今日のおたけび または つぶやき

2012年03月30日(金)  向かい風が楽しすぎて



とんでもない強風だわー、と思いながらも今日もウォーキングに出発。

30分歩く+20分走る+30分歩く に、いい感じに慣れてきました。

知らないうちに、つくしがにょきにょき出てきてたし、草の間に小さいピンクとか紫とかきいろとか、

明るい色合いも増えてきました。春ですな♪



走る部分は、1周約3分弱のコースをその日の体調で5〜8周するのですが、

向かい風の時の進まなさが、もう可笑しくて可笑しくて。

必死に走ってはいるのだが、足踏み以外のなにものでもないし、

これどんだけ前のめりになっても絶対転ばないしー、と風に挑みつつひとりで爆笑。



で、追い風になった時の、普段の自分ではありえない俊足(押されて自然に足がタッタカタッタカ進む)

可笑しくて、これまた爆笑。

強風の中でひとりキャハキャハしながら走り回っている、とってもアブないおばさんになっておりました。

まわりに誰もいなかったからいいよね。いやー、楽しかったわー。

強風ランニングぶらぼー!



緑の多い道を歩くだけでも気分はいいですが、さらに風に吹かれると、自分の中の余計なものを

吹き飛ばしてくれる気がして、さらに清々しい気分になります。

風にびゅーびゅー吹かれるのって、滝にザーザー打たれるほどでなくても、なんか効果がありそうです。



今日の教訓:

立ちんぼで向かい風に吹かれているのはツラいですが、歩いているとそうでもなくて、

走るともう最高に楽しい。





2012年03月29日(木)  ましゃ@SONGS



昨夜のNHKのSONGS、とても良かったです。

見逃した方は、4月5日(木)の深夜 午前2:25〜2:58に再放送がありますので是非!



ましゃが取り組んできた被災地支援と、先日の住吉中学校で行なわれたライブの模様を織り交ぜて、

ということだったので、おそらくもう何度も「ZERO」で観たような映像ばかりなのかな、と思いきや、

そこはさすが「SONGS」。



「20年以上のキャリアを持つラジオパーソナリティ福山雅治」に焦点を合わせ、その支援の仕方を紹介。

曲は「家族になろうよ」と「生きてる生きてく」をスタジオから、「桜坂」をライブから、

いずれもしっかりフルで聞かせてくれました。



しかもスタジオからの2曲は、WOWOW開局祭のライブ・サーキットでやったみたいに、

モーションキャプチャーを使ったCG映像が飛びまくり。WOWOW以外の歌番組では初めて観たかも。

キレイで楽しくはあるのだけど、でっかいハートがお顔をちょくちょく横切るのは

ちょっと目障りでしてよ。映像はお顔避けてくださいよ。



ラジオでおしゃべりしている様子もすっごく楽しくて、FMラジオの方はよりによって

「ホテル福山 〜第三京浜 港北インター降りてすぐ〜」のコーナーの場面。


これは、福山ファンだけど他の芸能人も好きで二股かけてますとか、

一度は他の誰かのファンになってしまったけど福山ファンに戻りましたとか、

さらに、本命は◯◯なんだけど、今は福山さんに浮気中ですみたいな、

リスナーからの奔放(?)な恋愛遍歴のお便りを、ましゃが最高にドラマチックに読み上げ

ご紹介するコーナーで、毎回とにかく大爆笑なのです。



情感たっぷりにお便りを読み上げて、お約束の「♪奪えるものなら 奪いたい あなた♪」と、

高らかに歌い上げている様子がオンエアされておりました。いやー、NHKもやわらかくなったものだ。



インタビューでは、ラジオを活用した被災地支援、住吉中学校でのライブに込めた想い、などの他に、

ラジオそのものへの想いも語られていました。

今でもましゃは、ラジオの現場に行くのが楽しくて仕方がないのだそう。

だから、普段は特におしゃべりな人間でもないのに、20年以上もパーソナリティを続けてこられたと。


「(長崎にいた頃から)僕は深夜放送のファンでしたから。外の世界、見知らぬ音楽、人の声、 

 面白い話、ちょっとエッチな話とかが聴こえてくるラジオはすごくドリーム感があった。

 夢の世界だったんですよ。」



そんなドリーム感溢れるラジオの送り手になられてはや二十数年。

いや本当に面白いです、ラジオでのましゃのおしゃべりは。




NHKでは4月1日(日)にも、BSプレミアム午後10:00〜11:29に、

「音楽熱帯夜スペシャル 福山雅治ライブ〜MEET THE MUSIC in 宮城〜 」と題して

その住吉中学校体育館でのライブの模様をほぼフルで見せてくれるそうなので、こちらも是非!



しっかしアレだ。

「福山さんから色々助けていただいたことを忘れないために」って、

毎日2回(掃除時間に『蜜柑色の夏休み』、下校時に『少年』)、ましゃの歌がながれる中学校って。

またこの選曲が絶妙すぎる。






2012年03月28日(水)  昨日は眼科の日



眼圧がちゃんとコントロールできているかチェックのために毎月1回は行かねばなりません。

眼圧コントロールといっても、毎日1回目薬をさすだけなんだけどね。

習慣になってしまえばなんてことないのだけど、「毎日やれ」と言われると、

どんなに簡単なことでもうっとおしくて負担に思ったり。



でもそれが今のところ、眼圧を下げる唯一の方法で、眼圧が高いままだと緑内障になる

危険がかなり高い、と言われたら、そりゃやるしかありませんでしょ。

生きている間は、できるだけ目はちゃんと見えていたいもの。

ステキなオトコマエさんの姿はいつまでも観ていたいもの!(がんばる動機なんてしょせんそんなもん)

ちなみに眼圧は血圧とは関係ないのか、わたしの血圧はむしろ低いほうです。



で、毎月必ず視力と眼圧を測定し、数ヶ月に一度は視野検査をし、

さらに数ヶ月に一度はOTC検査(眼底写真のもっと精密なもの。視神経繊維の欠損が正確にわかる)をしているので、

もし視野がちょっとでも欠け出したら、すぐわかるようになっております。



視野検査で見えない場所があったりすると、データとして円形の中の点々が黒くなって表示されるのだけど、

わたしの左眼には、ぽつんと一箇所だけ、見えずらいところがすでにありますの。

でも本当にぽつんと一箇所だけなので全く問題がなく、「見えない」なんて自覚症状ももちろんない。



先生に「見えずらいという自覚症状が出るのはどのくらいになってからなんですか?」と聞いたら、

「自覚症状が出たら本当に末期なんですよ。たとえば、この円形の四分の一が全部まっ黒になったとしても、

パソコンのカーソルをちょっと見失うくらいのものなの。それくらい自覚症状がない。

先日は、『ちょっと見えずらい』というお年寄りがいらして検査したら、片目が円形ほぼ全体がまっ黒の結果が出て、

僕の方がびっくりした。片目は中心部のほんのわずかを除いて見えていないのに、もう片方の目はちゃんと見えるし、

両目とも視力はいいから気づかなかったらしいの。」


「わたしは視力も悪いし、これで視野が欠けたら何も見えなくなっちゃうから、気をつけなくては」と言ったら、

「あなた、視力はいいですよ。」 「は? これほどのド近眼で、メガネはずしたら何も見えないのに?」



「メガネかければちゃんと見える人というのは『視力はいい』人なんです、眼科医的には。

メガネをかけても見えない人を『視力が悪い』人と言うんです」と。



ほーーーーー。知らんかったー。目からウロコですわー。

なにその超ポジティブ。(いや、医学的にちゃんとした基準なのだろうけど)

メガネかけてちゃんと見えれば「視力はいい」だと? こんなに見えないわたしに向かって。

まるで「骨折してなきゃ怪我ではない」(by某オトコマエ座長)ほどのポジティブさに、

妙に元気づけられてゴキゲンで帰ってきましたよ。



その理屈でいくと、たとえば足が悪くても、「杖ついて歩ければ健脚」。

たとえば貧乳でも「寄せて上げて谷間ができれば巨乳」みたいなもんですかね!(どんどんズレてる気が)



なんかそれでオールOKな気がしてくるよね。ブラボー大雑把!



そして帰宅したら寝顔版「生きてる生きてく」届いてたー。

可愛すぎる43歳のPV最高だったし、ライブテイクの「逃げられない」も「Dear」もヨカッタ。

そして、歌詞カードのブックレットがまたステキだった。

こんなステキなお写真いろいろのブックレットも付いてるなんて全然聞いてませんでしたよ!


自然の風景も、その自然に溶け込んでいるましゃも、

そしてなぜか馬が! 優しそうなまなざしの馬のお顔アップが最高なんですよー。

あのやわらかそーな鼻づらなでたい。なーでなーでしたい。






2012年03月27日(火)  名言の宝庫ましゃについての考察



ましゃ主演の映画ですって!(公開は来年秋だけど)

エリートサラリーマン役らしいですが、「とにかくイヤな奴」だそう。

是枝監督曰く、

「とてもまっすぐで爽やかだったので、全く逆の人間をやらせたら面白いんじゃないかと思いました」

ですと。楽しみにお待ちしております。



そういえば先日、SMAPの吾郎ちゃん主演のドラマ「Dr.検事モロハシ 」を観ました。

悪役じゃない吾郎ちゃんを久々に観てすっごく新鮮でした。

吾郎ちゃん悪役づいてたものなー。『十三人の刺客』の極悪非道っぷりとか、凄まじかったもの。

あそこまでではないとしても、もし映画のましゃを観ながら「こいつ地獄に落ちやがれ」なんて

思ったらどうしましょー。どうしましょー。ま、それはそれで面白いか。(いいのか)




さて、先日の続きですが、ましゃはなぜあんなに名言の宝庫なのか、についての考察。

考察する必要なんてまったくないのだけどね!

いいこと言う人だなー、外見だけじゃなくて中身もオトコマエなんだなー、で、いいのだけどね!

でも、いろいろお話を聞いて「ああ、だからか」と思ったこともあったので。



結論から言えば、考えて考えて考え抜く人だから、ということに尽きるような。

意外に人は考えてなかったりするような気がするのです。直感が大切とはいえそれに頼りすぎてしまったり、

考えてる気分にだけなって、実はすっごく浅いところをうろうろしているだけだったり。

自分を顧みてもそういう面はとてもあります。



ましゃの場合は、すごく深いところまで理路整然と考える習慣ができている人とお見受けいたします。

でもそれだけじゃない。以前ご紹介した天文学者さんのエピソードからもわかるように、

経験や出会いが教えてくれることや、見えたまま聞いたまま以上に深いところにあるものを、

的確に読み取ることできる人だ、という大前提がまずある。


経験を積んだ大人ならみんなそうかと言えば、そんなことは決してないので、

やはりこれはご本人の人間性が培った素晴らしい能力なのだと思います。




そして、そんな風に読み取ったり、考え抜いたりしたことを表現する「言葉」の選び方も、とんでもなく緻密。

それらが、以前ラジオで話されていた「どのように作詞するか」に、とてもよく現われていたので、

抜粋しつつご紹介。




福「(書き始めの)最初の詞はやっぱりどうしようもないものなんですよ。

 稚拙な考えとか稚拙な表現とか、とても人に見せられたものじゃない。

 例えば、『何かを得るために何かを失う』みたいなことってよく聞くし、

 『失ったものを数えて、それはもう取り戻せない』みたいなセンチメンタリズムってみんなあるじゃない?

 そのくらいの浅いところから始めて、それに対して自分でつっこんでいくんです。


 例えば、『ほんとなのこれ? 何かを手にして何かを失ったって、具体的に手にしたものって何よ?』 みたいな。

 たとえば、いままでより良い広い部屋とかを手に入れたとして、『なくしたものって何よ? あの頃のひたむきさ? 

 情熱?純粋さ?』とか。よくあるでしょ。


 で、それを書き出してみて眺めて、『本当にそう?』ってまた突っ込んでいくの。

 『まっすぐさとか、ひたむきさとか、自分でそういうこと言う?』みたいに。で、どんどん精査して、

 厳しいツッコミを自分に対して入れていくことによって、本質的な感情が浮かび上がってくるんと思うんです。


 『生きてる生きてく』に関して言えば、『大人になるってイイことなんだ』って言いたかったの。

 それをどう言うか考えたときに、『色々な悲しみなどを乗り越えてここにいるんだよ』なんて言うと

 浅いじゃないですか。『乗り越えるって何をどうしてきたんだ?』って考えてると、

 『いや待て、乗り越えてないかも』ってなり、『実は乗り越えてなんかなくて、無視してきたんじゃないか、

 失敗なんてずっとしてきたし、昨日もしたな』と。そういうツッコミをしていくんです。


 どの部分で自分に対するツッコミが止まっているかで、その人の歌詞の深度が違ってくると思うんですよ。

 ある程度のセンチメンタリズムで止まってると、その人はそこでツッコミをやめてるということで。

 俺ももう大人だから、浅はかなとこで(ツッコミが)止まってちゃいけないな、っていうのがあるんです。


 究極的に自分にツッコミを入れていくと、自分って相当ダメな人間だということがわかります。

 人には言ってないし見せてないけど、相当ダメなヤツだな俺って、って。

 そういうことって人には誰でもあると思います。

 その(ダメな自分の)どの部分を切り出すかが問題なんですよ。あまり言っても仕方ないこと詞にしてもね。」




以前もおっしゃっていましたが、作詞するたびにプチうつになるそうですよ。

どんどん掘り下げていって自分のダメなところをえぐるようなことになるから。

でもそうしないと、ご本人的には浅くて説得力のない詞になってしまうということなのでしょう。



聞く側がが「この言葉いいなー」「名言だわー」って共感したり感動したりするものは、

ましゃの中でこれくらい考え抜かれて選び抜かれて出てきたものだからなのでしょうね。

歌詞にしても、その他のコメントにしても。



でも、言葉の扱いって本来はそのくらい気をつけるべきなのだろうな。

不用意なたったひと言で、どれだけの人が足をすくわれていることか。





2012年03月25日(日)  なくした と 手放した



ドラマも全部終わっちゃって、これについても語りたいし(あんな貴一やこんな貴一を観れなくなった寂しさよ)

やっと15分(たまに20分)は続けて走れるようになったけど

体重も体脂肪率も全然かわりませんよ、ということも語りたいですが、




ましゃ先生の名言をまたまた見つけてしまいました。




ったく、またご紹介せずにはいられないじゃないですか、もういいかげんにしてくれませんか、

と、ちょっと困ったフリして実はただ喜んでるだけですよー。




雑誌もまだまだ立て続けに出ますが、今回は「オリスタ」。

インタビューページのピンクのトレーナーが最高にお似合いです。

うん。ピンクが似合いすぎる43歳。



インタビューのタイトルは「大人になるって素晴らしい!」


ーー大人になって汚れちまった・・・的な歌は結構ありますけど、”大人でよかった!”と

  堂々と歌ってる曲って、そういえばあんまり印象にないですね。


福「作風としてイノセンスを歌い続ける、みたいな風習ってありますけど、デビュー20年を超えたら、

 そこは正直にならなきゃダメかな、と(笑)。だって大人になってイヤなことっていえば、多少体力が落ちたとか、

 生活が大変、人間関係が辛い、とかですよね(笑)。僕は、大人になってからのほうが、自分でいろいろ

 決められるし、良いことのほうが多いと思ってます。何かを手にして、何かを失ってしまったとかいうけど、

 確かになくしたものはありますけど、それをいつまでも引きずってても前に進めないですしね。

 しかも、この年齢になるとなくしたものが多すぎていちいち覚えてないぞ!と(笑)。」

 それくらい、みんな普通に失ってたりする。」



わたしも、大人になってからの方が生きるのがずっと楽になったような気がします。

そりゃ義務も責任もあるし、面倒なこともイヤなこともありますが、少なくとも自分で考えて行動できる。

子供の頃は、何をどうしていいかわからないし、実際何もしようがなかったりもしたから、

ただただ受身の状態で不安におびえていることが多かった気がします。ほんと、気弱な子供だったことよ。

大人になったら少なくとも、不安要因に対して何らかの行動を起こすことはできますもの。



で、いいことおっしゃるわー、と思ったのは次の部分。



福「あと、”なくした”のと”手放した”のは違いますよね。次に進むために手放したものがあって、

 その選択を後悔してるんだったら、それは選択の仕方を間違えていただけで。

 それをいつまでも後悔してるんだったら、それを補って余りあるだけの未来を手に入れるために、

 いま努力しなきゃいけないんじゃないかと。」




オトコマエの上になんでこんなにいいことおっしゃるのだ。

後悔し続けてても何もいいことないのに、そうやって罪悪感にさいなまれていることが贖罪になるみたいな、

あるいは純粋で繊細で優しい人間の証であるみたいな、そんな感覚があったりするものね。

でもそれって、「いまやるべきことをやらない」ことの言い訳にすぎないし、大人の態度ではないですね、確かに。



他にも色々と興味深いことをおっしゃっていましたが、それはまた後日。

ラジオでは下ネタもふつーにおっしゃって男のエロさ丸出し発言(でも下品にはならない)もしょっちゅうですが、

生き方の指南をしてくれる哲学書のようなスピリチュアル本のような発言もしょっちゅう。

エラソーにも説経っぽくもならずに、サラッと。



なぜこのオトコマエさんは、こんなステキなことが言えちゃうのか?



それについてもまた後日。





2012年03月22日(木)  大きな夢を持っていたら小さな夢が



ウォーキング途中のあちらこちらに、やっと梅が咲きましたー。

いい香り♪



最近、歩きながら意識的に長く息を吐くようにしているのだけど(4吸って8吐きながら歩く、みたいに)

梅に接近した時だけはすげー吸いっぱなし。息を吐いた瞬間に香ってきたら!と思うと吐けなくて、

やっぱり限界まで吸いっぱなし。吐かないと苦しいわよっ! ひとりで苦しがっててアホだわよっ!



でも、梅さんの方でも香りを放出したい天気とか時間とかあるみたいで、

いつでも香ってくれてるわけでもないのね。

わけへだてはしないけど、安売りもしてくれないのだ、梅の香りは。



さ、今日はTVガイドにましゃのいいお話を見つけたのでご紹介。

説得力のあるエピソードの宝庫ですな、この方は。



「生きてる生きてく」の歌詞で


 大きな夢をひとつ持っていた 恥ずかしいくらいバカげた夢を

 そしたらなぜか小さな夢が いつのまにか叶ってた


というのがあるのですが、それについて。


 
 「大きな夢を持つことで、仮にそれが叶わなかったとしても、その夢の近くにいることができたり、

 付随する小さな夢は叶っていったりするものだと僕は感じています。周りの人たちを見ても、

 本当は音楽で表舞台に立ちたかったけど、今は裏方としてのスタッフをしていたり、

 プロ野球選手になりたかったけど、ケガで諦めざるを得なかった人がスポーツマッサージの仕事を

 していたりする。僕自身も、バンドを組んで『新宿ロフト』を満員にすることが上京してきた時の

 大きな夢だったんですけど、バンドを組むことは叶わなかった。でも、東京でバンドをやりたいという

 思いがあったからこそ、音楽にまつわる夢を一つひとつ叶えることができるようになっていったんじゃ

 ないかと。そこに関しては、どんなことにも当てはまる気がしています。」




その具体例として挙げた次のエピソードがすごくステキ。



 「10年くらい前に『福山エンヂニヤリング』という番組をやっていたときに、確か長野だったかな、

 電波望遠鏡の施設があって、そこにブラックホールを立て続けに2つ発見した天文学者さんが

 いらっしゃって、取材に行ったことがあるんです。お目にかかって『連続的に発見できるものなんですか?』

 と聞いたら、『いえ、偶然ですね』とおっしゃって。実はブラックホールとは別の、違う天体を探し求めて

 いて、その研究にひたすらまっすぐ取り組んでいたら、偶然ブラックホールを2個も発見したと。

 確かに偶然だけど、物事の真理が感じられるようなエピソードだなと、僕は思ったんです。


 今自分が追い求めている夢への道がまっすぐ続いているとすると、だけど、その脇道やあぜ道、まがり道と

 いったところに、こういった思いがけない出会いや発見が待っているんだなと。

 必ず出会えるかどうかは明言できませんけど、一歩を踏み出して道を行かなければ出会うことはないわけで。

 つまり、大事なことは、一度は自分が目標とすべきところにまっすぐ向かっていくことであると。

 そうすれば、その周りにある何かと出会う可能性も広がるということを、その学者さんの体験から学ばせて

 もらいました。」



しみじみステキだ。ましゃが。

同じエピソードを聞いて、誰もがこういう風に感じて「学ばせてもらった」と言える人ばかりでは

ないと思うのですよ。「そうなんだー、ホント運がよかったですね」で終わっちゃう人もいれば、

「オレだって見つけられたハズなのに、ただ運がなかっただけだ」と、ねたんで逆恨みする人だって

いるかもしれない。でもましゃの感じ方はそうじゃない。




当事者であるその天文学者さんですら自覚してなかったかもしれない真理を、

10年前のましゃは的確に読み取り、歌詞に生かし、こんなにわかりやすく解説までしちゃう。

歳を重ねるごとにステキになってゆくのと、こういう感性や姿勢をお持ちだというのは、無関係ではあるまい。



ちなみに、これも大好きな曲ですが『明日の☆SHOW』(2008年10月リリース)の、



 憧れ描いた夢はちょっと違うけれど

 この場所で戦うよ

 倒れたって何度でも立ち上がれ



という歌詞にも、同じ想いが感じられます。


最初から諦めたり、つき進むことに手を抜いたりはしないけれど、

到達したところがたとえ自分の夢とは少し違っていたって、投げ出したりはしない。

柔軟だけど強靭な、大人の感性ですよね。





2012年03月21日(水)  祝23年目&BROS.TV開局



ましゃのデビュー日は3月21日で、本日からデビュー23年目に突入だそうです。


これに先駆けて、ご本人の見慣れた筆跡のご挨拶文と、

ステキなお写真(「生きてる生きてく」PVからのカットいろいろ)満載のおハガキが届き、

さらに昨日深夜にはUSTREAMにてファンクラブ会員限定の動画配信サービス「BROS.TV」が開局。



USTREAMで生放送を1時間観るなんてことは初めてで、ちゃんと観れるか事前に何度もチェックしたのですが、

それでも、昨日は始まる何時間も前からおそらくアクセスの集中でログインできなくなったり、

ログインできたもののしばらく画面がまっくろだったりと、かなりの不安材料を残したまま

開始時刻の23時55分に。



わたしはラッキーにも、音声にも映像にも異常なく、無事に観ることができましたが、

PCのスペックや回線の状態などによっては、観られなかった方も多かった模様。

是非是非、再放送はダイジェストではなく、本放送のまんまの内容をお願いしたいところです。



出演者はブロスTV局長の福山雅治氏、ブロスTV契約アナウンサーの荘ちゃん、

同じく契約放送作家の今浪さん、という、ラジオでお馴染みの3人。

3人ともぴしっとスーツ姿。局長はちょっと人間っぽくなったガリレオ先生、といった感じです。



PCに映るいつも通りのカッコいいましゃ局長を観ても、最初は「録画では?」と疑っていたのだけど、

局長の「ログインできなくなってたみたいね」「でも海外にあるUSTREAMの本社が鋭意対応してくれてますから」

と、直前のわたわたをご存知だったので、ちゃんと生放送なんだわ、と、ちょっと感激したり。



内容は、開局&デビュー23年目おめでとう!の鏡割りに始まり、

ブロスTVのコンセプト、3人の自己紹介、スタジオ紹介(事務所の偉い人の部屋を占領してやっていたらしい)


そして、今浪さんご提案の「福山はじめてセレクション」では、ましゃ19歳の時のオーディション風景と、

デビュー曲「追憶の雨の中」のPV映像。どちらも大変にレアで、長年のましゃファンでも

観たことがない方が多いものらしい。



途中に入るCMはもちろんアサヒとTOSHIBAとキューピーとダンロップ。

本編にもCMにもましゃ出まくりです。というか、ましゃが映ってない画面がない。ぶらぼーです。



あとは、巷で可愛すぎる43歳と大評判の「生きてる生きてく」のPVのフルお披露目と、

最後に弾き語りで「かなしみは・・・」(デビューシングル「追憶の雨の中」のカップリング曲)

を、しっとりと歌ってくれました。



「かなしみは・・・」がココで聞けるとは!

ノーシングルライブの予習をしていた時に初めて聞いて、すっごい初期の曲だけどとてもステキで、

わたしの「究極の9曲」のひとつとして投票した曲です。

ノーシングルの人気投票では全93曲中45位。



レア映像の数々もさることながら、いつもラジオで一緒の気心の知れた3人だけに、

ましゃの表情がとてもなごやかなのが良いですー。


TVでもライブでも、カッコつけてるときはもちろんカッコいいですが、

特にカッコつけてない普通の時は、それでも素のカッコよさはありつつプラス妙に可愛らしい人だ、

と、ようやく気づいた今日この頃です。

「なちゅらるぼーん・てへぺろ」by荘ちゃん が実感できるステキな1時間でした。







2012年03月19日(月)  MEET THE MUSIC '12



今日のWSで早速映像が見れましたー。


会場は宮城県石巻市の住吉中学校体育館だったのですね。

中学校の体育館にあの百戦錬磨のバンドメンバーが集結するとは!



お客さんはその中学の生徒と保護者を中心に、東北各地、及びFM各局からのご招待者など、

総勢1000名ほどだったそうで。

(荘ちゃんがアップしてくれた会場写真によると、スタンディングではなくちゃんと椅子が並べてあり、

ましゃからのプレゼントとして感謝祭グッズのヤンキータオルが各席に置かれていました。)




その体育館は、昨年3月11日、卒業式の飾りつけをしてあったのに津波の被害にあい、

卒業式はもちろんできなくなり、その後は長い間避難所として使われ、

避難民の方が仮設住宅などにすべて移動されてからようやく中学校の体育館として本来の機能をとりもどし、

そして震災から1年後、ましゃのライブ会場として最高の熱気に包まれている。


行ったことはなくても、その変遷を想像するだけでなんとも感慨深いです。



セットリストは、

1.虹
2.HELLO
3.Around the world
4.Fighting pose
5.家族になろうよ
6.生きてる生きてく
7.桜坂



ステキな選曲ですねー。

「虹」は、ファンになる前からそれはそれはよく聞こえていたけど(積極的に聞いていたわけではないので)

一時期の♪こなぁ〜ゆきぃ〜♪くらいに、TVやラジオをつければ聞こえていたけど、

ライブに行くようになってから生で聞いたことはたぶんないかも? と思うので

生放送のライブで聞けたのはとても嬉しかった。

そして信頼と実績の「桜坂」。間違いないっすね。



オンエアにはのらなかったものの、この後に蜜柑色の夏休み、少年、道標、も歌ったそうです。

大好きな「少年」、聞きたかったなー。いや、昨年のツアーで充分に聞いたし歌ったし、なんだけど。



しょっぱなから一気に掴んでぐっと引き寄せる、親しみやすいトークはいつものラジオのまんま。

途中で「そこの中学生、私語が多いぞ。先生が重要な話をしてるときは聴きなさい」と、

カッコいい声で先生ぶりっこして、これがまた大変にお似合い。中学生大喜びですよ。当然ですよ。



ラジコはあまり音の状態が良くなかったし、そもそも音の良さなんて期待できない普通の体育館なわけですが、

それでも、演奏のカッコよさ、ぶ厚さは相変わらずでした。

今日のWSの映像を見たら、演奏のみならず、照明も特効も本格的で、いつものライブと何ら変わらず。

すごいね。できるんだね。というか、やってしまうのだね!



この様子が4月1日にNHK-BSプレミアムで放送されるわけですね!

オンエアには載らなかった曲も含め、ライブの全部が放送されますように。







2012年03月18日(日)  今日は「MEET THE MUSIC LIVE」



桜の開花が待たれる今日この頃ですが、

その前に咲くはずの梅をまだ見ていないぞ、と気づきました。

梅ってもっと前に咲いてるはずじゃなかったでしたっけ?


ウォーキング途中にいくつか梅スポットがあり、香りを楽しめるのに、

今年はまだ梅の香りを堪能していませんよ!

そろそろか? そろそろだな?

そんな時に限って、しばらく歩きに行けなくて嗅ぎのがしてしまったりするから気をつけねば。


梅は目で楽しむというより、やはりあの清々しい香りです。よし来いっ! うめっ!



さて、昨夜はWOWOWで、昨年7月大阪城ホールでの「THE LIVE BANG!!」を堪能。

あの暑かった夏のライブですねー。自分が行った代々木の灼熱の上層スタンド階を思い出します。

いや本当に暑かった。摂取する水分がすぐに汗で蒸発してしまう感じでした。

でもましゃはあんな中でもなんか涼しげなのよね、お顔には汗をかかない女優体質かしらん。



3時間半のライブが2時間半のオンエアでしたから、MCすべてばっさりカットだったし、

曲もダブルアンコール曲を含めて何曲かカットしてあったみたいだから、

なんかとてもコンパクトな印象でしたけど。



生中継のすごいワクワク感には遠く及びませんが、カメラワークはステキに整えられていたし、

音ももちろん良くなっていたし、ライブ作品としてきっちり完成形という満足感はありました。

歌ってるましゃもステキですが、ギター弾いてるましゃがとにかくとにかくカッコよくてー。

オープニングの「vs.〜知覚と快楽の螺旋〜」のギターワークはいつ見てもうっとりです。



このオープニングをたまたま一緒に観ていた夫が「なんであんなに指が速く動くんだ?」と、

素朴な疑問を呈してきましたので「そりゃギタリストですから」とドヤ顔で答えておきました。

歌い手以上にギタリストなのですよね、この方は。



昨夜のたまラジは、本日の宮城での「MEET THE MUSIC LIVE」に備えて宮城のスタジオから生中継。

今日のラテ欄、民放FM局の夜7時ー8時までは、タイトルがすべて

「福山雅治ライブ特番 FM52局同時生放送」になっていて、ちょっと感動。



「ゆく年くる年」みたいじゃね?

ということは、ラジコでどこのFMに合わせても聞けるんだ(あたりまえ)

ちょっと忙しい時間帯なので録音してあとから聞くことになりそうですが、

さて、どこのFMで聞きましょか?だ(迷っちゃって困るぅ〜ほどの問題でもないけど、なんか迷う。)




2012年03月16日(金)  ふたたびリーピチープ



リーピチープかわゆすーーーー!




フィギュアがあるらしい





呪いでドラゴンにされてしまったユースチスをなぐさめる心優しい騎士



いやいや、誇り高き騎士ですから、可愛いなんて言ったら刺されますけどね。

「勇敢」「気高い」「雄雄しい」とか言ってあげないと、誉めたことにならんらしい。←本人(本ネズミ)からの希望



WOWOWで録画しておいた「ナルニア国物語/第三章:アスラン王と魔法の島」を観ました。

リーピチープ大活躍で楽しいですな。でも最後にたったひとり、嬉しそうにわくわくしながら

海を越えてアスランの国に向かうリーピチープの雄雄しくもキュートな姿には、

まんまと号泣でしたけどね。原作読んだ時も泣いたなー、そういえば。

だって寂しいじゃないかっ!



ナルニアに来たばかりの頃は何かとやらかしてくれたエドマンドも立派に成長されて。

第二章では王子だったけど第三章では王になられたカスピアンは、やはり文句のつけようのない

美形でいらっしゃるし。



ひねくれ者で何かと足を引っ張ってくれたいとこのユースチスは、

カスピアンやエドマンドと並べるとかわいそうなビジュアルでしたわ。

最終的にはいいヤツに成長するのだけど、ビジュアルの違いっつーのはどうにも埋まらぬもので、

ファンタジーの主役はやはり、あたりまえのように美形でいてくれるのが、

一番説得力があるような気がいたします。←美しいオトコマエさん好きのワガママ

いや、ユースチスのビジュアルはあれで全然良いのだけどね。




さ、明日土曜日はWOWOWで、昨年の「THE LIVE BANG!!」大阪公演をオンエア。

日曜日にはFMで「MEET THE MUSIC LIVE」の生放送。

ましゃ満喫の週末でございますよ。






2012年03月15日(木)  ファンタジー最高っすよ



ファンタジーってなんでこんなに面白いのだか。


つい最近、ハリー・ポッター・シリーズの最終章となる「ハリー・ポッターと死の秘宝」PART1とPART2の

ブルーレイをようやく買いました。(もうしばらくはこれ以上値下がりしないな、と思ったのでやっと決断)



本編はもちろん、本編以上の長さの特典映像が面白かったこと。

10年間続いたこれほどの超大作ファンタジーだと、メイキングにも見所がものすごく多くて、

シリーズ終了しちゃってるのに今さらこんなに興味持たせても仕方ないだろーに、なんて思ったり。



あと、WOWOWで「ナルニア国物語」も観ました。(まだ「ライオンと魔女」と「カスピアン王子の角笛」だけ)

これもやっぱり楽しいなー。

ビーバーご夫妻もアナグマさんもラブリーきわまりないですが、誇り高きねずみの騎士リーピチープが!

原作読んだ時から大好きでしたが、映像のリーピチープはそりゃ最高でしたわ。

イギリスという国は、ファンタジーの舞台に本当にぴったりですね。

そういえば「指輪物語」の作者もイギリス人でしたっけ。




これらのファンタジーにはドワーフやホビットやゴブリンといった「小さい人たち」が不可欠ですが、

ハリポタのメイキング観て驚愕しました。

海外にはこういう役を演じるために、「小人症」(様々な要因で身長が伸びない病気)の人たちだけが

所属する俳優プロダクションがあるのですって。



ハリポタのフリットウィック先生を演じた俳優さんがそのプロダクションの代表でいらして、

最終章ではそのプロダクションから60人もの方々が一度に出演なさったと。


ゴブリンがいっぱい働いているグリンゴッツ銀行のシーンですね。

ハーマイオニーがベラトリックス・レストレンジに化けて、グリンゴッツ銀行に隠してある

分霊箱を探しに行く場面。

あの場面にいた大勢のゴブリンは、幼児やCGなどではなく、正真正銘の小さいプロの俳優さんたちが

演じていらしたのです。



ファンタジー映画がこれだけ人気があるからこそ、「小さい俳優さん」への需要もこんなに多いのでしょう。

日本の作品では滅多に見ないですが。



ま、ドワーフとホビットとエルフと人間(「指輪物語」)の関係も、

ゴブリンと魔法使い(「ハリポタ」)の関係も、何かと問題が多くていつも良好というわけではないけれど、

そういうことも含め、とにかく人間も魔法使いも妖精も動物もその他の不思議な生き物たちも、

小さいのから大きいのまで、可愛いのからそんなでもないものまで、良いのから邪悪なのまで、

雑多にあたりまえに関わりあって壮大にお話が進んでゆく冒険ファンタジーというのが、わたしは大好きです。



登場人物の多様さに加え、独特の世界観や死生観もね。

「ナルニア国物語」のように明らかにキリスト教がベースになっているものもありますが、

ハリポタに登場する、ホグワーツにずっと留まっている幽霊と、幽霊にはならない死者との違いや、

死んでしまったダンブルドアが「キングズクロス駅」らしきところでハリーに語ったこと、

「指輪物語」のフロドの最後の場面の旅立ちなど、とても示唆に富んだ死生観が描かれていて、

それらも本当に面白い。



たぶんこれからずっと歳を取っていっても好きだろうなー。

むしろ、歳を取ってから理解できることもあるのだろうな。







2012年03月12日(月)  そりゃ腕もステキだけど



あの三種のジャケ写は、「生きるために必要なこと」ということで、

食う、寝る、歩く(前に進む)、の三種にしたんですって。



ファン目線では、食べてる時の無防備な表情とか、えくぼとか、寝顔とかに気を取られてしまいますが、

ご本人的に一番気に入ってるのは、そのどれでもなく、

「鍛え上げられた上腕二頭筋(腕を曲げると力こぶのできるとこ)」だそうで、

「この腕の太さ、いいでしょ? 誉めて?」とご満悦。



ソコですかい!



普通、腕なんて細く見せたくて(修正で)削るとこだけど、ましゃにかかっては、細かったら足したいくらいの

ものらしい。(もちろん足す修正なんてしてないけど)


ちゃんと鍛えてこうなってるのは存じておりますよ。キレイな筋肉ですよねー。

機材がいっぱい置かれたスタジオのものすごい狭い隙間でも、遠く海外の旅先でも、

ツアー中でも、どこでも必ずトレーニングされてるお写真をしょっちゅう拝見しますものね。



でも、龍馬伝で美しい裸の上半身をご披露なさったときも、体脂肪率は10%は切っていなかったとのこと。

その体脂肪の役割についてのお話もラジオでなさっていました。



身体を絞る際には、まず身体の糖質を消費し、次に脂肪をエネルギーに変えて消費するのだそう。

でも、糖分は脳に必要なもので、糖分がないと頭が働かない。


脂肪は、糖質を作るための予備タンクとして必要なもので

身体をあまり絞りすぎて糖質はおろか脂肪までなくなってしまうと、

脳が活性化されなくなって「セリフ覚えられなくなっちゃうよね」なのだと。

ふーん、そうなんだー。




ましゃのお話は、こんな軽い雑談でもとても勉強になりますね。

ま、毎日1時間歩いてさらに走ってみても、体脂肪率23%を切ることがない、

年相応にがっつり脂肪を蓄えている自分には、まったくそんな心配はありませんが。

っつーかむしろ、それだけ糖質も脂肪も蓄えているのに、さほど頭が働いていないのが

大変に問題です。なじぇ?




ちなみに、たくましい腕も大変ステキですが、わたしが一番目が行くのは

あごのラインから首からデコルテにかけてです。

だからましゃが歌ってる時も、顔見てるより首見てる方が多いかもしれない。

ソコがステキで好きなんだから仕方ないのです。ええ。変態上等。

さ、今夜はHEY×3ですよー。








2012年03月11日(日)  黙祷の中身



犠牲者のご冥福を祈ると共に、自分のこれからなすべきことについても

改めて決意をする、そんな機会ですよね、黙祷のひとときは。



この一年間も、それ以前とほとんど変わらない生活をしてきた自分なぞ、

こうやって一斉に「黙祷」って号令かけられない限りなかなかそんな機会はございません。

機会を与えてもらっても、復興のために何をしているというわけでもないので、

「どうぞ安らかに」くらいしか祈れず、かえって申し訳なく思ったり。



お身内や友人など亡くされた方は、1年を待つまでもなく毎日祈られていることでしょう。

亡くなられた方への想いと共に、「これからも頑張るから見てて」と決意を伝える方もいれば、

「アンタだけ先に逝っちゃってズルいんじゃないの?」とちょっと恨んで弱音吐いちゃったりする方も

いるかもしれない。



そういえば「がばいばあちゃん」で有名になった島田洋七さんのおばあちゃんは、

普段は一切弱音を吐かないのに、仏壇の前では亡くなったおじいちゃんに向かって

『あんたええなあ、腹のへらんところに行って。暑さ寒さもわからんやろ。なんまんだぶ。』

なんて言ってたと、いつぞや話されていたのを思い出しました。



まだ生きてる自分が、これからもがんばって生きていく力になるなら、

心の中でこんなふうに明るくグチる黙祷も全然アリなのではないかと思いました。



ひとりひとりの心の中では、どんな祈りがなされているのかはわからないし、

それは本当に人それぞれでいいと思うのだけど、遠く海外でも多くの人たちが一斉に祈ってくれている

様子など目にすると、やはり胸がいっぱいになります。嬉しいよね。





2012年03月10日(土)  ジャケ写3種


「生きてる生きてく」のお披露目も、Mステや日テレの「音楽のちから2012」を

皮切りに、これからも「HEY! HEY! HEY!」や「Mステ春SP」などまだまだ続きます。うれしや。



ジャケ写も公開され、これがまたどれもステキです。

こちら。



わたしは絶対にあの可愛すぎる43歳の素顔PVと、大感謝祭バージョンの「生きてる生きてく」を

また聴きたいので、「寝顔がステキ版」(勝手に命名)を購入する予定ですが、

WOWOW大開局祭ライブ映像の入った「えくぼが可愛すぎるだろう43歳版」(さらに勝手に命名)

のお写真もすごく良いですねー。



もちろん、通常版の「チェックシャツが似合いすぎる旅人版」(さらにさらに勝手に命名)もね。

実際に世界各地へ旅をされ、歌にも「旅」や「旅人」や「地図」という言葉を

とてもステキに使う方ですが、チェックのシャツ着せて道に立たせると、

やっぱりすごーくしっくりきますね。生来の旅人でいらっしゃるのでしょうね。



この3つのジャケ写の中では、この旅人版のましゃが一番ふつうというか、まさに通常な感じで、

えくぼでお食事中より、寝顔より、一番見慣れてはいるのだけど、

だから見飽きたなんて全く思わず、やっぱり一番好きかもしれないと思ったりいたします。



でも買うのは寝顔。(いや寝顔を買うわけではない。)

えくぼ版の映像と旅人版の「まぼろし」音源は、WOWOWのおかげですでに持ってるからさ。



3月28日発売。たのしみー♪







2012年03月09日(金)  貴一祭り



今期のドラマで、早送り一切せずに楽しみに観ているのは結局、

「最後から二番目の恋」だけになってしまったのですが、昨日の第9話は素晴らしすぎでした。

中井貴一氏にくぎづけですよ。

どんな姿もことごとくナチュラルすぎてまったく演技とは思えないって、どんだけ演技派なの!



二日酔いで弱りきった貴一(和平だけどどうしても貴一呼びになってしまう)

頭痛くて気持ち悪くて直立不動で頭も動かせない貴一

そばを1本だけ弱々しくすする貴一

ボーイフレンドと手を繋いで楽しそうな娘を見て立ちくらむ貴一

万理子の吉報にウーロン茶で乾杯を提案(アルコールは見たくも無いから)して拒否られる貴一

キドニービーンズって言ってみる貴一。ついで「シドニー・・」と小さくボケてみる貴一。

万理子とくっついて座って行儀よく千明を待つ貴一

真理子から千明への告白をなぜか自分に向かって言われる貴一

そして固まる貴一。固まり続ける貴一

また酔っ払う貴一。ぶつかって痛い貴一

千明のオトコマエっぷりを実演する貴一

地雷を必死に避けて海老反る貴一

敬礼で応えてしまう昭和の古い男、貴一

キスしちゃったあとに爆笑する貴一


と、観ながら「貴一サイコウ!」を連発しつつ笑いっぱなしの第9話。



そんな貴一に引っ張られるかのように、他の出演者もみんな魅力的でしたけどね。



特に、

千明からの電話にオーバーリアクションな万理子

狂ったようなスキップで帰宅してくる万理子



そして、

ことごとくおっとこまえすぎる千明



もうすぐ終わってしまうと思うとさびしいわー。






2012年03月08日(木)  シネマ歌舞伎「海神別荘」







これと「天守物語」は2009年7月の歌舞伎座さよなら公演で拝見したのですが、

映像で細かいところまで観られるというのが本当に楽しみでした。

ちなみに「天守物語」は2月にやっていたのを見逃してすごく残念に思っていたところ、

再度上映されるようなので、次は必ず行きます。よかったー。



映画館で観られるとはいえ、千葉のわが家から一番近くの上映場所が銀座の東劇。

建設中の歌舞伎座の前を通り過ぎ、初めて東劇に入ってみました。



舞台の映像だけじゃなく、玉三郎の解説や演出している様子なども加えられていて、

実はいまだに泉鏡花作品をまったく読んだことがないわたしにはとても勉強になりました。



何から何まで本当に美しいです。

幻想的な海底の宮殿のセットや、ハープの音色はもちろん、

衣装も細部まで見えるとさらに素晴らしいし、玉三郎と海老蔵は、遠くから観たって完璧だが

映像で近くから観たって何一つアラのない完璧な美しさ。

見目麗しいだけでなく、セリフ、立ち居振る舞いすべてが。



ナマで拝見したときにはよくわからなかった日本語(わたしの理解力不足で)も、

演者の姿や表情を間近に見ながら聴くとすごくわかりやすくて、

「ああ、こういうことだったのか」と改めて理解した点もいっぱいありました。



玉三郎はやっぱりもう人間じゃないみたいだ、気高さ美しさが。

そしてまた思いましたよ、女たるものこの姿を手本にせにゃならんと。

玉三郎を観る度に思うのだ。本当に観る度にそう思うけど、劇場出るとすぐ忘れるんだこれが。



海老蔵の公子がまた、絵に描いたような美形の王。

全身のシルエットがバレリーナのぴったりタイツっぽくって、足元は超厚底ブーツ。

玉三郎も長身だから、あのくらいの厚底でないといい感じの身長差が出ないのでしょうな。

でもやったらめったら似合う。たっぷりの生地のマントを翻し、ゴージャスな剣を振りかざし、

海底の宮殿を守る者としての威厳と勇気にあふれ、人間への洞察も深い。

だけどところどころキュートでおちゃめ。笑えますの。



すごろく遊びのサイコロ振ってて飽きちゃったりとか、厚底でかろやかにスキップとか、

人間が生きる地上に関する勉強不足を恥じている様子とか。



玉三郎も海老蔵も、見た目も美しいですが言葉がそれ以上に美しい。語る声もいい。

公子と僧と博士、公子と侍女たち、公子と美女(玉三郎)の会話だけで

ほぼ展開してゆくのですが、うっとり聞き入ってしまう美しさです。



んー。やっぱり玉三郎は人間じゃないと思う。

そして海老蔵も、その恵まれた容姿や声や環境を、これからも絶対に無駄にしてほしくないと思う。






2012年03月07日(水)  メジャーに生きる人間のマイナー好き



ananのインタビューをご紹介してたら、思い出しました。

昨年末のノーシングルライブのパンフ、写真も文面も素晴らしいあのパンフで、

まだご紹介したいところがあったのでした。




ましゃご自身は、人気も売り上げもトップを目指すのが当たり前のメジャーな世界におられますが、

自分が視聴・鑑賞したくなるものは、むしろマイナーな作品の方が多いのだそう。



福「自分もこうやってメジャーでずっとやっていながら、メジャーなものは敢えて見なくてもいいかな、

 聴かなくてもいいかなって思っちゃうんです。例えばハリポタやパイレーツ・オブ・カリビアンとか一度も

 観たことがない。面白いと言われるけど、じゃあなんでそれを観ようとしないのかと言うと、

 たくさんの人が観ているから僕は観なくてもいいかな、というだけなんですよね。

 もうたくさんの人が分析しているだろうし、たくさんの人が影響を受けているだろうし、たくさんの

 人が満足しているだろうから、わざわざ僕が観なくてもいいかな、みたいな(笑)。」



ーーイメージ的には福山さんってそういうのをちゃんとチェックして、優れたエンターテインメントの

  一例として分析してそうな気がしますけど。


福「僕もね、そういうタイプかなと自分で思っていたんですけど・・・作り手としてはメジャー志向で、

 受けてとしては超マイナー志向なんですよ。制作者としては、もう絶対売れなきゃダメだと思っている。

 でも聴き手としては売れてないもののほうが好きなんですよ。


 (マイナーだけどすごくいい映画とかの)ヒットしない一番の要因は『知ってる人が出ていない』

 ということでしょう(笑)。誰もが知っているメジャーな人が出ていないということは、

 当然制作費も低いし宣伝費も低い、スター不在なわけですよ。でも逆にスターがそこに出ると

 何が起こるかというと、良かれ悪しかれ内容が変わってしまう。

 もっとスター寄りのものにならざるを得ないですよね。


 それで、こちらを立てたら今度はこちらも立てて、というようなことをやっていくうちに、

 プロジェクト全体が混乱して、結局言いたいことがよくわからないものになってしまうということが

 往々にしてある。だから無名な役者や監督の作品のほうが作り手の軸がブレていないし、

 僕はそういったもののほうが好きなんですよね。


 でも、マイナー志向でマイナー表現だけをやっている人は好きじゃないんですよ(笑)。

 自分はマイナーかもしれないけれど自分のやっていることはいいものだと思っていて、

 しかも実際にその作品は良くて、なぜ売れないのかわからない、売れたいと思ってもがいている、

 というものに惹かれるんです。



 逆に、売れなくてもいいやと思ってやっているマイナー志向の人は僕はまったく好きじゃないんです。

 『俺は売れなくていいんだ』と本当に胸を張って言ってもいい人というのは、全部自腹でやっている

 人ですよ。制作から宣伝からスタジオ代から弁当代から全部自分で身銭を切って、赤が出なければいい、

 採算がとれていればいい、だから俺は自分の好きなことをやっている、という人はそれでいいと思う

 んです。それ以外の人は『売れなくてもいい』なんて絶対言っちゃダメですよね。だってそのために

 回りの人がお金を出しているんですから。」




そうだね。

自分は受け手側だけの立場ですが、いろいろと同感でございます。



超メジャーな世界にいながら「売れなくてもいい」と言ってた人いたなぁ、と思い出したり。

身銭なんて全く切ってなさそうだけど、事務所でかくて他に稼ぎ手もいっぱいいて、

自分は浪費するだけでも自分の収入が減るわけでもないからそんなこと言えるのだろうな、って。

ま、そんな発言は結局世間知らずのカッコつけだったということも、

「お金を出してる回りの人」が同意してないことも、売り方を見れば一目瞭然ですが。






2012年03月05日(月)  福山的「性格美人の三要素」



やっと終盤ですよ。anan3月7日号インタビューの。

ここからようやく「女性はこういう性格でいてくれたら嬉しいな」という希望的お話に移ります。



ーー福山さんが思う『性格美人』の要素を、いくつか挙げていただきたいんですが。


・楽観的であること

福「女の人は特に楽観的な方がいいと思います。男は悲観論者が多いですから。

 男は暗いですよー。社会におけるポジションとか、めちゃめちゃ気にしてますから。

 もちろん僕もですが(笑)。


 女の人の楽観性は男にとって精神的な救いになります。一言『大丈夫』って言ってほしいん

 ですよ。同性からは言われたくないけど、女の人には言ってほしい。大丈夫じゃない状況のときには

 なおさら。嘘でもいいから『大丈夫』と言われたい。男は、愛の言葉は真実でなくてはイヤだけど、

 慰めは嘘でもいい。これは男のロマンです。」



・難しいことを知らなくても「これでいいのだ」と、どーんと構えていられる人

福「だいたい男はすぐ調子に乗りますからね。『あれは俺が教えた』とか『俺のほうが知ってる』とか

 そういう自尊心が大事だったりもするわけで。男に対して『すごいですね』『初めてです』

 『○○さんだけです』の3つの言葉を臆面もなく発していれば、女の人は間違いなく幸せになれます」



・性に対して素直であること

福「この素直になるというのは、自分をさらけ出せるかどうかという意味です。

 男性は女性が感じているのを見て、どう思うとお考えですか? ひょっとして、そんな自分を
 
 見せるのが恥ずかしいと思いますか? そんなふうにお思いでしたらいますぐ改めなさい。

 それは男の自尊心を、すごく、くすぐることなんですから。全然恥ずかしくないです。

 むしろ自制が利かないくらいのほうが男性は嬉しいんです。って、なんだかセックス特集みたいに

 なってきちゃったけど(笑)。」



ーーでは、性格不美人とはどんな人でしょう?

福「性格不美人? 暗い人ですかねぇ。あとは、誰かが助けてくれると思って弱ってる空気を

 出しすぎる人! あからさまに弱った状態で人前に現れたりする人、会社とかにいませんか?」


ーーいますいます!

福「『どうしたの?』って言わないとこっちが悪いみたいになる感じで登場する人。

 あとは悪口ばっかり言ってる人とか。や、僕も言うんですけどね。悪口、陰口、ねたみ、嫌み・・。」


ーーでは、パートナーに求める性格的要素は何でしょうか?

福「明るさですね。女の人には男をやる気にさせるような明るさを持っていてほしいと思うんですよ。

 愚痴や悩みはあっていいし、悪口を言ってもいいけど、それを明るく出せる女性が素敵だなと

 思います。」




可愛すぎる43歳に言われるまでもなく、男がプライドの生き物であることは、よーく存じております。

そして、男がそういうふうに生まれついていることそれ自体は全然イヤじゃない。

そのプライドを守るために強がってがんばって、さらにイイ男になっていかれるのなら、

いくらでも「すごい!」でも「えらい!」でも「大丈夫!」でも言いまくりましてよ。

それでオトコマエさんが増えてくれるなら(←ココ大事)、脊髄反射のイキオイで言い続けますよ!



あと、インタビュー本文には無いのだけど、ギターに顔を寄せているステキなお写真のページに

「好きなものを意識して、自分を見失わないようにしています」というひと言が。

以前ラジオでもお話していましたが、この言葉の意味も、ちゃんとわかるともっと惚れます。



ましゃのお仕事のスタンスは「人を喜ばせたい」というのが大前提というか一番の基本なので、

たとえば自分ではこういう曲が一番好きだと思っても、世間やファンがあまり求めてないと

思ったら、それ固執することはしないし、その反対に、自分ではあんまり自分らしくない曲かも、

と思っても、ファンがそれを大好きで喜んでくれるなら、それを歌い続けると。



喜んでもらえないものを自己満足で出しても仕方ないという考え方が徹底していて、

何かを発表するときには、「これは喜んでもらえるか?」が第一で、自分の好みはあとまわし。

それを続けていると、「あれ? 俺って本当は何が好きだったんだっけ?」ってなっちゃうから、

自分の本当に好きなもの(この場合はギター)に関しては、好きなだけこだわって

際限なくお金をつぎ込むのだそうだ。



そういう意味での「好きなものを意識して自分を見失わないようにしています」であり、

愛しそうにギターに顔を寄せて音色に聞き入っているあのショットなわけです。



惚れね?

この一途な喜ばせたがりやさんに。






2012年03月03日(土)  表現者を志す人とは



昨日のMステの余韻も覚めぬまま、anan3月7日号のましゃインタビューの続きです。


ーー恋をして性格が変わることはあると思いますか?

福「あると思いますよ。その状態を世間では『色ボケ』と呼びますよね(笑)。

 恋愛で多幸感や心の平穏を得たことで、人に対しても優しくなれるんでしょうね。

 でもね、そんなのは一瞬ですよ。」


ーーそんな吐き捨てるように。

福「幸せの感覚は点でしかないと思うんです。瞬間瞬間の点を集めて、それを線につなげていけば

 いいのであって。幸せというものを、掴んだ! と感じた瞬間から未来永劫続く線だと思うから、

 それを手放したくないあまり、例えば悪い方向に転ぶと、人はストーカーになっちゃったり

 するんじゃないでしょうか。極端な例ですが(笑)。


 僕は田舎で育って、親戚縁者も多くて、子供の頃から人の死をたくさん見てきたからか、

 けっこう刹那的ではあるんです。人生に期待しすぎず、まあ、そこそこでいいかなと思っている。

 僕は僕なりに根暗だし、ネガティブ思考だったりします。でも暗くなきゃ、詞は書けない、と

 思っているから、暗くて良かったと思ってますけど(笑)。


 そもそも何かの表現を志すような人間は、日常生活の中で思っていることを出しきれていないんだと

 思います。うまく喋ることができなかったり、対人関係に問題があったり、どうしても社会を

 斜めから見てしまうとか。ネガティブな要素がありまくりな自分のバランスをとるために、

 たまたま歌や芝居といった表現方法を手にした人たちなんじゃないかと。」


ーー福山さんもですか?

福「僕はそうではないと思ってきましたし、いまでも社会性はあると思うんですけど、

 スタッフに言わせればバランスは悪いようです(笑)。」



ましゃのこの「幸せ」の捉え方は、ノーシングル曲の人気投票で4位を獲得した『幸福論』の歌詞にも

よく表れています。ほんと大好きだこの曲。



表現者を志す人についての洞察もすごく的確。

以前もラジオで、自分が女の人に臆面もなく『愛してる』なんて言える人間だったら、

こんなラブソングなんて書いてない、言えないから歌にするんだ、と

おっしゃっていたことがありましたっけ。



「表現者」と名乗れる職業は、かなり憧れの対象となると思うのですが、

ましゃの「表現者を志すような人間」の定義はなんとも謙虚ですね。

「ネガティブな要素がありまくりな自分のバランスをとるために、たまたま」って。



きっかけはどうあれ、いまやプロフェッショナルな表現者として憧れの的でいらっしゃいますが、

こういう発言が、いつまでも敷居の低さを感じさせてくれて、嬉しくなっちゃうのだな。







2012年03月02日(金)  「生きてる生きてく」@Mステ



ミニステからすでに福山&ドラえもん祭り。


雅治と雅秋のツーショが見られるとは思っていませんでしたー。

2次元と3次元の融合。しかもなんかあまり違和感がない。

着ぐるみなのに雅秋のイケメンっぷりがハンパないし、声はご本人だし。そりゃ馴染むわー。

雅秋の世界的大ヒット「桜もち」のネタまで披露して(手にはちゃんと桜餅を装着)

ご丁寧で楽しい小芝居でした。



本編での歌披露では、セットもすごくいい感じだし、

演奏はいつもの百戦錬磨のカッコいいじーさんたちがノリノリだし、

曲は楽しいし、詞は素敵だし、ましゃの歌い方もCDより良いくらいだし、

歌詞もちゃんと全部歌ってくれたし。

これ以上ないくらいの大満足のお披露目でございましたよ。



この歌のキーワードは「遺伝子」だと思うのですが、

実際の遺伝子のしくみや働きはさておき、過去から今そして未来へつながる命の意味を

イメージさせるのに、「遺伝子」ってピッタリの言葉ですよね。



しかも、ましゃファンとしては「ホットスポット 最後の楽園」で、

すでに頭に叩き込まれているわけですよ。

どんな生き物も気の遠くなるような長い時間の間に、その遺伝子に刻まれ蓄積されたものによって

想像もしなかった面白い進化、素晴らしい変化を遂げてきたということを。

だから、さらにイメージしやすかったりするのです。



というか、ましゃご自身だってあの番組を通じて世界各地へ旅をし、

様々な野生動物に出会っていなかったら、こういう詞は生まれなかったかもしれない。

「道標」でも自分が受け継いだ「血」や「命」を強く意識した詞を書かれていますが、

「生きてる生きてく」ではもっと視野が広がった印象を受けます。



自分の人生のすべての経験は、100年先でがんばってる遺伝子の役に立つことはきっと間違いがない。

意識しなくたって、遺伝子の方では常に、役立てる準備を勝手にしてくれてるはず。

それだけでも大きな希望だけど、そこに「そうでありますように」という意思が入ると、

きっとその可能性はもっと大きくなるに違いないのだ。



それと同じように、今の自分は、100年1000年前の遺伝子からの応援を受けて生きている。

自分という命は、生き物としていったい何世代目の命なのかまるで想像つきませんが、

そのすべて遺伝子の蓄積が今の自分の援護射撃をしてくれているという事実は、

計り知れないほどの勇気になっていいはずなのです。普段まったく意識しないけどね。



ちなみにフクラージョこと鈴木福くんの好きな歌詞も、

 「そうだ 僕は僕だけで 出来てるわけじゃない

  100年1000年前の 遺伝子に 誉めてもらえるように 今を生きてる」

のトコだそうですよ。7歳児の感性あなどりがたし。



そうそう、長崎の男子高校生の、

 「(ましゃは)生きる伝説ですから。長崎の男の良いところを全部持ってかれた。

 だから、返して欲しいというか、分けて欲しい。ほんのちょっとでいいんで。」

というコメントが最高でした。長崎の男子高校生もあなどりがたし。






2012年03月01日(木)  雅治&雅子&雅秋@anan



表紙に雅治&ちっさい雅秋がいる3月7日号のananです。

ましゃのトークはいつだってすごく面白いのだけど、このインタビューもとても読み応えがあります。

お近くの本屋さんに、もしまだこの号がありましたら、立ち読みだけでも是非!


いやしかし、きっともう売り切れているかもな。

それは大変に残念なので、この名言の数々を、ちょっとずつご紹介してゆきましょう。

正直、全文が名言なので、どこまでご紹介できるかわかりませんが。

しかも明日のMステを皮切りに3月は歌番組、CM、ラジオの全般にわたって大変な露出月間ですし。



テーマは「性格美人」。

ーー自分の性格にコンプレックスを持つ人も多いと思いますが、

  性格って大人になってから変えられるものでしょうか?

福「変えられると思いますよ。と言うよりも、必要に応じて変えていけばいいんじゃないでしょうか。

 ひとつの人格ですべての対人関係を担うのは不可能だと思いますから。(中略)

 何かを発信しても、人に伝わらなきゃ意味がない。どれだけ喋っても『この人、なに言ってんのか

 わからない』って思われたら意味がないから、相手によって使う言葉も変えて然るべきだと思います。

 1パターンの人格だけで、いろんな人に自分のすべてをわかってもらおうというのは、

 むしろワガママなのではないかと。(中略)


 ただ、自分を変えるということに対して、世間的にはネガティブな意識を持ってる部分も

 ありますよね。本当の自分じゃないとか、作ってるとか思ってしまったり。

 でもキャラを作ったり、無理をするのは悪いことではないんじゃないでしょうか。当たり前。

 言い換えれば、それが社会性だったり適応力だと思いますよ。

 野生動物だって、その場に適応するために、様々な形に変化したりしますからねぇ。」



なんと明解な解説なのだ。

このページに、あんなましゃやこんなましゃの写真が載ってなかったら、

どこの学者さんだろうと思ってしまいましてよ。



ーー福山さんご自身の性格はどんなだと思われます?

福「どうなんでしょう? 卑しい性格なんじゃないですか(笑)。そもそも僕は、自分のことが

 そんなに好きじゃないんです。でも世の中に、自分のことが好きな人ってどれくらいいるんでしょうか?
 
 (中略)『俺、自分好きでぇー』みたいな人、イラッとしませんか? 僕はそういう人とは一緒にお酒

 飲めないと思いますよ。世間的にはなんとなく『自分のことを好きにならなきゃダメ』って風潮に

 なってますけど、『そうかなぁ?』と思うんですよ。自分のイヤなところは自分が一番よく知って

 るんだから、そんなに簡単には好きになれないんじゃないかと。(中略)弱くて当たり前だし、

 自分を嫌いだったりするのも当たり前だと思うんです。(中略)」



ーー性格を変えようと試みられたことはありますか?

福「それがないんですよ(笑)。最初からあきらめてます。

 誰からも見えない、他者がパーフェクトに理解できない自分の内面というものが、誰しもあると

 思うんですけど、そこは絶対に直しようがないと思っていて。見せなきゃいいのかなと。

 自分の嫌いな部分、イヤなところを持ったまま生きるというか・・。

 人に迷惑をかけるような悪癖は直した方がいいと思いますけど、例えば家で一人でテレビを見ながら

 ぶつぶつ文句言っても、人に迷惑はかけないだろうし。いや、僕ではなくて(笑)。例えば、です。」

 

この「見せなきゃいい」っていうのが、すごく現実的で好きです。

そりゃ、心の底から純粋で善良な人だったら、それにこしたことはないけど、

誰だって超カッコワルイ部分や、どす黒いモヤモヤした何かしらは抱えているはず。

抱えたままでいなきゃいけないなら、とりあえず見せなきゃいい。

そしたら人を不愉快にも不幸にもしないし、その人が自分に抱いてる夢や幻想も壊さないもの。

「墓場まで持ってけ」ってやつですね。


自分に正直でいたいからと、イヤな部分もさらけ出していたら、自分は楽かもしれないけど、

まわりの人は大迷惑なわけだし。まわりに大迷惑かけまくりの「自分に正直」のどこが美徳なのだ、と

わたしもよく思います。



というわけで、とりあえず4分の1くらいご紹介してみました。

さ、今夜はこれからZEROでましゃの被災地支援密着、そして明日はMステですよー。





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