今日のおたけび または つぶやき

2013年04月30日(火)  ガリレオ第三話「心聴る」



第三話、いろいろと楽しかったです。

個人的には、一話よりも二話、二話よりも三話目がより面白いと思ったので、

これからもっと期待してしまいますよー。

しかも、視聴率がまたも20%超え(21.1)だそうで、湯川先生どんだけ人気者でいらっしゃるんですか。



湯川先生ったら、お見舞いの桃を並べながら、ニッコリ笑顔で、

「良かったじゃないか。尻はただの筋肉だ。重要な臓器は何も無い。」


お怪我は大丈夫ですか? と、尋ねられたのは岸谷なのに、なぜか湯川先生が、

「尻に傷が残っただけです。」


励ましてるんだか、かるーく馬鹿にしてるんだか、非常に判断しずらい湯川先生の言葉の数々です。



お見舞いの「桃」にしても、まったく悪気なく、尻→桃という連想から持ってきてしまっただけ、

とも思えるが、日頃の無礼への若干のリベンジが含まれていると思った方が、ちょっと楽しい。



「お尻」でもなく「ケツ」でもなく、「尻」というこの言い方がもう湯川先生らしくて。

「臀部」って言っちゃうとカタブツすぎる気がして、湯川先生は変人だけどカタブツではないと

思うので、うん、「尻」が一番お似合いかと。(ここまで「尻」関連の感想ばかりで申し訳ない)



今回の実験に使われた「無響室」は、ビジュアルのインパクトでは、

第二話のJAXA(宇宙航空研究開発機構)の「多軸振動非接触自動計測システム」に勝りますね。

これからも珍しい装置にお目にかかれるかしらん。



その人にしか聴こえない声の謎解きも面白かったけど、

よっぱらった岸谷と湯川の、夜更けの研究室でのやりとりが、妙に面白かった。

「夜更けの研究室」「ほろ酔いの高飛車な女刑事」「ひとり黙々と作業を続けるオトコマエの物理学者」、

と、状況からすると色っぽいことになっても全然おかしくないのに、そうはならないのが

湯川先生の残念なところというか、安心なところと言うか。



寝ちゃった岸谷をじっと見る湯川先生、何を考えていたのでしょうね。

何かしらの感情が読み取れないかと、何度かリピートして凝視してみましたが、

表情の変わらなさが見事すぎて、何もわからず。(無念)


「風邪をひかれると面倒なので、毛布はかけてやるべきか?」とかだけだったら笑える。(でもあり得る)


岸谷も、毛布かけてもらってお礼の言葉のひとつもないとはなんぞ!

だから中島君にも振られるのだオマエは。(そこまで言わなくても)



ところで、昨夜は「ガリレオ」の直後に「ブロスTV」もあり、ガリレオの撮影現場や

福山蒸溜所の密着などやっててすごーく楽しかったのです。

ブロスTVの使命は、「密着」以外にないと思います!



そのブロスTVで、撮影終了後のましゃが青いシャツを思わせぶりにはだけ出す場面がありましたが、

あれはまさしく、湯川先生が栗林さんと岸谷を実験台に「フレイ効果」を体験させた時に、

白衣の下に着ていた青いシャツ♪



湯川先生ステキだけど、あんなふうにイタズラ小僧な表情でシャツ脱いでくれたりしないもんね。

湯川先生の中の人はやっぱり、湯川先生以上に最高に魅力的なのでした。






2013年04月28日(日)  視聴率に浮き足立ってもいられないんですって



さ、世の中はゴールデンウィーク。

わが家はどこにも行きませんけどね!



ウォーキングコースは春真っ盛りで、菜の花と藤が満開。

ウシガエルの声が聞こえてくるようになったなー、と思ったら田んぼに水が張られるようになり、

早いところではすでに田植えが終わっておりました。

昨日はカモさんたちも川から上陸してきて、田んぼの水の中に一生懸命頭突っ込んで泳いでいたり。



かわいいなー。カモさんはいつ観ても可愛い。

上下前後左右どっから観ても可愛い。

一歩踏み出すたびに左右に揺れるお尻(正確には羽先)がラブリーすぎる後ろ姿とかもう!

とか言いながら写真が一枚もなくてごめんなさいね。


キミら可愛いな、本当に可愛いな♪ とつぶやきながら見つめながら、

止まることなく歩き過ぎ(往路)、走り過ぎる(復路)しかしないので。



先週の福山蒸溜所では、ガリレオ第一話が高視聴率だったことにちょっと言及。

第一話の視聴率は「ご祝儀」だから、それ以降ガタ落ちの危険性がある、

下がることはあっても上がることはないと思う、と、非常に冷静なご発言。



でも、「初回の視聴率は主演が背負うもの」だから、正直ホッとしたと。

月9という枠や、ガリレオという作品そのものに付いている視聴率はあるけど、

あとはやはり主演が「まるかぶり」するもので、初回が低いと

「やっぱりあいつはもうそろそろダメだな」と言われるのはあたりまえだと。


これは、自分が他の人の作品を観ても、視聴率が低ければそう思うし、そう言ったりもするので、

自分が言われるのもまったく仕方ないことだと思っているのだそう。



「勝ってあたりまえ、と言われて勝つことの難しさ」と、ドヤ顔でおっしゃっていました。

(顔はわからないけどドヤ声が伝わってきた)



初回放送の前日に、プロデューサーからすでに「ヤバいです。録画率が相当高いという情報がすでに」

と伝えられていたし(それはリアルタイム視聴は少なくなるということ)、

各局それぞれ、強い裏番組をあからさまにぶつけてきたし、と。



主演者のファンとしては、視聴率が高ければ単純に嬉しいですが、

ほんの数百世帯をサンプルに割り出した数字をあまりに重視しすぎるのもね。

ご本人もさきほどのラジオで、視聴率に浮き足立ってはいられない、問題は内容、と、おっしゃってましたよ。

(でも、初回の22%超えを聞いたときはさすがに心の中ではうきゃっほー! で、

もし家にひとりでいた時に聞いてたら全裸で阿波踊りしてるって。)



つい最近、「録画率」まで加算した本当の視聴率、なんて話題がYAHOOニュースにもあったけど、

わたしも、リアルタイムで観たこと一度もないけど、録画で一話残さず観たドラマはいくつもありましてよ。

今も大河ドラマ「八重の桜」は、毎週録画(しかもBSのを)して、一話も欠かさず観続けております。



そうそう! 

八重ちゃんと言えば、幕末のお話ですから当然龍馬さんも登場するだろうし、だとしたら役者さんは誰?

と、かなり興味深々だったのですが、まったく存じ上げない役者さんが、一瞬ちらっと後姿と声だけで

登場なさったのを観て、なんというか、「苦肉の策」という言葉を思い浮かべましたことよ。



歴史的知名度から言えば、まったく無名な役者さん使うわけにもいかないだろうし、

かといって出番がほとんどなければ、有名な人持ってくるのももったいないし、

福山龍馬のファンだってまだいっぱいいるだろうし、

というかBSで「龍馬伝」を今まさに再放送中だし、と、いち視聴者ながら余計な想像してしまいました。



その「龍馬伝」再放送はただ今第4話。

江戸に来たばかりの、世間知らずで真面目な龍馬さんが、よっぱらいの桂さんと出会ったりしてます。





2013年04月26日(金)  今期のドラマ



いつぞやお話した、ゴールドクレストの鉢から次々に出て来たカブトムシの幼虫ですが、

今日までに10匹を数えました。

ひょっとしてまだ潜んでいるのかもだけど、土がふかふかになって木が傾いてきちゃったので、

真っ直ぐに直して土を追加して、ぎゅっぎゅと押し固めたので、しばらくは出てこれんかも。

正直、あんまり気持ちよいフォルムじゃないんで、もう終わりにしてほしいわー。



さて、今期のドラマ。

一話で脱落したのがけっこうあって、実はあまり観ていませんの。

むしろ、脱落しなかったのが「潜入探偵トカゲ」と「TAKE FIVE」だけだったという。

「ガリレオ」も含めると、刑事やら探偵やら泥棒やら、そんなんばっかりですな。



「TAKE FIVE」は、「ミッション・インポッシブル」か「オーシャンズ11」かと思いましたわよ。

エンターテインメントなワクワクさがあり、BGMも「TAKE FIVE」で耳に心地よくて、

初回はすごく楽しかった。



たまにいきなり出てくる唐沢寿明さんと松坂桃李くんのホモホモしいシーンが爆笑モノだし、

めっちゃ怪しくて悪そうな稲垣吾郎ちゃんの刑事も気になるし、松雪姐さんステキですし。



でも、ぶっちぎりで一番面白いのは「あまちゃん」。

毎回必ず爆笑ポイントがあって、でもほっこりさせられて、クドカンお見事! としか言いようがございません。

アキちゃんはカワイイし、まわりの大人たちも妙にらぶりー。



ヒロシ(小池徹平)が唯一、男性陣の中ではビジュアル的に可愛らしくて癒されます。

最初はクールでひきこもりな印象で登場していたので、あのままいくのかと思いきや、

鉄道&ご当地アイドルオタクの皆さんに負けないほどのキャラを見せ始めたので、

これからもひじょーに楽しみです。



夏ばっぱの宮本信子さんを拝見するのはものすっごく久しぶりで、

わたしの中では「マルサの女」とかで止まってるくらいなのですが、

えらくカッコイイ60代になられていて惚れ惚れしております。






2013年04月24日(水)  ガリレオ第二話



ガリレオ第二話「指標す(しめす)」はダウジングのお話。

個人的には、第一話よりずっと面白かったです。



犯人も意外だったし、メトロノームや振り子を使った実験も面白かった。

岸谷も命令口調一辺倒だったのが、敬語で「お願い」することを覚え、最後には湯川先生に「泣きつく」

に至り、いい感じに鼻っ柱が少しずつ削られてきているようですし。



湯川先生は、科学で解明できることしか信じない、という人ではないですね。

「現象には必ず理由がある」のスタンスで、不可解な現象の「理由」解明には熱中するけれど、

バチカンが「奇跡」と認めた出来事を頭から否定することもないし、

ダウジングの実績についても「立証も反証もできない」と認めている。



前シーズンでポルターガイスト的な現象を解明した際、「僕は幽霊なんて信じない」と

断言されていましたが、今の湯川先生だったらきっと、そういうことも言わないのではないか、

と思ったり。



今の科学では真実とされていることも、明日の科学ではひっくりかえされるかも、というのが、

研究者の日常でしょうから、柔軟な思考回路や対応力がイヤでも身についてくるのかしらん。

それが対人関係についても同じかというと、そうでもないみたいだけど。



今回、一番笑わせていただいたシーンは、「誰にでもわかる簡単な三段論法」。


1.僕は子どもと話すと蕁麻疹が出て全身痒くなる

2.彼女と話してもどこも痒くならない

3.ゆえに彼女は子どもではない


って、表情ひとつ変えず大真面目に主張されましても。

よく考えたら反論できそうなんだけど、よく考える気にもならない、ってトコで湯川先生の勝ち。



でもさ、子どもは論理的じゃないって湯川先生は言うけど、

論理的じゃない大人だっていっぱいいるし、湯川先生が大好きな「美人の女性」にだって

きっといっぱいいると思うのですが、それは大丈夫なわけね? ってちょっと問い詰めてみたかったり。



モテる設定なのに一向に女性に興味を示さない湯川先生のことを、

ましゃは原作者の東野圭吾さんに「ゲイなんですか?」と質問してみたそうで、

「まったくゲイではない。女好き。美人が大好き」というお答えが返ってきたそうです。



ましゃは「湯川は美人の『形』が好きなんでしょうね」と言っていましたが、

東野さんは「美人が好きな自分が好き、なんだと思います」と。

原作者がそうおっしゃるのだからそうなのだろうけど、わたしとしてはましゃの意見の方に共感。



絶世の美女とか、魔性の女とかをゲストにお迎えする際には、

是非、草薙刑事(北村一輝)も一緒に登場していただいて、

濃いモテ男と濃くないモテ男の競演をお願いしたいです。






2013年04月22日(月)  ましゃウィークでした



気がつけばもうすぐガリレオ第2話。

この1週間は、毎日なんだかんだでましゃの新しい映像を見ることができて、

つまりはましゃばっかり見ながらあっという間に過ぎてしまった1週間でした。



湯川先生と並行して観たのは、


「龍馬伝」の、弥太郎につきまとわれながら江戸に向かう龍馬。

「そして父になる」の、カッコよさを封じかなりイヤな人の感じに仕上がっているらしい父親。

(メイキングでは「どこをどう撮ってもカッコよくなっちゃう」(是枝監督談)の通り、

なんてことない一挙一動にカッコよさがにじみ出てしまっていましたが。)

「いいとも」増刊号の、CM中タモさんとなごやかな仲良しっぷりをみせるましゃ。



どれもステキでしたが、なかでも一番心惹かれたのは、映画「真夏の方程式」の新しい予告映像


浴衣着て旅館の朝ごはん食べながら子どもと会話している湯川先生とか、

夏の海辺で子どもに付きまとわれながらペットボトルロケットで実験している湯川先生とか、

学生達ではなく、開発計画に反対する住民たちを前に、冷静に語る湯川先生とか、

「きみは、愛する人を守り抜いて殺人の罪を背負うことができるか?」と、

湯川先生らしからぬことを言ってる湯川先生とか。



「容疑者Xの献身」の時もそうでしたが、映画になると湯川先生ったらなんか人間的に深みを増すのよね。

「科学では解明できないこと」への寛容度が増すというか。



先週のたまラジに、「生放送のラジオ番組」への出演は初めて、とおっしゃっていた東野圭吾さんが

ゲストに来られ、この「真夏の方程式」については、


 「『面白い』って、原作者としては言いにくいですけど・・・非常に素晴らしい出来だと思います。

  作品にこめたメッセージはちゃんと伝わってると思います。」と。


6月29日の公開が待ち遠しいです。

さ、そろそろTVの前にスタンバイいたしましょ。








2013年04月19日(金)  カンヌですと!?



カンヌ国際映画祭に、是枝裕和監督の「そして父になる」がノミネートですって!


「真白」のプロモと「ガリレオ」の番宣が終わればファン的にはひとやすみ、 なんて思っていたのに、

アサヒスーパードライの新CM「Crank up」編とか、カンヌ映画祭だとかで、

連日「めざまし」を録画し続けておりますことよ。



日本からのもう1本は、三池崇史監督の「藁の楯」だそうで、どちらもかつてカンヌにノミネート

されたことのある監督さん。



派手さはなくともステキな映画はたくさんありますが、

基本、ばりばりのエンターテインメント作品が大好きなわたしとしては、

カンヌ出品だからという理由で興味を持ったことはほとんどありませんの。

歴代のノミネート作品も、数本くらいしか観ておりませんし。



でも、カンヌに出るなら見てみよう、と思う人も多くいるのだろうし、

作品が多くの注目を集めるというのは凄いことよね。

もちろん、世界進出に関係なく「そして父になる」は見るつもりではいたけれど、

さらに楽しみになりました。



「藁の楯」も面白そうなのよねー。

大沢たかお&松嶋菜々子がSPなんて、それだけでも興味を惹かれるし、

「人間のクズを命がけで守る価値はあるのか?」「日本全国民が、敵になる」とか、

煽りまくるコピーにもワクワクさせられます。



このおふたりはもちろん、ましゃにもカンヌのレッドカーペットを歩いてほしいです。

このお三人が正装で並んだら相当カッコイイですよ! 大人なクールジャパンですよ!

湯川先生と連崎教祖ふたたび、ですね。いっそのこと菜々子ちゃんもガリレオ出てくれませんか?


上海の時もそうだったけど、国際舞台で堂々とスターオーラ振りまきまくる福山雅治をまた是非!



「ネットで楽器見てたはずなのに、不動産見てたはずなのに、気がつくとなぜかエロサイトにいる」

と、ラジオでうひゃうひゃ笑い転げてるこの人と、赤絨毯の上の近寄りがたいほどカッコイイその人、

同じ人ですからー。

と、全世界に向けて言う必要はないけど、心の中で思うだけで楽しいに違いない。





2013年04月17日(水)  ガリレオ第一話の大好きポイント



とまあ色々申しましたが、

あれから6年たっても湯川先生はやっぱりステキです。

6年前よりは確かに、お顔はより大人になったし、

(ご本人がラジオだか番宣だかで、6年前の湯川の顔は「幼く」見えるとおっしゃってました)

身体もよりビルドアップされてがっしりになった。


でも、興味のあることと無いこと、しゃべり方、人との接し方などはやっぱりあの時のまんまで、

あれからもずっと研究を続け、学生たちを教え、歳を重ねてきた湯川先生が、

ちゃんとそこにはいらっしゃった。



第一話「幻惑す」の大好きポイント、細かく挙げればキリがないのですが、

一番好きなのはやっぱりラスト。



「僕は僕の興味を引くものに対してのみ興味を持つのであって、

 事件捜査、つまり刑事の仕事、つまり刑事、つまり君、にはまったく興味がない。

 何か質問は?」



あの超超上から目線の岸谷をぺしゃんこにしてくれちゃって、

栗林さんならずともスカっとした瞬間ではありますが、何がステキって最後の「何か質問は?」ですよ。



そもそも、目の前にいる相手に対して、理由はどうあれ「まったく興味がない」と

言い放つのも失礼きわまりないですが、それが失礼だなんてまったく気づかないどころか、

さらに事務的に「何か質問は?」とナチュラルにトドメを刺す湯川先生の無双っぷり。

谷底の岸谷を崖のてっぺんから見下ろすかのようなこの余裕。

岸谷の超絶上から目線なんて、湯川先生にとってはモノの数にも入らぬのです。



感情的にならないって、それだけでものすごく強いことなのね。

栗林さんは、岸谷の一言一言にいちいち感情的に反応しちゃうから、

それだけでなんか負けてる気がするものね。

いつかあの栗林さんにも、岸谷に一目置かれる日が来てほしいものです。



その次に大好きなのが、内海にゲルマニウムを渡して、大満足の笑顔で去ってゆく湯川先生。

元素番号は内海くんの誕生日だし、結晶構造はダイアモンド構造だし、健康にもいいと言われているし、と、

湯川先生としては最高のチョイスで、解説も前のめりになっちゃうほど。



この女心のわからなさが湯川先生よね! 

でも、そんな湯川先生を「最後の最後まで、さっぱりわからない」と、笑顔で見送る内海もステキだった。

オクラホマから変な事件の相談を湯川先生にしてしまえ、内海。



KOH+ のエンディングテーマ「恋の魔力」も好きです。

コウちゃんの歌声は耳に心地よいですね。

ましゃが歌うのもいつか聞いてみたい。





2013年04月16日(火)  湯川先生、古美門先生、そして村山斉先生



昨夜のガリレオ第1話、

正直に申せば、さほど引き込まれるお話ではなかったかなー、と。



「4月の変人。6月の天才。」と銘打っているのだから、

湯川先生の天才っぷりと変人っぷりを際立ててこそ面白いのに、

天才っぷりが必要なほどのトリックではなかったような気がするし、

変人っぷりも岸谷(吉高由里子)の方が勝っていたのではと思えるほど。



素の福山雅治氏の最高にステキにヘンタイ(褒めてます)な姿を、番宣でいっぱい拝見してしまったので、

湯川先生にも、ついついそれ以上の魅力を求めてしまうことをお許しください。



内海(柴咲コウ)刑事とのシーンは、懐かしさもあって楽しかった。

数々の事件と、最後にあの「レッドマーキュリー」の極限状態(?)を共に乗り越えちゃったからか、

内海は、湯川先生のよき理解者のひとりになってしまった感がありますね。



それがすごく頼もしいのだけど、そうなるともうあの変人に真っ向から衝突することもないだろうし。

餞別にゲルマニウムの塊は笑ったわー。これぞ湯川先生。

それも含め、教祖の本当の力とか、岸谷への説教とか、ラスト10分はとてもガリレオらしくて面白かった。

こういうのがもっと全編にわたってちりばめられるといいのに。

もちろん、2話以降はきっともっと面白くなるはず。期待しております。




さて。

タイトルに列記したのはもちろん、天才つながりのお三人。



先日の「リーガル・ハイ」スペシャルはさすがの面白さでした。

思ってはいても口にするのはちょっと遠慮していることを、相変わらずハッキリ言ってくれる古美門先生。

気持ちいいわー。

何ひとつキレイごとで終わらせないけど、だからと言って救いようのないことにもならない。

裁判に勝つことだけは天才的でも、それ以外はほぼすべて「無能」って、

究極のプロフェッショナルかもしれませんな。



他の登場人物の皆さんも全員、以前のまんまのキャラクターだし。

10月からまた新シリーズが始まるそうで、これも本当に楽しみです。




湯川先生も古美門先生も、どれほどその言い方が無遠慮で人の感情逆撫でだとしても、

スキのない理詰めの解説には感動せざるを得ませぬ。

「容疑者Xの献身」の石上(堤真一)が、コンピューターがはじきだした四色問題の証明を、

「あの証明は美しくない」と言って認めようとしなかった台詞が思い起こされますが、

流れるようにわかりやすい解説には確かに「美しさ」がありますよね。



その意味ではおふたりとも本当にカッコイイ。美しさを体現するカッコイイ方たち。

このおふたりを比べる必要はまったくないのだけど、どちらも大好きな「天才」なので、

ますますの期待を込めて並べてみました。




そして天才お三人目の村山斉先生は、実在の宇宙物理学者。

「東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長」という肩書きをお持ちです。

この肩書きだけで、「ふぃぽなっち数列」とか「りゅか数列」とかを初めて聞いたときのような、

わけわからなさの代名詞的な響きを感じさせ、リアル湯川せんせいだー、と思ったり。



村山先生は4月11日のコズミック・フロント「”宇宙の終わり”に迫れ」で、

宇宙の中に見えないけれど存在する「ダークマター」と「ダークエネルギー」が、

宇宙をこれからどのような最後に導くか、について解説されていましたが、

それが本当にわかりやすくて面白かったのです。



 「たかだか100年くらいしか生きられない人間が、138億年の宇宙の仕組みを理解し、

 そのさらに何百億年か先に訪れるかもしれない宇宙の終わりについて理解する。

 その研究を世界中の研究者と一緒にできる。そのことに今の自分は一番ワクワクする。

 もしその謎を解明できる瞬間に立ち会えたら、たぶん涙が出る。」



と、最後に語っておられました。

凄いですね。楽しみですね。

変人度がまったくわからない村山先生を、湯川先生と古美門先生と並べるのも

どーかと思いますが、わたしにとりましては間違いなく要チェックの天才のおひとり。


宇宙の謎が解明され、それを美しい解説で聞かせていただける日を、楽しみにお待ちしてます。







2013年04月12日(金)  青ましゃ白ましゃ赤ましゃ



湯川先生が湯川先生らしく動いてしゃべっている姿、を、観られる機会が

日に日に増えてきて、ワクワクが止まらない今日この頃です。

夜中のスピンオフドラマ(栗林さんと湯川先生のコント(?)がステキすぎる)や

「ピカルの定理」での撮影現場潜入などで見せてくれた、

42歳になられた(役の上ではね)湯川先生めっちゃステキです。



来週の月曜日は朝から夕方まで、フジテレビをほぼベタ録りですな。



「ピカル」では、カメレオンな芸人さんに妙に感情移入してしまって、手に汗握りましたー。

あの撮影現場に忍び込んであの福山雅治に仕掛けにいこうなんて、そりゃ怖いわ。

福山さんに嫌われたり迷惑がられたりしたら、オレどうなっちゃうんだろう? ってびびって当然だわ。

その芸人さんの存在にいち早く気づいた吉高ちゃん、びびりまくりの芸人さんに

「福山さん優しい人だから大丈夫」って。吉高ちゃんイイ子だわー。

芸人さんのミッション達成のために、助太刀までしてくれた吉高ちゃん。好感度がぜんアップです。



そしてじわじわと仕掛けられるましゃの方はと言えば、

なんとなくヘンな人がいる気配にも紳士的な態度はまったく崩れず、

吉高ちゃんが困ったことになりそうかも、という時だけ、さりげなく介入するあたり、

オトコマエすぎです。さすがましゃ地蔵。



さてさて、タイトルは以下のステキなましゃ(たち)のことでありまして。



青ましゃは、「誕生日には真白な百合を」のジャケ写と、雑誌「Gainer」の表紙。











ジャケ写の方は、水を浅く張ったプールに寝転んでのショットだそうで、鏡に映っているように見えるのは、

実は水に映っているましゃ。だからよく見るとシャツもびしょ濡れです。

これはセクシーさがいくぶん抑え目のショットですが、ブックレットの中には

「自称中年男性グラビアアイドル」の面目躍如たる、すばらしいショットが!

一番好きなのは、伸ばした手に片目が隠れちゃってるヤツです。

もちろん脱いではいませんが。びしょ濡れシャツで寝転んでおられますが。

どうしてくれようこの44歳。



白ましゃはこれ。





中身のグラビアも、お肌が色白なのはもちろん、衣装からインテリアまでまっしろ。

やわらかーい印象です。



そして赤ましゃは、「Gainer」の62ページにいる赤いシャツの、

めっちゃシャープでアグレッシブな印象のましゃ。



この中で一番好きなのは青ましゃの2枚です。

「Gainer」は、全く手に取ったことのなかった男性ファッション誌で、厚くて重くて780円で、

立ち読みだけで済ませようと思っていたのに、この表紙に一目惚れ。

中にいた赤ましゃのステキさもさることながら、インタビューがまた面白くて、結局購入。

ああまた負けたさ。



このところ雑誌への露出続きで、TV誌、女性誌、男性誌ファッション誌、ビジネス誌など

様々なジャンルに登場なさいました。

それぞれ読者層は違いますが、どの読者層に向けても、その人たちが興味を持ちそうな話を、

ちゃんと選び分けてできちゃうのが、いつもながら凄いな、と。



「Gainer」は「若手ビジネスマン向けのライフスタイルマガジン」というだけあって、

組織で働く男性向けのお話。これが恋愛や音楽のお話以上に面白くて本当に勉強になります。

お仕事のプロュース能力もすごいけれど、そもそもご自分の生き方のプロデュース能力が凄い。

これについてはまた後日。






2013年04月10日(水)  趣味の部屋@パルコ劇場



ましゃの30枚目のシングル「誕生日には真白な百合を」「Get the groove」も

ちゃんと午前中に届き、朝から夜までいろいろな番組にプロモで登場されていたようですが、

それはあとでぜーんぶまとめて堪能するとして、本日は「趣味の部屋」を観て来ました。






この舞台は、この春一番楽しみにしていたと言っても過言ではございません。

だって、脚本:古沢良太(「リーガル・ハイ」からすっかり大ファンに)、演出:行定勲、

出演が中井貴一(去年はどれほど個人的に貴一祭りを繰り広げたことか)、

戸次重幸(NACSのシゲさんですよ。「WARRIORS」の信長さまですよ)、

白井晃(間違いない!)、川平慈英(踊りと歌も凄いけど台詞だけでも凄い)、

原幹恵(実物めっちゃキュート)の、ミステリーコメディですよ。

面白くならないハズがないじゃありませんの!



最高でしたー。

ミステリーとしてもコメディとしても本当に上質。



「趣味の部屋」と呼ばれるマンションの1室。

それは5人の男たちが、それぞれの趣味を楽しむために共同で借りた部屋なのだが、

そのうちのひとりが失踪してしまい、ひょっとしたら殺されたかも? と、いうところから、

男たちの色々な秘密が明かされてゆくのです。



2時間半、ノンストップで一気ラストまで行くのですが、

人間関係が複雑にからみあい、どんでん返しにつぐどんでん返しで、本当に面白かったです。

なんでこんなに複雑なストーリーを、ここまでスムースによどみなく展開し、なおかつ

こんなステキなコメディにできるのだろうと、目を見張るばかり。

脚本と演出が素晴らしいのはもちろんなのだけど、この面白さを舞台で表現するのは

役者陣の力量あってこそと、しみじみ感服いたしました。



去年、ドラマや映画で勝手に「堺雅人まつり」と「中井貴一まつり」を開催していたわたくしですが、

舞台でナマ貴一を拝見するのはこの舞台が初めて。

期待にたがわず、コミカルからシリアスまで最高に魅力的。そしてやっぱりどうにも品がおありに。

白井さんも、見事なガンダムオタクを演じつつ、やっぱり品の良さがにじみ出ちゃう感じだし。

シゲさんは、男4人のうちで一番若いのだけど、趣味の部屋にいながら「ハマれる趣味にどうしても

出会えない」男という役で、趣味に没頭する他の3人に常に絶妙なツッコミも入れていたり。

そしてやっぱり、声がすごくステキです。すごくすごーくステキです。



貴一氏がパンフで

「僕が目指しているのは、この舞台がいつかオフ・ブロードウェイなどで『翻訳劇』として上演されること。

日本のオリジナル作品が翻訳劇になることが僕の目標。だから今回、オリジナルにこだわった。」

と語っておられましたが、これは世界で通用するミステリーコメディだと思います、ホントに。






2013年04月08日(月)  しなやかに したたかに



さて、「CREA」。







グラビアのタイトルは「福山雅治と街に出る」ですが、

テキストのタイトルは「福山雅治が”福山雅治”でいられる理由」。



ましゃの言葉がいつもステキなのはもちろんですが、

このテキストのライターである川上康介さんがましゃに抱く感想も、

秀逸な表現で記されていて、それがまた面白い。



たとえば、

真っ昼間の街中での撮影に、撮影隊は「人が集まってきたらどうしよう」とびびっているのに、

当の本人は「雨上がってよかったね」と、文庫本片手にスタスタ歩き出す様子には、


  
  自分が福山雅治であることに、まるで無頓着に見える。

  カメラに向ける穏やかでやさしげな目は、「何がそんなに心配なの?」と、こちらに語りかけているようだ。



とか。小学生の集団に元気に挨拶され、振り返りながら片手を挙げて「おっ、こんにちは」と返す姿には、



  福山雅治は、どうしてこんなにも自然でいられるのだろうか。



とか。



自然体でいながらメジャーの第一線を走り続けていられる、そのひとつの答えが

このインタビューの中にあるわけですが、

そんなましゃの印象的な言葉を、いつものように抜粋しようようと試みたものの、

紹介したい部分が多すぎて断念。



断腸の思いで以下の一節だけ。続く川上さんのコメントにもご注目。



  「Get the groove」にも、そんなリアルな福山雅治が垣間見える。歌詞を見ながら自ら説明してくれた。


 「この曲の場合は、

  『その風は追い風か 理想を突き放す逆風か

   受け止め 受け流して しなやかに したたかに』

  という部分が自分の今の感情ですね。かつての僕だと”真っ直ぐに生きてゆこう”とか”夢を信じて”って

  歌ってきましたけど、さすがに40歳を過ぎた大人になってくると、そういう歌詞はなかなか書けない。

  夢はなかなか叶わないことも、人生は思うようにいかないことも、真っ直ぐ正直に生きたらケガをする

  こともある。今はそれを知ってしまった。いろんな風が吹く。それを受けとめても、受け流してもいい。

  大人としての対処を歌ったつもりです」


   それぞれの時代の吹く風に対して、しなやかに、したたかに対処し続ける。それは、まさに

  福山雅治そのものだ。「したたか」というと、小賢しく動くというようなイメージがあるが、

  漢字で書くと「強か」となる。

   まるで野山に生えた竹のごとく、時に風に身を任せて穏やかな孤を描き、風が吹かなければ

  吹かないで、天に向かって己を伸ばし続ける。若かった青竹もよく見れば幹が太くなり、たくさんの

  葉を生い茂らせているが、地面から真っ直ぐ立っている姿は、10年経っても20年経っても

  変わることがない。



川上さんの福山描写は、ファンが読んでも若干こっぱずかしくなる感じはありますが、

まったくそのとおりだと共感せざるを得ず。

「しなやか」で「したたか」とは具体的にはどういうことかは、全文読めばよーくわかりますので、

是非ご一読を。

めずらしく前髪全部下ろしてるオフっぽい感じのましゃが表紙の「CREA」5月号です。






2013年04月06日(土)  福山龍馬さんとの再会 / CREA



ガリレオ湯川先生だけでじゅーぶん幸せなのに、

むしろこれだけに集中させていただきたいくらいなのに、

今日からNHK−BSプレミアムで大河ドラマ「龍馬伝」のアンコール放送がスタート。



青い着物の若々しい龍馬さん、なつかしや〜。

3年前は、見逃すまいと必死だったり、期待が大きいあまりかなり辛口視聴者だったりしていたのですが、

このアンコール放送は、ゆったりと大らかな気分で楽しめそうです。

大好きだった龍馬さんのぶ厚いアルバムを、1年かけてじっくり見直す、みたいな。

どのページの龍馬さんも最高にカッコイイことがわかっているので、

そりゃもう余裕しゃくしゃくでめくってゆけるのです。



それにしても、久々に見てもやはり、弥太郎の汚れ方は芸術的レベルですね。

一番に反応するのがソコというのもどうかと思いますが、やはり弥太郎のインパクトは凄いわ。



そして今日は雑誌「CREA」を購入。

「福山雅治と街に出る」というコンセプトで、

文庫本を手にしたましゃが、街中を歩いているステキなショットが何枚も。

インタビューの内容も、いつものことですが、呆れるほどオトコマエでステキでしたので、

これはまた後日。






2013年04月05日(金)  怒涛のガリレオづくし



ガリレオ先生関係のTV誌をチェックするだけでも大変なのに、

一昨日から前作の再放送も始まり、明日からは「龍馬伝」の再放送も始まり、

来週はガリレオ番宣ラッシュなので、とても楽しみで嬉しいのですが、とても慌しい。



夕方のガリレオ再放送は、カットされている場面がけっこうあります。

たいていの場合、事件の謎解きに影響がない、つまり湯川先生が孤高の変人っぷりを発揮している

場面だったりするので、「それこそが観たいのではないかっ!!」と、結局自分で録画したDVDを

取り出してカットされた場面を改めて堪能する、という、余計な時間がかかることに。

なんという二度手間。


全部録画してあるのだかから最初からDVDを観りゃいいものを、再放送がやっぱり嬉しくてね。

ついつい観てしまうのですよねー。



「相棒」の再放送も、現在映画公開中だからなのか、平日はもちろん土曜日にも3話くらい

まとめて放送しちゃったりしていて、いやもう消化するのが大変。

たまたま観たことのあるお話だったりすると、「よし! これは観ないですむ」と

安堵さえ覚える今日この頃です。

人気長寿ドラマに、遅れに遅れてからうっかり足を踏み入れてしまうと、ほんと大変なことになります。

どちらさまもお気をつけください。



映像チェックに加え、読みたい本もいっぱいあって、かなり目を酷使してしまい、

ここ2日ばかり、ひどい頭痛と吐き気でちょっとダウンしておりました。

眼精疲労あなどるべからず。

気持ち悪くて食べられなくて、おかげさまでちょっと体重減りましたわ。

歩いても走っても減らない体重が! 眼精疲労で減るとは!



そうそう、湯川先生とは全く関係ないのですが、

数日前に家の中でちょっとキモチワルイ虫発見。(後にカブトムシの幼虫と判明)


イモムシがさらにハダカになったような、しかも親指大のデカさで床の上を尺取移動していて、

な、なぜこんなところに!? と。


きっとこれは息子がどこかの地面か草地に置いたかばんのなかにでも入ってきてしまったのだろう、

と思いきや、数時間後にもう一匹発見。これはその残りだろうと思いきや、翌日にもう1匹発見。



で、ようやく出所がわかりましたよ。

クリスマスツリー用に昨年買った、ちょっと大きめのゴールドクレストの鉢。

冬場に水やりをしていたときは土はわりと硬かったのに、最近、表面の土がふわっふわになっていて、

あれ? と思っていたのですが、どうもその中で冬を越して成長した幼虫くんたちが

春になって外に出てきたらしいのです。



カブト好きな人だったら飼っちゃうんだろうけど、

家にいてくれてかまわないのは4本足までということになっている(わたしが今決めた)我が家からは

丁重にお引き取り願い、外の木陰に移動していただいた次第です。

春だねぇ。






2013年04月03日(水)  福山蒸溜所#52



トーキングFMサイドのお話がおもしろかったのでちょっとだけ。



ましゃもスタッフのみなさんも、若い男性社員などとの会話は、ちょっと苦手だそうな。

夢と理想がやたら高く、でも実力も実績も何も伴わなくて、ひたすら空回りしている感じが、

若い頃の自分を見ているようでイヤなんですって。


でもコミュニケーションをとらないわけにはいかない。ましゃはそういう時どうするかというと、

自分は先輩(の役)、相手は後輩(の役)、というプレイ(芝居)をしていると割り切るのだそう。



福「だって会社とかそうじゃん。部長と部下って、完全にそういう設定のプレイでしょ。

  会社っていうのは、『役職』っていうけど、あれね、『配役』なんです。会社という芝居なんです。」

ス「あー。確かにそうですね。」

今「その役からはみ出ると、扱いにくい役者だな、ってことになるんですね。」

福「そう。台本に書いてないセリフをしゃべり出す、みたいなことですよ。(役に)はまれる人の方が

 会社としては使いやすいし、会社もうまく回るわけです。」

ス「なるほどなー。わかりやすいな、それ。」 ←いたく納得している

福「うちの会社でもそうだよ? ずいぶん前に、大里さん(アミューズ現会長)ちに呼ばれてメシ食いに行ったの。

 大里さんもシャイで、俺とふたりきりだと間が持たないから、部下をいっぱい呼んでたわけよ。

 で、たくさん人が来て、その人たちを見てるうちに、ある法則があることに気づくわけ。

 
 会長が『俺もいつまでもこの仕事できるわけじゃないんだから、お前らがちゃんと引き継いで、

 福山を育てて売ってくれ』って言うと、『何言ってるんですか会長。もっとやってもらわなきゃ』って言うAさん。

 『そうですよ。もうとっとと会社やめちゃってくださいよ』って言うBさん。

 そのふたりの間で『いやいや、そんなことじゃなくて』って言ってるCさん。

 配役が決まってて、どのトーク、どの状況の時も、役からブレないんだよね。」

ス「はぁー」(感嘆の声)

福「ヨイショする人はひたすらヨイショの配役なわけ。で、ツッこむ人はひたすらツッコミの配役で、

 まとめる人はひたすらまとめるの。それを見て『芝居だ!これは舞台だ!』と思って。」

ス「ひゃっはっはっは! なるほど!」

福「野田MAPならぬ、大里MAPだと。だって、TOKYO-FMだってMAPあるでしょ?」

ス「MAPだらけですよ。太鼓持つ人もいれば、ニヒルにかます奴もいて。」

福「そうでしょ? そういう配役で決まってる人なのよ。」

ス「たしかに『芝居』というたとえで言われると、本当にその通りですね。わかりやすいなー。」

福「全部はまるでしょ? 演劇と一緒なのよ。

 先輩後輩っていうのも、ある役者が若い衆を連れて飲みに行く時にその場にいたことがあるんだけど、

 やっぱりそれもプレイなんだよね。先輩が若い役者たちに『実は俺悩んでて・・』なんて言うことは

 ほとんどない。『最近どうなの? 何かあるなら言ってごらんよ』っていう聞き役的な感じじゃん。

 それも芝居の振りで、それに乗れる後輩じゃないと、一緒に飲みには来ない。

 たとえばしみちゃんと一緒に飲みに来る後輩は、しみちゃんからそう聞かれるのがわかってるから

 たぶん『自分の近況』というセリフを事前に準備して来るわけよ。セリフ入ってるわけよ。」


その演技を続けるのは面倒くさいけど、どんな役をやるかは自分次第、さらに言えば、

どの劇団に所属するか、あるいは自分で劇団を立ち上げたっていいじゃない? と、

会社劇場、人生劇場のお話は続いていったのでした。



目からウロコでしたわ。

生きることは演じること、を誰もが日々実践しているのに、それに気づいていなかったとは。

「こんなの本当の自分じゃない」とか「うその自分を演じるのはイヤ」みたいなお悩みが、

バッサリ斬り捨てられたような、清々しささえ感じるご意見でした。





2013年04月01日(月)  夢からさめても



昨日の朝刊には、ウナギノボーリなるパペットと一緒のましゃが。






他にも同局のドラマ主演者が載っていましたが、どれが面白いかしらねー。

「間違われちゃった男」の古ちんと中丸くんのタッグにも興味津々です。

初回はできるだけチェックしてみましょ。



先週末のたまラジでは、4月10日発売のシングルに収録される

「愛は風のように」(昨年末のライブ音源)が聴けました。

1998年の曲なので、長年のファンにはおなじみでしょうけれど、わたしには、ほぼ新曲。

生で聞いたのは、昨年末のHotel de FUKUYAMAが初めてではないかしらん。



ゆったりとのびやかな曲で、アルバムを初めて聞いたときから大好きですが、

Hotel de FUKUYAMAからのライブ音源だと、声も演奏もさらにステキ度がアップ。

このシングルに収められる4曲(他は 誕生日には真白な百合を/Get the groove / Good job)の中では

一番好きかもしれませぬ。



たまラジで、この詞に込められた想いを語っておられましたが、それを知ってさらに好きになりました。

この曲、「愛は風のように」は、ましゃが音楽活動をしばらくお休みした後に、

最初に発表したアルバムの1曲目なんですって。



  何からはじめようか



という歌い出しが、新たな一歩を踏み出すのにふさわしい感じですよね。



  きっと 夢から覚めても 僕らは歩き出せる



という詞がサビの部分なのですが、これについてましゃ曰く、



  音楽をやるんだという夢をもって長崎から東京に出てきて、

  少年の頃からの幼い憧れから始まった自分の東京生活だったのだけど、

  いろいろなことにぶちあたりながら、その最初の幼い夢からは覚めても、

  もう一度また歩いていくんだ、という想いを込めて書いた。

  夢というのは、何回もみて何回も覚めて、それでもまた夢をみる、というものだと思う。



ましゃは「叶わない夢」はみないと断言されていました。「叶えられそうな夢」しかみないと。

ですが、それは夢が小さいとか目標が低いということではないと思うのです。

これまで、どれほど多くのデカいことを実現してきたかをみれば、そんなことは一目瞭然。



「叶えられそうな夢しかみない」という発言には、むしろ、夢に対する誠実さを感じます。

「どうせ夢だから」なんて軽んじたりしない、手が届かないものとして努力を放棄したりしない、

そんな誠実さ。



夢から覚めてもまた歩き出せる人、ステキですね。

そんなふうにありたい。 





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