なのだが想像していたよりはるかに長身で細身でカッコよくて
(長身のつつみんよりさらに背が高い)、なんとも魅力的な組み合わせでした。
映像の世界だけでもじゅうぶんやっていける大人気の役者さんたちが、
一度に何万人、何十万人に効率よく見せられるドラマや映画だけでなく、
一度にこんな少人数にしか見せられない舞台でも、映像以上に魅力的な姿を見せてくれる。
役者の矜持ってやつなのでしょうか。
映像と違い、一度始まってしまったらもう逃げも隠れも出来ない360度から観られている舞台の上だし、
加工処理やらCGやらで実物よりカッコよくしたりキレイにしたりすることもできない。
ひたすら生身をさらし、声を出し、動き回り、汗を飛び散らせ、その一時の異空間を
まるで結界のように、区切りが見えないけど確かに作り上げる。
舞台って本当に贅沢な空間です。
2013年06月19日(水) |
ドラマ「ガリレオ」と音楽「Galileo+」 |
昨日18日(火)の深夜から4夜連続で10分ずつ、ましゃがガリレオの音楽について
ミュージシャンとして語っておられます。題して、
福山雅治、ドラマ『ガリレオ』と音楽『Galileo+』
何度でも申しますが、湯川先生ファンから福山ファンになったわたくし、
それを決定づけたのは「ガリレオのあのカッコいいインスト、福山雅治が作っただと!?」と知ったからで。
いまだにガリレオ関係のインスト3曲「vs.〜知覚と快楽の螺旋〜」「覚醒モーメント」「99」は、
わたしにとっての神インストであり続けています。
それに加え、ガリレオにはKOH+の「KISSして」と「最愛」があり、
今回あらたに「恋の魔力」が加わったわけですが、
それらも含めた楽曲についてましゃがあらためて解説してくれていて、これがとても面白い。
でも収録のためスタジオに行く時間もないらしく、移動中の車の中でお話しされています。
きっちりシートベルトして。車窓の外の景色もどんどん変わっていく中で。
この雰囲気、まるでBROS TVではないですか!
いやもうこの手作り感は大好きだからむしろ大歓迎ですが。
で、どおりでと言うかやっぱりと言うか、エンドロールで
「構成 小原信治(たまラジの放送作家さん)」って。
「ナレーター 福永一茂(競馬中継でましゃの口真似しちゃう、正々堂々福山ファンのアナウンサー)」も。
福山まわりのデキる方々が、超多忙のご本人に極力負担をかけぬよう、さっさと作ってしまった
番組だったようですが、こんなに短くてもファンのツボをはずさないあたりはさすがです。
カッコいいライブ映像やPV映像もちらちら入ってるし。
第一夜で語られていたことは以下のとおり。
・「vs.」のイメージ
「007」であるとか「ルパン三世」とかには印象的なインストロメンタルがあって、
そういうので自分なりのができたらな、という思いで作った。
・6年を経た「vs.」の進化と深化
曲をリアレンジすると、聴き手は過去のアレンジの方が強く印象に残っているので
いや、前の方がいいよ、って絶対なる。だとすれば、リアレンジということではなくて、
演奏そのもの、レコーディングそのものをライブにしてしまおうという発想になった。
だから2013バージョンは全員揃っての一発録りのライブ。
・「KISSして」の狙い
毎回、人が死ぬという事件が起きるので、最後はちょっと明るく終わりたいということでポップな曲を。
だからと言って、明るい曲調で『信じれば夢はかなう』みたいな歌がくるのもちょっと妙なので、
数学や物理とかを感じさせるワードを若干入れながら、女の子の恋心を。
ま、歌うのは女性ですから。
ライブの中で柴咲さんが歌って盛り上がる曲ができたらいいな、と思って作った。
・KOH+が叶えてくれた夢
自分はもともとギタリストになりたかったので、昔なりたかったことのひとつが、
KOH+というユニットでは叶えられたかな、と思う。
・セルフカバー版「KISSして」
2009年に「KISSして」をセルフカバーしたが、自分で歌うのも楽しい。
自分が歌って楽しいと思える曲でなければ、他の人に提供はできない。
これいいけど自分では歌わないかな、自分には合わないかな、というものは、そもそもない。
自分でやってみたい、自分で歌ってみたい、と思うものしか出来ないし、作れない。
今回の「恋の魔力」も、どこかのタイミングでセルフカバーしてみたいと思っている。
短いけど充実の番組です。
今夜は第二夜ですが、昨夜の分もフジテレビオンデマンドで、
オンエア後24時間限定で無料で見られるようなので、興味のある方は是非。
昨日、品川から自宅方面に向かう電車に乗ったら、ちょうど目の前に
ドライプレミアムの「松に秋草に福山図」(勝手に命名)のポスターがありましてね。
最寄の駅に到着するまでたっぷり55分、ずーーーっとゴキゲンで立っておりました。
55分間、見つめてはにまにま、見つめてはうっとり、ではあまりにも不気味なので、
「ハリーポッターと謎のプリンス」を読みながらね。
手元にはやっと6巻目にたどり着いた大好きな本。ふと目を上げれば凛と美しいましゃ。
何度か近所の席も空いたのだけど、このベストポジションは放棄できませんでしょ。
いやー。至福の55分間でした。
ハリポタ、原作を読み始めたのはもうだいぶ前になるのだけど、
他の本と並行して読んだり、「不死鳥の騎士団」の途中で半年くらいほっぱらかしたりと、
実にのんびり読み進めておりまして。それでもあと残り2巻まで来ましたよ。
もちろん、六本木ヒルズで開幕される「ハリー・ポッター展」にも行く予定。楽しみです。
さてさて、ついにガリレオも最終章。
第十話「聖女の救済」の何が楽しみって、天海祐希と福山雅治がお芝居で絡むという、
まずはそのことに尽きる。(簡単すぎるファン)
前編で拝見した初ツーショ、すごくイイ感じでした。
長身のましゃと並んでも、目線の高さがほぼ同じってさすがあまみん。
ふたりの佇まいも会話の様子も、文句なしに大人の美男美女。
綾音は「BOSS」のような男以上にカッコよくてデキる女、でもなく、
「アマルフィ 女神の報酬」のように、憔悴しきって弱弱しげな女性でもなく、
普通に上品で美しい大人の女性。そういう天海祐希もたまには見たいよね。
中学時代の同級生で、だから湯川先生のことも普通に「湯川くん」って呼んじゃう。
(そして湯川先生は中学生の頃にはなんと北海道に居たということが判明)
湯川先生のことを「くん」で呼んでいたのは、
湯川先生の恩師でレッドマーキュリー開発者の木島(久米宏)と、
湯川先生がまだ学生だった頃の栗林さんくらいしか思い浮かびませぬ。
このふたりに「くん」で呼ばれたところで色っぽくもなんともないわけですが。
では今回のツボ。
・決してブレない湯川先生のインスタントコーヒー好き
・決してブレない湯川先生の美人好き
例1 事件関係者の女性の写真を見せられた時、美人の場合の第一声は必ず「美人だ」
例2 「僕は美人の顔は忘れない」(社交辞令も若干)
・27年ぶりに会って「全然変わってない」と言われる湯川先生。どんな中学生。
・中島くん以外の名前が出ることはないのか岸谷
・第十三研究室に美人さんキタ!
・綾音のお願いはさらっと却下したのに、栗林さんに諭されると考えを変える湯川先生。
・決してブレない湯川先生の子ども嫌い
・中学生の頃からキリスト教への批判がきわめて論理的。なんて面倒くさい中学生。
・中学時代の湯川くんの口真似がとても上手な綾音
・チャペルで語り合う綾音と湯川先生が素敵すぎ
美しいチャペルの中、美しいふたりが交わす穏やかな思い出話の中に、
事件の核心に迫るような意味深な言葉もあり、意味深な表情もあり、
結末が楽しみで仕方ありませぬ。
「救済には時間がかかるのよ」「もし美しい完全犯罪というものが存在するのなら
その美しさはこの十字架に近いのかもしれない」とか、どんな意味があるのでしょうね。
最終話前の今週土曜日には、内海刑事のスピンオフも。
湯川先生はどのくらい登場してくれるのかしらん。こちらも楽しみです。
たまラジに、栗林さんこと渡辺いっけいさんと西谷監督がご登場。
ましゃもおふたりとのトークが楽しくて仕方ない様子でした。
いっけいさんは面白いお話をいっぱい披露くださり。
・50歳を機に中学や高校の同窓会が何度かあったのだけど、
役者になった自分に、学生の頃は見向きもされなかった女子たちがいっぱい寄ってきてくれて、
役者になってよかったとしみじみ思ったそうな。
でも、その30分後には「ところで福山雅治ってどういう人?」って必ず聞かれて、
そういう時の自分はまさに栗林なのだと。
・20代の頃「この人には絶対かなわない」と思った役者がふたりいて、
そのひとりが生瀬勝久氏、もうひとりが大学の稽古場で見た古田新太氏だったそう。
そのふたりが今でも芝居の世界で大活躍しているのを見て、自分の眼が正しかったと思えるとともに、
そういう人たちが活躍できている、芝居の世界そのものも信じられると。
・吉高ちゃんがある日、長ゼリフに苦しんでいたそうな。
「この台詞とこの台詞が、どうしてもごっちゃになってダメなんですー」と。
そしたら、作詞家・福山雅治がそれを聞いて「それさ、AとBを入れ替えてみれば?」とサラっと
アドバイスしたら「あ、この方が覚えやすい!」って。
それを見ていたいっけいさん
「悔しかったなー。そういう演技的なことって僕もアドバイスしたいのに、 持ってかれちゃって」。
真剣に悔しそうないっけいさんに、ましゃもリアル栗林さんを感じていた様子でした。
・西谷監督がましゃのことを芝居と音楽の両方がちゃんとできる人、とか、芝居のパスまわしがうまい、とか、
全体が見えている人、などと褒めると、律儀にいちいち悔しがるいっけいさん。
聞いているとそれは栗林さん的な滑稽さというより、
「渡辺いっけいほどの名バイプレイヤーを悔しがらせた」という、非常に名誉なことに思えましたわ。
・演技に関する相談メールもいっぱい。
「演技が大げさすぎると言われる」という相談には、
「近藤正臣さんも若い頃そう言われ、でもそれを自分の個性にしようと思って
今のような演技に行き着いたそう」とか、「役づくりはどうしたらいいか?」には
「生瀬さんや大竹しのぶさんは役づくりをしない。生瀬さんは水のようにするりと演じていくし、
大竹さんもあまり考えずともその役を生きているようだ。逆に、彫刻家のように毎日ちょっとずつ削ったり
画家のように描き足したりしながら、最終形に近づけていく役者さんもいて、本当に人それぞれ。
とにかく、その役をはじめからあまり決めてかからないほうがいい」とか。
・キシリッシュの新CMでは、湯川先生と栗林さん役で、ふたりで漫才のようなことやってるんですって!
そしてこれが、自分たちで言うのもナンですが、と前置きしつつ、ものすごくイイ感じなんですと。
このところCMの新着情報が続いて嬉しい限りです。
それと、西谷監督のお話なども聞いて、「真夏の方程式」がさらにさらに楽しみになりました。
期待の膨れ上がり方がとどまるところを知らず的なことになってますよー。
2013年06月13日(木) |
皇太子さまと今井さんが / 松に秋草に福山 |
びっくりですねー。
皇太子殿下と今井さんが一緒にお写真に収まっているのを見る日が来ようとは!
「今井翼さんをスペイン文化特使に任命」というニュースを聞いたのは、つい最近のことのように
思っていましたが、調べてみたら去年の6月でした。もう1年も前だったのね。
最近では、某大学でスペイン関係の特別授業を担当したり、
スペインの有名な女性ダンサーと現地でフラメンコを踊ったりと、
がっつりスペインを軸にした活動に力を入れておられたようですが、
すべてはこれの布石だったのだろうか。
日本スペイン交流400周年を記念して、11日にマドリード王立劇場で開催された音楽祭、
『サムライ支倉の大いなる旅』に支倉常長役で今井さんも登場。
この日の音楽会後、皇太子さまにねぎらわれ、今井さんは笑顔を見せた。
「スペインと日本の懸け橋になれたらと思っています」。
フェリペ皇太子にはスペイン語でそう伝えたという。 (朝日新聞デジタルより)
ということは、日本とスペイン両国の皇太子殿下のご尊顔を拝したということに!
音楽会後のみならず、皇太子さまがマドリード国立美術館を視察なさった際にも
関係者一行のひとりとして同行されていたようで、きっちりとしたスーツ姿の今井さんを、
皇太子殿下のおそばに発見できましてん。
しばらくの間、「皇室アルバム」を毎週録画予約ですね。
いやまさか今井さん捕獲のためにこの番組をチェックすることになろうとは。
音楽会の様子、観たいなぁ。
日本スペイン交流400周年公式HPで見せていただけないだろうか。
ところで、昨夜の「NEWS ZERO」を張ったら、ましゃの
「誕生 金のスーパードライ」篇が録れてました。
国宝「松に秋草図」の荘厳な美しさはもちろんですが、その前で端座するましゃも大変美しいです。
姿勢って大切。所作って大切。「かたち」の美しさには有無を言わせぬ説得力がありますね。
国宝に負けないオトコマエさんです。
「ひまわり」の曲も、この美しい画にぴったり。
で、今朝の「めざまし」も張ったら、サダヲちゃんの映画「謝罪の王様」が録れてた。
ヘンなきのこ頭で土下座しまくり、ラップで踊りまくりのサダヲちゃん、本領発揮だわー。
公開はまだ先だけどめっちゃ楽しみです♪
2013年06月11日(火) |
ガリレオ第九話「攪乱す(みだす)」 |
9話目にしてようやく! ようやく!!
時間の経つのも忘れ、ずっと画面にくぎづけになり、手放しで「面白かったー!」と言えるお話が。
同じ優秀な科学者でありながら、地位も名声もある湯川と、
カルチャースクールでたまにバイトをするだけの「食べていけない科学者」の高藤。
高藤の境遇は「容疑者Xの献身」の石神っぽいかと一瞬思いましたが、孤高の天才には遠くおよばず、
愛する人を守るための自己犠牲の覚悟もまったくない。
自分の実力不足を棚に上げ、「俺は湯川に潰された」と、勝手に復讐心を募らせていくちっちぇえ男。
こんな高藤の幼稚さと不気味さを見事に見せてくれるのが、生瀬勝久氏。
こういう役は本当にハマりますね。
それに対し、理由はわからないが犯人が陥れたがっているのは自分だと気づいた湯川先生。
とはいえまったく怖がりもせず、平然と自分が囮になることを提案。
さすがの岸谷をもってしても、それほど肝の据わった湯川先生に唖然&畏敬の念、といった様子でしたね。
はっはっは! どうだまいったか岸谷!
いやいや、これまでにも充分参っているだろうけれど、
湯川先生が自ら囮になると言い出し、「僕以外の誰にも、この役は果たせない」とか言われちゃったら、
惚れるよね! 惚れるしかないよね! (わたしが惚れてるだけ)
ま、トリックもその対処法もわかってしまった湯川先生にとっては、特に勇敢な行動でも何でもなく、
単に実証のひとつに過ぎないことなのでしょうが。
それに、
本当に囮になっちゃうのは栗林さんだし。
というかさ、高藤ったら「死ね! 湯川死ね!」って言いながら攻撃してるのは栗林さんなわけで、
もう栗林さんはまったく物の数に入ってないというか、道連れがあたりまえというか、
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、的な、要するに馬扱いというか。
今回はとにかく、烏天狗事件以上に栗林さん受難の回。
・高藤に、湯川先生の情報目的で近寄られる
・湯川先生に、囮の道連れにされる
・湯川先生に「つまりそれは・・・栗林さんは、共犯者」と言われてしまう
・湯川先生に「どうぞ、僕を蹴落としてください(ニッコリ)」と言われてしまう
・あの岸谷に! 背中ポンポンってなぐさめられる
それでこそ栗林さん! その哀愁こそが栗林さん!
負けるな栗林さん!
そして残りあと2回に、あまみんが満を持して登場!
「湯川くんのこと好きだった」ですってよ。たーのーしーみーーーーー。
2013年06月08日(土) |
湯川先生とうっかり八兵衛 |
湯川先生とうっかり八兵衛を並べる人もそうはいないと思いますが、
湯川先生の中のご本人が、堂々と並べて語っておられます。
そしてこれが実にわかりやすい。
ましゃの話題の豊富さ、話のわかりやすさ面白さ、には、本当に驚愕するばかりです。
言葉の選び方にも常に細心の注意を払っていることも、ラジオを聴いていてすごくよくわかります。
ちょっと誤解を招きそうな言い回しだったかな、と思われた時は、瞬時に訂正して言いなおすし、
特にどちら方面にも失礼はないだろうと思われる言葉でも、
その言葉が自分の思っている通りの意味かどうか、スタッフにすぐ調べてもらったりもしてる。
先日、カンヌで「男泣きでした」とコメントしたときも、それを言ってから、
「これって男泣きという言い方で合ってるんだっけ?」と、あとでネットで意味を確認したりしてたそうな。
(たとえば「小春日和」が春のお天気を意味するのではないのと同じように、「男泣き」も、
ひょっとして男が泣くことに使われるのではなかったりとか? と思われたのではないかと)
ご自分のひと言の影響力の大きさをわかっていらっしゃるからでしょうが、
丁寧に的確に使われる言葉の数々は、いつも楽しく、いつも安心して聞いていられます。
さてさて、前置きが長すぎましたが、うっかり八兵衛ですよ。
「真夏の方程式」の湯川先生について、ESSE7月号で次のようにおっしゃってます。
「映画を見て、この5年半の間の湯川さんの人間的成長みたいなものを感じてくれる人が少なくないけれど、
湯川さんというのは、通常の人間の生理や感情では成立しないキャラクターなんです。
水戸黄門のうっかり八兵衛さんが、成長してうっかりじゃなくなったら話にならないというか。
それと同じで、湯川さんは成長しない。だから、もしも湯川さんが成長したように見えたとしたら・・・」
真剣な表情で話していた福山さんは、ふわっと頬をゆるめ、いたずらっぽい瞳でつけ加えました。
「それは、やっている福山雅治が成長したということにほかなりません。やっぱり透けて見えちゃうんですかねぇ、
僕の人間性が(笑)」
そういって、ケラケラと声を立てて笑うすがたは、まるで無邪気な少年のよう。
いいですねー。声や表情まで想像できちゃいますねー。
他の映画雑誌と同様に、「真夏の方程式」のお話もいろいろなさっているのだけど、
ESSEの読者層である既婚女性に向けた話題も、ちゃんと入れてくるのがさすがましゃ。
料理のページをめくっては、自分も一時期料理に凝ったことがあると語ったり。
「女性は生活のための料理なんじゃないですかね。でも男は究極の親子丼を一日かけてつくるといった
無駄なことが大好きなんです。で、何回かやってみて、『食いに行った方がいいや』てなことになり、
興味が急速に減退。僕はこのパターンだった(笑)」
読者の離婚体験記を読んでは、
「男が読んだらショックを受けそうですね。こういうページは、同じ悩みを抱えている人に
とってはありがたいんですよね。自分より大変な境遇にある人ががんばっていると思うと、
ちょっとラクになる。いや、それは大切なことだと思います。」
そんな生活感あふれる記事を色々読んだあとに、
「忙しかったり、ストレスを抱えていたり、けっしてラクじゃない毎日をだれもが生きていると
思うんです。そんな人たちを一瞬にして別の世界へ連れていくのが『映画』の役目であり、僕の役割。
これからもいい映画に関われるような自分でいるために、準備は怠らずにいきたいと思っています」
しゅてきすぎる♪
2013年06月06日(木) |
たまに食べるカップ麺はたしかに美味しい |
ダイエットを決意したら、何ヶ月でもたまごの白身やササミでがんばるましゃですが、
忙しすぎてストレスがたまってくると、身体がなぜかジャンクフードを欲するようになるんですって。
お話は、先週の福山蒸溜所#61から始まります。
書き物(作詞作曲など)をしている時に飲むのは水かお茶か炭酸水、と言っていたましゃ。
小「コーヒーとかじゃないんですね。コーヒー飲まれますか?」
福「ほとんど飲まない。あんこにお茶、というのが僕のガリレオ集中用糖分なんですけど、
お茶に飽きたときに、あんことコーヒーになることはあるけど。
僕にとってコーヒーは、コーヒー&シガレット。それがセットだったの、もともと。」
荘「あー。昔ですね。煙草吸ってた頃。」
福「そう。コーヒーと煙草のマリアージュが大好きだったんです。だから、煙草をやめたと同時に
コーヒーも減ったんです。」
小「なるほど」
福「それなら、お酒と煙草はどうかというと、お酒と煙草の組み合わせはあまり好きじゃなくて。」
荘「禁煙してるって言いながら、お酒飲むと吸っちゃう人っていますよね。
お酒飲むとどうしても吸いたくなっちゃうっていう。」
福「俺、その現象がカップラーメンで起こるのよ。カップラーメンを食べて汁を飲み干すと、煙草が吸いたくなる。」
荘「ええー?」
小「ちょっとわかる」
福「吸わないけどね。でも、カップラーメンの汁まで飲み干したあとに、何かが足りない、何かが足りない、
煙草だ!って。なんかセットなの、頭の中で。」
荘「カップラーメンの汁を飲んだという満足感&ちょっとした罪悪感ですよね。」
福「そう。何かジャンクなものを・・・煙草、って。今コーヒー飲んでも煙草吸いたいとは思わないんだけど、
唯一、カップラーメンの汁を飲み干したあとに、煙草が吸いたくなる。」
荘「年間にカップラーメンとか何回食べてるんですか?」
福「実はけっこう、ドラマの撮影中は食べる。たぶんね、ストレスで。」
福山蒸溜所#62
福「ストレスがたまるとカップラーメンが食べたくなるんです。だから『龍馬伝』のときも
けっこう食べてたんです。」
荘「でもちゃんとしたケータリングあるわけでしょ? 現場に」
福「あるけど、現場にマネージャー陣が2,3人集まったときに、カップラーメンの大人食いをするのが
好きなんです。」
荘「大人食いとは?」
福「気になるカップラーメンを3つ4つ、同時に食べるんです。ちょっとずつ皆で回し食いするの。
色々新製品とか出るじゃない? カップラーメンの大人食いと、カップやきそばの大人食いをするのが
好きなんです。」
荘「昔からある老舗のじゃなくて、新製品を試すってことですね?」
福「老舗もあえて試す。老舗は老舗で進化してるんですよ。」
荘「カップやきそば、700kカロリーとか、すっごいありますよね。」
福「すっごいよ! あのカロリーはどこからきてるの? だって汁も入ってないのに。」
荘「普通は汁に塩分とかそういうものが多めに入ってるっていう・・・」
福「フライ麺だからってこと?」
荘「やきそばはノンフライはないかもしれないですね。」
福「なんかね。寝不足であるとか、ストレスがたまってる時に、よりジャンクなモノに行きたくなるんですよ。」
荘「本当だったら、よりバランスのとれたものを食べなきゃ、っていう時に、ガーッとカップラーメン」
福「そう。それで、汁まで飲み干したあとに、煙草が吸いたくなる」
荘「ますます、行っちゃいけない方に行きたくなるんですね。」
福「そう。でも吸わないんだけど。」
荘「今もそっち方向に追いつめられてるんじゃないんですか?(撮影も)だんだん立て込んでくるわけですよね?」
福「だから、このあいだ長野の方にちょっとロケに行ったんだけど、ほんとにもう立て込んでてスケジュールも
パンパンで、という時に、イベンターさんに教えてもらって、すき焼きやさんに行ったの。
一人前7000円のが極上のコースなんだけど、一人前、肉が大きめだけど薄いのが4枚。
3人で来てたから、とりあえずその7000円の3人前頼もうよ、で、もうペロって。
ペロってなくなるわけですよ。」
小「4枚ですもんね」
福「このイキオイで行ったら払い過ぎるな、と思って、急遽3000円の肉に変えたんです。」
全員「はっはっはっはっはっ!」
荘「それ逆にした方がよかったんじゃないですか? 3000円から始めた方が」
福「それにしたって安くないですよ! 3000円で4切れですから! それを2人前ずつ。
つまりひとり6000円。」
荘「じゃあ結局ひとり3人前食ったわけですか」
福「でもけっこうおなかいっぱいになったよね。
おれはそのとき、飲み物はアサヒスーパードライの瓶ビールを1本しか頼んでないの。
あとのふたり(マネージャー)はウーロン茶。あとは一切頼んでない。肉しか頼んでないんだけど。」
荘「福山さんのマネージメントまわりの人たちは、口が肥えますね。」
福「そうなんですよ。僕のまわりで仕事をするとですね、イヤな贅沢を覚えてしまう。
イヤミな人間になっちゃう。」
荘「いやぁっはっはっはっ! そうですよね。同じもの食べてるわけですからね。」
福「そういうときはね。」
荘「おまえだけ3000円にしろとは言わないですよね。」
福「それは言えない! 俺だけ7000円でいくからさ、とは言えない!」
福「そんな感じでドカ食いしましたね、久しぶりに。これはストレスですよ。
だから、ストレスがたまってドカ食いして太る、っていうのはよくわかる。気をつけます!」
荘「これから最終回に向かって、ガリレオ先生がどんどん太っていくなんてことになったら・・・」
福「刑事110キロのガリレオ、みたいになったら困るから。」
荘「あははは! それ、どっちかわからなくなりますものね。」
福「どっちかわからなくなるものね。」
いやいやいやいや。
わたしの感覚ではそれは全然ドカ食いではないです。
カップ麺大人食いって言ったって、2,3人で3,4個って、結局ひとり1個強だし。
連日ハードワークのガタイのいい男たちが、いくら大きいといっても2ミリくらいの
うっすーーーい極上の牛肉を、都合12枚食べたって、どーってことないし。
でも、ストレスを受けた身体がジャンクを欲するというのはわかる気がします。
塩味、甘さ、油分、すべてが濃いからかな? 手っ取り早く味覚を刺激してくれるし。
空腹感は若干ごまかせる程度だけど。
でも、荒れた心と疲れた身体が落ち着くと「普通に納豆にご飯とかの方が絶対おいしいのに」とか思うのよね。
今シリーズのガリレオ先生は、わたしの目からは痩せすぎに見えます。やつれて見えることも度々ですもの。
先に撮影した映画「真夏の方程式」の方が、今よりほんの少しだけふっくらしていると思われますので、
わたしはきっと映画の湯川先生のビジュアルのほうが好きに違いない。
残りあと3話、どうがんばっても110キロにはならないと思うので、たまにはおいしいものも召し上がりつつ、
ハードな日々を乗り切っていただきたいです。
2013年06月04日(火) |
ガリレオ第八話「演技る」 |
岸谷が湯川からの質問に初めて正解を出した、記念すべき(?)第八話。
今回もやはり、天才物理学者の湯川先生いらなくね? みたいなトリックでしたが、
女優vs湯川先生 の対決は悪くない。(超上から目線)
とはいえ、天才vs天才 の面白さに勝るものはありませんぬ。
最近の湯川先生の前には、なかなか現われてくれなくてな、天才が。
最高峰はもちろん石神vs湯川(「容疑者Xの献身」)。
「ガリレオφ」の、メタルの魔術師といわれた金属加工技術者(蟹江敬三)とか、
前シリーズ第四話「壊死る」で殺人兵器開発で湯川先生に完敗した田上(香取慎吾)とか、
第一話「燃える」で、湯川先生も驚くほどの執念で未遂を繰り返して殺人を成功させた金森(唐沢寿明)とか、
その他にも、前シリーズではトリックでもキャラでも、かなり印象深い犯人がいっぱいいらっしゃった。
来週のゲストの天才科学者(生瀬勝久)には、彼らに並ぶインパクトを期待しているのですが!
予告では、狂気の表情で「死ね! 湯川死ね!」とか言ってましたよ。
たまたま巻き込まれたのでなく、最初から湯川先生自体がターゲットにされる展開かしらん。
楽しみです。
では今回のツボ
・「帰ってくれ」(岸谷へは容赦ない)
・「栗林さん、捜査会議に参加してしまってますよ」(栗林さんへは言い方がやさしい)
・「栗林(万年助手)」 失礼すぎる登録名
・「おーたがわ」 漢字に変換するのすら面倒らしい
・ 栗林さんのパスカル
・ 花火師だんだだんじろうさんと湯川先生が、PC画面の花火をなごやかに鑑賞。
花火の色や形状について、職人と学者の会話が実になめらかにかみ合ってすごく楽しそう。
・ ガッツ氏はヘルメットが似合うわー。妙にらぶりーだわー。
・ 刑務所から戻ってきたら、自分はきっとすごい女優になっている、と言う神原敦子(蒼井優)に、
湯「そうかな。
あなたがステージに帰ってきたとき、そこにはもう、客は誰もいないんじゃないかな。」
神「どうして?」
湯「少なくとも、僕はあなたの演技を見たいとは思わない。人を殺した女優が、殺人のシーンを演じる。
それが経験に裏付けられた最高にリアルな演技だと思い込んでいるのは、演じている本人だけだ。
それをわかりやすい言葉でいうと、なんと言うかな岸谷君。」
岸「自己満足」
湯「正解。」
人間の感情などという非論理的なものに興味は無い、とおっしゃったりもしますが
歳を重ねた湯川先生は、実は人間の心の機微もよくわかるようになられたのでは?
2013年06月01日(土) |
福山局長とのひととき |
昨夜はブロスTV5月号。
カンヌ密着と、長野での休日(撮影の移動日だったそうな)の二本立て。
カンヌでのスターオーラ全開のましゃはあたりまえにステキでしたが、
長野での突然の休日に、釣りしたりお蕎麦食べたりしてるましゃもほんとにステキ。
というか、ブロスTVの撮影してるわけだから、全然休日になってないけどね。
レンタカーを自ら運転して、ARATAさんを助手席に、マネージャーさんを後部座席に乗せ、
いつものあのいい声で、いつものラジオのように軽妙におしゃべりしつつ、
釣り場へ向かう様子が、あまりにも自然体で全然スターっぽくない。
でも、上州屋で釣り道具の買出し、コンビニでおやつとアサヒスーパードライゼロの
買出しをするときは、ましゃ局長だけ運転席でお留守番。
そうかやっぱり今ここに福山雅治がいるとわかっちゃダメなんだー、外に出られないんだー、と、
めっちゃ自然体だけどやっぱりスターであることを強く感じさせるシーンでした。
とはいえ、いつものことだろうから特に窮屈そうにも残念そうにも見えず、
目の前に設置してある車内撮影用カメラにぐーーーっと顔を寄せて撮影の状態を確認しつつ、
カメラに向かってひとりで穏やかにおしゃべりを続ける局長。
この時のテロップが
「しばらくの間、局長とのひとときをお楽しみください。」
今回もありがとうブロスTV!
ステキなひとときでしたよ!
カンヌ密着もステキでしたが、今回の一番の眼福は実はこのひとときでしたよ!
カメラに顔を近づけたのは、ただ映り具合を確かめるためで、
カッコつけたり変顔したりするわけでもなく、表情はきわめてナチュラル。
おしゃべりも、カメラの向こうの「おまえら」を口説くようなものでもなく。
が!
そんなナチュラルなお顔がぐーっと寄ってくると同時に、PC画面を見ている局長ファンも
みんな揃ってぐーっと顔を近づけてしまったに違いないのです。
で、そのまんま、局長のリラックスしたおしゃべりを聞く幸せ。
きっとみんな猫背♪
今夜はたまラジ。
受賞コメント考えながら寝オチしちゃったお話とか聞けるかしらん。
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